JP4606245B2 - 軌陸両用車のブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、車両に道路走行用のタイヤ車輪と軌道走行用の鉄輪とを備え、道路と軌道の両方で走行させるようにした軌陸両用車のブレーキ装置に関するものである。
この種の軌陸両用車は、車両の後部に高所作業装置やクレーン装置などの作業機を搭載し、軌道の保守点検作業などに用いられ、道路走行するためのタイヤ車輪とは別に、軌道走行するための左右一対の鉄輪を前後2基備えている。この鉄輪は道路走行時には格納しておきタイヤ車輪で走行し、軌道走行時には鉄輪を張出し軌道上に鉄輪を載せ鉄輪で走行するようにしている。
このような軌陸両用車は、軌道走行時には鉄輪を張出すことでタイヤ車輪を浮上させ鉄輪を駆動して走行させるタイプの軌陸両用車と、軌道上に鉄輪を載せるもののタイヤ車輪を浮上させずにタイヤ車輪を駆動して走行させるタイプの軌陸両用車とがある。
ところで、このような軌陸両用車では軌道走行時に制動させるためのブレーキは、ブレーキペタルを踏むとタイヤ車輪と鉄輪の両方にブレーキを掛ける構造になっており、タイヤ車輪のブレーキ制御装置Aとこれとは別の鉄輪のブレーキ装置Bを用いている。
例えば、軌道上に鉄輪を載せるもののタイヤ車輪を浮上させずにタイヤ車輪を駆動して走行させるタイプの軌陸両用車のブレーキ装置について図4〜図5に図示し以下に説明する。タイヤ車輪のブレーキ制御装置Aは、図4に図示するようにブレーキペダル90を踏み込んだ時にタイヤ車輪のブレーキ91,92に制動力を伝える倍力装置93やマスタシリンダ94を備えている。鉄輪のブレーキ装置Bは、図5に図示するように、油圧ブレーキユニット95を備えており、油圧ポンプ96と前側の鉄輪ブレーキ102とを油圧配管で連結した構造になっている。
また、油圧ブレーキユニット95は、前記油圧ポンプ96とこれを駆動するモータ97及びリリーフ弁98を備えており、油圧タンク99と一体に設けている。そしてブレーキペダル90を踏み始めた時と、ブレーキペダル90を次第に踏み込んだ時とでは鉄輪ブレーキ102の制動力が異なるように、ブレーキペダル90を踏んだ時のストローク量をストローク検出手段100で検出し、検出値に応じて油圧ブレーキユニット95の油圧力を油圧制御装置101で制御するようにしている。このようにすることによりタイヤ車輪を制動するときの通常の操作感覚で鉄輪のブレーキ制御を行うようにしたものである。(例えば特許文献1参照)
特開平9−315121号公報(第3頁、図1、図4)
ところが上記軌陸両用車のブレーキ装置は、タイヤ車輪のブレーキ制御装置Aとこれとは別の鉄輪のブレーキ装置Bを用いている。また、タイヤ車輪を制動するときの通常の操作感覚で鉄輪のブレーキ制御を行うために、ブレーキペダル90を踏んだ時のストローク量を検出するストローク検出手段100と、検出値に応じて油圧ブレーキユニット95の油圧力を制御する油圧制御手段101とを備える必要があり、制御が複雑でコストが高くなる課題を有している。
本発明は、このような課題を解決した軌陸両用車のブレーキ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の軌陸両用車のブレーキ装置は、車両上に道路を走行するタイヤ車輪と軌道を走行する鉄輪を備え、道路走行時には鉄輪を格納しタイヤ車輪で走行駆動し、軌道走行時には、タイヤ車輪を浮上させるまで鉄輪を張出して鉄輪で走行駆動するようにした又はタイヤ車輪を浮上させないで鉄輪を張出しタイヤ車輪で走行駆動するようにした軌陸両用車のブレーキ装置であって、ブレーキペダルを踏込むことにより発生する制動圧を、軌道走行時にはタイヤ車輪を制動する第1ブレーキ回路と鉄輪を制動する第2ブレーキ回路とに供給し、道路走行時には前記第1ブレーキ回路のみに供給するよう前記回路を切換える切換手段と、鉄輪の格納を検出する鉄輪格納検出手段とを設け、前記切換手段を鉄輪格納検出手段からの検出信号に連動して前記制動圧を前記第1ブレーキ回路のみに供給するよう自動切換えするように構成したことを特徴とするものである。
請求項1に係る本発明の軌陸両用車のブレーキ装置は、ブレーキペダルからの制動圧を切換手段で切換えて各ブレーキ回路に供給するように簡単に構成するもので安価に製作することができる。また、軌道走行時には切換手段の切換えによりブレーキペダルからの制動圧を第1ブレーキ回路と第2ブレーキ回路とに供給するものであるから、鉄輪ならびにタイヤ車輪とを制動させることができる。しかも、タイヤ車輪を制動するときの通常の操作感覚で鉄輪のブレーキ制御を行うことができる。道路走行時には切換手段の切換えによりブレーキペダルからの制動圧を第1ブレーキ回路のみに供給するようにしたものであるから、管路が長くなることよる制動遅れを防止することができる。逆に軌道走行時にはブレーキペダルからの制動圧を第1ブレーキ回路と第2ブレーキ回路とに供給することにより管路が長くなり道路走行に比べて制動遅れが生じるが、道路走行に比べて走行速度が遅いので影響はない。
さらに、鉄輪の格納を検出する鉄輪格納検出手段を設け、前記切換手段を鉄輪格納検出手段からの検出信号に連動して前記制動圧を前記第1ブレーキ回路のみに供給するよう自動切換えするようにしたものであるから、道路走行時に忘れることなくブレーキペダルからの制動圧を前記第1ブレーキ回路のみに供給するように切換えることができる。
以下本発明に係る軌陸両用車のブレーキ装置の実施形態について、図1〜図3に図示し以下に説明する。図3は本発明を採用した軌陸両用車を説明する説明図で、車両1の車体フレーム11上にクレーン作業機2を搭載している。クレーン作業機2は車体フレーム11上に設けた旋回台21と、旋回台21に起伏自在に取付けた伸縮ブーム22とを備え、旋回台21上に設けたウインチ23からのワイヤロープ(図示省略)をブーム先端部を介して吊りフック24に導いて、クレーン作業を行えるようにしている。また、車体フレーム11には、前後・左右の4箇所にそれぞれジャッキ装置16を設けている。
なお、本願で使用できる軌陸両用車は、図3に図示するようなクレーン作業機2を車体フレーム11に搭載しているが、その他に高所作業機(伸縮ブームの先端部にブーム式作業台を配置したもの)や穴掘建柱機(伸縮ブームの先端部に電柱を立設させるための穴を掘るアースオーガを配置したもの)などを搭載した軌陸両用車に採用可能である。
図3に図示する軌陸両用車は、車体フレーム11上に道路走行用のタイヤ車輪(左右の前輪タイヤ12と左右の後輪タイヤ13)と、軌道走行用の前後2つの軌道走行装置3、3とを備え、各タイヤ車輪12,13による道路走行と各軌道走行装置3,3による軌道走行とを選択して行えるようになっている。また、図3の軌陸両用車には、車輪1を浮上させた状態で方向転換させるための転車装置5を設けている。
前後の各軌道走行装置3,3は、相互にほぼ同構造であって、車体フレーム11の前端部11aと後端部11bに前後対称形に配置している。この各軌道走行装置3,3の構成及び取付け構造を前部のもので説明すると、左右2つの鉄輪31,31を1本の鉄輪軸33に所定間隔(2本の軌道間隔)をもって取付け、該鉄輪軸33の両端部を横長の保持台32に保持させている。そして、左右2箇所の保持台32の後部と、車体フレーム11の前端部11a下面に固定した横長フレーム材14側の左右2箇所に取付けているブラケット15,15とをそれぞれ支軸36,36で枢着しているとともに、保持台32を左右2つの上下動装置30,30で上下に揺動させるように構成されている。
各上下動装置30,30には、それぞれ油圧シリンダが使用されており、以下の説明ではこの上下動装置30を油圧シリンダという。
左右の各油圧シリンダ30,30には、図3に示すようにそのチューブ部分を車体フレーム11に取付けられたブラケット17に枢支する一方、ロッド先端部を保持台32の後部(前記支軸36から離間する位置)に連結して取付けている。
そしてこの軌道走行装置3は、左右の各油圧シリンダ30,30を同時伸縮させることによって、図3に実線図示する上方の格納位置と図3に鎖線図示(符合3’)する下方の張出位置との間で上下に揺動させ得るようになっている。
前後の各軌道走行装置3,3は、実線図示する格納状態ではタイヤ車輪12,13の下面よりかなり上方に浮上しており、鎖線図示(符合3’)する張出状態では鉄輪31’,31’の下面がタイヤ車輪12,13の下面より下方に突出して、該各鉄輪31’,31’がそれぞれ左右2本の軌道B(図3)上に載り得るようになっている。なお、この実施形態では、前側の軌道走行装置3の鉄輪軸33が駆動モータ34で駆動されるようになっている。
転車装置5は、図3に示すように、転車台51を2つの上下動装置50,50で上下動させ得るようにしたものであり、車両1の重心付近における車体フレーム11の下方に設置している。なお、転車装置5用の各上下動装置50,50も、それぞれ油圧シリンダが使用されており、以下の説明では、この上下動装置50,50を油圧シリンダという。
転車装置5用の各上下動装置50,50は、車体フレーム11の左右各側面から下方に延出させた2つの縦向きフレーム材55,55内に収容させている。転車台51は、矩形の基板52の下面側にベアリング53を介して接地板54を取付けている。なお、基板52と接地板54とは水平面内で相対回転するようになっている。各油圧シリンダ50,50の伸縮側下端部は、基板52の相対位置の各角部に固定されている。
そして、この転車装置5は、各油圧シリンダ50,50を縮小させると転車台51が図3において実線で図示するように上方の格納位置に位置し、各油圧シリンダ50,50を伸長させると転車台51が図3に鎖線図示(符合51’)するように下方の張出位置に位置するようになる。なお、転車台51が張出位置まで下動した状態では、該転車台51がタイヤ車輪12,13の下面よりかなり下方まで降下して地面A(図3)上に接地するようになっている。
このように軌道走行装置3,3と転車装置5とを備えた軌陸両用車は、各タイヤ車輪12,13による道路走行と各軌道走行装置3,3による軌道走行とを選択する際には次のようにして行う。道路走行時には軌道走行装置3,3と転車装置5とを格納状態にし、タイヤ車輪12,13で走行を行う。タイヤ車輪で走行する状態から鉄輪31による軌道走行を行うようにするためには、軌陸両用車を踏切り内に搬入し、軌道の中央に前記転車装置5の中心を位置させる。そして各油圧シリンダ50,50を伸長させ、接地板54を地面に設置させてタイヤ車輪12,13を浮上させた状態にする。そして軌陸両用車を転車装置5のベアリング53により回転させて、軌道方向に軌陸両用車を向ける。次に、油圧シリンダ30,30を伸長して軌道走行装置3,3を張出した後に、各油圧シリンダ50,50を縮小させて鉄輪31,31を軌道上に載せる。そして前側の軌道走行装置3の鉄輪軸33を駆動モータ34で駆動して軌道走行を行う。鉄輪31による軌道走行状態からタイヤ車輪で走行する状態にするためには踏切り内に軌陸両用車を搬入し、前記と逆に行えばよい。
ところで、このような軌陸両用車は、道路走行時及び軌道走行時にブレーキを効かせる必要から次のようにブレーキ回路を構成している。以下本発明にかかる軌陸両用車のブレーキ装置の第1実施形態について図1に基づき説明する。前タイヤ輪12,12には前タイヤ輪ブレーキ60,60を配置し、後タイヤ輪13,13には後タイヤ輪ブレーキ61,61を配置している。このブレーキはドラムタイプあるいはディスクタイプのブレーキで構成している。前側の鉄輪31の鉄輪軸33にはディスクブレーキを1基前鉄輪ブレーキ62として配置するとともに、後側の鉄輪31の鉄輪軸33にはディスクブレーキを2基後鉄輪ブレーキ63,63として配置している。
ブレーキペダル64にはブレーキバルブ65を連結し、ブレーキペダル64の踏込み量に応じてブレーキバルブ65の開口量を調整できるようにしている。ブレーキバルブ65は、タンデムに配置され各バルブにエア圧発生装置66からのエア圧をエアタンク67,67を介して供給される。ブレーキバルブ65の一方をブースタ(エア圧をオイル圧に変更するとともに圧力変更するブースタ)68を介して第1ブレーキ回路70により前タイヤ輪ブレーキ60,60に制動圧が供給される。ブレーキバルブ65の他方をブースタ(エア圧をオイル圧に変更するとともに圧力変更するブースタ)69を介して第1ブレーキ回路71により後タイヤ輪ブレーキ61,61に制動圧が供給される。ブースタ68,69のオイル側にはオイルを供給するオイルリザーバ72,73がそれぞれ配置されている。
前鉄輪ブレーキ62には第1ブレーキ回路70より分枝して切換弁74を介して第2ブレーキ回路76によりオイル圧が供給されるようにしている。後鉄輪ブレーキ63,63には第1ブレーキ回路71より分枝して切換弁75を介して第2ブレーキ回路77によりオイル圧が供給されるようにしている。なお、切換弁74,75は特許請求の範囲に記載の切換手段に該当する。
切換弁74,75は、軌道走行装置3を格納状態にした時には接続回路をブロックし、張出し状態にした時に接続回路を接続するように切換えるようにしている。この切換は手動で切換るものであってもよいが、図2に図示するように軌道走行装置3の張出し,格納状態に応じて自動的に切換えるようにしたものであってもよい。
自動的に切換えるようにした切換弁74について図2に図示し以下に説明する。切換弁74は、レバー80を備えこのレバー80を回転させることにより切換ができる構造になっている。そして、前側の軌道走行装置3の回転軸である支軸36の軸芯と切換弁74の回転軸芯を一致させ、切換弁74の本体を横長フレーム14に取付けている。そして、レバー80は、保持台32の端部側に配置した突起片80a、80bに係合して切換るようにしている。すなわち、軌道走行装置3を格納している時には突起片80aとレバー80が係合して図2に実線で図示する位置に切換り、接続回路をブロックする。軌道走行装置3を張出している時には突起片80bとレバー80が係合して図2に鎖線で図示する位置に切換り、接続回路を接続する。同様に切換弁75は後側の軌道走行装置3の回転に連動して切換るように配置している。(図示省略)
このように構成した軌陸両用車のブレーキ装置は、次のように作用する。まずタイヤ車輪(前輪タイヤ12、後輪タイヤ13)で道路走行する場合には、切換弁74,75の接続回路をブロックする位置に切換える。この切換は、手動で切換えるか、前述したように自動で切換える。自動で切換える場合は、タイヤ車輪(前輪タイヤ12、後輪タイヤ13)で走行する時に軌道走行装置3は格納されているので、切換弁74,75の接続回路をブロックする位置に切換えられている。よってブレーキペダル64を踏込むことにより、エア圧がブレーキバルブ65より各ブースタ68,69に供給され、各ブースタ68,69を介してオイル圧が第1ブレーキ回路70,71から各前タイヤ輪ブレーキ60,60と各後タイヤ輪ブレーキ61,61に供給され、タイヤ車輪(前輪タイヤ12、後輪タイヤ13)にブレーキを効かすことができるものである。道路走行時には切換弁74,75の切換えによりブレーキペダル64からの制動圧を第1ブレーキ回路70,71のみに供給するようにしたものであるから、管路が長くなることよる制動遅れを防止することができる。
次に鉄輪31,31で軌道走行する場合は、切換弁74,75の接続回路を接続する位置に切換える。この切換は、手動で切換えるか、前述したように自動で切換える。自動で切換える場合は、鉄輪31,31で軌道走行する時に軌道走行装置3,3は張出されているので、切換弁74,75の接続回路を接続する位置に切換えられている。よってブレーキペダル64を踏込むことにより、エア圧がブレーキバルブ65より各ブースタ68,69に供給され、各ブースタ68,69を介してオイル圧が第1ブレーキ回路70,71から各前タイヤ輪ブレーキ60,60と各後タイヤ輪ブレーキ61,61に供給されるとともに、第1ブレーキ回路70,71から切換弁74,75を介して第2ブレーキ回路76,77より前鉄輪ブレーキ62と後鉄輪ブレーキ63,63に供給され、鉄輪31,31のブレーキを効かすことができるものである。
軌道走行する場合は、切換弁74,75の切換えによりブレーキペダル64からの制動圧を第1ブレーキ回路70,71と第2ブレーキ回路76,77とに供給するものであるから、タイヤ車輪を制動するときの通常の操作感覚で鉄輪31,31のブレーキ制御を行うことができる。なお、軌道走行時にはブレーキペダル64からの制動圧を第1ブレーキ回路70,71と第2ブレーキ回路76,77とに供給することにより管路が長くなり道路走行に比べて制動遅れが生じるが、道路走行に比べて軌陸走行時は走行速度が遅いので影響はない。
以上のように、切換弁74,75で切換るようにするのみで、ブレーキペダルからの制動圧をタイヤ車輪および鉄輪31,31の各ブレーキ回路に供給するように簡単に構成するもので安価に製作することができる。
また、上記第1実施形態では、鉄輪31,31による軌道走行時にはタイヤ車輪は浮上させて鉄輪31,31のみで走行駆動する場合であるが、軌道走行時にはタイヤ車輪を浮上させないで鉄輪31,31を張出しタイヤ車輪で走行駆動するようにした軌陸両用車にも適用できる。この場合軌道走行時にはタイヤ車輪と鉄輪31,31の両方にブレーキを効かすことができ効果的である。
なお、上記実施形態では道路走行時と軌陸走行時の切換手段として切換弁74,75で行うようにしたが、ストップバルブのような手動式のバルブを前記切換弁に替えて配置し行うようにしてもよい。
また、切換手段の実施形態として、切換弁74,75のレバー80を直接突起片80a,80bに係合させて切換えるようにしたが、切換弁74,75を電磁切換弁で構成し、軌道走行装置3の格納または張出し状態をスイッチで検出し、このスイッチで電磁弁を切換えるように構成してもよい。
特に、軌道走行装置3の格納を検出しこの検出信号により電磁弁で構成した切換弁74,75を上記したように接続回路をブロックとし、ブースタ68,69からのオイル圧を第1ブレーキ回路70,71にのみ供給するようにすればよい。
更に、第1ブレーキ回路70,71および第2ブレーキ回路76,77を前と後の2回路に分けて構成したが、2回路に分けずに1回路で構成したものであってもよい。
次に、ブレーキペダル64の踏込みによるブレーキバルブ65からの制動圧をエア圧と
オイル圧で行うようにしたが、どちらか一方の圧のみで構成するようにしてもよい。
本発明に係る軌陸両用車のブレーキ回路を説明する説明図である。 本発明に係る軌陸両用車のブレーキ回路を自動切換えする切換弁の配置を説 明する説明図である。 本発明に係る軌陸両用車を説明する説明図である。 従来の軌陸両用車のタイヤ車輪のブレーキ装置を説明する説明図である。 従来の軌陸両用車の鉄輪のブレーキ装置を説明する説明図である。
1 車両
3 鉄輪
12 前輪タイヤ(タイヤ車輪)
13 後輪タイヤ(タイヤ車輪)
64 ブレーキペダル
70 第1ブレーキ回路
71 第1ブレーキ回路
76 第2ブレーキ回路
77 第2ブレーキ回路
74 切換弁(切換手段)
75 切換弁(切換手段)

Claims (1)

  1. 車両上に道路を走行するタイヤ車輪と軌道を走行する鉄輪を備え、道路走行時には鉄輪を格納しタイヤ車輪で走行駆動し、軌道走行時には、タイヤ車輪を浮上させるまで鉄輪を張出して鉄輪で走行駆動するようにした又はタイヤ車輪を浮上させないで鉄輪を張出しタイヤ車輪で走行駆動するようにした軌陸両用車のブレーキ装置であって、
    ブレーキペダルを踏込むことにより発生する制動圧を、軌道走行時にはタイヤ車輪を制動する第1ブレーキ回路と鉄輪を制動する第2ブレーキ回路とに供給し、道路走行時には前記第1ブレーキ回路のみに供給するよう前記回路を切換える切換手段と、鉄輪の格納を検出する鉄輪格納検出手段とを設け、前記切換手段を鉄輪格納検出手段からの検出信号に連動して前記制動圧を前記第1ブレーキ回路のみに供給するよう自動切換えするように構成したことを特徴とする軌陸両用車のブレーキ装置。
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