JP4600270B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
EL素子を用いた面状発光体は、ガラス基板に透明電極、発光層、金属電極が積層されており、金属電極および透明電極に電圧を印加することにより発光層において生じた光が、ガラス基板を通して出射される。このような面状発光体を用いた照明装置では、ガラス基板の略全域が発光領域となる。
なお、発光部を同心状に配置するとは、完全な同心状に限らず、偏心配置や異なる形状にも適用され、ある一点を中心として囲むように面方向に沿って発光部が階層的に配置されている状態を意味する。
このため、全部が点灯した場合でも、実際には小さな面積の面状発光体が並んで点灯しているので、全体が1個の大面積の面状発光体の場合に比較して、輝度ムラが生じにくい。
このため、全部が点灯した場合でも、実際には小さな面積の面状発光体が並んで点灯していることになり、全体が1個の大面積の面状発光体の場合に比較して、輝度ムラが生じにくい。
図1(A)は本発明の照明装置に係る第1実施形態を示す側面図、図1(B)は本発明の照明装置に係る第1実施形態を示す底面図、図2(A)〜(C)は点灯のバリエーションを示す底面図、図3(A)〜(C)はその他の環状の例を示す平面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態である照明装置10Aは、取付面30である天井面31に取り付けられる面状発光体11を備えている。
そして、面状発光体11が、個別に面発光可能な第1発光部である内側ELランプ12および第2発光部である外側ELランプ13を有し、内側ELランプ12および外側ELランプ13が同心状に配置されている。
なお、発光部を同心状に配置するとは、ELランプ12、13、14が環状であって、全ての中心が一致しているいわゆる完全な同心円状に限らず、各中心が偏心している場合も含む。図3(A)〜(C)には、環状のその他の例が示されている。図3(A)には四角形、図3(B)には星型、図3(C)にはハート型の例が示されている。これらの場合には、内側ELランプ12と外側ELランプ13とは同形状、すなわち相似形をしている。
また、各ELランプ12、13、14の形状は、同一すなわち相似形に限らず異なる場合にも適用され、ある一点を中心として囲むように面方向に沿って発光部が階層的に配置されている状態を意味する。
従って、C字状(部分円)、L字状、コ字状等を積層するように配置する場合も含まれる。
図2(A)には、内側ELランプ12と中間ELランプ14が点灯している状態を示している。図2(B)には、内側ELランプ12と外側ELランプ13が点灯している状態を示している。また、図2(C)には、全てのELランプ12、13、14が点灯している状態を示している。
また、カバー15として透明度の高いものを使用することにより、意匠的効果を得ることができる。
また、一般に、面積の大きな面状発光体11の方が寿命が短いため、面積が大きな外側のELランプ13に印加する電圧を下げて暗くし、内側の方を明るくすることにより、全体の寿命を一定化することができる。これにより、寿命の違いによる取替え作業の回数を少なくすることができる。
次に、本発明に係る照明装置の第2実施形態について説明する。
図4(A)は本発明の照明装置に係る第2実施形態を示す側面図、図4(B)は本発明の照明装置に係る第2実施形態を示す底面図、図5(A)〜(C)は点灯のバリエーションを示す底面図である。
なお、前述した第1実施形態に係る照明装置10Aと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
なお、照明装置10Bの外側には、全ELランプを収納して覆うカバー15を設けることができる。例えば、照明装置10Bの全体で輝度を均一化して、明るさの調整を行う場合には光をぼかすカバー15を用いる。また、点灯パターンによる意匠的効果を得たい場合には、透明度の高いカバー15を用いることができる。
次に、本発明に係る照明装置の第3実施形態について説明する。
図6は本発明の照明装置に係る第3実施形態を示す斜視図、図7(A)および(B)は点灯のバリエーションを示す底面図である。なお、前述した第1実施形態あるいは第2実施形態に係る照明装置10A、10Bと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
従って、これらの発光部は、中央発光部16を中心として、中央発光部16を囲うように同心状に配置されて面状発光体11Cを形成することになる。
図7(A)では、各面状発光体11Cの4個の外側ELランプ13が点灯しており、中央発光部16および内側ELランプ12は消灯している。図7(B)では、各面状発光体11cの4個内側ELランプ12が点灯しており、中央発光部16および外側ELランプ13は消灯している。さらに、図示はしないが、中央発光部16を適宜点灯させることにより、さらに多くの点灯パターンを作ることができる。
これにより、前述した第1実施形態および第2実施形態に係る照明装置10A、10Bと同様の作用・効果を得ることができる。
次に、本発明に係る照明装置の第4実施形態について説明する。
図8は本発明の照明装置に係る第4実施形態を示す斜視図、図9(A)および(B)は点灯のバリエーションを示す底面図である。なお、前述した第1実施形態から第3実施形態に係る照明装置10A、10B、10Cと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図9(A)では、各面状発光体11Dの4個の内側ELランプ12が点灯して、外側ELランプ13は消灯している。図9(B)では、外側ELランプ13が点灯して、内側ELランプ12は消灯している。これにより、印象が異なる点灯パターンを容易に作ることができる。
これにより、前述した第1実施形態から第3実施形態に係る照明装置10A、10B、10Cと同様の作用・効果を得ることができる。
次に、本発明に係る照明装置の第5実施形態について説明する。
図10は本発明の照明装置に係る第5実施形態を示す斜視図である。なお、前述した第1実施形態から第4実施形態に係る照明装置10A、…、10Dと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
これにより、会場の演出照明などを、壁面32に埋め込むことなく、容易に取り付けることができる。
次に、本発明に係る照明装置の第6実施形態について説明する。
図11は本発明の照明装置に係る第6実施形態を示す斜視図である。なお、前述した第1実施形態から第4実施形態に係る照明装置10A、…、10Dと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
これにより、公共空間の演出照明などを、壁面32に埋め込むことなく、容易に取り付けることができる。
すなわち、前述した各実施形態においては、照明装置10を天井面31や壁面32に直付けしたが、この他、図12に示すように、取付部材33を介して天井面31や壁面32に取り付けることも可能である。
11 面状発光体
12 内側ELランプ(第1発光部)
13 外側ELランプ(第2発光部)
16 中央発光部
30 取付面
Claims (4)
- 取付面に取り付けられる面状発光体を備えた照明装置であって、
前記面状発光体が、個別に面発光可能な第1発光部および第2発光部を有し、
前記第1発光部および前記第2発光部が同心状に配置され、
前記第1発光部および前記第2発光部のうちの面積が大きな側に印加する電圧を下げて暗くする照明装置。 - 前記第1発光部および第2発光部のうちの少なくとも一方が環状である請求項1に記載の照明装置。
- 前記第1発光部および前記第2発光部のうちの少なくとも一方が個別に面発光可能な複数の発光領域を有している請求項1に記載の照明装置。
- 前記第1発光部および前記第2発光部の同心状の位置に中央発光部が設けられている請求項1に記載の照明装置。
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