JP6324266B2 - 軌陸車の軌道上進行方向表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、道路上及び軌道上を走行可能な軌陸車の軌道上進行方向表示装置に関するものである。
従来、この種の軌陸車としては、道路走行用車輪と道路走行用車輪の下方に出没自在に設けられた軌道走行用車輪とを有する車体を備えている(例えば、特許文献1参照)。
軌陸車は、道路を走行するトラック車両を基にした車両であり、車体の前側に白色の前照灯が設けられ、後側に赤色の尾灯が設けられている。
一般に、車両が軌道上を走行する場合には、昼間であれば、車両の進行方向の前側に前部標識として白色灯を灯火または前部標識を省略し、車両の進行方向の後側に後部標識として赤色灯を灯火または赤色板の表示をし、夜間であれば、車両の進行方向の前側に前部標識として白色灯を灯火させ、車両の進行方向の後側に後部標識として赤色灯を灯火させる必要がある。
軌陸車が軌道上を走行する場合において、車体の前側を進行方向に向けて走行する場合には問題は生じないが、車体の後側を進行方向に向けて走行する場合には、ライトをオンの状態とすると、進行方向の前側に赤色の尾灯を灯火することになるとともに、進行方向の後側に白色のランプを灯火させることになり、また、ライトをオフの状態としたとしても進行方向の後側に赤色の表示をすることができず、安全上及び規則上問題が生じる。
そこで、車体の後側を進行方向に向けての軌道上の走行を可能とする軌陸車としては、例えば、車体の前側の下方に張り出すように赤色板や赤色灯等の赤色表示を取り付けることが考えられる。
特許第3530670号公報
しかし、赤色表示を取り付けた軌陸車では、道路上を走行する場合に、赤色表示を覆い隠す等、赤色表示を視認できないようにする必要があり、作業者の作業が煩雑となる。また、赤色表示を取り付けた軌陸車では、道路上を走行する場合に、路面の傾斜が変化する箇所や段差等に赤色表示が接触する可能性があり、赤色表示が破損するおそれがある。
本発明の目的とするところは、道路走行と軌道走行の切り換えに応じて軌道走行用の進行方向表示部の露出と格納を切り換えることのできる軌陸車の軌道上進行方向表示装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、道路走行用車輪と道路走行用車輪の下方に出没自在に設けられた軌道走行用車輪とを有する車体を備えた軌陸車の軌道上進行方向表示装置であって、車体の前側に設けられ、車体の前方に向かって車体の進行方向を表示する進行方向表示部と、進行方向表示部を、軌道走行用車輪を道路走行用車輪の下方に張り出させたときに車体の前方に向かって臨む露出状態と、軌道走行用車輪を車体の下部に格納したときに車体の前方から視認不能とする格納状態と、を切換可能な露出格納切換機構と、を備えている。
これにより、軌道走行用車輪を道路走行用車輪の下方に張り出させたときに進行方向表示部が車体の前方に向かって臨む露出状態と、軌道走行用車輪を車体の下部に格納したときに進行方向表示部が車体の前方から視認不能となる格納状態と、が切り換えられることから、軌道走行時に進行方向表示部が車体の前方に向かって表示され、道路走行時に進行方向表示部が車体の前方から視認不能に格納される。
本発明によれば、軌道走行時に進行方向表示部を車体の前方に向かって表示し、道路走行時に進行方向表示部を車体の前方から視認不能に格納することができるので、軌道走行から道路走行に切り換える際の作業者の作業数を低減することができるとともに、道路走行時における進行方向表示部の破損を防止することができる。
本発明の第1実施形態を示す軌陸車の側面図である。 赤色灯の格納状態を説明する進行方向表示装置及び油圧供給装置の概略構成図である。 赤色灯を露出状態とする動作を説明する進行方向表示装置及び油圧供給装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態を示す赤色灯の格納状態を説明する進行方向表示装置の概略構成図である。 赤色灯を露出状態とする動作を説明する進行方向表示装置の概略構成図である。
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態を示すものである。
本発明の転車台を備えた軌陸車1は、図1に示すように、トラック車体をベースに構成され、道路及び軌道Rを走行可能な車体10と、クレーン作業を行うためのクレーン装置20と、下方に張り出すことによって車体10を持ち上げて支持しながら車体10の向きを変更するための転車台30と、軌道R上において、車体10の後側を進行方向に向けて走行する場合に車体10の前面側に後部標識を表示させるための進行方向表示装置40と、を備えている。
車体10は、前後方向に延びる幅方向一対のシャシフレーム11の前部に運転キャブ12が設けられている。シャシフレーム11の後側の上面には、幅方向一対のサブフレーム13が設けられ、その上部に荷物を積載するための荷台14が設けられている。また、運転キャブ12と荷台14との間には、クレーン装置20が設けられている。車体10は、シャシフレーム11の前側および後側の左右両側に道路走行用車輪としての車輪15を有し、エンジンを動力源として道路上を走行可能である。
また、車体10は、前側の車輪15の後方および後側の車輪15の後方に軌道走行用車輪としての鉄輪16を有している。鉄輪16は、サブフレーム13の左右両側から下方に延びる鉄輪支持部材17の下端側に回転自在に設けられている。鉄輪支持部材17は、それぞれサブフレーム13に固定された上部側部材17aと、上部側部材17aに対して前後方向に揺動自在に設けられた下部側部材17bと、上部側部材17aに対して下部側部材17bを動作させるための車輪切換アクチュエータとしての鉄輪出没シリンダ18と、を有している。鉄輪支持部材17は、鉄輪出没シリンダ18の伸縮動作によって、鉄輪16を車輪15よりも下方に張り出した状態である軌道走行位置と、鉄輪16を車体10の下部に格納した状態である格納位置に移動させることが可能である。鉄輪16は、油圧モータ19によって駆動する。
クレーン装置20は、幅方向一対のサブフレーム13の上面を架け渡すように幅方向に延びるブラケット21と、ブラケット21に対して車体10の前後方向を軸として搖動自在に設けられた幅方向に延びるベース22と、ベース22の幅方向両側に設けられたアウトリガジャッキ23と、ベース22の上面に旋回自在に設けられた旋回台24と、旋回台24に対して起伏自在に設けられたブーム25と、を備えている。クレーン装置20は、ブーム25の旋回動作、伸縮動作及び起伏動作を行うとともに、旋回台24の上部に設けられたウインチ24aによってブーム25の先端から垂下されるワイヤロープ26の巻き込みまたは繰り出しを行うことで、ワイヤロープ26に吊下された荷物を持ち上げて移動させるクレーン作業を行う。
進行方向表示装置40は、車体10の前側の下部に設けられている。進行方向表示装置40は、進行方向表示部としての赤色灯41と、赤色灯を支持するための支持部材42と、支持部材42を動作させるための露出格納切換機構としての露出格納切換シリンダ43と、を備えている。
赤色灯41は、白熱電球やLED等の光源と、光源を覆うカバーと、からなり、赤色に発光する。赤色灯41は、車体10の走行用バッテリの電力によって点灯する。赤色灯41は、例えば運転キャブ12内に設けられた専用のスイッチによって、点灯と消灯が切り換えられる。赤色灯41は、車体10の後側を進行方向に向けて軌道R上を走行する場合における後部標識として用いられる表示灯である。
支持部材42は、一端側が車体10に前後方向に搖動自在に支持され、他端側に赤色灯41が取り付けられた板状または棒状の部材である。
露出格納切換シリンダ43は、シリンダチューブ43aが車体10側の部材に連結され、シリンダロッド43bの先端が支持部材42に連結されている。支持部材42は、露出格納切換シリンダ43を伸長させると、一端側に対して他端側が下方に位置する状態となる。また、支持部材42は、露出格納切換シリンダ43を縮小させると、一端側に対して他端側が後方に位置する状態となる。
進行方向表示装置40は、露出格納切換シリンダ43の伸縮動作によって、赤色灯41を車体10のフロントバンパーから下方に突出させて前方に向かって臨む露出状態と、赤色灯41を車体10の下部に格納して前方から視認不能とする格納状態と、を切り換える。
また、軌陸車1は、鉄輪出没シリンダ18、油圧モータ19及び露出格納切換シリンダ43や、クレーン装置20のアウトリガジャッキ23、旋回台24、ブーム25及びウインチを駆動させるアクチュエータを、それぞれ駆動させるための油圧供給装置50を備えている。
油圧供給装置50は、図2に示すように、各アクチュエータに供給する作動油を吐出するための油圧ポンプ51と、油圧ポンプ51から吐出された作動油の流れを調整するためのコントロールバルブ52と、油圧ポンプ51の吐出側と各アクチュエータとを接続するための油圧回路53と、を備えている。
油圧ポンプ51は、PTO機構を介して取り出されるエンジンの駆動力によって駆動する。
コントロールバルブ52は、4方向4ポート弁と2方向2ポート弁が一体に構成された3位置弁である。コントロールバルブ52は、鉄輪16の軌道走行位置と格納位置とを切り換える鉄輪出没操作レバーによって操作される。コントロールバルブ52は、4方向4ポート弁側の第1〜第4ポート52a,52b,52c,52d、2方向2ポート弁側の第5及び第6ポート52e,52fを有している。
油圧回路53は、鉄輪出没シリンダ18、露出格納切換シリンダ43、鉄輪出没シリンダ18及び露出格納切換シリンダ43以外のアクチュエータ、油圧ポンプ51及びコントロールバルブ52を、鋼管や高圧ホース等によって接続している。
具体的には、油圧ポンプ51の吸入側が作動油タンク54に接続されている。油圧ポンプ51の吐出側は、コントロールバルブ52の第1ポート52a及び第5ポート52eに互いに並列に接続されている。また、油圧ポンプ51の吐出側は、安全弁55を介して作動油タンク54に接続されている。油圧ポンプ51の吐出側とコントロールバルブ52の第1ポート52aとの間には、逆止弁56が設けられている。コントロールバルブ52の第2ポート52bは、リターンフィルタ57を介して作動油タンク54に接続されている。コントロールバルブ52の第3ポート52cは、鉄輪出没シリンダ18の伸長側供給口18a及び露出格納切換シリンダ43の伸長側供給口43cに互いに並列に接続されている。コントロールバルブ52の第4ポート52dは、鉄輪出没シリンダ18の縮小側供給口18b及び露出格納切換シリンダ43の縮小側供給口43dに互いに並列に接続されている。コントロールバルブ52の第6ポート52fは、鉄輪出没シリンダ18及び露出格納切換シリンダ43以外のアクチュエータに接続されている。
ここで、コントロールバルブ52は、中立位置において、鉄輪出没シリンダ18及び露出格納切換シリンダ43に対する作動油の流路を閉鎖し、鉄輪出没シリンダ18及び露出格納切換シリンダ43以外のアクチュエータに対する作動油の流路を開放する。また、コントロールバルブ52は、鉄輪出没操作レバーが操作されてスプールが移動すると、鉄輪出没シリンダ18及び露出格納切換シリンダ43に対する作動油の流路を開放し、鉄輪出没シリンダ18及び露出格納切換シリンダ43以外のアクチュエータに対する作動油の流路を閉鎖する。即ち、コントロールバルブ52は、鉄輪16の軌道走行位置と格納位置とを切り換える動作を行う際に、その他のアクチュエータの動作を規制する。
以上のように構成された軌陸車の軌道上進行方向表示装置において、軌陸車1が道路上を走行する際には、鉄輪16が格納位置にあり、進行方向表示装置40の赤色灯41が格納状態となっている。
軌陸車1を道路から軌道Rに載線する際には、まず、軌陸車1を踏切に進入させて、転車台30で車体10を持ち上げる。次に、転車台30で車体10を持ち上げた状態で、使用者が車体10を回転させるとともに、鉄輪出没操作レバーを操作し、鉄輪16を軌道走行位置とする。最後に、転車台30を格納して車体10を下降させて軌道R上に載せる。
このとき、鉄輪出没操作レバーに鉄輪16を軌道走行位置とする操作が入力されると、油圧ポンプ51から吐出された作動油は、図3に示すように、鉄輪出没シリンダ18の伸長側供給口18a側に供給されるとともに、露出格納切換シリンダ43の伸長側供給口43c側に供給される。これにより、鉄輪出没シリンダ18及び露出格納切換シリンダ43は、それぞれ伸長動作を行う。したがって、進行方向表示装置40の赤色灯41は、鉄輪16が軌道走行位置となるとともに、露出状態となる。
軌道R上の軌陸車1は、車体10の前側を進行方向に向けて走行する場合、赤色灯41を点灯させることなく、車体10のヘッドライトを前部標識とし、車体10のテールランプを後部標識とする。
また、軌道R上の軌陸車1は、車体10の後側を進行方向に向けて走行する場合、赤色灯41を点灯させることで、車体10の後側に設けられた作業灯を前部標識とし、進行方向表示装置40の赤色灯41を後部標識とする。
また、軌陸車1を軌道Rから離線して道路を走行する際には、まず、軌陸車1を踏切に進入させて、転車台30で車体を持ち上げる。次に、転車台30で車体10を持ち上げた状態で、使用者が車体10を回転させるとともに、鉄輪出没操作レバーを操作し、鉄輪16を格納位置とする。最後に、転車台30を格納して車体10を下降させて道路上に載せる。
このとき、鉄輪出没操作レバーに鉄輪16を格納位置とする操作が入力されると(コントロールバルブ52が図2における右方向に操作されると)、油圧ポンプ51から吐出された作動油は、鉄輪出没シリンダ18の縮小側供給口18b側に供給されるとともに、露出格納切換シリンダ43の縮小側供給口43d側に供給される。これにより、鉄輪出没シリンダ18及び露出格納切換シリンダ43は、それぞれ縮小動作を行う。したがって、進行方向表示装置40の赤色灯41は、図2に示すように、鉄輪16が格納位置となるとともに、格納状態となる。
このように、本実施形態の軌陸車の軌道上進行方向表示装置によれば、車体10の前側に設けられ、車体10の前方に向かって車体10の後部標識を表示する赤色灯41を備え、鉄輪16を車輪15の下方に張り出させたときに車体10の前方に向かって赤色灯41が臨む露出状態と、鉄輪16を車体10の下部に格納したときに車体10の前方から赤色灯41が視認不能となる格納状態と、を切換可能としている。
これにより、軌道走行時に赤色灯41を車体10の前方に向かって表示し、道路走行時に赤色灯41を車体10の前方から視認不能に格納することができるので、軌道走行から道路走行に切り換える際の作業者の作業数を低減することができるとともに、道路走行時における進行方向表示部の破損を防止することができる。
また、鉄輪16の張出及び格納の切り換えを行う鉄輪出没シリンダ18と、鉄輪出没シリンダ18に作動油を供給する油圧回路53と、を備え、進行方向表示装置40は、油圧回路53を流通する作動油によって駆動する露出格納切換シリンダ43を有し、露出格納切換シリンダ43によって赤色灯41の露出状態と格納状態を切り換えている。
これにより、鉄輪出没シリンダ18を伸縮動作させる作動油によって露出格納切換シリンダ43の伸縮動作を行うことができるので、誤動作を生じることなく確実に赤色灯41の露出状態と格納状態の切り換えが可能となる。
また、赤色灯41は、電力の供給によって発光する表示灯であり、専用のスイッチによって点灯と消灯が切り換えられる。
これにより、夜間における軌道R上の移動の際に、赤色灯41を消灯することで、車体10の前側を進行方向に向けた走行が可能となる。
また、赤色灯41は、車体10の後側を進行方向に向けて軌道R上を走行する際の後部標識である。
これにより、車体10の前側に後部標識を表示することが可能となるので、車体10の後側を進行方向に向けた軌道走行が可能となる。
また、赤色灯41は、車体10の前端部に設けられている。
これにより、車体10の後側を進行方向に向けて軌道R上を走行する際に、後部標識が確実に視認可能となる。
図4及び図5は本発明の第2実施形態を示すものである。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の軌陸車1の進行方向表示装置40は、前記実施形態の露出格納切換シリンダ43を有しておらず、図4に示すように、後部標識としての赤色灯41と、赤色灯を支持するための支持部材42と、支持部材42を車体10の前側に位置する車輪切換機構としての鉄輪支持部材17の下部側部材17bの動作と連動させるためのプッシュプルケーブル44と、を備えている。
プッシュプルケーブル44は、アウタチューブ44aと、アウタチューブ44a内を移動自在に設けられたインナワイヤ44bとからなる。プッシュプルケーブル44は、アウタチューブ44a及びインナワイヤ44bの剛性を高く構成することで、押す方向及び引く方向のいずれの操作も可能としたものである。
アウタチューブ44aは、一端が鉄輪支持部材17の上部側部材17aに固定され、他端が支持部材42の近傍の車体10側の部材に固定されている。
また、インナワイヤ44bは、一端が鉄輪支持部材17の下部側部材17bに連結され、他端が進行方向表示装置40の支持部材42に連結されている。
以上のように構成された軌陸車の軌道上進行方向表示装置において、軌陸車1を道路から軌道Rに載線する際に、転車台30で車体10を持ち上げた状態で、鉄輪16を軌道走行位置とすると、図5に示すように、鉄輪支持部材17の下部側部材17bの動作に連動して、進行方向表示装置40の赤色灯41が露出状態となる。
また、軌陸車1を軌道Rから離線して道路を走行する際に、転車台30で車体10を持ち上げた状態で、鉄輪16を格納位置とすると、図4に示すように、鉄輪支持部材17の下部側部材17bの動作に連動して、進行方向表示装置40の赤色灯41が格納状態となる。
このように本実施形態の軌陸車の軌道上進行方向表示装置よれば、前記実施形態と同様に、軌道走行時に赤色灯41を車体10の前方に向かって表示し、道路走行時に赤色灯41を車体10の前方から視認不能に格納することができるので、軌道走行から道路走行に切り換える際の作業者の作業数を低減することができるとともに、道路走行時における進行方向表示部の破損を防止することができる。
また、進行方向表示装置40は、プッシュプルケーブル44を有し、プッシュプルケーブル44によって鉄輪支持部材17の下部側部材17bの動作と赤色灯41の露出状態と格納状態を切り換える動作とを連動させている。
これにより、プッシュプルケーブル44によって、鉄輪支持部材17の下部側部材17bの動作と支持部材42の動作を連動させることができるので、誤動作を生じることなく確実に赤色灯41の露出状態と格納状態の切り換えが可能となる。
尚、前記実施形態では、鉄輪16の出没動作に連動して進行方向表示装置40の赤色灯41の露出状態と格納状態の切り換えを行うようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、支持部材42を動作させる電動モータと、鉄輪出没操作レバーの操作を検出する操作検出センサと、を備え、操作検出センサの検出結果に基づいて電動モータを駆動させて、赤色灯41の露出状態と格納状態の切り換えを行ってもよい。
また、前記実施形態では、支持部材42を前後方向に揺動させることによって、赤色灯41の露出状態と格納状態を切り換えるようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、油圧シリンダやソレノイド等によって直線的に赤色灯41を移動させて、赤色灯41の露出状態と格納状態の切り換えを行ってもよい。
また、前記実施形態では、進行方向表示部として赤色灯41を示したが、これに限られるものではない。例えば、進行方向表示部として、板状部材に塗装を施した表示板等を表示するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、車体10の前側に進行方向表示装置40を設け、車体10の前方に向かって進行方向を表示するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、車体10の後側に進行方向表示装置を設け、車体10の後方に向かって進行方向を表示する装置として用いることも可能である。
1…軌陸車、10…車体、15…車輪、16…鉄輪、17…鉄輪支持部材、18…鉄輪出没シリンダ、40…進行方向表示装置、41…赤色灯、43…露出格納切換シリンダ、44…プッシュプルケーブル、50…油圧供給装置、51…油圧ポンプ、53…油圧回路。

Claims (6)

  1. 道路走行用車輪と道路走行用車輪の下方に出没自在に設けられた軌道走行用車輪とを有する車体を備えた軌陸車の軌道上進行方向表示装置であって、
    車体の前側に設けられ、車体の前方に向かって車体の進行方向を表示する進行方向表示部と、
    進行方向表示部を、軌道走行用車輪を道路走行用車輪の下方に張り出させたときに車体の前方に向かって臨む露出状態と、軌道走行用車輪を車体の下部に格納したときに車体の前方から視認不能とする格納状態と、を切換可能な露出格納切換機構と、を備えた
    ことを特徴とする軌陸車の軌道上進行方向表示装置。
  2. 軌道走行用車輪の張出及び格納の切り換えを行う車輪切換アクチュエータと、
    車輪切換アクチュエータに作動油を供給する油圧回路と、を備え、
    露出格納切換機構は、油圧回路を流通する作動油によって駆動する露出格納切換アクチュエータを有し、露出格納切換アクチュエータによって進行方向表示部の露出状態と格納状態を切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の軌陸車の軌道上進行方向表示装置。
  3. 軌道走行用車輪の張出と格納との切り換えを行う車輪切換機構を備え、
    露出格納切換機構は、プッシュプルケーブルを有し、車輪切換機構の動作と進行方向表示部の露出状態と格納状態を切り換える動作とをプッシュプルケーブルによって連動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の軌陸車の軌道上進行方向表示装置。
  4. 進行方向表示部は、電力の供給によって発光する表示灯であり、専用のスイッチによって点灯と消灯が切り換えられる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の軌陸車の軌道上進行方向表示装置。
  5. 進行方向表示部は、車体の後側を進行方向に向けて軌道上を走行する際の後部標識である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の軌陸車の軌道上進行方向表示装置。
  6. 進行方向表示部は、車体の前端部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の軌陸車の軌道上進行方向表示装置。
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