JP4602109B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプを利用して回転ドラム内の衣類を乾燥する乾燥機に関する。
ヒートポンプは、冷凍サイクルの低温側から高温側に運ばれる熱流量を利用して加熱を行うシステムであり、石油などの化石燃料を燃やして熱エネルギーを得る従来のシステムに比べて効率が良く、環境への負荷が少ないといわれている。そこで、例えば特開2003−265879号公報に示すように、ヒートポンプを利用して加熱した空気を回転ドラム内に供給することにより前記回転ドラム内の衣類を乾燥する洗濯乾燥機が考えられている。
特開2003−265879号公報
しかし、ヒータを用いて空気を加熱した場合は、空気の温度を140〜150℃程度にすることができるのに対して、ヒートポンプを用いて空気を加熱してもその温度はせいぜい60℃程度にしかならない。このため、乾燥時間が長くなってしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒートポンプを用いて衣類を乾燥する構成において、乾燥性能の向上を図った乾燥機を提供することである。
本発明の乾燥機は、回転ドラムと、両端部が前記回転ドラムに接続された循環ダクトと、前記回転ドラムと前記循環ダクトの間で空気を循環させる送風機と、前記循環ダクト内に配置された蒸発器と、前記循環ダクト内のうち前記蒸発器よりも下流部に配置された凝縮器と、前記蒸発器、前記凝縮器と共にヒートポンプを構成する圧縮機及び減圧手段と、前記循環ダクトと前記回転ドラムとからなる循環風路のうち前記回転ドラムから前記蒸発器までの間に設けられ前記循環風路を循環する空気の一部を流出させる流出部と、前記循環風路のうち前記蒸発器から前記凝縮器までの間に設けられ周囲の空気を前記循環風路内に流入させる流入部と、前記循環ダクトのうち蒸発器よりも上流部に設けられた糸屑フィルタとを備え、前記流出部は、前記回転ドラムから前記糸屑フィルタまでの間に設けられた第1流出部と、前記糸屑フィルタから前記蒸発器までの間に設けられた第2流出部とから構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、送風機の送風作用により循環風路を空気が循環するときに、回転ドラムから蒸発器に向かう高温多湿な空気の一部が流出部から流出するため、前記蒸発器を通過する空気量が減少する。このため、蒸発器を通過した空気の低下温度が大きくなり、凝縮器に向かう空気の絶対湿度が低下する。一方、蒸発器を通過した低温低湿の空気が凝縮器に向かう間に循環風路の周囲の空気が流入口から循環風路内に流入し、低温低湿の空気と混ざり合う。循環風路の周囲の空気は蒸発器を通過した空気よりも温度が高いため、このような空気が循環風路に流入することにより凝縮器を通過した後、回転ドラムに戻される空気の温度が上昇すると共に相対湿度が低下する。従って、回転ドラム内における衣類からの水分の蒸発が促進され、乾燥効率が向上する。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1ないし図4は本発明の第1の実施形態を示している。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る乾燥機1は、乾燥機本体2と前記乾燥機本体2の下部に位置する機械室3とから構成されている。乾燥機本体2の内部は仕切板4によって前室5と後室6とに仕切られている。前記前室5の内部には回転ドラム7が配設されている。回転ドラム7の後面には軸7aが固定されており、前記軸7aは前記仕切板4の前面に固定された支持板8に軸受9を介して回転可能に支持されている。また、回転ドラム7の後面には多数の通気孔7bが形成されている。
前記回転ドラム7の内部には複数のバッフル10が取り付けられている。また、回転ドラム7の前面中央には開口11が設けられており、前記開口11の周囲部には多数の通気孔12が形成されている。一方、乾燥機本体2の前面には投入口13が形成されていると共に前記投入口13を開閉するドア14が取付けられている。前記投入口13と前記開口11とは対向配置されており、前記投入口13及び開口11を通して回転ドラム7に衣類が出し入れされる。
前室5の下部にはモータ15が固定されている。前記モータ15の回転軸15aにはプーリ16が取付けられており、前記プーリ16と回転ドラム7との間に掛け渡されたベルト17によってモータ1の回転力が回転ドラム7に伝達されるようになっている。
前記機械室3には矩形筒状の空気通路18が配置されている。空気通路18は、その両端にそれぞれ入口18a及び出口18bを有していると共に、その内部に蒸発器20、凝縮器21、送風機の送風ファン22が入口18aから出口18bに向かって順に配置されている。空気通路18のうち蒸発器20の下部にはドレン口23(排水口)が形成されている。更に、空気通路18の上面のうち蒸発器20と凝縮器21との間には流入口24(流入部に相当)が形成されている。
図3に示すように、蒸発器20、凝縮器21は、圧縮機25及び減圧手段であるキャピラリーチューブ26と共にヒートポンプ27(冷凍サイクル)を構成している。蒸発器20、圧縮機25、凝縮器21、キャピラリーチューブ26は冷媒流通パイプ28を介して接続されており、前記圧縮機25が駆動されることにより冷媒が循環するように構成されている。
図1及び図2に示すように、前記空気通路18の入口18aには排気ダクト30が接続されている。前記排気ダクト30は機械室3から当該機械室3と乾燥機本体2との仕切部31を貫通して後室6内に延びており、仕切板4の中央部に設けられた排気口32に接続されている。前記排気ダクト30のうち前記入口18a側の端部はL字状に折曲しており、前記折曲部のすぐ手前部分(上流部分)には流出口33(流出部に相当)が形成されている。
一方、前記空気通路18の出口18bには給気ダクト34が接続されている。前記給気ダクト34は機械室3から上方に向かって延びており、乾燥機本体2の側面の上部に設けられた給気口35に接続されている。
上記構成においては、次のように衣類の乾燥動作が行われる。即ち、まず、送風機が駆動され、送風ファン22の送風作用により回転ドラム7内の空気が排気口32から排気ダクト30を経て空気通路18に流入し、その後、給気ダクト34を通って気口35から回転ドラム7内に戻るという循環を繰り返す。従って、回転ドラム7、排気ダクト30、空気通路18、給気ダクト34から本発明の循環風路が構成される。また、排気ダクト30、空気通路18、給気ダクト34から本発明の循環ダクトが構成される。
一方、ヒートポンプ27を構成する圧縮機25が駆動されると、高温高圧の冷媒が凝縮器21に流れ、空気通路18内の空気と熱交換する。これにより、冷媒の温度は低下して液化され、キャピラリーチューブ26を通過した後、蒸発器20に流入する。キャピラリーチューブ26を通過する際に冷媒は減圧され、低温低圧の気液混合状態となる。また、凝縮器21と熱交換して加熱された空気は給気ダクト34を通って回転ドラム7内に流入する。
蒸発器20に流入した冷媒は空気通路18内の空気と熱交換する。これにより、排気ダクト30を通して空気通路18内に流入した高温高湿の空気は冷却され、空気中の水分が蒸発器20の表面に結露する。蒸発器20の表面に結露した水分はドレン口23から排出される。また、蒸発器20を通過した冷媒は温度上昇して圧縮機25に戻る。
このように空気通路18と回転ドラム7との間を空気が循環することにより、回転ドラム7内の湿った衣類は乾燥される。
ここで、送風機の送風作用により循環風路内を循環する空気の静圧について説明する。図4は、流出口33及び流入口24を設けていない場合の循環風路内の空気の静圧分布を示しており、図中、「ドラム」は回転ドラム7、「ファン」は送風ファン22、「エバ」は蒸発器20、「コンデ」は凝縮器21を示している。図4に示すように、循環風路内を循環する空気の静圧は、送風ファン22の送風作用により「ファン出口」で最も高くなり、循環風路を循環する間に徐々に低下する。従って、ファン入口における空気の静圧が最も低い。そして、ファン出口からエバ入口付近までは循環空気の静圧は大気圧よりも大きいが、蒸発器20を通過する際の圧損によりエバ出口からコンデ(凝縮器)入口に至る間に循環空気の静圧が大気圧よりも小さくなる。
このように循環空気の静圧が大気圧よりも大きい部分に開口があると、循環風路内の空気は前記開口を通じて周囲に漏出する。一方、循環空気の静圧が大気圧よりも小さい部分に開口があると、循環風路の周囲の空気は前記開口を通じて循環風路内に流入する。
本実施形態は、このような循環風路内を循環する空気の静圧と大気圧との関係に着目したものであり、排気ダクト30に設けた流出口33からは循環風路内の空気の一部が周囲に漏出する。また、空気通路18のうち蒸発器20と凝縮器21との間の部分に設けた流入口24からは周囲の空気が空気通路18内に流入する。
排気ダクト30には回転ドラム7内で衣類から水分を奪った高温高湿の空気が流通する。従って、その一部が漏出して蒸発器20に向かう空気量が低下すると、蒸発器20を通過した空気の低下温度が大きくなり、凝縮器21に向かう空気の絶対湿度が低下する。一方、蒸発器20を通過した低温低湿の空気が凝縮器21に向かう間に空気通路18の周囲の空気が流入口24から空気通路18に流入し、低温低湿の空気と混ざり合う。空気通路18の周囲の空気は、蒸発器20を通過した空気よりも温度が高いため、このような空気が空気通路18内に流入することにより凝縮器21に向かう空気温度が上昇する。つまり、凝縮器21を通過し、給気ダクト34を通って回転ドラム7に戻される空気の温度が上昇すると共に相対湿度が低下する。この結果、回転ドラム7内における衣類からの水分の蒸発が促進され、乾燥効率が向上する。
このように本実施形態によれば、循環風路を循環する空気のうち回転ドラム7から蒸発器20に向かう高温高湿の空気の一部を流出させ、蒸発器20から凝縮器21に向かう空気に周囲の空気を混入させることにより回転ドラム7に戻される空気温度を上昇させると共に相対湿度を低下させた。このため、乾燥効率の向上及び乾燥時間の短縮化を図ることができる。
また、流出口33を設けて循環風路を循環する空気の一部を流出させたことにより空気通路18内のうちドレン口23の付近の静圧を大気圧に近づけることができる。このため、蒸発器20で結露した水をドレン口23から良好に排出させることができ、信頼性の向上を図ることができる。
尚、本実施形態では、流出口33を排気ダクト30の折曲部の手前付近に設けた。従って、排気ダクト30内の空気の流通方向と流出口33の開口面とがほぼ平行となる。このため、排気ダクト30を流れる空気の多くが流出口33から流出してしまうことがなく、循環風路を循環する空気量の減少により乾燥性能の低下を招くことを防止できる。
(第2の実施形態)
図5は本発明の第2の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と異なるところを説明する。尚、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付している。本実施形態においては、流出口33を空気通路18のうち蒸発器20の手前(上流部)の上面に設けている。上記構成においても、第1の実施形態と同一の作用、効果が得られる。
(第3の実施形態)
図6及び図7は本発明の第3の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と異なるところを説明する。尚、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付している。この第3の実施形態では、空気通路18のうち蒸発器20の手前部にリントフィルタ41を設けている。前記リントフィルタ41は、空気通路18に対して着脱可能に設けられている。また、空気通路18のうち蒸発器20とリントフィルタ41との間の部分の上面には流出口42が設けられている。本実施形態では、流出口33は第1の流出部として機能し、流出口42は第2の流出部として機能する。
上記構成によれば、回転ドラム7内の衣類から出たリント(糸屑)を含んだ空気が排気ダクト30を通って空気通路18内に流入すると、前記リントはリントフィルタ41に捕獲される。このため、リントが蒸発器20や凝縮器21、送風ファン22を通過することが防止される。
ところで、前記リントフィルタ41にリントがほとんど詰まっていない状態では、前記リントフィルタ41における圧損は小さいため、循環風路を流通する空気の静圧分布は第1の実施形態に示した場合とほぼ同じ傾向を示す(図4参照)。従って、循環風路を循環する空気は、回転ドラム7から蒸発器20に至る間にその一部が流出口33,42から漏出し、循環風路の周囲の空気が流入口24から循環風路に流入する。
ところが、前記リントフィルタ41にリントが詰まってくると、リントフィルタ41における圧損が大きくなるため、循環風路内の静圧分布は図7に示すようになる。図7は、リントフィルタ41にリントが詰まった状態における循環風路内の空気の静圧分布を示すものであり、この場合も循環風路には流出口33,42及び流入口24が設けられていないときの静圧分布を示す。
図7に示すように、循環風路を循環する空気の静圧は、リントフィルタ41を通過することにより負圧となるため、空気通路18内のうちリントフィルタ41と蒸発器20との間の静圧が大気圧よりも低くなる。この結果、流出口42から周囲の空気が流入し、空気通路18内のうちリントフィルタ41と蒸発器20との間の静圧が大気圧とほぼ同等になる。従って、循環風路内の循環風量を一定に確保することができ、リントフィルタ41の目詰まりによる急激な乾燥効率の低下、乾燥時間の延長を防止できる。
また、空気通路18内のうち蒸発器20の手前部分における静圧を大気圧に近づけることができるため、ドレン口23からの排水を良好に行うことができる。
(第4の実施形態)
図8は本発明の第4の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と異なるところを説明する。尚、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付している。本実施形態においては、空気通路18の上面のうち蒸発器20の上部に位置する部分に遮蔽板51を取付けている。
流出口33から漏出する空気は湿気を含んでいるため、このような空気が流入口24から空気通路18内に流入すると、凝縮器21、送風ファン22を通過する空気の湿度が高くなってしまう。このため、給気ダクト34から回転ドラム7に戻される空気の湿度が高くなり、流出口33や流入口24を設けたことにより乾燥性能(除湿性能)を向上させる効果が低下する。
これに対して、本実施形態では、循環風路の壁面のうち流出口33と流入口24との間に遮蔽板51を設け、流出口33から漏出した湿気を含んだ空気が流入口24から空気通路18内に戻ることを阻止するという流入阻止構造を採用したことにより、乾燥性能の一層の向上を図ることができる。
(第5の実施形態)
図9は本発明の第5の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と異なるところを説明する。尚、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付している。本実施形態においては、空気通路18の下面のうち蒸発器20と凝縮器21との間に位置する部分に流入口24を設けている。
流出口33から漏出する空気は比較的温度が高いため、専ら機械室3内の上部に存在し、機械室内の下部を流通するものは少ない。従って、流入口24を空気通路18の下面に設けると、流出口33と流入口24との距離が大きくなるため、流出口33から漏出した空気が流入口24を通って空気通路18内に流入することを防止できる。つまり、本実施形態では、流出口3及び流入口24を離間させて配置した構造が、流入阻止構造として機能する。
(第6の実施形態)
図10は本発明の第6の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と異なるところを説明する。尚、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付している。本実施形態においては、流入口24に開閉手段としてのダンパ61を設けている。前記ダンパ61は、図示しないモータにより駆動されるようになっている。また、空気通路18の上面のうち流入口24の近傍及び空気通路18内のうち蒸発器20と凝縮器21との間には、それぞれ温度センサ62,63が設置されている。
前記モータの駆動を制御する制御装置(図示せず)は前記温度センサ62,63の出力の比較に基づき前記モータを駆動し、ダンパ61を開閉する。具体的には、空気通路18の流入口24近傍の外部温度が内部温度よりも低いときは、制御装置はダンパ61を閉鎖して、流入口24から空気通路18内に空気が流入することを阻止する。一方、空気通路18の流入口24近傍の外部温度が内部温度よりも高いときは、制御装置はダンパ61を開放し、流入口24から空気通路18内に外部の空気を流入させる。
上記構成によれば、流入口24から低温の空気が取り込まれることにより凝縮器21を通過した空気の温度上昇が抑えられ、かえって乾燥効率が低下することを防止できる。
(第7の実施形態)
図11は本発明を洗濯乾燥機に適用した第7の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と異なるところを説明する。尚、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付している。
図11に示すように、洗濯乾燥機71は略矩形箱状の洗濯機本体72と、洗濯機本体72の下部に設けられた機械室73とを有している。洗濯機本体72内には水槽74がサスペンション75を介して配設されており、前記水槽74内には回転槽76(回転ドラム)が配設されている。回転槽76には、通気孔及び通水孔として機能する多数の孔(図示せず)が形成されている。前記水槽74及び回転槽76の前面には洗濯物投入口77が設けられている。
前記機械室73には前記空気通路18が配置されている。前記水槽74の前面部の上部には給気口78が設けられていると共に後面部の下部には排気口79が設けられている。空気通路18の出口18bと給気78とは給気ダクト34により接続されており、空気通路18の入口18aと排気口32とは排気ダクト30により接続されている。本実施形態においては、水槽74(回転槽76)、空気通路18、給気ダクト34、排気ダクト30から循環風路が構成される。
そして、本実施形態においても、排気ダクト30のうち前記入口18a側の端部の折曲部近傍に流出口33が形成され、空気通路18の上面のうち蒸発器20と凝縮器21との間に流入口24が形成されている。
上記洗濯乾燥機は、洗濯運転、乾燥運転が実行可能に構成されている。乾燥運転が実行されると、送風機の駆動が開始され、水槽74内の空気が排気口79から排気ダクト30を経て空気通路18内に流入した後、給気ダクト34を通って給気口78から水槽74内に戻される。
一方、ヒートポンプ27を構成する圧縮機25(いずれも図3参照)の駆動が開始される。これにより高温高圧の冷媒が凝縮器21に流れ、空気通路18内の空気と熱交換する。これにより、冷媒の温度は低下して液化され、キャピラリーチューブ26(図3参照)を通過した後、蒸発器20に流入する。キャピラリーチューブ26を通過する際に冷媒は減圧され、低温低圧の気液混合状態となる。また、凝縮器21と熱交換して加熱された空気は給気ダクト34を通って水槽74内に流入する。
蒸発器20に流入した冷媒は空気通路18内の空気と熱交換する。これにより、排気ダクト30を通して空気通路18内に流入した湿った空気は冷却され、空気中の水分が蒸発器20の表面に凝縮する。蒸発器20の表面に凝縮した水分はドレン口(図示せず)から排出される。また、蒸発器20を通過した冷媒は温度上昇して圧縮機25に戻る。
このように空気通路18と回転槽76との間を空気が循環することにより、回転槽76内の洗濯物は乾燥される。
従って、本実施形態においても第1の実施形態と同様の作用効果が得られる。
尚、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
流出口や流入口の形状や大きさ、位置は適宜変更することが可能である。
流出部は、排気ダクトや空気通路に形成される開口から構成する他、回転ドラムと排気ダクトとの接続部分に構造上有する隙間を利用しても良い。要は、循環風路のうち回転ドラムから蒸発器に至る間に循環風路内の空気の一部を漏出させる部分が存在すれば良い。
本発明の第1の実施形態を示す乾燥機の縦断側面図 循環風路の構成を説明するための図 ヒートポンプの構成を空気通路と共に示す図 循環風路を通過する空気の静圧の変化を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図2相当図 本発明の第3の実施形態を示す図2相当図 図4相当図 本発明の第4の実施形態を示す図2相当図 本発明の第5の実施形態を示す図2相当図 本発明の第6の実施形態を示す図2相当図 本発明の第7の実施形態を示す洗濯乾燥機の概略的な正面図
符号の説明
図面中、1は乾燥機、7は回転ドラム、18は空気通路(循環ダクト)、23はドレン口(排水口)、24は流入口(流入部)、30は排気ダクト(循環ダクト)、33は流出口(第1の流出部)、34は給気ダクト(循環ダクト)、41はリントフィルタ、42は流出口(第2の流出部)、61はダンパ(開閉手段)を示す。

Claims (4)

  1. 回転ドラムと、
    両端部が前記回転ドラムに接続された循環ダクトと、
    前記回転ドラムと前記循環ダクトの間で空気を循環させる送風機と、
    前記循環ダクト内に配置された蒸発器と、
    前記循環ダクト内のうち前記蒸発器よりも下流部に配置された凝縮器と、
    前記蒸発器、前記凝縮器と共にヒートポンプを構成する圧縮機及び減圧手段と、
    前記循環ダクトと前記回転ドラムとからなる循環風路のうち前記回転ドラムから前記蒸発器までの間に設けられ前記循環風路を循環する空気の一部を流出させる流出部と、
    前記循環風路のうち前記蒸発器から前記凝縮器までの間に設けられ周囲の空気を前記循環風路内に流入させる流入部と
    前記循環ダクトのうち蒸発器よりも上流部に設けられた糸屑フィルタとを備え
    前記流出部は、前記回転ドラムから前記糸屑フィルタまでの間に設けられた第1流出部と、前記糸屑フィルタから前記蒸発器までの間に設けられた第2流出部とから構成されていることを特徴とする乾燥機。
  2. 循環ダクトのうち蒸発器の下方部に設けられ蒸発器との間で熱交換した空気中の湿気が結露することにより生じた水を排出する排水口を備え、
    流出部は、循環ダクト内のうち前記排水口の上流部に周囲の空気を流入させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
  3. 流出部から流出した循環風路内の空気が流入部から前記循環風路内に流入することを阻止する流入阻止構造を設けたことを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
  4. 流入部を開閉する開閉手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
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