JP3454181B2 - 窒化物半導体素子 - Google Patents

窒化物半導体素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光情報処理分野など
への応用が期待されている半導体レーザなどのGaN系半
導体発光素子および製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】V族元素に窒素(N)を有する窒化物半導
体は、そのバンドギャップの大きさから、短波長発光素
子の材料として有望視されている。中でも窒化ガリウム
系化合物半導体(GaN系半導体:AlxGayInzN(0≦x, y, z
≦1、x+y+z=1))は研究が盛んに行われ、青色発光ダイ
オード(LED)、緑色LEDが実用化されている。また、光
ディスク装置の大容量化のために、400nm帯に発振波長
を有する半導体レーザが熱望されており、GaN系半導体
を材料とする半導体レーザが注目され現在では実用レベ
ルに達しつつある。
【0003】図5はレーザ発振が達成されているGaN系
半導体レーザの構造断面図である。サファイア基板50
1上に有機金属気相成長法(MOVPE法)によりGaNバッフ
ァ層502、n-GaN層503、n-AlGaNクラッド層50
4、n-GaN光ガイド層505、Ga1-xInxN/Ga1-yInyN (0<
y<x<1)から成る多重量子井戸(MQW)活性層506、
p-GaN第2光ガイド層507、p- AlGaNクラッド層50
8、p-GaNコンタクト層509が成長される。そしてp-G
aNコンタクト層509上に幅3から10ミクロン程度の幅
のリッジストライプが形成され、その両側はSiO25
11によって埋め込まれる。その後リッジストライプお
よびSiO2511上に例えばNi/Auから成るp電極51
0、また一部をn-GaN層503が露出するまでエッチン
グした表面に例えばTi/Alから成るn電極512が形成
される。本素子においてn電極512を接地し、p電極
510に電圧を印可すると、MQW活性層506に向か
ってp電極510側からホールが、またn電極512側
から電子が注入され、前記MQW活性層506内で光学
利得を生じ、発振波長400nm帯のレーザ発振を起こす。
MQW活性層506の材料であるGa1-xInxN/Ga1-yInyN
薄膜の組成や膜厚によって発振波長は変化する。現在室
温以上での連続発振が実現されている。
【0004】このレーザはリッジストライプの幅と高さ
を制御することによって、水平方向の横モードにおいて
基本モードでレーザ発振するような工夫が成される。す
なわち、基本横モードと高次モード(1次以上のモー
ド)の光閉じ込め係数に差を設けることで、基本横モー
ドでの発振を可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、垂直方向の
横モード(垂直横モード)においては課題が残されてい
る。図6は、図5に示す半導体レーザの構成材料の垂直
方向の屈折率分布と光の分布を示したものである。活性
層および光ガイド層の部分に大きな光強度を持たせるた
めには、6次のモードにならざるを得ない。これは、図
5のレーザに2つのコア(屈折率の高い部分)が存在す
るためである。すなわち、第1のコアが活性層および光
ガイド層で、第2のコアがGaN層(サファイア基板と
クラッド層の間の層)である。
【0006】6次モードでレーザ発振すると、遠視野像
(FFP)においても多数の発光点が結像することにな
る。したがって、レンズ等で集光する場合、単一のスポ
ットには絞れなくなる。これを解決する方法として、
(1)AlGaN第一クラッド層(図5におけるn-AlGa
Nクラッド層504)を厚くする方法、(2)AlGa
N第一クラッド層のAl組成を向上させる方法、が考え
られる。いずれも活性層および光ガイド層の外部に染み
出す光の量を低減するのに効果的である。
【0007】ところが、上記(1)(2)の方法を試み
ても、新たな課題が生じてくる。GaN層上に厚い、ま
たはAl組成の高いAlGaN層を堆積する場合、冷却
時にクラック(割れ)が生じてしまう。この原因は明ら
かではないが、サファイア基板、GaN、AlGaNの
熱膨張係数の違いに起因しているものと考えられる。ク
ラックの生じたAlGaN上に活性層を堆積すると、均
一性の低下、信頼性の低下などの不具合を生じることに
なる。
【0008】本発明は上記の事情を鑑みてなされたもの
であり、垂直方向の横モードの安定な窒化物半導体素子
を提供するものである。特に光ディスク用レーザへの応
用において効果的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の窒化物半導体素
子は、基板とクラッド層との間に、該クラッド層のAl組
成と等しいか、あるいは該クラッド層のAl組成より高い
Alを含有するGaN系半導体層を有している。ただし、
バッファー層は除く。
【0010】また、本発明の窒化物半導体素子は、活性
層を挟むクラッド層構造を備えており、該クラッド層構
造と基板との間に薄膜多層構造を有しており、該薄膜多
層構造は高Al組成の層と低Al組成の層から構成され
ており、該薄膜多層構造の平均Al組成が該クラッド層
構造の平均Al組成と等しいか、あるいは該クラッド層構
造の平均Al組成より高い平均Al組成を有している。
【0011】また、活性層と、該活性層を挟むクラッド
層構造とを備えた窒化物半導体素子であって、該クラッ
ド層構造と基板との間に薄膜多層構造を有しており、該
薄膜多層構造は高Al組成の層と低Al組成の層から構
成されており、該薄膜多層構造の平均Al組成が該クラ
ッド層構造の平均Al組成と等しいか、あるいは該クラッ
ド層構造の平均Al組成より高い平均Al組成を有してお
り、薄膜多層構造を構成している高Al組成の層と低A
l組成の層のいずれかに不純物が添加してある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。本発明の製造方法は、
窒化物半導体の成長方法はMOVPE法に限定するものでは
なく、ハイドライド気相成長法(H-VPE法)や分子線エ
ピタキシー法(MBE法)など、窒化物半導体層を成長さ
せるためにこれまで提案されている全ての方法に適用で
きる。
【0013】(実施の形態1)図1は第1の実施例を示
すGaN系半導体レーザの構造断面図である。図1に示
すレーザの作製方法は以下の通りである。
【0014】まず、サファイア基板1上に500℃でTM
GとNH3とを供給してGaNバッファ層2を堆積する。そ
の後、1020℃まで昇温させ、TMG、SiH4、TMA等を供給し
てn-Al0.15Ga0.85N層3、n-Al0.07Ga0.93Nク
ラッド層4、n-GaN光ガイド層5、多重量子井戸(MQ
W)活性層6、p-GaN光ガイド層7、p-Al0.07Ga
0.93Nクラッド層8、p-GaNコンタクト層9が順次
積層される。p-GaNコンタクト層9およびp-Al
0.07Ga0.93Nクラッド層8は、水平横モードの制御の
ために、リッジストライプ状に加工されている。ストラ
イプ幅は3〜5ミクロン程度である。p-GaNコンタ
クト層9上にはp電極10が形成され、リッジの側壁は
絶縁膜11で覆われている。絶縁膜11の開口部のp電
極10表面と、絶縁膜11の一部には配線電極12が設
けられている。また、n-Al0.15Ga0.85N層3の一部
が露出するまでエッチングを行った表面には、n電極1
3が形成されている。
【0015】本素子においてn電極13とp電極10の
間に電圧を印加すると、MQW活性層6に向かってp電
極10から正孔(ホール)がn電極13から電子が注入
され、活性層で利得を生じ、405nmの波長でレーザ発振
を起こす。MQW活性層6は厚さ2.5nmのGa0.8In0.2N井
戸層と厚さ6.0nmのGaNバリア層から構成されてい
る。
【0016】図1に示す構造で特徴的なことは、バッフ
ァー層2の直上にn-Al0.15Ga0. 85N層3が存在する
ことである。この層の厚さは4ミクロンと十分に厚い。
したがって、垂直方向も十分に光を閉じ込めることがで
き、安定な垂直横モードでレーザ発振を生じることがで
きる。ただし、n-Al0.07Ga0.93Nクラッド層4とn-
Al0.15Ga0.85N層3のトータルの厚さが1ミクロン
以上であれば、安定な垂直横モードを得ることが可能と
なる。
【0017】図1においてn-AlGaN層3のAl組成
は0.13としたが、クラッド層4のAl組成と同じ
か、高ければ良い。すなわち、クラッド層4の屈折率と
同じか、小さい屈折率を有する材料を選択することが垂
直横モードの安定化のためには重要である。
【0018】この構造でn-AlGaN層3を設けた理由
は、垂直横モードの安定化のためだけではない。この層
の存在でクラックの発生を大きく抑制できるからであ
る。
【0019】図1において、n-Al0.07Ga0.93Nクラ
ッド層4と基板との間には、バッファー層を除いて、A
l組成の低い層(従来の図5に示されるn-GaN層50
3)は存在していない。基板(またはバッファー層)か
ら活性層に向けて、n-Al0. 15Ga0.85N層3、n-Al
0.07Ga0.93Nクラッド層4、n-GaN光ガイド層5
と、Al組成が段階的に(単調に)減少している。この
ような構成とすることで、従来生じていたクラックが発
生しないことを筆者らは実験的に見出した。クラック発
生を抑制できた原因は、明確にわかっているわけではな
いが、熱膨張係数の違いに起因する応力の加わる方向が
一定となるためと考えられる。冷却時にクラックが生じ
ないことから、活性層を高品質とすることができ、信頼
性の高いデバイスを得ることができる。
【0020】(実施の形態2)実施の形態1では、垂直
横モードの安定化およびクラック抑制のために、単一の
AlGaN層3を付加した。ここでは、基板1から活性
層へ向けて、段階的にあるいは線形的にAl組成が減少
する場合について述べる。
【0021】図2に示す構造では、サファイア基板1上
に、GaNバッファ層201、n-Al0.2Ga0.8N層2
02、n-Al0.16Ga0.84N層203、n-Al0.12Ga
0.88N層204、n-Al0.1Ga0.9N層205、n-Al
0.07Ga0.93Nクラッド層4が積層されている。クラッ
ド層4上の構造は図1の構造と同様である。
【0022】このように多段階でAl組成を減少させる
ことで、図1の構造よりもさらにクラック発生を抑制で
き、歩留まりを向上させることができる。
【0023】また、図2の構造はAl組成が図3(a)
に示すように階段状に減少しているが、図3(b)のよ
うに、バッファー層から活性層に向けて線形的に単調減
少させても構わない。この場合、Alを含有する層全体
がクラッド層を兼ねている。あくまでAlを含有する層
とバッファー層との間にGaN層がないことが、垂直横
モードの安定化とクラック抑制のために必要となる。
【0024】(実施の形態3)実施の形態1および実施
の形態2では、クラッド層4とバッファー層との間のA
lを含有する層が厚膜の場合について説明した。ここで
は、クラック抑制のために特殊な薄膜多層構造を用いる
場合について説明する。ここで言う“薄膜”とは、光が
その膜の屈折率の変化の影響を大きく受けないくらいの
厚さのことを言い、λ/(4n)以下の膜厚を有する層
を言う。ここで、λはレーザの発振波長、nは層の屈折
率である。
【0025】図4はバッファ層とn-GaN光ガイド層
の間に設けた層のAl組成分布を示したものである。図
4(a)では、n-AlGaNクラッド層にAl組成8
%(一定)の層を用いており、クラッド層とバッファー
層の間には、特殊な薄膜多層構造が設けられている。こ
の薄膜多層構造は、高Al組成のAlGaN(Al組成
=18%)とGaN層から構成されており、膜厚は5n
mである。この薄膜多層構造の平均Al組成は9%であ
り、n-AlGaNクラッド層のAl組成よりも高くし
てある。
【0026】薄膜多層構造を構成する層の膜厚は5nm
と非常に薄いために、光はその屈折率変化の影響を受け
ることはない。したがって、光は薄膜多層構造の平均的
な屈折率によって閉じ込められることになる。薄膜多層
構造のトータルの厚さは1ミクロン程度であり、安定な
垂直横モードでレーザ発振することができる。効果的に
光を閉じ込めるために、AlGaN層のAl組成は0.
1以上が望ましい。
【0027】実施の形態1および実施の形態2では、A
lを含有する層とバッファー層との間にGaN層がない
ことがクラック抑制のために必要となると説明した。図
4においては、クラッド層の下部にGaN層(5nm)
が存在していることになる。しかしながら、非常に薄く
し、また多層構造とすることで、冷却時におけるクラッ
ク発生を抑制できることが実験的にわかっている。Ga
N層を挟んでいるAl0.18Ga0.82N層が熱収
縮による歪みを緩和しているためと思われる。すなわ
ち、歪緩和層として機能している。
【0028】図4(b)では、クラッド層も薄膜多層構
造(図中では第二の薄膜多層構造と記載)となってい
る。ここで、クラッド層の平均Al組成が、クラッド層
下部の第一の薄膜多層構造の平均Al組成よりも低くし
てあり、このことがクラック抑制には大切である。
【0029】図4では、高Al組成の層としてAl0.18
Ga0.82Nを低Al組成の層としてGaNを用いて説明
したが、Al組成に差があればよく、いずれの層もAl
を含有しても構わない。
【0030】さらにクラックを抑制するためには、不純
物のドーピング量を低減させることも効果的である。
【0031】アンドープAlxGa1-xN(0≦x≦1)
に比べn型AlxGa1-xNの方がクラックが発生しやす
い傾向にある。図4において、薄膜多層構造を構成する
層のいずれか一方に不純物を添加することで、よりクラ
ック発生を抑えることができる。特に、バンドギャップ
の大きなAlGaN層にドーピングする方が、多数キャ
リア(電子)の活性層への注入を妨げることがないた
め、望ましい。n型不純物としては、SiやSeが望ま
しい。
【0032】本発明では、GaN系半導体レーザを例に取
って説明したが、発光ダイオードや電子デバイス等の活
性領域を成長させる際にも本発明の効果は大きいことは
言うまでもない。発光ダイオードではクラックの発生を
抑制でき、高品質の活性層が得られるために、発光効率
を向上させることができる。また、電子デバイスではキ
ャリアの移動度が大きく向上する。
【0033】また、実施の形態1〜実施の形態3まで個
々に説明したが、これらを組み合わせても本発明の効果
は大きいことは言うまでもない。例えば、図4の薄膜多
層構造のAl組成を活性層へ向かって徐々に減少させて
もよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のGaN系
半導体素子は、基板とクラッド層との間に、該クラッド
層のAl組成と等しいか、あるいは該クラッド層のAl組成
より高いAlを含有するGaN系半導体層(ただし、バッ
ファー層は除く)を有することにより、クラックを抑制
することが可能となって該クラッド層上に高品質の活性
層が積層でき、同時に垂直横モードを安定化させること
が可能となり、結果として信頼性が高く、かつ光ディス
クに用いる際に不具合の生じないデバイスを得ることが
できる。
【0035】また、本発明のGaN系半導体素子は、活
性層を挟むクラッド層構造を備えており、該クラッド層
構造と基板との間に薄膜多層構造を有しており、該薄膜
多層構造は高Al組成の層と低Al組成の層から構成さ
れており、該薄膜多層構造の平均Al組成が該クラッド
層構造の平均Al組成と等しいか、あるいは該クラッド層
構造の平均Al組成より高い平均Al組成を有しており、
そのために、クラック抑制により高品質の活性層が積層
でき、同時に垂直横モードを安定化させることが可能と
なり、結果として信頼性が高く、かつ光ディスクに用い
る際に不具合の生じないデバイスを得ることができる。
【0036】また、薄膜多層構造を構成している高Al
組成の層と低Al組成の層のいずれかに不純物が添加し
てあることで、さらにクラック発生を防止でき、高品質
の活性層を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すGaN系半導体
レーザの素子断面図
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すGaN系半導体
レーザの素子断面図
【図3】AlGaN層のAl組成のプロファイルを示す
【図4】AlGaN層のAl組成のプロファイルを示す
【図5】従来のGaN系量子井戸半導体レーザの素子断面
【図6】従来の課題を説明するための図で、半導体レー
ザの構成材料の屈折率分布と光の分布を示した図
【図7】従来の課題を説明するための図
【符号の説明】
1 サファイア基板 2 バッファー層 3 n-Al0.15Ga0.85N層 4 n-Al0.07Ga0.93Nクラッド層 5 n-GaN光ガイド層 6 MQW活性層 7 p-GaN光ガイド層 8 p-Al0.07Ga0.93Nクラッド層 9 p-GaNコンタクト層 10 p電極 11 絶縁膜 12 配線電極 13 n電極 201 GaNバッファー層 202 n-Al0.2Ga0.8N層 203 n-Al0.16Ga0.84N層 204 n-Al0.12Ga0.88N層 205 n-Al0.1Ga0.9N層 301 サファイア基板 302 バッファー層 303 n-GaN層 304 n-AlGaNクラッド層 305 n-GaN光ガイド層 306 MQW活性層 307 p-GaN光ガイド層 308 p-AlGaNクラッド層 309 p-GaNコンタクト層 310 p電極 311 SiO2 312 n電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−177175(JP,A) 特開 平8−70139(JP,A) 特開 平8−139414(JP,A) 特開2000−196200(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 H01L 33/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、活性層と、前記活性層と前記基
    板との間にまれたクラッド層とを備えた端面放射型の
    窒化物半導体発光素子であって、 前記クラッド層と前記基板との間に薄膜多層構造を有し
    ており、前記クラッド層はAlGaN層からなり、 前記クラッド層のAl組成は一定であり、 前記薄膜多層構造は高Al組成の層と低Al組成の層か
    ら構成されており、 前記薄膜多層構造の平均Al組成は、前記クラッド層の
    Al組成と等しいか、あるいは前記クラッド層のAl組
    成より高く、 前記クラッド層の熱膨張係数が前記基板の熱膨張係数よ
    りも小さいことを特徴とする窒化物半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 薄膜多層構造を構成している層の厚さが
    λ/(4n)以下である請求項1に記載の窒化物半導体
    発光素子。
  3. 【請求項3】記薄膜多層構造を構成している高Al
    組成の層と低Al組成の層のいずれかに不純物が添加し
    てある、請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 薄膜多層構造を構成している高Al組成
    の層に不純物が添加してある請求項3に記載の窒化物半
    導体発光素子。
  5. 【請求項5】 高Al組成の層がAlxGa1-xN(0.1<x≦
    1)であることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載の窒化物半導体発光素子。
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