JP4607719B2 - ラッチ装置及びラッチ装置を備えた家具 - Google Patents
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Description
これは、開閉部にラッチ片の付いた回動可能なラッチ軸を配設し、更に該ラッチ軸と平行な枢軸線周りに回動可能な前面が開口した中空状の把手部材と、該ラッチ軸と該枢軸との交差方向に往復可能な作動プレートを設けたもので、把手部材の回動に応じて作動プレートが往復運動し、その作動プレートの往復運動に応じて、ラッチ軸に設けられたピン体が回動し、ラッチ片が本体に設けられる係止部と係脱する。
更に、本発明のラッチ装置は、主リンク部材に連結された上レバー本体及び下レバー本体の他方を補助リンク部材を用いて連結することができる。
更に、本発明はレバーの回動スペースが小さいため、ラッチ装置の収納部分の厚みを薄くすることができ、開閉部の後方に形成する物品収納スペースを広くして有効に利用できる。
図1は、本発明の第1実施形態であるラッチ装置を備えたキャビネットの外観斜視図である。図2は、図1の引出し前板部分の前面斜視図である。図3は、第1実施形態のラッチ装置の取付状態を示す引出しの前板裏面斜視図であり、図4は、第1実施形態のラッチ装置取付前の前板裏面斜視図である。図5は、第1実施形態のラッチ装置の分解斜視図である。図6乃至図8は第1実施形態の作動を示す図である。図9は、本発明の第2実施形態のラッチ装置の取付状態を示す引出しの前板裏面斜視図である。
レバー部は、上レバー本体6と下レバー本体7、及び該上レバー本体6と該下レバー本体7を連結する主リンク部材8とからなる。
また、ラッチ部材9は、主リンク部材8の押圧ピン35A、Bに当接する当接体24と、ラッチ片22を備えた回動軸部21、並びに該当接体24と該回動軸部21をつなぐアーム部23とが一体成形されている。
該上レバー本体6は、図2及び図5に示すように、鏡板1の左右略中央部に穿設した引手穴に嵌めこまれる正面板11Aと、該正面板11Aの裏面略中央部から後方上向きに伸び、正面板11Aと間隙を設けて下方に伸びる本体部材12Aとから形成される下向開口略U字状の棒形状を成し、該本体部材12Aの下端は該正面板11Aの下端よりも下方に伸びた構成とされている。該本体部材12Aの上端面には、上レバー本体6の回動軸線となる回動支持体13Aが一体成形されている。該回動支持体13Aには上レバー本体6が左右に移動するのを防ぐために上レバー本体6の中心から左右等距離に移動防止板14Aを設けている。
上レバー本体6の左右側面板15Aには、該回動支持体13Aと軸心及び外径を同一とする左右外向きに突設した支持突起16Aが一体成形されている。更に該支持突起16Aの先端外側には、該支持突起16Aの外径よりも大きい外径の膨出部17Aが一体成形されている。また、該左右側面板15Aの下端略中央部には、左右外向きに突出した補助ピン18Aが一体成形されている。
下レバー本体7の左右側面板15Bには、該回動支持体13Bと軸心及び外径を同一とする左右外向きに突設した支持突起16Bが一体成形されている。更に該支持突起16Bの先端外側には、該支持突起16Bの外径よりも大きい外径の膨出部17Bが一体成形されている。また、該左右側面板15Bの上端略中央部には、左右外向きに突出した補助ピン18Bが一体成形されている。
なお、本発明において、本体部材12A及び12Bは、正面板11A及び11Bと一体に成形されて指掛け部を形成できれば良く、例えば、該本体部材12Aの下端が該正面板11Aの下端よりも上方に位置するようにし、該本体部材12Bの上端が該正面板11Bの上端よりも下方に位置するようにし、本体部材12A、Bを短くして構成しても良い。
このように構成されたレバー部は、前記前板4の裏面に設けられた前記支持体に嵌め込まれる。図4に示すように、例えば、上レバー本体6の支持突起16Aは切り欠き穴41Aに、下レバー本体7の支持突起16Bは、切り欠き穴41Bに回動可能に嵌め込まれ、主リンク部材の軸ピン32は前板裏面に設けた嵌合穴(図示せず)に嵌め込まれる。また、上レバー本体6の補助ピン18Aは、切り欠き穴41Aを中心とする円弧に沿って形成された切り欠き溝42Aに、そして下レバー本体7の補助ピン18Bは、切り欠き穴41Bを中心とする円弧に沿って形成された切り欠き溝42Bにそれぞれ挿入されて、上レバー本体6と下レバー本体7を支持突起16A、Bを中心に安定的に揺動させる。
該回動軸部21はその上下端面には、該回動軸部21の外径よりも小さい外径とした上向き突出軸27A及び下向き突出軸27Bが一体成形されている。
また、当接体24は、前記アーム部23に対して上下に延設されて前記主リンク部材8の押圧ピン35A、Bと当接するものであり、バネ片25A、Bは該当接体24の押圧ピン35A、Bと当接する面の反対面の略中央部から前板方向に上下斜めに延設されたものである。このバネ片25A、Bによって、ラッチ部材9は回動付勢され、この結果ラッチ片22が家具本体の係止部と自動的に係合し、且つ係止した状態で抜け出ないようにしている。
上述したバネ片の他、例えば、コイル形状をした押しバネや、トーションバネを用いることができる。押しバネは、第1実施形態に用いたバネ片と同様に当接体24の前面、すなわち該当接体24が押圧ピン35A、Bと当接する面の反対側に配設されれば良い。また、アーム部23の前面に配設することもできる。トーションバネは、円筒コイルバネに互いに交差する2本の腕を持ったものであるが、このトーションバネを用いる場合は、例えば、トーションバネのバネ部分をラッチ部材9の回動軸部21に巻き付け、一方の腕を該回動軸部21付近の囲い板5の内壁に固定し、もう一方の腕をラッチ片22に固定する。こうすることで、ラッチ部材9に回動付勢力を与えることができる。
引出しを家具本体から開く方法を図6乃至図8を用いて説明する。引出しAが家具本体に収納された状態のとき、本発明のラッチ装置は図6に示す状態でラッチ片22が家具本体の係止部28に係合されている。この状態で上レバー本体6の正面板11A(図5参照)に指などを掛ける。このように指掛け部に指を掛けることにより、正面板11Aを確実に手前側に引っ張ることができる。このようにして、正面板11Aを手前側に引っ張ると、図7に示すように、上レバー本体6が回動支持体13Aを軸線として矢印方向Xの方向に回動軸を中心に回動する。上レバー本体6が手前側に回動すると、上レバー本体6の補助ピン18Aに嵌合されている主リンク部材8が軸ピン32を軸線として回動する。すなわち、上レバー本体6が手前側に引っ張られたとき、上レバー本体6の補助ピン18Aは手前に移動し、該補助ピン18Aと連動する主リンク部材8の上側長穴34Aも手前に移動する。
リンク部材の下側押圧ピン35Bがラッチ部材9の当接体24の下側を手前に押圧して、アーム部23を前板4方向に押圧回動させ、アーム部23に一体成形されている回動軸部21及びラッチ片22が枢軸線の周りに矢印方向Yの方向に回動してラッチ片22の係合穴26が家具本体の係止部28から外れて係合解除される。
この補助リンク部材51は、図9に示すように、上下に長さのある厚板であるリンク部本体52と該リンク部本体52の側面部の略中央部から左右に水平方向に突設した軸ピン53とが一体成形されており、該リンク部本体52の上端及び下端近傍には、前記上及び下レバー本体6、7の補助ピン18A、Bの外径よりも大きい外径であって上下を長軸とする長穴54A、Bが設けられている。
このとき、主リンク部材8及び補助リンク部材51の軸ピン32、53は同軸線上に位置し、上レバー本体6と下レバー本体7の軸線と略平行となる。
1 鏡板
2a、b 側壁
3 底板
4 前板
5 囲い板
6 上レバー本体
7 下レバー本体
8 主リンク部材
9 ラッチ部材
11A、B 正面板
12A、B 本体部材
13A、B 回動支持体
14A、B 移動防止板
15A、B 側面板
16A、B 支持突起
17A、B 膨出部
18A、B 補助ピン
21 回動軸部
22 ラッチ片
23 アーム部
24 当接体
25A、B バネ片
26 係合穴
27A、B 突出軸
28 係止部
31、52 リンク部本体
32、53 軸ピン
33A、B 突出板
34A、B,54A、B 長穴
35A、B 押圧ピン
41A、B 切り欠き穴
42A、B 切り欠き溝
43 取付穴
51 補助リンク部材
Claims (5)
- レバー部及びレバー部に連動するラッチ部材とで形成され、
前記レバー部は、軸心回りに回動する上レバー本体及び下レバー本体と、該上レバー本体及び該下レバー本体を連結して揺動可能とされた主リンク部材とを備え、
前記ラッチ部材は、回動軸部から後方にラッチ片を突出させると共に該回動軸部から側方にアーム部を突出させ、該アーム部の先端に前記主リンク部材に当接する当接体とを備えて一体に成形され、
前記上レバー本体若しくは前記下レバー本体の回動に連動して、前記ラッチ部材が前記回動軸部の軸線周りに回動することを特徴とするラッチ装置。 - 前記回動軸部の軸線が前記上レバー本体及び下レバー本体の軸心と略直交していることを特徴とする請求項1に記載のラッチ装置。
- 前記当接体の前記主リンク部材と当接する面の反対側の面に、バネ片が前方方向に上下斜めに延設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラッチ装置。
- 前記主リンク部材で連結された前記上レバー本体及び前記下レバー本体の他方を補助リンク部材を用いて連結することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のラッチ装置。
- 家具の開閉部における前板の左右の略中央部に設けた引手穴にレバー部を配設し、該前板裏面の右端又は左端にラッチ部材を配設し、該レバー部は、軸心回りに回動する上レバー本体及び下レバー本体と、該上レバー本体及び該下レバー本体を連結して揺動可能とされた主リンク部材とを備え、該ラッチ部材は、ラッチ片を後方に突出させた回動軸部の側方にアーム部を突出させ、該アーム部の先端に前記主リンク部材に当接する当接体を備えて一体に成形され、前記上レバー本体若しくは前記下レバー本体の回動に連動して、前記ラッチ部材が前記回動軸部の軸線周りに回動することを特徴とするラッチ装置を備えた家具。
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