JP4605503B2 - 車両のフレッシュエアダクト取付構造 - Google Patents

車両のフレッシュエアダクト取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4605503B2
JP4605503B2 JP2005005143A JP2005005143A JP4605503B2 JP 4605503 B2 JP4605503 B2 JP 4605503B2 JP 2005005143 A JP2005005143 A JP 2005005143A JP 2005005143 A JP2005005143 A JP 2005005143A JP 4605503 B2 JP4605503 B2 JP 4605503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air cleaner
duct
fresh air
air duct
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005005143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006193006A (ja
Inventor
孝晃 村松
隆志 門脇
典昭 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2005005143A priority Critical patent/JP4605503B2/ja
Publication of JP2006193006A publication Critical patent/JP2006193006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4605503B2 publication Critical patent/JP4605503B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、車両前部のエンジンルームの前側部分に配置されたエアクリーナに接続されるフレッシュエアダクトの取付構造に関するものである。
近年、車両のコンパクト化、車室居住性の向上、デザインの改良、等の実現のために、車両前部のエンジンルームを小さくする傾向にあり、このエンジンルームのエンジン搭載スペース以外の空間に、付随の複数の機器や部品を如何に配置して取り付けるか、ということが重要になる。そこで、この部品としてのエアクリーナを、エンジンルームの前側部分においてシュラウドフレーム(車体部材)に後側から近接させて配置し、フロントフレーム上にブラケットを介して取り付けるようにした構造がある。
エアクリーナにはエアを導入する為の吸気ダクトが接続され、この吸気ダクトにより車外の比較的低温のエアを導入(吸気)するために、吸気ダクトについてはそのエア導入口部を車両前方に向けて配置する方が吸気効率を高める上で有効である。特許文献1では、エアクリーナが車幅方向一方側においてシュラウドフレームに近接して取り付けられ、吸気ダクトがエアクリーナの下端からU字状に延び、吸気ダクトのエア導入口部がホイールエプロンとフェンダーとの間において上方に向けて配置されている。
ところで、エアクリーナをシュラウドフレームに後側から近接させて配置し、このエアクリーナの前側において吸気ダクトのエア導入口部を車両前方に向けて配置する場合、吸気ダクトは側面視にて略S字状に形成され、下端部がエアクリーナの下部に接続され、中間部分がエアクリーナとシュラウドフレームの間に配置され、上端部のエア導入口部がシュラウドフレームにボルト等で下向きに締め付けられる。特許文献2には、エアクリーナをエンジンルームの前側部分において車幅方向一方側に配置したものが開示されている。
ここで、エアクリーナと吸気ダクトとを予め接続してユニット化しておいて、そのユニットを組み付けるようにすると、組み付け性が高いものとなる。しかし、エンジンルームの前側部分には、例えば、エアクリーナのすぐ後側にバッテリを配置してフロントサイドフレームに取り付ける場合もあるし、冷却系や空調系の配管等が存在する関係上、エアクリーナを組み付けた後に、そのエアクリーナの受口部に吸気ダクトを差し込み係止させて接続し、吸気ダクトを組み付けることが要求される場合がある。
特開2003−314393号公報 特開平6−27271号公報
前記のように、エアクリーナを組み付けた後に、そのエアクリーナの受口部に吸気ダクトを差し込んで接続し組み付ける場合、その組み付け作業はエアクリーナの前方上側からの作業となる。つまり、先ず、吸気ダクトの下端部をエアクリーナの受口部に差し込んで接続する必要があるが、その際に、吸気ダクトの下端部分を直接持って作業を行うことが難しいため、これらの連結を確実に行うために、吸気ダクトを受口部に係止する複数の係止部を設けた場合には、非常に大きな力が必要になり、また、作業しながらのエアクリーナの受口部への吸気ダクトの差し込みの確認も行いにくくなる。
しかも、吸気ダクトをエアクリーナの受口部に接続した後には、エアクリーナの上流側のエア導入口部をシュラウドフレームにボルト等で下向きに締め付ける必要があるが、その際に、下向きの大きな締め付け荷重が吸気ダクトの下端部に作用して、吸気ダクトの下端部とエアクリーナの受口部とが無理に嵌合した状態となって偏寄し、吸気ダクトと受口部との間のシール性が悪化して、そこから泥、ゴミ、雨水等がエアクリーナに不用意に侵入する虞がある。結局、吸気ダクトの組み付けを簡単に確実に行うことができず、組み付け性が非常に悪いという問題がある。
本発明の目的は、エアクリーナを車体部材に後側から近接させて配置し、フレッシュエアダクトのエア導入口部を車両前方に向けて配置する場合、エアクリーナの組み付後に、フレッシュエアダクトの組み付けを簡単に確実に行い、組み付け性を大幅に改善することができる、車両のフレッシュエアダクトの取付構造を提供することである。
請求項1の車両のフレッシュエアダクト取付構造は、車両前部のエンジンルームの前側部分に配置されたエアクリーナとその前側の車体部材との間に配置される縦向きダクト部と、この縦向きダクト部の下端部に設けられてエアクリーナの受口部に前側から嵌合される下流側筒部と、縦向きダクト部の上端側に設けられて前記車体部材に締結される上流側導入口部とを有するフレッシュエアダクトを備え、前記エアクリーナの組み付け後に前記フレッシュエアダクトを配設して取り付ける車両のフレッシュエアダクト取付構造であって、前記上流側導入口部が前記車体部材に締結部材により下向きに締め付けられるように構成し、前記縦向きダクト部の長さ方向途中部にエアクリーナ側へ突出する突起部を設けると共に、この突起部が挿入可能な挿入孔が形成された突起受け部をエアクリーナに設け、前記下流側筒部が受口部に嵌合された状態で前記突起部が挿入孔に挿入されるように構成し、前記挿入孔に挿入された突起部が挿入孔から抜けないように係止するために、前記突起部の先端部に前記突起受け部と係合する抜け止めフックを設け、前記抜け止めフックは、前記突起部の周方向の下側部分にのみ形成され、前記突起受け部は、前記挿入孔が形成されたゴム製部材を有することを特徴とする。
この車両のフレッシュエアダクト取付構造では、エアクリーナをエンジンルームの前側部分において車体部材に後側から近接させて配置し、そのエアクリーナの下部に接続されたフレッシュエアダクトの上流側導入口部を車両前方に向けて配置する場合、エアクリーナの組み付け後にフレッシュエアダクトを狭いスペースに配設して組み付ける場合に、フレッシュエアダクトの組み付け性を改善することができる。つまり、フレッシュエアダクトを組み付ける場合、先ず、エアクリーナの突起受け部の挿入孔にフレッシュエアダクトの縦向きダクトの突起部を挿入すると共に、エアクリーナの受口部にフレッシュエアダクトの下流側筒部を嵌合させる。
突起部が挿入孔に挿入されると、突起部の先端部に設けた抜け止めフックが突起受け部と係合して、突起部が挿入孔から抜けないように係止され、これにより、下流側筒部が受口部から抜けないようにする抜き止め機能が得られる。ここで、下流側筒部と受口部とを確実に連結するために、従来では、下流側筒部付近を受口部に係止させる複数の係止部を設ける必要があるが、前記抜き止め機能により、係止部の数を減らして、下流側筒部が受口部から抜けないように確実に係止することが可能になる。
また、係止部の数を減らすことができるため、受口部に下流側筒部を嵌合させる際、その抵抗が軽減するため、エアクリーナの前方上側からの作業となり、フレッシュエアダクトの下流側筒部付近を直接持って行うことができない場合でも、受口部に下流側筒部を円滑に簡単に嵌合させることができる。こうして、エアクリーナとフレッシュエアダクトとを接続した後、次に、フレッシュエアダクトの上流側導入口部を車体部材に締結部材により下向き締結する。ここで、抜け止めフックは、突起部の周方向の下側部分にのみ形成されているので、前記抜き止め機能が高まり、しかも、締め付け荷重を突起部を介して突起受け部で受け止めることができるため、下流側筒部と受口部とが無理に嵌合した状態となって偏寄することが抑制され、下流側筒部と受口部との間のシール性が確保される。
請求項1の発明においては、前記上流側導入口部が縦向きダクトの上端部から前方へ張り出すように設けられ、下流側筒部が後方へ延びるように設けられる(請求項2)、前記エアクリーナが上下に分割可能なロアケースとアッパケースを備え、このロアケースに前記受口部と突起受け部を設ける(請求項)、等の構成を採用可能である。
請求項1の車両のフレッシュエアダクト取付構造によれば、フレッシュエアダクトの縦向きダクト部の長さ方向途中部にエアクリーナ側へ突出する突起部を設けると共に、この突起部が挿入可能な挿入孔が形成された突起受け部をエアクリーナに設け、フレッシュエアダクトの下流側筒部がエアクリーナの受口部に嵌合された状態で突起部が挿入孔に挿入されるように構成したので、エアクリーナの組み付け後にフレッシュエアダクトを狭いスペースに配設して組み付ける場合に、先ず、挿入孔に突起部を挿入すると共に、受口部に下流側筒部を嵌合させるが、その際、エアクリーナの前方上側からの作業となっても、挿入孔に突起部を挿入することにより、受口部に下流側筒部が嵌合したことを確認できる。
しかも、挿入孔に挿入された突起部が挿入孔から抜けないように係止するために、突起部の先端部に突起受け部と係合する抜け止めフックを設けたので、受口部に下流側筒部を嵌合させる抵抗(係止部の数)を軽減して、受口部に下流側筒部を簡単に確実に嵌合させ、しかも、下流側筒部が受口部から抜けないようにする抜け止め機能を確実に得ることができる。次に、フレッシュエアダクトの上流側導入口部を車体部材の上面に締結部材により締結するが、抜け止めフックは、突起部の周方向の下側部分にのみ形成されているので、前記抜き止め機能が高まり、しかも、締め付け荷重を突起部を介して突起受け部で受け止めることができるため、下流側筒部と受口部とが無理に嵌合した状態となって偏寄することを抑制して、下流側筒部と受口部との間のシール性を確保できる。このように、エアクリーナの組み付後に、フレッシュエアダクトの組み付けを簡単に確実に行い、組み付け性を大幅に改善できるようになる。
突起受け部は、挿入孔が形成されたゴム製部材を有するので、フレッシュエアダクトの組み付け誤差(バラツキ)を吸収し、上流側導入口部を車体部材の上面に確実に締結でき、受口部と下流側筒部の間に無理な力が作用することを防止して、フレッシュエアダクトの支持安定性を確保できる。
請求項2の車両のフレッシュエアダクト取付構造によれば、上流側導入口部を縦向きダクトの上端部から前方へ張り出すように設け、下流側筒部を後方へ延びるように設けたので、縦向きダクトをエアクリーナと車体部材の間に配置して、下流側筒部をエアクリーナの受口部に確実に嵌合させ、上流側導入口部を車体部材の上面に確実に締結できる。
請求項の車両のフレッシュエアダクト取付構造によれば、エアクリーナが上下に分割可能なロアケースとアッパケースを備え、このロアケースに受口部と突起受け部を設けたので、ロアケース及びフレッシュエアダクトを取り外すことなく、アッパケースのみを取り外して、エアクリーナ内のフィルタの清掃・交換等のメンテナンスを行うことができ、メンテナンス性を高めることができる。
本発明の車両のフレッシュエアダクト取付構造は、車両前部のエンジンルームの前側部分に配置されたエアクリーナとその前側の車体部材との間に配置される縦向きダクト部と、この縦向きダクト部の下端部に設けられてエアクリーナの受口部に前側から嵌合される下流側筒部と、縦向きダクト部の上端側に設けられて前記車体部材の上面に締結部材により締結される上流側導入口部とを有するフレッシュエアダクトを取り付ける構造である。
図1、図2に示すように、自動車1の車両前部にエンジンルーム2が設けられ、そのエンジンルーム2の左右両側にフロントサイドフレーム3が配設され、エンジンルーム2の前側にシュラウドフレーム4(車体部材)が配設されている。シュラウドフレーム4の左右両端部が左右のフロントサイドフレーム3の前端部に連結され、このシュラウドフレーム4にラジエータが取り付けられている。また、各フロントサイドフレーム3にはサイドブラケット5も連結されている。
エンジンルーム2には、その略中央部分にエンジン6が搭載され、エンジン6の左側にバッテリ7が配置され、エンジンルーム2の前側部分においてバッテリ7の直ぐ前側でシュラウドフレーム4に比較的近接した位置にエアクリーナ8が配置され、そのエアクリーナ8に接続されたフレッシュエアダクト9がエアクリーナ8の前側に配置されている。バッテリ7とエアクリーナ8は、夫々、フロントサイドフレーム3上に例えばブラケットを介して複数の締結部材により取り付けられている。
図1〜図5に示すように、エアクリーナ8は上下に分割可能な合成樹脂製のロアケース10(ダストケース10)とアッパケース20を備え、平面視にて左右方向に長い矩形状に構成されている。ロアケース10には、その右前の下部に一体形成された筒状の受口部11が設けられている。受口部11はロアケース10内のエア通路に連通し、このエア通路と連通する管部12がロアケース10の左前の角部分に設けられている。
この管部12はフロントサイドフレーム3よりも左側へ突出し、その管部12に下側へ延びる管13が接続され、その管13にレゾネータ14が接続され、レゾネータ14はフロントサイドフレーム3の左面に複数の締結部材で取り付けられている(図1、図2参照)。尚、ロアケース10をフロントサイドフレーム3に取り付けるために、ロアケース10には複数のマウント用突起15が設けられている。
アッパケース20内には、ロアケース10のエア通路に連通するエア通路が形成され、このエア通路と連通する導出管部21がアッパケースの右部に設けられ、この導出管部21には右方へ延びる導出管22が接続されている。つまり、フレッシュエアダクト9によりエアクリーナ8にエアが導入され、このエアクリーナ8内をロアケース10、アッパケース20の順にエアが通過して、クリーンになったエアが導出管部21と導出管22によりエンジン6側に導出される。
図1〜図4、図6に示すように、フレッシュエアダクト9は合成樹脂製であり、エアクリーナ8とその前側のシュラウドフレーム4との間に配置される縦向きダクト部30と、縦向きダクト部30の下端部に設けられてエアクリーナ8の受口部11に前側から嵌合される下流側筒部31と、縦向きダクト部30の上端側に設けられてシュラウドフレーム4に複数の締結部材33(例えば、2つのボルト33)により下向きに締め付けられる上流側導入口部32とを有する。
フレッシュエアダクト9は2部材を結合して構成され、上流側導入口部32が縦向きダクト部30の上端部から前方へ張り出すように設けられ、下流側筒部31が後方へ延びるように設けられ、フレッシュエアダクト9は側面視にて略S字状に形成されている。縦向きダクト部30には、そのエア通路に接続されたレゾネータ34が設けられている。
図6、図7に示すように、下流側筒部31の外周部には、2つの環状突起部からなるラビリンスシール用のビード部40が形成され、下流側筒部31の前端部に鍔部41が形成され、鍔部41の下端付近部に、係合穴43が形成された爪部42が後方へ突出するように設けられている。一方、図5、図7に示すように、エアクリーナ8の受口部11の下端付近部に、係合穴43に遊嵌状に係合可能なフック44が設けられている。下流側筒部31が受口部11に内嵌されて、その下端付近部が爪部42により受口部11に押圧されると共に、鍔部41が受口部11の前端部に略当接し、フック44が係合穴43に係合して、下流側筒部31が受口部11に接続される。
図3〜図6、図8に示すように、縦向きダクト部30の長さ方向(上下方向)途中部に、エアクリーナ8側へ突出する突起部50が設けられ、この突起部50が挿入可能な挿入孔56が形成された突起受け部55がエアクリーナ8に設けられ、下流側筒部31が受口部11に嵌合された状態で、突起部50が挿入孔56に挿入されるように構成され、挿入孔56に挿入された突起部50が挿入孔56から抜けないように係止するために、突起部50の先端部に突起受け部55と係合する抜け止めフック53が設けられている。抜け止めフック53は、突起部50の周方向の下側部分にのみ形成されている。
突起部50は縦向きダクト部30に一体形成され、テーパ部51aを有する円錐台状の突起基部51と、突起基部51から後方へ突出する突起先端部5を有し、この突起先端部5が突起受け部55の挿入孔56に挿入されると共に、突起先端部5の後端部に抜け止めフック53が一体形成されている。
突起受け部55は、ロアケース10の右前の上端部(受口部11の上側)に設けられている。突起受け部55は、ロアケース10に一体形成されてロアケース10から上方へ張り出す突起受け片57と、突起受け片57の装着穴57aに内嵌状に装着されたゴム製部材58を有し、このゴム製部材58に挿入孔56が形成され、また、このゴム製部材58に抜け止めフック53が係合する。ゴム製部材58には、挿入孔56の前側に挿入孔56に連なるテーパ穴58aが形成され、このテーパ穴58aは、突起先端部52を挿入孔56にガイドする機能を有し、突起先端部52が挿入孔56に完全に挿入されると、突起基部51のテーパ部51aと係合可能である。
上流側導入口部32は車両前方へ向くように配置され、その導入口が左右方向に細長い開口に形成されている。前記のように、この上流側導入口部32がシュラウドフレーム4の上面に複数の締結部材33により締結されるが、そのために、上流側導入口部32は所定の前後長を有し、その底部60が平板状に形成され、底部60に複数の締結部材33に対応する複数(例えば、2つ)の被締結用金具61が取り付けられている。
以上説明した車両のフレッシュエアダクト取付構造の作用・効果について説明する。
エアクリーナ8をエンジンルーム2の前側部分においてシュラウドフレーム4に後側から近接させて配置し、そのエアクリーナ8の下部に接続されたフレッシュエアダクト9の上流側導入口部32を車両前方に向けて配置する場合、エアクリーナ8の組み付け後にフレッシュエアダクト9を狭いスペースに配設して組み付ける場合に、フレッシュエアダクト9の組み付け性を改善することができる。
フレッシュエアダクト9を組み付ける場合、先ず、エアクリーナ8の突起受け部55の挿入孔56にフレッシュエアダクト9の縦向きダクト30の突起部50を挿入すると共に、エアクリーナ8の受口部11にフレッシュエアダクト9の下流側筒部31を嵌合させる。その際、エアクリーナ8の前方上側からの作業となり、下流側筒部31が受口部11に嵌合したか否か確認しにくい場合でも、突起部50を挿入孔56に挿入したことにより、下流側筒部31が受口部11に嵌合したことを確認することができる。
突起部50が挿入孔56に挿入されると、突起部50の先端部に設けた抜け止めフック53が突起受け部55と係合して、突起部50が挿入孔56から抜けないように係止され、これにより、下流側筒部31が受口部11から抜けないようにする抜き止め機能が得られる。故に、下流側筒部31と受口部11との連結について、1つの爪部42とフック44を設けるだけで、下流側筒部31と受口部11とを確実に連結することが可能になる。
つまり、下流側筒部31と受口部11とを確実に連結するために、従来では、複数の爪部とフックを設け必要があるが、前記抜き止め機能により、爪部とフックの数を減らして、下流側筒部が受口部から抜けないように確実に係止することができる。また、爪部とフックの数を減らすことができるため、受口部11に下流側筒部31を嵌合させる際、その抵抗を軽減できるため、エアクリーナ8の前方上側からの作業となり、フレッシュエアダクト9の下流側筒部31付近を直接持って行うことができない場合でも、受口部11に下流側筒部31を円滑に簡単に嵌合させることができる。
こうして、エアクリーナ8とフレッシュエアダクト9とを接続した後、次に、フレッシュエアダクト9の上流側導入口部32をシュラウドフレーム4の上面に締結部材33により締結する。ここで、抜け止めフック53は、突起部50の周方向の下側部分にのみ形成されているので、前記抜き止め機能が高まり、しかも、締め付け荷重は突起部50を介して突起受け部55で受け止められるため、下流側筒部31には下向きの大きな力は作用しなくなる。
つまり、下流側筒部31と受口部11とが無理に嵌合した状態となって偏寄することが抑制され、下流側筒部31と受口部11との間のビード部40によるシール性が確保される。ここで、上流側導入口部32をシュラウドフレーム4に締結する際、突起部50が支点としても機能し、この締結による力の向きを下流側筒部31を受口部11に差し込む方向に変換できるので、下流側筒部31と受口部11とを確実に嵌合させると共に、その嵌合状態を維持できる。このように、エアクリーナ8の組み付後に、フレッシュエアダクト9の組み付けを簡単に確実に行い、組み付け性を大幅に改善できるようになる。
上流側導入口部32を縦向きダクト30の上端部から前方へ張り出すように設け、下流側筒部31を後方へ延びるように設けたので、縦向きダクト30をエアクリーナ8とシュラウドフレーム4の間に配置して、下流側筒部31をエアクリーナ8の受口部11に確実に嵌合させ、上流側導入口部32をシュラウドフレーム4の上面に確実に締結できる。
突起受け部55は、挿入孔56が形成されたゴム製部材58を有するので、フレッシュエアダクト8の組み付け誤差(バラツキ)を吸収して、上流側導入口部32をシュラウドフレーム4の上面に確実に締結でき、受口部11と下流側筒部31の間に無理な力が作用することを確実に防止できて、フレッシュエアダクト9の支持安定性を確保できる。
エアクリーナ8が上下に分割可能なロアケース10とアッパケース20を備え、このロアケース10に受口部11と突起受け部55を設けたので、ロアケース10及びフレッシュエアダクト9を取り外すことなく、アッパケース20のみを取り外して、エアクリーナ8内のフィルタの清掃・交換等のメンテナンスを行うことができ、メンテナンス性を高めることができる。
その他、前記実施例で開示した事項以外に種々の変更を付加して実施することが可能であり、自動車以外の車両にエアクリーナとフレッシュエアダクトを取り付ける場合に、そのフレッシュエアダクト取付構造に本発明を適用可能である。
車両前部の要部の平面図である。 車両前部の要部の側面図である。 エアクリーナとフレッシュエアダクトの斜視図である。 エアクリーナとフレッシュエアダクトの正面図である。 エアクリーナの斜視図である。 フレッシュエアダクトの側面図である。 図4のa矢視図である。 エアクリーナとフレッシュエアダクトの連結部分の断面図である。
1 自動車
2 エンジンルーム
4 シュラウドフレーム
8 エアクリーナ
9 フレッシュエアダクト
10 ロアケース
11 受口部
20 アッパケース
30 縦向きダクト部
31 下流側筒部
32 上流側導入口部
33 締結部材
50 突起部
53 抜け止めフック
55 突起受け部
56 挿入孔
58 ゴム製部材

Claims (3)

  1. 車両前部のエンジンルームの前側部分に配置されたエアクリーナとその前側の車体部材との間に配置される縦向きダクト部と、この縦向きダクト部の下端部に設けられてエアクリーナの受口部に前側から嵌合される下流側筒部と、縦向きダクト部の上端側に設けられて前記車体部材に締結される上流側導入口部とを有するフレッシュエアダクトを備え、前記エアクリーナの組み付け後に前記フレッシュエアダクトを配設して取り付ける車両のフレッシュエアダクト取付構造であって、
    前記上流側導入口部が前記車体部材に締結部材により下向きに締め付けられるように構成し、前記縦向きダクト部の長さ方向途中部にエアクリーナ側へ突出する突起部を設けると共に、この突起部が挿入可能な挿入孔が形成された突起受け部をエアクリーナに設け、前記下流側筒部が受口部に嵌合された状態で前記突起部が挿入孔に挿入されるように構成し、
    前記挿入孔に挿入された突起部が挿入孔から抜けないように係止するために、前記突起部の先端部に前記突起受け部と係合する抜け止めフックを設け、
    前記抜け止めフックは、前記突起部の周方向の下側部分にのみ形成され
    前記突起受け部は、前記挿入孔が形成されたゴム製部材を有することを特徴とする車両のフレッシュエアダクト取付構造。
  2. 前記上流側導入口部が縦向きダクトの上端部から前方へ張り出すように設けられ、下流側筒部が後方へ延びるように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両のフレッシュエアダクト取付構造。
  3. 前記エアクリーナが上下に分割可能なロアケースとアッパケースを備え、このロアケースに前記受口部と突起受け部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のフレッシュエアダクト取付構造。
JP2005005143A 2005-01-12 2005-01-12 車両のフレッシュエアダクト取付構造 Expired - Fee Related JP4605503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005005143A JP4605503B2 (ja) 2005-01-12 2005-01-12 車両のフレッシュエアダクト取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005005143A JP4605503B2 (ja) 2005-01-12 2005-01-12 車両のフレッシュエアダクト取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006193006A JP2006193006A (ja) 2006-07-27
JP4605503B2 true JP4605503B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=36799419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005005143A Expired - Fee Related JP4605503B2 (ja) 2005-01-12 2005-01-12 車両のフレッシュエアダクト取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4605503B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5673209B2 (ja) * 2011-02-28 2015-02-18 マツダ株式会社 エアクリーナの吸気ダクト接続構造
DE102012213165A1 (de) * 2012-07-26 2014-01-30 Behr Gmbh & Co. Kg Frischluftversorgungseinrichtung

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59107968U (ja) * 1983-01-11 1984-07-20 トヨタ自動車株式会社 ク−ルエアインテ−クホ−スの取付体構造
JPH0564458U (ja) * 1991-09-27 1993-08-27 ダイハツ工業株式会社 エアクリーナの吸気ダクト取付構造
JPH05345524A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Mazda Motor Corp エンジンの外気導入装置およびその設定方法
JPH1037818A (ja) * 1996-07-24 1998-02-13 Suzuki Motor Corp エアクリーナおよびその取付方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59107968U (ja) * 1983-01-11 1984-07-20 トヨタ自動車株式会社 ク−ルエアインテ−クホ−スの取付体構造
JPH0564458U (ja) * 1991-09-27 1993-08-27 ダイハツ工業株式会社 エアクリーナの吸気ダクト取付構造
JPH05345524A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Mazda Motor Corp エンジンの外気導入装置およびその設定方法
JPH1037818A (ja) * 1996-07-24 1998-02-13 Suzuki Motor Corp エアクリーナおよびその取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006193006A (ja) 2006-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11623551B2 (en) Vehicle seat
US20110180345A1 (en) Cowling structure for saddle-ride type vehicle
JP2005096684A (ja) 車体前部の導風構造
US7399157B2 (en) Cooling module arrangement with a sealing element
JP2010173488A5 (ja)
US20160068217A1 (en) Exhaust pipe side cover for motorcycle
JP2009190642A (ja) 内燃機関の吸気管構造
US7021411B2 (en) Front end structure of vehicle with labyrinth structure forming means for cooling air to a radiator
JP4605503B2 (ja) 車両のフレッシュエアダクト取付構造
JP2007176345A (ja) 車両用エンジンの燃料装置
JP2012101698A (ja) 自動車用前側下部のスポイラー構造
JP3363943B2 (ja) 自動車の前部構造
JP5011937B2 (ja) 車両用バンパ構造
US6306190B1 (en) Secondary air supply device
JP2018141372A (ja) 自動車用エアクリーナの吸気構造
JP4505955B2 (ja) 送風機の取付構造
WO2017002146A1 (ja) 自動車の吸気ダクト固定構造
JP5358600B2 (ja) 車両用エアダクト
JP4303588B2 (ja) 空気吸入装置および該装置の装着方法
JP2007145102A (ja) 自動車のルーフラック取付け構造
JP2001342923A (ja) 燃料配管接続構造
JP4747797B2 (ja) 自動車のバンパ取付構造
KR101499014B1 (ko) 라디에이터
JP4419068B2 (ja) 車両のラジエータシュラウド装置
JPS6116130A (ja) ラジエ−タマウント構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100910

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4605503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees