JP4601534B2 - ワイパー取付け部の構造 - Google Patents

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本発明は、中・大型商用車のワイパー取付け部の構造に関する。
中・大型商用車はウィンドシールド(フロントウィンドウ)のガラス面積が大きく、複連式ワイパーが多く、ワイパー機構の質量も大きい。
図4は、大型トラックのキャブを斜め前方から見た斜視図であって、3連式のワイパー3Wが用いられている。
係る中・大型商用車のワイパー機構の内でも、ワイパー駆動軸の軸受部には大きな力が作用する。
図5に示すように、例えば、軸受部3を支持するキャブパネル(の窓枠の下縁部:図示では溝形断面の部材)50Jが単層の場合は、係る大きな作用力によって変形し、その影響がワイパーアーム1に及び、ウィンドシールドにおける拭き残しが出る等、払拭性能に大きな影響を及ぼす。
図5中、符号Bは軸受部3をキャブパネル50Jに取り付けるためのブラケットを示す。
そのような、キャブ側の剛性問題に対処するために、図6に示すように、ワイパーの軸受部3を支持するキャブパネルを、複層の溝形状の前方板状部材50J、後方板状部材60Jを張り合わせて閉断面の構造部材56Jとし、剛性を向上させる処置が採られる。
そして、その閉断面の構造部材56Jの内部に、中心に回転軸貫通孔71を形成した回転支持補助部材7を収容している。
ワイパー駆動軸の軸受部3は、前記後方板状部材60Jに図示しない取付け手段、例えばブラケット等によって取付けられ、ワイパー駆動軸2を回動自在に軸支すると共に、ワイパー駆動軸2を回転支持補助部材7の回転軸貫通孔71に貫通させてワイパーアーム1を駆動している。
尚、ワイパー駆動軸2における軸受部3のワイパーアーム1側とは反対側には連結レバー4が固着され、その連結レバー4は図示しない連結リンク及び駆動モータに連結され、駆動モータによってワイパーアーム1が揺動する様に構成されている。
然るに、前記複層の溝形状の板状部材50J、60Jを張り合わせて閉断面とした構造部材56Jは、図7に示すように部材の長手方向は同一断面である。
その閉断面の構造部材56Jの高さ方向には、回転支持補助部材7を収容するための最小の隙間しかなく、実質的には上下方向の移動はない。
前方板状部材50Jには駆動軸2を貫通させる貫通孔51Jは開いているが、回転支持補助部材7の投影面積以上の孔は形成されていない。従って、回転支持補助部材7を閉断面の構造部材56Jに収容するには、板状部材50J、60Jをスポット溶接して閉断面にする前に収容しなくてはならない。
ところが、前述したように、閉断面の構造部材56Jは長手方向で同一断面であるため、ワイパー駆動部の組立時に、閉断面の構造部材56Jを傾けてしまった場合等には、閉断面の構造部材56Jの内部に収容された回転支持補助部材7は長手方向に移動してしまう。
即ち、そのような場合は、著しく作業の効率を阻害することとなる。
尚、図7は、前方板状部材50Jを省略して描いている。
その他の従来技術として、ワイパー駆動部により回動駆動されるピボット3と、第1〜第3のアームとを具備している自動車用ワイパーが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術では、回転支持補助部材7の長手方向の移動という上述した問題を、解消することはできない。
特開平8−175337号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、ワイパー駆動部の取り付けられる車体部材が十分な剛性を有し、且つ、組み立て中の構成部材の不要の移動を禁止してワイパー取付けを容易ならしめるワイパー取付け部の構造の提供を目的としている。
本発明のワイパー取付け部の構造は、ワイパーアーム(1)と、ワイパーアームを取り付けて回転駆動させるワイパー駆動軸(2)と、該ワイパー駆動軸を軸支する軸受部(3)とを有し、軸受部(3)を取り付ける車体部分が前後2枚の溝形断面部材(5、6)を張り合わせた閉断面部材(56)であるワイパー取付け部の構造において、該閉断面部材(56)の内部中央に貫通孔(71)を有する回転支持補助部材(7)を収容し、閉断面部材(56)を構成する溝形断面部材(5、6)の内の車室内側の部材(6)の車室内側に前記軸受部(3)を取付け、ワイパー駆動軸(2)を回転支持補助部材(7)の貫通孔(71)を貫通させ、閉断面部材(56)には回転支持補助部材(7)の閉断面部材(56)内での移動を拘束する拘束手段(62)が設けられており、 前記拘束手段(62)は、前記閉断面部材(56)を構成する溝形断面部材(5、6)の内の一方の部材(6)の回転支持補助部材(7)を挟む2箇所の位置の溝の底部(6b)の一部を変形させた部分であり、回転支持補助部材(7)の移動を禁止する様に構成されている(請求項1)。
前記溝の底部(6b)の変形(62)は、溝とは反対方向に突出させるように形成されている(請求項2)。
上述したワイパー取付け部の構造によれば、閉断面部材(56)の内部に回転支持補助部材(7)を収容し、閉断面部材(56)を構成する部材(5、6)の内の車室内側の部材(6)の車室内側に前記軸受部(3)を取付け、ワイパー駆動軸(2)を回転支持補助部材(7)の貫通孔(71)を貫通させ、閉断面部材(56)には回転支持補助部材(7)の閉断面部材(56)内での移動を拘束する拘束手段(62)が設けられているので、回転支持補助部材(7)の閉断面部材(56)内での移動が阻止出来る。
ワイパー取付け部に閉断面部材(56)を使用しているので、ワイパー駆動部の取付け部が十分な剛性を有し、且つ、組み立て中の構成部材の不要の移動を禁止してワイパー取付けが容易に行える。
以下、添付図面(図1〜図3)を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、ワイパー取付け部を車体の外側から見た図で、図2は図1のAA断面図を、図3は図1のBB断面を示す。
尚、図1では、内部を分かり易く説明するために、図2で後述する前方部材5を省略して描いている。
図1及び図2において、全体を図示しない車体のウィンドシールドの下縁のパネルは、車体の外側に溝の形成された断面を有する前方部材5と、車体の内側に溝の形成された断面を有する後方部材6とが互いに溝の底部5b、6bが遠ざかる様に貼り合わされて、閉断面部材56を構成している。
ワイパー機構は、ワイパーアーム1と、ワイパーアーム1を取り付けて回転駆動させるワイパー駆動軸2と、ワイパー駆動軸2を軸支する軸受部3とを有している。
軸受部3は、前記後方部材6の背面、即ち、車室内側(図示の右方)に公知の手段によって取り付けられている。
閉断面部材56の内部で、軸受の取り付けられた前方側には、中央に貫通孔71の形成された回転支持補助部材7が収容されている。
また、閉断面部材56を構成する前方部材5と後方部材6の回転支持補助部材7の貫通孔71と同じ投影面上に夫々貫通孔51、61が形成され、貫通孔51、61、71に前記ワイパー駆動軸2が貫通している。
図3及び図1を参照して、後方部材6における回転支持補助部材7の両側部には、後方部材6の溝の底部6bにおいて、図1の正面から見て輪郭が矩形の凸部62、62が形成されており、この凸部62、62によって、回転支持補助部材7が閉断面部材56の内部を図1の左右方向に移動することを阻止している。
上述の様に構成された本実施形態のワイパー取付け部の構造によれば、閉断面部材56の内部に回転支持補助部材7を収容し、閉断面部材56を構成する後方部材6の車室内側に前記軸受部3を取付け、ワイパー駆動軸2を回転支持補助部材7の貫通孔71を貫通させ、閉断面部材56には回転支持補助部材7の閉断面部材56内での移動を拘束する拘束手段62が設けられているので、回転支持補助部材7の閉断面部材56内での移動が阻止出来る。
ワイパー取付け部に閉断面部材56を使用しているので、ワイパー駆動部の取付け部が十分な剛性を有し、且つ、組み立て中の構成部材の不要の移動を禁止してワイパー取付けが容易に行える。
図示の実施形態はあくまでも例示ではなく、図示の例では、回転支持補助部材7の移動拘束手段62を閉断面部材56の後方部材6側に形成しているが、回転支持補助部材7の移動拘束手段を閉断面部材56の前方部材5側に形成しても良い。
本発明の実施形態の構造を説明する表面図。 図1のAA断面図。 図1のBB断面図。 大型トラックの3連ワイパーの取付け状態を示した斜視図。 従来のワイパー取付け部の構造を示した断面図。 図5の問題点を是正したワイパー取付け部の断面図。 図6のAA正面図。
符号の説明
1・・・ワイパーアーム
2・・・ワイパー駆動軸
3・・・ワイパー駆動軸軸受
4・・・連結リンク
5・・・前方部材
6・・・後方部材
7・・・回転支持補助部材
62・・・拘束手段、凸部

Claims (2)

  1. ワイパーアームと、ワイパーアームを取り付けて回転駆動させるワイパー駆動軸と、該ワイパー駆動軸を軸支する軸受部とを有し、軸受部を取り付ける車体部分が前後2枚の溝形断面部材を張り合わせた閉断面部材であるワイパー取付け部の構造において、該閉断面部材の内部中央に貫通孔を有する回転支持補助部材を収容し、閉断面部材を構成する溝形断面部材の内の車室内側の部材の車室内側に前記軸受部を取付け、ワイパー駆動軸を回転支持補助部材の貫通孔を貫通させ、閉断面部材には回転支持補助部材の閉断面部材内での移動を拘束する拘束手段が設けられており、前記拘束手段は、前記閉断面部材を構成する溝形断面部材の内の一方の部材の回転支持補助部材を挟む2箇所の位置の溝の底部の一部を変形させた部分であり、回転支持補助部材の移動を禁止する様に構成されたことを特徴としている。
  2. 前記溝の底部の変形は、溝の底部から溝とは反対方向に突出させるように形成したことを特徴とした請求項1のワイパー取付け部の構造。
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