JP3144487B2 - Dvb−spi付加情報伝送方法及び伝送システム - Google Patents
Dvb−spi付加情報伝送方法及び伝送システムInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVB(デジタル
ビデオブロードキャスティング; Digital VideoBroadca
sting)に関し、特に、SPI(同期パラレルインタフ
ェース; Synchronous Parallel Interface)を用いる伝
送方法及びシステムに関する。
ビデオブロードキャスティング; Digital VideoBroadca
sting)に関し、特に、SPI(同期パラレルインタフ
ェース; Synchronous Parallel Interface)を用いる伝
送方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルテレビジョン方式として、符号
化及び多重化にMPEG(Moving Picture Experts Gro
up)技術を利用したDVBが注目を浴びている。DVB
における物理層伝送方式としては、シリアル方式のAS
I(非同期シリアルインタフェース; Asynchronous Ser
ial Interface)とパラレル方式のSPIとがある。ま
た、多重化方式としては、TS(Transport Stream)と
PS(Program stream)が規定されており、伝送にはT
Sによるパケット伝送が用いられる。TSパケットは、
188バイト固定長のパケットであって、ヘッダ部とペ
イロード部からなり、ヘッダ部には、パケットの区切り
を示す同期符号や、パケットの識別番号、タイムスタン
プなどが格納される。
化及び多重化にMPEG(Moving Picture Experts Gro
up)技術を利用したDVBが注目を浴びている。DVB
における物理層伝送方式としては、シリアル方式のAS
I(非同期シリアルインタフェース; Asynchronous Ser
ial Interface)とパラレル方式のSPIとがある。ま
た、多重化方式としては、TS(Transport Stream)と
PS(Program stream)が規定されており、伝送にはT
Sによるパケット伝送が用いられる。TSパケットは、
188バイト固定長のパケットであって、ヘッダ部とペ
イロード部からなり、ヘッダ部には、パケットの区切り
を示す同期符号や、パケットの識別番号、タイムスタン
プなどが格納される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送方式では、
TSパケットのパケット構成がDVB−SPIを用いて
TSパケットを伝送する際に、TSパケットに規定され
ている以外の付加情報をTSパケットごとに伝送したい
場合には、DVB−SPI伝送路とは別に、付加情報を
伝送するための伝送路が必要になるという問題点があ
る。
TSパケットのパケット構成がDVB−SPIを用いて
TSパケットを伝送する際に、TSパケットに規定され
ている以外の付加情報をTSパケットごとに伝送したい
場合には、DVB−SPI伝送路とは別に、付加情報を
伝送するための伝送路が必要になるという問題点があ
る。
【0004】本発明の目的は、付加情報を伝送するため
の補助的な伝送路を必要としないDVB−SPI付加情
報伝送方法及びシステムを提供することにある。
の補助的な伝送路を必要としないDVB−SPI付加情
報伝送方法及びシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のDVB−SPI
付加情報伝送方法は、DVB−SPIによりTSパケッ
トを伝送する伝送方法において、TSパケットの同期ヘ
ッダを付加情報に置き換えて伝送することを特徴とす
る。
付加情報伝送方法は、DVB−SPIによりTSパケッ
トを伝送する伝送方法において、TSパケットの同期ヘ
ッダを付加情報に置き換えて伝送することを特徴とす
る。
【0006】本発明のDVB−SPI付加情報伝送シス
テムは、DVB−SPIによりTSパケットを伝送する
伝送システムにおいて、同期ヘッダが付加情報に置き換
えられたTSパケットを伝送することを特徴とする。
テムは、DVB−SPIによりTSパケットを伝送する
伝送システムにおいて、同期ヘッダが付加情報に置き換
えられたTSパケットを伝送することを特徴とする。
【0007】DVB−SPI方式のTSパケットデータ
伝送においては、TSパケットのタイミングは、同期ヘ
ッダのタイミングを示すPSYNC信号を用いて確立さ
れる。PSYNC信号はDVB−SPIデータ信号とは
別に伝送されるから、TSパケットの同期ヘッダデータ
は、同期をとるためには冗長なデータとなる。そこで本
発明は、この同期ヘッダ部分を利用して、従来のDVB
−SPI伝送路を用いたまま、TSパケットごとに8ビ
ットの付加情報を伝送することを可能とする。
伝送においては、TSパケットのタイミングは、同期ヘ
ッダのタイミングを示すPSYNC信号を用いて確立さ
れる。PSYNC信号はDVB−SPIデータ信号とは
別に伝送されるから、TSパケットの同期ヘッダデータ
は、同期をとるためには冗長なデータとなる。そこで本
発明は、この同期ヘッダ部分を利用して、従来のDVB
−SPI伝送路を用いたまま、TSパケットごとに8ビ
ットの付加情報を伝送することを可能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】《第1の実施形態》図1は、本発
明の第1の実施形態のDVB−SPI伝送システムの構
成を示すブロック図である。このシステムは、変換装置
1から逆変換装置3に向けて、TS信号伝送路5を介し
てDVB−SPI信号を伝送するものである。送信側の
変換装置1には2入力1出力のマルチプレクサ2が設け
られており、受信側の逆変換装置3には1入力2出力の
デマルチプレクサ4が設けられている。また、TS信号
伝送路5は、SPI−DVB信号の8ビットパラレルの
データ信号を伝送するDATA線と、TSパケットの同
期ヘッダのタイミングを示すPSYNC線と、データの
有効/無効を示すDVALID線と、クロック信号を伝
送するCLK線から構成されている。
明の第1の実施形態のDVB−SPI伝送システムの構
成を示すブロック図である。このシステムは、変換装置
1から逆変換装置3に向けて、TS信号伝送路5を介し
てDVB−SPI信号を伝送するものである。送信側の
変換装置1には2入力1出力のマルチプレクサ2が設け
られており、受信側の逆変換装置3には1入力2出力の
デマルチプレクサ4が設けられている。また、TS信号
伝送路5は、SPI−DVB信号の8ビットパラレルの
データ信号を伝送するDATA線と、TSパケットの同
期ヘッダのタイミングを示すPSYNC線と、データの
有効/無効を示すDVALID線と、クロック信号を伝
送するCLK線から構成されている。
【0009】変換装置1には、8ビットパラレルのDV
B−SPI信号と、このDVB−SPI信号によって伝
送されるTSパケットに同期した8ビットパラレルの付
加情報が入力される。DVB−SPI信号及び付加情報
は、マルチプレクサ2に入力する。マルチプレクサ2
は、PSYNC信号に接続しており、PSYNC信号に
同期した切替制御を行って、DVB−SPI信号と付加
情報のいずれか一方を選択して、TS信号とし、受信側
の逆変換装置3に向けて出力する。
B−SPI信号と、このDVB−SPI信号によって伝
送されるTSパケットに同期した8ビットパラレルの付
加情報が入力される。DVB−SPI信号及び付加情報
は、マルチプレクサ2に入力する。マルチプレクサ2
は、PSYNC信号に接続しており、PSYNC信号に
同期した切替制御を行って、DVB−SPI信号と付加
情報のいずれか一方を選択して、TS信号とし、受信側
の逆変換装置3に向けて出力する。
【0010】逆変換装置3において、送信側からの8ビ
ットパラレルのTS信号は、デマルチプレクサ4に入力
する。デマルチプレクサ4は、PSYNC信号に接続し
ており、PSYNC信号に同期する切替制御によって、
入力信号を2つの出力(出力A及び出力B)のいずれに
出力する。また、このデマルチプレクサ4は、入力信号
を出力Bに出力しているときには、出力Aに固定データ
を出力できる機能を有する。この逆変換装置3の出力
は、DVB−SPI出力と付加情報データ出力であっ
て、DVB−SPI出力はデマルチプレクサ4の出力A
に、付加情報データ出力はデマルチプレクサ4の出力B
に、それぞれ接続している。
ットパラレルのTS信号は、デマルチプレクサ4に入力
する。デマルチプレクサ4は、PSYNC信号に接続し
ており、PSYNC信号に同期する切替制御によって、
入力信号を2つの出力(出力A及び出力B)のいずれに
出力する。また、このデマルチプレクサ4は、入力信号
を出力Bに出力しているときには、出力Aに固定データ
を出力できる機能を有する。この逆変換装置3の出力
は、DVB−SPI出力と付加情報データ出力であっ
て、DVB−SPI出力はデマルチプレクサ4の出力A
に、付加情報データ出力はデマルチプレクサ4の出力B
に、それぞれ接続している。
【0011】次に、このDVB−SPI付加情報伝送シ
ステムの動作を説明する。
ステムの動作を説明する。
【0012】上述したようにDVB−SPI信号は、8
ビットパラレルのデータ信号であるDATA、TSパケ
ットの同期ヘッダのタイミングを示すPSYNC、デー
タの有効/無効を示すDVALID、クロック信号であ
るCLKからなる。そして変換装置1には、DVB−S
PI信号と、そのDVB−SPI信号によって伝送され
るTSパケットに同期した8ビットの付加情報が入力さ
れる。図2は、変換装置1に入力されるDVB−SPI
信号のDATA及びPSYNC、付加情報データ、変換
装置1の出力信号のタイミングを示す図である。ここで
PSYNC信号がイネーブルとなるタイミングは、DA
TAで伝送されるTSパケットの同期ヘッダのタイミン
グである。マルチプレクサ2は、通常時は、DVB−S
PI入力側を選択して出力しているが、PSYNC信号
がイネーブルとなるタイミングだけ、付加情報データ側
を選択して出力する。この結果、TSの同期ヘッダデー
タは、付加情報データに置き換わる。こうして作られた
TS信号(図2の出力データ)が、変換装置1から出力
される。上記動作により、DVB−SPI信号に対しT
Sパケットごとに8ビットの情報を付加して伝送するこ
とができる。
ビットパラレルのデータ信号であるDATA、TSパケ
ットの同期ヘッダのタイミングを示すPSYNC、デー
タの有効/無効を示すDVALID、クロック信号であ
るCLKからなる。そして変換装置1には、DVB−S
PI信号と、そのDVB−SPI信号によって伝送され
るTSパケットに同期した8ビットの付加情報が入力さ
れる。図2は、変換装置1に入力されるDVB−SPI
信号のDATA及びPSYNC、付加情報データ、変換
装置1の出力信号のタイミングを示す図である。ここで
PSYNC信号がイネーブルとなるタイミングは、DA
TAで伝送されるTSパケットの同期ヘッダのタイミン
グである。マルチプレクサ2は、通常時は、DVB−S
PI入力側を選択して出力しているが、PSYNC信号
がイネーブルとなるタイミングだけ、付加情報データ側
を選択して出力する。この結果、TSの同期ヘッダデー
タは、付加情報データに置き換わる。こうして作られた
TS信号(図2の出力データ)が、変換装置1から出力
される。上記動作により、DVB−SPI信号に対しT
Sパケットごとに8ビットの情報を付加して伝送するこ
とができる。
【0013】一方、受信側の逆変換装置3には、上述の
ように変換装置1から出力されたTS信号が入力され
る。図3は、逆変換装置3に入力されたTS信号のDA
TA及びPSYNC、取り出された付加情報データ、逆
変換装置3の出力信号のタイミングを示す図である。P
SYNC信号がイネーブルとなるタイミングは、上述の
ように、DVB−SPI信号のDATAで伝送されるT
Sパケットの同期ヘッダのタイミングである。逆変換装
置3に入力されるTS信号においては、同期ヘッダデー
タは、変換装置1によって、付加情報に置き換えられて
いる。デマルチプレクサ4は、通常は、出力A(DVB
−SPI出力)側を選択しているが、PSYNC信号が
イネーブルとなるタイミングだけは、入力を出力B(付
加情報データ)側に接続する。また、出力Bを選択して
いるタイミングでは、デマルチプレクサ4は、出力Aす
なわちDVB−SPI出力に対し、MPEG2規格で同
期ヘッダデータとして規定されている値、47(H)
(16進表示)を出力する。この結果、デマルチプレク
サ4の出力A(DBV−SPI出力)からは、付加情報
データ部分がもとのTSの同期ヘッダデータに置き換わ
ったDBV−SPIデータが出力され、出力B(付加情
報出力)からは、変換装置1で付加した付加情報が取り
出される。
ように変換装置1から出力されたTS信号が入力され
る。図3は、逆変換装置3に入力されたTS信号のDA
TA及びPSYNC、取り出された付加情報データ、逆
変換装置3の出力信号のタイミングを示す図である。P
SYNC信号がイネーブルとなるタイミングは、上述の
ように、DVB−SPI信号のDATAで伝送されるT
Sパケットの同期ヘッダのタイミングである。逆変換装
置3に入力されるTS信号においては、同期ヘッダデー
タは、変換装置1によって、付加情報に置き換えられて
いる。デマルチプレクサ4は、通常は、出力A(DVB
−SPI出力)側を選択しているが、PSYNC信号が
イネーブルとなるタイミングだけは、入力を出力B(付
加情報データ)側に接続する。また、出力Bを選択して
いるタイミングでは、デマルチプレクサ4は、出力Aす
なわちDVB−SPI出力に対し、MPEG2規格で同
期ヘッダデータとして規定されている値、47(H)
(16進表示)を出力する。この結果、デマルチプレク
サ4の出力A(DBV−SPI出力)からは、付加情報
データ部分がもとのTSの同期ヘッダデータに置き換わ
ったDBV−SPIデータが出力され、出力B(付加情
報出力)からは、変換装置1で付加した付加情報が取り
出される。
【0014】《第2の実施形態》図4は、本発明の第2
の実施形態のDVB−SPI付加情報伝送システムの構
成を示すブロック図である。ここでは、地上デジタルテ
レビジョン放送に用いられるTS多重装置とOFDM
(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交
周波数多重)変調装置の接続に、本発明のDVB−SP
I付加情報伝送方法を適用した例を説明する。
の実施形態のDVB−SPI付加情報伝送システムの構
成を示すブロック図である。ここでは、地上デジタルテ
レビジョン放送に用いられるTS多重装置とOFDM
(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交
周波数多重)変調装置の接続に、本発明のDVB−SP
I付加情報伝送方法を適用した例を説明する。
【0015】図4に示す伝送システムでは、図1に示す
付加情報伝送システムに示した変換装置1を内蔵したT
S多重装置11と、同じく逆変換装置3を内蔵したOF
DM変調装置12とが、TS信号伝送路を介して接続し
ている。
付加情報伝送システムに示した変換装置1を内蔵したT
S多重装置11と、同じく逆変換装置3を内蔵したOF
DM変調装置12とが、TS信号伝送路を介して接続し
ている。
【0016】一方、図5は、従来の付加情報伝送方式に
基づくTS多重装置とOFDM変調装置の接続例を示し
ている。TS多重装置21にはDVB−SPI信号を出
力するDVB−SPI出力部6が設けられ、OFDM変
調装置22にはDVB−SPI信号を入力としてこれを
処理するDVB−SPI入力部7が設けられている。図
示するように、従来の方式を用いる場合は、TS多重装
置21とOFDM変調装置22を接続する際、OFDM
変調装置21が、入力されるTSパケットをどの階層に
割り当てるかという階層情報データと、TSをOFDM
変調装置21におけるOFDMフレームに同期させるた
めのフレーム同期信号を必要とするため、DVB−SP
I伝送路(TS信号伝送路)と階層情報データ・フレー
ム同期信号の伝送路の両方が必要であった。
基づくTS多重装置とOFDM変調装置の接続例を示し
ている。TS多重装置21にはDVB−SPI信号を出
力するDVB−SPI出力部6が設けられ、OFDM変
調装置22にはDVB−SPI信号を入力としてこれを
処理するDVB−SPI入力部7が設けられている。図
示するように、従来の方式を用いる場合は、TS多重装
置21とOFDM変調装置22を接続する際、OFDM
変調装置21が、入力されるTSパケットをどの階層に
割り当てるかという階層情報データと、TSをOFDM
変調装置21におけるOFDMフレームに同期させるた
めのフレーム同期信号を必要とするため、DVB−SP
I伝送路(TS信号伝送路)と階層情報データ・フレー
ム同期信号の伝送路の両方が必要であった。
【0017】図4に示す本実施形態でのTS多重装置1
1とOFDM変調装置12との接続においては、TS多
重装置11において、DVB−SPI信号出力部6の後
段に、変換装置1が接続されている。変換装置1には、
階層情報データ及びフレーム同期ビットが付加情報デー
タとして入力されている。したがって、変換装置1から
は、TSパケットの同期ヘッダ部分が付加情報(階層情
報データ及びフレーム同期ビット)に置き換えられたT
S信号が出力される。この場合、付加情報として、例え
ば、下位3ビットを階層情報データ、MSB(Most Sig
nificant Bit;最上位ビット)をフレーム同期ビットと
する8ビットデータをTSパケットごとに伝送する。
1とOFDM変調装置12との接続においては、TS多
重装置11において、DVB−SPI信号出力部6の後
段に、変換装置1が接続されている。変換装置1には、
階層情報データ及びフレーム同期ビットが付加情報デー
タとして入力されている。したがって、変換装置1から
は、TSパケットの同期ヘッダ部分が付加情報(階層情
報データ及びフレーム同期ビット)に置き換えられたT
S信号が出力される。この場合、付加情報として、例え
ば、下位3ビットを階層情報データ、MSB(Most Sig
nificant Bit;最上位ビット)をフレーム同期ビットと
する8ビットデータをTSパケットごとに伝送する。
【0018】OFDM変調装置12において、DVB−
SPI入力部7の前段に逆変換装置3が設けられてお
り、この逆変換装置3は、TS多重装置11からのTS
信号を受信し、上述の第1の実施形態の場合と同様に動
作することにより、DVB−SPI信号をDVB−SP
I入力部7に送るとともに、TS多重装置11で付加さ
れた付加情報、すなわち階層情報データ及びフレーム同
期ビットをTS信号から取り出す。このOFDM変調装
置12では、これらの階層情報データ及びフレーム同期
ビットを利用して、変調が行われる。
SPI入力部7の前段に逆変換装置3が設けられてお
り、この逆変換装置3は、TS多重装置11からのTS
信号を受信し、上述の第1の実施形態の場合と同様に動
作することにより、DVB−SPI信号をDVB−SP
I入力部7に送るとともに、TS多重装置11で付加さ
れた付加情報、すなわち階層情報データ及びフレーム同
期ビットをTS信号から取り出す。このOFDM変調装
置12では、これらの階層情報データ及びフレーム同期
ビットを利用して、変調が行われる。
【0019】以上説明したように、図4に示すTS多重
装置11とOFDM変調装置12との接続配置では、図
5に示す従来の方式では必要であった階層情報データ・
フレーム同期信号伝送用の伝送路が、不要となる。
装置11とOFDM変調装置12との接続配置では、図
5に示す従来の方式では必要であった階層情報データ・
フレーム同期信号伝送用の伝送路が、不要となる。
【0020】《第3の実施形態》図6は、本発明の第3
の実施形態のDVB−SPI付加情報伝送システムの構
成を示すブロック図である。ここでは、地上波デジタル
テレビジョン放送に使用されるOFDM復調装置とTS
デコーダとの接続に本発明のDVB−SPI付加情報伝
送方法を適用した例を説明する。
の実施形態のDVB−SPI付加情報伝送システムの構
成を示すブロック図である。ここでは、地上波デジタル
テレビジョン放送に使用されるOFDM復調装置とTS
デコーダとの接続に本発明のDVB−SPI付加情報伝
送方法を適用した例を説明する。
【0021】ODFM復調装置13は、DVB−SPI
出力部6を備えるとともに、図1を用いて説明したのと
同様の変換装置1を有している。変換装置1は、DVB
−SPI出力部6の後段に接続されており、DVB−S
PI出力部6からのDVB−SPI信号の他に、付加情
報が入力している。その結果、変換装置1からはTSパ
ケットの同期ヘッダ部分が付加情報に置き換えられたT
S信号が出力され、このTS信号は、TSデコーダ14
に伝送される。
出力部6を備えるとともに、図1を用いて説明したのと
同様の変換装置1を有している。変換装置1は、DVB
−SPI出力部6の後段に接続されており、DVB−S
PI出力部6からのDVB−SPI信号の他に、付加情
報が入力している。その結果、変換装置1からはTSパ
ケットの同期ヘッダ部分が付加情報に置き換えられたT
S信号が出力され、このTS信号は、TSデコーダ14
に伝送される。
【0022】TSデコーダ14は、DVB−SPI入力
部7を備えるとともに、図1を用いて説明したのと同様
の逆変換装置3を有している。逆変換装置3は、DVB
−SPI入力部7の前段に接続されている、その結果、
TSパケットの同期ヘッダ部分が付加情報に置き換えら
れたTS信号が逆変換装置3に入力すると、逆変換装置
3からはDVB−SPI信号がDVB−SPI入力部7
に送られるとともに、付加情報が取り出される。
部7を備えるとともに、図1を用いて説明したのと同様
の逆変換装置3を有している。逆変換装置3は、DVB
−SPI入力部7の前段に接続されている、その結果、
TSパケットの同期ヘッダ部分が付加情報に置き換えら
れたTS信号が逆変換装置3に入力すると、逆変換装置
3からはDVB−SPI信号がDVB−SPI入力部7
に送られるとともに、付加情報が取り出される。
【0023】このように構成することで、従来のDVB
−SPI伝送路を用いてOFDM復調装置からTSデコ
ーダに対し、TSパケットごとに8ビットの付加情報を
伝送することができる。
−SPI伝送路を用いてOFDM復調装置からTSデコ
ーダに対し、TSパケットごとに8ビットの付加情報を
伝送することができる。
【0024】《第4の実施形態》図7は、本発明の第4
の実施形態のDVB−SPI付加情報伝送システムの構
成を示すブロック図である。ここでは、TS信号を解析
するTSアナライザに本発明を適用してこのTSアナラ
イザを改良した例を説明する。
の実施形態のDVB−SPI付加情報伝送システムの構
成を示すブロック図である。ここでは、TS信号を解析
するTSアナライザに本発明を適用してこのTSアナラ
イザを改良した例を説明する。
【0025】従来のTSアナライザは、TS信号伝送路
に接続されるとともにDVB−SPI信号を入力とし
て、伝送されているTS信号、TSパケットに関する種
々の情報を表示させるものである。
に接続されるとともにDVB−SPI信号を入力とし
て、伝送されているTS信号、TSパケットに関する種
々の情報を表示させるものである。
【0026】本実施形態では、TSアナライザ15内
に、図1を用いて説明したのと同様の逆変換装置3が設
けられており、この逆変換装置3は、TS信号の伝送線
路に接続している。これにより、逆変換装置3からは、
DVB−SPI信号と付加情報が出力する。DVB−S
PI信号は、DVB−SPI信号を解析するDVB−S
PI解析部に送られる。
に、図1を用いて説明したのと同様の逆変換装置3が設
けられており、この逆変換装置3は、TS信号の伝送線
路に接続している。これにより、逆変換装置3からは、
DVB−SPI信号と付加情報が出力する。DVB−S
PI信号は、DVB−SPI信号を解析するDVB−S
PI解析部に送られる。
【0027】この構成により、このTSアナライザに
は、TSパケットの同期ヘッダ部分が付加情報に置き換
えられたTS信号を入力することができる。また、逆変
換装置3で取り出した付加情報を表示することにより、
TSパケットの同期ヘッダが置き換えられた付加情報デ
ータを知ることができる。
は、TSパケットの同期ヘッダ部分が付加情報に置き換
えられたTS信号を入力することができる。また、逆変
換装置3で取り出した付加情報を表示することにより、
TSパケットの同期ヘッダが置き換えられた付加情報デ
ータを知ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、TSパケ
ットの同期ヘッダ部分を利用することにより、従来のD
VB−SPI伝送路を用いたまま、TSパケットごとに
8ビットの付加情報を伝送することできるという効果が
ある。また、DVB−SPIにおいては、TSパケット
の同期をPSYNC信号を用いて検出するため、TSパ
ケットの同期ヘッダが付加情報に置き換えられたTS信
号を、逆変換装置を持たない従来のDVB機器に入力す
ることも可能である。
ットの同期ヘッダ部分を利用することにより、従来のD
VB−SPI伝送路を用いたまま、TSパケットごとに
8ビットの付加情報を伝送することできるという効果が
ある。また、DVB−SPIにおいては、TSパケット
の同期をPSYNC信号を用いて検出するため、TSパ
ケットの同期ヘッダが付加情報に置き換えられたTS信
号を、逆変換装置を持たない従来のDVB機器に入力す
ることも可能である。
【図1】本発明の第1の実施形態のDVB−SPI付加
情報伝送システムの構成を示すブロック図である。
情報伝送システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すDVB−SPI付加情報伝送システ
ムにおける変換装置の動作を示すタイミングチャートで
ある。
ムにおける変換装置の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】図1に示すDVB−SPI付加情報伝送システ
ムにおける逆変換装置の動作を示すタイミングチャート
である。
ムにおける逆変換装置の動作を示すタイミングチャート
である。
【図4】本発明の第2の実施形態のDVB−SPI付加
情報伝送システムの構成を示すブロック図である。
情報伝送システムの構成を示すブロック図である。
【図5】従来の付加情報伝送システムの構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態のDVB−SPI付加
情報伝送システムの構成を示すブロック図である。
情報伝送システムの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施形態のDVB−SPI付加
情報伝送システムの構成を示すブロック図である。
情報伝送システムの構成を示すブロック図である。
1 変換装置 2 マルチプレクサ 3 逆変換装置 4 デマルチプレクサ 5 TS信号伝送路 6 DVB−SPI出力部 7 DVB−SPI入力部 8 DVB−SPI解析部 10 同期ヘッダ 11,21 TS多重装置 12,22 OFDM変調装置 13 OFDM復調装置 14 TSデコーダ 15 TSアナライザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 H04J 3/06 H04L 12/56 H04N 7/24
Claims (8)
- 【請求項1】 DVB−SPIによりTSパケットを伝
送する伝送方法において、TSパケットの同期ヘッダを
付加情報に置き換えて伝送することを特徴とするDVB
−SPI付加情報伝送方法。 - 【請求項2】 送信側において、PSYNC信号に同期
して前記付加情報をDVB−SPIデータ信号に挿入す
ることにより前記TSパケットを送出し、受信側におい
て、前記PSYNC信号に同期して前記TSパケットか
ら前記付加情報を抽出するともに所定の同期ヘッダデー
タを前記DVB−SPIデータ信号に挿入し、前記DV
B−SPIデータ信号を出力する、請求項1に記載のD
VB−SPI付加情報伝送方法。 - 【請求項3】 DVB−SPIによりTSパケットを伝
送する伝送システムにおいて、同期ヘッダが付加情報に
置き換えられたTSパケットを伝送することを特徴とす
るDVB−SPI付加情報伝送システム。 - 【請求項4】 DVB−SPIによりTSパケットを伝
送する伝送システムにおいて、 DVB−SPIデータ信号と付加情報とが入力され、通
常時には前記DVB−SPIデータ信号を選択して伝送
路に送出し、PSYNC信号がイネーブルのタイミング
では前記付加情報を選択して前記伝送路に送出するマル
チプレクサを有することを特徴とするDVB−SPI付
加情報伝送システム。 - 【請求項5】 DVB−SPIによりTSパケットを伝
送する伝送システムにおいて、 伝送路から前記TSパケットが入力するとともに第1の
出力と第2の出力を有し、通常時には第1の出力を選択
し、PSYNC信号がイネーブルのタイミングでは前記
第2の出力を選択するデマルチプレクサを有することを
特徴とするDVB−SPI付加情報伝送システム。 - 【請求項6】 DVB−SPIによりTSパケットを伝
送する伝送システムにおいて、 伝送路と、 DVB−SPIデータ信号と付加情報とが入力され、通
常時には前記DVB−SPIデータ信号を選択して前記
伝送路に送出し、PSYNC信号がイネーブルのタイミ
ングでは前記付加情報を選択して前記伝送路に送出する
マルチプレクサと、 前記伝送路から前記TSパケットが入力するとともに第
1の出力と第2の出力を有し、通常時には第1の出力を
選択し、前記PSYNC信号がイネーブルのタイミング
では前記第2の出力を選択するデマルチプレクサと、を
有することを特徴とするDVB−SPI付加情報伝送シ
ステム。 - 【請求項7】 前記デマルチプレクサにおいて前記第2
の出力が選択されているとき、前記第1の出力から予め
定められたデータが出力される、請求項5または6に記
載のDVB−SPI付加情報伝送システム。 - 【請求項8】 前記付加情報が、OFDM変調装置の動
作に必要な階層情報データ及びフレーム同期信号であ
る、請求項3乃至7いずれか1項に記載のDVB−SP
I付加情報伝送システム。
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JP3601999A JP3144487B2 (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | Dvb−spi付加情報伝送方法及び伝送システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3601999A JP3144487B2 (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | Dvb−spi付加情報伝送方法及び伝送システム |
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JP2000236308A JP2000236308A (ja) | 2000-08-29 |
JP3144487B2 true JP3144487B2 (ja) | 2001-03-12 |
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JP3601999A Expired - Fee Related JP3144487B2 (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | Dvb−spi付加情報伝送方法及び伝送システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014532370A (ja) * | 2011-10-11 | 2014-12-04 | シーエスピー − イノヴァツィオン ネル アイシーティー スカール | 変調済信号を生成する方法およびシステム、ならびに変調済信号を処理する方法およびシステム |
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JP2014532370A (ja) * | 2011-10-11 | 2014-12-04 | シーエスピー − イノヴァツィオン ネル アイシーティー スカール | 変調済信号を生成する方法およびシステム、ならびに変調済信号を処理する方法およびシステム |
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