JP4607854B2 - 情報記録装置及び情報記録方法 - Google Patents

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この発明は、書き替え可能な相変化型光記録媒体にレーザ光を照射して情報を記録する情報記録システムに係り、特にその繰り返し記録に最適となる記録レーザパワーを設定可能とする情報記録装置及び情報記録方法に関する。
周知のように、近年では、例えばDVD(digital versatile disk)−RW(rewritable)及びDVD−RAM(random access memory)等に代表される光ディスクが、大容量で書き替え可能であり、ランダムアクセス性、可搬性及び保存性に優れた記録媒体として実用化され市場に広く普及している。
この種の光ディスクは、レーザ光の照射により記録層に相変化による記録マークを形成して情報の記録を行なう相変化型の光記録媒体である。そして、この光ディスクに情報を記録する光ディスク装置では、情報の記録に先立ち光ディスクに試し書きを行なって、記録レーザパワーをその光ディスクに対して最適な状態に制御している。
この試し書きによる記録レーザパワーの制御には、一般に、OPC(optimum power calibration)方式が採用されている。このOPC方式は、光ディスク上に予め設定された試し書き領域(PCA:power calibration area)に、極性反転間隔の異なる複数種類の試し書き用データを、記録レーザパワーを段階的に変えながらそれぞれ記録する。
そして、光ディスクの試し書き領域から、記録パワーを段階的に変えながら記録された各種類の試し書き用データをそれぞれ再生し、各再生結果から記録レーザパワーの最適化を図るようにしているものである。
ところで、光ディスク装置では、光ディスクに情報を記録する場合、ユーザ情報を記録するだけでなく、その管理情報をも生成して光ディスクの特定領域に記録するようにしている。この場合、ユーザ情報の一度の記録に際し、特定領域において、複数回の繰り返し記録が行なわれる場合もある。
これに対し、上記したOPC方式による記録レーザパワーの制御方法では、情報を1度だけ記録したときの品位は保証されるものの、特定領域に対して繰り返し記録が行なわれたときに、その記録情報の信頼性についてまで十分に保証することができないのが現状である。
特に、繰り返し記録を行なった場合の記録情報の信頼性は、光ディスクの記録感度のばらつき、光学式ヘッドの性能のばらつき、周辺環境等の影響により大きく左右される。このため、安定した繰り返し記録特性を実現することができるように、記録レーザパワーを設定することは非常に困難になっている。
特許文献1には、光ディスクの1つのゾーンに設けた試し書き領域に、基準レーザパワーに基づいて最大記録マークと最小記録マークとによるデータを記録し、その再生信号の振幅比及びアシンメトリ値からそのゾーンの最適なレーザパワーを設定するようにした構成が開示されている。
特開2002−342930号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、書き替え可能な相変化型光記録媒体に情報を繰り返し記録する際に、最適となる記録レーザパワーを容易に設定することができ、繰り返し記録時における記録情報の信頼性を向上させ得るようにした情報記録装置及び情報記録方法を提供することを目的とする。
この発明に係る情報記録装置は、書き替え可能な相変化型の光記録媒体に所定の記録レーザパワーに基づいて情報を記録する記録手段と、記録手段により同じ記録レーザパワーで所定回数の繰り返し記録を行ない、それぞれの記録内容に対するアシンメトリを計測する計測手段と、計測手段で計測された所定数のアシンメトリの傾向に基づいて、記録手段で記録に用いた記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値であるか否かを判別する判別手段と、判別手段により記録手段で記録に用いた記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値でないと判断された場合、記録手段で用いる記録レーザパワーを繰り返し記録に最適な値となるように制御する制御手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る情報記録方法は、書き替え可能な相変化型の光記録媒体に所定の記録レーザパワーに基づいて情報を記録する第1の工程と、第1の工程により同じ記録レーザパワーで所定回数の繰り返し記録を行ない、それぞれの記録内容に対するアシンメトリを計測する第2の工程と、第2の工程で計測された所定数のアシンメトリの傾向に基づいて、第1の工程で記録に用いた記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値であるか否かを判別する第3の工程と、第3の工程により前記第1の工程で記録に用いた記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値でないと判断された場合、第1の工程で用いる記録レーザパワーを繰り返し記録に最適な値となるように制御する第4の工程とを備えるようにしたものである。
上記した発明によれば、同じ記録レーザパワーで所定回数の繰り返し記録を行ない、それぞれの記録内容に対するアシンメトリの傾向に基づいて、記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値であるか否かを判別し、最適な値でない場合、記録レーザパワーを繰り返し記録に最適な値に制御するようにしたので、書き替え可能な相変化型光記録媒体に情報を繰り返し記録する際に、最適となる記録レーザパワーを容易に設定することができ、繰り返し記録時における記録情報の信頼性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。すなわち、図1及び図2は、この実施の形態で説明する情報記録装置としての光ディスク装置の一例を示している。ここで、光ディスク11としては、ユーザ情報を書き替え可能なものが対象となるが、この実施の形態では書き替え可能な次世代DVDをも含むものとする。
すなわち、書き替え可能な相変化型光記録媒体である光ディスク11としては、例えば波長405nm前後の青色系レーザ光を用いた、次世代DVD−RAM及びDVD−RW等がある。また、波長650nm前後の赤色系レーザ光を用いた、現世代DVD−RAM及びDVD−RW等も普及している。
この光ディスク11の表面には、スパイラル状にランドトラック及びグルーブトラックがそれぞれ形成されている。この光ディスク11は、スピンドルモータ12によって回転駆動される。このスピンドルモータ12は、モータ制御回路13によってその回転速度が制御されている。
この光ディスク11に対する情報の記録及び再生は、光学式ヘッド14によって行なわれる。光学式ヘッド14は、スレッドモータ15とギアを介して連結されている。このスレッドモータ15は、データバス16に接続されるスレッドモータドライバ17により制御される。スレッドモータ15の固定部には、図示しない永久磁石が設けられており、図示しない駆動コイルが励磁されることにより、光学式ヘッド14が光ディスク11の半径方向に移動する。
光学式ヘッド14には、図2に示すように対物レンズ18が設けられている。対物レンズ18は、駆動コイル19の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能で、また、駆動コイル20の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能であって、レーザ光のビームスポットを移動することで、トラックジャンプを行なうことができる。
変調回路21は、情報記録時にホスト装置22からインタフェース回路23を介して供給されるユーザデータを、例えば8−14変調(EFM:eight to fourteen modulation)して、EFMデータを生成する。レーザ制御回路24は、情報記録時(マーク形成時)に、変調回路21から供給されたEFMデータに基づいて、書き込み用信号を半導体レーザダイオード25に提供する。
また、レーザ制御回路24は、情報読み取り時には書き込み信号より小さい読み取り用信号を半導体レーザダイオード25に提供する。
半導体レーザダイオード25は、レーザ制御回路24から供給される書き込み用信号に応じてレーザ光を発生する。半導体レーザダイオード25から発せられるレーザ光は、コリメータレンズ26、ハーフプリズム27、光学系28、対物レンズ18を介して光ディスク11上に照射される。光ディスク11からの反射光は、対物レンズ18、光学系28、ハーフプリズム27、集光レンズ29を介して、光検出器30に導かれる。
光検出器30は4分割の光検出セルからなり、信号A,B,C,DをRF(radio frequency)アンプ31に供給する。RFアンプ31は、例えばプッシュプル方式を採用して(A+D)−(B+C)に対応するトラッキングエラー信号TEをトラッキング制御部32に供給し、例えば非点収差法を採用して(A+C)−(B+D)に対応するフォーカスエラー信号FEをフォーカシング制御部33に供給する。
さらに、RFアンプ31は、例えば前記の(A+D)−(B+C)に対応するウォブル信号WBをウォブルPLL(phase locked loop)部/アドレス検出部34に供給し、(A+D)+(B+C)に対応するRF信号をデータ再生部35に供給する。
一方、フォーカシング制御部33の出力信号は、フォーカシング方向の駆動コイル19に供給される。これにより、レーザ光が光ディスク11の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなる制御がなされる。また、トラッキング制御部32は、トラッキングエラー信号TEに応じてトラック駆動信号を生成し、トラッキング方向の駆動コイル20に供給している。
上記フォーカシング制御及びトラッキング制御がなされることで、光検出器30の光検出セルの出力信号の和信号RFは、記録情報に対応して光ディスク11のトラック上に形成されたピット等からの反射率の変化が反映される。この信号は、データ再生部35に供給される。
データ再生部35は、PLL回路36からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。また、データ再生部35は信号RFの振幅を測定する機能を有し、該測定値はCPU(central processing unit)37によって読み出される。
上記トラッキング制御部32によって対物レンズ18が制御されているとき、対物レンズ18が光ディスク11の最適位置となるように、スレッドモータ15が制御されることで、光学式ヘッド14が制御される。
モータ制御回路13、レーザ制御回路24、フォーカシング制御部33、トラッキング制御部32、データ再生部35、PLL回路36等は、サーボ制御回路として1つのLSIチップ内に構成することができる。
また、これらの回路部は、データバス16を介してCPU37によって制御される。CPU37は、インタフェース回路23を介してホスト装置22から提供される動作コマンド、または、図示しない操作部からの操作情報に基づいて、この光ディスク装置を総合的に制御している。
さらに、CPU37は、RAM38を作業エリアとして使用し、ROM39に記録されたプログラムにしたがって所定の動作を行なう。
そして、上記データ再生部35で再生されたデータは、エラー訂正処理回路40によってエラー訂正処理が施された後、映像、副映像及び音声等の再生に供される。
ここで、上記データバス16には、記録パワー設定部41が接続されている。この記録パワー設定部41は、詳細は後述するが、上記変調回路21及びレーザ制御回路24を介して、光学式ヘッド14の半導体レーザダイオード25に対する記録レーザパワーの設定を行なうもので、光ディスク11に対する情報の記録に先立ち、光ディスク11に試し書きを行なって繰り返し記録に最適となる記録レーザパワーを設定するようにしている。
この場合、記録パワー設定部41は、上記したOPC方式により暫定的に記録レーザパワーの設定を行なった後、そのOPC方式で設定された記録レーザパワーを、繰り返し記録を行なって得られた光ディスク11からの再生出力のアシンメトリの傾向に基づいて、繰り返し記録に最適となるように補正することにより、最終的な記録レーザパワーを設定するようにしている。
すなわち、図3(a)は、記録レーザパワーが繰り返し記録に対する最適な値よりも低い(low power)状態で、繰り返し記録を行なった回数(number)と、そのときのアシンメトリ(asymmetry)及びジッタ(jitter)との関係を示している。記録レーザパワーが繰り返し記録に対する最適な値よりも低い場合には、繰り返し記録回数が多くなるに連れて、先に記録した記録符号を完全に消去することができなくなっていくために、アシンメトリが徐々に下降して記録された情報の信頼性が低下していくことがわかる。
また、図3(b)は、記録レーザパワーが繰り返し記録に対して最適な値(optimum power)である状態で、繰り返し記録を行なった回数と、そのときのアシンメトリ及びジッタとの関係を示している。記録レーザパワーが繰り返し記録に対して最適な値である場合、繰り返し記録回数に無関係にアシンメトリが一定の値をとり、記録された情報の品位が高い安定性を示していることがわかる。
さらに、図3(c)は、記録レーザパワーが繰り返し記録に対する最適な値よりも高い(high power)状態で、繰り返し記録を行なった回数と、そのときのアシンメトリ及びジッタとの関係を示している。記録レーザパワーが繰り返し記録に対する最適な値よりも高い場合には、繰り返し記録回数が多くなるに連れて、過剰な記録レーザパワーが加えられる影響により、アシンメトリが徐々に上昇して相変化特性が著しく劣化するために、記録された情報の信頼性が低下していくことがわかる。
このため、上記記録パワー設定部41では、OPC方式により記録レーザパワーの設定を行なった後、その設定された記録レーザパワーで、予め設定された所定回数の繰り返し記録を行ない、そのときのアシンメトリの傾向を求める。
そして、求めたアシンメトリの傾向が、図3(a)に示したように、記録レーザパワーが最適値よりも低い状態に対応するものであった場合には、記録レーザパワーを所定量だけ高くして、再び、所定回数の繰り返し記録を行ない、そのときのアシンメトリの傾向を求める。
一方、OPC方式により設定された記録レーザパワーで、所定回数の繰り返し記録を行なって求めたアシンメトリの傾向が、図3(c)に示したように、記録レーザパワーが最適値よりも高い状態に対応するものであった場合には、記録レーザパワーを所定量だけ低くして、再び、所定回数の繰り返し記録を行ない、そのときのアシンメトリの傾向を求める。
以上のように、所定回数の繰り返し記録を行なって求めたアシンメトリの傾向に基づいて記録レーザパワーを繰り返し制御し、最終的に、図3(b)に示したように、アシンメトリが一定となるように記録レーザパワーを補正していくことにより、繰り返し記録に最適となる記録レーザパワーを容易に設定することができる。
図4は、この記録パワー設定部41の一例を示している。すなわち、この記録パワー設定部41は、上記CPU37とのデータの授受が可能であり、CPU37からの制御に基づいて、記録パワー設定部41の行なう各種の動作を統括的に制御するためのコントローラ42を備えている。
また、この記録パワー設定部41は、OPC方式パワー設定部43を備えている。このOPC方式パワー設定部43は、前述したOPC方式による記録レーザパワーの設定を行なうものである。さらに、この記録パワー設定部41は、アシンメトリ計測部44を備えている。このアシンメトリ計測部44は、光ディスク11からの再生出力のアシンメトリを計測するものである。
そして、上記記録パワー設定部41は、記録パワー調整部45を備えている。この記録パワー調整部45は、所定回数の繰り返し記録を行なってアシンメトリ計測部44で求めたアシンメトリの傾向を判別し、アシンメトリが一定となるように記録レーザパワーを調整するものである。
図5は、上記した記録パワー設定部41の処理動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS1)されると、記録パワー設定部41は、OPC方式パワー設定部43により、ステップS2で、光ディスク11に対してOPC方式による記録レーザパワーの設定を実行する。
そして、記録パワー設定部41は、コントローラ42により、ステップS3で、光ディスク11の試し書き領域(PCA)内の位置を指定するためのカウント値xを1に設定するとともに、ステップS4で、繰り返し記録回数をカウントするためのカウント値iを1に設定し、ステップS5で、光学式ヘッド14を光ディスク11の試し書き領域内のカウント値xで指定される位置PCA(x)に移動させ、ステップS6で、試し書き用データを記録させる。
その後、記録パワー設定部41は、ステップS7で、アシンメトリ計測部44によりアシンメトリを計測し、ステップS8で、カウント値iを+1し、ステップS9で、カウント値iが予め設定された所定値n(例えば10)を超えたか否かを判別し、超えていないと判断した場合(NO)、ステップS5の処理に移行される。
また、上記ステップS9でカウント値iが所定値nを超えたと判断した場合(YES)、記録パワー設定部41は、記録パワー調整部45により、ステップS10で、n回の繰り返し記録回数に対するアシンメトリの遷移結果から、それに対応する近似式を算出し、ステップS11で、その近似式の傾きが最適な記録レーザパワーに対応して予め設定された規定値以内に収まっているか否かを判別する。
そして、記録パワー調整部45は、近似式の傾きが最適な記録レーザパワーよりも低い状態に対応していると判断した場合、ステップS12で、記録レーザパワーを現状よりも予め設定された所定量だけ高く設定し、ステップS13で、カウント値xを+1して、ステップS4の処理に戻される。
また、記録パワー調整部45は、近似式の傾きが最適な記録レーザパワーよりも高い状態に対応していると判断した場合、ステップS14で、記録レーザパワーを現状よりも予め設定された所定量だけ低く設定し、ステップS15で、カウント値xを+1して、ステップS4の処理に戻される。
そして、記録パワー調整部45は、近似式の傾きが最適な記録レーザパワーに対応して予め設定された規定値以内に収まっていると判断した場合、ステップS16で、その記録レーザパワーを繰り返し記録に最適な記録レーザパワーとして決定し、処理を終了(ステップS17)する。
図5に示した処理動作によれば、OPC方式による記録レーザパワーの設定を行なった後、n回の繰り返し記録を行なって得られたアシンメトリの傾きに基づいて、現在の記録レーザパワーが繰り返し記録に最適であるか低いか高いかを判別している。
そして、現在の記録レーザパワーが最適値よりも低い場合には、記録レーザパワーを所定量だけ高くして、再度n回の繰り返し記録を行なってアシンメトリの傾きを判別し、高い場合には、記録レーザパワーを所定量だけ低くして、再度n回の繰り返し記録を行なってアシンメトリの傾きを判別する動作を繰り返すようにしているので、繰り返し記録に最適となる記録レーザパワーを容易に設定することができる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
この発明の実施の形態を示すもので、光ディスク装置の一例を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における光ディスク装置の光学式ヘッドを説明するために示す図。 同実施の形態における記録レーザパワーをパラメータとした繰り返し記録回数とアシンメトリとの関係を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスク装置の記録パワー設定部の一例を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における光ディスク装置の記録パワー設定部の処理動作を説明するために示すフローチャート。
符号の説明
11…光ディスク、12…スピンドルモータ、13…モータ制御回路、14…光学式ヘッド、15…スレッドモータ、16…データバス、17…スレッドモータドライバ、18…対物レンズ、19…駆動コイル、20…駆動コイル、21…変調回路、22…ホスト装置、23…インタフェース回路、24…レーザ制御回路、25…半導体レーザダイオード、26…コリメータレンズ、27…ハーフプリズム、28…光学系、29…集光レンズ、30…光検出器、31…RFアンプ、32…トラッキング制御部、33…フォーカシング制御部、34…ウォブルPLL部/アドレス検出部、35…データ再生部、36…PLL回路、37…CPU、38…RAM、39…ROM、40…エラー訂正回路、41…記録パワー設定部、42…コントローラ、43…OPC方式パワー設定部、44…アシンメトリ計測部、45…記録パワー調整部。

Claims (6)

  1. 書き替え可能な相変化型の光記録媒体に所定の記録レーザパワーに基づいて情報を記録する記録手段と、
    前記記録手段により同じ記録レーザパワーで所定回数の繰り返し記録を行ない、それぞれの記録内容に対するアシンメトリを計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された所定数のアシンメトリの傾向に基づいて、前記記録手段で記録に用いた記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記記録手段で記録に用いた記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値でないと判断された場合、前記記録手段で用いる記録レーザパワーを繰り返し記録に最適な値となるように制御する制御手段とを具備することを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記判別手段は、前記計測手段で計測された所定数のアシンメトリの遷移結果に対応する近似式を算出し、その近似式の傾きが、繰り返し記録に最適な記録レーザパワーに対応して予め設定された規定値以内に収まっているか否かを判別することを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  3. 前記判別手段は、前記計測手段で計測された所定数のアシンメトリの遷移結果に対応する近似式を算出し、その近似式の傾きが、繰り返し記録に最適な記録レーザパワーに対応しているか、繰り返し記録に最適な記録レーザパワーよりも低い状態に対応しているか、繰り返し記録に最適な記録レーザパワーよりも高い状態に対応しているかを判別することを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記判別手段により前記近似式の傾きが繰り返し記録に最適な記録レーザパワーよりも低い状態に対応していると判別されたとき前記記録手段で用いる記録レーザパワーを現状よりも高く設定し、前記判別手段により前記近似式の傾きが繰り返し記録に最適な記録レーザパワーよりも高い状態に対応していると判別されたとき前記記録手段で用いる記録レーザパワーを現状よりも低く設定するように制御することを特徴とする請求項3記載の情報記録装置。
  5. 前記記録手段は、前記光記録媒体に情報を最初に試し書きするときの記録レーザパワーを、OPC方式によって設定することを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  6. 書き替え可能な相変化型の光記録媒体に所定の記録レーザパワーに基づいて情報を記録する第1の工程と、
    前記第1の工程により同じ記録レーザパワーで所定回数の繰り返し記録を行ない、それぞれの記録内容に対するアシンメトリを計測する第2の工程と、
    前記第2の工程で計測された所定数のアシンメトリの傾向に基づいて、前記第1の工程で記録に用いた記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値であるか否かを判別する第3の工程と、
    前記第3の工程により前記第1の工程で記録に用いた記録レーザパワーが繰り返し記録に最適な値でないと判断された場合、前記第1の工程で用いる記録レーザパワーを繰り返し記録に最適な値となるように制御する第4の工程とを具備することを特徴とする情報記録方法。
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