JP2002353920A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2002353920A
JP2002353920A JP2001160620A JP2001160620A JP2002353920A JP 2002353920 A JP2002353920 A JP 2002353920A JP 2001160620 A JP2001160620 A JP 2001160620A JP 2001160620 A JP2001160620 A JP 2001160620A JP 2002353920 A JP2002353920 A JP 2002353920A
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーシャルTSに対してDITを適正なタイ
ミングで挿入できるようにする。 【解決手段】 DITを生成してパーシャルTSに対し
て挿入するのにあたり、DITの生成はハードウェアと
して構成されるDIT挿入処理部6によって行うように
され、この際のシステムコントローラ11によるソフト
ウェア処理としては、DITの挿入タイミングの指示を
行うようにされる。このようにして、DITの生成/挿
入に関して、ハードウェアとソフトウェアとでの機能の
使い分けを行うことで、パーシャルTSに対するDIT
の生成/挿入をはるかに高速に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル衛星放送
においてプログラムデータを伝送するトランスポートス
トリームなどのストリームデータを、例えばIEEE1
394データインターフェイスなどの規格に従った所定
のデータバスを介して送出するためのデータ処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル衛星放送の普及が進んで
いる。デジタル衛星放送は、例えば既存のアナログ放送
と比較してノイズやフェージングに強く、高品質の信号
を伝送することが可能である。また、周波数利用効率が
向上されており、多チャンネル化も実現されている。
【0003】このようなデジタル衛星放送における現状
の規格の下では、プログラム(番組)としてのビデオデ
ータ及びオーディオデータは、MPEG(Moving Pictur
e Experts Group)2方式により圧縮符号化される。そし
て、この圧縮符号化されたプログラムのデータを、番組
情報や受信限定情報等をはじめとする各種の付加情報と
共に多重化して、いわゆるトランスポートストリーム
(以下、TS(TransportStream)とも記述する)といわ
れるストリームデータの形式によって伝送するようにさ
れる。
【0004】そして、デジタル衛星放送受信機とデジタ
ルVTRやHDD(ハードディスク)などのデジタルス
トレージ機器とを接続することによって、デジタル衛星
放送受信機で受信したプログラムについて、TSの形式
のままデジタルストレージ装置に対して転送して記録で
きるようにシステムを構成することが提案され、また、
実現化されてきている。このようなシステムとすれば、
受信したプログラムのデータを復調することなく、圧縮
符号化された状態のまま記録することになるため、記録
のための信号処理も効率的なものとなり、また、再生さ
れるプログラムの画質、音質も劣化が無いようにされ
る。さらには、デジタル衛星放送において特徴となる、
各種の付加情報も記録されることになるので、これらの
付加情報を再生時に利用すれば、より充実した再生機能
を得ることも可能になる。
【0005】そして現状においては、上記したデジタル
衛星放送受信機とデジタルストレージ機器とを接続する
デジタルデータインターフェイスとして、IEEE(Ins
titute of Electrical Engineers)1394データイン
ターフェイスを採用したものが知られてきている。IE
EE1394データインターフェイスは、例えばSCS
IやUSBなどよりもデータ転送レートが高速であり、
周知のように、所要のデータサイズを周期的に送受信す
ることが保証されるIsochronous通信が可能
とされる。このため、IEEE1394データインター
フェイスは、AV(Audio/Video)などのストリームデー
タをリアルタイムで転送するのに有利とされている。
【0006】なお、実際には、例えばデジタル衛星放送
受信機から、IEEE1394バスを介してデジタルス
トレージ機器に対して送出されるTSは、受信された元
のTSから特定のプログラムに関する情報が選択される
ようにして抜き出された、パーシャルTSといわれるス
トリームデータとなる。
【0007】ところで、例えば、受信チャンネルの切り
換えによってコンテンツが変化したり、また、受信状況
の悪化などによって受信不可能となり受信電波が途絶え
るなどして、パーシャルTSについて連続性が無くなる
場合がある。このようにして不連続性を有するパーシャ
ルTSを送出する場合には、DIT(Discontinuity Inf
ormation Table)をパーシャルTSの不連続位置に対し
て挿入すべきことが規格によって定められている。DI
Tは、所定の条件に基づいてパーシャルTSに不連続性
が発生したことと、この不連続性の発生位置を示す付加
情報であり、所定のパケットデータ構造を有している。
【0008】そして従来において、DITをパーシャル
TSに対して挿入するための処理としては、例えば次の
ようにして行われていた。パーシャルTSに対して挿入
すべきパケットデータとしての付加情報は、例えばDI
T以外にも、PAT,PMT,SITなどが定められて
いる。なお、ここでは、上記DIT以外の付加情報(P
AT,PMT,SIT)についての定義内容等の説明は
省略する。そこで、例えば送出側の装置においては、必
要に応じて、上記付加情報をソフトウェアの処理によっ
て発生させ、所要のタイミングで以てパーシャルTSに
対して挿入するようにしていた。つまり、DITは、他
の付加情報と同様に、ソフトウェア処理によって発生さ
れて挿入が行われていたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】DITは、例えばパー
シャルTSを受信する装置側が、不連続位置を識別して
デコードを行うために利用する。そして、適正にデコー
ドを行うためには、このDITの挿入タイミングが重要
となるので、例えば不連続位置の発生からDITの挿入
までの時間間隔が在る許容範囲以内であることが要求さ
れる。ところが、上記のようにしてDITをソフトウェ
アの処理によって生成した場合には、その処理の負荷が
非常に重いことから遅くなってしまう。このため、上記
したようなシステムが要求する許容範囲内に収まる充分
速いタイミングでDITの生成及び挿入を行うことは難
しいとされている。この点について、図10を参照して
説明する。
【0010】ここで、先に説明したDITの挿入は、理
想的には、例えば図10(a)に示すようにして行われ
るべきものとなる。図10(a)には、パーシャルTS
が時間経過に従って示されている。そしてこの場合に
は、先ずプログラム1としてのコンテンツの内容を有す
るパーシャルTSを送出しているものとされる。パーシ
ャルTSは、図示するようにして、データ長が188バ
イトで、時間長は約50μsのTSパケット(TS P
acket)のデータ単位が連続することによって形成
される。
【0011】そして、例えばチャンネルの切り換えが行
われたことで、時点t1においてプログラム1が中断
し、新たにプログラム2に切り換わることになったとす
る。これは、即ちパーシャルTSにおけるコンテンツが
変化したものであり、従って、パーシャルTSについて
不連続点が発生したことになる。このようにして不連続
点が発生すると、送出装置ではDITを発生させ、プロ
グラム1が終了したとされるデータ位置に続けて、発生
させたDITを挿入する。ここで、DITは、188バ
イトによるTS Packet単位のデータであり、ま
た、実際には、第1DIT,第2DITとして示されて
いるように、データ内容の異なる2つのTS Pack
et単位を連続して挿入するように規定されている。そ
して、上記のようにして第1DIT,第2DITを挿入
すると、例えば時点t2から新たなプログラム2として
のコンテンツを送出するようにされる。
【0012】送出されたパーシャルTSを受信してデコ
ードする機器側においては、上記のようにして挿入され
るDITに基づいてパーシャルTSの不連続位置を認識
することができる。そして、この認識した不連続位置に
対応した適切な処理をしかるべきタイミングで行うよう
にされる。上記した不連続位置に対応した処理は、プロ
グラム等の変更を伴う処理であるため、できるだけ迅速
に行われることが好ましい。従って、DITとしても、
理想的には、この図10(a)において模式的に示され
るようにして、DITは、プログラム1とプログラム2
との間において、時間的隙間が生じないようにして挿入
されることが好ましい。このようなタイミングで挿入さ
れれば、受信側においては、プログラム1終了後におい
て直ちにパーシャルTSが不連続となることが認識で
き、新たなプログラム2としてのデータに対する処理を
迅速かつ適切に実行することができる。
【0013】しかし、前述もしたようにして、ソフトウ
ェア処理によってDITを生成する場合には相当の時間
を要することから、実際には、図10(b)に例示する
ようなタイミングでDITが挿入されてしまうことにな
る。つまり、パーシャルTSの流れにおいて、時点t1
にてプログラム1が終了したことが認識されたとして
も、ソフトウェアによる第1DITの生成処理に時間が
かかるため、例えば図示するように、時点t1からある
程度の時間が経過した時点t1−1にて第1DITが挿
入されてしまう。また、第1DITに続けて挿入される
べき第2DITも、例えば第1DITの挿入直後の時点
t1−2から相応の時間が経過した時点t1−3におい
て挿入されてしまう。
【0014】例えば、現実には、上記図10(b)にお
いて時点t1〜時点t1−1、及び時点t1−2〜時点
t1−3として示される時間間隔は、数ms程度にまで
長くなる場合がある。このようにして時間間隔があまり
に空きすぎると、受信側では、パーシャルTSの不連続
位置に対応した処理を適切に実行することができなくな
る可能性が高い。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、データ処理装置として次のように構成
する。つまり、所定の規格に従ったストリームデータを
入力する入力手段と、ハードウェアとして形成され、ス
トリームデータが不連続となることを示す不連続情報を
生成して、上記入力手段により入力されたストリームデ
ータに対して挿入するようにして出力可能とされる不連
続情報処理手段と、入力手段により入力されたストリー
ムデータに対して上記不連続情報を挿入すべきタイミン
グを不連続情報処理手段に対して指示するタイミング制
御手段とを備えることとした。
【0016】上記構成おいては、不連続情報を生成して
所定の形式によるストリームデータに対して挿入する不
連続情報処理手段をハードウェアによって形成するよう
にされる。そして、例えばソフトウェアによる制御処理
としては、不連続情報の挿入タイミングを指示するよう
にされる。つまり、本発明においては、不連続情報の生
成をハードウェアの動作によって行うようにしているこ
とで、高速に不連続情報が生成されるようにしているも
のであり、これによって、例えばソフトウェア処理によ
って不連続情報を生成する場合と比較して、より理想的
なタイミングで不連続情報をストリームデータに対して
挿入することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
のデータ処理装置について説明を行っていくこととす
る。本実施の形態のデータ処理装置としては、デジタル
衛星放送を受信復調して映像/音声信号を出力すること
のできる、デジタル衛星放送受信装置に搭載されている
場合を例に挙げることとする。また、以降の説明は次の
順序で行う。 1.デジタル衛星放送受信機 2.DIT 3.IEEE1394通信部
【0018】1.デジタル衛星放送受信機 図1は、本実施の形態のデジタル衛星放送受信装置の構
成例が示されている。周知のように、デジタル衛星放送
では、通信衛星又は放送衛星からデジタル放送信号が出
力されている。パラボラアンテナ12では、この衛星か
らの放送信号を受信し、内蔵のLNB(Low Noize Block
Down Converter)によって所定の高周波信号に変換し
て、デジタル衛星放送受信機1に対して供給する。
【0019】デジタル衛星放送受信機1においては、パ
ラボラアンテナ12にて受信され、所定の周波数に変換
された受信信号を、フロントエンド部2により入力す
る。フロントエンド部2では、システムコントローラ1
1からの伝送諸元等を設定した設定信号に基づいて、こ
の設定信号により決定されるキャリア(受信周波数)を
受信して、例えばビタビ復調処理や誤り訂正処理等を施
すことで、TS(Transport Stream)を得るようにされ
る。
【0020】このデジタル衛星放送の規格によるTS
は、周知のように、例えばMPEG2(Moving Picture
Experts Group Layer2)方式によって、複数のプログラ
ム(番組)のビデオ信号及びオーディオ信号を圧縮した
圧縮データと、各種の付加情報が多重化されている。上
記したビデオ信号及びオーディオ信号を圧縮した圧縮デ
ータは、ES(Elementary Stream)として多重化され
る。また、放送側が挿入する付加情報としては、PAT
(Program Association Table)、PMT(Program Map Ta
ble)などのテーブルを格納するPSI(Program Specifi
c Information:番組特定情報)や、SI(Service Info
rmation:番組配列情報)などが挙げられる。そして、上
記情報の多重化は、TSを188バイトのトランスポー
トストリーム・パケット(TSパケット)により形成す
るようにして、このTSパケットに対して、上記したE
S及び各種付加情報を格納することにより行われる。フ
ロントエンド部2にて得られたTSは、デスクランブラ
3に対して供給される。
【0021】また、フロントエンド部2では、TSから
PSI(Program Specific Information:番組特定情報)
のパケットを取得し、その選局情報を更新すると共に、
TSにおける各チャンネルのコンポーネントPID(Pro
gram ID)を得て、例えばシステムコントローラ11に伝
送する。システムコントローラ11では、取得したPI
Dを受信信号処理に利用することになる。
【0022】デスクランブラ3では、予め用意されたデ
スクランブルキーデータをシステムコントローラ11か
ら受け取ると共に、システムコントローラ3によりPI
Dが設定される。そして、このデスクランブルキーデー
タとPIDとに基づいてデスクランブル処理を実行す
る。この場合において、デスクランブラ3にてデスクラ
ンブル処理が施されたTSは、スイッチ8の端子T1に
対して供給されると共に、分岐してIEEE1394通
信部4に対して供給されるようになっている。また、確
認のために述べておくと、デスクランブラ3から出力さ
れるTSとしては、複数のプログラムのESが多重化さ
れている可能性があり、また、PSIをはじめとする付
加情報も除去されることなく多重化されているものであ
る。
【0023】スイッチ8は、システムコントローラ11
の制御によって、端子T3に対して端子T1又は端子T
2が択一的に接続されるようにして切り換えが行われ
る。そして、受信した放送信号をデコードしてビデオ/
オーディオ信号として出力する際には、端子T3に対し
て端子T1を接続することで、デスクランブラ3から出
力されたTSをデマルチプレクサ9に対して供給する。
これに対して、IEEE1394通信部4にて受信した
外部からのTSをデコードしてビデオ/オーディオ信号
として出力する際には、端子T3に対して端子T2を接
続することで、IEEE1394通信部4にて受信した
TSをデマルチプレクサ9に対して出力するようにされ
る。なお、IEEE1394通信部4の構成は後述す
る。
【0024】デマルチプレクサ9は、システムコントロ
ーラ11により設定されたフィルタ条件に従って、デス
クランブラ3から供給されたTSから必要なTSパケッ
トを分離する。これにより、例えばデマルチプレクサ9
においては、目的とする1つのプログラムについてのT
Sパケットとして、MPEG2方式により圧縮されたビ
デオデータのTSパケットと、MPEG2方式により圧
縮されたオーディオデータのTSパケットを得ることに
なる。そして、このようにして得られた圧縮ビデオデー
タと圧縮オーディオデータをMPEGデコーダ10に対
して出力する。
【0025】なお、デマルチプレクサ9により分離され
た圧縮ビデオ/オーディオデータの個別パケットは、P
ES(Packetized Elementary Stream)と呼ばれる形式で
それぞれ、MPEGデコーダ10に入力されるようにな
っている。また、上記したフィルタ条件の設定は、例え
ばデマルチプレクサ9において、TSに含まれるPA
T、PMTなどを抽出して、システムコントローラ11
に転送するようにされる。そして、システムコントロー
ラ11が、転送されてきたPAT、PMTなどに記述さ
れている情報内容に基づいて、デマルチプレクサ9に対
してフィルタ条件を設定するようにされる。
【0026】MPEGデコーダ10においては、圧縮ビ
デオデータをMPEG2フォーマットに従ってデコード
(伸長)処理を行うビデオデコーダと、圧縮オーディオ
データについて、MPEG2フォーマットに従って、上
記ビデオデータ出力に同期させるようにしてデコード処
理を行うオーディオデコーダとを備えている。そして、
入力された圧縮ビデオデータについては、ビデオデコー
ダによってデコード処理を施し、また、入力された圧縮
オーディオデータについては、オーディオデコーダによ
ってデコード処理を施す。そして、この場合には、例え
ばデコードされたビデオデータについて、例えばNTS
C方式などの所定のテレビジョン方式に対応して適正に
画像表示が行われるように所要の信号処理を施して、ア
ナログビデオ信号として出力するようにされる。また、
デコードされたオーディオデータについては、例えばD
/A変換を行ってアナログ音声信号として出力するよう
にされる。
【0027】IEEE1394通信部4は、当該デジタ
ル衛星放送受信機1と外部機器とをIEEE1394バ
ス13を介して通信可能とするために設けられる。そし
て、このための基本構成としては、周知のように、ハー
ドウェア、ファームウェア的には、物理層、リンク層、
トランザクション層、及びシリアルバス・マネージメン
トを備え、この上位にアプリケーションが設けられる構
成を採り、これらは、例えば送受信部7としての機能を
実現する。また、本実施の形態に対応しては、フィルタ
部5及びDIT挿入部6を備える。
【0028】この場合のIEEE1394通信部4は、
デジタル衛星放送受信機1にて受信されてデスクランブ
ラ3にてデスクランブル処理が施されたTSを入力し
て、IEEE1394バス13を介して接続された外部
機器に対して送信出力可能とされている。例えば外部機
器として、デジタルVTRやHDDなどのデジタルスト
レージ機器を接続すれば、当該デジタル衛星放送受信機
1により受信取得したデータを、TSの形式のままデジ
タルストレージ機器に記録して保存することができる。
【0029】上記のようにして受信取得したTSを外部
機器に対して送信する際の動作としては、概略は次のよ
うになる。デスクランブラ3からIEEE1394通信
部4に対して入力されるTSには、前述したように、複
数のプログラムのデータが多重化され、さらに、各種の
付加情報が多重化されている状態にある。そこで、IE
EE1394通信部4では、デスクランブラ3から入力
されたTSは、先ず、フィルタ部5に対して供給するよ
うにしている。フィルタ部5においては、入力されたT
Sから、必要とされるプログラム(コンテンツ)のみの
TSパケットを分離する。なお、この際においても、先
のデマルチプレクサ9の動作として説明したように、例
えばTSに含まれるPAT、PMTなどの付加情報の内
容に基づいて、必要なTSパケットを抽出するためのフ
ィルタ条件が設定される。
【0030】ここで、フィルタ部5によって分離された
TSパケットによっては、送信用のTSが再構築される
ことになるのであるが、このTSは、元のTSから必要
とされるプログラムに対応する情報のみが部分的に抜き
出されたものであることから、「パーシャル・トランス
ポートストリーム(パーシャルTS)」といわれる。
【0031】そして、IEEE1394通信部4では、
フィルタ部5が機能することによって得られたパーシャ
ルTSに対して、必要があれば、DIT挿入処理部6を
利用してDITを挿入する。
【0032】DITについての詳細は後述するが、DI
Tとは、「Discontinuity Information Table」の略称
であり、パーシャルTSに特有とされる、TSパケット
単位による付加情報である。そして、DITが挿入され
ることで、パーシャルTSにおけるその挿入位置におい
て不連続性が生じたことを示すことになる。例えば、本
実施の形態の場合であれば、デジタル衛星放送受信機1
において受信チャンネルの切り換えが行われたり、ま
た、パラボラアンテナ12における受信状況が悪化し
て、正常な受信信号が中断したりする可能性がある。こ
のようなことが起こると、受信取得されるTSとしては
連続性を失うことから、このTSを基としてIEEE1
394通信部4にて得られるパーシャルTSとしても不
連続性が与えられることになる。このようにしてパーシ
ャルTSにおいて不連続位置が発生したとされる場合に
は、DITを挿入すべきことが規格として定められてい
る。なお、この不連続性の判定は、例えばシステムコン
トローラ11が、フロントエンド部2又はデスクランブ
ラ3における信号処理状況を監視することで行うことが
可能である。
【0033】そして、必要に応じてDITが挿入された
パーシャルTSは、例えば送受信部7によって、IEE
E1394データインターフェイスのフォーマットに従
ったパケット化が施され、IEEE1394バス13を
介して、目的の機器(ノード)に対して送信されること
になる。
【0034】また、本実施の形態のIEEE1394通
信部4では、例えば送受信部7が機能することで、外部
機器から送信されたTSの形式のデータをIEEE13
94バス13を介して受信取得することが可能とされ
る。そして、このようにして受信取得したTSを、スイ
ッチ8を介してデマルチプレクサ9に対して出力するこ
とで、最終的にはMPEGデコーダ10からアナログビ
デオ/オーディオ信号として出力することになる。
【0035】つまり、本実施の形態のデジタル衛星放送
受信機1では、IEEE1394通信部4を備えること
で、受信取得したTSを外部機器に対して送出すること
が可能とされる。また、例えば外部のデジタルストレー
ジ機器にて再生されたTSとしてのデータを受信し、こ
のTSにより得られるビデオ/オーディオ信号を出力す
ることが可能とされるものである。
【0036】2.DIT ところで、DITの生成及びパーシャルTSへのDIT
の挿入は、先にも述べたように、従来においてはソフト
ウェアによる処理によって行われていた。このDITの
生成のための処理負荷は重いことから、結果的には、例
えば受信側が要求する程度にDITを高速に生成して送
出することは困難とされていたものである。そこで本実
施の形態では、IEEE1394通信部4内のDIT挿
入処理部6についてハードウェアにより形成することと
した。DITの生成をハードウェアにより行えば、ソフ
トウェア処理によって生成する場合よりも高速となる
る。また、後述する回路構成及び動作とすることで、D
ITを効率的に生成することが可能となるものである。
【0037】ここで、本実施の形態としてのDIT生成
及び挿入のための回路構成を説明するのに先立ち、DI
Tについての説明を行っておくこととする。先にも若干
説明したように、DIT(Discontinuity Information T
able)は、パーシャルTSに特有のTSパケット単位の
付加情報である。そして、パーシャルTSについて不連
続性が発生したことを示すために、その不連続の発生位
置に挿入することが規定されている。参考までに、DI
Tについては、DVB ETS 300 468 Specification for Se
rvice information(SI) in DVB systems, ARIB-STD B1/
B21、及びARIB TR-B15の規格書において定められてお
り、この中で、DITを挿入すべき条件も具体的に記さ
れているが、ここでの説明は省略する。
【0038】また、DITを挿入するにあたっての制限
規定であるが、先の図10(a)によっても示したよう
に、第1DIT,第2DITの2つの異なるデータ構造
のTSパケットを連続して挿入すべきとされており、こ
れら第1DITと第2DITのTSパケットの間には、
有効な構造を持つ他のTSパケットを挿入してはいけな
いこととされている。なお、本明細書においては、特に
第1DITと第2DITを区別しない場合には、単に
「DIT」と表記する。また、DITが挿入された後
に、このDITが挿入される以前にパーシャルTSを構
成していたTSパケットを挿入することと、DITが挿
入される前に、DITが挿入された後にあるべきパーシ
ャルTSを構成していたTSパケットを挿入すること
は、何れも禁止されている。
【0039】図4は、第1DITのデータ構造を示して
いる。この図に示されるように、第1DITは、188
バイトのTSパケットとしての基本構造を有している。
なお、この点については、後述する第2DITの構造も
同様である。図4に示される第1DITは、TSパケッ
トのフォーマットに従って、第1バイト〜第4バイトま
での4バイトの領域が、TSパケット・ヘッダ(Transpo
rt Packet Header)とされている。そして、この場合に
は、残る第5バイト〜188バイトまでの184バイト
の全領域が、特定の付加情報を格納するアダプテーショ
ン・フィールド(Adaptation Field)として扱われること
になる。なお、TSパケット・ヘッダにおける情報内容
は図6のテーブル図にも示され、また、アダプテーショ
ン・フィールドにおける情報内容は、図7のテーブル図
にも示されている。
【0040】そして、図4及び図6によって示されるよ
うに、TSパケット・ヘッダにおいては、先頭位置から
順に、 sync_byte(8bit) transport_error_indicator(1bit) payload_unit_start_indication(1bit) transport_priority(1bit) PID(13bit) transport_scrambling_control(2bit) adaptation_field_control(2bit) continuity_counter(4bit) の各領域が配置される。
【0041】TSパケット・ヘッダがDITとされる場
合、上記各領域に対しては、次のような値が格納される
べきこととなっている。先ず、sync_byte(8bit)には固
有の同期パターンとしては、0x47が格納される。transp
ort_error_indicator(1bit)は、TSのエラーの有無を
示すのであるが、通常は‘0'を格納してエラーが無いこ
とを示す。payload_unit_start_indication(1bit)は、
現パケットがテーブル及びPESの最初のパケットであ
るか否かを示すのであるが、DITである以上、テーブ
ル及びPESでは無いこととなるので、固定的に‘0'を
格納する。transport_priority(1bit)は、DITとして
は、‘0'‘1'の何れとされてもよいこととなっている。
また、PID(13bit)は、DITについては、0x001Eである
ことが規格書によって規定されている。transport_scra
mbling_control(2bit)については、スクランブル処理を
ほどこさない場合には‘00’を格納し、施す場合には必
要に応じて‘00’以外の値が格納される。adaptation_f
ield_control(2bit)は、第1DITについては、‘10’
が格納されることで、adaptation_field only,no paylo
adであることを示すようにされる。つまり、TSパケッ
ト・ヘッダに続けては、アダプテーション・フィールド
のみが配置され、ペイロードは存在しないTSパケット
であるという、図4の第1DITの構造であることを示
しているものである。但し、後述する第2DITの場合
には、‘01’が格納されることでno adaptation_field,
payload onlyであることを示すようにされる。第2DI
Tは、後述するように、アダプテーション・フィールド
は無く、DITセクションというペイロードが配置され
るのである。continuity_counter(4bit)は、PIDに格納
される値が同じとされるTSパケットの連続性を示すカ
ウンターで、最初の値を指定がない限りは0x0とし、そ
れ以降はパケットを挿入するに従って1つづつインクリ
メントされた値が格納される。そして、0xFの値を取っ
た場合は、0x0にラップアラウンドするものとされてい
る。これはシステム側がパケット挿入を行うごとに、自
動カウントアップするべきものとされている。
【0042】また、アダプテーション・フィールドにお
いては、図4及び図7によって示されるように、先頭位
置から順に、 adaptation_field_length(8bit) discontinuity_indicator(1bit) random_access_indicator(1bit) elementary_stream_priority_indicator(1bit) PCR_flag(1bit) OPCR_flag(1bit) splicing_point_flag(1bit) transport_private_data_flag(1bit) adaptation_field_extension_flag(1bit) が配置され、残る領域は、stuffing_byte として例えば
ALL‘1’が格納される。
【0043】上記adaptation_field_length(8bit)は、
アダプテーション・フィールドとしてのデータ長が示さ
れる。また、アダプテーション・フィールド内における
8つのフラグ類であるが、これらについては、TSパケ
ットがDITである場合には、先ず、discontinuity_in
dicatorには‘1’を格納し、残る7つの各フラグ(rand
om_access_indicator、elementary_stream_priority_in
dicator、PCR_flag、OPCR_flag、splicing_point_fla
g、transport_private_data_flag、adaptation_field_e
xtension_flag)には、‘0’を格納することが規定され
ている。
【0044】また、第2DITとしてのTSパケットの
構造図は、図5に示される。この図に示すように、第2
DITもまた、第1バイト〜第4バイトまでの4バイト
の領域は、TSパケット・ヘッダ(Transport Packet He
ader)とされている。そして、この場合には、続く第5
バイト〜第9バイトまでの5バイトの領域が、DITセ
クション(DIT Section)として定義され、残る第9バイ
ト〜第188バイトまでの領域がstuffing_byteによっ
て埋められることになる。
【0045】第2DITにおけるTSパケット・ヘッダ
の構造は、先に図4及び図6により説明した第1DIT
の場合と同様となる。但し、これも前述したが、第2D
ITのTSパケット・ヘッダにおいては、adaptation_f
ield_control(2bit)に対して‘01’が固定初期値として
格納される。
【0046】DITセクションの構造は図8のテーブル
図によっても示されている。図5及び図8に示されるよ
うに、DITセクションは、その先頭位置から順に、 pointer_field(8bit) table_id(8bit) section_syntax_indicator(1bit) reserved(1bit) reserved(2bit) section_length(12bit) transition_flag(1bit) reserved(7bit) が配置され、残る領域にstuffing_byte として例えばAL
L‘1’が格納される。
【0047】そして、上記DITセクション内において
pointer_field(8bit)には、0x00を格納することとして
おり、テーブルの最初のデータがpointer_fieldの直後
から続くことを示すようにされる。table_id(8bit)に
は、DITセクションとしてのテーブルであることを示
す0x7Eを格納する。section_syntax_indicator(1bit)に
対しては‘0’を格納することで、DITセクションと
してのテーブルが、いわゆるShort sectionであること
を示すようにされる。また、section_lengthには0x001
を格納し、このフィールドに続いては、table情報が1
バイトであることを示すようにされる。transition_fla
gは、DITを挿入する所定の条件に応じて、‘0’,
‘1’の何れかの値がセットされる。なお、図6〜図8
において示されるuimsbf、及びbslbfは、それぞれident
ifierとしてのビット列表記方法を示しており、uimsbf
は、最上位ビットが先頭である符号無し整数(unsighned
integer,most significant bit first)であることを意
味する。また、bslbfは、左ビットが先頭であるビット
列(bit string,left bit first)であることを示す。
【0048】3.IEEE1394通信部 続いては、IEEE1394通信部4の内部の構成につ
いて、本実施の形態としてのDIT生成/挿入処理の点
から説明していくこととする。図2は、図1に示されて
いるIEEE1394通信部4の内部構成として、パー
シャルTSを外部機器に対して送信するための構成を抜
き出して示している。なお、この図において図1と同一
部分には同一符号を付し、図1と重複する内容について
の説明は省略する。
【0049】デスクランブラ3(図1)から出力された
TSは、フィルタ部5に入力されることで、前述もした
ように、必要とされるプログラム(コンテンツ)のTS
パケットのみから形成されるパーシャルTSとして出力
される。そして、このパーシャルTSは、TS用FIF
O22に対して入力される。
【0050】TS用FIFO22は、MPEG2フォー
マットのデータを、IEEE1394データインターフ
ェイスのIsochronous転送により転送する場合のジッタ
(遅延時間)を吸収するためのバッファとして設けられ
る。そして、このTS用FIFO22に入力されたパー
シャルTSは、所定の転送レートによってスイッチ部2
3に対してシリアル転送される。なお、この場合のTS
用FIFO22は、後述する内部構成を有するDIT挿
入処理部6から出力されるフラッシュ指示信号(Flash)
に応じて、内部に保持されているデータをフラッシュす
ることができるようになっている。
【0051】実際において、IEEE1394通信部4
においてパーシャルTSに対して挿入すべきTSパケッ
ト単位の付加情報は、例えばPSI、SIなど、DIT
以外にも存在するのであるが、これらの付加情報につい
ては、システムコントローラ11がソフトウェアによる
処理を実行することで、発生されるようになっている。
そして、システムコントローラ11が発生させたこれら
の種類の付加情報は、パーシャルTSへの挿入タイミン
グに合わせた所定のタイミングで、パケット用FIFO
21に対して転送される。パケット用FIFO21で
は、システムコントローラ11から転送されてきた付加
情報を、所定の転送レートによって、スイッチ部33に
対して転送する。
【0052】図1においても示されていたDIT挿入処
理部6は、ハードウェアによって構成される。このDI
T挿入処理部6では、システムコントローラ11の指示
に応じて、図4〜図8によって説明した構造によるDI
Tを生成し、パーシャルTSへの挿入のためにスイッチ
部6に対して転送する。また、この場合のDIT挿入処
理部6は、システムコントローラ11のタイミング指示
に応じて、TS用FIFO22に保持されているデータ
をフラッシュするためのフラッシュ指示信号(Flash)を
出力可能ともされている。なお、DIT挿入処理部6の
内部構成については後述する。
【0053】スイッチ部23においては、通常時におい
てはTS用FIFO22から入力されたパーシャルTS
のデータ列を通過させて送信処理部24に対して出力し
ている。そして、パケット用FIFO21から付加情報
(DITを除く)が入力されたときには、しかるべきタ
イミングでこの付加情報を通過させて送信処理部24に
出力する。また、DIT処理部6にてDITが出力され
た場合には、DIT処理部6から出力されるDITを通
過させて送信処理部24に出力させる。このようにし
て、スイッチ部23が通過させるべきデータの切り換え
を行うことで、送信処理部24に対しては、必要とされ
る付加情報がしかるべき位置に挿入されたパーシャルT
Sが転送される。
【0054】送信処理部24では、上記のようにして付
加情報が挿入されたパーシャルTSについて、例えばI
EEE1394データインターフェイスのフォーマット
に従って、例えばIsochronous転送に適合したパケット
化などの処理を行い、IEEE1394バス13を介し
て、目的とする機器(ノード)に対して送信出力する。
【0055】ところで、パーシャルTSに対してDIT
を挿入する場合、例えばDIT挿入処理部6では、シス
テムコントローラ11からのタイミング指示に応じて、
フラッシュ指示信号をTS用FIFO22に対して出力
するようになっている。この際、システムコントローラ
11は、例えばフロントエンド部2又はデスクランブラ
3における信号処理状況を監視してTSにおけるデータ
の不連続位置を検出するようにしている。そして、この
不連続位置を検出すると、所要のタイミングで指示信号
を出力する。
【0056】上記のようにしてDIT挿入処理部6から
入力されたフラッシュ指示信号に応じて、TS用FIF
O22は、内部に保持しているデータをフラッシュす
る。そして、実際には、TS用FIFO22のデータが
フラッシュされたタイミングに対応してDITを挿入す
るようにされ、この後、新規なコンテンツのパーシャル
TSがTS用FIFO22を介してスイッチ部23に出
力されることになる。このようにしてTS用FIFO2
2のデータをフラッシュすることで、DITを、パーシ
ャルTSの不連続点に対して適切に挿入するようにして
いる。
【0057】続いて、DIT挿入処理部6の内部構成例
及びその動作について、図3を参照して説明する。本実
施の形態のDIT挿入処理部6は、図3に示すようにし
て、第1レジスタ31及び第2レジスタ32を備える。
第1レジスタ31は、第1DITとしてのTSパケット
内において有効とされるデータ構造部分のデータが保持
される。第1DITの有効データ構造部分は、先に示し
た図4からも分かるように、4バイトのTSヘッダと、
これに続くアダプテーション・フィールドにおける上位
2バイトの、計6バイトの領域とされる。つまり、第1
レジスタ31は、図4に示す構造のTSパケットにおけ
る上位6バイトのデータ構造を保持する。そして、例え
ば起動時などの初期時においては、この6バイトのデー
タ構造内における各領域に対しては、後述する初期値を
セットしておくようにされる。
【0058】一方の第2レジスタ32は、第2DITと
してのTSパケット内において有効とされるデータ構造
部分のデータを保持する。第2DITの場合、その有効
データ構造部分は、図5に示すようにして、4バイトの
TSヘッダと、これに続く5バイトのDITセクション
の、計9バイトの領域である。従って、第2レジスタ3
2は、この9バイトのデータ構造を保持するようにされ
る。また、この場合にも、起動時などの初期時において
は、この6バイトのデータ構造内における各領域に対し
ては後述する初期値がセットされることになる。このよ
うにして、本実施の形態のDIT挿入処理部6では、レ
ジスタに対して、DITの基本構造部分を格納して保持
するようにしている。そして、この場合には、第1DI
Tと第2DITとで計15バイトが必要とされるのみで
あり、従ってハードウェアとして用意すべきレジスタも
小規模で済むことになる。
【0059】生成/出力コントロール部33は、適宜必
要とされるデータ内容のDITを生成する。このため
に、第1レジスタ31及び第2レジスタ32に格納され
ている第1DIT、第2DITの有効データ構造部分に
おいて、変更の必要のある領域については、しかるべき
値をセットする。そして、第1レジスタ31及び第2レ
ジスタ32から、上記のようにして所要の値をセットし
た第1DIT、第2DITの有効データ構造部分を読み
出して、所要のバイト数のstuffing_byteを付加する。
この結果、TSパケット単位のサイズの第1DIT、第
2DITが得られることになる。そして、このようにし
て生成された第1DIT、第2DITとしてのTSパケ
ットを、しかるべきタイミングでスイッチ部23に対し
て出力する。そして、上記した動作を実現するために、
生成/出力コントロール部33は、機能的には、図示す
るように、フラグセット部33a、インクリメント部3
3b、バイト埋め込み部33c、及び挿入出力部33d
とを有して構成される。なお、生成/出力コントロール
部33もまた、ハードウェアによって形成される。
【0060】そして、上記した回路構成によるDITの
生成、及びパーシャルTSへの挿入のための出力処理
は、次のようにして行われる。先ずは、第1レジスタ3
1及び第2レジスタ32において、第1DIT、第2D
ITの有効データ構造部分に対してセットされる初期値
について述べておく。なお、この説明にあたっては、再
度、図4〜図8を参照する。
【0061】第1レジスタ31における第1DITの有
効データ構造部分に対しては、次のようにして初期値を
セットする。第1DITの有効データ構造部分として
は、前述したように、TSパケット・ヘッダ(4バイ
ト)と、これに続くアダプテーション・フィールドにお
ける上位2バイトが格納される。先ず、TSパケット・
ヘッダにおいて、sync_byte(8bit)には、同期パターン
である0x47がセットされる。このsync_byte(8bit)は、
固定値として規定されているから、セットされた初期値
0x47が固定的に用いられることになる。なお、以降にお
いて、固定的に用いられることで、変更が行われない初
期値については、「固定初期値」ということにする。ま
た、transport_error_indicator(1bit)は、‘0'を固定
初期値として格納し、エラーが無いことを示す。また、
payload_unit_start_indication(1bit)は、DITとし
てのパケットに格納され、テーブル及びPESでは無い
のであるから、固定初期値として‘0'をセットする。ま
た、transport_priority(1bit)は、DITとしては、
‘0'‘1'の何れとされてもよいこととなっているので、
何れかの任意の値を固定初期値としてセットする。ま
た、PID(13bit)は、DITについては、0x001Eであるこ
とが規格書によって規定されているので、これを固定初
期値としてセットすればよいが、システム側で必要に応
じて書き換えが行われるようにしても構わないものであ
る。transport_scrambling_control(2bit)についてであ
るが、ここでは、スクランブル処理をほどこさないこと
として、固定初期値‘00’をセットするようにされる。
但し、スクランブル処理を施す仕様とする場合には必要
に応じて‘00’以外の値をセットするようにしてもよい
ものである。adaptation_field_control(2bit)は、前述
もしたように、第1DITについては、‘10’で固定的
となるので、この値を固定初期値としてセットする。な
お、先に述べておくと、第2DITの場合には、no ada
ptation_field,payload onlyであることを示す‘01’を
固定初期値として格納するようにされる。continuity_c
ounter(4bit)は、初期値として0x0をセットするように
される。そして、このcontinuity_counterの値は、PID
により示される同じパケットが連続して挿入されるごと
に、インクリメントされてセットが行われていくことに
なる。
【0062】また、アダプテーション・フィールドにお
ける上位2バイトのうち、上位1バイトのadaptation_f
ield_length(8bit)には、183バイトを示す0xB7を固
定初期値としてセットするようにされる。そして、これ
に続く1バイトの領域を形成する8つの各フラグ類につ
いては、規定に従って、次のようにして固定初期値をセ
ットする。つまり、discontinuity_indicatorには‘1’
をセットし、残る7つの各フラグ(random_access_indi
cator、elementary_stream_priority_indicator、PCR_f
lag、OPCR_flag、splicing_point_flag、transport_pri
vate_data_flag、adaptation_field_extension_flag)
には、‘0’をセットする。
【0063】また、第2レジスタ32における第2DI
Tの有効データ構造部分に対してセットすべき初期値
は、次のようになる。先ず、第2DITの有効データ構
造部分における上位4バイトのTSパケット・ヘッダで
あるが、これについては、上述した第1DITとしての
有効データ構造部分の場合と同様となる。但し、上述も
したように、adaptation_field_control(2bit)について
は‘01’を固定初期値としてセットすることになる。
【0064】そして、DITセクションとしての5バイ
トを形成する各領域については、次のようにして初期値
をセットする。つまり、pointer_field(8bit)には、0x0
0を固定初期値としてセットすることになる。また、tab
le_id(8bit)には、0x7Eを固定初期値としてセットす
る。なお、先のデータ構造の説明に際しても述べたよう
に、システムにおいて必要に応じて値を変更することも
可能とされる。また、section_syntax_indicator(1bit)
に対しては‘0’を、section_lengthには0x001を、それ
ぞれ固定初期値としてセットする。また、transition_f
lagは、DITを挿入する所定の条件に応じて、‘0’,
‘1’の何れかに変更されるべき値であるから、初期値
としては、‘0’,‘1’の何れかの値を暫定的にセット
しておくようにされる。また、DITセクションにおい
ては、section_syntax_indicatorに続く3ビットの領域
と、transition_flagに続く7ビットの領域がreserved
の領域とされているが、ここでは、これらの各reserved
の領域に対し、それぞれALL‘1’をセットするようにさ
れる。
【0065】そして、上記のようにして第1レジスタ3
1及び第2レジスタ32における第1DIT、第2DI
Tの有効データ構造部分に対して初期値がセットされた
状態の下で、システムコントローラ11が、現在処理中
におけるTSについての不連続位置を検出し、このとき
の検出状況としてDITの挿入条件を満たしていること
を判定したとする。すると、システムコントローラ11
は、この不連続位置の検出タイミングに応じた所要のタ
イミングで、送出指示コマンドを、生成/出力コントロ
ール部33に対して出力する。また、システムコントロ
ーラ11では、今回のDIT挿入条件に応じて、第2D
ITにおけるtransition_flagについて、‘0’,‘1’の
何れをセットするべきなのかについて判断し、その判断
結果に基づいて、transition_flagとしてセットすべき
値を指示するフラグセットコマンドを生成/出力コント
ロール部33に対して出力する。
【0066】送出指示コマンドが入力された生成/出力
コントロール部33では、これに応じて、インクリメン
ト部33aが有するとされるカウンタのカウント値をイ
ンクリメントする。そして、インクリメントして得られ
たカウント値を、第1レジスタ31における第1DIT
が有するcontinuity_counterの値としてセットする。そ
して、同様にして、第2レジスタ32における第2DI
Tが有するcontinuity_counterの値についてのセットを
行うようにされる。
【0067】また、この際、フラグセット部33aにお
いては、フラグセットコマンドにより指定されるtransi
tion_flagの値を発生させ、この発生された値を、第2
レジスタ32における第2DITが有するtransition_f
lagの値としてセットする。
【0068】そして、上記のようにして必要な値のセッ
トが完了したとすると、生成/出力コントロール部33
では、例えば先ず、第1レジスタ31から、6バイトの
第1DITの有効データ構造部分の読み込みを行う。そ
して、バイト埋め込み部33cによって、stuffing_byt
eとして、176バイト分のALL‘1’のデータを発生さ
せ、読み込みを行った第1DITの有効データ構造部分
の後ろに付加する。
【0069】上記した動作が実行されることで、TSパ
ケットのサイズによる第1DITが生成されることにな
る。そして、挿入出力処理部33dでは、このようにし
て生成された第1DITとしてのTSパケットを、スイ
ッチ部23に対して送出する。
【0070】続いては、生成/出力コントロール部33
は、第2レジスタ32から、9バイトの第2DITの有
効データ構造部分の読み込みを行う。そして、バイト埋
め込み部33cによって、stuffing_byteとして、17
9バイト分のALL‘1’のデータを発生させ、読み込みを
行った第1DITの有効データ構造部分の後ろに付加す
ることで、TSパケットのサイズによる第2DITが生
成される。そして、挿入出力処理部33dでは、この第
2DITとしてのTSパケットを、スイッチ部23に対
して送出する。
【0071】また、システムコントローラ11は、DI
T送出指示に伴い、生成/出力コントロール部33に対
して、TS用FIFO22をフラッシュするためのフラ
ッシュ指示コマンドを、所要のタイミングで以て出力す
るようにされる。このフラッシュ指示コマンドの入力に
応じて、挿入出力部33dにおいては、TS用FIFO
22に対してフラッシュ指示信号(Flash)を出力する。
これによって、前述したように、DITがパーシャルT
Sにおける不連続位置に対して適正に挿入されるように
している。
【0072】従来においては、例えば図2に示した構成
において、DIT挿入部6が削除された構成を採ってい
た。つまり、DITについても他の付加情報と同じく、
システムコントローラ11によるソフトウェア処理によ
って生成して、パケット用FIFO21に対して転送し
ていたものである。このような188バイトというサイ
ズの付加情報を生成する処理は、現状のシステムコント
ローラ11を構成するCPUにとっては重いものであ
り、従って、生成が終了するまでには相当の時間を要し
てしまう。特に、DITは、パーシャルTSの不連続位
置に対して挿入されるべきものであるから、このDIT
の挿入タイミングが遅れてしまった場合には、このパー
シャルTSを入力するシステムが不連続位置を認識する
タイミングが遅れるので、例えばパーシャルTSのデコ
ードに不具合を発生させる要因となっていたものであ
る。
【0073】これに対して、本実施の形態においては、
図2に示したようにして、DIT挿入処理部6を新たに
設け、このDIT挿入処理部6によって、第1DIT及
び第2DITを生成して、パーシャルTSへの挿入のた
めに出力を行うようにされる。そして、このようなDI
T挿入処理部6によるDITの生成及び出力のための動
作は、図3に示したようにして構成されるハードウェア
によって行われ、システムコントローラ11のソフトウ
ェア制御としては、送出タイミング制御のみとされるの
であるから、第1DIT及び第2DITを迅速に生成
し、そして出力することができる。従って、本実施の形
態としては、例えば図10(a)に示されたような、理
想的なDITの挿入タイミングにほぼ近いかたちで、D
ITの挿入されたパーシャルTSを出力することが可能
になるものである。また、DITは、これまでの説明か
らも理解されるように、挿入の都度に値が変更される領
域は例えばcontinuity_counter(4bit)、transition_fla
g(1bit)などに限られており、固定値が格納される領域
のほう遥かに多い。また、これらの値が変更される領域
のサイズも非常に小さい。このため、値を変更してセッ
トするための回路構成としては非常に簡略なものとなる
し、ハードウェアとしての処理も非常に軽いものとな
る。
【0074】ところで、DIT挿入条件によっては、T
S用FIFO22に保持されている不連続位置以前のデ
ータをフラッシュする必要が無い、若しくはフラッシュ
すべきではないとされる場合がある。このような場合の
具体例を、図9を参照して説明しておく。図9(a)に
は、パーシャルTSが時間経過に応じて出力されている
状態が示されている。例えばこの図に示されるようにし
て、先ずは、プログラム1のみに関するコンテンツを有
して形成されているパーシャルTSが受信されていると
する。そして、在る時点において、プログラム1のコン
テンツに対してプログラム2に関するコンテンツのデー
タも多重化されたTSに変更されたとする。
【0075】このような場合にも、規格上では、DIT
挿入条件が満たされるので、プログラム2が追加された
位置を不連続位置として、DITを挿入すべきこととな
っている。但し、この場合には、PCR(Program Clock
Reference)は、図9(b)に示すように、パーシャル
TSの不連続位置に関わらず連続することになってい
る。なお、PCRとは、ビデオ/オーディオに同期再生
の基準となる時刻情報であって、本実施の形態のデジタ
ル衛星放送受信機1の場合であれば、例えばデマルチプ
レクサ9においてTSから抽出分離して再生するように
構成することが可能である。
【0076】但し、上述の場合には、DITを挿入する
必要はあるが、その一方で、PCRが連続しているので
あるから、この連続性を維持するために、TS用FIF
O22に保持されている不連続位置以前のデータをフラ
ッシュする必要は無いことになる。例えば、先にも述べ
たような従来の構成では、DIT挿入のための処理自体
が重い負荷となっていたことから、DITを挿入する場
合には例外なくTS用FIFO22をフラッシュするよ
うにしていた。これではPCRの連続性が失われること
になるので、パーシャルTSを入力してデコードする側
においては、むしろデコードに障害が発生する可能性が
生じる。
【0077】そこで、本実施の形態としては、図3に示
した本実施の形態のDIT挿入処理部6の構成の下で、
次に述べるような生成/出力コントロール部33の動作
を与えることで、DIT挿入条件に応じてTS用FIF
O22に保持されるデータのフラッシュについての有効
/無効の切り換えが行われるようにする。
【0078】第2DITに格納されるtransition_flag
は、前述したように、DITの挿入条件に応じて‘0’,
‘1’の何れかの値がセットされるように規定されてい
るが、実際としては、PCRの連続性の有無に依存した
ものとなっている。つまり、パーシャルTSがPCRを
含むすべての内容が変更されるようにして不連続性が生
じるとされるDIT挿入条件では‘0’がセットされ
る。これに対して、PCRについては連続性が保たれた
うえで、パーシャルTSについて不連続性が生じるとさ
れるDIT挿入条件では‘1’がセットされるものであ
る。
【0079】そこで、本実施の形態の挿入出力処理部3
3dにおいて、システムコントローラ11から入力され
るフラグセット・コマンドとして、‘0’‘1’の何れを
セットすべきことを指示しているかについての検出を行
う機能回路部を形成するようにされる。そして、フラグ
セット・コマンドが‘0’のセットを指示するものであ
ることを検出した場合には、先に説明したようにして、
TS用FIFO22に対してフラッシュ指示信号を出力
して、TS用FIFO22におけるフラッシュを実行さ
せる。これに対して、フラグセット・コマンドが‘1’
のセットを指示するものであることを検出した場合に
は、TS用FIFO22に対するフラッシュ指示信号の
出力を行わないようにする。これによって、TS用FI
FO22においては、データがフラッシュされることな
く、その転送動作が継続される。このような構成を採る
ことで、本実施の形態においては、DIT挿入時におい
ても、必要に応じてTS用FIFO22をフラッシュさ
せないようにすることが可能となる。
【0080】そして、上記した動作を実際に回路として
実現するには、単に、ラグセット・コマンドの指示内容
を検出する検出回路と、この検出回路の検出出力を利用
してTS用FIFO22に対するフラッシュ指示信号の
出力/停止をコントロールする回路とを、ハードウェア
として備えればよい。従って、このような動作は、簡易
な回路構成によって実現可能なわけであり、その動作の
高速性も維持されることになる。
【0081】なお、本発明としては、上記した実施の形
態としての構成に限定されるものではない。例えば上記
実施の形態においては、本発明のデータ処理装置をデジ
タル衛星放送受信機に適用した場合を例に挙げている
が、これ以外にも、例えばデジタルデータを記録再生す
ることができるような記録再生装置などにおいて、パー
シャルTSの形式のデータをIEEE1394により伝
送するような場合に適用可能である。また、データ処理
装置が処理すべきデータについても、デジタル衛星放送
の規格に従ったストリームデータ以外の規格によるデー
タとされて構わない。また、IEEE1394以外のデ
ータ通信フォーマットに対しても適用が可能とされる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、DIT
(不連続情報)を生成してパーシャルTS(ストリーム
データ)に対して挿入するのにあたり、DITの生成は
ハードウェアによって行うようにされ、この際のソフト
ウェア処理としては、DITの挿入タイミングの指示を
行うようにされる。このようにして、DITの生成/挿
入に関して、ハードウェアとソフトウェアとでの機能の
使い分けを行うことで、従来のようにして、DITの生
成/挿入をすべてハードウェアによって処理する場合と
比較して、パーシャルTSに対するDITの挿入をはる
かに高速に行うことができる。このため、例えばパーシ
ャルTSを入力してデコードする際にも、適切な処理を
実行することが可能となるものである。
【0083】そして、DITを生成するためのハードウ
ェアの構成として、例えばDITの有効データ構造部分
を少なくとも保持するレジスタを備え、このレジスタに
保持されるデータについては初期値を設定する。そし
て、DIT挿入時においては、、このレジスタに保持し
ているデータについて、変更が必要とされる所要の情報
領域に対して所要の値をセットするようにされる。この
ような構成をハードウェアとして与えることで、より効
率的、かつ高速にDITを生成することが可能になる。
【0084】さらに本発明においては、例えばDITの
挿入条件を示すtransition_flagなどのような所定の領
域にセットすべき値に基づき、TS用FIFO(バッフ
ァ)に対してデータのフラッシュを指示するための指示
信号についての出力/停止を設定するように構成され、
これについてもハードウェアに構成することとしてい
る。これによっては、簡略な回路構成でありながら、D
ITの挿入条件に応じて、TS用FIFOにおけるデー
タフラッシュを適正に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのデータ処理装置を
備えるデジタル衛星放送受信機の構成例を示すブロック
図である。
【図2】本実施の形態のIEEE1394通信部4の内
部構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態のDIT挿入処理部の構成例を示
すブロック図である。
【図4】第1DITのデータ構造を示すデータ構造図で
ある。
【図5】第2DITのデータ構造を示すデータ構造図で
ある。
【図6】DITにおけるTSパケット・ヘッダの構造を
示すテーブル図である。
【図7】DITにおけるアダプテーション・フィールド
の構造を示すテーブル図である。
【図8】DITセクション(DIT Table)の構
造を示すテーブル図である。
【図9】パーシャルTSにおける不連続性の発生状態例
として、PCRが連続する場合を模式的に示す説明図で
ある。
【図10】パーシャルTSに対するDITの挿入処理を
模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 デジタル衛星放送受信機、2 フロントエンド部、
3 デスクランブラ、4 IEEE1394通信部、5
フィルタ部、6 DIT挿入部、7 送受信部、8
スイッチ部、9 デマルチプレクサ、10 MPEGデ
コーダ、11システムコントローラ、12 パラボラア
ンテナ、13 IEEE1394バス、21 パケット
用FIFO、22 TS用FIFO、23 スイッチ
部、24送信処理部、31 第1レジスタ、32 第2
レジスタ、33 生成/出力コントロール部、33a
フラグセット部、33b インクリメント部、33cバ
イト埋め込み部、33d 挿入出力部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK12 MA00 RA04 RB02 RC01 SS02 UA02 UA38 5C064 DA10 DA12 DA14 5K028 BB05 CC02 CC05 DD06 EE05 KK01 KK12 LL12 MM04 RR02 5K032 AA02 BA16 CC12 DA01 DA08 DB20 DB24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の規格に従ったストリームデータを
    入力する入力手段と、 ハードウェアとして形成され、ストリームデータが不連
    続となることを示す不連続情報を生成して、上記入力手
    段により入力されたストリームデータに対して挿入する
    ようにして出力可能とされる不連続情報処理手段と、 上記入力手段により入力されたストリームデータに対し
    て上記不連続情報を挿入すべきタイミングを、上記不連
    続情報処理手段に対して指示するタイミング制御手段
    と、 を備えていることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記不連続情報処理手段は、 上記不連続情報についての有効情報構造部分を少なくと
    も保持可能とされると共に、保持される情報内容につい
    て初期値を設定可能とされる不連続情報構造保持手段
    と、 上記不連続情報構造保持手段にて保持されている不連続
    情報構造における情報領域のうち、変更が必要とされる
    所要の情報領域に対して所要の値を設定する情報値設定
    手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 上記不連続情報処理手段は、 上記入力手段により入力されたストリームデータについ
    てバッファリングを行って出力するバッファに対してデ
    ータのフラッシュを指示するための指示信号を出力可能
    なフラッシュ指示手段と、 生成すべき不連続情報における所定の情報領域に格納す
    べき情報値に基づいて、上記指示信号についての出力/
    停止を設定する設定手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ
    処理装置。
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