JP2806190B2 - フレーム同期装置 - Google Patents

フレーム同期装置

Info

Publication number
JP2806190B2
JP2806190B2 JP4327757A JP32775792A JP2806190B2 JP 2806190 B2 JP2806190 B2 JP 2806190B2 JP 4327757 A JP4327757 A JP 4327757A JP 32775792 A JP32775792 A JP 32775792A JP 2806190 B2 JP2806190 B2 JP 2806190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
synchronization
frame synchronization
vertical
vertical frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4327757A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06177871A (ja
Inventor
憲司 谷口
昇 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP4327757A priority Critical patent/JP2806190B2/ja
Publication of JPH06177871A publication Critical patent/JPH06177871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2806190B2 publication Critical patent/JP2806190B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル映像機器や、
ディジタル通信機器に用いるフレーム同期装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、業務用の映像機器の分野において
は、ディジタルVTRをはじめ、各種ディジタルの映像
機器が普及しはじめ、映像信号をデジタル信号で取り扱
う機会が多くなりつつある。そこで映像機器のディジタ
ルインターフェースを統一するための各種のデジタルイ
ンターフェースが標準化されつつつある。BTA(放送
技術開発協議会)においては、HDTV機器のうち、ス
タジオ用として番組制作に用いられる機器のディジタル
インターフェースとして、BTA S−0021125
/60方式HDTV映像信号の符号化とビット並列イン
ターフェース規格(以下BTA S−002規格と記
す。)を決定した。
【0003】BTA S−002規格において、ディジ
タルの映像信号とアナログ同期波形間のタイミング関係
を明確にするために映像タイミング基準コードとして、
各映像データブロックのはじめにSAV(START OF ACT
IV VIDEO)を、各映像データブロックのおわりにEAV
(END OF ACTIV VIDEO)をおく。各映像機器において
は、送られてくるディジタル信号の中からSAV、EA
Vを検出し、映像信号の水平フレーム同期タイミングを
検出する。図9にBTA S−002規格信号のデータ
形式とアナログ映像信号のタイミング関係を示す。ま
た、BTA S−002信号のタイミング基準コードを
(表1)に示す。
【0004】
【表1】
【0005】各タイミング基準コードは16進表現で3
FF、000、000、XYZの4ワードからなる。最
初の3ワードは前置き情報である。第4番目のワードは
フィールドの識別、フィールドブランキング期間の識
別、およびSAV、EAVの識別を示す情報である。
【0006】図10にBTA S−002規格信号のフ
ィールドブランキング期間のアナログおよびディジタル
信号の詳細を示す。図10のように映像信号のフィール
ドの変化点においてはフィールドの識別を示すFビット
は「1」から「0」へまたは「0」から「1」へと変化
する。
【0007】従来のディジタル映像機器のフレーム同期
装置においては、映像信号の水平同期周期のフレーム同
期にフレーム同期保護回路を用いる場合があった(特開
平1−12098号公報)。以下従来のフレーム同期装
置について図面を用いて説明する。例に示すのはBTA
S−002規格のディジタルのHDTV信号が入力さ
れる場合の構成である。図6は従来のフレーム同期装置
の構成、図7は同装置の各部の信号波形を示すものであ
る。
【0008】図6において、61はディジタル映像信号
入力端子、62は水平フレーム同期保護回路、63は水
平フレーム同期パターン検出回路、64は水平フレーム
カウンタ、65は垂直フレームカウンタ、66は垂直フ
レーム同期パターン検出回路、67はディジタル映像信
号出力端子、68は水平位置出力端子、69は垂直位置
出力端子である。
【0009】図7において、信号7Aはディジタル映像
信号入力端子61から入力されてくるデータである。信
号7Bは水平フレーム同期パターン検出回路63から出
力されてくる水平フレーム同期検出信号、信号7Cは水
平フレームカウンタ64から水平フレーム同期保護回路
62に出力させる内部位置信号、信号7Dは水平フレー
ム同期検出信号と内部位置信号のタイミングが一致した
ときに出力される一致信号、信号7Eは同期状態に
「1」となり、同期はずれ状態において「0」となる水
平フレーム同期保護回路62から水平フレームカウンタ
64に出力される同期状態信号、信号7Fは垂直フレー
ムカウンタ65から出力される水平位置信号、信号7G
は垂直フレーム同期パターン検出回路66から垂直フレ
ームカウンタ65に出力される垂直フレーム同期検出信
号、信号7Hは水平フレームカウンタ64から垂直フレ
ームカウンタ65に出力されるカウントアップ信号、信
号7Iは垂直フレームカウンタ65から出力される垂直
位置信号である。
【0010】以上のように構成された従来例の動作につ
いて説明すると、まず、データ入力端子61から入力さ
れる信号7AはBTA S−002規格の信号である。
図7中の信号7AにはEAVの位置が示されている。水
平フレーム同期パターン検出回路63においては、信号
7AのEAVを検出し、信号7Bのような水平フレーム
同期検出信号を出力させる。また水平フレームカウンタ
64からは内部同期信号、信号7Cが水平フレーム同期
保護回路62に出力される。
【0011】水平フレーム同期保護回路62において
は、信号7Bと信号7Cの入力タイミングが一致した場
合においてのみ、信号7Dを「1」の一致状態にし、タ
イミングがずれている場合は、「0」の不一致状態にす
る。また信号7Bが「1」となった時点で、信号7Dと
信号7Eがともに「0」の場合は信号7Dを「1」の一
致状態とする。
【0012】水平フレーム同期保護回路62において
は、同期状態から前方保護段数をこえた回数にわたって
連続して不一致を検出した場合には同期はずれ状態とな
り、同期はずれ状態から後方保護段数をこえた回数にわ
たって連続して一致を検出した場合は同期状態となる。
信号7Eは同期状態では「1」となり、同期はずれ状態
では「0」となる。
【0013】水平フレームカウンタ64においては、デ
ータの周期にあわせて、カウンタの値を1ずつふやし、
水平フレーム同期保護回路62から一致信号の信号7D
と同期状態信号の信号7Eがともに「1」かもしくはと
もに「0」のときに、フレーム同期パターン検出信号の
信号7Bが「1」となるときカウンタを初期値にロード
させる。この従来例では「6」をロードさせる。ともに
「1」のときカウンタをロードさせるのは同期状態で一
致であるため、信号7Bが正しい信号であるとするため
である。ともに「0」のときカウンタをロードさせるの
は、同期はずれで不一致であるため、信号7Bが「1」
となった位置を仮の水平フレーム同期位置とし、次の水
平フレームの同じ位置に信号7Bが「1」となるかを確
認するためである。水平フレームカウンタ64から出力
される水平位置信号7Fは入力されるデジタル映像信号
の位相にあわせた水平位置信号が出力され、値はこの従
来例の場合では0から2199が出力される。
【0014】垂直フレーム同期パターン検出回路66に
おいては、垂直フレーム同期パターンを検出して信号7
Gを出力させる。具体的にこの従来例のBTA S−0
02信号が入力されてくる場合の、垂直フレーム同期パ
ターン検出回路66においてはEAV中のFビットが
「1」から「0」に変化するパターンを検出し、垂直フ
レーム同期パターン検出としている。垂直フレーム同期
パターンが検出されたら、信号7Gに「1」が出力され
る。垂直フレームカウンタ65においては、信号7Gが
「1」となったら、カウンタ値「1」のロードをおこな
い、水平フレームカウンタ64からのカウントアップ信
号、信号7Hが「1」となるたびにカウンタ値を1ずつ
増やしていく。信号7Iは水平フレームカウンタ64の
値が2199のときに出力され、水平フレームカウンタ
64の2200回のカウントアップにつき、垂直フレー
ムカウンタ65は1回だけカウントアップを行う。垂直
フレームカウンタ65から垂直位置信号出力端子69に
出力される垂直位置信号は入力される信号の垂直位相に
一致している。
【0015】区間3の信号7Aのように入力される信号
に誤りが発生し、本来のEAV誤りが発生し、かつ異な
るタイミング位置にまちがってEAVと同じデータパタ
ーンが(誤同期パターン)が発生したとする。水平フレ
ーム同期パターン検出回路63からの信号7Bでは本来
のタイミングとは違うタイミングに「1」があらわれて
しまう。しかし信号7Bに「1」が出力されるタイミン
グでは信号7Cは「1」とはならず、水平フレーム同期
保護回路62からの信号7Dは「0」の不一致信号が出
力される。このことにより水平フレームカウンタ64の
ロードはおこらず、入力データと水平位置信号の位相は
一致したままである。以上のような動作によって水平フ
レーム同期の誤同期、誤同期はずれを誤再ハンチングふ
せいでいる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図8も図6の従来のフ
レーム同期装置の動作を示す信号波形図である。図8に
おいて、信号8Aはデータ信号入力端子61から入力さ
れるディジタル映像信号、信号8Gは垂直フレーム同期
パターン検出回路66から出力される垂直フレーム同期
検出信号、信号8Iは垂直フレームカウンタ65から出
力される垂直位置信号、信号8Mは入力されるディジタ
ル映像信号の真の垂直位相をあらわしたものである。
【0017】信号8Aの区間1において、図中の斜線部
分のEAVに誤りが発生し、「1」であるはずのFビッ
トが「0」となってしまった場合、垂直フレーム同期パ
ターン検出回路66においては誤って垂直フレーム同期
検出信号、信号6Gを「1」としてしまう。これによ
り、垂直フレームカウンタ65は間違ってロードされて
「1」となってしまう。区間2に本来の垂直フレーム同
期パターンが検出されるまで、垂直フレームカウンタ6
5から出力される垂直位置信号は入力されるデータの垂
直位置とは異なった値を示す。
【0018】以上のように受信されるデータに誤りが発
生し、垂直フレーム同期パターンを誤って検出してしま
う場合においては、垂直フレームの誤同期がただちに発
生し、出力される垂直位置信号はつぎに垂直フレーム同
期パターンが検出されるまでの長い区間にわたって誤っ
てしまう。この垂直位置信号をもちいてディジタル映像
信号に処理をほどこすと、ディジタル映像信号そのもの
が長い区間にわたってあやまりが発生してしまうという
問題点があった。
【0019】たとえばディジタル映像信号がBTA S
−002規格信号である場合は、信号をもとのアナログ
のHDTV信号に変換する際にはまず、水平ブランキン
グ信号と垂直ブランキング信号を再生し映像信号に多重
化する必要がある。この垂直ブランキング信号の再生に
は垂直位置信号を必ず用いるため、垂直位置信号があや
まり、異なったタイミングに垂直ブランキング信号を多
重化し、これをアナログ信号に変換し、HDTVモニタ
ーに再生すると再生画面は大きく乱れてしまう。
【0020】本発明は上記の課題を解決し、入力される
ディジタル映像データに誤りが発生した場合において
も、出力される垂直位置信号は入力されるディジタル映
像データに位相が一致したものを出力し、その後のデジ
タル映像データの信号処理を正しく行い、誤りのない安
定した映像信号を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達するために
本発明のフレーム同期装置は、入力ディジタル映像信号
の水平フレーム同期パターンを検出して水平フレーム同
期検出信号を出力する水平フレーム同期パターン検出回
路と、前記水平フレーム同期検出信号のタイミングに同
期して、前記入力ディジタル映像信号の水平位置信号を
得る水平フレームカウンタと、前記水平フレームカウン
タからの内部同期位置信号と前記水平フレーム同期検出
信号より、水平フレーム同期のフレーム同期状態、フレ
ーム同期はずれ状態を判定し、前記水平フレーム同期検
出信号との同期、非同期を制御する水平フレーム同期保
護回路とからなる水平フレーム同期装置と、前記入力デ
ィジタル映像信号の垂直フレーム同期パターンを検出し
垂直フレーム同期検出信号を出力する垂直フレーム同期
パターン検出回路と、前記垂直フレーム同期検出信号の
タイミングに同期して、前記入力ディジタル映像信号の
垂直位置信号を得る垂直フレームカウンタと、前記垂直
フレームカウンタからの内部同期位置信号と前記垂直フ
レーム同期検出信号より、垂直フレーム同期のフレーム
同期状態、フレーム同期はずれ状態を判定し、前記垂直
フレーム同期検出信号との同期、非同期を制御する垂直
フレーム同期保護回路とからなる垂直フレーム同期装置
とを具備した構成となっている。
【0022】
【作用】本発明は上記した構成により、垂直フレーム同
期パターンに誤りが発生した場合においても、垂直フレ
ーム同期保護回路から出力される、垂直一致信号、垂直
同期状態の信号により、垂直フレーム同期の誤同期、誤
同期はずれ、再ハンチングを防ぎ、垂直カウンタから出
力される垂直位置信号を入力されるディジタル映像信号
の垂直位置と一致させる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例のフレーム
同期装置の構成を示すものである。
【0024】図1において、11はディジタル映像信号
入力端子、12は水平フレーム同期保護回路、13は水
平フレーム同期パターン検出回路、14は水平フレーム
カウンタ、15は垂直フレーム同期パターン検出回路、
16は垂直フレーム同期保護回路、17は垂直フレーム
カウンタ、18はディジタル映像信号出力端子、19水
平位置信号出力端子、20は垂直位置信号出力信号であ
る。
【0025】図2は本実施例のフレーム同期装置の動作
を示す信号波形図である。図2において、信号2Aはデ
ィジタル映像信号入力端子11から入力されてくるディ
ジタル映像信号、信号2Gは垂直フレーム同期パターン
検出回路15から出力される垂直フレーム同期検出信
号、信号2Hは水平フレームカウンタ14から出力され
るカウントアップ信号、信号2Iは垂直フレームカウン
タ17から垂直位置出力端子11を通過して出力される
垂直位置信号、信号2Jは垂直フレームカウンタ17か
ら垂直フレーム同期保護回路16に出力される内部位置
信号、信号2Kは垂直フレーム同期保護回路16から垂
直フレームカウンタ17に出力される垂直一致信号、信
号2Lは垂直フレーム同期保護回路16から垂直フレー
ムカウンタ17に出力される垂直同期状態信号、信号2
Mは入力されてくるディジタル映像信号の真の垂直位置
を表すものである。
【0026】本実施例に示すのはBTA S−002規
格の水平同期位置と垂直同期位置を出力するフレーム同
期装置である。以上のように構成された本実施例の動作
について説明すると、まず、ディジタル映像信号入力端
子11から入力されてくる信号2Aより、水平フレーム
同期パターン検出回路13はEAVを検出し水平フレー
ム同期検出信号を出力し、これをもとに水平フレームカ
ウンタ14は出力する水平位置信号を入力される映像デ
ィジタル信号の水平位置に一致させる。従来と同じよう
に、水平フレーム同期保護回路12が水平フレームカウ
ンタ14の誤同期、誤同期はずれ、再ハンチングを起こ
りにくくしている。このため水平フレームカウンタ14
から出力される水平位置信号は入力されるディジタル映
像信号に誤りが発生した場合にも安定して入力されるデ
ィジタル映像信号の水平位置に一致した信号を出力す
る。
【0027】垂直フレーム同期パターン検出回路15は
垂直フレーム同期パターンを検出した場合においては垂
直フレーム同期検出信号を出力させる。本実施例におい
てはBTA S−002規格対応のフレーム同期装置で
あるので、EAV中のFビットが「1」から「0」に変
化した時点が垂直のフレームの変化点であるため、信号
2GのようにFビットが「1」から「0」に変化した時
点において「1」が出力される。
【0028】垂直フレームカウンタ17においては、垂
直フレーム同期状態では信号2Gが「1」を出力される
はずのタイミングに「1」となる内部位置信号、信号2
Jを垂直フレーム同期保護回路16に出力する。内部位
置信号、信号2Jは水平カウンタが「1」のときのEA
Vの直後の水平位置で出力される。
【0029】垂直フレーム同期保護回路16は信号2J
が「1」となったタイミングに信号2Gが「1」である
場合を垂直一致状態、信号2Jが「1」となったタイミ
ングに信号2Gが「0」である場合を垂直不一致状態で
あるとし、垂直一致信号、信号2Kに「0」を出力す
る。かつ信号2K、信号2Lがともに「0」であるとき
信号2Gが「1」となると必ず垂直一致状態とし信号2
Kを「1」とする。
【0030】また垂直フレーム同期保護回路16は垂直
同期信号2Lを出力する。垂直同期信号は垂直フレーム
同期保護回路16が垂直同期状態のときには「1」が、
垂直同期はずれ状態のときには「0」が出力される。垂
直同期状態において前方保護段数以上の回数連続して垂
直不一致状態が検出されたら、垂直同期はずれ状態には
いり、垂直同期はずれ状態において後方保護段数以上の
回数連続して垂直一致状態が検出されたら垂直同期状態
にはいる。
【0031】垂直フレームカウンタ17においては垂直
一致信号、信号2Kが「1」で垂直同期信号、信号2L
が「1」のときもしくは信号2K、信号2Lがともに
「0」のときに信号2Gによって初期値にロードされ
る。本実施例においては初期値は「1」である。このロ
ードによって垂直フレームカウンタ17は入力されるデ
ィジタル映像信号の垂直位置を一致し、正しい垂直位置
信号の信号2Iを出力できる。水平フレームカウンタ1
4からカウントアップ信号、信号2Hが入力されること
により、垂直フレームカウンタ17はカウントアップし
ていき、垂直位置信号2Iは変化していく。
【0032】信号2K、信号2Lともに「1」のときロ
ードするのは垂直同期状態で、垂直一致状態であり、信
号2Gが正しい垂直フレーム同期信号であるとほぼ限定
されるためであり、信号2K、信号2Lともに「0」の
ときロードするのは垂直同期はずれ状態で同期不一致状
態であり、信号2Gが「1」となった垂直位置を仮の垂
直フレーム同期位置とし、次の垂直フレーム同期検出信
号が同じ垂直位置にくるかどうか確認するためである。
もし同じ垂直位置に次の垂直フレーム同期検出信号がく
るとすれば、信号2Gと内部位置信号、信号2Jがとも
に「1」となるはずである。
【0033】いま区間1の信号2Aに誤りが発生し、E
AVの中のFビットが「1」となってしまうと、垂直フ
レーム同期パターン検出回路15が区間1の信号2Gの
ようにあやまったタイミングで「1」を出力させる。信
号2A中の斜線の部分が誤りが発生した部分である。し
かし区間1において垂直フレーム同期保護回路15は垂
直同期状態で垂直一致状態であり、かつ信号2Jが入力
1となっていないため垂直フレームカウンタ17はロー
ドされない。これにより垂直フレームカウンタ17から
出力される垂直位置信号、信号2Iは、入力されるディ
ジタル映像信号の垂直位置信号2Mに一致したままであ
る。
【0034】以上のように本実施例のフレーム同期装置
は、垂直フレーム同期の誤同期、誤同期はずれ、誤ハン
チングをふせぐ。
【0035】図3は図1の本実施例のフレーム同期装置
の動作を示す信号図である。図3において、信号3Aは
ディジタル映像信号入力端子11から入力されてくるデ
ィジタル映像信号、信号3Gは垂直フレーム同期パター
ン検出回路15から出力されてくる垂直フレーム同期検
出信号である。信号3Iは、垂直フレームカウンタ17
から出力される内部位置信号、信号3Jは垂直フレーム
カウンタ17から垂直フレーム同期保護回路16に出力
される内部検査位置信号、信号3Kは垂直フレーム同期
保護回路16から垂直フレームカウンタ17へ出力され
る垂直一致信号、信号3Lは垂直フレーム同期保護回路
16から出力される垂直同期状態信号である。
【0036】本実施例では垂直フレーム同期保護回路の
前方保護段数を2段、後方保護段数を2段に設定してい
る。
【0037】信号3Aは区間1の斜線部分で何らかの原
因で垂直同期位置が1水平ライン分、つまり1垂直位相
分だけ後ろにずれが発生し、あとは垂直同期位置がずれ
たタイミングのまま正確な周期で入力されてくるとす
る。このため区間2においては垂直フレーム同期パター
ン検出回路15から出力されてくる、垂直フレーム同期
信号、信号3Gが出力されてくるタイミングが、垂直フ
レームカウンタ17から出力されてくる内部同期位置信
号、信号3Jとは異なるタイミングである。
【0038】これにより垂直フレーム同期保護回路16
から出力される、信号3Kの垂直一致信号は不一致状態
になる。3番目の垂直同期位置(Fビットの1から0ま
での変化点)がやってくる区間3においても、不一致が
検出される。前方保護段以上の2回連続して不一致が検
出されるため、同期はずれ状態となり、垂直フレーム同
期保護回路16から出力される垂直同期信号、信号Lは
「0」となる、区間4においては、さらに不一致が検出
されるが、同期はずれ状態において、不一致状態である
ために垂直フレームカウンタ17が初期値にロードされ
る。このため信号3Iは区間4において「2」から
「1」へと変化する。また、垂直一致信号、信号3Kは
垂直不一致状態から垂直一致状態へと変化し、信号3K
は「0」から「1」となる。
【0039】次の垂直同期タイミング区間5においては
前の区間4から正確な垂直フレーム周期で垂直フレーム
同期パターンが入力されてくるため、信号3Gと信号3
Jが同じタイミングで「1」となる。これにより垂直フ
レーム同期保護回路16においては垂直一致が検出さ
れ、後方保護段数以上の2回連続して同期一致が検出で
きるため、同期一致状態となり垂直同期状態信号、信号
3Lは「1」となる。
【0040】本実施例において、垂直フレーム同期パタ
ーン検出回路15では映像信号の第2フィールドから第
1フィールドへの変化、つまりEAV中のFビットの
「1」から「0」への変化のみを検出している。このた
め垂直一致、垂直不一致を検出するタイミングも1垂直
フレーム周期となる。これはBTA S002規格の信
号が入力されてくる、図1の構成においては1125水
平周期となる。これは時間で表すと、33μsという長
い時間である。
【0041】図3のような垂直同期位置のずれが発生
し、垂直不一致が検出されて、垂直同期状態に回復動作
をフレーム同期装置が行うと、要する時間は約3垂直フ
レームという長い時間を要してしまう。
【0042】図4は本発明の一実施例における垂直フレ
ーム同期装置を具備するフレーム同期装置である。図4
において、41は映像ディジタルデータ入力端子、42
は水平フレーム同期保護回路、43は垂直フレーム同期
パターン検出回路、44は水平フレームカウンタ、45
は垂直フレーム同期パターン検出回路、46は第1第2
フィールド検出ブロック、47は第2第1フィールド検
出ブロック、48は垂直フレーム同期保護回路、49は
垂直フレームカウンタ、50の点線でこまれた部分は垂
直フレーム同期装置、51はディジタル映像データ出力
端子、52は水平位置出力端子、53は垂直位置出力端
子である。
【0043】図5は図4のフレーム同期装置の動作を示
す信号波形図である。図5において、信号5Aは映像デ
ィジタルデータ入力端子41から入力されてくるディジ
タル映像信号、信号5Gは垂直フレーム同期パターン検
出回路45から出力される垂直フレーム同期検出信号、
信号5Iは垂直フレームカウンタ49から垂直フレーム
同期保護回路48へ出力される内部位置信号、信号5J
は垂直フレームカウンタ49から垂直フレーム同期保護
回路48に出力される内部同期位置信号、信号5Kは垂
直フレーム同期保護回路48から出力される垂直一致信
号、信号5Lは垂直フレーム同期保護回路48から出力
される垂直同期状態信号である。
【0044】図4のフレーム同期装置の基本的な動作は
図1のフレーム同期装置のものと同じである。異なる点
は垂直フレーム同期パターン検出回路45において、入
力信号の第1フィールドから第2フィールドへの変化の
検出を第1第2フィールド検出ブロック46で行い、入
力信号の第2フィールドから第1フィールドへの変化の
検出を第2第1フィールド変化検出ブロック47で行
い、信号5Gの出力される周期が約1/2垂直フレーム
周期であり、垂直フレームカウンタ49から出力される
内部同期位置信号、信号5Jの検出される周期が信号5
Gと同じ約1/2垂直フレーム周期であるということで
ある。
【0045】このことにより図5の区間2において垂直
同期位置が1水平ラインずれてしまい、ずれたタイミン
グに垂直同期位置が固定してしまった場合、垂直一致検
出が約1/2垂直フレーム周期であり、垂直不一致の検
出から垂直同期状態への変化までを約1.5垂直フレー
ム周期で行う。即ち、図1のフレーム同期装置にくらべ
て約半分の時間で同期の回復を行う。信号5Iがあやま
った垂直位相を出力する時間も約半分になり、これを用
いて、ディジタル映像信号に処理を施すと誤った映像信
号を得る時間も半分になる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明のフレーム同期装置
は、水平フレーム同期保護回路にくわえて、垂直フレー
ム同期保護回路を備えることにより、受信信号に誤りが
発生した場合においても、水平、垂直フレームの誤同
期、誤同期はずれ、誤ハンチングを防ぐ。また本発明の
垂直フレーム同期装置は第2フィールドから第1フィー
ルドへの変化に加えて第1フィールドから第2フィール
ドへの変化を点において、垂直フレーム同期の検査を行
うことにより、垂直フレーム同期回復を短い時間で行
う。このことにより安定した映像信号の処理、アナログ
映像信号の再生がおこなえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフレーム同期装置の構成を
示すブロック図
【図2】本発明の一実施例のフレーム同期装置の動作を
示す信号波形図
【図3】本発明の一実施例のフレーム同期装置の動作を
示す信号波形図
【図4】本発明の一実施例の垂直フレーム同期装置を具
備したフレーム同期装置の構成を示すブロック図
【図5】同垂直フレーム同期装置を具備したフレーム同
期装置の動作を示す信号波形図
【図6】従来のフレーム同期装置の構成を示すブロック
【図7】従来のフレーム同期装置の動作を示す信号波形
【図8】従来のフレーム同期装置の動作を示す信号波形
【図9】規格信号のデータ形式とアナログ映像信号のタ
イミング関係図
【図10】規格信号のフィールドブランキング期間の信
号の詳細図
【符号の説明】
11 ディジタル映像信号入力端子 12 水平フレーム同期保護回路 13 水平フレーム同期パターン検出回路 14 水平フレームカウンタ 15 垂直フレーム同期パターン検出回路 16 垂直フレーム同期保護回路 17 垂直フレームカウンタ 18 ディジタル映像信号出力端子 19 水平位相出力端子 20 垂直位相出力端子 41 ディジタル映像信号入力端子 42 水平フレーム同期保護回路 43 水平フレーム同期パターン検出回路 44 水平フレームカウンタ 45 垂直フレーム同期パターン検出回路 46 第1第2フィールド変化検出ブロック 47 第2第1フィールド変化検出ブロック 48 垂直フレーム同期保護回路 49 垂直フレームカウンタ 50 ディジタル映像信号出力端子 51 水平位相出力端子 53 垂直位相出力端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−260376(JP,A) 特開 平4−90227(JP,A) 特開 平2−69035(JP,A) 特開 平4−157827(JP,A) 特開 平5−176307(JP,A) 特開 平5−207007(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 7/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるディジタル映像信号の水平フレ
    ーム同期パターンを検出して水平フレーム同期検出信号
    を出力する水平フレーム同期パターン検出回路と、前記
    水平フレーム同期検出信号のタイミングに同期して、前
    記入力されるディジタル映像信号の水平位置信号を得る
    水平フレームカウンタと、前記水平フレームカウンタか
    らの内部同期位置信号と前記水平フレーム同期検出信号
    より、水平フレーム同期のフレーム同期状態、フレーム
    同期はずれ状態を判定し、前記水平フレームカウンタの
    水平フレーム同期検出信号との同期、非同期を制御する
    水平フレーム同期保護回路とからなる水平フレーム同期
    装置と、前記入力されるディジタル映像信号の垂直フレ
    ーム同期パターンを検出し垂直フレーム同期検出信号を
    出力する垂直フレーム同期パターン検出回路と、前記垂
    直フレーム同期検出信号のタイミングに同期して、前記
    入力されるディジタル映像信号の垂直位置信号を得る垂
    直フレームカウンタと、前記垂直フレームカウンタから
    の内部同期位置信号と前記垂直フレーム同期検出信号よ
    り、垂直フレーム同期のフレーム同期状態、フレーム同
    期はずれ状態を判定し、前記垂直フレームカウンタの垂
    直フレーム同期検出信号との同期、非同期を制御する垂
    直フレーム同期保護回路とからなる垂直フレーム同期装
    置とを具備することを特徴とするフレーム同期装置。
  2. 【請求項2】入力されるディジタル映像信号がBTA
    S−002規格信号である請求項1記載のフレーム同期
    装置。
  3. 【請求項3】入力されるディジタル映像信号中のフィー
    ルド識別信号の第1フィールドから第2フィールドの変
    化と、第2フィールドから第1フィールドへの変化を識
    別し、第1第2フィールド変化検出信号と第2第1フィ
    ールド変化検出信号を出力する垂直フレーム同期パター
    ン検出回路と、第1第2フィールド変化検出信号と第2
    第1変化検出信号に同期させて、入力されるディジタル
    映像信号の垂直位置信号を外部に出力させる垂直フレー
    ムカウンタと、前記垂直フレームカウンタからの第1第
    2フィールド変化内部同期位置信号と第2第1フィール
    ド変化内部同期位置信号と第1第2フィールド変化検出
    信号と第2第1変化検出信号から前記垂直フレームカウ
    ンタのフレーム同期状態、同期はずれ状態を判定し、前
    記垂直フレームカウンタの第1第2フィールド変化検出
    信号と第2第1変化検出信号との同期、非同期を制御す
    る垂直フレーム同期保護回路とを具備することを特徴と
    する垂直フレーム同期装置。
  4. 【請求項4】入力されるディジタル映像信号がBTA
    S−002規格信号である請求項3記載の垂直フレーム
    同期装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の垂直フレーム同期装置を具
    備することを特徴とする請求項1記載のフレーム同期装
    置。
  6. 【請求項6】入力されるディジタル映像信号がBTA
    S−002規格信号であることを特徴とする請求項5記
    載のフレーム同期装置。
JP4327757A 1992-12-08 1992-12-08 フレーム同期装置 Expired - Fee Related JP2806190B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4327757A JP2806190B2 (ja) 1992-12-08 1992-12-08 フレーム同期装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4327757A JP2806190B2 (ja) 1992-12-08 1992-12-08 フレーム同期装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06177871A JPH06177871A (ja) 1994-06-24
JP2806190B2 true JP2806190B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=18202652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4327757A Expired - Fee Related JP2806190B2 (ja) 1992-12-08 1992-12-08 フレーム同期装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2806190B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3518215B2 (ja) * 1996-12-26 2004-04-12 松下電器産業株式会社 映像表示装置
JPH10224338A (ja) * 1997-02-12 1998-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同期検出回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06177871A (ja) 1994-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3546889B2 (ja) 多重化伝送方法および装置
US5781599A (en) Packet receiving device
US5956090A (en) Television standards converter with time-code conversion function
JP2001358685A (ja) 同期装置および同期方法
GB2188816A (en) Apparatus for reliably fetching data, on the basis of framing code detection process, and method therefor
JP2770149B2 (ja) 埋め込みオーディオ・デマルチプレックサ用オーディオ・フレーム同期方法及び装置
JPH0666773B2 (ja) 通信システムにおける同期再生
JPH01202994A (ja) カラー画像データ伝送方法
US3941930A (en) Synchronizing signal regenerator
JP2806190B2 (ja) フレーム同期装置
EP0599290B1 (en) Synchronizing signal extracting apparatus
JPH0818931A (ja) データ抽出装置
EP0630155A2 (en) Digital signal recording apparatus
JP3021345B2 (ja) 同期復旧に基づくデータの直列−並列変換方法及び装置
JPH1013796A (ja) 文字多重データサンプリング回路
JPH0439818B2 (ja)
JP2982320B2 (ja) 同期信号抽出回路
JP2001359040A (ja) 記録再生装置
JP2950871B2 (ja) 文字放送受信機の文字データ再生方法
JP3368160B2 (ja) データ伝送システムにおける同期復旧方法及びその装置
JP2783008B2 (ja) フレーム同期装置
GB2225519A (en) Teletext data encoding/decoding method
JPH06177870A (ja) 同期保護装置
JPH0585982B2 (ja)
JPH0727696B2 (ja) デジタル信号のバ−ストエラ−検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees