JP3368160B2 - データ伝送システムにおける同期復旧方法及びその装置 - Google Patents

データ伝送システムにおける同期復旧方法及びその装置

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JP3368160B2
JP3368160B2 JP33132796A JP33132796A JP3368160B2 JP 3368160 B2 JP3368160 B2 JP 3368160B2 JP 33132796 A JP33132796 A JP 33132796A JP 33132796 A JP33132796 A JP 33132796A JP 3368160 B2 JP3368160 B2 JP 3368160B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals

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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各々がバイト単位
で構成される複数の連続するデータからなる伝送データ
列を、送信側からシリアルデータとして受信側に伝送
し、受信側において当該伝送データ列を受信してパラレ
ルデータに変換後、バイト単位で処理するデータ伝送方
法および装置における伝送データ列の同期はずれの復旧
に関し、特に、JPEG(Joint Photograph Expert Gr
oup : ISO/IEC DIS 10918-1,ISO/IECCD 10918-2)等の
規格に準拠した画像圧縮技術において、圧縮画像データ
を伝送する場合に発生する同期はずれの復旧方式に関す
るものである。JPEG( Joint Photograph Expert G
roup )方式における画像圧縮データのヘッダ部の所定マ
ーカーの中に、EOI(End of Image)マーカーを1ビッ
トから7ビットまでそれぞれシフトして連ねた符号列を
含めておき、当該バイト同期がはずれた場合、上記所定
マーカーの中に含まれた上記EOIマーカーを同期復旧
用の符号として用いることを特徴とする同期復旧方式。
【0002】
【従来の技術】圧縮データ、例えば、JPEG規格に準
拠した圧縮データは、基本的に2種類の符号、つまり圧
縮画像データとマーカーと呼ばれる制御コードとから構
成されている。ここで、JPEG規格に定められた1フ
レームもしくは1フィールド分の伝送データ列の構成を
図4に示す。 データの内部構成は、大きく、ヘッダ部
とデータ部に分けられ、それぞれバイト単位で構成され
ている。データ部は圧縮した画像データから構成され、
ヘッダ部は種々のマーカーから構成される。この1フレ
ームもしくは1フィールドのデータは、SOI(Start o
fImage)というマーカーを先頭にし、EOI(End of Ima
ge)マーカーで終結する。このような構成の、多くのフ
レームデータもしくは多くのフィールドデータを伝送す
る場合、上記のSOIマーカーとEOIマーカーで挾ま
れたデータ群が、連続して伝送されることになる。
【0003】EOIマーカーは、図5に示すように、F
Fh(h:16進表記)とD9hとの2バイトで構成され
るマーカーである。 このマーカーは、1フレームもし
くは1フィールドの画像データの最後を示すマーカーで
あり、必ず付加する必要があり、受信側の伸張部で、こ
のマーカーを受信することにより、フレームもしくはフ
ィールドの画像データの最後であることがわかるように
なっている。また、図6に示すAPP(Reserved for Ap
plication Use)マーカーは、FFhとE0hで構成され
る先頭符号と、APPマーカー全体の長さを表す2バイ
トのデータと、それ以降は、ユーザーが自由にデータを
入れ込むことができる領域、即ち、ユーザーが自由に、
つまりどんなデータもこの中に入れ込めるようになった
使用可能な領域を持つマーカーである。同様に、図7に
示す COM(Comment)マーカーは、FFhとE0h、F
FhとFEhで構成される先頭符号と、COMマーカー
全体の長さを表す2バイトのデータと、それ以降は、ユ
ーザーが自由に使用可能な領域を持つマーカーである。
マーカーには、必ず必要なマーカー(例えば、SOIマ
ーカー、EOIマーカー)と必要に応じて付加するマー
カー(例えば、APPマーカー、COMマーカー)とがあ
る。 これらは、JPEGの規格の中に定められてい
る。
【0004】ここで、画像データは、1画面分の画像
を、例えば、8×8画素の小ブロックに分割し、ブロッ
ク毎に内部データを圧縮した後、ハフマン符号化により
可変長の符号に符号化されるが、基本的にはバイト単位
のデータで構成されている。マーカーは、1バイトもし
くは2バイト単位のデータで構成され、上記のようにF
Fh(HEX符号のFFを表す)で始まるコードで構成さ
れている。ところで、画像圧縮データの中にも、FFh
の符号が表れることもある。従って、マーカーと圧縮デ
ータとを区別するために、圧縮データに、もしFFhと
いう符号が現れた場合には、次の画像圧縮データとは無
関係に、00hのコードを挿入する。 一方、マーカー
については、FFhに続くコードは00h以外にする、
といった規則を設けている。ここで、例えば、0Fh,
F0hの画像圧縮データが現れた場合、ビット単位でず
らして見れば、この画像圧縮データにはFFhというコ
ードが含まれることになるが、バイト単位で見ると、F
Fhというコードは含まれないとみなせる。
【0005】このようにJPEG方式では、マーカーも
圧縮データもバイト単位でコードの意味付けをしている
ため、上記のような場合は、この規則を適用しないこと
になっている。
【0006】JPEGデータをパラレルデータからシリ
アルデータに変換後、伝送路に伝送する場合には、受信
側では受信データをパラレルデータに変換後、マーカー
の検出を行うが、その際、このバイト単位で構成された
データのバイト単位での同期(バイト同期)をとって、そ
のマーカーの持つ意味に従った伝送データの制御動作を
しなければならない。ところで、いままで送信側と受信
側とで伝送データのバイト同期がとれていたとしても、
伝送路が断となった場合、例えば、無線伝送により伝送
していた場合に、遮蔽物等によって電波が遮られて回線
が断になった場合、受信側では送信側の信号を受信でき
ない。 そのため、受信側では、送信機のクロックと受
信機のクロックとの同期が取れず、送信機のクロックと
受信機のクロックとが独立に動作して、送信機と受信機
のクロック同士の位相がだんだんとずれていく。従っ
て、伝送路が断から接続の状態に戻ったときには、以前
に取れていた送信機と受信機のバイト同期がずれてしま
うことがある。すなわち、バイト同期が取れた状態で、
データ伝送が連続している場合には、受信側では、それ
らのデータがすべて、本来のバイトの区切りに一致した
バイト単位にて検出・処理される。 そこで、送信機と
受信機の間でバイト同期がはずれると、これらのデータ
が、本来のバイトの区切りから何ビットかずれたバイト
単位で検出・処理されることになるので、そのままでは
何時までたっても、受信側では送信側から送信したバイ
ト単位の上記のマーカーを検出することはできず、同期
がとれなくなる。
【0007】これを防ぐためには、受信機に、データを
ビット単位で1ビットずつずらしながら、SOIマーカ
ーもしくはEOIマーカーを検出する手段を付加する方
法が考えられる。 この場合には、同期がはずれた場
合、この検出手段のビット単位の検出機能を働かせて当
該マーカーを検出し、その検出時点(ビット)からバイト
単位の検出に切り替えれば、バイト同期が取れることに
なる。ここで、このビット単位の検出機能を働かせた場
合、以下に示すような不具合が発生する。つまり、画像
圧縮データにおいて、本来のバイトの区切りに一致した
バイト単位でFFhなる符号が発生した場合には、前述
の如く、FFhの次には00hが挿入されているので、
FFhの次に00h以外の符号が挿入されているマーカ
ーと区別できる。しかし、このデータFFhが、本来の
バイトの区切りから、1〜7ビットずれた状態で現れた
場合には、この規則が適用されていないので、画像デー
タの中に、本来のバイトの区切りから1〜7ビットずれ
た状態で、SOIマーカーやEOIマーカーと同じコー
ドが発生することがある。 このため、バイト同期がは
ずれた場合に、この画像データを1ビットずつずらしな
がら検出していくと、上記のビット単位の検出手段によ
るSOIマーカーもしくはEOIマーカーの検出機能に
ひっかかってしまう。
【0008】つまり、このような画像データを、上記検
出機能で、マーカーと誤認識してしまい、本来画像デー
タとして伸張しなければならないのに、そのマーカーで
定義された処理をしてしまい、正しく画像データが復元
できなくなってしまう。そのため、バイト同期がはず
れ、本来のバイトの区切りから1〜7ビットずれた圧縮
画像データや、マーカーを受信している状態において
も、送信機からのデータを正しく、即ち同期の取れたバ
イト単位で検出し、本来のバイトの区切りを見つけ、同
期を取ることをしなければならない。バイト同期を取る
手段として、調歩同期方式やHDLC伝送制御手順など
をとる方式が知られている。 しかし、調歩同期方式で
は、1バイトのデータに対して少なくともスタートビッ
ト、ストップビットの2ビットを余計に付加しなければ
ならず、実際のデータよりも約20%も余計なデータを
送らなければならず伝送効率が悪い。 また、HDLC
伝送手順などを採用しても、JPEG規格のデータ伝送
では、連続的にマーカーと画像圧縮データを伝送する場
合が多く、フラグによってバイト同期をとるためには、
データを中断してフラグを挿入してやらなければなら
ず、やはり伝送効率が悪い。伝送効率が悪いということ
は、伝送時間が多く必要となり、無駄な時間となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、調歩同期
方式やHDLC伝送制御手順などによってバイト同期を
とる従来技術では、伝送効率が悪いという欠点がある。
それを防ぐため、伝送データの圧縮率を上げると、画
像データの画質が低下するため、画質を犠牲にせねばな
らない。 また、画像を駒落し(フィールド又はフレー
ムを間欠的に省略すること)によって伝送すると、画像
の動きを犠牲にせねばならなくなる。また、連続したデ
ータ伝送において、バイト同期がはずれた場合、前述の
ように、このままではバイト単位でのEOIマーカーの
検出ができない。このため、EOIマーカー検出から、
ビット単位によるSOIマーカー検出機能への切り換え
ができず、バイト同期がとれなくなる。前述の如く、図
4に示すような構成をしたJPEGデータを伝送する場
合に、これをシリアルのデータとして伝送すると、受信
側では、必ずしも、マーカーを構成している8ビットの
単位(バイト単位)、即ち、本来のバイトの区切りが分か
らないので、SOIマーカーを受信する前の状態では、
前述のように、1ビットずつずらしながら(ビット単位
で)、SOIマーカーを検出するようにしている。そし
て、受信側では、SOIマーカーを受信、検出してから
は、SOIマーカーで同期の取れた、8ビットの単位
(バイト単位)で、次々とデータを受信・処理している。
また、EOIマーカーを検出した以降は、次のSOI
マーカーを受信、検出するまで、ビット単位でSOIマ
ーカーを検出するようにしている。
【0010】このように、一旦SOIマーカーを受信し
た以降は、バイト同期(バイト単位)でマーカーや画像デ
ータを受信するようにしている。しかし、伝送している
回線が断になる場合があり、例えば無線伝送により伝送
していた場合に、遮蔽物等によって電波が遮られて回線
が断になったりする場合がある。 こうした場合、送信
側と受信側がそれぞれ独立のクロックで動作するため、
回線が遮断する前に位相が同期していた送信、受信側そ
れぞれのクロックの位相がずれてきて、1ビット以上の
ずれになることがある。 これは、送信側および受信側
のクロックの精度、回線遮断の継続時間に依存する。送
信、受信側の間で、クロックが1ビット以上ずれた場合
(ただし、ずれが8ビットの倍数の場合を除く)、SO
Iマーカーを受信および検出することで取れていた、送
信、受信側間のバイト同期がはずれることに相当する。
【0011】そうすると、伝送データ列においては、S
OIマーカーに同期したバイト単位で、それ以降のマー
カー(APPマーカー、EOIマーカー等)が付加されて
いるために、EOIマーカーが検出できなくなる。 同
期はずれの状態でEOIマーカーを検出するためには、
SOIマーカーを受信する前の状態のように、データを
1ビットずつずらしながらEOIマーカーを検出するビ
ット単位の同期検出に戻さなければならない。 しか
し、SOIマーカーを検出後にバイト単位の同期検出か
らビット単位の同期検出に戻すためには、この同期検出
を変更させるきっかけが必要であるが、それがない。
なお、回線の遮断を同期検出の変更のきっかけにするこ
とも可能であるが、常に回線遮断の情報を得られるとは
限らない。したがって、バイト単位での同期検出のまま
で、1ビット以上ずれたマーカーを検出することとな
り、受信中の同期のはずれた伝送データ列のフレームも
しくはフィールドの最後に付加されたEOIマーカーを
検出できない。 更に、次に受信する伝送データ列のフ
レームもしくはフィールドの先頭に付加されたSOIマ
ーカーも同様に検出できなくなり、送信側から送信され
たデータを、受信側で再現不可能となってしまい、復帰
できない状態になる。本発明はこれらの欠点を除去し、
伝送効率を実質的に下げずに、一旦はずれたバイト同期
を、容易に復旧できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、各々がバイト単位で構成される複数の連
続するデータからなり、かつ第1の所定の符号データを
含む伝送データ列を送信側からシリアルデータとして受
信側に伝送し、該受信側において当該伝送データ列を受
信してパラレルデータに変換し、該パラレルデータをバ
イト単位で処理するデータ伝送システムにおける同期復
旧方法において、a)上記送信側には、当該伝送データ
列の中に、上記第1の所定の符号データを1ビットずつ
1ビットから所定ビット数までそれぞれシフトすること
で得られる同期はずれ検出用符号データ列を含めて伝送
するステップを有し、b)上記受信側には、受信されパ
ラレルデータに変換された上記伝送データ列をバイト単
位で処理している際に、上記伝送データ列の中の上記同
期はずれ検出用符号データ列の中の一部のデータを上記
第1の所定の符号データとして検出した場合に、上記伝
送データ列のバイト単位での処理を同期状態に復旧する
動作を行うステップを有するものである。このように、
本発明によれば、同期はずれ状態となった場合、受信側
において、次の伝送データ列の先頭を表す符号又はバイ
ト単位での同期を取るための符号を見つけるために、伝
送データ列のバイト単位での処理からビット単位での処
理に切替るようにしたものである。 即ち、本発明にお
いては、同期復旧用のわずかな付加データを伝送データ
列に挿入するのみで、送信側と受信側において同期はず
れが生じた場合でも、自動的に同期はずれ状態を検出
し、かつ送信側と受信側において同期関係を復旧できる
ため、受信側において伝送データの復旧不可能な状態か
ら自動的に正常な伝送データの受信状態に復帰すること
ができる。
【0013】また、本発明の一例によれば、上記同期状
態に復旧する動作を行うステップは、上記受信側におい
て上記伝送データ列をバイト単位でシフトしながらバイ
ト単位でシリアル/パラレル変換するバイト単位のシリ
アル/パラレル変換処理から、ビット単位でシフトしな
がらバイト単位でシリアル/パラレル変換するビット単
位のシリアル/パラレル変換処理に切替るステップを有
するものである。また、本発明の一例によれば、上記第
1の所定の符号データは、伝送データ列をバイト単位で
のシリアル/パラレル変換処理から、ビット単位でのシ
リアル/パラレル変換処理に切替る契機となるデータで
ある。また、本発明の一例によれば、上記第1の所定の
符号データは、伝送データ列の最後を表すデータであ
る。また、本発明の一例によれば、上記ステップb)
は、上記伝送データ列をバイト単位でのシリアル/パラ
レル変換処理からビット単位でのシリアル/パラレル変
換処理に切替るステップb-1)と、ビット単位でシリアル
/パラレル変換されたパラレルデータから上記伝送デー
タ列の次の伝送データ列のバイト単位の処理を行うため
の該次の伝送データ列内の第2の所定の符号データを検
出するステップb-2)と、当該ステップにおける上記次の
伝送データ列内の上記第2の所定の符号データの検出に
応答して上記次の伝送データ列のシリアル/パラレル変
換処理をビット単位でのシリアル/パラレル変換処理か
らバイト単位でのシリアル/パラレル変換処理に切替る
ステップb-3)とを有するものである。
【0014】また、本発明の一例によれば、上記第2の
所定の符号データは、上記次の伝送データ列の先頭を表
す符号データである。また、本発明の一例によれば、上
記ステップb)の上記伝送データ列のバイト単位でのシ
リアル/パラレル変換処理は、上記伝送データ列のシリ
アルデータを該シリアルデータのバイト単位に同期して
バイト単位でシフトしながら順次バイト単位のパラレル
データに変換する処理であり、上記伝送データ列のビッ
ト単位でのシリアル/パラレル変換処理は、上記伝送デ
ータ列のシリアルデータを該シリアルデータのビット単
位に同期して1ビットずつシフトしながら順次バイト単
位のパラレルデータに変換する処理である。特に、伝送
データ列がJPEG規格に準拠したデータの場合、画像
圧縮データのヘッダ部の所定マーカーの中に、EOIマ
ーカーを1ビットから7ビットまでそれぞれシフトして
連ねた符号列を含めておき、当該バイト同期がはずれた
場合、上記所定マーカーの中に含まれた上記EOIマー
カーを同期復旧用の符号として用いるようにしたもので
ある。こうすることにより、何等かの要因でバイト同期
がはずれた場合、バイト同期に対するずれは、1〜7ビ
ットであるから、所定のマーカーに含めた、1ビットず
つシフトした同期復旧用の符号列の一部分を、EOIマ
ーカーとして検出することができる。通常の動作では、
SOIマーカーを検出するまでは、1ビットずつずらし
ながらSOIマーカー検出機能を働かせ、一旦SOIマ
ーカーを検出すれば、それ以降はバイト同期とする。
そして、EOIマーカーを検出すれば、今度は次にくる
はずのSOIマーカーを検出するためにバイト同期を解
放し、再び1ビットずつずらしながらSOIマーカーを
検出するようにする。その結果、所定のマーカーのなか
に含めたEOIマーカーを検出すれば、それ以降は1ビ
ットずつずらして、SOIマーカー検出機能により、S
OIマーカーを待ち受ける。 そして、次のフレームな
り、フィールドの先頭についたSOIマーカーが検出さ
れれば、バイト同期が復旧できることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図1
〜図3および図8〜図11を用いて詳細に説明する。前
述の如く、図4に示すような構成をしたJPEG規格に
準拠した伝送データ列を送信側から伝送する場合に、こ
れをシリアルのデータとして伝送すると、受信側では、
必ずしも、マーカーを構成している8ビットの単位(バ
イト単位)、即ち本来のバイトの区切りが分からないの
で、SOIマーカーを受信する前の状態では、シリアル
データを1ビットずつずらしながらビット単位でSOI
マーカーを検出するようにしている。 そして、SOI
マーカーを受信・検出してからは、SOIマーカーに同
期して8ビットの単位(バイト単位)で、次々と以後のデ
ータを受信している。 また、EOIマーカーを検出し
た以降は、次の伝送データ列のSOIマーカーを受信、
検出するまで、再びビット単位でSOIマーカーを検出
するようにしている。ここで、送信側と受信側間でバイ
ト同期がはずれ、伝送データが1ビット以上ずれると、
前述のようにそれまでのバイト同期に従ったバイト単位
での検出では、EOIマーカーの検出ができなくなるた
め、ビット単位によるSOIマーカー検出機能への切り
換えのきっかけがとれず、以降、バイト同期がとれなく
なる。
【0016】そこで、本発明では、伝送データ列内の”
ユーザが自由に使用可能な領域”、例えば、図6,図7
に示すAPPマーカー又はCOMマーカーのユーザーが
自由に使用可能な領域を利用して、ここに、後述の同期
はずれ検出用符号データ列を挿入し、バイト同期がはず
れた場合においても、それまでのバイト同期に従ったバ
イト単位で、この同期はずれ検出用符号データ列の一部
のデータをEOIマーカーとして検出できるようにす
る。 なお、以下の実施例においては、図6に示すAP
Pマーカーを用いる場合について説明する。即ち、本発
明では、APPマーカー内のユーザーが自由に使用可能
な領域中にEOIマーカーの2バイトのデータ(FF
h,D9h)を、それぞれ1ビットから7ビットまで、
1ビットずつシフトしたこととなる、例えば、図1〜図
3に示すような、同期はずれ検出用の符号列を入れてお
く。ここで、この同期はずれ検出用符号データ列につい
て、更に詳しく説明する。図2のa)はEOIマーカー
のFFh,D9hを示し、図2のb),c),d),…,
e)は、それぞれEOIマーカーのFFh,D9hを1
ビット、2ビット、3ビット、…、7ビットシフトした
場合の符号列を示す。ここで、例えば、図2のb)に示
す符号列は、バイト同期が取れている状態では、即ち、
本来のバイトの区切りで見れば、7Fh,ECh,80
hのデータであり、EOIマーカーとして検出されない
が、バイト同期がはずれ、伝送データ列が1ビットずれ
た場合には、即ち、本来のバイトの区切りから1ビット
ずれたバイトの区切りで見れば、FFh,D9hが表れ
ることになり、これを、EOIマーカーとして検出する
ことができる。 同様にして、伝送データが2ビット〜
7ビットずれた場合も、図2のc)〜e)に示す符号列
を、同期はずれ検出用の符号列としてAPPマーカーに
入れておくことにより、これらをEOIマーカーとして
検出することができる。
【0017】上記の同期はずれ検出用符号データ列とし
ては、図2に示すような、1ビットから7ビットまで1
ビットずつシフトした7個の符号列を適宜並べて構成し
てもよいし、図1、図3に示すように、FFh,D9h
のそれぞれのデータの間に、"0"を1ビットずつ付加し
て連続してつないだ構成としてもよい。図1、図3に示
す同期はずれ検出用符号データ列は、本来のバイトの区
切りで見れば、7Fh,ECh,BFh,F6h,5F
h,FBh,2Fh,FDh,97h,FEh,CB
h,FFh,65h,FFh,B2hとなり、図2の同
期はずれ検出用符号データ列(21バイト)に比べ、少な
いバイト数(15バイト)で、同期はずれ検出用符号デー
タ列を構成することができる。以上のように、APPマ
ーカーの所定部位に、EOIマーカーを1ビットから7
ビットまで、1ビットずつシフトした符号列(同期はず
れ検出用符号データ列)を含めておくことにより、伝送
路の回線遮断等により、送信側と受信側の間で、バイト
同期がはずれ、伝送データ列が1ビット以上ずれた場合
でも、上記のようにAPPマーカーに挿入した、同期は
ずれ検出用符号データ列のいずれかの部分(ずれに対応
した部分)が、それまでのバイト同期に従ったバイト単
位で、EOIマーカーとして検出されることとなる。
【0018】この符号列をEOIマーカーとして検出し
た場合は、同期はずれ状態にあると判定し、伝送データ
列のバイト単位の検出を解除し、1ビットずつずらしな
がらSOIマーカーを検出するビット単位の検出とす
る。 そして、次の伝送データ列のフレームもしくはフ
ィールドの先頭についているSOIマーカーを検出する
ことにより、以降、バイト単位で、次々とデータを受信
でき、バイト同期を復旧することができる。なお、検出
したフレームもしくはフィールドでは、正しくマーカー
やデータを再現できないが、次に受信するフレームもし
くはフィールドの先頭のSOIマーカーを正しく検出す
ることができ、それ以降は受信側でマーカーやデータが
再現できるようになる。即ち、本発明においては、各々
がバイト単位で構成される複数のデータからなり、かつ
第1の所定の符号データ(受信部において、バイト単位
の処理からビット単位の処理に切替るための契機となる
符号データ)を含む複数の伝送データ列を送信側からシ
リアルデータとして受信側に伝送し、該受信側において
当該伝送データ列を受信してパラレルデータに変換し、
該パラレルデータをバイト単位で処理するデータ伝送シ
ステムにおける同期復旧方法において、a)上記送信側
において、当該各伝送データ列の中に、上記第1の所定
の符号データを1ビットずつ1ビットから所定(例えば
7)ビット数までそれぞれシフトすることで得られる同
期はずれ検出用符号データ列を含めて伝送し、b)上記
受信側において、受信されパラレルデータに変換された
上記伝送データ列をバイト単位で処理している際に、上
記伝送データ列の中の上記同期はずれ検出用符号データ
列の中の一部のデータを上記第1の所定の符号データと
して検出した場合に、上記伝送データ列のバイト単位で
の処理を同期状態に復旧する動作を行うものである。即
ち、受信側において、同期はずれ検出用符号データ列の
中の一部のデータを第1の所定の符号データとして検出
した場合に、次の伝送データ列の先頭を表す符号又はバ
イト単位での同期を取るための符号を見つけるために、
伝送データ列のバイト単位での処理からビット単位での
処理に切替るようにしたものである。ここで、第1の所
定の符号データ(受信部において、バイト単位の処理か
らビット単位の処理に切替るための契機となる符号デー
タ)としては、例えば、伝送データ列の最後を表す符号
データ(EOIマーカー)でよい。
【0019】次に、本発明によるデータ伝送システムに
おける同期復旧方法及びその装置の実施例について以下
に詳細に説明する。図8は、本発明による同期復旧方法
及びその装置の実施例が適用されるデータ伝送システム
の全体構成を示す機能ブロック図である。 本実施例に
おいては、伝送データ列の一例として、例えば、JPE
G規格にしたがった伝送データ列を伝送する場合につい
て説明する。図8において、データ伝送システムは、送
信部10と受信部50、及びそれらの間でデータを伝送
するための送信側の伝送装置24と受信側の伝送装置5
2及び伝送路30を備えている。なお、本発明は伝送デ
ータ列を送信部10と受信部50の間を有線で伝送する
場合、無線で伝送する場合のいずれにも適用可能であ
る。送信部10においては、入力データ(例えば、ディ
ジタル画像データ)を画像圧縮部14に入力して圧縮
し、画像圧縮データをマーカー処理部16に与える。マ
ーカー処理部16では、図1,図3に示すような前述の
同期はずれ検出用符号データ列を含めたAPPマーカー
(又はCOMマーカー)を生成するとともに、SOIマ
ーカー、EOIマーカー等の他のマーカーも生成して、
これらを画像圧縮データに付加し、図4に示すような、
例えば、1フレーム又は1フィールドのJPEGデータ
としてバッファ20に与える。 ここで、上記同期はず
れ検出用符号データ列は、例えば、マイコンで構成され
た同期はずれ検出用符号データ列発生部18から与えら
れる。
【0020】画像圧縮部14とマーカー処理部16は、
専用のLSI12で構成されたものでよく、例えば、富
士フィルムマイクロデバイス社製のMD36050Xでよい。バ
ッファ20は、入力された1フレーム又は1フィールド
のJPEGデータをパラレル/シリアル(P/S)変換部
22に与え、P/S変換部22は1フレーム又は1フィ
ールドのJPEGデータをシリアルデータに変換して伝
送装置24に与える。P/S変換部22は伝送装置24
からのクロックに同期してパラレル/シリアル変換を行
う。 伝送装置24は、シリアルデータであるJPEG
データを伝送路30を介して受信部50に送る。 な
お、送信部10においては、この伝送装置24からのク
ロックに同期したクロックで動作する。ここで、マーカ
ー処理部16の動作を、図9の機能ブロック図を用いて
説明する。 図9において、マーカー処理部16は、S
OIマーカー発生部102、APPマーカー発生部10
4、COMマーカー発生部106、その他のマーカー発
生部108〜110、及びEOIマーカー発生部112
を有し、更にスイッチ部120を有する。
【0021】上記伝送システムの初期設定時において、
同期はずれ検出用符号データ列発生部18からの、図
1,図3に示すような上記した同期はずれ検出用符号デ
ータ列(7Fh,ECh,…,FFh,65h,FFh,b2h)は、APPマーカ
ー発生部104に入力されて、APPマーカーの上記”
ユーザーが自由に使用可能な領域”に設定される。
【0022】従って、APPマーカー発生部104は、
以後、同期はずれ検出用符号データ列を含んだ、図1に
示すようなAPPマーカーを発生する。スイッチ部12
0は、入力端子120a,120b,120c,120d,……,120l,120m,1
20n 、出力端子120xおよび可動片120yを有する。 スイ
ッチ部120において、可動片120yは、順次入力端子12
0a,120b,120c,120d,……,120l,120m,120n に接続され、
最初に、SOIマーカー発生部102からのSOIマー
カーを入力してバッファ20に出力し、次いで、APP
マーカー発生部104からの同期はずれ検出用符号デー
タ列を含んだAPPマーカーを入力してバッファ20に
出力し、次いで、COMマーカー発生部106からのC
OMマーカーを入力してバッファ20に出力し、次い
で、画像圧縮部14からの画像圧縮データを入力してバ
ッファ20に出力し、最後に、EOIマーカー発生部1
12からのEOIマーカーを入力してバッファ20に出
力する。 以上のようにして、画像圧縮データにマーカ
ーを付加したJPEG規格のデータ(伝送データ)が、マ
ーカー処理部16からバッファ20に出力される。 こ
こで、スイッチ部120は、例えば、トランジスタ等の
電子スイッチで構成したものでよい。
【0023】次に、受信部50の構成及び動作について
説明する。伝送装置52は、伝送路30を介して送信部
10から送られたシリアルデータであるJPEGデータ
(伝送データ)を伝送路30を介して受信し、シリアル/
パラレル(S/P)変換部54に与える。S/P変換部5
4は、クロック切替部60からのクロックに同期してJ
PEGデータのシリアル/パラレル変換を行う。 伝送
装置52は、受信側クロック、即ちビット単位の同期ク
ロックを受信部50の各部に与え、従って、受信部50
においては、この伝送装置52からのクロックに同期し
たクロックで動作する。伝送装置52からのビット単位
の同期クロックは、分周比8の1/8分周器58に与え
られるとともに、クロック切替スイッチ60の入力端子
aに与えられる。1/8分周器58は、後述するa/b
切替部72からのパルスに同期して、伝送装置52から
のビット単位のクロックを、分周比8で分周した1/8
分周同期クロック(即ち、バイト単位の同期クロック)を
生成してクロック切替スイッチ60の入力端子bに与え
る。クロック切替スイッチ60は、伝送装置52からの
ビット単位の同期クロックと1/8分周器58からの1
/8分周同期クロック(バイト単位の同期クロック)の一
方を、後述するように、a/b切替部72及びb/a切
替部76からのパルスに応答して選択し、S/P変換部
54に与える。S/P変換部54は、クロック切替スイ
ッチ60からのクロックがバイト単位の同期クロックで
ある場合は、該バイト単位の同期クロックに同期してJ
PEGデータをバイト単位でシリアル/パラレル変換
(即ち、バイト単位の処理)を行う。一方、クロック切替
スイッチ60からのクロックがビット単位の同期クロッ
クである場合は、ビット単位の同期クロックに同期して
JPEGデータを1ビットずつずらしながらビット単位
でシリアル/パラレル変換(即ち、ビット単位の処理)を
行う。
【0024】図10は、S/P変換部54におけるバイ
ト単位でのシリアル/パラレル変換およびビット単位で
のシリアル/パラレル変換動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。 図10のa)はクロック切替ス
イッチ60からのバイト単位の同期クロックであり、図
10のd)はビット単位の同期クロックである。また、
図10のb),e)はS/P変換部54へ入力されるシ
リアルデータのJPEGデータであり、例えば、AAh
(1010 1010),5Fh(0101 1111),……である。S/P
変換部54がバイト単位でのシリアル/パラレル変換動
作を行っている場合は、S/P変換部54はバイト単位
の同期クロックに同期して、入力JPEGデータを順
次、図10のb)に示すように、バイト同期のとれたバ
イト単位のパラレルデータAAh,5Fh,…に変換し
て出力する。一方、S/P変換部54がビット単位での
シリアル/パラレル変換動作を行っている場合は、S/
P変換部54はビット単位の同期クロックに同期して、
入力JPEGデータを順次、図10のe),f)に示す
ように、1ビットずつシフトしながらバイト単位のパラ
レルデータAAh,54h,A9h…に変換して出力す
る。即ち、最初の1バイトのパラレルデータは、入力デ
ータAAhをパラレル変換したものであり、次の1バイ
トのパラレルデータは入力データAAh,5Fhを1ビ
ットシフトしたデータ(0101 0100)、即ち、54hとな
る。 同様に、次の1バイトのパラレルデータは、入
力データAAh,5Fhを2ビットシフトしたデータ(1
010 1001)、即ち、A9hとなる。
【0025】S/P変換部54からのパラレルデータは
バッファ56に与えられると共に、SOIマーカ検出部
と70とEOIマーカー検出部74に与えられる。バッ
ファ56は1フレー又は1フィールドのパラレルデータ
が入力されると、そのパラレルデータをマーカー処理部
64に与え、マーカー処理部64はバイト同期のとれた
JPEGデータから各マーカーと圧縮画像データとを分
離し、画像圧縮伸張部66に与える。 画像伸張部66
で画像圧縮データを伸張し、画像を出力する。 マーカ
ー処理部64と画像伸張部66とは、例えば、専用のL
SI62で構成されたもので良く、送信部10と同様
に、例えば、富士フィルムマイクロデバイス社製のMD
36050Xでよい。SOIマーカ検出部70は、伝送
装置52からのビット単位の同期パルスに同期して、S
/P変換部54からのパラレルデータの中からSOIマ
ーカーの検出を行うもので、SOIマーカーを検出する
とパルスをa/b切替部72に与える。すると、a/b
切替部72はSOIマーカ検出部70からのパルスに応
答して、パルスを出力し、1/8分周器58のリセット
端子に与えて1/8分周器58をリセットする。 従っ
て、1/8分周器58からの1/8分周同期クロック
は、以降、a/b切替部72からのパルスに同期するこ
ととなる。
【0026】更に、a/b切替部72からのパルスは、
クロック切替スイッチ60に与えられる。 すると、ク
ロック切替スイッチ60は、a/b切替部72からのパ
ルスに応答して、入力端子aに入力されている伝送装置
52からのビット単位の同期クロックに代わり、入力端
子bに入力されている1/8分周器58からの1/8分
周同期クロック(バイト単位の同期クロック)を選択し
て、S/P変換部54に与える。 従って、S/P変換
部54は、以後、クロック切替スイッチ60からのバイ
ト単位の同期クロックに同期して、JPEGデータをバ
イト単位でシリアル/パラレル変換を行う。即ち、JP
EG規格の伝送データ列の最初を示す符号(SOIマー
カー)が検出されると、該伝送データ列のヘッダ部のデ
ータ及び圧縮画像データを検出すべくバイト単位の処理
を行う様にする。一方、EOIマーカ検出部74は、1
/8分周器58からのバイト単位の同期クロックに同期
して、S/P変換部54からのパラレルデータの中か
ら、EOIマーカー(FFh,D9h)の検出を行うもの
で、EOIマーカーを検出すると、パルスをb/a切替
部76に与える。すると、b/a切替部76は、EOI
マーカ検出部74からのパルスに応答してパルスを出力
してクロック切替スイッチ60に与える。 すると、ク
ロック切替スイッチ60は、b/a切替部76からのパ
ルスに応答して、入力端子bに入力されている1/8分
周器からの1/8分周同期クロック(バイト単位の同期
クロック)に代わり、入力端子aに入力されている伝送
装置52からのビット単位の同期クロックを選択してS
/P変換部54に与える。従って、S/P変換部54
は、ビット単位の同期クロックに同期してJPEGデー
タをビット単位でシリアル/パラレル変換を行う。即
ち、JPEG規格の伝送データ列の最後を示す符号が検
出されると、次の伝送データ列の先頭を示す符号(SO
Iマーカー)を検出すべく、ビット単位の処理を行う様
にする。
【0027】次に、このようなSOIマーカ検出部7
0,EOIマーカー検出部74,a/b切替部72,b
/a切替部76及びクロック切替スイッチ60の具体的
構成例を図11を用いて説明する。図11において、S
OIマーカ検出部70は、例えばANDゲートで構成さ
れ、EOIマーカー検出部74は、同様に例えばAND
ゲートで構成され、a/b切替部72は、例えばD型フ
リップフロップで構成され、b/a切替部76は、同様
に例えばD型フリップフロップで構成され、クロック切
替スイッチ60は、例えばフリップフロップ78及びク
ロック切替スイッチ部(例えばトランジスタ等の電子ス
イッチ)80で構成されている。ANDゲート70,7
4は、共にS/P変換部54からのパラレルデータを入
力するもので、ここでは16ビット(2バイト)単位で、
パラレルデータを入力する例を示す。 ANDゲート7
0の出力はD型フリップフロップ72のD入力端子に入
力され、またD型フリップフロップ72のクロック入力
端子には、伝送装置52からのビット単位の同期クロッ
クが入力されている。ANDゲート70は、16ビット
のSOIマーカー(FFh,D8h)を検出すべく、S/P変換
部54からの16ビットパラレルデータのb0,b1,b2,
b5ビット入力を反転して入力する。 D型フリップフロ
ップ72のQバー出力は、フリップフロップ78のプリ
セット入力に与えられると共に、1/8分周器58のリ
セット入力に与えられている。 また、フリップフロッ
プ78のQ出力はANDゲート70のイネーブル機能の
端子に与えられる。
【0028】一方、ANDゲート74の出力は、D型フ
リップフロップ76のD入力端子に入力され、またD型
フリップフロップ76のクロック入力端子には1/8分
周器58からのバイト単位の同期クロックが入力されて
いる。ANDゲート74は、16ビットのEOIマーカ
ー(FFh,D9h)を検出すべく、S/P変換部54からの1
6ビットパラレルデータのb1,b2,b5ビット入力を、反
転して入力する。 D型フリップフロップ76のQバー
出力は、フリップフロップ78のリセット入力に与えら
れる。 フリップフロップ78のQバー出力はANDゲ
ート74のイネーブル機能の端子に与えられる。次に、
図11の構成の動作を説明する。 ANDゲート70
は、S/P変換部54からのパラレルデータがSOIマ
ーカーである場合は、すべてのビット入力が“1”とな
るため、ハイレベルのパルスを出力してD型フリップフ
ロップ72のD入力端子に与える。 すると、D型フリ
ップフロップ72は、そのQバー出力からローレベルの
パルスを出力してフリップフロップ78の反転プリセッ
ト入力に与えて、そのQ出力をハイレベルとして、クロ
ック切替スイッチ80を端子b側に切り替える。 従っ
て、それ以後はバイト単位の同期クロックが、S/P変
換部54に与えられる。
【0029】また、D型フリップフロップ72のQバー
出力からのローレベルのパルスは、1/8分周器58の
リセット入力にも与えられて、1/8分周器58をリセ
ットし、バイト同期クロックをD型フリップフロップ7
2のQバー出力からのローレベルのパルスに同期、即
ち、受信された伝送データ列のSOIマーカーに同期さ
せる。 また、フリップフロップ78のQ出力は、AN
Dゲート70のイネーブル機能の端子に反転されて与え
られる。従って、フリップフロップ78のQ出力がハイ
レベルの場合、ANDゲート70のイネーブル端子はロ
ーレベルとなり、不動作状態とされ、ANDゲート70
はS/P変換部54からのパラレルデータを入力しない
状態となる。尚、この場合、フリップフロップ78のQ
バー出力はローレベルとなり、ANDゲート74のイネ
ーブル端子に反転されて与えられる。従って、ANDゲ
ート74のイネーブル端子は、ハイレベルとなり、イネ
ーブル状態とされ、ANDゲート74は、S/P変換部
54からのビット単位の同期クロックに同期したパラレ
ルデータ(図10のf))を入力する状態となる。
【0030】このように、SOIマーカーを検出する前
までは、SOI検出部70(ANDゲート74)は、S
/P変換部54からのビット単位の同期クロックに同期
したパラレルデータ(図10のf))を順次入力して、ビ
ット単位でのSOIマーカー検出動作を行い、SOIマ
ーカーを検出すると、検出された該SOIマーカを含む
伝送データ列のEOIマーカーをEOI検出部74が検
出する迄、動作を中止する。ANDゲート74は、S/
P変換部54からのパラレルデータがEOIマーカーで
ある場合は、すべてのビット入力が“1”となるため、
ハイレベルのパルスを出力してD型フリップフロップ7
6のD入力端子に与える。即ち、ANDゲート74は、
バイト同期がとれている時は、EOIマーカを検出する
とハイレベルパルスを出力し、バイト同期がとれていな
い時は、同期復旧用符号データ列の一部分のデータをE
OIマーカーとして検出しハイレベルパルスを出力す
る。すると、D型フリップフロップ76は、そのQバー
出力からローレベルのパルスを出力してフリップフロッ
プ78の反転リセット入力に与え、そのQ出力をローレ
ベルとして、クロック切替スイッチ80をa端子側に切
り替える。 従って、それ以後はビット単位の同期クロ
ックがS/P変換部54に与えられる。
【0031】また、フリップフロップ78のQバー出力
は、ANDゲート74のイネーブル端子に反転されて与
えられる。 従って、ANDゲート74のイネーブル端
子はローレベルとなり、不動作状態とされ、ANDゲー
ト74はS/P変換部54からのパラレルデータを入力
しない状態となる。 尚、この場合、フリップフロップ
78のQ出力はローレベルとなり、該Q出力はANDゲ
ート70のイネーブル端子に反転されて与えられる。
従って、ANDゲート70のイネーブル端子はハイレベ
ルとなり、イネーブル状態とされ、ANDゲート70
は、S/P変換部54からのバイト単位の同期クロック
に同期したパラレルデータ(図10のc))を入力する状
態となる。このように、EOIマーカー検出部74(A
NDゲート74)は、EOIマーカーを検出する前まで
は、バイト単位の同期クロックに同期したS/P変換部
54からのパラレルデータ(図10のc))を順次入力し
て、バイト単位での、EOIマーカー検出動作を行い、
EOIマーカーを検出すると、次の伝送データ列のSO
IマーカーをSOIマーカー検出部74が検出する迄そ
の動作を中止する。
【0032】このように、上記実施例においては、EO
Iマーカー検出後は、S/P変換部54はビット単位の
同期クロックに同期して伝送データ列を順次、1ビット
ずつシフトしてバイト単位のパラレルデータに変換して
出力する(即ち、ビット単位の処理を行う)。SOIマ
ーカー検出部70は、S/P変換部54からのパラレル
データをビット単位の同期クロックに同期して、次の伝
送データ列のSOIマーカーを検出する動作を行い、S
OIマーカー検出部70が次の伝送データ列のSOIマ
ーカーを検出すると、S/P変換部54はバイト単位の
同期クロックに同期して伝送データ列を順次バイト単位
のパラレルデータに変換して出力する(即ち、バイト単
位の処理を行う)。その後、EOIマーカー検出部74
は、S/P変換部54からのパラレルデータをバイト単
位の同期クロックに同期して、該次の伝送データ列のE
OIマーカーを検出する動作を行い、同期バイトがとれ
ている場合は、該次の伝送データ列のEOIマーカーを
検出する。 すると、S/P変換部54は、上記のよう
に、ビット単位の処理に切り替わり、受信部は次の伝送
データ列のSOIマーカーを検出する状態になる。
【0033】一方、同期バイトがとれていない場合は、
EOIマーカー検出部74は、該次の伝送データ列の同
期復旧用符号データ列の一部のデータをEOIマーカー
として検出し、すると、上記と同様に、S/P変換部5
4は、バイト単位の処理からビット単位の処理に切り替
わり、上記と同様に、受信部50は次の伝送データ列の
SOIマーカーを検出する状態になる。 従って、同期
はずれが生じた場合でも、次の伝送データ列からは同期
状態に復帰できる。該実施例では、同期復旧用(同期は
ずれ検出用)の特殊な符号をAPPマーカーに含めるよ
うにしたが、COMマーカーの“ユーザーが自由に使用
可能な領域”に含める様にしても良い。また、上記実施
例ではJPEG規則に従ったデータに適用した例につい
て説明したが、本発明はそれに限定されず同様なフォー
マットを有するデータに適用しても良い。 即ち、各々
がバイト単位で構成される複数の連続するデータ列から
成り、かつ所定の符号データ(受信部において、ビット
単位の処理からバイト単位の処理に切り替えるための契
機となる符号データと、バイト単位の処理からビット単
位での処理に切り替えるための契機となる符号データ)
を含む伝送データ列であって、該伝送データ列は送信側
からシリアルデータとして受信側に伝送され、該受信側
において該伝送データ列は受信されてパラレルデータに
変換し、バイト単位で処理されるような伝送データ列で
あれば良い。即ち、ビット単位の処理からバイト単位の
処理に切り替えるための契機となる符号データとしてS
OIマーカーを検出する代わりに、伝送データ列の最初
を表わす符号、または同期をとるための符号を検出する
ようにすれば良い。また、バイト単位の処理からビット
単位の処理に切り替えるための契機となる符号データと
してEOIマーカーを検出する代わりに、伝送データ列
の最後を示す符号を検出するようにすれば良い。
【0034】
【発明の効果】以上の様に、本発明においては、同期復
旧用のわずかな付加データを伝送データ列に挿入するの
みで、送信側と受信側において同期はずれが生じた場合
でも、自動的に同期はずれ状態を検出し、かつ送信側と
受信側において同期関係を復旧でき、従って受信側にお
いて伝送データの復旧不可能な状態から自動的に正常な
伝送データの受信状態に復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のAPPマーカーの中に含める同期復旧
用の符号列を示す模式図
【図2】EOIマーカーを1ビットずつシフトした状態
を示す符号列を模式図
【図3】本発明の同期復旧用の符号列とEOIマーカー
との対応関係を示す模式図
【図4】JPEGに定められた1フレームもしくは1フ
ィールドの構成を示す模式図
【図5】EOIマーカーの構成を示す模式図
【図6】APPマーカーの構成を示す模式図
【図7】COMマーカーの構成を示す模式図
【図8】本発明のデータ伝送システムの全体構成を示す
機能ブロック図
【図9】本発明のマーカー処理部の動作を説明するため
の機能ブロック図
【図10】本発明のS/P変換部の動作を説明するため
の機能ブロック図
【図11】本発明のSOIマーカー、EOIマーカー検
出部等の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10:送信部、16:マーカー処理部、18:同期はず
れ検出用符号データ列発生部、50:受信部、54:S
/P変換部、70:SOIマーカー検出部、74:EO
Iマーカー検出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−230636(JP,A) 特開 平4−127627(JP,A) 特開 平4−81030(JP,A) 特開 平4−29428(JP,A) 特開 平3−80726(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/08 H04N 1/41 H04N 7/24

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がバイト単位で構成される複数のデ
    ータからなり、かつ第1の所定の符号データを含む複数
    の伝送データ列を送信側からシリアルデータとして受信
    側に伝送し、該受信側において当該各伝送データ列を受
    信してパラレルデータに変換し、該パラレルデータをバ
    イト単位で処理するデータ伝送システムにおける同期復
    旧方法において、a)上記送信側において、上記各伝送
    データ列の中に上記第1の所定の符号データを1ビット
    ずつ1ビットから所定のビット数までそれぞれシフトす
    ることで得られる同期はずれ検出用符号データ列を含め
    て伝送するステップを有し、b)上記受信側において、
    受信されパラレルデータに変換された上記伝送データ列
    をバイト単位で処理している際に、上記伝送データ列の
    中の上記同期はずれ検出用符号データ列の中の一部のデ
    ータを上記第1の所定の符号データとして検出した場合
    に、上記伝送データ列のバイト単位での処理を同期状態
    に復旧する動作を行うステップを有することを特徴とす
    るデータ伝送システムにおける同期復旧方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記同期状態に復旧
    する動作を行うステップとして、上記受信側において上
    記伝送データ列をバイト単位でシフトしながらバイト単
    位でシリアル/パラレル変換するバイト単位のシリアル
    /パラレル変換処理からビット単位でシフトしながらバ
    イト単位でシリアル/パラレル変換するビット単位のシ
    リアル/パラレル変換処理に切替るステップを有するこ
    とを特徴とするデータ伝送システムにおける同期復旧方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至請求項2において、上記第
    1の所定の符号データは、上記伝送データ列をバイト単
    位でのシリアル/パラレル変換処理からビット単位での
    シリアル/パラレル変換処理に切替る契機となるデータ
    であることを特徴とするデータ伝送システムにおける同
    期復旧方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3において、上記第
    1の所定の符号データは、上記各伝送データ列の最後を
    表すデータであることを特徴とするデータ伝送システム
    における同期復旧方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4において、上記受
    信側における上記同期状態に復旧する動作を行うステッ
    プb)として、上記伝送データ列をバイト単位でシフト
    しながらバイト単位でシリアル/パラレル変換するバイ
    ト単位でのシリアル/パラレル変換処理からビット単位
    でシフトしながらバイト単位でシリアル/パラレル変換
    するビット単位のシリアル/パラレル変換処理に切替る
    ステップb-1)と、ビット単位でシリアル/パラレル変
    換されたパラレルデータから当該伝送データ列の次の伝
    送データ列のバイト単位の処理を行うための該次の伝送
    データ列内の第2の所定の符号データを検出するステッ
    プb-2)と、当該ステップb-2)における上記次の伝送
    データ列内の上記第2の所定の符号データの検出に応答
    して上記次の伝送データ列のシリアル/パラレル変換処
    理をビット単位でのシリアル/パラレル変換処理からバ
    イト単位でのシリアル/パラレル変換処理に切替るステ
    ップb-3)とを有するものであることを特徴とするデー
    タ伝送システムにおける同期復旧方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、上記第2の所定の符
    号データは、上記次の伝送データ列の先頭を表す符号デ
    ータであることを特徴とするデータ伝送システムにおけ
    る同期復旧方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6において、上記伝
    送データ列のバイト単位でのシリアル/パラレル変換処
    理は、上記伝送データ列のシリアルデータを該シリアル
    データのバイト単位に同期してバイト単位でシフトしな
    がら順次バイト単位のパラレルデータに変換する処理で
    あり、上記伝送データ列のビット単位でのシリアル/パ
    ラレル変換処理は、上記伝送データ列のシリアルデータ
    を該シリアルデータのビット単位に同期して1ビットず
    つシフトしながら順次バイト単位のパラレルデータに変
    換する処理であることを特徴とするデータ伝送システム
    における同期復旧方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7において、上記伝
    送データ列は、JPEG(Joint Photograph Expert Gro
    up )規格に準拠したデータ列であり、上記第1の所定の
    符号データは、EOI(End of Image)マーカーであるこ
    とを特徴とするデータ伝送システムにおける同期復旧方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8において、上記同
    期はずれ検出用符号データ列は、上記各伝送データ列の
    ヘッダ部の所定のマーカー部に付加されるものであるこ
    とを特徴とするデータ伝送システムにおける同期復旧方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、上記各伝送データ
    列のヘッダ部の所定のマーカー部は、APP(Reserved
    for Application Use)マーカーもしくはCOM(Commen
    t)マーカーのいずれか一方であることを特徴とするデー
    タ伝送システムにおける同期復旧方法。
  11. 【請求項11】 各々がバイト単位で構成される複数の
    データからなり、かつ第1の所定の符号データを含む複
    数の伝送データ列を送信側からシリアルデータとして受
    信側に伝送し、該受信側において当該各伝送データ列を
    受信してパラレルデータに変換し、該パラレルデータを
    バイト単位で処理するデータ伝送システムにおける同期
    復旧装置において、上記送信側には、上記第1の所定の
    符号データを1ビットずつ1ビットから所定のビット数
    までそれぞれシフトすることで同期はずれ検出用符号デ
    ータ列を得る手段と、上記各伝送データ列の中に上記同
    期はずれ検出用符号データ列を含める同期はずれ検出用
    符号データ列付加手段と、上記同期はずれ検出用符号デ
    ータ列を含んだ上記伝送データ列をシリアルデータに変
    換して伝送路に伝送する手段とを有し、上記受信側に
    は、上記伝送路を介して受信した当該シリアルデータを
    パラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換手段
    と、当該パラレルデータに変換された上記伝送データ列
    をバイト単位で処理し、上記伝送データ列の中の上記同
    期はずれ検出用符号データ列の中の一部のデータが上記
    第1の所定の符号データとして検出されるか否かの判別
    をする検出手段と、該検出手段により上記同期はずれ検
    出用符号データ列の中の一部のデータが上記第1の所定
    の符号データとして検出された場合に、上記伝送データ
    列のバイト単位での処理を同期状態に復旧する動作を行
    う復旧手段とを有することを特徴とするデータ伝送シス
    テムにおける同期復旧装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、上記復旧手段と
    して、上記検出手段により上記上記同期はずれ検出用符
    号データ列の中の一部のデータが上記第1の所定の符号
    データとして検出された場合、上記変換手段におけるシ
    リアル/パラレル変換処理を、受信した当該シリアルデ
    ータを該シリアルデータのバイト単位に同期してバイト
    単位でシフトしながら順次バイト単位のパラレルデータ
    に変換するバイト単位のシリアル/パラレル変換処理か
    ら、当該シリアルデータのビット単位に同期して該シリ
    アルデータを1ビットずつシフトしながら順次バイト単
    位のパラレルデータに変換するビット単位のシリアル/
    パラレル変換処理に切替る手段を有することを特徴とす
    るデータ伝送システムにおける同期復旧装置。
  13. 【請求項13】 請求項11乃至請求項12において、
    上記第1の所定の符号データは、上記伝送データ列をバ
    イト単位でのシリアル/パラレル変換処理からビット単
    位でのシリアル/パラレル変換処理に切替る契機となる
    データであることを特徴とするデータ伝送システムにお
    ける同期復旧装置。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至請求項13において、
    上記第1の所定の符号データは、上記各伝送データ列の
    最後を表すデータであることを特徴とするデータ伝送シ
    ステムにおける同期復旧装置。
  15. 【請求項15】 請求項12乃至請求項14において、
    上記復旧手段として、更に、上記変換手段からのビット
    単位でシリアル/パラレル変換されたパラレルデータか
    ら当該伝送データ列の次の伝送データ列のバイト単位の
    処理を行うための該次の伝送データ列内の第2の所定の
    符号データを検出する手段と、上記次の伝送データ列内
    の上記第2の所定の符号データの検出に応答して、上記
    変換手段を上記ビット単位でのシリアル/パラレル変換
    処理から上記バイト単位でのシリアル/パラレル変換処
    理に切替る手段とを有するものであることを特徴とする
    データ伝送システムにおける同期復旧装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、上記第2の所定
    の符号データは、上記次の伝送データ列の先頭を表す符
    号データであることを特徴とするデータ伝送システムに
    おける同期復旧装置。
  17. 【請求項17】 請求項11乃至請求項16において、
    上記伝送データ列は、JPEG(Joint Photograph Expe
    rt Group )規格に準拠したデータ列であり、上記第1の
    所定の符号データは、EOI(End of Image)マーカーで
    あることを特徴とするデータ伝送システムにおける同期
    復旧装置。
  18. 【請求項18】 請求項11乃至請求項17において、
    上記同期はずれ検出用符号データ列は、上記各伝送デー
    タ列のヘッダ部の所定のマーカー部に付加されるもので
    あることを特徴とするデータ伝送システムにおける同期
    復旧装置。
  19. 【請求項19】 請求項18において、上記各伝送デー
    タ列のヘッダ部の所定のマーカー部は、APP(Reserve
    d for Application Use)マーカーもしくはCOM(Comme
    nt)マーカーのいずれか一方であることを特徴とするデ
    ータ伝送システムにおける同期復旧装置。
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