JP4600320B2 - ホイール式建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に関するものである。
従来から、下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、この上部旋回体の前部の略中央位置に支持されたアタッチメントと、このアタッチメントが支持された位置の側方において前記上部旋回体上に設けられたキャブとを備えた建設機械が知られている。
前記上部旋回体には、アタッチメントの支持位置又はキャブの後方に、エンジンと、このエンジンの冷却水やエンジンオイル等を冷却する冷却器とが設けられている。
この種の建設機械では、上部旋回体の後部にエンジン及び冷却器がレイアウトされているため、当該上部旋回体が後方に長くなり、その後部の旋回半径が大きくなるという問題があった。
そこで、上部旋回体の旋回半径を小さくすべく前記エンジン及び冷却器のレイアウトが調整された建設機械も知られている。
例えば、アタッチメントが支持された位置に対するキャブと反対側の側方に、エンジン及び冷却器を前後に並べてレイアウトされた建設機械が知られている。
このようにレイアウトすることにより、アタッチメントが支持された位置の側方の範囲を有効に活用して、エンジン及び冷却器を上部旋回体の前寄りにレイアウトすることができるので、その分、上部旋回体の後部の旋回半径を小さくすることができる。
そして、上部旋回体の後部の旋回半径をさらに小さくすることを目的として、例えば、特許文献1のホイール式ショベルのようなレイアウトも知られている。
具体的に、特許文献1のホイール式ショベルでは、エンジンからラジエータを分離してアタッチメントの支持位置の後方に配設している。
このホイール式ショベルでは、エンジンの側方(アタッチメントの支持位置の後方)にラジエータを配設することにより、エンジン及びラジエータを並べて配設する場合の前後範囲を、ラジエータの分だけ少なくすることができるので、上部旋回体の前後長をより短くすることができる。
つまり、特許文献1のレイアウトでは、アタッチメントの支持位置の側方のスペースを利用してエンジンを前寄りに配置するとともに、アタッチメントの支持位置の後方のスペースにラジエータを配置することにより、上部旋回体の前後長を短くすることができる。
実開平2−54725号公報
しかしながら、前記特許文献1のレイアウトでは、ラジエータの前方に設けられたエンジンの熱によって温められた空気が、建設機械の走行時において当該エンジンの後方へ導かれてその一部がラジエータへも流動するため、このような温かい空気をそのまま利用してラジエータを冷却しても十分な冷却効果を得ることができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、上部旋回体の旋回半径を小さく維持しながら、冷却器の冷却効率を向上させることができる建設機械を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、タイヤを有する自走式の下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に搭載された旋回フレーム及びこの旋回フレーム上を覆うボンネットを含む上部旋回体と、前記旋回フレームの前部の略中央位置に起伏可能に支持されたアタッチメントと、このアタッチメントが支持された位置の側方において前記旋回フレーム上に設けられたキャブとを備えたホイール式建設機械であって、前記アタッチメントの支持位置に対するキャブと反対側の側方で前記旋回フレーム上に保持されたエンジンと、このエンジンの冷却水を冷却するラジエータを含み、前記アタッチメントの支持位置の後方で前記旋回フレーム上に保持された冷却器と、前記冷却器を冷却可能なファンと、前記冷却器の後部位置で前記旋回フレーム上に立設され、前記ボンネットと協働して前記旋回フレームを覆うカウンタウェイトと、前記旋回フレームとボンネットとの間に設けられ、前記エンジンから前記冷却器を隔離する隔離部材とを備え、前記旋回フレームがボンネットによって覆われることにより、当該旋回フレームとボンネットとの間には、前記アタッチメントの支持位置と前記冷却器との間で前方へ開口して前記キャブとエンジンとの間から後方の冷却器に向けて外気を導入可能な導入部と、この導入部から導入された外気を冷却器側へ導く流路が形成されているとともに、前記カウンタウェイトには、前記ファンの作動により冷却器の後方へ導かれた空気を前記上部旋回体の後方へ排出する通風口が形成され、前記冷却器は、前記導入部と前記通風口との間で前記旋回フレーム上に立設されているとともに、前記ファンは、前記冷却器と前記通風口との間に設けられて、前記導入部から導入され、前記冷却器を前から後に吹き抜けるとともに前記通風口から排出される風の流れを形成することを特徴とするホイール式建設機械を提供する。
本発明によれば、キャブとエンジンとの間から後方の冷却器に向けて外気を導入可能な流路が旋回フレームとボンネットとの間に形成されているとともに、このように導入された外気を上部旋回体の後方へ排出する通風口がカウンタウェイトに形成されているので、旋回フレームとボンネットとの間(つまり上部旋回体の内部)に、ファンの作動に応じて前方から後方へ向かう空気の流れを形成することができる。
そして、本発明では、エンジンから冷却器を隔離する隔離部材が設けられているので、建設機械の走行中であっても、エンジンにより温められた空気が冷却器側へ流動するのを抑制することができ、この温められた空気が前述した前後方向の空気の流れに混入するのを阻止することができる。
したがって、本発明によれば、アタッチメントの支持位置の側方にエンジンを配置するとともにアタッチメントの支持位置の後方に冷却機を配置するレイアウトを崩すことなく、外気を冷却器へ供給することができるので、上部旋回体の後部旋回半径を小さくするというレイアウト上の利点を保持させながら冷却器の冷却効率を向上させることができる。
具体的に、前記隔離部材は、前記エンジンと冷却器との間で旋回フレーム上に立設された仕切り板を備え、この仕切り板が前記ボンネットにより上方から覆われることにより、前記エンジンと冷却器との間の気体の流通が妨げられるように構成することができる。
このように構成することにより、エンジンにより温められた気体がファンにより形成された空気の流れに混入するのを阻止することができる。
また、前記旋回フレームには、前記エンジンとキャブとの間に立設された左右一対の縦板が立設されているとともに、これら縦板の間には、前記アタッチメントを起伏可能に軸支する起伏軸が左右方向に延びて掛け渡され、この起伏軸の後方、かつ、各縦板の間の空気が前記ファンの作動に応じて前記流路内に導入されるように構成することが好ましい。
つまり、起伏軸の後方の範囲には、当該起伏軸回りにアタッチメントが所定の起立姿勢をとることが可能となるように、当該起立姿勢にあるアタッチメントと干渉するような構成を排除した空きスペースが形成されているため、この空きスペースにおける空気を前記流路内に導くようにすれば、空気の流れの障害となる構成の少ない範囲からスムーズに空気を取り込むことができる。
したがって、この構成によれば、冷却器の冷却効率をより向上させることができる。
本発明によれば、上部旋回体の旋回半径を小さく維持しながら、冷却器の冷却効率を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るホイール式ショベルを示す、(a)は背面図、(b)は右側面図をそれぞれ示している。図2は、図1のホイール式ショベルの平面図を示している。
図1及び図2を参照して、建設機械の一例としてのホイール式ショベル1は、タイヤ2aを有する下部走行体2と、この下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、この上部旋回体3の前部の略中央位置に起伏可能に支持されたアタッチメント4と、このアタッチメント4が支持された位置の左側において上部旋回体3上に設けられたキャブ5とを備えている。なお、キャブ5内の乗員から見た方向を用いてホイール式ショベル1の上下左右方向を説明することとする。
アタッチメント4は、ブーム6と、このブーム6の先端部に連結されるアーム7とから構成されており、そのアーム7の先端部にバケット8が揺動自在に取り付けられ、前記ブーム6の基端部が上部旋回体3に対し起伏軸9回りに起伏可能に支持されている。
上部旋回体3は、下部走行体2上に旋回可能に保持される旋回フレーム10と、この旋回フレーム10の上部を覆うボンネット11と、これら旋回フレーム10とボンネット11との間に設けられたエンジン14(図5参照)、エアクリーナ15、連結配管34、冷却器16及びファン43(それぞれ図3参照)とを備えている。
図3は、図1の上部旋回体のボンネットを省略して示す後方斜視図である。図4は、図1の上部旋回体のボンネットを省略して示す前方斜視図である。図5は、図1の上部旋回体のボンネットを省略して示す平面一部略図である。
図3〜図5を参照して、旋回フレーム10には、左右略中央位置で前後方向に延びる左右一対の縦板17、縦板18がそれぞれ立設されている。
これら縦板17、18の前部には、前記アタッチメント4を支持する起伏軸9が左右方向に懸架されている。図示は省略するが、前記アタッチメント4は、この起伏軸9回りに倒伏した倒伏姿勢と、起立した起立姿勢との間で起伏可能に構成され、この起立姿勢とされたアタッチメント4(ブーム6)に干渉しないように起伏軸9の後方の範囲には、背の高い構成が排除された空きスペースが形成されている。
また、各縦板17、18のうち右側の縦板17の右方位置には、エンジン14が設けられている。このエンジン14は、その出力軸(図示せず)を前後方向に沿わせた姿勢で旋回フレーム10上に保持されており、図5の例では、その出力軸に駆動連結された油圧ポンプ(図示せず)がエンジン14の前部に一体とされた状態を示している。
そして、旋回フレーム10には、エンジン14を取り囲むエンジンルーム19が形成されている。
具体的に、旋回フレーム10には、エンジン14の右側に立設された前後一対の前部支柱20、後部支柱21と、これら支柱20、21の上部同士を連結する縦支柱22と、前記縦板17の右側面に沿って設けられた仕切り板26(図5参照)と、前記縦支柱22と仕切り板26の上部同士を連結する3本の横前支柱23、横中支柱24、横後支柱25とが設けられ、これら各支柱20〜25と仕切り板26とによってエンジンルーム19の外郭が構成されている。
そして、図5に示すように、前記前部支柱20、横前支柱23及び仕切り板26に対し前板27が、前後支柱20、21及び縦支柱22に右側板28が、後部支柱21及び後横支柱に後板29がそれぞれ設けられ、これらの板26〜29によりエンジン14を取り囲むエンジンルーム19が形成されている。なお、エンジンルーム19の上部は、前記ボンネット11により閉じられている。
図6は、図3の旋回フレーム上に保持されたエアクリーナを示す、(a)は背面図、(b)は背面断面図をそれぞれ示している。
図3、図5及び図6を参照して、エアクリーナ15は、エンジンルーム19の後部で旋回フレーム10上に保持されている。具体的に、旋回フレーム10の後縁部はその旋回軸J1を中心とする円弧状に形成されているため、前記エンジンルーム19の後部には後述する冷却器16を配置するには狭い略三角形の空きスペースが形成されており、このスペースを利用してエアクリーナ15が配置されている。
エアクリーナ15は、クリーナ本体30と、このクリーナ本体30から前記エンジンルーム19の後板29を貫いてエンジン14の吸気ポートに接続された供給配管31と、クリーナ本体30から上方へ延びる導入配管32と、クリーナ本体30内に滞留した水や異物等を除去する排出ポート33とを備えている。
このエアクリーナ15は、前記排出ポート33が右下に配置された姿勢で、かつ、この排出ポート33が下方に向くように右側へ傾斜した姿勢で旋回フレーム10上に保持されている。したがって、図6の(b)に示すように、クリーナ本体30内に滞留した水や異物等を排出ポート33寄りに集めておくことができるので、これら水や異物等を排出ポート33を通して容易に廃棄することができる。
導入配管32は、前記仕切り板26に沿って上方に延び、その上端部が連結配管34に連結されている。
図7は、図4のVII−VII線断面図である。
図3、図4及び図7を参照して、連結配管34は、前記仕切り板26上に当該仕切り板26を跨ぐように配設されている。具体的に、連結配管34は、前記仕切り板26及び横後支柱25上に固定された基板35と、この基板35との間で閉断面を構成する管路部材36とを備えている。
基板35は、前記仕切り板26からエアクリーナ15の上方までの範囲に形成されている。また、基板35には上下方向に貫通する孔35aが形成され、この孔35aを介して空気を導入可能となるように前記導入配管32の上端部と基板35とが接続されている。
管路部材36は、前記基板35の孔35aの左右、後方及び上方を囲むとともに前方に開口する箱体37と、この箱体37から前方へ延びるとともに左側へ屈曲するL字体38と、これら箱体37とL字体38との間に設けられたフィルタ39(図7参照)とを備えている。
L字体38は、平面視L字型の天板38aと、この天板38aの縁部から下方に折り返されて前記基板35の上面に固定される側板38bとを備え、その後部端末が前記箱体37の開口部に連結されている一方、左側の端末が導入口38cを介して仕切り板26の左側へ開口している。この導入口38cは、後述する冷却器16よりも前方に配置されている(図7参照)。
したがって、前記基板35と管路部材36との間には、導入口38cから導入された気体を孔35aを介して導入配管32に導くことが可能な通路が形成される。
そして、この通路を遮るように、基板35と管路部材36との間にはフィルタ39が設けられている。このフィルタ39は、比較的目の粗い金属網によって形成されており、通過する空気に含まれる異物を除去するようになっている。
冷却器16は、旋回フレーム10の後部で、かつ、前記縦板17、18の間に設けられている。つまり、冷却器16は、前記アタッチメント4を支持する起伏軸9の後方に配置されている。
冷却器16は、エンジン14のオイルを冷却するオイルクーラ40と、エンジン14の冷却水を冷却するラジエータ41と、これらオイルクーラ40及びラジエータ41を収容する収納ボックス42とを備えている。
この冷却器16及び前記連結配管34は、図4に示すように、ボンネット11の一部であるカバー44によって覆われる。このカバー44は、板状の本体部44aと、この本体部44aから上方に突出する突出部44bとを備え、この突出部44bの内側面で囲まれた凹部44c内に前記冷却器16の上端部及び連結配管34が収容されている。
そして、このカバー44(ボンネット11)によって旋回フレーム10上が覆われることにより、図2に示すように、当該カバー44と旋回フレーム10との間には、前記起伏軸9と冷却器16との間で前方へ開口する導入部45が形成されるとともに、図7に示すように、導入部45から導入された外気を冷却器16側へ導く流路46が形成される。
すなわち、導入部45は、キャブ5とエンジン14との間の位置で前記カバー44の前縁部と旋回フレーム10との間に形成された開口であり、流路46は、カバー44と旋回フレーム10との間、特に縦板間17、18間の隙間のことである。
ファン43は、前記収納ボックス42の後部に設けられ、当該収納ボックス42を前後方向に吹き抜ける風の流れを形成することが可能とされている。
したがって、このファン43が作動することにより、図2の矢印Y1に示すように、導入部45から外気が導入されるとともに、図7の矢印Y2に示すように、この外気が収納ボックス42を前方から後方へ吹き抜けることになる。そして、後方に吹き抜けた風は、旋回フレーム10の後縁部に立設されたカウンタウェイト47の通風口47a(図1参照)を通ってボンネット11の外側へ排出される。カウンタウェイト47は、旋回フレーム10の後縁部に沿って立設され、その上部で前記ボンネット11を保持するようになっている。
このように、旋回フレーム10とボンネット11との間には、矢印Y1、Y2に示すように、ファン43の作動に応じて冷却器16を前後に吹き抜ける風の流れを形成することができる。ここで、エンジン14と冷却器16との間には仕切り板26が設けられているので、当該エンジン14により温められた空気が、前記風の流れに混入するのを抑制することができる。
さらに、前記導入部45から導入された外気は、その一部が冷却器16へ向かう途中で、図7の矢印Y3に示すように、連結配管34の導入口38c内に導かれる。このように導入口38c内に導かれた外気は、図5(a)の矢印Y4に示すように、導入配管32を介してクリーナ本体30に導かれ、矢印Y5に示すように、このクリーナ本体30から供給配管31を介してエンジン14に導かれる。
このように、導入部45から導入された外気をエンジン14まで導くことができるので、エンジン14により温められた空気を用いる場合よりも低温の空気をエンジン14に導くことにより、エンジン14の燃焼効率を向上することができる。
以上説明したように、ホイール式ショベル1によれば、キャブ5とエンジン14との間から後方の冷却器16に向けて図2の矢印Y1に示すように外気を導入可能な流路46が旋回フレーム10とボンネット11との間に形成されているとともに、このように導入された外気を上部旋回体3の後方へ排出する通風口47a(図1参照)がカウンタウェイト47に形成されているので、旋回フレーム10とボンネット11との間に、ファン43の作動に応じて前方から後方へ向かう空気の流れを形成することができる。
そして、前記ホイール式ショベル1では、エンジン14から冷却器16を隔離する仕切り板26設けられているので、ホイール式ショベル1の走行中であっても、エンジン14により温められた空気が冷却器16側へ流動するのを抑制することができ、この温められた空気が前述した前後方向の空気の流れに混入するのを阻止することができる。
したがって、前記ホイール式ショベル1によれば、起伏軸9(アタッチメント4の支持位置)の側方にエンジン14を配置するとともに起伏軸9の後方に冷却器16を配置するレイアウトを崩すことなく、外気を冷却器16へ供給することができるので、上部旋回体3の後部旋回半径を小さくするというレイアウト上の利点を保持させながら冷却器16の冷却効率を向上させることができる。
さらに、前記実施形態のように、エンジン14と冷却器16との間で旋回フレーム10上に立設された仕切り板26を備えた構成とすることにより、エンジン14により温められた空気がファン43により形成された空気の流れに混入するのを阻止することができる。
特に、ホイール式ショベル1は、クローラ式ショベル等と比較して高速走行が可能とされているため、その走行時にエンジン14により温められた気体が冷却器16側(後方)へ多量に流れる場合があるが、このような場合であっても、冷却器16に対しては導入部45から導入された外気が流路46を通って導入されるため、冷却器16の冷却効率の低下を阻止することができる。
さらに、前記実施形態のように、起伏軸9の後方、かつ、各縦板17、18の間の空気を導入する構成とすることにより、アタッチメント4の起伏動作との干渉を防ぐために背の高い構成を排除した起伏軸9後方の空きスペースから導入部45内に外気を導入することができるので、空気の流れの障害となる構成の少ない範囲からスムーズに外気を取り込むことができる。
本発明の実施形態に係るホイール式ショベルを示す、(a)は背面図、(b)は右側面図をそれぞれ示している。 図1のホイール式ショベルの平面図を示している。 図1の上部旋回体のボンネットを省略して示す後方斜視図である。 図1の上部旋回体のボンネットを省略して示す前方斜視図である。 図1の上部旋回体のボンネットを省略して示す平面一部略図である。 図3の旋回フレーム上に保持されたエアクリーナを示す、(a)は背面図、(b)は背面断面図をそれぞれ示している。 図4のVII−VII線断面図である。
符号の説明
1 ホイール式ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 アタッチメント
5 キャブ
9 起伏軸(アタッチメントの支持位置)
10 旋回フレーム
11 ボンネット
14 エンジン
15 エアクリーナ
16 冷却器
26 仕切り板
34 連結配管
35 基板
35a 孔
36 管路部材
38c 導入口
39 フィルタ
43 ファン
44 カバー(ボンネットの一部)
45 導入部
46 流路

Claims (3)

  1. タイヤを有する自走式の下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に搭載された旋回フレーム及びこの旋回フレーム上を覆うボンネットを含む上部旋回体と、前記旋回フレームの前部の略中央位置に起伏可能に支持されたアタッチメントと、このアタッチメントが支持された位置の側方において前記旋回フレーム上に設けられたキャブとを備えたホイール式建設機械であって、
    前記アタッチメントの支持位置に対するキャブと反対側の側方で前記旋回フレーム上に保持されたエンジンと、
    このエンジンの冷却水を冷却するラジエータを含み、前記アタッチメントの支持位置の後方で前記旋回フレーム上に保持された冷却器と、
    前記冷却器を冷却可能なファンと、
    前記冷却器の後部位置で前記旋回フレーム上に立設され、前記ボンネットと協働して前記旋回フレームを覆うカウンタウェイトと、
    前記旋回フレームとボンネットとの間に設けられ、前記エンジンから前記冷却器を隔離する隔離部材とを備え、
    前記旋回フレームがボンネットによって覆われることにより、当該旋回フレームとボンネットとの間には、前記アタッチメントの支持位置と前記冷却器との間で前方へ開口して前記キャブとエンジンとの間から後方の冷却器に向けて外気を導入可能な導入部と、この導入部から導入された外気を冷却器側へ導く流路が形成されているとともに、前記カウンタウェイトには、前記ファンの作動により冷却器の後方へ導かれた空気を前記上部旋回体の後方へ排出する通風口が形成され
    前記冷却器は、前記導入部と前記通風口との間で前記旋回フレーム上に立設されているとともに、前記ファンは、前記冷却器と前記通風口との間に設けられて、前記導入部から導入され、前記冷却器を前から後に吹き抜けるとともに前記通風口から排出される風の流れを形成することを特徴とするホイール式建設機械。
  2. 前記隔離部材は、前記エンジンと冷却器との間で旋回フレーム上に立設された仕切り板を備え、この仕切り板が前記ボンネットにより上方から覆われることにより、前記エンジンと冷却器との間の気体の流通が妨げられることを特徴とする請求項1に記載のホイール式建設機械。
  3. 前記旋回フレームには、前記エンジンとキャブとの間に立設された左右一対の縦板が立設されているとともに、これら縦板の間には、前記アタッチメントを起伏可能に軸支する起伏軸が左右方向に延びて掛け渡され、この起伏軸の後方、かつ、各縦板の間の空気が前記ファンの作動に応じて前記流路内に導入されることを特徴とする請求項1又は2に記載のホイール式建設機械。
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