JP2006270604A - 画像読取装置 - Google Patents

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Tomohiko Okada
知彦 岡田
Mitsuharu Yoshimoto
光晴 芳本
Yasumichi Yamaji
康路 山地
Shoichi Fukutome
正一 福留
Kenji Nakanishi
健二 中西
Hisashi Yamanaka
久志 山中
Kenji Tanaka
健二 田中
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Abstract

【課題】光学ミラーにゴミ等の塵埃が付着した場合に、この塵埃の移動の有無にかかわらず出力画像の質の劣化を抑える画像読取装置を提供する。
【解決手段】スキャナ装置3は、読取手段、記録手段、および画像処理手段を備える。読取手段は、原稿の画像情報を光学的に読み取る。記録手段は、読取手段によって読み取られたシェーディング補正用の基準白板の画像情報に係る画像データを記録する。画像処理手段は、記録手段に記録された基準白板に係る画像データに基づいて、読み取られた原稿の画像情報に係る画像データに対してシェーディング補正を行う。また、画像処理手段は、基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが検出された場合に、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する処理を行なう。
【選択図】 図21

Description

この発明は、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置に関し、特に、シェーディング補正用の基準白板の画像情報に基づいてシェーディング補正を行う画像読取装置に関する。
原稿の画像情報を光学的に読み取る読取手段の1つとして、縮小光学系の読取装置が挙げられる。縮小光学系の読取装置では、通常、原稿に対して光を照射し、原稿からの反射光を光学ミラーおよび結像レンズを介して光電変換素子(CCD)に結像させる。この結果、原稿の画像情報に係る画像データがCCDから出力される。
このとき、光学系の特性により、主走査方向における原稿からの反射光量が同じでも、主走査方向におけるCCDの出力値がばらつく。このため、縮小光学系の読取装置では、シェーディング補正を行なうことによって、出力画像にムラが発生することを抑えている。
ところが、装置の使用期間が長くなると光学ミラーにゴミ等の塵埃が付着することがある。光学ミラーに塵埃が付着すると、主走査方向における塵埃に対応する位置の光量が低くなる結果、主走査方向に直交する副走査方向に沿って出力画像に黒スジが発生するといった不具合が生じる。
そこで、従来技術の中には、光学ミラーに付着した塵埃を考慮したシェーディング補正を行なう装置がある。その中には、CCDの読取データを2値化する2値化手段と、2値化手段のしきい値レベルを可変とするしきい値切換手段とを備える画像読取装置も存在する(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に係る画像読取装置では、光学ミラーにゴミが付いた場合には、しきい値切換手段が2値化のしきい値レベルを変化させてゴミが画像に悪影響を与えないようにしている。
特開平9−247445
しかしながら、上述の従来技術は、光学ミラーに付着した塵埃が同じ位置に静止することを前提にしている。このため、読取装置内の各部が移動する際に光学ミラーに付着したゴミが移動した場合には、適正なシェーディング補正を行なうことができない。例えば、光学ミラーに付着したゴミが移動した場合には、ゴミが移動する前の状態において設定した補正値を用いてシェーディング補正をすると、かえって出力画像が劣化するという不都合が発生することもある。
この発明の目的は、光学ミラーにゴミ等の塵埃が付着した場合に、この塵埃の移動の有無にかかわらず出力画像の質の劣化を抑える画像読取装置を提供することである。
(1) 本発明に係る画像読取装置は、読取手段、記録手段、および画像処理手段を備える。読取手段は、原稿の画像情報を光学的に読み取る。記録手段は、読取手段によって読み取られたシェーディング補正用の基準白板の画像情報に係る画像データを記録する。画像処理手段は、記録手段に記録された基準白板に係る画像データに基づいて、読み取られた原稿の画像情報に係る画像データに対してシェーディング補正を行う。また、画像処理手段は、基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが検出された場合に、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する処理を行なう。
基準白板の画像情報に係る画像データの値の代表例として、基準白板の読取時における光電変換素子(CCD)の主走査方向の各画素の出力値が挙げられる。CCDの主走査方向における各画素の出力値のばらつきは、画像処理手段がシェーディング補正によって補正する。
このとき、基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが検出された場合、従来、この画像データの値の落ち込みを打ち消すためのシェーディング補正値が設定されていた。本発明に係る画像処理手段は、シェーディング補正値を設定する前に、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する処理を行なう。これは、画像データの値の局部的な落ち込みの原因と考えられる塵埃が、原稿を読み取っている際に移動することを考慮したためである。つまり、シェーディング補正値を設定する前に、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化しておけば、原稿読取中に塵埃が移動した場合およびしなかった場合のいずれの場合でもある程度通用するシェーディング補正値を得ることができるからである。
(2) (1)に記載の画像読取装置であって、
画像処理手段は、基準白板に係る画像データの極小値を中心とする主走査方向の所定範囲の画像データの値を平滑化することを特徴とする。
この構成においては、シェーディング補正値の作成に悪影響を与え得る部分についてのみ画像データの値の平滑化が行なわれる。この結果、画像データの全体の値を平滑化する場合に比較して、平滑化の処理に要する時間が短くなる。
(3) (1)または(2)に記載の画像読取装置であって、
画像処理手段は、基準白板に係る画像データの極小値を中心とする主走査方向の所定範囲の画像データの値に対して平均化処理を行なうことを特徴とする。
この構成においては、画像処理手段は、平均化処理によって、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する。
(4) (1)〜(3)のいずれかに記載の画像読取装置であって、
画像処理手段は、読取手段によって基準白板の副走査方向における複数の位置を読み取った場合において、いずれの位置においても基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが検出されるときに、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する処理を行なうことを特徴とする。
この構成においては、画像処理手段は、光学ミラーに付着した塵埃が原因と考えられる場合にのみ、、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する処理を行なう。例えば、読取手段によって基準白板の副走査方向における複数の位置を読み取った場合に、基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが常時検出されるのでないときは、基準白板に付着した塵埃が原因であると考えられる。基準白板に付着した塵埃が原因である場合には、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する処理を行なわなくても、この落ち込みの影響を失くすことができる。
ここでは、光学ミラーに付着した塵埃が原因で画像データの値に局部的な落ち込みが生じている場合にのみ、画像処理手段による画像データの値の平滑化を行なうことによって、画像処理手段が不必要な処理をする必要をなくしている。
(5) (4)に記載の画像読取装置であって、
画像処理手段は、読取手段によって基準白板の副走査方向における複数の位置を読み取った場合において、いずれの位置においても基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが検出されるときに、複数の光学ミラーのいずれかに塵埃が付着したものと判断し、かつ、局部的な落ち込みの主走査方向の幅に基づいて、いずれの光学ミラーに塵埃が付着したのかを特定することを特徴とする。
複数の光学ミラーは、結像レンズおよびCCDに近いほど入射光束径が大きくなる。また、入射光束径が大きくなるほど、塵埃が付着した際の影響が少なくなり、画像データの値の局部的な落ち込みの主走査方向の幅が小さくなる。
ここでは、画像データの値の局部的な落ち込みの主走査方向の幅に基づいて、いずれの光学ミラーに塵埃が付着したのかを判断する。このように、いずれの光学ミラーに塵埃が付着したのかを把握することにより、画像データの値の平滑化の要否や、適用すべきシェーディング補正値の決定等が行ない易くなる。
(1)光学ミラーにゴミ等の塵埃が付着した場合に、この塵埃の移動の有無にかかわらず出力画像の質の劣化を抑えることができる。
(2)シェーディング補正値の作成の処理に要する時間が長くなることを防止できる。
(3)複雑な演算を行なうことなく、画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化することができる。
(4)画像処理手段にかかる負荷が軽減される。
(5)画像処理手段による画像処理をより効果的に行なうことができる。
図1に示すように、画像形成装置1は、プリンタ2、スキャナ装置3、自動原稿搬送装置4、シート後処理装置5、多段給紙ユニット6、システムラック7、および中継搬送ユニット8を備える。
プリンタ2は、スキャナ装置3が読み取った原稿の画像情報に係る画像データ、またはパーソナルコンピュータ等の外部機器から入力された画像データに基づき画像形成処理を行う。
プリンタ2の中央右側部には電子写真プロセス部20が配置される。電子写真プロセス部20は、図2に示すように、ドラム状の感光体200を備える。この感光体200の周囲に、帯電ローラ201、光走査ユニット22、現像ユニット202、転写ユニット203、クリーニングユニット204、および図示しない除電ランプユニットが配置される。帯電ローラ201は、感光体200表面を均一に帯電させる。光走査ユニット22は、均一に帯電された感光体200上を走査して静電潜像を書き込む。現像ユニット202は、光走査ユニット22により書き込まれた静電潜像を現像剤により顕像化する。転写ユニット203は、感光体200上に形成された現像剤像を用紙上に転写する。クリーニングユニット204は、感光体200上に残留した現像剤を除去して感光体200上に新たな画像を記録することを可能にする。除電ランプユニットは、感光体200表面の電荷を除去する。
電子写真プロセス部20の上方には、定着装置23が配置される。定着装置23は、用紙を加圧および加熱することによって、用紙に転写された未定着の現像剤像を用紙面に定着させる。用紙搬送方向における定着装置23の下流側には、図1に示すように、排出ローラ28および中継搬送ユニット8が配置される。
電子写真プロセス部20の下方には、図1に示すように、プリンタ2本体内に内装された用紙供給部21が配置される。用紙供給部21は、用紙収容トレイ210および分離供給手段211を備える。用紙収容トレイ210は、プリンタ2の電子写真プロセス部20に供給すべき用紙を収容する。分離供給手段211は、用紙収容トレイ210に収容された用紙を1枚ずつ分離して電子写真プロセス部20へと送り出す。
プリンタ2本体の下面には用紙受口27が設けられ、その用紙受口27の下方に多段給紙ユニット6が配置される。プリンタ2内の用紙搬送路は用紙受口27を介して多段給紙ユニット6内の用紙搬送路に連通される。なお、多段給紙ユニット6は、用紙収容トレイ610A〜610Cに収容した用紙を、それぞれ分離給送手段611A〜611Cにより1枚ずつ分離して、用紙受口27まで搬送する。
光走査ユニット22の上下空間部に、プリンタ制御部24、画像制御部25、および電源ユニット26が配置される。プリンタ制御部24は、電子写真プロセスをコントロールするプロセスコントロールユニット(PCU)基板、および装置外部からの画像データを受け入れるインターフェイス基板を収容する。画像制御部25は、イメージコントロールユニット(ICU)基板を備える。ICU基板は、インターフェイス基板から受け入れられた画像データに対して所定の画像処理を施すとともに、画像処理が施された画像データを光走査ユニット22に供給する。電源ユニット26は、画像形成装置1の各部に電力を供給する。
シート後処理装置5は、中継搬送ユニット8を介してプリンタ2から送られた用紙に対して後処理を施す。後処理の例としては、ステープル処理、ソート処理が挙げられる。シート後処理装置5は、排出トレイ51A〜51Cおよびゲート52,53を備える。ゲート52,53は、排出されるべき用紙を排出トレイ51A〜51Cのいずれかに選択的に案内する。本実施形態では、排出トレイ51Aにコピーモード時の用紙が排出され、排出トレイ51Bにプリントモード時の用紙が排出され、排出トレイ51Cにファクシミリ印字モード時の用紙が排出される。

図3に示すように、スキャナ装置3は、原稿載置台30、第1走査ユニット31、第2走査ユニット32、結像レンズ33、光電変換素子(CCD)34、制御部350を備える。第1走査ユニット31は、キャリッジ325、キセノンランプ329、スリット328、リフレクタ322、第1光学ミラー324、駆動回路基板323、および図示しない固定ビスを備える。キセノンランプ329は、原稿を照射するための光源部としての低発熱ランプである。スリット328は、原稿からの反射光を所定の範囲に限定して第1光学ミラー324Aに導く。リフレクタ322は、キセノンランプ329からの光を原稿に向かって反射する。第1光学ミラー324Aは、原稿からの反射光を第2走査ユニット32に導く。駆動回路基板323は、制御部350と駆動回路基板323とを接続するケーブル318を差し込むための入力コネクタと、インバータ素子、昇圧トランス、およびキセノンランプ329へ高圧を供給する高圧ケーブルを接続する出力コネクタとを備える。固定ビス331は、駆動回路基板323をキャリッジ325に固定する。
第2走査ユニット32は、第1走査ユニット31からの光を光電変換素子34に案内する。結像レンズ33は、原稿からの反射光を光電変換素子34に結像させる。
制御部350は、光電変換素子34による読取データの処理部、駆動回路部に昇圧する前の低電圧を供給する電源基板部、走査ランプユニットの移動の制御を含む原稿読取装置の制御を行うための制御回路部等を備える。この制御部350は、スキャナ装置3の筐体300の底部に設けた凹部351に配置される。
自動原稿搬送装置4は、原稿載置台30を開放または閉塞する原稿カバーとして機能する。自動原稿搬送装置4は、原稿セットトレイ40、原稿搬送手段41、および原稿排出トレイ42を備える。原稿セットトレイ40には、画像情報を読み取るべき原稿が置かれる。原稿搬送手段41は、原稿セットトレイ40上に置かれた原稿を原稿載置台30上に向かって搬送するとともに、画像情報が読み取られた原稿を原稿排出トレイ42に排出する。
図1に示すように、中継搬送ユニット8は、用紙搬送経路82、用紙搬送路83、およびゲート81を有する。用紙搬送経路82は、プリンタ2から送られて来た用紙をシート後処理装置5へと搬送する。用紙搬送路83は、用紙搬送経路82から分岐した搬送路であり、中継搬送ユニット8に搬送された用紙をプリンタ2上面に位置する排紙部9に案内する。ゲート81は、用紙をシート後処理装置5または排紙部9に選択的に案内する。
図4は、スキャナ装置3の主要部斜視図である。スキャナ装置3の各構成要素は、直方体形状の筐体300の内部に収容される。筐体300の長手方向の側壁の内側には、一対の第1ガイド部材301A,301Bが形成され、それらの下方に第2ガイド部材302A,302Bが形成される。第1ガイド部材301A,301Bは第1走査ユニット31を案内するガイドであり、第2ガイド部材302A,302Bは第2走査ユニット32を案内するガイドである。また、筐体300の長手方向の側壁の内側に、固定プーリ306A,306Bが回転自在に設けられる。さらに、固定プーリ306A,306Bと同軸上に補助プーリ315A,315Bが回転自在に設けられる。
筐体300の長手方向の端部には、駆動軸305が設けられる。駆動軸305は、筐体300の短手方向に沿うように配置され、筐体300によって回転自在に保持される。駆動軸305の両端部近傍にはそれぞれワイヤ駆動プーリ307A,307Bが取り付けられる。ワイヤ駆動プーリ307Bと駆動軸305の一端との間に、駆動伝達プーリ308が設けられる。
スキャナ装置3は、駆動源としてのステッピングモータ304を備える。ステッピングモータ304の出力軸には出力ギア310Bが設けられる。さらに、この出力ギア310Bに噛み合うように、ギアとプーリが一体成形されたギア・プーリ310Aが設けられる。ギア・プーリ310Aは、筐体300の長手方向の一側壁の内側に回転自在に保持されており、タイミングベルト310Cを介して上述の駆動伝達プーリ308に接続される。
駆動軸305におけるワイヤ駆動プーリ307A,307Bには、第1走査ユニット31および第2走査ユニット32に駆動力を伝えるワイヤ313A,313Bが巻き付けられる。ワイヤ駆動プーリ307Aに巻き付けられたワイヤ313Aの一端は、第2走査ユニット32に回転自在に設けられた2連プーリ314Aの内側を介して、筐体300の底面に形成された第1の固定部311Aに接続される。第1の固定部311Aでは、筐体300の切り曲げ部にワイヤの端部に設けた固定金具がビスによって固定される。
これに対して、ワイヤ313Aの他端は、固定プーリ306A、2連プーリ314Aの外側、補助プーリ315Aを介して第2の固定部312Aに接続される。第2の固定部312Aでは、ワイヤ313Aに対して張力を付与するためのバネ319Aが筐体300の折り曲げ部に係止されており、ワイヤ313Aの端部に設けた固定金具がバネ319Aに係止される。
同様に、ワイヤ313Bの一端は、2連プーリ314Bの内側を介して、筐体300の底面に形成された第1の固定部311Bに接続され、ワイヤ313Bの他端は、固定プーリ306B、2連プーリ314Bの外側、補助プーリ315Bを介して第2の固定部312Bに接続される。なお、ワイヤ313A,313Bにおける所定位置がワイヤ駆動プーリ307A,307Bに固定ネジを介して固定されており、ワイヤ313A,313Bがワイヤ駆動プーリ307A,307Bに対して滑ることを防止している。
図5は、第1走査ユニット31の平面図である。図5に示すように、第1走査ユニット31は、ワイヤ固定手段320Aおよびワイヤ固定手段320Bを備える。ワイヤ固定手段320Aは、ワイヤ313Aにおけるワイヤ駆動プーリ307Aと2連プーリ314Aの内側との間の所定の位置を挟持する。また、ワイヤ固定手段320Bは、ワイヤ313Bにおけるワイヤ駆動プーリ307Bと2連プーリ314Bの内側との間の所定の位置を挟持する。
第1走査ユニット31は、キャリッジ325に開口337A,337Bが設けられており、その開口337A,337Bにより上方に露呈した所に、ワイヤ固定手段320A,320Bを備える。ワイヤ固定手段320Aは、図6に示すように、ワイヤ保持板330A、ワイヤ固定板332Aおよびワイヤ固定ビス333Aを備える。ワイヤ保持板330Aは、に固定ビスにより第1走査ユニット31の底面側に固定される。ワイヤ保持板330A上に位置するワイヤ313Aは、ワイヤ保持板330Aとワイヤ固定板332Aで挟まれる。ワイヤ固定ビス333Aを、ワイヤ固定板332Aに設けた小孔を介して、ワイヤ保持板330Aに設けたねじ穴にねじ込むことで、ワイヤ313Aが第1走査ユニット31に固定される。
第1走査ユニット31は、図7に示すように、底部にスライダ327A,327B,327Cを備えており、スライダ327A,327B,327Cを介して第1ガイド部材301A,301Bの上面に接する。同様に、第2走査ユニット32は、図示しないスライダを介して第2ガイド部材302A,302Bの上面に接する。
ステッピングモータ204が正転または逆転すると、第1走査ユニット31および第2走査ユニット32は、それぞれ第1のガイド部材301A,301Bおよび第2のガイド部材302A,302Bに案内されて往動方向または復動方向に移動する。この移動の際、第1走査ユニット31の移動速度は、第2走査ユニット32の移動速度の2倍となる。
図8は、画像形成装置100は、CPU10を備える。CPU10は、ROM11A、RAM11B、スキャナ装置3、自動原稿搬送装置4、シート後処理装置5、多段給紙ユニット6、中継搬送ユニット8、操作ユニット12、電子写真プロセス部20、定着装置23、光走査ユニット22、プリント制御部24、画像制御部25、および電源ユニット26に接続される。ROM11Aは、画像形成装置1の動作に必要なプログラムを格納する。RAM11Bは、一時的にデータが格納される揮発性メモリである。操作ユニット12は、ユーザからの入力操作を受け付ける操作キーおよびユーザに対して情報を提示する液晶ディスプレイを備える。
図9は、画像制御部25の構成を示す。画像制御部25は、メイン画像処理ボート19Aおよびサブ画像処理ボード19Bを備える。なお、本実施形態では、スキャナ装置3は、画像制御部25と同一構成の画像制御部を内部に搭載している。
メイン画像処理ボート19Aは、多値画像処理部13、メモリ16A、レーザコントローラ17、およびプロセッサ15を備える。スキャナ装置3から送られてきた原稿画像の電子データをもとに、画像の階調性を所望の状態で表現できるように、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィルタ処理、MTF補正、解像度変換、電子ズーム(変倍処理)、ガンマ補正などを多値の画像データに対して行なう。メモリ16Aは、画像処理が施された画像データあるいは処理の手順管理など各種制御情報を記憶する。レーザコントローラ17は、画像処理が施された画像情報でもって画像を再現するために光走査ユニット22側へとデータを転送制御する。プロセッサ15は、画像制御部25の各部を統括的に制御する。
サブ画像処理ボード19Bは、メイン画像処理ボード19Aとコネクタ接続される。サブ画像処理ボード19Bは、2値画像処理部14、メモリ16B、インタフェース部18を備える。2値画像処理部14は、メイン画像処理ボード19A上のプロセッサ15からの信号に基づいて2値画像処理を実行する。メモリ16Bは、画像処理の施された2値画像情報、および画像処理上での制御情報などを記憶管理する。インタフェース部18は、メモリを制御するゲートアレイ、ハードディスクを制御するゲートアレイ、外部インターフェイスとしてのSCSIおよびSCSIを制御するゲートアレイを備える。
本発明の画像形成装置1は、上述の画像処理のうちシェーディング補正の手法に特徴を有する。CCD34は主走査方向に複数の素子を備えており、同じ光量の光が結像した場合でも主走査方向におけるCCD34各画素からの出力レベルが異なる。このため、原稿の読み取り開始前に基準白板または白色原稿を読み取ることによってCCD34の各画素の出力バラツキを検出し、読み取りレベルに所定の補正値を組み合わせることで各画素の出力レベルを補正する。
主走査方向におけるCCD34の各画素の出力レべルの補正を行う際に、図10に示すように第1光学ミラー324AにゴミDが付着していると、CCD34の出力値が図11に示すようになる。図11において、横軸はCCD34の主走査方向におけるゴミDに対応する範囲を示しており、縦軸はCCD34の出力レベルを示している。
図11に示すように、第1光学ミラー324Aに付着したゴミDが原因で、CCD34の出力値に局部的な落ち込みが存在する。この場合、ゴミDを考慮したシェーディング補正値が作成される。本実施形態では、図12に示す演算式によってシェーディング補正値が作成される。ただし、本発明に適用されるシェーディング補正値の作成手法は、図12に示す演算式に限定されるものではない。
図13は、作成したシェーディング補正値を用いた場合に、ゴミDが同じ位置に留まっているときの、ハーフトーン画像に係るCCD34の出力値を示している。ハーフトーン画像を読取時にゴミDが静止している場合には、図13に示すようにCCD34の出力値のばらつきが修正される。
一方、ゴミDが主走査方向において移動した場合には、上述のシェーディング補正値を用いると、図14に示すようにハーフトーン画像に係るCCD34の出力値のばらつきはかえって大きくなる。この場合、主走査方向において元々ゴミが付着していた位置に対応する位置に副走査方向に沿った白いスジが発生し、移動後にゴミが付着した位置に対応する位置に副走査方向に沿った黒いスジが発生する。
そこで、本発明は基準白板または白い原稿を読み取った場合に、CCD34の出力値に局部的な落ち込みがある場合には、このCCD34の出力値を図12(B)に示すルールにより平滑化する。
図12(B)のルールは、シェーディング補正値の作成前に、CCD34の出力値に適用される。ここでは、CCD34の主走査方向における各画素の出力値が、前後49画素の平均値、すなわちその画素を中心とする99画素の平均値より2%以上低下している箇所を検出し、局部的な落ち込みが発生している箇所を検出する。局部的な落ち込みが検出された場合には、出力値が極小となる位置を特定し、その位置を中心とする69画素について、前後49画素平均を採る。その結果、図15に示すように、CCD34の出力値の局部的な落ち込みが平滑化される。
この平滑化されたCCD34の出力値を基にシェーディング補正値を作成した場合に、ゴミDが主走査方向に移動したときのハーフトーン画像に係るCCD34の出力値を図16に示す。図16に示すように、ゴミDが主走査方向に移動した場合でも、図14に比較してCCD34の出力値のばらつきが小さくなっており、CCD34の出力値のばらつきが、出力画像の質に悪影響を与えない程度に抑えられている。
図17は、上述のルールを適用してCCD34の出力値を補正した場合において、ゴミDが同じ位置に留まっているときの、ハーフトーン画像に係るCCD34の出力値を示している。この場合にも、CCD34の出力値のばらつきが、出力画像の質に悪影響を与えない程度に抑えられている。
このように、図12(B)に記載のルールに基づき、シェーディング補正値の作成前にCCD34の出力値を補正することにより、ゴミDの移動の有無にかかわらずCCD34の出力値が大きくばらつくことがないようなシェーディング補正値を作成することができる。
上述の実施形態では、常時、図12(B)に示す処理を実行しているが、必要な場合にのみこの処理を行なうようにしても良い。例えば、第1走査ユニット31および第2走査ユニット32を副走査方向に移動させて、基準白板の異なる位置を読み取っても依然として局部的な落ち込みが発生する場合にのみ図12(B)のルールに基づき、CCD34の出力値を補正することもできる。
図18は、図12(C)に示すルールを用いて補正を行なった場合における、CCD34の出力値を示している。また、図19は、図12(C)のルールに基づいて平滑化されたCCD34の出力値を基にシェーディング補正値を作成した場合に、ゴミDが主走査方向に移動したときのハーフトーン画像に係るCCD34の出力値を示す。さらに、図20は、図12(C)のルールを適用してCCD34の出力値を補正した場合において、ゴミDが同じ位置に留まっているときの、ハーフトーン画像に係るCCD34の出力値を示している。このように、図12(C)に記載のルールに基づき、シェーディング補正値の作成前にCCD34の出力値を補正した場合でも、ゴミDの移動の有無にかかわらずCCD34の出力値が大きくばらつくことがないようなシェーディング補正値を作成することができる。
図21は、シェーディング補正時における、スキャナ装置3に搭載されたCPU3Aの動作手順を示すフローチャートである。シェーディング補正時において、CPU3Aは、基準白板の読込処理を実行する(S1)。続いて、読み込んだ基準白板の画像情報に係る画像データに、ゴミの影響が発生しているか否かを判断する(S2)。S2の判断ステップでは、CCD34の主走査方向における各画素の出力値に、前後49画素の平均値、すなわちその画素を中心とする99画素の平均値より2%以上低下している箇所が存在するか否かに基づいて、ゴミの有無が判断される。S2の判断ステップにおいて、ゴミの影響が検出されない場合には、CPU3Aは、そのままシェーディング補正を行なう(S6)。
S2の判断ステップにおいて、ゴミの影響が検出される場合には、CPU3Aは、副走査方向における基準白板の他の位置についての読取処理を実行する(S3)。続いて、CPU3Aは、再度、ゴミの影響が検出されるか否かを判断する(S4)。このとき、ゴミの影響が検出されない場合には、CPU3Aは、そのままシェーディング補正を行なう(S6)。
一方、S4の判断ステップにおいて、副走査方向における基準白板の他の位置を読み取った際にもゴミの影響がある場合には、CPU3Aは、図12(B)または図12(C)のルールに基づいてCCD34の出力値を補正し、その後にシェーディング補正値を作成し、シェーディング補正を行なう(S6)。
図22は、第1反射ミラー324A、第2反射ミラー324B、および第3反射ミラー324Cの位置と、第1反射ミラー324A、第2反射ミラー324B、および第3反射ミラー324Cにおける入射光束径とを示している。この入射光束径は、第1反射ミラー324A、第2反射ミラー324B、および第3反射ミラー324Cの順に大きくなる。そして、入射光束径が大きくなればなるほど、ゴミD(平均:約40μm)の影響が小さくなる。
このため、CCD34の出力値の落ち込み幅を基に、第1反射ミラー324A、第2反射ミラー324B、第3反射ミラー324CのうちのいずれのミラーにゴミDが付着したのかを判断することができる。さらに、第1反射ミラー324A、第2反射ミラー324B、第3反射ミラー324CのうちのいずれのミラーにゴミDが付着したのかを判断することによって、それに応じたシェーディング補正値の作成が可能になる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
スキャナ装置が適用される画像形成装置の概略構成を示す図である。 電子写真プロセス部の構成を示す図である。 スキャナ装置の概略構成を示す図である。 スキャナ装置の内部の構成を示す図である。 第1走査ユニットの構成を示す図である。 第1走査ユニットのワイヤ固定箇所の構成を示す図である。 第1走査ユニットの底部の構成を示す図である。 画像形成装置およびスキャナ装置の構成を示すブロック図である。 画像制御部の構成を示す図である。 第1反射ミラーにゴミが付着した状態を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 シェーディング補正および出力値の平滑化のルールの例を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 主走査方向の各位置におけるCCDの出力値を示す図である。 スキャナ装置のCPUの動作手順を示すフローチャートである。 第1反射ミラー、第2反射ミラー、および第3反射ミラーの位置と、第1反射ミラー、第2反射ミラー、および第3反射ミラーにおける入射光束径とを示す図である。
符号の説明
1−画像形成装置
3−スキャナ装置
25−画像制御部
34−CCD
324A−第1反射ミラー

Claims (5)

  1. 原稿の画像情報を光学的に読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られたシェーディング補正用の基準白板の画像情報に係る画像データを記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録された前記基準白板に係る画像データに基づいて、読み取られた原稿の画像情報に係る画像データに対してシェーディング補正を行う画像処理手段と、を備え
    前記画像処理手段は、前記基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが検出された場合に、前記画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する処理を行なうことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記基準白板に係る画像データの極小値を中心とする主走査方向の所定範囲の画像データの値を平滑化することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記基準白板に係る画像データの極小値を中心とする主走査方向の所定範囲の画像データの値に対して平均化処理を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記読取手段によって前記基準白板の副走査方向における複数の位置を読み取った場合において、いずれの位置においても前記基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが検出されるときに、前記画像データの値の局部的な落ち込みを平滑化する処理を行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記画像処理手段は、前記読取手段によって前記基準白板の副走査方向における複数の位置を読み取った場合において、いずれの位置においても前記基準白板に係る画像データの値に局部的な落ち込みが検出されるときに、複数の光学ミラーのいずれかに塵埃が付着したものと判断し、かつ、前記局部的な落ち込みの主走査方向の幅に基づいて、いずれの光学ミラーに塵埃が付着したのかを特定することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
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