JP4603113B2 - 半導体レーザ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光情報処理分野などへの応用が期待されているIII族窒化物半導体レーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルビデオディスク等の大容量光ディスク装置が実用化され、今後さらに大容量化が進められようとしている。光ディスク装置の大容量化のためにはよく知られるように読み取りや書き込みの光源となる半導体レーザの短波長化が最も有効な手段の一つである。したがって、現在市販されているデジタルビデオディスク用の半導体レーザは、AlGaInP系材料による波長650nmであるが、将来開発が予定されている高密度デジタルビデオディスク用では400nm帯のGaN系半導体レーザが不可欠と考えられている。
【0003】
光ディスク用に用いる半導体レーザは、長寿命、低しきい値電流動作は当然として、他に安定な単一横モード動作、低非点隔差、低雑音、低アスペクト比等が求められるが、現状ではこれら全ての特性を満たす400nm帯半導体レーザは実現されていない。
【0004】
従来、単一横モード型GaN系半導体レーザとして、図7に示す素子の断面構造をもつものが提案されている。サファイア基板101 上に第1の結晶成長によりGaNバッファ層102 、n−GaN層103 、p−GaN電流狭窄層104 が成長され、一旦、成長装置から取り出した後ストライプ状の開口部105 が、例えばCl2 ガスによる反応性イオンエッチングにより形成されている。前記ストライプ状の開口部105 は、少なくともp−GaN電流狭窄層104 を完全に貫通していなければならない。
【0005】
次に、再び、結晶成長装置に導入し、第2の結晶成長によりn−AlGaN第1クラッド層106 、n−GaN第1光ガイド層107 、Ga1-x Inx N/Ga1-y Iny N(0<y<x<1)から成る多重量子井戸活性層108 、p−AlGaNキャップ層109 、p−GaN第2光ガイド層110 、p−AlGaN第2クラッド層111 、p−GaNコンタクト層112 が成長される。
【0006】
最後に、ストライプ状の開口105 の直上に、例えばNi/Auから成るp電極113 、また、一部をn−GaN層103 が露出するまでエッチングした表面に、例えばTi/Alから成るn電極114 が形成され、図7に断面構造を示す単一横モード型GaN系半導体レーザが作製される。
【0007】
この素子においてn電極114 を接地し、p電極113 に電圧を印加すると、多重量子井戸活性層108 に向かってp電極113 側からホールが、また、n電極114 側から電子が注入され、前記多重量子井戸活性層108 内で光学利得を生じ、レーザ発振を起こす。なお、このレーザ駆動時のバイアスはp−GaN電流狭窄層104 とn−AlGaN第1クラッド層106 との接合については、逆バイアスとなるためp−GaN電流狭窄層104 が存在しないストライプ状の開口部105 のみに電流が集中する。
【0008】
一方、ストライプ状の開口部105 上に形成された多重量子井戸活性層108 は、図7に示すように屈曲した形状を有するために成長層に水平な方向に屈折率差が生じ、レーザ光もまた安定してストライプ状の開口部105 の直上の多重量子井戸活性層108 内に閉じこめられる。このため、注入キャリアと光の分布がほぼ一致し、低しきい値電流密度での発振が可能となる。また、前述のように成長層に水平な方向に屈折率差を有する屈折率導波構造なので、光学モードは安定し、また非点隔差も極めて小さい高性能の半導体レーザが実現できるというものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記単一横モード型GaN系半導体レーザを実際に作製する場合において極めて回避困難な問題点が存在する。図7において、p−GaN電流狭窄層113 が用いられているが、GaNは比較的屈折率の大きい材料である。即ちn−AlGaN第1クラッド層115 よりも屈折率は大きい。多重量子井戸活性層117 が屈曲しているため、n−AlGaN第1クラッド層115 との間の屈折率差により光が閉じ込められる。しかし、n−AlGaN第1クラッド層115 のさらに外側にn−AlGaN第1クラッド層115 よりも屈折率の大きいp−GaN電流狭窄層113 が存在すると、光がp−GaN電流狭窄層113 へ多量に漏れ、多重量子井戸活性層117 への光閉じ込めが著しく低下する。特に、ストライプ幅が3μm以下の狭ストライプ構造ではそれが顕著となる。
【0010】
多重量子井戸活性層117 への光閉じ込めが低下すると、しきい値電流やビーム広がり角のアスペクト比の増大等、光ディスク用光源としての応用上好ましくない特性となる。
【0011】
さらに、従来技術では本来十分な光閉じ込めを行うためには、AlGaNの組成を高く、しかも厚い膜厚が必要となってくるが、n−GaN上にAlGaNを成長させるという、格子不整合のため組成の高く厚い膜を成長させるとクラックが発生してしまいデバイスの特性を著しく劣化させてしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上述べた従来の単一横モード型GaN系半導体レーザの問題点に鑑みてなされたもので、安定な単一横モード動作、低アスペクト比、低しきい値電流等、高性能の単一横モード型GaN系半導体レーザを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では、電流狭窄層に低屈折率のAlGaN系または光吸収の可能なGaInN系、さらにその両方の性質を併せ持つAlGaInN系、AlInN系を用い、さらに、格子不整合によるクラックの発生を抑制するために成膜温度が300℃から800℃の比較的低温で堆積したAlGaInN系中間層を用いること、または基板上の低温バッファ層の上にn−AlGaInN系層を成長させることにより格子不整合を低減し、クラックの抑制をし、安定な単一横モード動作、低アスペクト比、低しきい値電流等の高性能な単一横モード型GaN系レーザを実現するものである。
【0014】
すなわち、本発明は、基板と、前記基板上に形成されたバッファ層と、n型層と、p型層と、AlGa1−x−yInN層(0<x≦1,0≦y≦1,x+y≦1)からなるp型または高抵抗電流狭窄層と、該電流狭窄層を貫通するストライプ状開口部と、前記n型層と前記p型層の間に形成された活性層と、n電極と、p電極を備えた半導体レーザにおいて、前記基板と前記バッファ層の接する面から0.10μm以上離れた箇所から前記p電極までの間に成膜温度300〜800℃で堆積したAlGa1−a−bInN層(0≦a≦1,0≦b≦1,a+b≦1)からなるp型または高抵抗の低温中間層を更に備え、前記n型層が、前記バッファ層上に形成され、前記基板側から順番に、n型コンタクト層と、n型クラッド層と、n型光ガイド層を備えて構成され、前記p型層が、前記活性層上に形成され、前記基板側から順番に、p型キャップ層と、p型光ガイド層と、p型クラッド層と、上面が前記p電極と接するp型コンタクト層を備えて構成され、前記電流狭窄層と前記低温中間層が、前記n型コンタクト層と前記n型クラッド層の間に設けられ、前記開口部が、前記低温中間層を貫通して形成され、前記n型コンタクト層と前記n型クラッド層が前記開口部において接触し、前記低温中間層が、前記電流狭窄層と前記n型コンタクト層の間、前記電流狭窄層を上下に二分する位置、または、前記電流狭窄層と前記n型クラッド層の間の何れかに設けられていることを特徴とする半導体レーザである。
【0015】
成膜温度を300〜800℃とするのは、300℃未満では窒素の原料であるアンモニアが熱分解せず、膜が堆積されなくなる。800℃超ではAlGaInN系中間層が結晶化し、その上に結晶を積層するとクラックが多発するからである。また、基板とバッファ層の接する面から0.10μm以上離れることとするのは0.10μm未満ではその上の半導体レーザ結晶の品質が極めて悪化するからである。
【0020】
また、本発明は、前記低温中間層にMgまたはCを含むことを特徴とする上記の半導体レーザである。
【0023】
本発明において、電流狭窄層はp型または高抵抗のいずれでもよい。p型または高抵抗電流狭窄層のAlは必須の成分であるが、Inは含有されなくてもよい。すなわち、Alx Ga1-x N(0<x≦1)でもよい。電流狭窄層にInを含んでいても屈折率差が取れていればよい。
【0024】
また、AlNモル分率の最適の値は、発振波長やストライプ幅、作製法によって変化するため、一般には、少しでもAlを含んでいれば前述の効果が期待できる。
【0025】
低温で堆積したAla Ga1-a-b Inb N層のInは含有されなくてもよい。すなわち、Ala Ga1-a N層(0≦a≦1)でもよい。Inを含んでいてもクラックの発生を抑制することは可能である。
【0026】
低温AlGaN系中間層にSiなどのIV族元素、SeなどのVI族元素を添加することにより導電性がとれ、低温AlGaN系中間層を必ずしも貫通させることなく電流を流すことが可能となる。また、MgなどのII族元素またはCなどのIV族元素を添加することによりp型化もしくは高抵抗化するために電流狭窄をより完全に行うことが可能となる。
【0027】
また、本実施例では、n層にGaNを用いているが、これは、AlGaN系、GaInN系、AlInN系、AlGaInN系に置き換えることも可能である。n型層のAlc Ga1-c-d Ind N(0≦c≦1,0≦d≦1,c+d≦1)のInは含有されなくてもよい。すなわち、Alc Ga1-c N(0≦c≦1)でもよい。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
実施例1
図1は、実施例1を示す単一モード型GaN系量子井戸半導体レーザの素子断面図であり、n型層と電流狭窄層の間に低温で堆積したAlGaN中間層を有する半導体レーザである。
【0029】
有機金属気相成長法により(0001)サファイア基板1 上に第1の結晶成長によりAlNバッファ層2 、n−GaN層3 、500℃で堆積したAl0.10Ga0.90Nである低温AlGaN中間層4 、Al0.08Ga0.92N電流狭窄層5 を作製する。
その後、一旦、成長装置から取り出した後幅2μmのストライプ状の開口部6 が、例えばCl2 ガスによる反応性イオンエッチングにより形成されている。前記ストライプ状の開口部6 は、少なくとも、Al0.10Ga0.90N中間層4 およびAl0.08Ga0.92N電流狭窄層5 を完全に貫通していなければならない。
【0030】
次に、再び、結晶成長装置に導入し、第2の結晶成長によりn−Al0.07Ga0.93N第1クラッド層7 、n−GaN第1光ガイド層8 、Ga1-x Inx N/Ga1-y Iny N(0<y<x<1)から成る多重量子井戸活性層9 、p−Al0.08Ga0.92Nキャップ層10、p−GaN第2光ガイド層11、p−Al0.07Ga0.93N第2クラッド層12、p−GaNコンタクト層13を成長させる。
【0031】
ここで、低温Al0.10Ga0.90N中間層4 を用いない場合、Al0.08Ga0.92N電流狭窄層5 とn−Al0.07Ga0.93N第1クラッド層7 の合計をおよそ0.5μm成長させるとクラックが発生してしまうが、低温Al0.10Ga0.90N中間層を用いることにより、少なくとも2μm程度までクラックがほとんど発生しない。
最後に、ストライプ状の開口部6 直上に、例えばNi/Auから成るp電極14、また、一部をn−GaN層3 が露出するまでエッチングした表面に、例えばTi/Alから成るn電極15が形成される。
【0032】
多重量子井戸活性層9 は、例えば厚さ3nmのGa0.9 In0.1 N量子井戸層と9nmのGa0.97In0.03Nバリア層とから構成されている。多重量子井戸層9 内で発生した光は、垂直方向で見るとn−GaN第1光ガイド層8 、多重量子井戸層9 、p−Al0.08Ga0.92Nキャップ層10、およびp−GaN第2光ガイド層11の4層内に特に強く閉じ込められるが、段差によって成長層に水平な方向にも屈折率差が生じている。多重量子井戸層9 における屈曲部の幅は約1.5μmとなり、この幅を実効的なストライプ幅とする屈折率導波構造となっている。
【0033】
本実施例の場合、狭ストライプ構造を用いているので、水平方向の光はAl0.08Ga0.92N電流狭窄層5 へも広がるが、大きい屈折率差のために多重量子井戸層9 への光閉じ込め効果が一層強く現れ、90%以上の光閉じ込め係数が得られる。したがって、低しきい値電流で安定な単一横モード、低アスペクト比等、光ディスク用光源に適した高性能が実現できる。
なお、Al0.10Ga0.90N中間層4 にMgまたはCを添加してp型にしても電流狭窄効果が補強できるのでよい。
【0034】
実施例2
図2は、実施例2を示す単一モード型GaN系量子井戸半導体レーザの素子断面図であり、電流狭窄層の中に低温で堆積したAlGaN中間層を有する半導体レーザである。実施例1との相違は、Al0.08Ga0.92N電流狭窄層5を2層に分け、低温AlGaN中間層の下にAl0.08Ga0.92N第1電流狭窄層を形成した点である。前記ストライプ状の開口部25は、少なくともAl0.08Ga0.92N第1電流狭窄層22、500℃で堆積したAl0.10Ga0.90Nからなる低温AlGaN中間層23、Al0.08Ga0.92N第2電流狭窄層24を完全に貫通していなければならない。
【0035】
本実施例の場合、狭ストライプ構造を用いているので水平方向の光はAl0.08Ga0.92N第1電流狭窄層22もしくはAl0.08Ga0.92N第2電流狭窄層24へも広がるが、大きい屈折率差のために多重量子井戸層28への光閉じ込め効果が一層強く現れ、90%以上の光閉じ込め係数が得られる。したがって、低しきい値電流で安定な単一横モード、低アスペクト比等、光ディスク用光源に適した高性能が実現できる。
【0036】
実施例3
図3は、実施例3を示す単一モード型GaN系量子井戸半導体レーザの素子断面図であり、電流狭窄層の上に低温で堆積したAlGaN中間層を有する半導体レーザである。実施例1との相違は、Al0.08Ga0.92N電流狭窄層と低温AlGaN中間層の配置を逆にした点である。本実施例の場合も、実施例1と同様水平方向で90%以上の光閉じ込め係数が得られる。したがって、低しきい値電流で安定な単一横モード、低アスペクト比等、光ディスク用光源に適した高性能が実現できる。
【0037】
実施例4
図4は、実施例4を示す単一モード型GaN系量子井戸半導体レーザの素子断面図であり、n型層の中に低温で堆積したAlGaN中間層を有する半導体レーザである。実施例3との相違は、n−GaN層58とn−Al0.07Ga0.93N第1クラッド層62との間ストライプ状開口部にも低温n−AlGaN中間層60を形成した点である。n−AlGaN中間層はSiまたはSeが添加されている。本実施例の場合も、実施例1と同様水平方向で90%以上の光閉じ込め係数が得られる。したがって、低しきい値電流で安定な単一横モード、低アスペクト比等、光ディスク用光源に適した高性能が実現できる。
【0038】
実施例5
図5は、実施例5を示す単一モード型GaN系量子井戸半導体レーザの素子断面図であり、n型層の中に低温で堆積したAlGaN中間層を有する半導体レーザである。n−GaN層76とn−Al0.07Ga0.93N第1クラッド層78との間に低温n−AlGaN中間層77を形成したものである。n−AlGaN中間層はSiまたはSeが添加されている。本実施例の場合は、水平方向の強い光閉じ込めに加えて垂直方向の光閉じ込めも改善できる。したがって、極めて低しきい値電流で安定な単一横モード、低アスペクト比等、光ディスク用光源に適した高性能が実現できる。
【0039】
実施例6
図6は、実施例6を示す単一モード型GaN系量子井戸半導体レーザの素子断面図である。実施例1との相違は、基板上の低温バッファ層の上のn−GaN層3の代わりにn−Al0.05Ga0.95N層95を形成し、低温AlGaN中間層4を形成しない点である。本実施例の場合は、水平方向の強い光閉じ込めに加えて、実施例5で示した構造よりもさらに強い垂直方向の光閉じ込めが得られる。したがって、極めて低しきい値電流で安定な単一横モード、低アスペクト比等、光ディスク用光源に適した高性能が実現できる。
【0040】
【発明の効果】
本発明により、低しきい値電流密度を有し、単一横モード、低アスペクト比等、光ディスク用光源に適した高性能な短波長半導体レーザが再現性よく実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に示すGaN系III族窒化物半導体レーザの素子構造を示す断面図である。
【図2】実施例2に示すGaN系III族窒化物半導体レーザの素子構造を示す断面図である。
【図3】実施例3に示すGaN系III族窒化物半導体レーザの素子構造を示す断面図である。
【図4】実施例4に示すGaN系III族窒化物半導体レーザの素子構造を示す断面図である。
【図5】実施例5に示すGaN系III族窒化物半導体レーザの素子構造を示す断面図である。
【図6】実施例6に示すGaN系III族窒化物半導体レーザの素子構造を示す断面図である。
【図7】従来例のGaN系のIII族窒化物半導体レーザの素子構造を示す断面図である。

Claims (4)

  1. 基板と、前記基板上に形成されたバッファ層と、n型層と、p型層と、AlGa1−x−yInN層(0<x≦1,0≦y≦1,x+y≦1)からなるp型または高抵抗電流狭窄層と、該電流狭窄層を貫通するストライプ状開口部と、前記n型層と前記p型層の間に形成された活性層と、n電極と、p電極を備えた半導体レーザにおいて、
    前記基板と前記バッファ層の接する面から0.10μm以上離れた箇所から前記p電極までの間に成膜温度300〜800℃で堆積したAlGa1−a−bInN層(0≦a≦1,0≦b≦1,a+b≦1)からなるp型または高抵抗の低温中間層を更に備え、
    前記n型層が、前記バッファ層上に形成され、前記基板側から順番に、n型コンタクト層と、n型クラッド層と、n型光ガイド層を備えて構成され、
    前記p型層が、前記活性層上に形成され、前記基板側から順番に、p型キャップ層と、p型光ガイド層と、p型クラッド層と、上面が前記p電極と接するp型コンタクト層を備えて構成され、
    前記電流狭窄層と前記低温中間層が、前記n型コンタクト層と前記n型クラッド層の間に設けられ、前記開口部が、前記低温中間層を貫通して形成され、前記n型コンタクト層と前記n型クラッド層が前記開口部において接触し、
    前記低温中間層が、前記電流狭窄層と前記n型コンタクト層の間、前記電流狭窄層を上下に二分する位置、または、前記電流狭窄層と前記n型クラッド層の間の何れかに設けられていることを特徴とする半導体レーザ。
  2. 前記低温中間層がAlGaN層で構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 前記n型層が、前記基板側から順番に、n型GaNコンタクト層と、n型AlGaNクラッド層と、n型GaN光ガイド層を備えて構成され、
    前記p型層が、前記基板側から順番に、p型AlGaNキャップ層と、p型GaN光ガイド層と、p型AlGaNクラッド層と、p型GaNコンタクト層を備えて構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザ。
  4. 前記低温中間層にMgまたはCを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体レーザ。
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