JP4606492B2 - リアルタイム核酸増幅データから初期核酸濃度を定量化する方法 - Google Patents

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Description

本発明は核酸の初期濃度を求める方法に係り、さらに詳細には核酸増幅法(例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR:Polymerase Chain Reaction)、リガーゼ連鎖反応(LCR:Ligase Chain Reaction)、SDA(Strand Displacement Amplification)、NASBA(Nucleic Acid Sequence−Based Amplification)、TMA(Transcription Mediated Amplification)、RCA(Rolling−Circle Amplification)など)を使用して得たリアルタイム核酸増幅データから核酸の初期濃度を求める方法に関する。
核酸を検出して定量化するための多様な分析法のうち、PCRは、最も広く使われる方法であって、特許文献1及び特許文献2にその原理が開示されている。
既存のPCRは、単に終末点(end−point)でゲル電気泳動(AgaroseGel)を利用して増幅されたDNAの定性的な結果だけを示すものであり、DNAの定量的な検出の正確性などに多くの問題点を有していた。かかる問題点を解決するために、光学的検出システムを利用して増幅されたDNAの濃度に比例する蛍光信号の強度をリアルタイムで検出することにより、DNAの定量分析を可能にするリアルタイムPCRが開発された。
核酸増幅データから核酸の初期濃度を定量化する従来の方法として、特許文献3及び特許文献4がある。ここでは、核酸を増幅して増幅の各サイクルでの核酸増幅量を表す関数を求めた後、その関数をn次微分し、その結果から核酸の初期濃度を求める方法を提供する。前記特許文献3は、微分の最大値をC(Threshold Cycle)とする定量分析法、前記特許文献4は、微分の最大値、最小値、ゼロ値をCとする定量分析法を開示する。
また、核酸増幅データから核酸の初期濃度を定量化する従来の他の方法として、特許文献5がある。ここでは、微分の特定値を利用して核酸の濃度を定量化する方法を提供する。
米国特許第4683195号明細書 米国特許第4683202号明細書 米国特許第6303305号明細書 米国特許第6503720号明細書 米国特許出願公開第2002−0031768号明細書
本発明がなそうとする技術的課題は、リアルタイム核酸増幅データから核酸の初期濃度を微分/積分を使用せずに定量化する方法を提供するところにある。
上記の技術的課題を達成するための、本発明による初期核酸濃度を定量化する方法の実施例は、(a)核酸を増幅するステップと、(b)前記核酸の増幅サイクル数または増幅時間によってリアルタイムに表れる前記核酸の増幅量による蛍光信号の強度と前記増幅サイクル数との相関関係を表す関数を生成するステップと、(c)前記関数を利用し、前記核酸の背景蛍光信号を除外した前記核酸の増幅前蛍光信号の強度を算出するステップと、(d)前記核酸の背景蛍光信号を除外した前記核酸の増幅前蛍光信号の強度と核酸の初期濃度との関係を表す補正曲線を利用し、前記(c)ステップで前記算出した増幅前蛍光信号の強度から前記核酸の初期濃度を求めるステップと、を含み、前記(b)ステップは、前記相関関係をシグモイドモデルを用いて関数で表すステップを含み、前記(c)ステップは、前記シグモイドモデルを用いた関数に対して非線形最小二乗フィッティングを使用し、前記関数から前記核酸の背景蛍光信号を除外した前記核酸の増幅前蛍光信号の強度を算出するステップを含む。
これにより、微分/積分を使用せずに核酸の初期濃度を定量化できる。
本発明によれば、リアルタイム核酸増幅(ポリメラーゼ連鎖反応(PCR:Polymerase Chain Reaction)、リガーゼ連鎖反応(LCR:Ligase Chain Reaction)、SDA(Strand Displacement Amplification)、NASBA(Nucleic Acid Sequence−Based Amplification)、TMA(Transcription Mediated Amplification)、RCA(Rolling−Circle Amplification)など)データから核酸の初期濃度を求める方法において、核酸の増幅量と増幅サイクルとの間の相関関係についての数学的モデルを基に、微分/積分を使用せずに背景蛍光信号を除外した最大蛍光信号の強度の半分に該当する増幅サイクル数または増幅時間、最大増幅効率に該当する増幅サイクル数または増幅時間、背景蛍光信号を除外した核酸の増幅前蛍光信号の強度から、核酸の初期濃度を求めることができる。
特に、最大増幅効率を使用する場合、リアルタイム核酸増幅データからリアルタイムに増幅効率を求めることができるので、他の方法に比べて一層速く核酸の初期濃度を求めることができる。
以下、添付された図面を参照し、リアルタイム核酸増幅、特にポリメラーゼ連鎖反応(PCR:Polymerase Chain Reaction)データから初期核酸濃度を定量化する方法について詳細に説明する。
図1は、核酸の増幅量による蛍光信号の強度と増幅サイクル数との相関関係をモデリングしたグラフである。
酵素を利用した核酸増幅は、PCR、ポリメラーゼ逆転写連鎖反応(RT−PCR:Reverse Transcription−Polymerase Chain Reaction、nested PCR、リガーゼ連鎖反応(LCR:Ligase Chain Reaction)などの熱的サイクルを必要とする核酸増幅法によるか、またはSDA(Strand Displacement Amplification)、NASBA(Nucleic Acid Sequence−Based Amplification)、TMA(Transcription Mediated Amplification)、RCA(Rolling−Circle Amplification)などの等温核酸増幅法によって行われる。ここで、核酸は、生物やウイルスなどから抽出可能である。
リアルタイムPCRデータから核酸増幅量による蛍光信号の強度と増幅サイクル数とを測定して測定したデータを、図1に図示されたようなグラフにモデリング可能である。図1に図示されたシグモイドモデルは、次の数式1で表すことができる。
ここで、Rは、核酸の蛍光信号の強度、Rは、核酸蛍光信号の背景強度、Rmaxは、核酸の最大蛍光信号強度、nは、増幅サイクル数、n1/2は、核酸蛍光信号強度の背景強度を除外した核酸蛍光信号強度の最大値の半分に該当する増幅サイクル数、kは、蛍光信号の増加に対する傾きを表す。
数学的モデルと実際のPCR実験データとの誤差は、数式2から求めることができる。
ここで、Rは、n番目のサイクルで実際に実験で得た核酸の蛍光信号の強度である。
図1に図示された数学的モデルに対するそれぞれのパラメータ(R、Rmax、n1/2、k)値を求めるために、最小二乗フィッティング方法を使用すれば、数式3及び数式4(a)から数式4(d)の非線形方程式を得るが、これをNewton−Raphson法で解く。
ここで、εは、数式2で定義されている。
そして、核酸の背景蛍光信号Rを除外した前記核酸の増幅前蛍光信号の強度は、数式1でn=0である場合であるから、数式5のように定義される。
図2Aから図2Fは、図1に図示された数学的モデルと実際の実験結果とを図示したグラフである。
図2Aは、初期核酸濃度が10copy/rxn(反応溶液内のcopy数)である場合、図2Bは、10copy/rxn、図2Cは、10copy/rxn、図2Dは、10copy/rxn、図2Eは、5×10copy/rxn、そして、図2Fは、2.5×10copy/rxnの初期核酸濃度を有している場合である。核酸の初期濃度により、核酸が急激に増幅されるサイクル数がそれぞれ異なるということが分かる。
そして、核酸の増幅量による蛍光信号の強度と増幅サイクル数との相関関係の実験結果と、図1で求めた数学的モデルのグラフとがほとんど似ていることが分かる。
図3は、増幅効率と増幅サイクル数との関係を図示したグラフである。
図3は、PCRの増幅効率を図示した図面である。図3を参照すれば、PCR過程で増幅効率が常に一定ではないことが分かる。この増幅効率を数学的モデルでモデリングすれば、次の数式6(a)及び数式6(b)のようである。
ここで、Rは、n番目の増幅サイクルでの蛍光信号の強度、Rn−1は、(n−1)番目の増幅サイクルでの蛍光信号の強度、Eは、n番目の増幅サイクルでの増幅効率を表す。Enで数式6(a)をさらに整理すれば数式6(b)のようである。
図4は、図3で増幅効率が最大であるときの増幅サイクル数を求める方法を説明するための図面である。
図4を参照すれば、曲線上の三ヵ所でのデータを知っている。このとき、y軸の最大値に該当するx値を求めるために、放物線カーブフィッティングを使用する数学的方法は、次の通りである。
まず、3つの座標点(x,y)、(x,y)、(x,y)について、次の数式7(a)を立てる。
数式7(a)をさらに行列で整理すれば、数式7(b1)のようである。
ここで、数式7(b2)とすれば、定数a,b,cは、次の通り求めることができる。
次の数式7(d)から、xmaxは次の通り求めることができる。
これまで、核酸の増幅量による蛍光信号の強度と増幅サイクル数との関係を数学的モデルを介して具現し、数学的モデルのそれぞれのパラメータを求める方法について述べた。以下で、数学的モデルの特定パラメータが核酸の初期濃度といかなる関連性があるか述べ、かかる関連性を基に核酸の初期濃度を定量化する方法について述べる。
図5は、図1の数学的モデルで、核酸の背景蛍光信号を除外した核酸の最大蛍光強度の半分に該当する増幅サイクル数(n1/2)、及び図3の数学的モデルで、最大増幅効率(nEmax)と核酸の初期濃度との関係を図示したグラフである。
図5を参照すれば、核酸の初期濃度(log[copy/rxn])が高いほど、最大蛍光強度の半分に該当する増幅サイクル数(n1/2)及び最大増幅効率(nEmax)が低くなることが分かる。そして、従来の微分値を利用して初期核酸濃度を求める方法での傾き(図5の二次微分による補正曲線(C))と、本発明で使用するn1/2及びnEmaxの傾きとがほとんど同一であることが分かる。ただし、nEmaxがn1/2より下方に位置するので、nEmaxを利用する場合、n1/2よりさらに少ない増幅サイクル数で核酸の初期濃度を定量化できる。
図6は、図1の数学的モデルから得た数式5でのRと初期核酸濃度との関係を図示したグラフである。図6を参照すれば、log(初期核酸濃度)とlog(R)とが線形的な比例関係であることが分かる。
したがって、図5及び図6の線形的な比例関係を利用し、核酸の初期濃度を求めることができる3つの方法が提示される。第一に、核酸の背景蛍光信号を除外した核酸の最大蛍光強度の半分に該当する増幅サイクル数を利用する方法(n1/2)、第二に、核酸増幅効率が最大になる増幅サイクル数または時間を利用する方法(nEmax)、第三に、核酸の背蛍光信号強度を除外した増幅前核酸サンプルの蛍光信号の強度を利用する方法(R)である。
以上の方法を利用し、初期濃度の分からない所定の核酸サンプルに対し、初期核酸濃度を定量化する方法は次の通りである。
まず、初期濃度を知っている所定の核酸標準サンプルに対し、核酸増幅反応(例えば、PCR、LCR、SDA、NASBA、TMA、RCA)を行い、図1または図3で提示した数学的モデルのそれぞれのパラメータを求め、そのパラメータを利用し、図5または図6に図示されたような比例関係を表すグラフ、すなわち補正曲線を求める。
そして、所定の核酸サンプルについても同じ核酸増幅法を行い、n1/2、nEmax、またはRを求め、図5または図6のような補正曲線から核酸の初期濃度を求める。特に、nEmaxを利用する場合は、非常に簡単な計算で核酸の初期濃度の定量化が可能であり、リアルタイムで増幅効率を求めて定量できるので、増幅サイクル数を減らすことができる。
図7Aから図7Cは、本発明による核酸の初期濃度を求める方法と従来の結果とを図示した表である。
図7Aは、図5及び図6に図示されたような線形グラフを得るために、初期値を知っている核酸に対するモデリング及びモデリングの各パラメータの算出値を示す(6回反復)。図7B及び図7Cは、図7Aで求めた補正曲線を利用し、本発明による方法で核酸の初期濃度を求めた場合と、従来の微分により初期濃度を求めた場合とを比較した値を示す。図7B及び図7Cで分かるように、n1/2、nEmax、またはRがCの代わりに核酸の定量分析因子として使われうることが分かる。図7Bで、Errorは、[(補正曲線から求めたcopy/rxn値)−(真のcopy/rxn値)]の絶対値/(真のcopy/rxn値)の百分率であるが、例えばError(C)は、[5.4E+05−5.0E+05]/5.0E+05の百分率であり、8.08%である。図7Cで、Avg error at5.0E05は、5.00E+05 copy/rxnの6回反復結果のError(図7B)の平均値を表す。
図8は、核酸の増幅量による蛍光信号の強度と増幅サイクル数との相関関係を図示したグラフ及び増幅効率と増幅サイクル数との関係を図示したグラフを共に図示した図面である。
図8を参照すれば、核酸の増幅量による蛍光信号の強度と増幅サイクル数との相関関係のグラフは、核酸の背景蛍光信号(数式1で、R=0)を除外した場合のグラフである。図11を介し、蛍光信号の強度と増幅サイクル数との相関関係グラフは、蛍光信号の強度が初期0でない値から始まって0に減っていって、再び増加する形であることが分かるが、それは、蛍光染料が表す一般的な光漂白効果によるものである。また、背景蛍光信号を除外した場合の増幅効率グラフは、図8に図示されているように、形が尖っていて鋭い。
図9は、図8の実験結果のグラフから得た最大増幅効率を有する増幅サイクル数と核酸の初期濃度との関係を図示したグラフである。
図9を参照すれば、初期濃度が1E+03から1E+08の場合は、濃度による最大増幅効率が線形的であり、本発明による初期濃度を求めるための標準曲線として使用可能であるが、初期濃度が1E+3以下である場合は、濃度による最大増幅効率が不規則である。
図10は、核酸の背景蛍光信号を考慮した増幅効率と増幅サイクル数との関係を図示した図面である。
背景蛍光信号の強度Rを考慮した増幅効率と増幅サイクル数との相関関係関数は、次の数式8のようである。
ここで、Rは、n番目の増幅サイクルでの蛍光信号の強度、Rn−1は、(n−1)番目の増幅サイクルでの蛍光信号の強度、Rは、背景蛍光信号の強度、Eは、n番目の増幅サイクルでの増幅効率を表す。
図10は、核酸の初期濃度が1.0E+07 copy/rxnである場合について6回反復実験し、四種の異なるRの定義による増幅効率を図示したグラフである。Rの値が0である場合、すなわち増幅による蛍光信号強度の最小値(Rmin)が0である場合は、図8で図示されているように、形が非常に尖っていて鋭い。また、Rの値が0である場合の最大増幅効率が現れる時点は、一定しているが、Rの値が0ではない場合よりは、最大増幅効率が現れる時点が早く、最大増幅効率の値もまた一定ではない。
一方、Rの値が0ではない場合(すなわち、R,0.01,−(Rsigmoidal)は、最大増幅効率が現れる時点及び最大増幅効率の値が一定であることが分かる。
以下で、まず、Rの値として使用可能な定数について述べた後、Rの値を考慮した場合の向上された点については、図15ないし図17を参照して述べる。
第一に、核酸の増幅量による蛍光信号の強度と増幅サイクル数との相関関係の実験データをカーブフィッティングして得た図1のシグモイドモデル(数式1)を介して算出した背景蛍光信号の強度(−(Rb)sigmoid)をRbの値として使用可能である。
第二に、増幅サイクルによる蛍光信号の強度が初期に0ではない値から出発して0に減っていて、再び増加する場合(図11参照)、初期蛍光信号の強度(増幅サイクル=0である場合)値を実験的に測定し、Rの値として使用可能である。例えば、初期蛍光信号の強度を図示した図11を参照すれば、初期蛍光信号の強度は、初期核酸濃度によって多少差があるが、平均的に0.01であるから、Rの値として0.01を使用できる。この方法は、試薬、蛍光染料及び蛍光染料の光露出時間などが変わらない限り、初期蛍光信号の強度は、一定であるために、最初の一回だけ実験的に測定した後には、続けてRを定数として固定させて使用できるという長所がある。ただし、試薬、蛍光染料及び蛍光染料の光露出時間などが変わるならば、最初の一回は、実験的に初期蛍光信号の強度を測定し、定数Rの値を求めねばならない。
第三に、最初のサイクルでの核酸蛍光信号の強度(R)をRの値として使用可能である。この方法は、試薬、蛍光染料及び蛍光染料の光露出時間などが変わっても、実験ごとに自動的に初期蛍光信号の強度を補正する方法であり、前記の第二の方法に比べて長所を有するが、初期蛍光信号の強度が0に非常に近い場合には、誤差が大きくなるという短所がある。
第四に、数式8の増幅効率関数で最大増幅効率の値を「1」とする値をRの値として使用可能である。この方法は、最大増幅効率が1になるRを求めるために、反復的にRの値を変化させつつ、Rを求める方法であり、原理的に最も妥当な方法であるが、反復計算をしなければならない。
以上で述べたように、背景蛍光信号の強度は、大きく見て、1)図1のシグモイドモデル(数式1)を介して得た背景蛍光信号の強度(−(Rsigmoidal)、2)初期蛍光信号の強度に該当する値(図11では、ほぼ0.01)、3)最初のサイクルでの蛍光信号の強度(R)、4)最大増幅効率の値を「1」とする値に設定できる。
ここで、−(Rsigmoidal値を使用する場合は、カーブフィッティングを介してその値を求めるという不便さがあるが、その他の値(初期蛍光信号の強度、Rなど)はカーブフィッティングを使用せずともよい。
の値として、以上で説明した4つの定数以外にさらに大きい正数、または負数の値を使用する場合にも、増幅効率グラフは、一定の形態として表される。これを図12Aから図12Cで説明する。
図12A及び図12Bは、背景蛍光信号の強度による増幅効率の変化を図示したグラフである。
図12Aを参照すれば、Rbの値が0.01、0.1、1、10、100、1000である場合がそれぞれ図示されている。それぞれのグラフは、初期濃度によって一定のパターンを有するので、本発明による初期濃度を定量化するのに使用可能である。しかし、Rの値が0.1以上である場合に、増幅効率の最大値は、1よりはるかに小さくなる。増幅効率が1よりはるかに小さな値を有するということは、増幅されていないということを意味するので、増幅効率の意味を考慮するならば、物理的意味がない。しかし、図12Aに図示されたRの値による増幅効率と増幅サイクル数との関係を見れば、初期核酸の濃度により、それぞれの増幅効率関数が最大値を有する増幅サイクルが一定の間隔に置かれるために、いずれも初期核酸濃度を定量化する方法として使用可能である。ただし、図12Aに図示されたRの値のうちには、増幅効率が0と1との間に存在する場合である、Rの値が0.01である場合(すなわち、初期核酸の蛍光信号強度)を使用することが望ましい。
図12Bを参照すれば、Rの値が−0.01、−0.1、−1、−10、−100、−1000である場合がそれぞれ図示されている。Rの値が−0.01と−0.1である場合は、増幅効率関数(数式8)の分母が0に近づいて一定のパターンのグラフが現れないが、それより絶対値が大きい値の場合は、核酸初期濃度により、一定のパターンに示される。特に、Rの値が−1以下である場合には、増幅効率の値が負数として示される。増幅効率は、0と1との間で物理的意味を有するので、図12Bで図示した値を使用して核酸の初期濃度を定量化することはできるが、増幅効率の物理的意味はない。しかし、図12Bで、Rの値による増幅効率と増幅サイクル数との関係を見れば、Rが−1以下である場合(−1、−10、−100、−1000)、初期核酸濃度によってそれぞれの増幅効率の関数が最小値を有する増幅サイクルが一定の間隔に置かれるために、いずれも初期核酸濃度を定量化する方法として使用可能である。
図12Cは、図12A及び図12Bで述べたRの値の大きさ変化による最大増幅効率を有する増幅サイクル数と核酸の初期濃度との関係を図示したグラフ及び最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVと核酸の初期濃度との関係を図示したグラフをそれぞれ図示した図面である。
図12Cを参照すれば、Rbの値が正数に増加(図12A)、または負数に減少(図12B)すれば、最大増幅効率を有する増幅サイクル数と核酸の初期濃度との関係を図示した曲線は、一定の曲線に収斂する。また、Rの値が0及び−0.01である場合を除外すれば、最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVは、核酸の初期濃度が1.0E+03と1.0E+08とである範囲内で5%以内に入ることが分かる。最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVと核酸の初期濃度のerrorとの関係は、図17を参照して述べる。
の値が一定以上ならば、%CV値は、特別に変化がないので、増幅効率の値が0と1との間に位置しつつ、%CV値を向上しようとする場合、図10で説明した四種の定数のうち、R=0を除外した残り、すなわちR、0.01、−(RsigmoidalをRの値として使用することが望ましい。
図13及び図14は、背景蛍光信号の強度による蛍光信号強度と増幅サイクル数との相関関係を図示したグラフである。
図13及び図14を参照すれば、Rの値が0である場合には、蛍光信号強度の最低値がほぼ0になり(すなわち、R=Rbmin=0)、数式8の分母(Rn−1)が0に近づくので、増幅効率(E)が現実と合わないほどに大きくなり、Emaxピークは、非常に鋭くなり、ノイズの影響を非常に受ける。Rの値が0でない場合は、増幅効率が一定のパターンで示される。ただし、図14で、R=Rを使用した場合、増幅サイクルの初期(サイクル数≦5)に、1より大きい最大増幅効率が現れ、そのピークの形が非常に鋭いが、一般的な核酸増幅法では、かように初期に核酸が急激に増幅されることは発生せず、増幅効率が1より大きいことは、物理的に意味がないので、そのピークを無視しなければならない。
図15は、背景蛍光信号の強度が0である場合と0.01の場合の最大増幅効率を有する増幅サイクル数と核酸の初期濃度との関係を図示したグラフである。そして、図16は、図15のグラフを介して最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVを求めた結果を図示した図面である。
図15を参照すれば、背景蛍光信号の強度が0である場合のグラフと背景蛍光信号の強度が0.01である場合のグラフは、1E+03と1E+08との間の濃度にて線形的である。ただし、背景蛍光信号の強度が0.01である場合のグラフが上側に位置する。
図16を参照し、図15の分析結果について述べれば、背景蛍光信号の強度が0.01である場合に最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CV(=St.Dev(標準偏差)/Avg(平均))が非常に向上することが分かる。
図17は、最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVによる核酸の初期濃度のerrorを図示したグラフである。
図17を参照すれば、最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVが0.5から5.0に変わるとき、error(in copy)は、6.85%から48.5%に非常に大きい変化していくことが分かる。すなわち、最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVの値が若干大きくなっても、実際の核酸の初期濃度の定量値に大きい誤差を有していることもあるために、非常に正確な定量方法が要求され、図16で図示されているように、背景蛍光信号の強度が0.01である場合、0である場合に比べ、核酸の初期濃度定量の正確度が非常に高いということができる。
本発明は、またコンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータで読み取り可能なコードとして具現することが可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み込み可能なデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、磁気テープ、フレキシブルディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウエーブ(例えば、インターネットを介した伝送)の形で具現されるものも含む。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存されて実行可能である。
以上、本発明についてその望ましい実施例を中心に説明した。本発明が属する技術分野で当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態で具現できることを理解できるであろう。従って、開示された実施例は、限定的な観点でなくして説明的な観点で考慮されるものである。本発明の範囲は、前述した説明ではなくして特許請求の範囲に示され、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
本発明のリアルタイム核酸増幅データから初期核酸濃度を定量化する方法は、所定のDNAサンプルをPCRを利用して増幅する過程でリアルタイムに初期拡散濃度を検出できるので、例えば大量のDNA定量分析関連の技術分野に効果的に適用可能である。
核酸の蛍光信号の強度と増幅サイクル数との相関関係をモデリングしたグラフである。 図1に図示された数学的モデルと実際実験結果とを図示したグラフである。 図1に図示された数学的モデルと実際実験結果とを図示したグラフである。 図1に図示された数学的モデルと実際実験結果とを図示したグラフである。 図1に図示された数学的モデルと実際実験結果とを図示したグラフである。 図1に図示された数学的モデルと実際実験結果とを図示したグラフである。 図1に図示された数学的モデルと実際実験結果とを図示したグラフである。 増幅効率と増幅サイクル数との関係を図示したグラフである。 図3で増幅効率が最大であるときの増幅サイクル数を求める方法を説明するための図面である。 図1の数学的モデルの最大蛍光強度の半分に該当する増幅サイクル数(n1/2)及び図3の最大増幅効率(nEmax)と核酸の初期濃度との関係を図示したグラフである。 図1の数学的モデルで、背景蛍光信号を除外した増幅前蛍光信号の強度Rと初期核酸濃度との関係を図示したグラフである。 本発明による核酸の初期濃度を求める方法と従来の結果をと図示した表である。 本発明による核酸の初期濃度を求める方法と従来の結果をと図示した表である。 本発明による核酸の初期濃度を求める方法と従来の結果をと図示した表である。 核酸の増幅量による蛍光信号の強度と増幅サイクル数との相関関係を図示したグラフ、及び増幅効率と増幅サイクル数との関係を図示したグラフを共に図示した図面である。 図8の実験結果のグラフから得た最大増幅効率を有する増幅サイクル数と核酸の初期濃度との関係を図示したグラフである。 核酸の背景蛍光信号を考慮した増幅効率と増幅サイクル数との関係を図示した図面である。 初期蛍光信号の強度を図示した図面である。 背景蛍光信号の強度による増幅効率の変化を図示したグラフである。 背景蛍光信号の強度による増幅効率の変化を図示したグラフである。 図12A及び図12Bで説明したRの値の大きさ変化による最大増幅効率を有する増幅サイクル数と核酸の初期濃度との関係を図示したグラフ、及び最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVと核酸の初期濃度との関係を図示したグラフをそれぞれ図示した図面である。 背景蛍光信号の強度による蛍光信号強度と増幅サイクル数との相関関係を図示したグラフである。 背景蛍光信号の強度による蛍光信号強度と増幅サイクル数との相関関係を図示したグラフである。 背景蛍光信号の強度が0の場合と0でない場合の最大増幅効率を有する増幅サイクル数と核酸の初期濃度との関係を図示したグラフである。 図15のグラフを介して最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVを求めた結果を図示した図面である。 最大増幅効率を有する増幅サイクル数の%CVによる核酸の初期濃度のerrorを図示したグラフである。

Claims (6)

  1. (a)核酸を増幅するステップと、
    (b)前記核酸の増幅サイクル数または増幅時間によってリアルタイムに表れる前記核酸の増幅量による蛍光信号の強度と前記増幅サイクル数との相関関係を表す関数を生成するステップと、
    (c)前記関数を利用し、前記核酸の背景蛍光信号を除外した前記核酸の増幅前蛍光信号の強度を算出するステップと、
    (d)前記核酸の背景蛍光信号を除外した前記核酸の増幅前蛍光信号の強度と核酸の初期濃度との関係を表す補正曲線を利用し、前記(c)ステップで前記算出した増幅前蛍光信号の強度から前記核酸の初期濃度を求めるステップと、を含み、
    前記(b)ステップは、前記相関関係をシグモイドモデルを用いて関数で表すステップを含み、
    前記(c)ステップは、前記シグモイドモデルを用いた関数に対して非線形最小二乗フィッティングを使用し、前記関数から前記核酸の背景蛍光信号を除外した前記核酸の増幅前蛍光信号の強度を算出するステップを含むことを特徴とする初期の核酸濃度を定量化する方法。
  2. 前記(a)ステップは、
    酵素を利用し、前記核酸を増幅するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の初期核酸濃度を定量化する方法。
  3. 前記(a)ステップは、
    熱的サイクルを必要とする核酸増幅法により前記核酸を増幅するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の初期核酸濃度を定量化する方法。
  4. 前記(a)ステップは、
    等温核酸増幅法により前記核酸を増幅するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の初期核酸濃度を定量化する方法。
  5. 前記(b)ステップは、
    前記相関関係を数式1で表現されたシグモイドモデルを利用し、関数で表すステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の初期核酸濃度を定量化する方法。
    (ここで、Rは前記蛍光信号の強度、前記R は前記蛍光信号の背景強度、前記R max は最大蛍光信号強度、nは前記増幅サイクル数、前記n 1/2 は前記蛍光信号の背景強度を除外した前記蛍光信号の強度の最大値の半分に該当する増幅サイクル数、前記kは前記蛍光信号の増加に対する傾きを表す。)
  6. 前記(c)ステップは、
    前記数式1で表現されたシグモイドモデルを利用した関数について、非線形最小二乗フィッティングを使用し、前記関数から前記核酸の背景蛍光信号を除外した前記核酸の増幅前蛍光信号の強度を算出するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の初期核酸濃度を定量化する方法。
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