JP4603815B2 - 理髪用鋏のナット - Google Patents

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Description

本発明は、理容院や美容院で用いられる理髪用鋏において、一対の刃体を回動自在に軸着するのに用いるナットに関する。
理髪用鋏は一般に図1に示すように、指環部1、2を備えた一対の刃体3、4を平坦部5、6を備えた基部において枢軸となるボルト7により回動自在に軸着した構成をなしており、指環部1、2に挿入した指先操作で刃体3、4を開閉操作することにより頭髪等の切断を行うようになっている。
一対の刃体3、4を軸着する上述のボルト7には、先端部にナットが捩込まれ、ナットの捩込み量を変えることによって刃体間の圧着力を調整できるようになっており、ボルトに捩込んだナットの緩み止めのために通常ワッシャーが用いられているが、ボルト7のネジ溝に圧着する環状又はC形状の腺バネを内臓させたものもある。こうしたナットを製造する際には、冷間鍛造により所定形状のナット素材を成形する工程と、ナット素材にネジ用の孔を形成する工程と、ネジ用の孔にネジ溝を切る工程が必要であり、またナットの緩み止めのためには上述するように、ワッシャーを必要とし、また線バネを内臓させたものは、構造が複雑となる嫌いがある。
上記の問題を解決するために下記特許文献1には、2分割した分割片を組合せて、その周溝に環状又はC形状の腺バネよりなるリングを強制嵌合することにより一体的に束ねて連結した割りナットが提案されている。
実開昭64−25520号
上述の特許文献1に開示される割りナットは、分割片を組合せて周溝に環状又はC形状のリングを強制嵌合させて一体的に束ねて連結する作業が必要であるものゝ、各分割片はダイカストや冷間鍛造により形成することができ、成形時にネジ溝も形成することができるので製造が簡単となり、コストの低下をもたらすが、分割片を組合わせて周溝にリングを強制嵌合させるのは容易でなく、とくに理髪用鋏のボルトを止着するナットのように小型のものでは、リングのサイズも小さいうえ、剛性も比較的大きいことから余計に困難であり、しかも理髪用鋏に使用する場合、ナットは刃体の平坦部から突出するが、突出量は小さいほうが望まれる。外観上から好ましく、また整髪時等に頭髪がナットに纏い付いて引掛かりことがなくなるからである。
本発明は、上記の問題を解消し、分割片を組合せて周溝にリングを強制嵌合させて一体的に束ねる作業が容易に行えるようにすると共に、刃体からの突出量を少なくすることができる理髪用鋏のナットを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、指環部を備えた一対の刃体を平坦部を備えた基部で基部同士をボルトにより回動自在に軸着し、その先端にワッシャーを介し、或いは介さないでナットを捩込んで締着してなる理髪用鋏の上記ナットにおいて、複数に分割され、環状又はC形状の円形断面のリングを強制嵌合することによって一体的に束ねて連結される割りナットであって、該割ナットは、上記刃体の基部側が小径の段付き状をなして、該小径部基端に上記リングが嵌合する断面円弧の周溝を形成すると共に、小径部先端周縁にリブを突出形成し、上記リングを上記周溝に強制嵌合後、上記リブをかしめ付けし、かしめ付けしたリブが上記刃体基部側に円弧状に突出することを特徴とする。
本発明における断面が円弧をなす周溝は、ダイカストや冷間鍛造によって形成することもできるし、切削加工によって形成することもでき、またリングを強制嵌合後、小径部端をかしめ付けすることによって形成することもできる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記ナットをボルト先端部に捩込んで締着したときリングが上記刃体の基部に直接或いはワッシャーを介して圧着されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、一対の刃体のうちの一方には、ナットが嵌合する凹溝が形成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によると、環状又はC形状のリングは、ナットの小径部から強制嵌合されるから、前記特許文献1に開示されるような外周の周溝に強制嵌合するのと比べ、装着が容易にできること、ナットの基本形態は断面凸形をなし、リングの受けは片側にしかないから、ナットの高さを低くすることができ、したがって刃体からのナットの突出量も小さくなり、理髪用鋏の外観が向上すると共に、整髪時等に頭髪がナットに纏い付いて引掛かることが少なくなる。また装着したリングの脱落を防止することができ、リングを装着した状態でのナットのボルトへの取付けが容易となる。
請求項2に係る発明によると、リングはナットの小径部と刃体の基部で挟持して固定される。
請求項に係る発明によると、ナットの刃体からの突出量を少なくするか、或いはなくすことができ、これにより理髪用鋏の外観がより一層向上すると共に、頭髪がナットに纏い付いて引掛かるのをなくすことができる。
図2は、理髪用鋏の基部構造を示すもので、一対の刃体11、12が基部においてボルト13にて回動自在に軸着され、先端の突出端部に捩込まれる割りナット14で締着されている。割りナット14は、刃体12の基部側が小径の段付状なし、分割片を束ねた小径部14aに線バネよりなるCリング15が強制嵌合されて一体的に連結されている。
図3は、割りナットの別の例を示すもので、断面が円弧をなす周溝にCリング17を装着した割りナット18を示すものである。この割りナットは、例えば図4に示すような割りナット素材19の小径部19aにCリング15を強制嵌合後、周縁のリブ22をかしめ付けすることにより得ることができる。
図5は、理髪用鋏の基部構造の別の例を示すもので、一対の刃体24、25のうちの一方24に鍔付きベアリング26が装着されると共に、他方25に凹溝27が形成され、ボルト28がベアリング26及び刃体25を軸支して凹溝内に突出する先端部に凸形断面の割りナット29が装着され、装着した状態で割りナット29は刃体25と面一をなし、刃体25より突出しないようにしてある。割りナット29は、断面が凸形をなして小径部29aにCリング31を装着し、上面周縁の対称位置にはフォーク上の工具を差込んで割りナット29を回動操作するための切欠き32が形成されている。
図6に示す基部構造は、図5に示す基部構造の変形態様を示すもので、Cリング31が割りナット34の断面が円弧をなす周溝に装着されている。
本発明のナットは、理髪用鋏を構成する一対の刃体を回動自在に軸着するボルトを止着するのに用いられる。
理髪用鋏の平面図。 理髪用鋏の基部構造を示す拡大断面図。 割りナットの別の例を示す拡大断面図。 図3に示す割りナットを形成するための割りナット素材の拡大断面図。 理髪用鋏の基部構造の別の例を示す拡大断面図。 図5に示す基部構造の変形態様を示す拡大断面図。
符号の説明
1、2・・指環部
3、4、11、12、24、25・・刃体
5、6・・基部
7、13、28・・ボルト
14、18、29、34・・割りナット
15、17、31・・Cリング
19・・割りナット素材
22・・リブ
32・・切欠き

Claims (3)

  1. 指環部を備えた一対の刃体を平坦部を備えた基部で基部同士をボルトにより回動自在に軸着し、その先端にワッシャーを介し、或いは介さないでナットを捩込んで締着してなる理髪用鋏の上記ナットにおいて、複数に分割され、環状又はC形状の円形断面のリングを強制嵌合することによって一体的に束ねて連結される割りナットであって、該割ナットは、上記刃体の基部側が小径の段付き状をなして、該小径部基端に上記リングが嵌合する断面円弧の周溝を形成すると共に、小径部先端周縁にリブを突出形成し、上記リングを上記周溝に強制嵌合後、上記リブをかしめ付けし、かしめ付けしたリブが上記刃体基部側に円弧状に突出することを特徴とする理髪用鋏。
  2. 上記ナットをボルト先端部に捩込んで締着したときリングが上記刃体の基部に直接或いはワッシャーを介して圧着されることを特徴とする請求項1記載の理髪用鋏。
  3. 一対の刃体のうちの一方には、ナットが嵌合する凹溝が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の理髪用鋏。
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