JP4455367B2 - 建設機械の警報装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械の警報装置に関し、特に、カウンタウエイト脱着装置や油圧式ロワーリトラクト装置などの輸送規制対応装置を備えた建設機械の警報装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、クローラ等を備えた下部走行体と、この下部走行体の上部に旋回可能に搭載される上部旋回体と、この上部旋回体の前部に搭載される作業機とから構成されている。このような建設機械では、上部旋回体の旋回や建設機械の走行等の作業中に建設機械に近づくことは非常に危険であり、その作業状況を建設機械の周囲にいる人に通報する必要がある。このため、通常、建設機械に設けたホーン、警報ランプ、警報ブザー、警報フラッシャ等によって作業状況を通報するようになっている。建設機械の警報装置に関する先行技術文献としては、後述する文献1、2、3等がある。
ところで、前述した建設機械では、通常、作業機による作業とのバランスをとるために、上部旋回体の後部にカウンタウエイトが取り付けられている。このカウンタウエイトは、建設機械をトラック等で運搬する際の重量規制に対応できるように、上部旋回体に搭載したカウンタウエイト脱着装置によって上部旋回体に脱着可能に取り付けられている。カウンタウエイト脱着装置を備えた建設機械の先行技術文献としては、後述する特許文献4、5等がある。
また、下部走行体にクローラ等を備えた大型の建設機械は、建設機械の作業時に、作業の安全性を高めるため下部走行体のトレッドを拡張し、トラック等で運搬する際には、トラックの荷台幅にあうようにこのトレッドを縮小するように構成されている。このため、大型の建設機械には、下部走行体のトレッドを変更する油圧式ロワーリトラクト装置が搭載されている。油圧式ロワーリトラクト装置を搭載した先行技術文献として後述する特許文献6、7、8等がある。
これらカウンタウエイト脱着装置や油圧式ロワーリトラクト装置などは、輸送規制対応装置と総称されているが、このような輸送規制対応装置を搭載した建設機械においても、カウンタウエイトの装着・取外しやトレッドの拡張・縮小等、輸送規制対応装置の機能を稼動させている最中に建設機械に近づくことは非常に危険であり、その稼動状況を建設機械の周囲にいる人に通報することが望まれている。
特開平4−55531号公報 特許第2725072号公報 特開平7−233542号公報 特開2000−136547号公報 特開2002−81095号公報 実開昭60−160282号公報 特開平7−96867号公報 特開2000−142497号公報
カウンタウエイト脱着装置や油圧式ロワーリトラクト装置などの輸送規制対応装置の稼動状況を建設機械の周囲にいる人に通報する場合、従来は、建設機械に設けたホーンを鳴らすことで通報を行っていた。しかしながら、輸送規制対応装置の稼動状況を見ながら作動する運転スイッチは、通常、運転室すなわちキャブと離れた位置に設けられており、輸送規制対象装置を稼動する際、通報を行うために、オペレータはいちいちキャブにいる建設機械の運転者に知らせに行き、その運転者は、そのたびにホーン等を鳴らさなければならず、非常に手間がかかっていた。
本発明の課題は、前述したような輸送規制対応装置を搭載した建設機械において、建設機械の運転者や建設機械の周囲にいる人に、輸送規制対応装置の稼動状況を自動的に通報でき、手間のかからない警報装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を達成するために、カウンタウエイト脱着装置や油圧式ロワーリトラクト装置などの輸送規制対応装置と、該輸送規制対応装置へ電源を供給するための輸送規制対応装置電源スイッチと、該輸送規制対応装置を稼動させるための輸送規制対応装置稼動スイッチと、電気ホーンを作動するためキャブ内に設けたホーンスイッチと、走行アラームを作動するための走行アラーム用接点とを備えた建設機械の警報装置において、前記輸送規制対応装置電源スイッチと前記ホーンスイッチとを並列に接続し、コントローラを介して前記電気ホーンに接続して電気ホーンを作動する電気回路を構成するとともに、前記輸送規制対応装置稼動スイッチと前記走行アラーム用接点とを並列に前記走行アラームに接続して前記走行アラームを作動する電気回路を構成し、前記輸送規制対応装置電源スイッチをオンにしたとき、このオン動作に連動してコントローラにより最初の一定時間前記電気ホーンを作動して前記輸送規制対応装置を稼動する旨の警報を発し、前記輸送規制対応装置稼動スイッチをオンにしたとき、このオン動作に連動して前記走行アラームを作動して前記輸送規制対応装置が稼動中である旨の警報を発するようにするとともに、該輸送規制対応装置電源スイッチ及び輸送規制対応装置稼動スイッチを前記輸送規制対応装置の近傍に設けたことにある。
本発明によれば、輸送規制対応装置の稼動時に、まず、輸送規制対応装置へ電源を供給するための輸送規制対応装置電源スイッチをオン動作すると、このON動作に連動して電気ホーンがコントローラにより最初の一定時間作動して輸送規制対応装置を稼動する旨の警報を発し、次いで輸送規制対応装置を稼動させる輸送規制対応装置稼動スイッチをオン動作すると、このON動作に連動して走行アラームが前記輸送規制対応装置が稼動中である旨の警報を発するようにしたので、輸送規制対応装置の稼動状況を知らせる電気ホーンやアラームを操作する操作スイッチを別個に設ける必要がなく、電気ホーンやアラームを操作する手間をはぶくことができる。また、輸送規制対応装置の稼動状況を輸送規制対応装置の稼動に連動して自動的に通報するので、誤って通報をし忘れるということもない。
また、本発明によれば、輸送規制対応装置電源スイッチのオン動作に連動して作動するホーンを建設機械に設けた電気ホーンと兼用するように電気ホーンを作動する電気回路構成するとともに、輸送規制対応装置電源スイッチのオン動作に連動して作動するアラームを建設機械に設けた走行アラームと兼用するように走行アラーム作動する電気回路を構成したので、警報装置の部品点数の増加を抑えることができる。
さらに、本発明によれば、輸送規制対応装置電源スイッチと輸送規制対応装置稼動スイッチを輸送規制対応装置の近傍に設けたので、輸送規制対応装置のオペレータは、輸送規制対応装置の稼動状況を建設機械の周囲にいる人に通報するために、建設機械のキャブまでいちいち行く必要がないので、通報の手間を一層はぶくことができる。
以下、本発明の建設機械の警報装置の一実施の形態を、図1〜6に示した油圧ショベルに基づいて説明する。図1は、輸送規制対応装置としてカウンタウエイト脱着装置を備えた油圧ショベルの全体図である。
図1において、油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、下部走行体2に旋回自在に設けられた上部旋回体3、上部旋回体3に設けられたキャブ4、バケット6を備えたフロントアタッチメント5等から構成されている。
上部旋回体3の後部には、作業時のバランスをとるためカウンタウエイト8が取り付けられている。このカウンタウエイト8は、油圧ショベル1をトラック等で運搬する際の重量規制に対応できるように、上部旋回体3に搭載したカウンタウエイト脱着装置7によって上部旋回体3に脱着可能に取り付けられている。このカウンタウエイト8をカウンタウエイト脱着装置7によって上部旋回体3に対して装着・取り外す作業をカウンタウエイト脱着装置7の稼動という。
図2はカウンタウエイト脱着装置7の詳細図で、実線はカウンタウエイト8を地面に降ろした状態を示し、二点鎖線はカウンタウエイト8を油圧ショベル1に装着した状態を示す。カウンタウエイト脱着装置7は、上部旋回体3の後部に回転自在に枢着された起伏アーム7aと、起伏アーム7aを駆動する起伏シリンダ7bと、一端が油圧ショベル1の後端部に係止され、他端がカウンタウエイト8に連結される支持ロープ7eと、リンク7cを介して起伏アーム7aに設けられ、支持ロープ7eが掛け回されるシーブ7d及びリンク7cを回動してシーブ7dを移動させる昇降シリンダ7fを備えている。カウンタウエイト8は、連結部材に8aによって支持ロープ7eの他端に着脱自在に連結される。なお、図2に示すカウンタウエイト脱着装置7の構造は、前掲した特許文献5に記載の発明と同一構造である。
このように構成されたカウンタウエイト脱着装置7は、次のようにして、上部旋回体3に対して、カウンタウエイト8の装着・取外しが行われる。上部旋回体3に装着されたカウンタウエイト8を取外すには、まず、上部旋回体3にカウンタウエイト8が装着された状態で、昇降シリンダ7fを伸長すると、シーブ7dが上昇する。このシーブ7dの上昇に伴い、支持ロープ7eに連結されたカウンタウエイト8が上昇するので、上部旋回体3の後端部に取り付けた固定板3aに設けたフック3bからカウンタウエイト8に設けた係合部8bを外すことができる。
次いで、起伏シリンダ7bを収縮して、起伏アーム7aを図2に示すように上部旋回体3の外方に位置するように回動させ、カウンタウエイト8を地面に着地させる。そして、支持ロープ7eを連結部材8aから外し、さらに連結部材8aをカウンタウエイト8のフック部8cから外すと、カウンタウエイト8は、カウンタウエイト脱着装置7から完全に取り外すことができる。
カウンタウエイト8を上部旋回体3に装着する場合は、まず、カウンタウエイト8のフック部8cに連結部材8aを取り付け、連結部材8aに支持ロープ7eを連結する。次いで、起伏シリンダ7bを伸長して、起伏アーム7aを上部旋回体3側に回動させ、カウンタウエイト8を上方に引き上げ、次いで、昇降シリンダ7fを収縮してカウンタウエイト8を降下させ、カウンタウエイト8の係合部8bを固定板3aに設けたフック3bに係合させて、カウンタウエイト8を上部旋回体3に装着する。
このようにカウンタウエイト脱着装置7が稼動しているとき、油圧ショベル1に近づくことは非常に危険であり、油圧ショベル1には、その稼動状況を油圧ショベル1の周囲にいる人に通報するための警報装置が設けられている。警報装置は、後述するカウンタウエイト脱着電源スイッチ13を入れたとき作動するホーンと、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18を入れたとき作動するアラームを備えている。このホーンは、キャブ4のフロント外部等に設置され、油圧ショベル1の稼動時等に作動させる電気ホーン9と兼用されている。アラームは、油圧ショベルの適宜の位置に設置され、油圧ショベル1の走行時に作動させる走行アラーム10と兼用されている。走行アラーム10として、警報ランプ、警報ブザー、警報フラッシャなどが用いられている。
図3に、電気ホーン9を作動させる電気回路11を示す。図3において、12は電源、13は輸送規制対応装置電源スイッチとしてのカウンタウエイト脱着電源スイッチ、14はキャブ4内に設けたホーンスイッチ、15はホーン用リレー、15aはホーン用リレーのソレノイド、15bはホーン用リレーのリレー接点、16はカウンタウエイト脱着装置7の油圧回路100(後述する図4及び図6)を制御する電気回路、19はコントローラである。なお、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13は単独で操作できるようにしてもよいし、後述する昇降シリンダ7f駆動用方向切換弁103又は起伏シリンダ7b駆動用方向切換弁104を切り換える操作レバー又は操作スイッチ(図示せず)の切換操作に連動するようにしてもよい。
一端側をそれぞれ電源12に接続されたカウンタウエイト脱着電源スイッチ13とホーンスイッチ14は、互いに並列に接続されている。カウンタウエイト脱着電源スイッチ13とホーンスイッチ14の他端は、それぞれコントローラ19を介してホーン用リレー15のソレノイド15aとリレー接点15bの一端に接続されている。また、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13とコントローラ19を繋ぐ回路から分岐した電気回路16は後述する電磁切換弁102のソレノイド102aに接続されている。ホーン用リレー15のリレー接点15bの他端は電気ホーン9に接続され、該ホーン用リレー15のリレー接点15bは、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13やホーンスイッチ14をオン操作したとき、ホーン用リレーのソレノイド15aが励磁されてその接点を閉じ、電気ホーン9に通電するようになっている。
カウンタウエイト脱着電源スイッチ13は、そのオン操作時に、電気回路16に電源を供給すると同時に、電気ホーン9を作動するスイッチとして機能する。その際、電気回路16へは連続的に電源が供給されるが、電気ホーン9に接続されるホーン用リレー15へは、最初の一定時間だけ電源が供給されるようにコントローラ19で制御される。このため、コントローラ19には、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13用に周知のタイマ手段Tが構成されており、該タイマ手段Tは、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13をオン操作する毎にタイマをリセットすると同時にホーン用リレー15への通電とタイマの計時を開始し、タイマ手段Tで設定した一定時間が経過するとタイマが切れ、ホーン用リレー15への通電を遮断するようになっている。また、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13は、後述するカウンタウエイト脱着稼動スイッチ18とともに、カウンタウエイト脱着装置7の近傍に設けられている。
このように構成された電気回路11は、カウンタウエイト脱着装置7の稼動時以外の通常の作業時や走行時等において警報を発する場合には、従来同様、ホーンスイッチ14をオン操作して電気ホーン9を作動し、オン操作の間は連続的に警報を発する。カウンタウエイト脱着装置7を稼動する場合には、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13をオンにする。このカウンタウエイト脱着電源スイッチ13のオン操作によって、前述したカウンタウエイト脱着装置7の油圧回路100を制御する電気回路16に電源が連続的に供給されるとともに、ホーン用リレーのソレノイド15aが最初の一定時間だけ励磁されるようにコントローラ19で制御され、このホーン用リレーのソレノイド15aの励磁によって、ホーン用リレーのリレー接点15bが閉成し、電気ホーン9に通電し、電気ホーン9が作動する。このように、カウンタウエイト脱着装置7の稼動時には、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13のオン操作に連動して、電気ホーン9が自動的に作動し、一定時間だけ警報を発する。
図4に、カウンタウエイト脱着装置7を作動する油圧回路100を示す。油圧ポンプ101の下流には電磁切換弁102、昇降シリンダ7f駆動用方向切換弁103、起伏シリンダ7b駆動用方向切換弁104が順次配設され、方向切換弁103、104は昇降シリンダ7f、起伏シリンダ7bに夫々接続されている。また、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13に一端が接続されている電気回路16の他端は電磁切換弁102のソレノイド102aに接続され、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13のオン操作により、電気回路16を介してソレノイド102aが励磁され、電磁切換弁102が連通位置に切り換えられる。その結果、方向切換弁103、104を介して昇降シリンダ7f及び起伏シリンダ7bへ油圧ポンプ101の圧油の供給が可能になる。
図5に、走行アラーム10を作動させる電気回路17を示す。図5において、12は電源、18はカウンタウエイト脱着装置7の近傍に設けられた輸送規制対応装置稼動スイッチとしてのカウンタウエイト脱着稼動スイッチ、19はコントローラ、19aはコントローラ19内部に設けた走行アラーム用接点、20は輸送規制対応装置稼動ソレノイドとしてのカウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド、21は走行アラーム用接点19aが閉成したとき、カウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド20には通電しないようにする逆流防止手段である。
電源12は、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18の一端と、走行アラーム用接点19aの一端に接続され、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18の他端は、走行アラーム10とカウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド20にそれぞれ接続されている。また、走行アラーム用接点19aの他端は、走行アラーム10に接続されている。尚、図5においては、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18を前述したカウンタウエイト脱着電源スイッチ13に対し並列に接続したが、直列でも良い。
図6は図4に示したカウンタウエイト脱着装置7を作動する油圧回路100の昇降シリンダ7f駆動用方向切換弁103の伸長側パイロット制御部103aとパイロットポンプ105を電磁切換弁106を介して接続したもので、この電磁切換弁106のソレノイドがカウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド20に相当し、このカウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド20が励磁されたとき、電磁切換弁106を連通位置に切り換える。そして、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13のオン操作により、電磁切換弁102を連通位置に切り換えたときに、前述したように方向切換弁103、104を介して昇降シリンダ7f及び起伏シリンダ7bへ油圧ポンプ101の圧油の供給が可能になり、更に、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18をオン操作すると、カウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド20が励磁され、電磁切換弁106が連通位置に切り換えられて、パイロットポンプ105のパイロット圧が方向切換弁103のパイロット制御部103aに導出され、方向切換弁103を伸長側ポジションに切り換え、昇降シリンダ7fを伸長する。
図6においては、カウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド20の励磁により切り換えられる電磁切換弁106を方向切換弁103の伸長側パイロット制御部103aに接続した場合を説明したが、電磁切換弁106を昇降シリンダ7f駆動用方向切換弁103の縮小側パイロット制御部103b、起伏シリンダ7b駆動用方向切換弁104の伸長側パイロット制御部104a、縮小側パイロット制御部104bの何れに接続してもよく、必要に応じてカウンタウエイト脱着稼動スイッチ18、カウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド20及び電磁切換弁106を複数設け、これらの電磁弁を方向切換弁103の伸長側パイロット制御部103a、縮小側パイロット制御部103b、方向切換弁104の伸長側パイロット制御部104a、縮小側パイロット制御部104bにそれぞれ接続してもよい。また、走行アラーム用接点19aは、従来の油圧ショベル1同様、コントローラ19によって油圧ショベル1が走行状態にあることが検出されたとき、自動的に閉成するようになっている。
なお、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18やカウンタウエイト脱着電源スイッチ13は、昇降シリンダ7f駆動用方向切換弁103、起伏シリンダ7b駆動用方向切換弁104の操作レバー又は操作スイッチ及び表示ランプ(図示せず)等とともに、カウンタウエイト脱着装置7の近傍で、かつ、カウンタウエイト脱着装置7の稼動をオペレータが視認できる位置に設けた操作パネル22にまとめて配置するのが好ましい。
このように構成された走行アラーム10を作動させる電気回路17は、油圧ショベル1の走行時には、従来同様、コントローラ19によって油圧ショベル1の走行状態が検出され、走行アラーム用接点19aが自動的に閉成し、走行アラーム10を作動するが、カウンタウエイト脱着装置7を稼動する場合には、先ず、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13のオン操作により、電磁切換弁102を連通位置に切り換えるとともに、電気ホーン9を作動させてカウンタウエイトを脱着する旨を周囲の人に知らせ、更に、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18のオン操作により、カウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド20を励磁して電磁切換弁106を連通位置に切り換えてパイロットポンプ105のパイロット圧を方向切換弁103のパイロット制御部103a,103b、方向切換弁104のパイロット制御部104a,104bに必要に応じて導出し、方向切換弁103又は104を切り換えて昇降シリンダ7f又は起伏シリンダ7bを駆動させるとともに、走行アラーム10に通電し、走行アラーム10を作動させて稼動状況(カウンタウエイトを脱着中である旨)を周囲の人に知らせる。このように、カウンタウエイト脱着装置7の稼動時には、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18のオン操作に連動して、走行アラーム10が自動的に作動し、警報を発する。
前述した本発明の一実施の形態の油圧ショベルの警報装置によれば、油圧ショベル1のカウンタウエイト脱着装置7の稼動は、油圧ショベル1の油圧ポンプ101及びパイロットポンプ105が駆動している状態で、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13をオン操作し、次いで、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18をオン操作し、その後、起伏アーム7aを駆動する起伏シリンダ7bの方向切換弁104や前述した昇降シリンダ7fの方向切換弁103を操作することによって行われる。この実施の形態の警報装置は、このカウンタウエイト脱着電源スイッチ13のオン操作に連動して、電気ホーン9を自動的に作動するとともに、カウンタウエイト脱着稼動スイッチ18のオン操作に連動して、走行アラーム10を自動的に作動するように構成されており、カウンタウエイト脱着装置7の稼動時に、カウンタウエイト脱着装置7を操作するオペレータが、別の手動スイッチを入れて電気ホーン9や走行アラーム10を操作する必要がないので、電気ホーン9や走行アラーム10を操作する手間がはぶけるとともに、建設機械の周囲にいる人に通報をし忘れるということもない。
また、カウンタウエイト脱着電源スイッチ13やカウンタウエイト脱着稼動スイッチ18は、カウンタウエイト脱着装置7の近傍に設けられており、カウンタウエイト脱着装置7の稼動状況を建設機械の周囲にいる人に通報するために、カウンタウエイト脱着装置7のオペレータが、キャブ4までいちいち行く必要がないので、オペレータの手間を一層はぶくことができる。
さらに、カウンタウエイト脱着装置7の稼動状況を通報するホーンは、油圧ショベルの稼動時等に作動させる電気ホーン9と兼用され、カウンタウエイト脱着装置7の稼動状況を通報するアラームは、油圧ショベル1の走行時に作動させる走行アラーム10と兼用されており、別にカウンタウエイト脱着装置7の稼動状況を通報するホーンやアラームを設ける必要がないので、部品点数の増加を抑えることができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は、前述した実施の形態に限定されず種々の設計変更が可能であり、それらはいずれも本発明に含まれる。
例えば、電動ホーンを作動する電気回路や走行アラームを作動する電気回路は、図3、5に示したものに限らず、カウンタウエイト脱着装置の稼動時、カウンタウエイト脱着装置の稼動と連動してホーンやアラームを自動的に作動できるものであればどのような回路であってもよい。また、カウンタウエイト脱着装置の稼動時、ホーンやアラームのうちいずれか一方を作動させる構成としてもよい。ホーンやアラームは、電気ホーンや走行アラームを兼用することなく、カウンタウエイト脱着装置専用のホーンやアラームを別に設けるようにしてもよい。
さらに、本発明の建設機械の警報装置は、図1に示したカウンタウエイト装置を搭載した油圧ショベルに限らず、種々の形式のカウンタウエイト装置を搭載した建設機械に採用できる。さらに、本発明の建設機械の警報装置は、カウンタウエイト脱着装置を搭載した建設機械に限らず、作業の安定性を高めるため下部走行体のトレッドを拡張し、トラック等で運搬する際には、トラックの荷台幅にあうようにこのトレッドを縮小するように構成した油圧式ロワーリトラクト装置などの輸送規制対応装置を備えた建設機械すべてに採用できる。
輸送規制対応装置としてカウンタウエイト脱着装置を備えた油圧ショベルの全体図。 カウンタウエイト脱着装置の詳細図。 電気ホーンを作動させる電気回路図。 カウンタウエイト脱着装置の作動油圧回路。 走行アラームを作動させる電気回路図。 カウンタウエイト脱着装置の他の作動油圧回路。
符号の説明
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 キャブ
5 フロントアタッチメント
7 カウンタウエイト脱着装置
8 カウンタウエイト
9 電気ホーン
10 走行アラーム
11 電気ホーンを作動させる電気回路
12 電源
13 カウンタウエイト脱着電源スイッチ
14 ホーンスイッチ
15 ホーン用リレー
17 走行アラームを作動させる電気回路
18 カウンタウエイト脱着稼動スイッチ
19 コントローラ
19a 走行アラーム用接点
20 カウンタウエイト脱着稼動用ソレノイド
100 カウンタウエイト脱着装置作動用油圧回路
101 油圧ポンプ
102 電磁切換弁
103 方向切換弁
104 方向切換弁
105 パイロットポンプ
106 電磁切換弁

Claims (1)

  1. カウンタウエイト脱着装置や油圧式ロワーリトラクト装置などの輸送規制対応装置と、該輸送規制対応装置へ電源を供給するための輸送規制対応装置電源スイッチと、該輸送規制対応装置を稼動させるための輸送規制対応装置稼動スイッチと、電気ホーンを作動するためキャブ内に設けたホーンスイッチと、走行アラームを作動するための走行アラーム用接点とを備えた建設機械の警報装置において、前記輸送規制対応装置電源スイッチと前記ホーンスイッチとを並列に接続し、前記コントローラを介して前記電気ホーンに接続して電気ホーンを作動する電気回路を構成するとともに、前記輸送規制対応装置稼動スイッチと前記走行アラーム用接点とを並列に前記走行アラームに接続して走行アラームを作動する電気回路を構成し、前記輸送規制対応装置電源スイッチをオンにしたとき、このオン動作に連動してコントローラにより最初の一定時間前記電気ホーンを作動して前記輸送規制対応装置を稼動する旨の警報を発し、前記輸送規制対応装置稼動スイッチをオンにしたとき、このオン動作に連動して前記走行アラームを作動して前記輸送規制対応装置が稼動中である旨の警報を発するようにするとともに、該輸送規制対応装置電源スイッチ及び輸送規制対応装置稼動スイッチを前記輸送規制対応装置の近傍に設けたことを特徴とする建設機械の警報装置。
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