JP4607657B2 - 画像処理装置、画像読み取り装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体及びアナログ信号処理回路 - Google Patents

画像処理装置、画像読み取り装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体及びアナログ信号処理回路 Download PDF

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Description

本発明は、スキャナ、電子写真複写機等に関し、特に原稿画像信号をデジタル信号に変換し画像処理を施す画像読み取り装置のデバイス保護(入力過大電圧保護)技術に関する。
原稿画像を読み取るスキャナでは、まず走査光学系により露光走査を行い、得られた反射光を光電変換素子(以下、「CCD」と称す)によってアナログ電気信号に変換し、種々のアナログ処理を行い、デジタルデータへと変換(A/D変換)した後、画像データが生成される。ここで、種々のアナログ処理からA/D変換までは、通常、アナログ・フロント・エンド(Analog Front−End:以下、「AFE」と称す)と呼ばれる素子によって一連的に実施される。
AFEとしては、例えば特許文献1及び2に開示された発明が公知である。特許文献1には、直線状に配列したイメージセンサチップ毎にクランプレベルが変動することによって発生する画像上の濃淡を低減することを目的として、光電変換手段からの信号を増幅する増幅器の出力をクランプするクランプ回路に、容量とスイッチに加え、スイッチSW4に直列に接続される抵抗を備えたイメージセンサチップが開示されている。
また、引用文献2には、CCDラインセンサを用いて原稿画像を読み取る手段を有する信号処理装置に関し、CCDラインセンサの出力信号の前処理を高速に、正確に自動化できるLSIを提供し、装置間の調整ばらつきを最小限に抑えて、機器の製造面、設計面におけるコスト高を招かない信号処理装置を提供することを目的として、CCDラインセンサの有効画像部からの出力信号をクランプするクランプ手段、前記クランプ手段の出力信号をサンプルホールドする手段、前記サンプルホールド手段の出力信号の利得を制御する可変ゲインアンプ手段、前記可変ゲインアンプ手段の出力信号を暗補正する手段、前記暗補正手段の出力信号をデジタル変換する手段、前記デジタル変換手段の出力信号を歪補正する手段、前記デジタル変換手段の出力信号をピーク値検出する手段、及び前記ピーク値に基づいて前記可変ゲインアンプのゲイン調整制御を行う手段を1チップに集積した集積回路素子が開示されている。
なお、これらの他に、関連する技術として例えば特許文献3に開示された発明も知られている。
特開2002−101264号公報 特開平7−203154号公報 実開平4−91472号公報
一般に、CCD出力とAFE信号入力はAC結合(コンデンサ直列)されているため、AFEにはCCD出力の変化分(AC分)しか伝わらない。これは逆に言えば、CCD出力の変化分すなわち出力変動は、AFEに必ず伝わってしまうということである。例えば、CCDが一時的にAFEの定格を超える過大電圧を発生した場合などには、それがそのままAFEに伝わり、デバイスの特性劣化や、最悪、デバイス破壊を引き起こす可能性がある。このため、AFEへの入力過大電圧の問題は従来から重要な課題となっている。
過大電圧は、主にシステムの電源ON/OFF時に発生する。また、その対策としては、
(1)過大電圧の発生自体を抑える。
(2)過大電圧をAFEに伝えないようにする。
(3)AFE入力部で過大電圧を吸収する。
といった観点から検討する必要がある。
システム電源ON/OFF時に発生する過大電圧は、AC結合を介してAFEに伝わる。AFEでは通常、入力された画像信号のオフセットレベルを任意の電位に固定するクランプ回路部を備えており、これは過大電圧が入力されても入力電位を任意値に固定する効果があるため、過大電圧対策として有効な手段になりうる。しかし一般に、AC結合コンデンサ容量がμFオーダーと大きく、クランプ動作での時定数がmsオーダーと大きくなるため、過大電圧が急峻な場合はその変化に追従できない可能性がある。これに対してAC結合コンデンサ容量を小さくすると、デバイスのリーク電流の影響で画像品質を低下させてしまうため、クランプ回路部は変更せずにいかにして入力過大電圧そのものを抑制できるかが重要となる。
一方、過大電圧はCCDに依存した要因の他に、主にCCDの電源電圧変動によって起こる。そのため、CCD電源の時間変化(立ち上がり・立ち下がり特性)を緩やかにすることにより、過大電圧の振幅低減及び急峻度の抑制が可能となり、過大電圧に対する有効な対策となりうる。さらにこれをクランプと併用することで、上記クランプにおける効果を最大限に発揮することができるため、AFE入力での電圧変化を大幅に抑制でき、過大電圧に対して非常に有効な対策とすることができる。
そこで、本発明の目的は、クランプ動作による過大電圧の抑制効果を長期間維持できるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子と、前記光電変換素子からの出力を後段にAC結合するAC結合コンデンサと、前記AC結合コンデンサを介して得られた前記光電変換素子からのアナログ画像データにアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路部と、前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、前記アナログ信号処理回路部の入力部で前記AC結合コンデンサの充放電によって前記アナログ画像データの入力オフセットレベルを任意の電位に固定するクランプ手段と、を備えた画像処理装置において、前記光電変換素子の電源をON/OFFする際には、前記クランプ手段の前記任意の電位に固定する期間がON/OFFしないときの期間よりも長く設定され、前記クランプ手段の前記光電変換素子の電源ON時における前記固定する期間が主走査1ライン中の全期間に設定されていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記光電変換素子の電源電圧の時間変化を緩やかにする電源変化緩和手段をさらに備えていることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記電源変化緩和手段が電気抵抗及びコンデンサを含むローパスフィルタからなることを特徴とする。
第4の手段は、第2又は第3の手段において、前記電源変化緩和手段が電圧変換素子の前段に設けられていることを特徴とする。
第5の手段は、第2ないし第4のいずれかの手段において、前記電源変化緩和手段への入力切換手段が前記電源変動緩和手段の前段に設けられていることを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、前記入力切換手段がトランジスタを含むことを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、前記トランジスタがpnpバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段に係る画像処理装置を画像読み取り装置が備えていることを特徴とする。
第9の手段は、第8の手段に係る画像読み取り装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第10の手段は、走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子と、前記光電変換素子からの出力を後段にAC結合するAC結合コンデンサと、前記AC結合コンデンサを介して得られた前記光電変換素子からのアナログ画像データにアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路部と、前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、を有する画像処理装置の過大電圧抑制方法において、システム電源がONされた後、あるいは省エネルギ復帰指示後、前記アナログ信号処理回路部のリセットを解除する工程と、リセットを解除した後1ライン中の全期間クランプを設定する工程と、前記全期間クランプを設定した後、予め設定された第1の時間待機する工程と、前記第1の時間経過後、前記光電変換素子の電源をONにする工程と、前記光電変換素子の電源をONにし、予め設定された第2の時間経過後、前記通常クランプを設定する工程と、を備えていることを特徴とする。
第11の手段は、走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子と、前記光電変換素子からの出力を後段にAC結合するAC結合コンデンサと、前記AC結合コンデンサを介して得られた前記光電変換素子からのアナログ画像データにアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路部と、前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、を有する画像処理装置の過大電圧抑制方法において、省エネルギ移行指示後、1ライン中の全期間クランプを設定する工程と、前記全期間クランプを設定した後、予め設定された第1の時間待機する工程と、前記第1の時間経過後、前記光電変換素子の電源をOFFにする工程と、前記光電変換素子の電源をOFFにし、予め設定された第2の時間経過後、前記アナログ信号処理回路部をリセットする工程と、を備えていることを特徴とする。
第12の手段は、走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子と、前記光電変換素子からの出力を後段にAC結合するAC結合コンデンサと、前記AC結合コンデンサを介して得られた前記光電変換素子からのアナログ画像データにアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路部と、前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、を有する画像処理装置の過大電圧抑制方法において、ハード初期値として1ライン中の全期間クランプが設定されている場合に、システム電源がONされた後、あるいは省エネルギ復帰指示後、前記アナログ信号処理回路部のリセットを解除する工程と、前記リセットが解除された後、前記光電変換素子の電源をONにする工程と、前記光電変換素子の電源をON後、予め設定された第2の時間待機する工程と、前記予め設定された第2の時間経過後、前記通常クランプを設定する工程と、を備えていることを特徴とする。
第13の手段は、第10又は第11の手段において、前記第1の時間は前記アナログ信号処理回路部にクランプ設定を行うために十分な時間であることを特徴とする。
第14の手段は、第10ないし第12のいずれかの手段において、前記第2の時間は過大電圧の影響が十分に小さくなるまでの時間であることを特徴とする。
第15の手段は、第10ないし第14のいずれかの手段において、第10ないし第14のいずれかの手段における各工程をコンピュータによって実行するための手順を備えたコンピュータプログラムを特徴とする。
第16の手段は、第15の手段に係るコンピュータプログラムがコンピュータによって読み取られ実行可能に記録された記録媒体を特徴とする。
第17の手段は、走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子からのアナログ画像データをAC結合コンデンサを介して取得してアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路であって、前記アナログ信号処理回路の入力部で前記AC結合コンデンサの充放電によって前記アナログ画像データの入力オフセットレベルを任意の電位に固定するクランプ手段と、前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、を備え、前記光電変換素子をONする際には、前記クランプ手段の前記任意の電位に固定する期間がONする際以外の期間よりも長く設定され、前記クランプ手段の前記光電変換素子の電源ONする際における前記固定する期間が主走査1ライン中の全期間に設定されていることを特徴とする。
第18の手段は、第17の手段において、前記固定する期間を示すレジスタのデフォルト値として、主走査1ライン中の全期間を示す値が設定されていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、光電変換素子はCCD9に、AC結合コンデンサは符号15に、アナログ信号処理回路部は符号17に、クランプ手段はクランプ回路部20に、電源緩和手段はRCローパスフィルタ(LPF)21に、電圧変換素子は三端子レギュレータ(REG)22に、入力切換手段はスイッチ23又はトランジスタ24にそれぞれ対応する。
本発明によれば、クランプ動作による過大電圧の抑制効果を長期間維持できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の概略構成を示す図である。デジタル複写機でのスキャナ装置のような、原稿画像をCCDで読み取り、画像信号をデジタル信号に変換して処理する画像読み取り装置は、図1に示すようにスキャナ本体11の上部に設けられ、原稿12を載置するコンタクトガラス1、原稿露光用のハロゲンランプ2及び第1反射ミラー3を搭載した第1キャリッジ6、第2反射ミラー4及び第3反射ミラー5を搭載した第2キャリッジ7、入射した光を光電変換するCCDリニアイメージセンサ9(以下、CCDと略称する)、このCCD9に第3ミラー5から入射した読み取り光を結像するためのレンズユニット8、並びにスキャナ本体11の上部に設けられ、読み取り光学系等による各種の歪みを補正するための白基準板13から構成される。CCD9はセンサボードユニット10に搭載され、センサボードユニット10上でCCD9で光電変換した信号に対して所定の処理が施される。第1キャリッジ6、第2キャリッジ7、レンズユニット8、及びCCD9を搭載したセンサボードユニット10はスキャナ本体11内に設置される。原稿走査時は第1キャリッジ3及び第2キャリッジ7はステッピングモータ(不図示)によって図示しないレールに沿って2対1の速度比で副走査方向Aに移動する。
図2はCCDとAFEの構成を示すブロック図である。CCD9には電源14が接続され、CCD出力はAC結合部15を経てAFE16に入力される。AFE16はアナログ信号処理回路部17とA/D変換部18とからなり、アナログ信号回路部17はサンプルホールド部(SH)19及びクランプ回路部20を備えている。この構成では、CCD9で光電変換されたアナログ画像データはAFE16に入力される。AFE16内部では、アナログ画像データに対してサンプルホールド(SH)処理、黒レベル補正などの各種画像処理が施されたのち、A/D変換(回路)部18へ出力され、A/D変換部18でアナログ画像データを10ビットのデジタル画像データに変換し、変換されたデジタル画像データは次段のデジタル処理部又はデータ転送部に出力される。
図3はAC結合部15とクランプ回路部20の詳細を示す図である。本実施形態では、前述のようにCCD9とAFE16の間にコンデンサ15を直列に接続(AC結合)し、この充放電を利用することによってAFE16入力への過大電圧の影響を低減する構成としている。このように構成すると、信号のAC分(変化分)によってズレたDCレベル(CCD入力オフセット)を補うように充放電が行われ、ある時間経過後には任意の電位に追従するいわゆるクランプ動作が行われる。すなわち、AFE16に過大電圧(AC成分)が入力した場合、コンデンサ15の充放電によって任意電位へ追従する(電圧過大の状態からクランプ電位に引き戻される)効果により、その影響を低減することができる。
通常のクランプ動作は、図4のクランプ状態の説明図に示すようにCCD9の有効画素領域R1ではなく、暗時出力部や空転送部R2などに対して行われる、つまり主走査1ライン中の任意の期間だけ行われる。これを一般にラインクランプと称す。本実施形態では、これを有効画素領域を含めた1ライン全域R3において実施する。これをここではベタクランプと称す。なお、クランプを1ライン全域R3で実施すると述べたが、厳密にはライン同期信号(タイミング信号生成ASICの基準信号)が出力している期間はクランプ動作ができないため1ライン全域とはならない。これにより、クランプ動作の時間を実効的に大きくすることができ、過大電圧の影響をさらに低減することができる。
また、クランプ動作は通常、外部からAFE16のレジスタを設定することにより切換が可能となる。この設定をAFE16のハード的デフォルトとしてベタクランプすることによりシステム電源投入時などにおいて特別な設定や処理を必要とすることなく容易にベタクランプが実現できる。
しかしながら、AC結合コンデンサ15の制約などから、上記クランプ動作のみでは過大電圧に対して十分なマージンを確保できない可能性がある。これは一般にクランプ回路部20の時定数がms程度と大きく(ACコンデンサ15の容量が大きい)、早い電圧変化に追従しきれないことによる。ここで、AC結合コンデンサ15の容量を小さくすると、AFE16の入力リーク電流による影響が増大し画像品質の低下を招くため、クランプ回路部20の変更では実現性に乏しい。これに対しては過大電圧そのものを抑えることがまず必要であり、CCD電源14の変化を緩やかにすることで対応できる。これは過大電圧がCCD電源変化の急峻度に大きく依存しているためである。そこで、本実施形態では、図5のブロック図に示すようにクランプ動作で過大電圧の影響を低減するとともに、過大電圧の発生自体を抑えるためにRCローパスフィルタ(LPF)21でCCD電源14の立ち上がり及び立ち下がり時間を遅くするように構成した。これにより、CCD9の過大出力の振幅及び急峻度を小さくすることができ、過電圧に対して十分なマージンを確保できる。
しかしながら、通常CCD9の電源電圧は三端子レギュレータなどの電圧変換素子(REG)22によって生成される場合が多く、電圧変換素子22の後段にLPF21を配置しても波形をなまらせる効果が狙いよりも小さくなる可能性がある。これは、レギュレータ22などの電圧変換素子は比較的大きな出力電流を流せるため、コンデンサの充電がすぐに終わってしまい、波形を十分になまらせることができない場合があるからである。これに対して本実施形態では、レギュレータ(電圧変換素子)22を用いて電源を生成する場合、図6に示すようにレギュレータ(REG)22の前段にLPF21を配置してレギュレータ(REG)22の入力電圧の立ち上がり及び立ち下がり時間を遅くするように構成した。これにより、CCD電源14としてレギュレータ(REG)22を用いた場合でも十分に過大電圧出力の発生を抑えることができる。このようにLFP21によりCCD9の電源電圧の時間的変化を緩やかにすると、過大電圧の時間変化をクランプ動作が追従しやすいようになる。この結果、クランプ動作による過大電圧の抑制がより効果的に行える。
一方、システムの省エネモードなどでは、システムとしての電源はOFFしないが、CCD電源14をON/OFFする場合があり、この際にも過大電圧の発生が懸念される。このため、本実施形態では図7に示すように電源ライン(LPFの前段)にスイッチ23を設けた。これにより、例えば省エネモードなどでCCD電源のみをON/OFFする場合でも過大電圧に対応できるようになる。
ここで、図8に示すようにトランジスタ24をスイッチ23として用いれば、LFP21の前段にスイッチを設けることが容易に実現できる。トランジスタ24として残留電圧が比較的小さいpnpトランジスタを用いれば、電源電圧の損失も抑えることが可能となる。
他方、システム電源ON時及び省エネモード移行・復帰時(CCD電源のみをON/OFF)において、過大電圧の低減を適切に行うためには、クランプ動作とCCD電源ON/OFF動作でのウェイト時間などを最適化してそれらをシーケンシャルに行う必要がある。図9は本実施形態におけるシステム電源ON時又は省エネルギモード復帰時の処理手順を示すフローチャート、図10はそのときのAFEリセット信号、CCD電源及びクランプ設定間の出力タイミングを示すタイミングチャートである。
図9において、電源オフあるいは省エネルギモードの状態から、システムの電源がONされ、あるいは省エネルギモードから通常モードへ復帰指示がある(図10−A)と、過大電圧対応シーケンスが開始される(ステップS101)。このシーケンスではAFEリセットを解除し(ステップS102、図10−B)、AFEクランプをベタクランプに設定する(ステップS103、図10−C)。次いで、AFEにクランプ設定を行うために十分な時間の経過を待ち(ウェイト1−ステップS104、図10−D)、CCD電源14をON(ステップS105、図10−E)にした後、過大電圧の影響が十分に小さくなるまでの時間の経過を待つ(ウェイト2−ステップS106、図10−F)。そして、AFEクランプを通常ラインクランプに設定し(ステップS107、図10−G)、過大電圧対応シーケンスの終了処理を実行し(ステップS108)、通常の電源ON時の状態、又は省エネルギモード復帰時の処理へ移行する(図10−H)。
なお、図9におけるウェイト1,2の時間は、ユーザ側で設定可能である。また、図10において、「通常」は設定期間内のラインクランプ(通常時)を、「通常*」はハードデフォールト期間でのラインクランプを、「ベタ」はベタクランプ(1ライン中全期間のクランプ)をそれぞれ示す。
図11は省エネルギモード移行時の処理手順を示すフローチャート、図12はそのときのAFEリセット信号、CCD電源及びクランプ設定間の出力タイミングを示すフローチャートである。
図11において、システム待機状態から省エネルギモードへの移行指示があると(図12−I)、過大電圧対応シーケンスが開始され(ステップS201)、AFEクランプをベタクランプに設定する(ステップS202、図12−J)。次いで、AFEにクランプ設定を行うために十分な時間の経過を待ち(ウェイト1−ステップS203、図11−K)、CCD電源14をOFF(ステップS204、図11−L)にした後、過大電圧の影響が十分に小さくなるまでの時間の経過を待つ(ウェイト2−ステップS205、図11−M)。そして、ウェイト2の時間が経過した時点でAFEをリセットし(ステップS207、図12−N)、過大電圧対応シーケンスを終了し(ステップS207)、省エネルギモードに移行する(図11−O)。なお、図12に示すようにAFEリセット中は、通常クランプ動作は行わない。
また、AFEのクランプ設定をハードデフォルト(ハード初期値)としてベタクランプとすると、システム電源ON時及び省エネモード復帰時のシーケンスをさらに最適化することができる。図13はAFEのクランプ設定をハードデフォルト(ハード初期値)としてベタクランプとする処理手順を示すフローチャート、図14はそのときのAFEリセット信号、CCD電源及びクランプ設定間の出力タイミングを示すフローチャートである。
図13において、電源オフあるいは省エネルギモードの状態から、システムの電源がONされ、あるいは省エネルギモードから通常モードへ復帰指示がある(図14−P)と、過大電圧対応シーケンスが開始される(ステップS301)。このシーケンスではAFEリセットを解除する(ステップS302、図14−Q)と、ハード初期値としてベタクランプが設定されているので、AFEクランプが解除されると、直ちにベタクランプとなる(ステップS303、図10−Q’)。次いで、CCD電源14をON(ステップS303、図14−R)にした後、過大電圧の影響が十分に小さくなるまでの時間の経過を待つ(ウェイト2−ステップS304、図14−S)。そして、AFEクランプを通常ラインクランプに設定し(ステップS305、図14−T)、過大電圧対応シーケンスの終了処理を実行し(ステップS306)、通常の電源ON時の状態、又は省エネルギモード復帰時の処理へ以降する(図14−U)。
図15は本発明が適用される画像形成装置の一例を示すシステム全体の概略構成図である。同図において、画像形成装置は本体100と、画像形成装置本体100の上部の設置された画像読み取り装置200と、さらにその上に装着された自動原稿給送装置(以下、「ADF」と称す)300と、画像形成装置本体100の図1において右側に配置された大容量給紙装置400と、画像形成装置本体100の図1において左側に配置された用紙後処理装置500とから基本的に構成されている。
画像形成装置本体100は画像書き込み部110と、作像部120と、定着部130と、両面搬送部140と、給紙部150と、垂直搬送部160と、手差し部170とからなる。
画像書き込み部110は画像読み取り装置200で読み取った原稿の画像情報に基づいて発光源であるLDを変調し、ポリゴンミラー、fθレンズなどの走査光学系により感光体ドラム121にレーザ書き込みを行うものである。作像部120は感光体ドラム121と、この感光体ドラム121の外周に沿って設けられた現像ユニット122、転写ユニット123、クリーニングユニット124及び除電ユニットなどの公知の電子写真方式の作像要素とからなる。
定着部120は前記転写ユニット123で転写された画像を転写紙に定着する。両面搬送部140は定着部120の転写紙搬送方向下流側に設けられ、転写紙の搬送方向を用紙後処理装置500側、あるいは両面搬送部140側に切り換える第1の切換爪141と、第1の切換爪141によって導かれた反転搬送路142と、反転搬送路142で反転した転写紙を再度転写ユニット123側に搬送する画像形成側搬送路143と、反転した転写紙を用紙後処理装置500側に搬送する後処理側搬送路144とを含み、画像形成側搬送路143と後処理側搬送路144との分岐部には第2の切換爪145が配されている。
給紙部150は4段の給紙段からなり、それぞれピックアップローラ、給紙ローラによって選択された給紙段に収納された転写紙が引き出され、垂直搬送部160に導かれる。垂直搬送部160では、各給紙段から送り込まれた転写紙を転写ユニット123の用紙搬送方向上流側直前のレジストローラ161まで搬送し、レジストローラ161では、感光体ドラム121上の顕像の画像先端とタイミングを取って転写紙を転写ユニット123に送り込む。手差し部170は開閉自在な手差しトレイ171を備え、必要に応じて手差しトレイ171を開いて転写紙を手差しにより供給する。この場合もレジストローラ161で転写紙の搬送タイミングが取られ、搬送される。
大容量給紙装置400は同一サイズの転写紙を大量にスタックして供給するもので、転写紙が消費されるにしたがって底板402が上昇し、常にピックアップローラ401から用紙のピックアップが可能に構成されている。ピックアップローラ401から給紙される転写紙は、垂直搬送部160からレジストローラ161のニップまで搬送される。
用紙後処理装置500はパンチ、整合、ステイプル、仕分けなどの所定の処理を行うもので、この実施形態では、前記機能のためにパンチ501、ステイプルトレイ(整合)502、ステイプラ503、シフトトレイ504を備えている。すなわち、画像形成装置本体100から用紙後処理装置500に搬入された転写紙は、孔明けを行う場合にはパンチ501で1枚ずつ孔明けが行われ、その後、特に処理するものがなければ、プルーフトレイ505へ、ソート、スタック、仕分けを行う場合にはシフトトレイ504にそれぞれ排紙される。仕分けは、この実施形態は、シフトトレイ504が用紙搬送方向に直交する方向に所定量往復動することにより行われる。このほかに、用紙搬送路で用紙を用紙搬送方向と直交する方向に移動させて仕分けを行うこともできる。
整合する場合には、孔明けが行われた、あるいは孔明けが行われていない転写紙が下搬送路506に導かれ、ステイプルトレイ504において後端フェンスで用紙搬送方向を直交する方向が整合され、ジョガーフェンスで用紙搬送方向と平行な方向の整合が行われる。ここで、綴じが行われる場合には、整合された用紙束の所定位置、例えば角部、中央2個所など所定の位置がステイプラ503によって綴じられ、放出ベルトによってシフトトレイ504に排紙される。また、この実施形態では、下搬送路506にはプレスタック搬送路507が設けられ、搬送時に複数枚の用紙をスタックし、後処理中の画像形成装置本体100側の画像形成動作の中断を避けることができるようになっている。
画像読み取り装置200は、ADF300によってコンタクトガラス210上に導かれ、停止した原稿を光学的にスキャンし、第1ないし第3のミラーを経て結像レンズで結像された読み取り画像をCCDやCMOSなどの光電変換素子によって読み取る。読み取られた画像データは、図示しない画像処理回路で所定の画像処理が実行され、記憶装置に一旦記憶される。そして、画像形成時に画像書き込み部110によって記憶装置から読み出され、画像データに応じて変調し、光書き込みが行われる。
ADF300は両面読み取り機能を有するもので、画像読み取り装置200のコンタクトガラス210設置面に開閉自在に取り付けられている。
以上のように本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)AFEへの入力過大電圧の影響を吸収し、あるいは低減するので、AFEの特性劣化又はデバイス破壊を防止することができる。
2)システム電源投入時においても、容易にAFEへの入力過大電圧の影響を吸収し、あるいは低減するので、AFEの特性劣化又はデバイス破壊を防止することができる。
3)AFEへの入力過大電圧の影響を低減し、CCDからの過大出力を抑制することができる。
4)CCDからの過大出力を抑制することが可能なので、AFEの特性劣化又はデバイス破壊を効果的に防止することができる。
5)CCDからの過大出力を容易に抑制するとともに、過大電圧の影響にシステム毎の差(個体差)がある場合でも対応することができる。
6)省エネモードなどでシステム電源はOFFせずにCCD電源をON/OFFする場合などにも、CCDからの過大出力を効果的に抑制できる。
7)省エネモードなどでシステム電源はOFFせずにCCD電源をON/OFFする場合などにも、CCDからの過大出力を効果的に抑制し、またそれを容易な構成で実現することができる。
8)省エネモードなどでシステム電源はOFFせずにCCD電源をON/OFFする場合などにも、CCDからの過大出力を効果的に抑制し、またそれを容易かつ低損失な構成で実現することができる。
9)CCD電源ON/OFF時において、クランプ動作〜電源ON/OFF動作を効果的かつ適切に行うことができる。
10)CCD電源ON/OFF時において、クランプ動作〜電源ON/OFF動作を効果的かつ適切に実行し、しかもシーケンスをより簡略化できる。
11)デバイスの特性劣化や破壊を防止し、安定した読取画像品質をもつ画像読み取り装置を提供することができる。
12)デバイスの特性劣化や破壊を防止し、安定した印刷画像品質をもつ画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の概略構成を示す図である。 図1におけるCCDとAFEの構成を示すブロック図である。 図2におけるAC結合部とクランプ回路部の詳細を示す図である。 クランプ回路でクランプされるクランプの状態を示す図である。 図2におけるCCD電源の具体例を示すCCDとAFEの構成を示すブロック図である。 図5のCCD電源の他の実施形態を示すCCDとAFEの構成を示すブロック図である。 図5のCCD電源のさらに他の実施形態を示すCCDとAFEの構成を示すブロック図である。 図5のCCD電源のさらに他の実施形態を示すCCDとAFEの構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるシステム電源ON時/省エネルギモード復帰時のCCDとAFEの制御手順を示すフローチャートである。 図9の制御手順の制御タイミングを示すフローチャートである。 本実施形態における省エネルギモード移行時のCCDとAFEの制御手順を示すフローチャートである。 図10の制御手順の制御タイミングを示すフローチャートである。 他の実施形態におけるシステム電源ON時/省エネルギモード復帰時のCCDとAFEの制御手順を示すフローチャートである。 図13の制御手順の制御タイミングを示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像読み取り装置を搭載した画像形成装置のシステム構成を示す図である。
符号の説明
9 CCD
14 CCD電源
15 AC結合部
16 AFE
17 アナログ信号処理回路部
18 A/D変換部
19 サンプルホールド回路
20 クランプ回路部
21 ローパスフィルタ
22 レギュレータ
23 スイッチ
24 トランジスタ

Claims (18)

  1. 走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子と、
    前記光電変換素子からの出力を後段にAC結合するAC結合コンデンサと、
    前記AC結合コンデンサを介して得られた前記光電変換素子からのアナログ画像データにアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路部と、
    前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、
    前記アナログ信号処理回路部の入力部で前記AC結合コンデンサの充放電によって前記アナログ画像データの入力オフセットレベルを任意の電位に固定するクランプ手段と、
    を備えた画像処理装置において、
    前記光電変換素子の電源をON/OFFする際には、前記クランプ手段の前記任意の電位に固定する期間がON/OFFしないときの期間よりも長く設定され
    前記クランプ手段の前記光電変換素子の電源ON時における前記固定する期間が主走査1ライン中の全期間に設定されていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記光電変換素子の電源電圧の時間変化を緩やかにする電源変化緩和手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記電源変化緩和手段が電気抵抗及びコンデンサを含むローパスフィルタからなることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記電源変化緩和手段が電圧変換素子の前段に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記電源変化緩和手段への入力切換手段が前記電源変動緩和手段の前段に設けられていることを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記入力切換手段がトランジスタを含むことを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  7. 前記トランジスタがpnpバイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。
  9. 請求項8記載の画像読み取り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子と、
    前記光電変換素子からの出力を後段にAC結合するAC結合コンデンサと、
    前記AC結合コンデンサを介して得られた前記光電変換素子からのアナログ画像データにアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路部と、
    前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、
    を有する画像処理装置の過大電圧抑制方法において、
    システム電源がONされた後、あるいは省エネルギ復帰指示後、前記アナログ信号処理回路部のリセットを解除する工程と、
    リセットを解除した後1ライン中の全期間クランプを設定する工程と、
    前記全期間クランプを設定した後、予め設定された第1の時間待機する工程と、
    前記第1の時間経過後、前記光電変換素子の電源をONにする工程と、
    前記光電変換素子の電源をONにし、予め設定された第2の時間経過後、前記通常クランプを設定する工程と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置の過大電圧抑制方法
  11. 走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子と、
    前記光電変換素子からの出力を後段にAC結合するAC結合コンデンサと、
    前記AC結合コンデンサを介して得られた前記光電変換素子からのアナログ画像データにアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路部と、
    前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、
    を有する画像処理装置の過大電圧抑制方法において、
    省エネルギ移行指示後、1ライン中の全期間クランプを設定する工程と、
    前記全期間クランプを設定した後、予め設定された第1の時間待機する工程と、
    前記第1の時間経過後、前記光電変換素子の電源をOFFにする工程と、
    前記光電変換素子の電源をOFFにし、予め設定された第2の時間経過後、前記アナログ信号処理回路部をリセットする工程と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置の過大電圧抑制方法
  12. 走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子と、
    前記光電変換素子からの出力を後段にAC結合するAC結合コンデンサと、
    前記AC結合コンデンサを介して得られた前記光電変換素子からのアナログ画像データにアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路部と、
    前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、
    を有する画像処理装置の過大電圧抑制方法において、
    ハード初期値として1ライン中の全期間クランプが設定されている場合に、システム電源がONされた後、あるいは省エネルギ復帰指示後、前記アナログ信号処理回路部のリセットを解除する工程と、
    前記リセットが解除された後、前記光電変換素子の電源をONにする工程と、
    前記光電変換素子の電源をON後、予め設定された第2の時間待機する工程と、
    前記予め設定された第2の時間経過後、前記通常クランプを設定する工程と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置の過大電圧抑制方法
  13. 前記第1の時間は前記アナログ信号処理回路部にクランプ設定を行うために十分な時間であることを特徴とする請求項10又は11記載の画像処理装置の過大電圧抑制方法。
  14. 前記第2の時間は過大電圧の影響が十分に小さくなるまでの時間であることを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載の画像処理装置の過大電圧抑制方法。
  15. 請求項10ないし14記載のいずれか1項に画像処理装置の過大電圧抑制方法における各工程をコンピュータによって実行するための手順を備えていることを特徴とするコンピュータプログラム
  16. 請求項15記載のコンピュータプログラムがコンピュータによって読み取られ実行可能に記録されていることを特徴とする記録媒体
  17. 走査光学系により露光走査した原稿のアナログ画像データを光電変換する光電変換素子からのアナログ画像データをAC結合コンデンサを介して取得してアナログ的な処理を施すアナログ信号処理回路であって、
    前記アナログ信号処理回路の入力部で前記AC結合コンデンサの充放電によって前記アナログ画像データの入力オフセットレベルを任意の電位に固定するクランプ手段と、前記光電変換素子の電源をON/OFFする手段と、を備え、 前記光電変換素子をONする際には、前記クランプ手段の前記任意の電位に固定する期間がONする際以外の期間よりも長く設定され、
    前記クランプ手段の前記光電変換素子の電源ONする際における前記固定する期間が主走査1ライン中の全期間に設定されていることを特徴とするアナログ信号処理回路
  18. 前記固定する期間を示すレジスタのデフォルト値として、主走査1ライン中の全期間を示す値が設定されていることを特徴とする請求項17記載のアナログ信号処理回路
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