JP4603285B2 - 上塗り塗料付着性を向上させる方法および上塗り塗装仕様向けに適したウレタン系シーリング材組成物 - Google Patents
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Description
さらに、建築物外壁や土木構築物は、長年にわたり雨水等の水に曝されることが頻繁にあるため、上塗りした塗膜が水に曝されたときも剥離しないこと、すなわち塗膜の耐水付着性が良好であることが必要となる。
また、ウレタンプレポリマーに光硬化性物質と空気中の酸素と反応し得る不飽和化合物からなる硬化性組成物が提案されている。この組成物は、耐候劣化による割れを改良するとともに耐汚染性あるいは埃等の付着による硬化物表面の汚れを改良するが示されているが、上塗り塗料の付着性をどのように改良できるのかについて何ら記述されていない。(たとえば、特許文献2参照)
このように、硬化性組成物の硬化後の表面に対する上塗り塗料の付着性を向上させる優れた方法は未だにないのが実情であり、このような付着性を改善することが求められていた。
高分子ポリオールの数平均分子量は、500以上、さらに1,000〜100,000、よりさらに1、000〜30,000、特に1,000〜20,000が好ましい。数平均分子量が500未満では、得られる硬化性組成物の硬化後の伸びなどのゴム弾性物性が悪化し、100,000を超えると、得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの粘度が高くなり過ぎ、作業性が悪くなるため好ましくない。
また、例えば、低分子ポリオール類、低分子ポリアミン類、低分子アミノアルコール類を開始剤として、ε-カプロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状エステル(ラクトン)モノマーの開環重合で得られるラクトン系ポリエステルポリオールが挙げられる。
ポリオキシアルキレン系ポリオールの1分子当たり平均アルコール性水酸基の数は2個以上、さらに2〜4個、特に2〜3個が好ましい。
なお、前記ポリオキシアルキレン系ポリオールあるいはポリオキシアルキレン系モノオールなどの「系」とは、分子1モル中の水酸基を除いた部分の50質量%以上、さらに80質量%以上、特に好ましくは90質量%以上がポリオキシアルキレンで構成されていれば、残りの部分がエステル、ウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ(メタ)アクリレート、ポリオレフィンなどで変性されていてもよいことを意味するが、水酸基を除いた分子の95質量%以上がポリオキシアルキレンから成るものが最も好ましい。
前記の活性水素含有化合物として挙げた化合物は1種または2種以上を組み合わせて使用することができるが、これらのうち、得られる硬化性組成物のゴム弾性物性や接着性が良好な点で、高分子ポリオールが好ましく、さらにポリオキシアルキレン系ポリオールが好ましく、ポリオキシプロピレン系ポリオールが最も好ましい。
酸素硬化性不飽和化合物としては、具体的には、乾性油、乾性油の各種変性物、ジエン系化合物の(共)重合体のマレイン酸変性物、ボイル油変性物などの分子内に酸素硬化性の不飽和基とエステル基等の極性基とを含有する化合物、ジエン系化合物の(共)重合体などの分子内に酸素硬化性の不飽和基は有するが極性基は有しない化合物などが挙げられる。
これらは単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらのうち、硬化性組成物に配合したとき、上塗り塗料の付着性を向上させる効果が大きな点で、分子内に酸素硬化性の不飽和基とエステル基等の極性基とを含有する化合物が好ましく、さらに乾性油および乾性油の変性物の群より選ばれる1種または2種以上が好ましく、よりさらに乾性油が好ましく、桐油が最も好ましい。
なお、前記の「分子中に実質的に水酸基またはイソシアネート基を含有しない」とは、糖類系多価アルコールのポリエーテル化樹脂や液状ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂を合成する際、原料のモル比により、分子中に水酸基或いはイソシアネート基が少量残存する場合があるが、本発明の日的を達成する上で、水酸基又はイソシアネート基を含有しないとみなしても不都合を生じないことを意味する。
ポリオキシアルキレン系モノオールとしては、開始剤に環状エーテル化合物を開環付加(共)重合させたものが挙げられる。ポリオキシアルキレン系モノオールの数平均分子量は500〜50,000、さらには1,000〜30,000、特に1,000〜10,000であることが好ましい。数平均分子量が500未満では得られる液状ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂がブリードし易くなるため、50,000を超えると液状ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂の粘度が高くなり、硬化性組成物の作業性が悪化するため好ましくない。
前記ポリオキシアルキレン系ポリオールとしては、前記イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの合成の際に使用されるものと同様の化合物が挙げられる。
これらは、単独であるいは2種以上を組み合わせて使用できる。これらのうち得られる液状ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂の粘度を低下でき、得られる硬化性組成物の作業性が良好となる点で、ポリオキシアルキレン系モノオールが好ましく、特にポリオキシプロピレン系モノオールが好ましい。
これらは、単独であるいは2種以上を組み合わせて使用できる。これらのうち比較的安価で得られる液状ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂の粘度を低下でき、得られる硬化性組成物の作業性が良好となる点で、有機ポリイソシアネートが好ましく、さらに脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネートが好ましく、さらに芳香脂肪族ポリイソシアネートが好ましく、よりさらにキシリレンジイソシアネート類が好ましく、m−キシリレンジイソシアネートが最も好ましい。
液状ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂の合成の際にも、後述の効果促進触媒と同様の化合物を反応触媒として用いることができる。さらに公知の有機溶媒を用いることもできる。
前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体樹脂は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによるポリスチレン換算の数平均分子量が500〜50,000、さらに800〜10,000、特に800〜5,000、Tgが0℃以下、さらに−100〜−20℃、25℃における粘度が50,000mPa・s以下、さらに100〜10,000mPa・s、特に200〜5,000mPa・sのものが好ましい。数平均分子量が500未満であると硬化物の表面にブリードし易くなり、上塗り塗料の付着性を悪化させるため好ましくなく、また、数平均分子星が50,000を、Tgが0℃を、粘度が50,000mPa・sをそれぞれ超えると硬化性組成物の作業性を悪化させるため好ましくない。
これらの耐候安定剤は単独あるいは2種以上を組合わせて使用できる。
これらのうち、揺変性付与効果が大きな点で、合成シリカで、親水性のコロイダルシリカが好ましい。
平均粒径が、0.01μmを下回るか、あるいはBET比表面積が200m2/gを超えると得られる硬化性組成物の粘度が上がり作業性は悪化し、平均粒径が0.5μmを上回るか、あるいはBET比表面積が5m2/gを下回ると揺変性付与効果がなくなるため好ましくない。
このシラン系カップリング剤としては、具体的には、メチルシリケート、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、トリエチルメトキシシラン、トリフェニルメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランなどのアルコキシシリル基を含有する分子量500以下、好ましくは400以下の低分子化合物および/またはこれらシラン系カップリング剤の1種または2種以上の部分加水分解縮合物で分子量200〜3,000の化合物を挙げることができる。これらは単独であるいは2種以上を組合せて使用できる。
これらは単独あるいは2種以上を組合わせて使用できる。
硬化促進触媒としては、たとえば、テトラ−n−ブチルチタネート等の金属のアルコキシド、オクチル酸第一錫、オクテン酸錫などの、亜鉛、錫、鉛、ジルコニウム、ビスマス、コバルト、マンガン、鉄等の金属とオクチル酸、オクテン酸、ナフテン酸等の有機酸との塩、ジブチル錫ビス(アセチルアセトナート)、ジルコニウムテトラキス(アセチルアセトナート)、チタンテトラキス(アセチルアセトナート)等の金属キレート化合物、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート等の有機金属と有機酸との塩、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ヘキサメチレンテトラミン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4、0〕ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン(DABCO)、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン等の第3級アミン類、あるいはこれらのアミン類と有機酸との塩類などが挙げられる。これらは単独であるいは2種以上組み合わせて使用できる。これらのうち硬化を促進する効果が高い点で、金属キレート化合物や有機金属と有機酸との塩が好ましく、さらにジブチル錫ジラウレートが好ましい。
製造した、硬化性組成物は、湿気により増粘、硬化するものであるため、内容物の貯蔵安定性を保つため湿気を遮断できる容器に詰め、密封して貯蔵するのが好ましい。前記容器としては湿気を遮断できる容器であれば何でもよいが、例えばドラム缶、金属製や合成樹脂製のペール缶や袋状容器、紙製や合成樹脂製のカートリッジ状容器など各種の容器が挙げられる。
また、本願発明における硬化性組成物は、本願発明の効果を最大限に発揮できる点で、ウレタン系シーリング材組成物として、さらにウレタン系建築用シーリング材組成物として使用するのが好ましい。
攪拌機、温度計、窒素シール管および加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素ガスを流しながらポリオキシプロピレングリコール(旭硝子社製、エクセノール−3021、数平均分子量3,200、分子量分布(Mw/Mn)1.1〜1.2)を340g、ポリオキシプロピレントリオール(三井化学社製、MN−4000、数平均分子量4,000、分子量分布(Mw/Mn)1.1〜1.2)を100gおよび溶剤としてトルエンを90g仕込み、攪拌しながら4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業社製、ミリオネートMT、分子量250)を54g仕込み、さらに反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.05gを加え、70〜80℃で2時間攪拌しながら反応させ、滴定によるイソシアネート基含有量が理論値(1.04質量%)以下になった時点で反応を終了し、冷却してイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−1を合成した。
得られたイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−1は、滴定によるイソシアネート基含有量1.00質量%、25℃における粘度32,000mPa・sの常温で粘稠な透明液体であった。
合成例1と同様の加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素気流下で、ポリオキシプロピレンモノオール(旭硝子社製XS−M3000、数平均分子量3,243、分子量分布(Mw/Mn)1.0〜1.1)300g(OH当量:0.0925)を仕込み、攪拌しながらジブチル錫ジラウレート0.1gとm−キシリレンジイソシアネート(武田薬品社製タケネート500、分子量188)9.1g(NCO当量=0.0968)(R値(NCO当量/OH当量)=1.05)を加えたのち、加温して70〜80℃で4時間攪拌して、イソシアネート基含有量が理論値(0.06質量%)以下となった時点で反応を終了し、液状のポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂U−1を製造した。
この液状ポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂U−1は、滴定による実測イソシアネート基含有量0.04質量%、粘度3,300mPa・s/25℃、分子量分布(Mw/Mn)1.0〜1.1の実質的にイソシアネート基を含有しない常温で透明の液体であった。
冷却装置および窒素シール管付き混練容器に、窒素ガスを流しながら合成例1で得たイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−1を100g、実質的に水酸基を有しないショ糖のポリエーテル化樹脂(三洋化成工業社製、サンフレックスSPX−80、数平均分子量8,000)50g、トルエン20g、予め80〜100℃の乾燥器中で1日乾燥した炭酸カルシウム50g、酸化チタン10g、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、KBM403)を0.5g、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、IRGANOX1010、ペンタエリスリトールテトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕)を1g、および桐油2gを順次仕込み、60℃以下で、内容物が均一になるまで撹絆、混練した。次いで親水性コロイダルシリカ(日本アエロジル社製、AEROSIL200)10gを仕込み、均一になるまでさらに混練した。次いで30〜100hPaで減圧脱泡し、容器に充填、密封して、ペースト状の一液型湿気硬化性ウレタン系シーリング材組成物を調製した。
実施例1と同様の混練容器に、窒素ガスを流しながら合成例1で得たイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−1を100g、実質的にイソシアネート基を含有しない液状ポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂U−1を50g、トルエン30g、酸化チタン10g、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、KBM403)0.5g、ヒンダードフエノール系酸化防止剤(チバ・スペシャルテイ・ケミカルズ社製、IRGANOX1010、ペンタエリスリトールテトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕)1g、および桐油2gを順次仕込み、60℃以下で、内容物が均一になるまで攪拌、混練した。次いで予め80〜100℃の乾燥器中で1日乾燥した脂肪酸表面処理炭酸カルシウム(白石工業社製、白艶華CCR)100gとジブチル錫ジラウレート0.05gを順次仕込み、均一になるまでさらに混練した。次いで30〜100hPaで減圧脱泡し、容器に充填、密封して、ペースト状の一液型湿気硬化性ウレタン系シーリング材組成物を調製した。
実施例2において、実質的にイソシアネート基を含有しない液状ポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂U−1の代わりに、アクリル酸アルキルエステル系共重合体樹脂(東亜合成社製、UP1000、粘度1,000mPa・s/25℃、Tg−77℃)を50g使用する以外は同様にして、ペースト状の一液型湿気硬化性ウレタン系シーリング材組成物を調製した。
実施例1において、ショ糖のポリエーテル化樹脂の代わりにジオクチルフタレートを50g使用し、さらに桐油を使用しない以外は同様にして、ペースト状の一液型湿気硬化性ウレタン系シーリング材組成物を調製した。
(1)押出し性
JIS A1439:1997「建築用シーリング材の試験方法」の「4.14試験用カートリッジによる押出し試験」に準拠して測定した(測定温度23℃)。押出し時間が5秒以下のものを○と評価した。
JIS A1439:1997「建築用シーリング材の試験方法」の「4.1スランプ試験」に準拠して、スランプ(縦)を測定した(測定温度23℃)。
JIS A1439:1997「建築用シーリング材の試験方法」の「4.19タックフリー試験」に準拠して測定した。タックフリー時間が5時間以内のものを○と評価した。
約150mm×100mmの大きさで厚さ5mmのフレキシル板を使用し、その表面にシーリング材組成物を約3mmの厚さで塗布し、23℃、50%相対湿度で14日間、硬化養生したものを作製した。次いで、硬化させたシーリング材の表面に、上塗り塗料として日本ペイント社製、水性トップを刷毛により約20〜30μmの厚さで塗布し、23℃、50%相対湿度で14日間塗料を養生硬化させたものを塗料養生後の試験体とした。
また、これとは別に塗膜の耐水付着性を試験するために前記と同様の方法で塗料養生後の試験体を作製した後、さらに23℃の水中に7日間浸漬処理したものを水中浸漬処理後の試験体とした。
それぞれの試験体について、JIS K 5600−5−6(1999)「塗料一般試験方法、第5部:塗膜の機械的性質、第6節:付着性(クロスカット法)」に準拠し、切れ刃の間隔2mmの多重刃切込み工具を用いて試験をし、塗膜の付着性を以下の基準で評価した。
評価基準(分子の数値は塗膜が付着している格子の数である)
○ : 20〜25/25
× : 19以下/25
上記表1に示すように、本願発明の組成物は、上塗り塗料を硬化物の表面に塗布すると、塗布付着性が非常に改善されたものとなり、さらに上塗りされた塗料の耐水性もきわめて向上されたものとなった。
Claims (5)
- 芳香族ジイソシアネートから誘導されるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーと、糖類系多価アルコールのポリエーテル化樹脂、液状ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂及び25℃における粘度が50,000mPa・s以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体樹脂の群から選ばれる1種以上の希釈用樹脂と、よりなる一液型湿気硬化性ウレタン系シーリング材組成物に酸素硬化性不飽和化合物を配合して上塗り塗料の塗膜付着性を向上させる方法。
- 前記酸素硬化性不飽和化合物が、分子中に酸素硬化性の不飽和基と極性基を含有する化合物であることを特徴とする、請求項1に記載の上塗り塗料の塗膜付着性を向上させる方法。
- 前記酸素硬化性不飽和化合物が、乾性油及びその変性物からなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載の上塗り塗料の塗膜付着性を向上させる方法。
- 前記一液型湿気硬化性ウレタン系シーリング材組成物がさらに添加剤を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の上塗り塗料の塗膜付着性を向上させる方法。
- 芳香族ジイソシアネートから誘導されるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーと、糖類系多価アルコールのポリエーテル化樹脂、液状ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂及び25℃における粘度が50,000mPa・s以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体樹脂の群から選ばれる1種以上の希釈用樹脂と、酸素硬化性不飽和化合物とを含有することを特徴とする、上塗り塗料の塗膜付着性を向上させた一液型湿気硬化性ウレタン系シーリング材組成物。
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