JP4605009B2 - パワーモジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、大電流、大電圧を制御する半導体装置に用いられパワーモジュールの製造方法に関するものである。
このような液冷ヒートシンクは、セラミックス基板の表面側に導体パターンが設けられたパワーモジュール用基板の裏面側に設けられ、その内部に一端から他端に向けて延び、冷却液が通過可能な流通孔が形成されることにより、導体パターンの表面側に設けられた半導体チップ等の発熱体の熱を、導体パターンおよびセラミックス基板を介して液冷ヒートシンクに伝導させ、前記冷却液によりこの熱を回収できるようになっている。このような液冷ヒートシンクは、例えば下記特許文献1に示されるように、例えば純アルミニウム若しくはアルミニウム合金等の展伸材の押出し成形により形成されている。
特開2002−098454号公報
ところで、近年では、パワーモジュールに対してさらに大きな電流を流しても耐え得る仕様が要求されており、これに伴い、液冷ヒートシンクに対してさらなる放熱効率の向上が要求されている。このような要求に応えるための手段として、冷却液と接触する流通孔の内面の表面積を大きくすることが考えられるが、前記のように液冷ヒートシンクを押出し成形により形成する場合には、このような手段を実現することが技術的に困難であるばかりか敢えて実現しようとすると液冷ヒートシンクの製造コストを増大させるという問題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、放熱効率の向上された液冷ヒートシンクを容易に形成することができパワーモジュールの製造方法を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明のパワーモジュールの製造方法は、セラミックス基板の表面側に導体パターンが設けられたパワーモジュール用基板の裏面側に液冷ヒートシンクが設けられ、この液冷ヒートシンクの内部に冷却液が通過可能な流通孔が形成されたパワーモジュールの製造方法であって、前記液冷ヒートシンクを製造するに際し、前記流通孔と、この流通孔を画成する内面に当該流通孔の延びる方向に延在して形成された嵌合凹部とを備える本体部を展伸材の押出し成形により形成する押出し工程と、表面にろう材箔が配置されたフィン部材を前記嵌合凹部に嵌合する嵌合工程と、このフィン部材が嵌合凹部に嵌合された本体部を加熱して、フィン部材を嵌合凹部に接合する接合工程とを有し、前記接合工程において、母材から打ち抜かれた導体パターン部材を前記セラミックス基板の表面にろう材箔を介して配置するとともに、このセラミックス基板を液冷ヒートシンクの本体部の表面側にろう材箔を介して配置し、その後、前記導体パターン部材の表面と前記本体部の裏面とを挟み込んだ状態で加熱することにより、パワーモジュール用基板を形成するのと同時に、フィン部材と嵌合凹部とを接合して液冷ヒートシンクを形成してパワーモジュールを形成することを特徴とする
この発明によれば、嵌合工程でフィン部材を流通孔の内面に形成された嵌合凹部に嵌合し、その後、接合工程でフィン部材を嵌合凹部に接合するので、押出し成形時における製造上の制約を受けることなく容易に流通孔の内面の冷却液との接触面積を増大させ、この液冷ヒートシンクの放熱効率を向上させることが可能になる。しかも、嵌合工程においてフィン部材を嵌合凹部に嵌合しているので、フィン部材を流通孔内に高精度に位置決めして配置することが可能になり、前記のように放熱効率の優れた液冷ヒートシンクを高精度に形成することができる。
また、この場合、一度の接合工程を経ることにより、液冷ヒートシンクとパワーモジュール用基板とを形成してパワーモジュールを形成することが可能になり、加熱によりフィン部材を嵌合凹部に接合したことによって、パワーモジュールの各構成要素が熱劣化したり、生産効率が低下するのを防ぐことができる。
ここで、前記嵌合凹部は、前記流通孔を画成する内面のうち、前記パワーモジュール用基板が設けられる前記本体部の表面側に位置する上面に形成され、前記接合工程は、前記フィン部材を、前記上面に対向する前記流通孔の下面と非接触にした状態で、前記上面に形成された前記嵌合凹部にのみ接合してもよい。
この場合、フィン部材を、流通孔の下面に非接触とした状態で、上面に形成された嵌合凹部にのみ接合しているので、流通孔の内面にフィン部材を接合したことにより液冷ヒートシンク全体の曲げ剛性が高められてその柔軟性が低下するのを防ぐことが可能になる。これにより、冷却液との接触面積が向上された流通孔を有し、しかもパワーモジュール用基板を接合したときに、この基板と液冷ヒートシンクとの熱膨張係数差に起因した反りの発生が抑制された液冷ヒートシンクを形成することができる。
この発明に係る液冷ヒートシンクの製造方法およびパワーモジュールの製造方法によれば、放熱効率の向上された液冷ヒートシンクを容易に形成することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。まず、この発明の第1実施形態に係る液冷ヒートシンクの製造方法により形成された液冷ヒートシンクを有するパワーモジュールについて図4に基づいて説明する。
このパワーモジュール10は、セラミックス基板12の表面に導体パターン12が設けられるとともに、裏面に金属層14が設けられたパワーモジュール用基板11と、このパワーモジュール用基板11の裏面に放熱体21を介して設けられた液冷ヒートシンク22と、導体パターン12の表面に設けられた半導体チップ(発熱体)23とを備えている。
セラミックス基板12は、例えばAlN、Al、Si若しくはSiC等により形成され、導体パターン13および金属層14はともに、純アルミニウム若しくはアルミニウム合金により形成されるとともに、セラミックス基板12に、Al−Si系(例えばAl:93重量%、Si:7重量%、厚さ13μm)若しくはAl−Ge系のろう材箔を加熱して溶融することにより接合されている。
そして、導体パターン13の表面に半導体チップ23がはんだ層16を介して接合されている。また、金属層14の下面に放熱体21が配設されており、これら14、21ははんだ付け、若しくはろう付けにより接合されている。さらに、放熱体21の下面には、内部に冷却液が通過可能な流通孔15が形成された液冷ヒートシンク22が配設されている。流通孔15は、図示されない冷媒循環手段に連結され、冷却液を供給および回収できるようになっている。
これにより、半導体チップ23からの熱を放熱体21および液冷ヒートシンク22を介して外部へ放散できるようになっている。また、液冷ヒートシンク22と放熱体21とは、ろう付け、若しくははんだ付けにより接合されたり、あるいは締結部材により締結されている。
本実施形態では、金属層14と放熱体21とは前記ろう材箔を加熱して溶融することによりろう付けされ、放熱体21と液冷ヒートシンク22とは図示されないねじ等の締結部材により締結されている。
ここで、液冷ヒートシンク22は、内部に流通孔15が形成された本体部24と、図1に示されるように、流通孔15を画成する内面に、流通孔15が延在し冷却液が流れる方向に延在して形成された嵌合凹部15aに嵌合されて接合されたフィン部材25とを備えている。流通孔15および嵌合凹部15aは、セラミックス基板12、導体パターン13および放熱体21等が積層された方向、言い換えると半導体チップ23の熱が液冷ヒートシンク22に向けて伝導する伝熱方向に対して直交する方向に延在して形成されている。
また、流通孔15には、本体部24と一体的に形成された仕切り壁15dが、流通孔15が延在し冷却液が流れる方向、および前記積層された方向の双方に直交する方向、つまりこの流通孔15の幅方向に、所定の間隔をあけて複数形成されており、この仕切り壁15dにより流通孔15がその幅方向で複数に分割されている。すなわち、流通孔15は、仕切り壁15dを介して前記幅方向に流路15eが複数連設された構成とされている。
本実施形態では、嵌合凹部15aは、各流路15eの内面のうち、セラミックス基板12が設けられる本体部24の表面側に位置する上面15bと、この上面15bと対向する下面15cとにそれぞれ形成されている。これらの上面15bおよび下面15cにそれぞれ形成された嵌合凹部15aは、互いに対向する位置に開口して形成されている。そして、これらの互いに対向する位置に形成された一対の嵌合凹部15aに、平面視矩形状とされたフィン部材25の両端部が嵌合されて接合されている。これにより、各流路15eがさらに前記幅方向でフィン部材25により2つに仕切られている。
本実施形態では、フィン部材25は、本体部24と同一の材質からなる板状体の表裏面に前記ろう材箔が配置されたいわゆるクラッド材が嵌合凹部15aに前記のように嵌合された状態で加熱されることにより、このろう材箔が溶融して嵌合凹部15aに接合されている。
次に、以上のように構成されたパワーモジュール10の製造方法について説明する。まず、液冷ヒートシンク22の製造方法について説明する。
例えば純アルミニウム若しくはアルミニウム合金(6063材、1050材)等からなる展伸材を押出し成形して、内部に仕切り壁15dにより前記幅方向で仕切られた複数の流路15eを有する流通孔15と、各流路15eにおける上面15bおよび下面15cにそれぞれ形成された前記一対の嵌合凹部15aとを有する本体部24を形成する(押出し工程)。なお、流通孔15および嵌合凹部15aがそれぞれ延在する方向は、押出し成形時の押出し方向と同じ方向とされている。
次に、本体部24と同一の材質からなる板状体で、かつその表裏面に前記ろう材箔が配置されたフィン部材25の両端部を、前記一対の嵌合凹部15aに嵌合し、このフィン部材25を流通孔15や嵌合凹部15aが延びる方向に延在させて配置する(嵌合工程)。これにより、各流路15eがさらに前記幅方向でフィン部材25によって2つに仕切られる。
一方、セラミックス基板12の表面に前記ろう材箔を介して図示されない母材から打ち抜かれた導体パターン部材を配置するとともに、裏面に前記ろう材箔を介して図示されない母材から打ち抜かれた金属層部材を配置し、さらに、この金属層部材の下面に前記ろう材箔を介して放熱体21を配置し、これらを仮固定した積層体を形成する。ここで、この積層体は、セラミックス基板12の表裏面、導体パターン部材の裏面、金属層部材の上下面および放熱体21の上面にそれぞれ揮発性有機媒体を塗布しておき、この揮発性有機媒体の表面張力によって各構成部材を仮固定する。
ここで、前記揮発性有機媒体としては、粘度が1×10−3Pa・s以上、好ましくは20×10−3Pa・s以上1500×10−3Pa・s以下、表面張力が80×10−3N/m以下、好ましくは20×10−3N/m以上60×10−3N/m以下とされ、また、温度がろう材箔15aの溶融温度以下、具体的には400℃以下、好ましくは300℃以下になったときに揮発する材質とされ、例えば2〜3価の多価アルコール、オクタンジオール等が挙げられる。
そして、前記積層体の放熱体21の下面を本体部24の表面に載置した状態で、放熱体21と本体部24とをねじ等の締結部材で締結する。次に、これらを約300℃の雰囲気下で加熱し、前記揮発性有機媒体を揮発させるとともに、約600℃〜650℃の雰囲気下で、前記導体パターン部材の表面および本体部24の裏面を挟み込んで積層方向に約1時間、約0.23MPa〜0.35MPaで加圧して、前述の各部に配置された全てのろう材箔を同時に溶融することにより、フィン部材25が嵌合凹部15aにろう付けされて液冷ヒートシンク22が形成されるとともに、パワーモジュール用基板11が形成されてパワーモジュール10が形成される(接合工程)。
以上説明したように、本実施形態による液冷ヒートシンク22の製造方法によれば、嵌合工程でフィン部材25を流通孔15の内面に形成された嵌合凹部15aに嵌合し、その後、接合工程でフィン部材25を嵌合凹部15aに接合するので、押出し成形時における製造上の制約を受けることなく容易に流通孔15の内面の冷却液との接触面積を増大させ、この液冷ヒートシンク22の放熱効率を向上させることが可能になる。しかも、嵌合工程においてフィン部材25を嵌合凹部15aに嵌合しているので、フィン部材25を流通孔15内に高精度に位置決めして配置することが可能になり、前記のように放熱効率の優れた液冷ヒートシンク22を高精度に形成することができる。
本実施形態では、流通孔15が、仕切り壁15dを介して前記幅方向に流路15eが複数連設された構成とされ、各流路15eの上面15bおよび下面15cにおいて互いに対向する位置に嵌合凹部15aが形成され、この対向する一対の嵌合凹部15aにフィン部材25の幅方向両端部が嵌合されて接合されているので、流通孔15の内面の冷却液との接触面積を効率的に増大させることが可能になり、この液冷ヒートシンク22の放熱効率を確実に向上させることができる。
また、本実施形態では、一度の接合工程を経ることにより、液冷ヒートシンク22とパワーモジュール用基板11とを形成してパワーモジュール10を形成するので、加熱してフィン部材25を嵌合凹部15aに接合したことによって、パワーモジュール10を構成する各構成要素が熱劣化したり、生産効率が低下するのを防ぐことができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、仕切り壁15dにより仕切られた各流路15eに嵌合凹部15aを形成し、これらの流路15eをフィン部材25で仕切る構成を示したが、これに代えて、例えば、図2に示されるように、本体部31の内部に形成された流通孔32にこの本体部31と一体的に形成された仕切り壁15dが設けられておらず、この流通孔32を画成する上面32aおよび下面32bのうち、図1における仕切り壁15dの配設位置と対応する位置にも嵌合凹部15aを形成し、これらの嵌合凹部15aにそれぞれ前記実施形態と同様にしてフィン部材25を嵌合して接合するようにしてもよい。すなわち、図1に示す実施形態に代えて、流通孔32が全てフィン部材25で仕切られた液冷ヒートシンク30を採用してもよい。
また、前記各実施形態では、フィン部材25を、流通孔15、32の上面15b、32aおよび下面15c、32bの双方に形成された前記一対の嵌合凹部15aに嵌合させたが、これに代えて、図3に示すように、流通孔42を画成する内面のうち上面42aに形成された嵌合凹部15aにのみフィン部材25を嵌合して接合し、フィン部材25のうち、流通孔42を画成する内面のうち下面42b側に位置する幅方向一端部25aは、この下面42bと非接触として隙間を設けるようにしてもよい。
この場合、フィン部材25を、流通孔42の下面42bに非接触とした状態で、上面42aに形成された嵌合凹部15aにのみ接合しているので、流通孔15を画成する内面にフィン部材25を接合したことにより液冷ヒートシンク40全体の曲げ剛性が高められてその柔軟性が低下するのを防ぐことが可能になる。これにより、冷却液との接触面積が向上された流通孔42を有し、しかもパワーモジュール用基板11を接合したときに、この基板11と本体部41との熱膨張係数差に起因した反りの発生が抑制された液冷ヒートシンク40を提供することができる。
さらにこの場合において、流通孔42の下面42b側に位置するフィン部材25の幅方向一端部25aを、前記ろう材箔が配置された表裏面を切削する等して、この端縁に向かうに従い漸次厚さが薄くされた先細り形状とすると、接合工程時に前記ろう材箔が溶融してろう材が下面42bに付着するのを防ぐことが可能になり、流通孔42の下面42bとフィン部材25との非接触を確実に実現することができる。
また、前記実施形態では、液冷ヒートシンク22を形成する際、同時にパワーモジュール用基板11を形成してパワーモジュール10を形成したが、液冷ヒートシン22およびパワーモジュール用基板11を別個に形成しておき、その後、これら22、11を接合、あるいは前記締結してパワーモジュール10を形成するようにしてもよい。この場合において、金属層14と放熱体21とははんだ付けにより接合してもよい。
さらに、前記各実施形態では、フィン部材25として板状体を示したが、これに代えて、例えば横断面視U字状の部材を採用し、この部材のU字状をなす開口両端部を、流通孔15、32、42の前記幅方向で隣合う2つの嵌合凹部15aに嵌合して接合するようにしてもよく、その形態は特に限られるものではない。
さらにまた、フィン部材25の表面を例えば波状にしたり、粗面化処理を施したり、あるいは凹部若しくは貫通孔を形成する等して表面積が大きくされたフィン部材25を採用してもよい。この場合、液冷ヒートシンク22、30、40の放熱効率をさらに向上させることができる。
また、前記実施形態では、パワーモジュール用基板11として、セラミックス基板12の裏面に金属層14が設けられ、金属層14の下面に放熱体21が設けられた構成を示したが、金属層14や放熱体21を有しない構成においても適用可能である。例えば、金属層14を有して放熱体21を有しない構成では、金属層14と液冷ヒートシンク22、30、40とをはんだ付け若しくはろう付けにより接合してもよい。
さらに、前記実施形態では、本体部24、31、41の材質とフィン部材25の材質とを同じにしたが、これに代えて、例えばフィン部材25を本体部24、31、41の材質よりも高い熱伝導率を有する材質により形成してもよい。
放熱効率の向上された液冷ヒートシンクを容易に形成することができる。
この発明の第1実施形態に係るパワーモジュールの製造方法における液冷ヒートシンクの製造方法において、(a)押出し工程により形成された本体部の一部横断面図、および(b)嵌合工程によりフィン部材を嵌合凹部に嵌合した状態を示す一部横断面図を示すものである。 この発明の第2実施形態に係るパワーモジュールの製造方法における液冷ヒートシンクの製造方法において、(a)押出し工程により形成された本体部の一部横断面図、および(b)嵌合工程によりフィン部材を嵌合凹部に嵌合した状態を示す一部横断面図を示すものである。 この発明の第3実施形態に係るパワーモジュールの製造方法における液冷ヒートシンクの製造方法において、嵌合工程によりフィン部材を嵌合凹部に嵌合した状態を示す一部横断面図を示すものである。 図1から図3に示す製造方法より形成された液冷ヒートシンクを適用したパワーモジュールの一実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
10 パワーモジュール
11 パワーモジュール用基板
12 セラミックス基板
13 導体パターン
15、32、42 流通孔
15a 嵌合凹部
15b、32a、42a 上面
15c、32b、42b 下面
22、30、40 液冷ヒートシンク
23 半導体チップ(発熱体)
24、31、41 本体部
25 フィン部材

Claims (2)

  1. セラミックス基板の表面側に導体パターンが設けられたパワーモジュール用基板の裏面側に液冷ヒートシンクが設けられ、この液冷ヒートシンクの内部に冷却液が通過可能な流通孔が形成されたパワーモジュールの製造方法であって、
    前記液冷ヒートシンクを製造するに際し、
    前記流通孔と、この流通孔を画成する内面に当該流通孔の延びる方向に延在して形成された嵌合凹部とを備える本体部を展伸材の押出し成形により形成する押出し工程と、
    表面にろう材箔が配置されたフィン部材を前記嵌合凹部に嵌合する嵌合工程と、
    このフィン部材が嵌合凹部に嵌合された本体部を加熱して、フィン部材を嵌合凹部に接合する接合工程とを有し、
    前記接合工程において、母材から打ち抜かれた導体パターン部材を前記セラミックス基板の表面にろう材箔を介して配置するとともに、このセラミックス基板を液冷ヒートシンクの本体部の表面側にろう材箔を介して配置し、その後、前記導体パターン部材の表面と前記本体部の裏面とを挟み込んだ状態で加熱することにより、パワーモジュール用基板を形成するのと同時に、フィン部材と嵌合凹部とを接合して液冷ヒートシンクを形成してパワーモジュールを形成することを特徴とするパワーモジュールの製造方法。
  2. 請求項1記載のパワーモジュールの製造方法において、
    前記嵌合凹部は、前記流通孔を画成する内面のうち、前記パワーモジュール用基板が設けられる前記本体部の表面側に位置する上面に形成され、
    前記接合工程は、前記フィン部材を、前記上面に対向する前記流通孔の下面と非接触にした状態で、前記上面に形成された前記嵌合凹部にのみ接合することを特徴とするパワーモジュールの製造方法。
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