JP4604395B2 - データ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル衛星放送においてプログラムデータを伝送するトランスポートストリームなどのストリームデータを、例えばIEEE1394データインターフェイスなどの規格に従った所定のデータバスを介して送出するためのデータ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル衛星放送の普及が進んでいる。デジタル衛星放送は、例えば既存のアナログ放送と比較してノイズやフェージングに強く、高品質の信号を伝送することが可能である。また、周波数利用効率が向上されており、多チャンネル化も実現されている。
【0003】
このようなデジタル衛星放送における現状の規格の下では、プログラム(番組)としてのビデオデータ及びオーディオデータは、MPEG(Moving Picture Experts Group)2方式により圧縮符号化される。そして、この圧縮符号化されたプログラムのデータを、番組情報や受信限定情報等をはじめとする各種の付加情報と共に多重化して、いわゆるトランスポートストリーム(以下、TS(Transport Stream)とも記述する)といわれるストリームデータの形式によって伝送するようにされる。
【0004】
そして、デジタル衛星放送受信機とデジタルVTRやHDD(ハードディスク)などのデジタルストレージ機器とを接続することによって、デジタル衛星放送受信機で受信したプログラムについて、TSの形式のままデジタルストレージ装置に対して転送して記録できるようにシステムを構成することが提案され、また、実現化されてきている。
このようなシステムとすれば、受信したプログラムのデータを復調することなく、圧縮符号化された状態のまま記録することになるため、記録のための信号処理も効率的なものとなり、また、再生されるプログラムの画質、音質も劣化が無いようにされる。さらには、デジタル衛星放送において特徴となる、各種の付加情報も記録されることになるので、これらの付加情報を再生時に利用すれば、より充実した再生機能を得ることも可能になる。
【0005】
そして現状においては、上記したデジタル衛星放送受信機とデジタルストレージ機器とを接続するデジタルデータインターフェイスとして、IEEE(Institute of Electrical Engineers)1394データインターフェイスを採用したものが知られてきている。
IEEE1394データインターフェイスは、例えばSCSIやUSBなどよりもデータ転送レートが高速であり、周知のように、所要のデータサイズを周期的に送受信することが保証されるIsochronous通信が可能とされる。このため、IEEE1394データインターフェイスは、AV(Audio/Video)などのストリームデータをリアルタイムで転送するのに有利とされている。
【0006】
なお、実際には、例えばデジタル衛星放送受信機から、IEEE1394バスを介してデジタルストレージ機器に対して送出されるTSは、受信された元のTSから特定のプログラムに関する情報が選択されるようにして抜き出された、パーシャルTSといわれるストリームデータとなる。
【0007】
ところで、例えば、受信チャンネルの切り換えによってコンテンツが変化したり、また、受信状況の悪化などによって受信不可能となり受信電波が途絶えるなどして、パーシャルTSについて連続性が無くなる場合がある。
このようにして不連続性を有するパーシャルTSを送出する場合には、DIT(Discontinuity Information Table)をパーシャルTSの不連続位置に対して挿入すべきことが規格によって定められている。DITは、所定の条件に基づいてパーシャルTSに不連続性が発生したことと、この不連続性の発生位置を示す付加情報であり、所定のパケットデータ構造を有している。
【0008】
そして従来において、DITをパーシャルTSに対して挿入するための処理としては、例えば次のようにして行われていた。
パーシャルTSに対して挿入すべきパケットデータとしての付加情報は、例えばDIT以外にも、PAT,PMT,SITなどが定められている。なお、ここでは、上記DIT以外の付加情報(PAT,PMT,SIT)についての定義内容等の説明は省略する。
そこで、例えば送出側の装置においては、必要に応じて、上記付加情報をソフトウェアの処理によって発生させ、所要のタイミングで以てパーシャルTSに対して挿入するようにしていた。つまり、DITは、他の付加情報と同様に、ソフトウェア処理によって発生されて挿入が行われていたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
DITは、例えばパーシャルTSを受信する装置側が、不連続位置を識別してデコードを行うために利用する。そして、適正にデコードを行うためには、このDITの挿入タイミングが重要となるので、例えば不連続位置の発生からDITの挿入までの時間間隔が在る許容範囲以内であることが要求される。
ところが、上記のようにしてDITをソフトウェアの処理によって生成した場合には、その処理の負荷が非常に重いことから遅くなってしまう。このため、上記したようなシステムが要求する許容範囲内に収まる充分速いタイミングでDITの生成及び挿入を行うことは難しいとされている。この点について、図10を参照して説明する。
【0010】
ここで、先に説明したDITの挿入は、理想的には、例えば図10(a)に示すようにして行われるべきものとなる。
図10(a)には、パーシャルTSが時間経過に従って示されている。そしてこの場合には、先ずプログラム1としてのコンテンツの内容を有するパーシャルTSを送出しているものとされる。
パーシャルTSは、図示するようにして、データ長が188バイトで、時間長は約50μsのTSパケット(TS Packet)のデータ単位が連続することによって形成される。
【0011】
そして、例えばチャンネルの切り換えが行われたことで、時点t1においてプログラム1が中断し、新たにプログラム2に切り換わることになったとする。これは、即ちパーシャルTSにおけるコンテンツが変化したものであり、従って、パーシャルTSについて不連続点が発生したことになる。
このようにして不連続点が発生すると、送出装置ではDITを発生させ、プログラム1が終了したとされるデータ位置に続けて、発生させたDITを挿入する。ここで、DITは、188バイトによるTS Packet単位のデータであり、また、実際には、第1DIT,第2DITとして示されているように、データ内容の異なる2つのTS Packet単位を連続して挿入するように規定されている。
そして、上記のようにして第1DIT,第2DITを挿入すると、例えば時点t2から新たなプログラム2としてのコンテンツを送出するようにされる。
【0012】
送出されたパーシャルTSを受信してデコードする機器側においては、上記のようにして挿入されるDITに基づいてパーシャルTSの不連続位置を認識することができる。そして、この認識した不連続位置に対応した適切な処理をしかるべきタイミングで行うようにされる。
上記した不連続位置に対応した処理は、プログラム等の変更を伴う処理であるため、できるだけ迅速に行われることが好ましい。従って、DITとしても、理想的には、この図10(a)において模式的に示されるようにして、DITは、プログラム1とプログラム2との間において、時間的隙間が生じないようにして挿入されることが好ましい。このようなタイミングで挿入されれば、受信側においては、プログラム1終了後において直ちにパーシャルTSが不連続となることが認識でき、新たなプログラム2としてのデータに対する処理を迅速かつ適切に実行することができる。
【0013】
しかし、前述もしたようにして、ソフトウェア処理によってDITを生成する場合には相当の時間を要することから、実際には、図10(b)に例示するようなタイミングでDITが挿入されてしまうことになる。
つまり、パーシャルTSの流れにおいて、時点t1にてプログラム1が終了したことが認識されたとしても、ソフトウェアによる第1DITの生成処理に時間がかかるため、例えば図示するように、時点t1からある程度の時間が経過した時点t1−1にて第1DITが挿入されてしまう。また、第1DITに続けて挿入されるべき第2DITも、例えば第1DITの挿入直後の時点t1−2から相応の時間が経過した時点t1−3において挿入されてしまう。
【0014】
例えば、現実には、上記図10(b)において時点t1〜時点t1−1、及び時点t1−2〜時点t1−3として示される時間間隔は、数ms程度にまで長くなる場合がある。このようにして時間間隔があまりに空きすぎると、受信側では、パーシャルTSの不連続位置に対応した処理を適切に実行することができなくなる可能性が高い。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は上記した課題を考慮して、データ処理装置として次のように構成する。
つまり、所定の規格に従ったストリームデータを入力する入力手段と、ハードウェアとして形成され、ストリームデータが不連続となることを示す不連続情報を生成して、上記入力手段により入力されたストリームデータに対して挿入するようにして出力可能とされる不連続情報処理手段と、入力手段により入力されたストリームデータに対して上記不連続情報を挿入すべきタイミングを不連続情報処理手段に対して指示するタイミング制御手段とを備えることとした。
【0016】
上記構成おいては、不連続情報を生成して所定の形式によるストリームデータに対して挿入する不連続情報処理手段をハードウェアによって形成するようにされる。そして、例えばソフトウェアによる制御処理としては、不連続情報の挿入タイミングを指示するようにされる。
つまり、本発明においては、不連続情報の生成をハードウェアの動作によって行うようにしていることで、高速に不連続情報が生成されるようにしているものであり、これによって、例えばソフトウェア処理によって不連続情報を生成する場合と比較して、より理想的なタイミングで不連続情報をストリームデータに対して挿入することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態としてのデータ処理装置について説明を行っていくこととする。本実施の形態のデータ処理装置としては、デジタル衛星放送を受信復調して映像/音声信号を出力することのできる、デジタル衛星放送受信装置に搭載されている場合を例に挙げることとする。
また、以降の説明は次の順序で行う。
1.デジタル衛星放送受信機
2.DIT
3.IEEE1394通信部
【0018】
1.デジタル衛星放送受信機
図1は、本実施の形態のデジタル衛星放送受信装置の構成例が示されている。
周知のように、デジタル衛星放送では、通信衛星又は放送衛星からデジタル放送信号が出力されている。パラボラアンテナ12では、この衛星からの放送信号を受信し、内蔵のLNB(Low Noize Block Down Converter)によって所定の高周波信号に変換して、デジタル衛星放送受信機1に対して供給する。
【0019】
デジタル衛星放送受信機1においては、パラボラアンテナ12にて受信され、所定の周波数に変換された受信信号を、フロントエンド部2により入力する。
フロントエンド部2では、システムコントローラ11からの伝送諸元等を設定した設定信号に基づいて、この設定信号により決定されるキャリア(受信周波数)を受信して、例えばビタビ復調処理や誤り訂正処理等を施すことで、TS(Transport Stream)を得るようにされる。
【0020】
このデジタル衛星放送の規格によるTSは、周知のように、例えばMPEG2(Moving Picture Experts Group Layer2)方式によって、複数のプログラム(番組)のビデオ信号及びオーディオ信号を圧縮した圧縮データと、各種の付加情報が多重化されている。上記したビデオ信号及びオーディオ信号を圧縮した圧縮データは、ES(Elementary Stream)として多重化される。また、放送側が挿入する付加情報としては、PAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)などのテーブルを格納するPSI(Program Specific Information:番組特定情報)や、SI(Service Information:番組配列情報)などが挙げられる。
そして、上記情報の多重化は、TSを188バイトのトランスポートストリーム・パケット(TSパケット)により形成するようにして、このTSパケットに対して、上記したES及び各種付加情報を格納することにより行われる。
フロントエンド部2にて得られたTSは、デスクランブラ3に対して供給される。
【0021】
また、フロントエンド部2では、TSからPSI(Program Specific Information:番組特定情報)のパケットを取得し、その選局情報を更新すると共に、TSにおける各チャンネルのコンポーネントPID(Program ID)を得て、例えばシステムコントローラ11に伝送する。システムコントローラ11では、取得したPIDを受信信号処理に利用することになる。
【0022】
デスクランブラ3では、予め用意されたデスクランブルキーデータをシステムコントローラ11から受け取ると共に、システムコントローラ3によりPIDが設定される。そして、このデスクランブルキーデータとPIDとに基づいてデスクランブル処理を実行する。
この場合において、デスクランブラ3にてデスクランブル処理が施されたTSは、スイッチ8の端子T1に対して供給されると共に、分岐してIEEE1394通信部4に対して供給されるようになっている。また、確認のために述べておくと、デスクランブラ3から出力されるTSとしては、複数のプログラムのESが多重化されている可能性があり、また、PSIをはじめとする付加情報も除去されることなく多重化されているものである。
【0023】
スイッチ8は、システムコントローラ11の制御によって、端子T3に対して端子T1又は端子T2が択一的に接続されるようにして切り換えが行われる。そして、受信した放送信号をデコードしてビデオ/オーディオ信号として出力する際には、端子T3に対して端子T1を接続することで、デスクランブラ3から出力されたTSをデマルチプレクサ9に対して供給する。
これに対して、IEEE1394通信部4にて受信した外部からのTSをデコードしてビデオ/オーディオ信号として出力する際には、端子T3に対して端子T2を接続することで、IEEE1394通信部4にて受信したTSをデマルチプレクサ9に対して出力するようにされる。
なお、IEEE1394通信部4の構成は後述する。
【0024】
デマルチプレクサ9は、システムコントローラ11により設定されたフィルタ条件に従って、デスクランブラ3から供給されたTSから必要なTSパケットを分離する。これにより、例えばデマルチプレクサ9においては、目的とする1つのプログラムについてのTSパケットとして、MPEG2方式により圧縮されたビデオデータのTSパケットと、MPEG2方式により圧縮されたオーディオデータのTSパケットを得ることになる。そして、このようにして得られた圧縮ビデオデータと圧縮オーディオデータをMPEGデコーダ10に対して出力する。
【0025】
なお、デマルチプレクサ9により分離された圧縮ビデオ/オーディオデータの個別パケットは、PES(Packetized Elementary Stream)と呼ばれる形式でそれぞれ、MPEGデコーダ10に入力されるようになっている。
また、上記したフィルタ条件の設定は、例えばデマルチプレクサ9において、TSに含まれるPAT、PMTなどを抽出して、システムコントローラ11に転送するようにされる。そして、システムコントローラ11が、転送されてきたPAT、PMTなどに記述されている情報内容に基づいて、デマルチプレクサ9に対してフィルタ条件を設定するようにされる。
【0026】
MPEGデコーダ10においては、圧縮ビデオデータをMPEG2フォーマットに従ってデコード(伸長)処理を行うビデオデコーダと、圧縮オーディオデータについて、MPEG2フォーマットに従って、上記ビデオデータ出力に同期させるようにしてデコード処理を行うオーディオデコーダとを備えている。そして、入力された圧縮ビデオデータについては、ビデオデコーダによってデコード処理を施し、また、入力された圧縮オーディオデータについては、オーディオデコーダによってデコード処理を施す。
そして、この場合には、例えばデコードされたビデオデータについて、例えばNTSC方式などの所定のテレビジョン方式に対応して適正に画像表示が行われるように所要の信号処理を施して、アナログビデオ信号として出力するようにされる。
また、デコードされたオーディオデータについては、例えばD/A変換を行ってアナログ音声信号として出力するようにされる。
【0027】
IEEE1394通信部4は、当該デジタル衛星放送受信機1と外部機器とをIEEE1394バス13を介して通信可能とするために設けられる。そして、このための基本構成としては、周知のように、ハードウェア、ファームウェア的には、物理層、リンク層、トランザクション層、及びシリアルバス・マネージメントを備え、この上位にアプリケーションが設けられる構成を採り、これらは、例えば送受信部7としての機能を実現する。また、本実施の形態に対応しては、フィルタ部5及びDIT挿入部6を備える。
【0028】
この場合のIEEE1394通信部4は、デジタル衛星放送受信機1にて受信されてデスクランブラ3にてデスクランブル処理が施されたTSを入力して、IEEE1394バス13を介して接続された外部機器に対して送信出力可能とされている。例えば外部機器として、デジタルVTRやHDDなどのデジタルストレージ機器を接続すれば、当該デジタル衛星放送受信機1により受信取得したデータを、TSの形式のままデジタルストレージ機器に記録して保存することができる。
【0029】
上記のようにして受信取得したTSを外部機器に対して送信する際の動作としては、概略は次のようになる。
デスクランブラ3からIEEE1394通信部4に対して入力されるTSには、前述したように、複数のプログラムのデータが多重化され、さらに、各種の付加情報が多重化されている状態にある。
そこで、IEEE1394通信部4では、デスクランブラ3から入力されたTSは、先ず、フィルタ部5に対して供給するようにしている。フィルタ部5においては、入力されたTSから、必要とされるプログラム(コンテンツ)のみのTSパケットを分離する。なお、この際においても、先のデマルチプレクサ9の動作として説明したように、例えばTSに含まれるPAT、PMTなどの付加情報の内容に基づいて、必要なTSパケットを抽出するためのフィルタ条件が設定される。
【0030】
ここで、フィルタ部5によって分離されたTSパケットによっては、送信用のTSが再構築されることになるのであるが、このTSは、元のTSから必要とされるプログラムに対応する情報のみが部分的に抜き出されたものであることから、「パーシャル・トランスポートストリーム(パーシャルTS)」といわれる。
【0031】
そして、IEEE1394通信部4では、フィルタ部5が機能することによって得られたパーシャルTSに対して、必要があれば、DIT挿入処理部6を利用してDITを挿入する。
【0032】
DITについての詳細は後述するが、DITとは、「Discontinuity Information Table」の略称であり、パーシャルTSに特有とされる、TSパケット単位による付加情報である。そして、DITが挿入されることで、パーシャルTSにおけるその挿入位置において不連続性が生じたことを示すことになる。
例えば、本実施の形態の場合であれば、デジタル衛星放送受信機1において受信チャンネルの切り換えが行われたり、また、パラボラアンテナ12における受信状況が悪化して、正常な受信信号が中断したりする可能性がある。このようなことが起こると、受信取得されるTSとしては連続性を失うことから、このTSを基としてIEEE1394通信部4にて得られるパーシャルTSとしても不連続性が与えられることになる。このようにしてパーシャルTSにおいて不連続位置が発生したとされる場合には、DITを挿入すべきことが規格として定められている。
なお、この不連続性の判定は、例えばシステムコントローラ11が、フロントエンド部2又はデスクランブラ3における信号処理状況を監視することで行うことが可能である。
【0033】
そして、必要に応じてDITが挿入されたパーシャルTSは、例えば送受信部7によって、IEEE1394データインターフェイスのフォーマットに従ったパケット化が施され、IEEE1394バス13を介して、目的の機器(ノード)に対して送信されることになる。
【0034】
また、本実施の形態のIEEE1394通信部4では、例えば送受信部7が機能することで、外部機器から送信されたTSの形式のデータをIEEE1394バス13を介して受信取得することが可能とされる。そして、このようにして受信取得したTSを、スイッチ8を介してデマルチプレクサ9に対して出力することで、最終的にはMPEGデコーダ10からアナログビデオ/オーディオ信号として出力することになる。
【0035】
つまり、本実施の形態のデジタル衛星放送受信機1では、IEEE1394通信部4を備えることで、受信取得したTSを外部機器に対して送出することが可能とされる。また、例えば外部のデジタルストレージ機器にて再生されたTSとしてのデータを受信し、このTSにより得られるビデオ/オーディオ信号を出力することが可能とされるものである。
【0036】
2.DIT
ところで、DITの生成及びパーシャルTSへのDITの挿入は、先にも述べたように、従来においてはソフトウェアによる処理によって行われていた。このDITの生成のための処理負荷は重いことから、結果的には、例えば受信側が要求する程度にDITを高速に生成して送出することは困難とされていたものである。
そこで本実施の形態では、IEEE1394通信部4内のDIT挿入処理部6についてハードウェアにより形成することとした。DITの生成をハードウェアにより行えば、ソフトウェア処理によって生成する場合よりも高速となるる。また、後述する回路構成及び動作とすることで、DITを効率的に生成することが可能となるものである。
【0037】
ここで、本実施の形態としてのDIT生成及び挿入のための回路構成を説明するのに先立ち、DITについての説明を行っておくこととする。
先にも若干説明したように、DIT(Discontinuity Information Table)は、パーシャルTSに特有のTSパケット単位の付加情報である。そして、パーシャルTSについて不連続性が発生したことを示すために、その不連続の発生位置に挿入することが規定されている。
参考までに、DITについては、DVB ETS 300 468 Specification for Service information(SI) in DVB systems, ARIB-STD B1/B21、及びARIB TR-B15の規格書において定められており、この中で、DITを挿入すべき条件も具体的に記されているが、ここでの説明は省略する。
【0038】
また、DITを挿入するにあたっての制限規定であるが、先の図10(a)によっても示したように、第1DIT,第2DITの2つの異なるデータ構造のTSパケットを連続して挿入すべきとされており、これら第1DITと第2DITのTSパケットの間には、有効な構造を持つ他のTSパケットを挿入してはいけないこととされている。なお、本明細書においては、特に第1DITと第2DITを区別しない場合には、単に「DIT」と表記する。
また、DITが挿入された後に、このDITが挿入される以前にパーシャルTSを構成していたTSパケットを挿入することと、DITが挿入される前に、DITが挿入された後にあるべきパーシャルTSを構成していたTSパケットを挿入することは、何れも禁止されている。
【0039】
図4は、第1DITのデータ構造を示している。この図に示されるように、第1DITは、188バイトのTSパケットとしての基本構造を有している。なお、この点については、後述する第2DITの構造も同様である。
図4に示される第1DITは、TSパケットのフォーマットに従って、第1バイト〜第4バイトまでの4バイトの領域が、TSパケット・ヘッダ(Transport Packet Header)とされている。そして、この場合には、残る第5バイト〜188バイトまでの184バイトの全領域が、特定の付加情報を格納するアダプテーション・フィールド(Adaptation Field)として扱われることになる。
なお、TSパケット・ヘッダにおける情報内容は図6のテーブル図にも示され、また、アダプテーション・フィールドにおける情報内容は、図7のテーブル図にも示されている。
【0040】
そして、図4及び図6によって示されるように、TSパケット・ヘッダにおいては、先頭位置から順に、
sync_byte(8bit)
transport_error_indicator(1bit)
payload_unit_start_indication(1bit)
transport_priority(1bit)
PID(13bit)
transport_scrambling_control(2bit)
adaptation_field_control(2bit)
continuity_counter(4bit)
の各領域が配置される。
【0041】
TSパケット・ヘッダがDITとされる場合、上記各領域に対しては、次のような値が格納されるべきこととなっている。
先ず、sync_byte(8bit)には固有の同期パターンとしては、0x47が格納される。
transport_error_indicator(1bit)は、TSのエラーの有無を示すのであるが、通常は‘0'を格納してエラーが無いことを示す。
payload_unit_start_indication(1bit)は、現パケットがテーブル及びPESの最初のパケットであるか否かを示すのであるが、DITである以上、テーブル及びPESでは無いこととなるので、固定的に‘0'を格納する。
transport_priority(1bit)は、DITとしては、‘0'‘1'の何れとされてもよいこととなっている。
また、PID(13bit)は、DITについては、0x001Eであることが規格書によって規定されている。
transport_scrambling_control(2bit)については、スクランブル処理をほどこさない場合には‘00’を格納し、施す場合には必要に応じて‘00’以外の値が格納される。
adaptation_field_control(2bit)は、第1DITについては、‘10’が格納されることで、adaptation_field only,no payloadであることを示すようにされる。つまり、TSパケット・ヘッダに続けては、アダプテーション・フィールドのみが配置され、ペイロードは存在しないTSパケットであるという、図4の第1DITの構造であることを示しているものである。
但し、後述する第2DITの場合には、‘01’が格納されることでno adaptation_field,payload onlyであることを示すようにされる。第2DITは、後述するように、アダプテーション・フィールドは無く、DITセクションというペイロードが配置されるのである。
continuity_counter(4bit)は、PIDに格納される値が同じとされるTSパケットの連続性を示すカウンターで、最初の値を指定がない限りは0x0とし、それ以降はパケットを挿入するに従って1つづつインクリメントされた値が格納される。そして、0xFの値を取った場合は、0x0にラップアラウンドするものとされている。これはシステム側がパケット挿入を行うごとに、自動カウントアップするべきものとされている。
【0042】
また、アダプテーション・フィールドにおいては、図4及び図7によって示されるように、先頭位置から順に、
adaptation_field_length(8bit)
discontinuity_indicator(1bit)
random_access_indicator(1bit)
elementary_stream_priority_indicator(1bit)
PCR_flag(1bit)
OPCR_flag(1bit)
splicing_point_flag(1bit)
transport_private_data_flag(1bit)
adaptation_field_extension_flag(1bit)
が配置され、残る領域は、stuffing_byte として例えばALL‘1’が格納される。
【0043】
上記adaptation_field_length(8bit)は、アダプテーション・フィールドとしてのデータ長が示される。
また、アダプテーション・フィールド内における8つのフラグ類であるが、これらについては、TSパケットがDITである場合には、先ず、discontinuity_indicatorには‘1’を格納し、残る7つの各フラグ(random_access_indicator、elementary_stream_priority_indicator、PCR_flag、OPCR_flag、splicing_point_flag、transport_private_data_flag、adaptation_field_extension_flag)には、‘0’を格納することが規定されている。
【0044】
また、第2DITとしてのTSパケットの構造図は、図5に示される。
この図に示すように、第2DITもまた、第1バイト〜第4バイトまでの4バイトの領域は、TSパケット・ヘッダ(Transport Packet Header)とされている。そして、この場合には、続く第5バイト〜第9バイトまでの5バイトの領域が、DITセクション(DIT Section)として定義され、残る第9バイト〜第188バイトまでの領域がstuffing_byteによって埋められることになる。
【0045】
第2DITにおけるTSパケット・ヘッダの構造は、先に図4及び図6により説明した第1DITの場合と同様となる。但し、これも前述したが、第2DITのTSパケット・ヘッダにおいては、adaptation_field_control(2bit)に対して‘01’が固定初期値として格納される。
【0046】
DITセクションの構造は図8のテーブル図によっても示されている。
図5及び図8に示されるように、DITセクションは、その先頭位置から順に、
pointer_field(8bit)
table_id(8bit)
section_syntax_indicator(1bit)
reserved(1bit)
reserved(2bit)
section_length(12bit)
transition_flag(1bit)
reserved(7bit)
が配置され、残る領域にstuffing_byte として例えばALL‘1’が格納される。
【0047】
そして、上記DITセクション内においてpointer_field(8bit)には、0x00を格納することとしており、テーブルの最初のデータがpointer_fieldの直後から続くことを示すようにされる。
table_id(8bit)には、DITセクションとしてのテーブルであることを示す0x7Eを格納する。
section_syntax_indicator(1bit)に対しては‘0’を格納することで、DITセクションとしてのテーブルが、いわゆるShort sectionであることを示すようにされる。
また、section_lengthには0x001を格納し、このフィールドに続いては、table情報が1バイトであることを示すようにされる。
transition_flagは、DITを挿入する所定の条件に応じて、‘0’,‘1’の何れかの値がセットされる。
なお、図6〜図8において示されるuimsbf、及びbslbfは、それぞれidentifierとしてのビット列表記方法を示しており、uimsbfは、最上位ビットが先頭である符号無し整数(unsighned integer,most significant bit first)であることを意味する。また、bslbfは、左ビットが先頭であるビット列(bit string,left bit first)であることを示す。
【0048】
3.IEEE1394通信部
続いては、IEEE1394通信部4の内部の構成について、本実施の形態としてのDIT生成/挿入処理の点から説明していくこととする。
図2は、図1に示されているIEEE1394通信部4の内部構成として、パーシャルTSを外部機器に対して送信するための構成を抜き出して示している。
なお、この図において図1と同一部分には同一符号を付し、図1と重複する内容についての説明は省略する。
【0049】
デスクランブラ3(図1)から出力されたTSは、フィルタ部5に入力されることで、前述もしたように、必要とされるプログラム(コンテンツ)のTSパケットのみから形成されるパーシャルTSとして出力される。そして、このパーシャルTSは、TS用FIFO22に対して入力される。
【0050】
TS用FIFO22は、MPEG2フォーマットのデータを、IEEE1394データインターフェイスのIsochronous転送により転送する場合のジッタ(遅延時間)を吸収するためのバッファとして設けられる。そして、このTS用FIFO22に入力されたパーシャルTSは、所定の転送レートによってスイッチ部23に対してシリアル転送される。
なお、この場合のTS用FIFO22は、後述する内部構成を有するDIT挿入処理部6から出力されるフラッシュ指示信号(Flash)に応じて、内部に保持されているデータをフラッシュすることができるようになっている。
【0051】
実際において、IEEE1394通信部4においてパーシャルTSに対して挿入すべきTSパケット単位の付加情報は、例えばPSI、SIなど、DIT以外にも存在するのであるが、これらの付加情報については、システムコントローラ11がソフトウェアによる処理を実行することで、発生されるようになっている。そして、システムコントローラ11が発生させたこれらの種類の付加情報は、パーシャルTSへの挿入タイミングに合わせた所定のタイミングで、パケット用FIFO21に対して転送される。
パケット用FIFO21では、システムコントローラ11から転送されてきた付加情報を、所定の転送レートによって、スイッチ部33に対して転送する。
【0052】
図1においても示されていたDIT挿入処理部6は、ハードウェアによって構成される。このDIT挿入処理部6では、システムコントローラ11の指示に応じて、図4〜図8によって説明した構造によるDITを生成し、パーシャルTSへの挿入のためにスイッチ部6に対して転送する。
また、この場合のDIT挿入処理部6は、システムコントローラ11のタイミング指示に応じて、TS用FIFO22に保持されているデータをフラッシュするためのフラッシュ指示信号(Flash)を出力可能ともされている。
なお、DIT挿入処理部6の内部構成については後述する。
【0053】
スイッチ部23においては、通常時においてはTS用FIFO22から入力されたパーシャルTSのデータ列を通過させて送信処理部24に対して出力している。そして、パケット用FIFO21から付加情報(DITを除く)が入力されたときには、しかるべきタイミングでこの付加情報を通過させて送信処理部24に出力する。また、DIT処理部6にてDITが出力された場合には、DIT処理部6から出力されるDITを通過させて送信処理部24に出力させる。
このようにして、スイッチ部23が通過させるべきデータの切り換えを行うことで、送信処理部24に対しては、必要とされる付加情報がしかるべき位置に挿入されたパーシャルTSが転送される。
【0054】
送信処理部24では、上記のようにして付加情報が挿入されたパーシャルTSについて、例えばIEEE1394データインターフェイスのフォーマットに従って、例えばIsochronous転送に適合したパケット化などの処理を行い、IEEE1394バス13を介して、目的とする機器(ノード)に対して送信出力する。
【0055】
ところで、パーシャルTSに対してDITを挿入する場合、例えばDIT挿入処理部6では、システムコントローラ11からのタイミング指示に応じて、フラッシュ指示信号をTS用FIFO22に対して出力するようになっている。この際、システムコントローラ11は、例えばフロントエンド部2又はデスクランブラ3における信号処理状況を監視してTSにおけるデータの不連続位置を検出するようにしている。そして、この不連続位置を検出すると、所要のタイミングで指示信号を出力する。
【0056】
上記のようにしてDIT挿入処理部6から入力されたフラッシュ指示信号に応じて、TS用FIFO22は、内部に保持しているデータをフラッシュする。そして、実際には、TS用FIFO22のデータがフラッシュされたタイミングに対応してDITを挿入するようにされ、この後、新規なコンテンツのパーシャルTSがTS用FIFO22を介してスイッチ部23に出力されることになる。
このようにしてTS用FIFO22のデータをフラッシュすることで、DITを、パーシャルTSの不連続点に対して適切に挿入するようにしている。
【0057】
続いて、DIT挿入処理部6の内部構成例及びその動作について、図3を参照して説明する。
本実施の形態のDIT挿入処理部6は、図3に示すようにして、第1レジスタ31及び第2レジスタ32を備える。
第1レジスタ31は、第1DITとしてのTSパケット内において有効とされるデータ構造部分のデータが保持される。第1DITの有効データ構造部分は、先に示した図4からも分かるように、4バイトのTSヘッダと、これに続くアダプテーション・フィールドにおける上位2バイトの、計6バイトの領域とされる。つまり、第1レジスタ31は、図4に示す構造のTSパケットにおける上位6バイトのデータ構造を保持する。そして、例えば起動時などの初期時においては、この6バイトのデータ構造内における各領域に対しては、後述する初期値をセットしておくようにされる。
【0058】
一方の第2レジスタ32は、第2DITとしてのTSパケット内において有効とされるデータ構造部分のデータを保持する。
第2DITの場合、その有効データ構造部分は、図5に示すようにして、4バイトのTSヘッダと、これに続く5バイトのDITセクションの、計9バイトの領域である。従って、第2レジスタ32は、この9バイトのデータ構造を保持するようにされる。また、この場合にも、起動時などの初期時においては、この6バイトのデータ構造内における各領域に対しては後述する初期値がセットされることになる。
このようにして、本実施の形態のDIT挿入処理部6では、レジスタに対して、DITの基本構造部分を格納して保持するようにしている。そして、この場合には、第1DITと第2DITとで計15バイトが必要とされるのみであり、従ってハードウェアとして用意すべきレジスタも小規模で済むことになる。
【0059】
生成/出力コントロール部33は、適宜必要とされるデータ内容のDITを生成する。このために、第1レジスタ31及び第2レジスタ32に格納されている第1DIT、第2DITの有効データ構造部分において、変更の必要のある領域については、しかるべき値をセットする。
そして、第1レジスタ31及び第2レジスタ32から、上記のようにして所要の値をセットした第1DIT、第2DITの有効データ構造部分を読み出して、所要のバイト数のstuffing_byteを付加する。この結果、TSパケット単位のサイズの第1DIT、第2DITが得られることになる。そして、このようにして生成された第1DIT、第2DITとしてのTSパケットを、しかるべきタイミングでスイッチ部23に対して出力する。
そして、上記した動作を実現するために、生成/出力コントロール部33は、機能的には、図示するように、フラグセット部33a、インクリメント部33b、バイト埋め込み部33c、及び挿入出力部33dとを有して構成される。なお、生成/出力コントロール部33もまた、ハードウェアによって形成される。
【0060】
そして、上記した回路構成によるDITの生成、及びパーシャルTSへの挿入のための出力処理は、次のようにして行われる。
先ずは、第1レジスタ31及び第2レジスタ32において、第1DIT、第2DITの有効データ構造部分に対してセットされる初期値について述べておく。
なお、この説明にあたっては、再度、図4〜図8を参照する。
【0061】
第1レジスタ31における第1DITの有効データ構造部分に対しては、次のようにして初期値をセットする。
第1DITの有効データ構造部分としては、前述したように、TSパケット・ヘッダ(4バイト)と、これに続くアダプテーション・フィールドにおける上位2バイトが格納される。
先ず、TSパケット・ヘッダにおいて、sync_byte(8bit)には、同期パターンである0x47がセットされる。このsync_byte(8bit)は、固定値として規定されているから、セットされた初期値0x47が固定的に用いられることになる。なお、以降において、固定的に用いられることで、変更が行われない初期値については、「固定初期値」ということにする。
また、transport_error_indicator(1bit)は、‘0'を固定初期値として格納し、エラーが無いことを示す。
また、payload_unit_start_indication(1bit)は、DITとしてのパケットに格納され、テーブル及びPESでは無いのであるから、固定初期値として‘0'をセットする。
また、transport_priority(1bit)は、DITとしては、‘0'‘1'の何れとされてもよいこととなっているので、何れかの任意の値を固定初期値としてセットする。
また、PID(13bit)は、DITについては、0x001Eであることが規格書によって規定されているので、これを固定初期値としてセットすればよいが、システム側で必要に応じて書き換えが行われるようにしても構わないものである。
transport_scrambling_control(2bit)についてであるが、ここでは、スクランブル処理をほどこさないこととして、固定初期値‘00’をセットするようにされる。但し、スクランブル処理を施す仕様とする場合には必要に応じて‘00’以外の値をセットするようにしてもよいものである。
adaptation_field_control(2bit)は、前述もしたように、第1DITについては、‘10’で固定的となるので、この値を固定初期値としてセットする。なお、先に述べておくと、第2DITの場合には、no adaptation_field,payload onlyであることを示す‘01’を固定初期値として格納するようにされる。
continuity_counter(4bit)は、初期値として0x0をセットするようにされる。そして、このcontinuity_counterの値は、PIDにより示される同じパケットが連続して挿入されるごとに、インクリメントされてセットが行われていくことになる。
【0062】
また、アダプテーション・フィールドにおける上位2バイトのうち、上位1バイトのadaptation_field_length(8bit)には、183バイトを示す0xB7を固定初期値としてセットするようにされる。
そして、これに続く1バイトの領域を形成する8つの各フラグ類については、規定に従って、次のようにして固定初期値をセットする。
つまり、discontinuity_indicatorには‘1’をセットし、残る7つの各フラグ(random_access_indicator、elementary_stream_priority_indicator、PCR_flag、OPCR_flag、splicing_point_flag、transport_private_data_flag、adaptation_field_extension_flag)には、‘0’をセットする。
【0063】
また、第2レジスタ32における第2DITの有効データ構造部分に対してセットすべき初期値は、次のようになる。
先ず、第2DITの有効データ構造部分における上位4バイトのTSパケット・ヘッダであるが、これについては、上述した第1DITとしての有効データ構造部分の場合と同様となる。但し、上述もしたように、adaptation_field_control(2bit)については‘01’を固定初期値としてセットすることになる。
【0064】
そして、DITセクションとしての5バイトを形成する各領域については、次のようにして初期値をセットする。
つまり、pointer_field(8bit)には、0x00を固定初期値としてセットすることになる。
また、table_id(8bit)には、0x7Eを固定初期値としてセットする。なお、先のデータ構造の説明に際しても述べたように、システムにおいて必要に応じて値を変更することも可能とされる。
また、section_syntax_indicator(1bit)に対しては‘0’を、section_lengthには0x001を、それぞれ固定初期値としてセットする。
また、transition_flagは、DITを挿入する所定の条件に応じて、‘0’,‘1’の何れかに変更されるべき値であるから、初期値としては、‘0’,‘1’の何れかの値を暫定的にセットしておくようにされる。
また、DITセクションにおいては、section_syntax_indicatorに続く3ビットの領域と、transition_flagに続く7ビットの領域がreservedの領域とされているが、ここでは、これらの各reservedの領域に対し、それぞれALL‘1’をセットするようにされる。
【0065】
そして、上記のようにして第1レジスタ31及び第2レジスタ32における第1DIT、第2DITの有効データ構造部分に対して初期値がセットされた状態の下で、システムコントローラ11が、現在処理中におけるTSについての不連続位置を検出し、このときの検出状況としてDITの挿入条件を満たしていることを判定したとする。
すると、システムコントローラ11は、この不連続位置の検出タイミングに応じた所要のタイミングで、送出指示コマンドを、生成/出力コントロール部33に対して出力する。
また、システムコントローラ11では、今回のDIT挿入条件に応じて、第2DITにおけるtransition_flagについて、‘0’,‘1’の何れをセットするべきなのかについて判断し、その判断結果に基づいて、transition_flagとしてセットすべき値を指示するフラグセットコマンドを生成/出力コントロール部33に対して出力する。
【0066】
送出指示コマンドが入力された生成/出力コントロール部33では、これに応じて、インクリメント部33aが有するとされるカウンタのカウント値をインクリメントする。そして、インクリメントして得られたカウント値を、第1レジスタ31における第1DITが有するcontinuity_counterの値としてセットする。
そして、同様にして、第2レジスタ32における第2DITが有するcontinuity_counterの値についてのセットを行うようにされる。
【0067】
また、この際、フラグセット部33aにおいては、フラグセットコマンドにより指定されるtransition_flagの値を発生させ、この発生された値を、第2レジスタ32における第2DITが有するtransition_flagの値としてセットする。
【0068】
そして、上記のようにして必要な値のセットが完了したとすると、生成/出力コントロール部33では、例えば先ず、第1レジスタ31から、6バイトの第1DITの有効データ構造部分の読み込みを行う。そして、バイト埋め込み部33cによって、stuffing_byteとして、176バイト分のALL‘1’のデータを発生させ、読み込みを行った第1DITの有効データ構造部分の後ろに付加する。
【0069】
上記した動作が実行されることで、TSパケットのサイズによる第1DITが生成されることになる。そして、挿入出力処理部33dでは、このようにして生成された第1DITとしてのTSパケットを、スイッチ部23に対して送出する。
【0070】
続いては、生成/出力コントロール部33は、第2レジスタ32から、9バイトの第2DITの有効データ構造部分の読み込みを行う。そして、バイト埋め込み部33cによって、stuffing_byteとして、179バイト分のALL‘1’のデータを発生させ、読み込みを行った第1DITの有効データ構造部分の後ろに付加することで、TSパケットのサイズによる第2DITが生成される。そして、挿入出力処理部33dでは、この第2DITとしてのTSパケットを、スイッチ部23に対して送出する。
【0071】
また、システムコントローラ11は、DIT送出指示に伴い、生成/出力コントロール部33に対して、TS用FIFO22をフラッシュするためのフラッシュ指示コマンドを、所要のタイミングで以て出力するようにされる。このフラッシュ指示コマンドの入力に応じて、挿入出力部33dにおいては、TS用FIFO22に対してフラッシュ指示信号(Flash)を出力する。これによって、前述したように、DITがパーシャルTSにおける不連続位置に対して適正に挿入されるようにしている。
【0072】
従来においては、例えば図2に示した構成において、DIT挿入部6が削除された構成を採っていた。つまり、DITについても他の付加情報と同じく、システムコントローラ11によるソフトウェア処理によって生成して、パケット用FIFO21に対して転送していたものである。
このような188バイトというサイズの付加情報を生成する処理は、現状のシステムコントローラ11を構成するCPUにとっては重いものであり、従って、生成が終了するまでには相当の時間を要してしまう。特に、DITは、パーシャルTSの不連続位置に対して挿入されるべきものであるから、このDITの挿入タイミングが遅れてしまった場合には、このパーシャルTSを入力するシステムが不連続位置を認識するタイミングが遅れるので、例えばパーシャルTSのデコードに不具合を発生させる要因となっていたものである。
【0073】
これに対して、本実施の形態においては、図2に示したようにして、DIT挿入処理部6を新たに設け、このDIT挿入処理部6によって、第1DIT及び第2DITを生成して、パーシャルTSへの挿入のために出力を行うようにされる。そして、このようなDIT挿入処理部6によるDITの生成及び出力のための動作は、図3に示したようにして構成されるハードウェアによって行われ、システムコントローラ11のソフトウェア制御としては、送出タイミング制御のみとされるのであるから、第1DIT及び第2DITを迅速に生成し、そして出力することができる。
従って、本実施の形態としては、例えば図10(a)に示されたような、理想的なDITの挿入タイミングにほぼ近いかたちで、DITの挿入されたパーシャルTSを出力することが可能になるものである。
また、DITは、これまでの説明からも理解されるように、挿入の都度に値が変更される領域は例えばcontinuity_counter(4bit)、transition_flag(1bit)などに限られており、固定値が格納される領域のほう遥かに多い。また、これらの値が変更される領域のサイズも非常に小さい。このため、値を変更してセットするための回路構成としては非常に簡略なものとなるし、ハードウェアとしての処理も非常に軽いものとなる。
【0074】
ところで、DIT挿入条件によっては、TS用FIFO22に保持されている不連続位置以前のデータをフラッシュする必要が無い、若しくはフラッシュすべきではないとされる場合がある。このような場合の具体例を、図9を参照して説明しておく。
図9(a)には、パーシャルTSが時間経過に応じて出力されている状態が示されている。例えばこの図に示されるようにして、先ずは、プログラム1のみに関するコンテンツを有して形成されているパーシャルTSが受信されているとする。そして、在る時点において、プログラム1のコンテンツに対してプログラム2に関するコンテンツのデータも多重化されたTSに変更されたとする。
【0075】
このような場合にも、規格上では、DIT挿入条件が満たされるので、プログラム2が追加された位置を不連続位置として、DITを挿入すべきこととなっている。但し、この場合には、PCR(Program Clock Reference)は、図9(b)に示すように、パーシャルTSの不連続位置に関わらず連続することになっている。なお、PCRとは、ビデオ/オーディオに同期再生の基準となる時刻情報であって、本実施の形態のデジタル衛星放送受信機1の場合であれば、例えばデマルチプレクサ9においてTSから抽出分離して再生するように構成することが可能である。
【0076】
但し、上述の場合には、DITを挿入する必要はあるが、その一方で、PCRが連続しているのであるから、この連続性を維持するために、TS用FIFO22に保持されている不連続位置以前のデータをフラッシュする必要は無いことになる。
例えば、先にも述べたような従来の構成では、DIT挿入のための処理自体が重い負荷となっていたことから、DITを挿入する場合には例外なくTS用FIFO22をフラッシュするようにしていた。これではPCRの連続性が失われることになるので、パーシャルTSを入力してデコードする側においては、むしろデコードに障害が発生する可能性が生じる。
【0077】
そこで、本実施の形態としては、図3に示した本実施の形態のDIT挿入処理部6の構成の下で、次に述べるような生成/出力コントロール部33の動作を与えることで、DIT挿入条件に応じてTS用FIFO22に保持されるデータのフラッシュについての有効/無効の切り換えが行われるようにする。
【0078】
第2DITに格納されるtransition_flagは、前述したように、DITの挿入条件に応じて‘0’,‘1’の何れかの値がセットされるように規定されているが、実際としては、PCRの連続性の有無に依存したものとなっている。
つまり、パーシャルTSがPCRを含むすべての内容が変更されるようにして不連続性が生じるとされるDIT挿入条件では‘0’がセットされる。これに対して、PCRについては連続性が保たれたうえで、パーシャルTSについて不連続性が生じるとされるDIT挿入条件では‘1’がセットされるものである。
【0079】
そこで、本実施の形態の挿入出力処理部33dにおいて、システムコントローラ11から入力されるフラグセット・コマンドとして、‘0’‘1’の何れをセットすべきことを指示しているかについての検出を行う機能回路部を形成するようにされる。
そして、フラグセット・コマンドが‘0’のセットを指示するものであることを検出した場合には、先に説明したようにして、TS用FIFO22に対してフラッシュ指示信号を出力して、TS用FIFO22におけるフラッシュを実行させる。
これに対して、フラグセット・コマンドが‘1’のセットを指示するものであることを検出した場合には、TS用FIFO22に対するフラッシュ指示信号の出力を行わないようにする。これによって、TS用FIFO22においては、データがフラッシュされることなく、その転送動作が継続される。
このような構成を採ることで、本実施の形態においては、DIT挿入時においても、必要に応じてTS用FIFO22をフラッシュさせないようにすることが可能となる。
【0080】
そして、上記した動作を実際に回路として実現するには、単に、ラグセット・コマンドの指示内容を検出する検出回路と、この検出回路の検出出力を利用してTS用FIFO22に対するフラッシュ指示信号の出力/停止をコントロールする回路とを、ハードウェアとして備えればよい。従って、このような動作は、簡易な回路構成によって実現可能なわけであり、その動作の高速性も維持されることになる。
【0081】
なお、本発明としては、上記した実施の形態としての構成に限定されるものではない。例えば上記実施の形態においては、本発明のデータ処理装置をデジタル衛星放送受信機に適用した場合を例に挙げているが、これ以外にも、例えばデジタルデータを記録再生することができるような記録再生装置などにおいて、パーシャルTSの形式のデータをIEEE1394により伝送するような場合に適用可能である。また、データ処理装置が処理すべきデータについても、デジタル衛星放送の規格に従ったストリームデータ以外の規格によるデータとされて構わない。また、IEEE1394以外のデータ通信フォーマットに対しても適用が可能とされる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、DIT(不連続情報)を生成してパーシャルTS(ストリームデータ)に対して挿入するのにあたり、DITの生成はハードウェアによって行うようにされ、この際のソフトウェア処理としては、DITの挿入タイミングの指示を行うようにされる。
このようにして、DITの生成/挿入に関して、ハードウェアとソフトウェアとでの機能の使い分けを行うことで、従来のようにして、DITの生成/挿入をすべてハードウェアによって処理する場合と比較して、パーシャルTSに対するDITの挿入をはるかに高速に行うことができる。このため、例えばパーシャルTSを入力してデコードする際にも、適切な処理を実行することが可能となるものである。
【0083】
そして、DITを生成するためのハードウェアの構成として、例えばDITの有効データ構造部分を少なくとも保持するレジスタを備え、このレジスタに保持されるデータについては初期値を設定する。そして、DIT挿入時においては、、このレジスタに保持しているデータについて、変更が必要とされる所要の情報領域に対して所要の値をセットするようにされる。
このような構成をハードウェアとして与えることで、より効率的、かつ高速にDITを生成することが可能になる。
【0084】
さらに本発明においては、例えばDITの挿入条件を示すtransition_flagなどのような所定の領域にセットすべき値に基づき、TS用FIFO(バッファ)に対してデータのフラッシュを指示するための指示信号についての出力/停止を設定するように構成され、これについてもハードウェアに構成することとしている。これによっては、簡略な回路構成でありながら、DITの挿入条件に応じて、TS用FIFOにおけるデータフラッシュを適正に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのデータ処理装置を備えるデジタル衛星放送受信機の構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のIEEE1394通信部4の内部構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態のDIT挿入処理部の構成例を示すブロック図である。
【図4】第1DITのデータ構造を示すデータ構造図である。
【図5】第2DITのデータ構造を示すデータ構造図である。
【図6】DITにおけるTSパケット・ヘッダの構造を示すテーブル図である。
【図7】DITにおけるアダプテーション・フィールドの構造を示すテーブル図である。
【図8】DITセクション(DIT Table)の構造を示すテーブル図である。
【図9】パーシャルTSにおける不連続性の発生状態例として、PCRが連続する場合を模式的に示す説明図である。
【図10】パーシャルTSに対するDITの挿入処理を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 デジタル衛星放送受信機、2 フロントエンド部、3 デスクランブラ、4 IEEE1394通信部、5 フィルタ部、6 DIT挿入部、7 送受信部、8 スイッチ部、9 デマルチプレクサ、10 MPEGデコーダ、11 システムコントローラ、12 パラボラアンテナ、13 IEEE1394バス、21 パケット用FIFO、22 TS用FIFO、23 スイッチ部、24送信処理部、31 第1レジスタ、32 第2レジスタ、33 生成/出力コントロール部、33a フラグセット部、33b インクリメント部、33c バイト埋め込み部、33d 挿入出力部

Claims (1)

  1. デジタル衛星放送されたTSデータを生成するデスクランブラと、
    上記TSデータが不連続となることを示す情報であるDITを生成して、上記TSデータに対して該DITを挿入する不連続情報処理手段と、
    上記DITが挿入されたTSデータから所望のTSパケットを分離するデマルチプレクサと、
    上記TSデータ、または、上記DITが挿入されたTSデータのいずれか一つを選択して上記デマルチプレクサに出力する、スイッチと、
    上記TSデータに対して上記DITのデータを挿入すべきタイミングを、上記スイッチ、および、上記不連続情報処理手段に対して指示するタイミング制御手段と、
    を備え、
    上記不連続情報処理手段は、
    ハードウェアとして構成される、アダプターションフイールドのみが配置されペイロードが存在しない第1DITのTSパケット内において有効なデータ構造部分を保持する第1レジスタと、
    アダプターションフイールドがなくペイロードが配置される第2DITのTSパケット内において有効なデータ構造部分を保持する第2のレジスタと
    生成/出力コントロール部と、を具備し、
    上記生成/出力コントロール部は、上記第1レジスタおよび上記第2レジスタに格納されているDITの有効データ構造部分に、それぞれスタッフイングバイトを付加してTSパケット単位のサイズの第1DITと第2DITとを生成し、
    不連続となった上記TSデータの間に上記第1DITと第2DITとを、第1DITのTSパケットと第2DITのTSパケットとの間に他のTSパケットが挿入されないように、連続して挿入して、上記DITが挿入されたTSデータを生成し
    上記タイミング制御手段は、
    上記デスクランブラを監視して上記TSデータの不連続位置を検出し、上記スイッチ、および、上記生成/出力コントロール部を制御して、上記不連続情報処理手段から上記デマルチプレクサに対して、上記DITが挿入されたTSデータを送出させる、
    データ処理装置。
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