JP4599786B2 - 携帯端末および携帯端末のノイズ除去方法 - Google Patents

携帯端末および携帯端末のノイズ除去方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、音楽再生機能を備え、ステレオヘッドフォンが使用可能な携帯端末および携帯端末のノイズ除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、極めて小型軽量に構成され、無線通信によって電話通信を行うようにされた携帯用の電話装置が急激な普及を遂げている。このような携帯用の電話装置には、現状では、例えば周波数帯が800MHz帯、1.5GHz帯の電波を用い、出力が500mW程度と比較的大きな出力を有するPDC方式携帯電話や、周波数帯が1.9GHz帯の電波を用い、出力が10mW程度の小出力とされたPHS(Personal Handy-phone System)がある。以下では、これらに用いられる電話装置をまとめて携帯端末と称する。携帯端末は、所定に設けられた基地局を介して他の電話装置などとの通信を行う。
【0003】
また、近年では、携帯端末において、従来からの通話などの通信を行う機能だけでなく、音楽再生機能を有するものが出現している。この、音楽再生機能付き携帯端末は、例えば、音声出力手段としてステレオヘッドフォンを利用可能にされていると共に、メモリユニットを装填可能とされている。また、音楽再生機能付き携帯端末は、所定の方式で圧縮符号化された音楽データを復号し再生する機能を有する。ユーザは、所定の方式で圧縮符号化された音楽データをメモリユニットに格納して音楽再生機能付き携帯端末に所定に装填し、ステレオヘッドフォンを両耳に装着して携帯端末に対して所定の操作を行うことで、メモリユニットに格納された音楽データを再生して楽しむことができる。
【0004】
従来では、このような、ステレオヘッドフォンを使用可能な携帯端末におけるヘッドフォンへの送り出し信号について、携帯端末本体と、ステレオヘッドフォンやリモコンユニットとの接続信号線本数を減らすために、左チャンネル(以下、Lch)および右チャンネル(以下、Rch)のマイナス端子側をアースとして共通に使用するシングルエンド(Single-End)方式が採用されることが殆どであった。
【0005】
ここで、ステレオヘッドフォンを使用すると、両耳が塞がれるので周囲音が聞こえない事態が発生する可能性があり、音楽モードから通話モードへの移行時の安全性を配慮する必要がある。さらに、従来から携帯端末用として用いられてきた、片耳シングルレシーバタイプのヘッドフォンあるいはイヤホンと、両耳タイプのステレオヘッドフォンとの互換性を確保する必要がある。
【0006】
そのため、従来では、通話モード時には、片チャンネル、例えばRch経路をミュートし、両耳タイプのステレオヘッドフォンを片耳タイプのレシーバとして使用するか、両耳、すなわちLchおよびRchから同一のモノラル信号を出力する方式の何方かが用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯端末は、高周波による電波を受信して電話通話などを行っている。そのため、通話モード時にヘッドフォンのケーブルを介して送られる音声信号に対して、電波搬送波などの高周波系バーストノイズや、携帯端末内部で用いられる基準信号源ノイズ、電源やグラウンドからのスパイクノイズなどが重畳され、通話品質が劣化するという問題点があった。
【0008】
特に、上述した、LchおよびRchから同一のモノラル信号を出力する方式が採用されている場合には、音声信号と共にこのノイズ成分が倍増されてしまうという問題点があった。
【0009】
従来では、このノイズを取り除くためには、ノイズ対策部品を携帯端末に搭載するしかなかった。より小型に構成することが望まれる携帯端末においては、部品点数が増えることは、問題であった。
【0010】
したがって、この発明の目的は、ステレオヘッドフォンを用いた際のヘッドフォンケーブルを介して送られる音声信号に重畳されるノイズを、ノイズ対策部品の追加をせずに軽減できるような携帯端末および携帯端末のノイズ除去方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決するために、無線による音声信号の通信を行うようにされると共に、記憶媒体に記憶された音声データを再生する音声データ再生機能を備え、音声信号の通信および音声データ再生の際にステレオヘッドフォンを使用可能な携帯端末において、無線により音声の通信を行う通信手段と、記憶媒体に記憶された音声データを再生しステレオで出力する音声再生手段と、通信手段から出力される音声信号に対し、音声信号のレベルを変えずに該音声信号の位相を反転する位相反転手段と、ステレオ音声信号の第1および第2のチャンネルの音声出力手段をそれぞれ備えたステレオヘッドフォンと、通信手段に基づく音声信号を出力する第1のモードと、音声再生手段に基づく音声信号を出力する第2のモードとを切り替えるように制御する制御手段とを有し、制御手段は、第1のモードに切り替えられたとき、ステレオヘッドフォンの第1のチャンネルの音声出力手段を、通信手段から出力された音声信号と、通信手段から出力された音声信号が位相反転手段で位相反転された音声信号とで差動信号駆動するようにすると共に、アース電位からフローティングさせ、さらに、ステレオヘッドフォンの第2のチャンネルの音声出力手段に対する音声信号を遮断すると共に、アース電位に接続されるようにし、制御手段は、第2のモードに切り替えられたときは、ステレオヘッドフォンの第1および第2のチャンネルそれぞれの音声出力手段の一方の入力端が音声再生手段のステレオ出力の第1のチャンネルおよび第2のチャンネルの音声信号とそれぞれ接続され、他方の入力端がそれぞれアース電位に接続されるようにした携帯端末である。
【0012】
また、この発明は、無線による音声信号の通信を行うようにされると共に、記憶媒体に記憶された音声データを再生する音声データ再生機能を備え、音声信号の通信および音声データ再生の際にステレオヘッドフォンを使用可能な携帯端末のノイズ除去方法において、無線により音声の通信を行う通信のステップと、記憶媒体に記憶された音声データを音声再生手段により再生しステレオで出力する音声再生のステップと、通信のステップから出力される音声信号に対し、音声信号のレベルを変えずに音声信号の位相を反転する位相反転のステップと、ステレオ音声信号の第1および第2のチャンネルの音声出力手段をそれぞれ備えたステレオヘッドフォンと、通信のステップに基づく音声信号を出力する第1のモードと、音声再生のステップに基づく音声信号を出力する第2のモードとを切り替えるように制御する制御のステップとを有し、制御のステップは、第1のモードに切り替えられたとき、ステレオヘッドフォンの第1のチャンネルの音声出力手段を、通信のステップから出力された音声信号と、通信のステップから出力された音声信号が位相反転のステップ位相反転された音声信号とで差動信号駆動するようにすると共に、アース電位からフローティングさせ、さらに、ステレオヘッドフォンの第2のチャンネルの音声出力手段に対する音声信号を遮断すると共に、アース電位に接続されるようにし、制御のステップは、第2のモードに切り替えられたときは、ステレオヘッドフォンの第1および第2のチャンネルそれぞれの音声出力手段の一方の入力端が音声再生手段のステレオ出力の第1のチャンネルおよび第2のチャンネルの音声信号とそれぞれ接続され、他方の入力端がそれぞれアース電位に接続されるようにした携帯端末のノイズ除去方法である。
【0013】
上述したように、この発明は、無線により音声の通信を行う第1のモードと記憶媒体に記憶された音声データを再生してステレオで出力する第2のモードのうち、第1のモードに切り替えられたときに、ステレオヘッドフォンの大1および第2のチャンネルの何方か一方の音声出力手段を、無線による音声通信の出力信号と、その出力信号の位相が反転された信号とで差動信号駆動しているため、ステレオヘッドフォンの一方の音声出力手段の出力を2倍にすると共に、高周波に基づくノイズ成分を低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、この実施の一形態に適用可能なステレオヘッドフォン付き携帯端末10(以下、単に携帯端末10と称する)の一例の外観を示す。この携帯端末10は、例えば携帯電話やPHSといった通信の携帯端末として用いることが可能なものである。以下では、この携帯端末10が通信システムとしてPDC(Personal Digital Cellular)方式を用い、TDMA(Time Division Multiple Access)方式で接続する携帯電話の通信端末であるとして説明する。また、詳細は後述するが、携帯端末10は、圧縮符号化されたステレオ音声データを復号化して再生するステレオ音声再生手段を有し、ステレオヘッドフォンを接続して、再生されたステレオ音声データを出力することができる。
【0015】
筐体11に対して、表側面に受話部24、表示部23、操作部25、テンキー部27および送話部28が設けられると共に、上部にアンテナ26が設けられる。受話部24および送話部28は、それぞれ小型のスピーカおよびマイクロフォンからなり、携帯端末10の電話通話の際の音声出力やユーザ音声の収音を行う。表示部23は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)といった表示素子からなる。操作部25は、例えば通話開始や終話を指示する複数のキーや一体化された上下左右指示キーからなり、表示部23の表示内容に応じた操作を所定に行うことができるようにされている。また、テンキー部27の各キーには、「#」、「*」および数字以外にアルファベットや記号が所定に割り当てられており、これらを組み合わせて用いることで、テキストデータを入力することができる。
【0016】
さらに、筐体11に対して、側面にジャックターミナル22およびメモリカードスロット29が設けられる。メモリカードスロット29に対応するメモリカード50を装填することで、メモリカード50に格納されたデータの携帯端末10への読み込みと、携帯端末10内部のデータのメモリカード50への書き込みを行うことができる。
【0017】
ジャックターミナル22には、ステレオヘッドフォンユニット30や、図示されない片耳レシーバを接続することができる。ステレオヘッドフォンユニット30は、ヘッドフォン部31とリモートコントローラ部32(以下、リモコン部32)とからなる。ヘッドフォン部31は、それぞれ小型スピーカが内蔵された左右耳用のレシーバ84Lおよび84R、ケーブル85、ならびに、プラグ86からなる。
【0018】
リモコン部32は、上述のプラグ86に対応するジャック87、リモコン本体90、マイクロフォン91、ケーブル92およびプラグ93からなり、リモコン本体90には、図示は省略されているが、操作部が設けられる。プラグ93は、上述したジャックターミナル22と対応するもので、プラグ93をジャックターミナル22に挿入することで、リモコン本体90に設けられた操作部から、携帯端末10の一部の機能を制御することができる。さらにプラグ86をジャック87に挿入することで、携帯端末10から出力される音声をヘッドフォン部85のレシーバ84Lおよび84Rで再生することができる。また、リモコン本体90に設けられたマイクロフォン91を同時に用いることで、ヘッドフォンユニット30による携帯端末10のハンズフリー通話を行うことができる。
【0019】
また例えば、所定の方式で圧縮符号化された音声データが格納されたメモリカード50をメモリカードスロット29に挿入すれば、メモリカード50に格納された音声データを読み出して上述のステレオ音声再生手段で復号化し、音声信号を再生することができる。音声信号は、ジャックターミナル22から出力される。ジャックターミナル22にヘッドフォンユニット30を接続することで、音声信号がリモコン部90を介してヘッドフォン部85に供給され、音声として出力される。
【0020】
図2は、上述した携帯端末10の一例の構成を示す。無線送受信部101は、送信時には、供給された送信ディジタルデータを所定に変調して送信電波として、アンテナ100から送信する。受信時には、アンテナ100で受信された電波を所定に検波、復調し、受信ディジタルデータとして出力する。
【0021】
送受信信号処理部102は、例えばDSP(Digital Signal Processor)からなり、送信時には、供給されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換し、このディジタル音声信号を所定に符号化して送信ディジタルデータとして無線送受信部101に供給する。受信時には、無線送受信部101から供給された受信ディジタルデータを所定に復号化してディジタル音声信号とし、このディジタル音声信号をモノラルアナログ音声信号に変換して出力する。また、送受信信号処理部102では、DTMF(Dual Tone Multi-Frequency)の生成も行われる。
【0022】
送受信信号処理部102には、上述した送話部28および受話部24にそれぞれ対応するマイクロフォン110およびスピーカ111が接続される。マイクロフォン110から出力されたアナログ音声信号は、送受信信号処理部102に供給され、ディジタル音声信号に変換され、所定に符号化され無線送受信部101に供給される。また、送受信信号処理部102から出力されたアナログ音声信号がスピーカ111に供給され、音声出力がなされる。
【0023】
一方、送受信信号処理部102から出力されたアナログ音声信号は、音声信号切り替え処理部105のセレクタ123の入力端123Aにも供給される。セレクタ123は、CPU(Central Processing Unit)108の制御に基づき入力端123Aおよび123Bが切り替えられる。
【0024】
一方、半導体メモリ104は、上述したメモリカード50に対応するもので、例えばフラッシュメモリからなる。なお、半導体メモリ104は、これに限らず、筐体11に内蔵としてもよい。ここでは、半導体メモリ104には、楽曲のステレオ音声データが所定の方式で圧縮符号化され、ディジタル1ビット情報とされて格納されているものとする。以下、楽曲のステレオ音声データを音楽データと称する。
【0025】
半導体メモリ104に格納された音楽データは、CPU108の制御に基づきアドレス制御されて読み出され、音楽再生処理部103に供給される。音楽データは、音楽再生処理部103で、CPU108の制御に基づき所定に復号化されてステレオのディジタル音声信号とされる。さらに、このステレオのディジタル音声信号は、左チャンネル(Lch)および右チャンネル(Rch)のアナログ音声信号とされて出力される。
【0026】
音楽再生処理部103から出力されたLchアナログ音声信号は、セレクタ123の入力端123Bに供給される。Rchアナログ音声データは、アンプ124を介して、セレクタ125の入力端125Aに供給される。セレクタ125は、CPU108の制御に基づき入力端125Aおよび125Bが切り替えられる。
【0027】
セレクタ123の出力は、CPU108によりゲインが制御されるアンプ121に供給される。それと共に、セレクタ123の出力は、入力信号に対して出力が反転するようにされ、CPU108によりゲインが制御される反転アンプ126に供給される。反転アンプ126の出力は、セレクタ125の入力端125Bに供給される。
【0028】
アンプ121の出力は、ジャックターミナル106を介してヘッドフォンユニット107に入力され、レシーバ133Lの一方の入力端に供給される。すなわち、セレクタ123において入力端123Bが選択されているとき、アンプ121の出力は、音声信号処理部103のステレオ音声信号のうちのLch信号である。一方、セレクタ125の出力は、ジャックターミナル106を介してヘッドフォンユニット107に入力され、セレクタ130に供給される。
【0029】
また、セレクタ125において入力端125Aが選択されているとき、セレクタ125の出力は、音声信号処理部103のステレオ音声信号のうちのRchである。
【0030】
なお、ジャックターミナル106は、図1で上述したジャックターミナル22と対応するものである。同様に、ヘッドフォンユニット107は、図1で上述したヘッドフォンユニット30と対応するものである。図2は、ジャックターミナル22にプラグ93が挿入され筐体11の内部回路とヘッドフォンユニット107とが接続された状態が表されている。同様に、リモコン本体90とヘッドフォン部31とが接続された状態が表されている。
【0031】
ヘッドフォンユニット107において、セレクタ130および後述するスイッチ131は、ジャックターミナル106を介して供給されるCPU108の制御信号に基づき制御される。
【0032】
セレクタ130の出力端130Aの出力は、レシーバ133Lの他方の入力端に供給される。セレクタ130の出力端130Bの出力は、レシーバ133Rの一方の入力端に供給される。レシーバ133Rの他方の入力端は、アース電位に接続される。アース電位は、ジャックターミナル106を介して筐体11内部のアース電位と接続されている。レシーバ133Lの他方の入力端は、スイッチ131を介して上述のアース電位と接続される。また、レシーバ133Rの一方の入力端は、抵抗132を介してアース電位と接続される。
【0033】
上述したように、ヘッドフォンユニット107には、上述の図1におけるマイクロフォン91に対応するマイクロフォン230が組み込まれている。マイクロフォン230から出力されたアナログ音声信号は、ジャックターミナル106を介して筐体11内部の音声信号切り替え処理部105に入力され、アンプ120を介して送受信信号処理部102に供給される。このアナログ音声データは、ディジタル音声データに変換され所定に符号化されて無線送受信部101に供給される。
【0034】
CPU108は、プログラムメモリ109に予め記憶されたプログラムデータに従い、この携帯端末10の各部を制御する。また、図示されない操作部25およびテンキー部27からユーザのキー操作に応じて出力された制御信号がCPU108に供給される。プログラムデータに従い、CPU108により、供給された制御信号に応じた制御がなされる。
【0035】
例えば、送受信信号処理部102に入力されるアナログ音声信号の切り替え、送受信信号処理部102から出力されるアナログ音声信号の出力先の切り替えがCPU108の制御に基づきなされる。また、音楽再生処理部103による半導体メモリ103からの音楽データの読み出しの制御や、読み出された音楽データの再生、停止の制御などがCPU108の制御に基づきなされる。
【0036】
さらに、CPU108では、ジャックターミナル106にヘッドフォンユニット107が接続されているか否かの判断を行うことができる。例えばジャックターミナル106部分に、マイクロスイッチなどの機械的なセンサを設け、これによりヘッドフォンユニット107の接続を検知することができる。これに限らず、ジャックターミナル106を介してヘッドフォンユニット107と常に通信を行うようにして、この通信に基づきヘッドフォンユニット107の接続を検知することも可能である。
【0037】
上述のような構成において、先ず、ジャックターミナル106にヘッドフォンユニット107が接続されていない場合の、携帯端末10の動作について説明する。この場合には、マイクロフォン110およびスピーカ111が用いられ、筐体11にそれぞれ設けられた送話部28および受話部24による通常の電話通話が行われる。このとき、筐体11において、音声信号切り替え処理部105、音楽再生処理部103および半導体メモリ104は用いられない構成とされる。
【0038】
例えば送話時は、マイクロフォン110で収音された音声がアナログ音声信号として出力され、送受信信号処理部102に供給される。このアナログ音声信号は、送受信信号処理部102でディジタル音声信号に変換され、所定に符号化されて送信ディジタルデータとされて無線送受信部101に供給される。この送信ディジタルデータは、無線送受信部101で所定に変調および増幅され、アンテナ100から送信される。
【0039】
受話時は、アンテナ100により受信された電波が無線送受信部101で所定に検波、復調され、受信ディジタルデータに変換される。この受信ディジタルデータは、送受信信号処理部102に供給され、復号化されてディジタル音声データとされ、さらにアナログ音声信号に変換される。このアナログ音声信号がスピーカ111に供給されて、音声として出力される。
【0040】
次に、ジャックターミナル106にヘッドフォンユニット107が接続され、且つ、半導体メモリ104に予め格納された、例えば音楽データであるディジタル音声データを再生するとき(以下、音楽モードと称する)の、携帯端末10の動作について説明する。音楽モードは、音楽再生処理部103、半導体メモリ104、音声信号切り替え処理部105、CPU108、メモリ109およびヘッドフォンユニット107により動作される。音楽モード中に通信によるデータのやりとり、例えば携帯端末10の基地局とのデータのやりとりがなされる待ち受け状態などでは、さらに、送受信信号処理部102および無線送受信部101が動作されることになる。
【0041】
例えば、ヘッドフォンユニット107がジャックターミナル106に接続され、筐体11の操作部25に対して所定の操作が行われることで、CPU108の制御により、半導体メモリ104に格納された音楽データの再生が開始される。
【0042】
このとき、先ず、CPU108の制御に基づき、図2に示すように、セレクタ123において入力端123Bが選択され、セレクタ125において入力端125Aが選択され、アンプ121および反転アンプ126のゲインがそれぞれ所定に設定される。同時に、CPU108の制御信号がジャックターミナル106を介してヘッドフォンユニット107に供給され、セレクタ130において出力端130Bが選択され、スイッチ回路131が閉状態とされる。これらの動作は、同期的になされる。
【0043】
半導体メモリ104から読み出された音楽データは、音楽再生処理部103で圧縮符号を復号化され、ステレオ音声ディジタル信号とされる。音声再生処理部103から出力されるステレオ音声ディジタル信号のうち、Lch信号は、セレクタ123を介してアンプ121に供給され、アンプ121からジャックターミナル106を介してヘッドフォンユニット107に入力され、レシーバ133Lの一方の入力端に供給される。反転アンプ126を介してセレクタ125に供給される経路は、セレクタ125において入力端125Aが選択されているため、遮断されている。
【0044】
一方、音声再生処理部103から出力されるステレオ音声ディジタル信号のうち、Rch信号は、アンプ124を介してセレクタ125に供給され、セレクタからジャックターミナル106を介してヘッドフォンユニット107に入力される。そして、セレクタ130を介してレシーバ133Rの一方の入力端に供給される。
【0045】
上述したように、スイッチ回路131が閉状態に制御されているため、レシーバ133Lの他方の入力端は、スピーカ113Rの他方の入力端と同様に、アース電位と接続される。
【0046】
音楽モードでは、上述のようにして各セレクタやスイッチ回路が制御されるため、レシーバ133Lおよび133Rからは、それぞれステレオ音声の左チャンネル信号(Lch)と右チャンネル信号(Rch)とが出力され、レシーバ84Lおよび84Rをそれぞれ両耳に装着したユーザは、再生された音楽をステレオで楽しむことができる。
【0047】
次に、ジャックターミナル106にヘッドフォンユニット107が接続され、且つ、無線送受信部101に対して電話通信の着信があった場合(以下、通話モードと称する)の携帯端末10の動作について、図3を用いて説明する。なお、図3は、上述した図2におけるセレクタ123、125および130、ならびに、スイッチ回路131の状態が変化したことを示す。
【0048】
通話モードにおいては、CPU108の制御により、セレクタ123が入力端123A、セレクタ125が入力端125B、セレクタ130が出力端130Aに切り替えられる。スイッチ回路131は、CPU108により開状態に制御される。
【0049】
送受信信号処理部102から出力されたアナログ音声信号は、セレクタ123の入力端123Aに入力され、セレクタ123を介してアンプ121に供給される。アンプ121の出力は、ジャックターミナル106を介してヘッドフォンユニット107に供給され、レシーバ133Lの一方の入力端に入力される。
【0050】
それと共に、送受信信号処理部102から出力されたアナログ音声信号は、セレクタ123の出力から反転アンプ126にも供給される。反転アンプ126で位相が反転されたアナログ音声信号(以下、適宜、反転アナログ音声信号と称する)は、セレクタ125の入力端125Bに入力される。セレクタ125の出力は、ジャックターミナル106を介してヘッドフォンユニット107に供給され、セレクタ130に入力される。
【0051】
なお、このとき、アンプ121および反転アンプ126のゲインは、出力のレベルが互いに略等しくなるように、CPU108により制御される。したがって、アンプ121および反転アンプ126からは、レベルが略同一で互いに逆位相の信号がそれぞれ出力されることになる。ゲインの制御は、AGC(Auto Gain Control)によって行ってもよい。
【0052】
セレクタ130では、上述したように、出力端130Aが選択されている。そのため、セレクタ130に入力された反転アナログ音声信号は、出力端130Aから出力されレシーバ133Lの他方の入力端に入力される。このとき、スイッチ回路131は、開状態とされており、レシーバ133Lは、入力の両端がアース電位に対してフローティングさせられる。したがって、レシーバ133Lは、アンプ121および反転アンプ126からそれぞれ出力された、互いに逆位相のアナログ音声信号SL、SRによって差動信号駆動される。これにより、レシーバ133Lでは、Lch信号だけが入力される場合に比して、2倍の音声出力が得られる。
【0053】
一方、ケーブル85および92、携帯端末10の筐体11内部などで、送受信信号処理部102から出力されたアナログ音声信号に重畳されるノイズ成分である、RF信号に起因する高周波成分は、略ホワイトノイズである。この場合、レシーバ133Lの一方および他方の入力端に入力されるそれぞれのノイズ成分NL、NRの和は、二乗平均になるので、ノイズ成分は減少される。また、上述のように、ノイズ成分以外の信号レベルが2倍とされているので、ノイズ成分が全体的に圧縮されることになる。
【0054】
ここで、可聴周波数帯域の音声信号は、例えば周波数1kHzで周期1msと、比較的周期が長い。そのため、レシーバ133Lの一方および他方の入力端に入力される信号において、システムのディレイなどでずれが生じても、人間の耳で聞いた際に障害となるレベルでの影響は、出ない。
【0055】
また、上述では、通話モードにおけるレシーバ133Lの再生出力が音楽モード(ステレオ出力)におけるレシーバ133Lの再生出力の2倍となっているが、これはこの例に限定されない。CPU108によりアンプ121および反転アンプ126のゲインを所定に設定し、通話モードにおける互いに反転した信号による差分信号駆動出力がステレオ出力時の片チャンネルの出力と同程度になるようにしてもよい。この場合でも、上述したノイズ成分のレベルも同時に小さくなるので、結果的にノイズが圧縮されることになる。
【0056】
例えば、片チャンネル側(Lch側)のレベルを元のレベルに合わせるために、出力信号を1/2にすると、ノイズ成分のレベルが1/√2倍となり、結果的にノイズ成分レベルが圧縮される。
【0057】
さらに、上述では、セレクタ123の出力がアンプ121および反転アンプ126にそれぞれ直接的に供給されているが、これはこの例に限定されない。例えば、セレクタ123の出力をアンプ121に供給し、アンプ121の出力をLch信号として出力すると共に、ゲインが1である反転バッファに供給する。この反転バッファの出力をRch信号としてセレクタ125の入力端125Bに入力するようにできる。
【0058】
なお、レシーバ133Rは、セレクタ130により入力信号を遮断されると共に、ヘッドフォンユニット107内部の抵抗132によってアース電位に接続されているため、結果的にミュートされる。なお、抵抗132の抵抗値は、レシーバ133Rの特性インピーダンスなどに基づき適正に設定する必要がある。
【0059】
図4は、音楽モード中に着信があった場合の一例の処理を示すフローチャートである。先ず、ステップS10で携帯端末10が音楽モードにされ、半導体メモリ104に格納された音楽データが所定に読み出され、所定に再生される。このとき、上述したように、セレクタ123で入力端123Bが、セレクタ125で入力端125Aが、セレクタ130で入力端130Bがそれぞれ選択される共に、スイッチ回路131が閉状態とされる。これにより、上述したように、音楽データが再生されたアナログ音声信号のうちLch信号がレシーバ133Lに入力され、Rch信号がレシーバ133Rに入力される。
【0060】
ステップS11で、この携帯端末10に対する着信が待機される。例えば、送受信信号処理部102において、無線送受信部101から供給された信号に基づき、着信を示す信号を含む電波が受信されたかどうかが判断される。若し着信があったと判断されれば、処理はステップS12に移行する。
【0061】
ステップS12では、音楽モードが通話モードへと移行され、音楽再生が中止される。
【0062】
モードの切り替えは、例えば、操作部25に対して所定の操作を行うことでなされる。操作部25に対する所定の操作に基づく制御信号が操作部25からCPU108に供給される。CPU108では、この制御信号に基づき携帯端末10の各部を所定に制御することで、モードが切り替えられる。CPU108にこのような処理を行わせるプログラムデータは、メモリ109に予め記憶されている。
【0063】
音楽モードが通話モードへと切り替えられると、上述したように、セレクタ123において入力端123Bから入力端123Aに切り替えられ、セレクタ125において入力端125Aから入力端125Bに切り替えられる。また、セレクタ130において入力端130Bから入力端130Aに切り替えられ、スイッチ回路131が開状態とされる。
【0064】
さらに、ステップS12で、所定にオフフック処理がなされ、電話による通話が可能な状態とされる。ユーザの音声は、ヘッドフォンユニット107のマイクロフォン130で収音される。マイクロフォン130から出力されたアナログ音声信号がジャックターミナル106を介して筐体11に供給され、アンプ120を介して送受信信号処理部102に供給される。このアナログ音声信号は、ディジタル音声信号に変換され、所定に符号化され、無線送受信部101に供給される。この信号は、無線送受信部101で所定に変調され、送信される。
【0065】
また、受信された電波が無線送受信部101で所定に復調され、送受信信号処理部102に供給される。この信号は、送受信信号処理部102で所定に復号化され、アナログ変換され、アナログ音声信号として出力される。このアナログ音声信号は、上述したように、Lch信号がそのままの位相で、レシーバ133Lの一方の入力端に入力され、Rch信号が反転アンプ126で位相が反転され、レシーバ133Lの他方の入力端に入力され、レシーバ133Lが差動信号駆動される。レシーバ133Rは、ミュートされる。これにより、ユーザは、Lch側のレシーバ84Lのみから受話音声を聞くことができる。
【0066】
なお、CPU108により、通話が終了し終話処理を行う際の終話キーが押下されたことが検知されると、通話モードから音楽モードへ、自動的にモードを切り替えるようにできる。ここで、着信により音楽再生が中断された位置に対応する、音楽データの半導体メモリ104上のアドレスをメモリ109やCPU108のレジスタなどに記憶しておくことで、通話モードから音楽モードへ切り替えられたときに、着信直前に音楽データが再生されていた位置の続きから、音楽データの再生を行うようにできる。
【0067】
上述では、セレクタ123が恰もスイッチ回路で構成されているように説明したが、これはこの例に限られない。セレクタ123は、2チャンネルのミキサ回路により構成することができる。図5は、セレクタ123が2チャンネルのミキサ回路により構成された、音声信号切り替え処理部105の一例の構成を示す。なお、この図5では、マイクロフォン230側のアンプ120が省略されている。また、図5において、上述した図2および図3と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0068】
送受信信号処理部102からモノラルで出力されたアナログ音声信号がミキサ223Aおよび223Bの一方の入力端にそれぞれ入力される。音声信号処理部103からすれてオーディオデータ出力されたアナログ音声信号のうち、Lch信号およびRch信号は、それぞれミキサ223Aおよび223Bの他方の入力端に入力される。ミキサ223Aの出力は、アンプ121に供給される。ミキサ223Bの出力は、アンプ124および反転アンプ126に供給される。
【0069】
ミキサ223Aおよび223Bは、図示されないレジスタに格納された値に基づきそれぞれの状態が制御される。レジスタは、CPU108から供給された例えば2ビットの値が格納される。図6は、レジスタに格納される2ビットの値と、この携帯端末10の動作モードとの対応関係の一例を示す。この例では、レジスタに格納された値が”00”で音楽モード、”01”で通話モード、”11”で音楽通話モードとされる。また、この例において値”10”は、未定義である。
【0070】
レジスタに格納された値が”00”とされ、音楽モードが指示されたら、ミキサ223Aおよび223Bにおいて、一方の入力端側、すなわち、送受信信号処理部102からのアナログ音声信号が供給される側の出力のレベルが例えば最小とされ、他方の入力端側、すなわち、音楽再生処理部103からのアナログ音声信号が供給される側の出力レベルが例えば最大とされる。これに対して、レジスタに格納された値が”01”とされ、通話モードが指示されたら、ミキサ223Aおよび223Bにおいて、一方の入力端側の出力レベルが例えば最大とされ、他方の入力端側の出力レベルが例えば最小とされる。
【0071】
レジスタの値”11”で示される音楽通話モードは、例えば、音楽モードから着信され通話モードに移行した際に、通話をしながらそれまでに聴いていた音楽をも聴けるようにしたモードである。この場合、ミキサ223Aおよび223Bにおいて、一方の入力端側の出力レベルが例えば最大とされ、他方の入力端側の出力レベルが、一方の入力端側の出力レベルよりも低い所定のレベルとされる。
【0072】
なお、この音楽通話モードにおいては、セレクタ123、125、130およびスイッチ回路131の設定は、音楽モードのときと同一とされる。こうすることで、ユーザは、音楽が再生されたステレオアナログ音声信号を小音量で聴くことができると共に、通話音声が音楽の再生レベルよりも大きなレベルで、Lch側からのみ聞こえる。そのため、ユーザは、音楽の再生音に邪魔されずに通話を行うことができるようになる。
【0073】
上述では、2ビットのデータでミキサ223Aおよび223Bを制御するように説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、音楽通話モードを設けず、動作モードを音楽モードおよび通話モードのみとすれば、1ビットのデータでミキサ223Aおよび223Bを制御することができる。また、3ビット以上のデータを用いてミキサ223Aおよび223Bを制御すれば、さらに細かい設定が可能である。例えば、音楽通話モードの際の音楽再生の音量を段階的に制御することが可能である。
【0074】
また、上述では、通話モードの際にはレシーバ133Lのボイスコイルの両端に入力される信号の一方の位相を反転させ、且つ、レシーバ133Rに入力される信号をミュートしているが、これはこの例に限定されない。送受信信号処理部102から出力されるアナログ音声信号に対する反転アンプ126での位相反転処理をバイパスすることで、レシーバ133Lおよび133Rのそれぞれに、同一のアナログ音声信号を同一のレベルで供給するようにもできる。このとき、セレクタ123および125は、それぞれ入力端123Aおよび125Bが選択され、セレクタ130は出力端130Bが選択される。また、スイッチ回路131は、閉状態に制御される。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、携帯端末をステレオヘッドフォンで使用する際に、通話モードにおいて一方のチャンネルをミュートし、他方のチャンネルは、アース電位からフローティングさせると共に、互いに逆相の信号をボイスコイルの両端に入力してレシーバを差動信号駆動するようにしているため、通話時の高周波バーストノイズをノイズ対策部品無しにキャンセルすることができる効果がある。
【0076】
また、携帯端末をステレオヘッドフォンで使用する際に、通話時に片チャンネルがミュートされ、片耳通話とされるため、周囲音などを通話中に識別することができ、安全性を配慮することができるという効果がある。
【0077】
さらに、通話時に片チャンネルのレシーバを差動信号駆動しているため、その片チャンネル側の信号レベルが2倍に増加するという効果がある。
【0078】
さらにまた、通話時に片チャンネルが差動信号駆動され、もう一方の片チャンネルがミュートされるため、消費電力の削減が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の一形態に適用可能なステレオヘッドフォン付き携帯端末10の一例の外観を示す外観図である。
【図2】この実施の一形態による携帯端末の一例の構成を示すブロック図である。
【図3】この実施の一形態による携帯端末の通話モードにおける動作を説明するためのブロック図である。
【図4】音楽モード中に着信があった場合の一例の処理を示すフローチャートである。
【図5】セレクタが2チャンネルのミキサ回路により構成された音声信号切り替え処理部の一例の構成を示すブロック図である。
【図6】レジスタに格納される2ビットの値と携帯端末の動作モードとの対応関係の一例を示す略線図である。
【符号の説明】
10・・・ステレオヘッドフォン付き携帯端末、11・・・筐体、22・・・ジャックターミナル、24・・・受話部、25・・・操作部、27・・・テンキー部、28・・・送話部、29・・・メモリカードスロット、30・・・ステレオヘッドフォンユニット、31・・・ヘッドフォン部、32・・・リモコン部、50・・・メモリカード、84L,84R・・・レシーバ、91・・・マイクロフォン、102・・・送受信信号処理部、103・・・音楽再生処理部、104・・・半導体メモリ、105・・・音声信号切り替え処理部、106・・・ジャックターミナル、107・・・ヘッドフォンユニット、108・・・CPU、109・・・メモリ、120,121,124・・・アンプ、123・・・セレクタ、125・・・セレクタ、126・・・反転アンプ、130・・・セレクタ、131・・・スイッチ回路、133L,133R・・・レシーバ

Claims (2)

  1. 無線による音声信号の通信を行うようにされると共に、記憶媒体に記憶された音声データを再生する音声データ再生機能を備え、音声信号の通信および音声データ再生の際にステレオヘッドフォンを使用可能な携帯端末において、
    無線により音声の通信を行う通信手段と、
    記憶媒体に記憶された音声データを再生しステレオで出力する音声再生手段と、
    上記通信手段から出力される音声信号に対し、該音声信号のレベルを変えずに該音声信号の位相を反転する位相反転手段と、
    ステレオ音声信号の第1および第2のチャンネルの音声出力手段をそれぞれ備えたステレオヘッドフォンと、
    上記通信手段に基づく音声信号を出力する第1のモードと、上記音声再生手段に基づく音声信号を出力する第2のモードとを切り替えるように制御する制御手段と
    を有し、
    上記制御手段は、上記第1のモードに切り替えられたとき、上記ステレオヘッドフォンの上記第1のチャンネルの音声出力手段を、上記通信手段から出力された音声信号と、該通信手段から出力された音声信号が上記位相反転手段で位相反転された音声信号とで差動信号駆動するようにすると共に、アース電位からフローティングさせ、さらに、上記ステレオヘッドフォンの上記第2のチャンネルの音声出力手段に対する上記音声信号を遮断すると共に、アース電位に接続されるようにし、
    上記制御手段は、上記第2のモードに切り替えられたときは、上記ステレオヘッドフォンの上記第1および第2のチャンネルそれぞれの音声出力手段の一方の入力端が上記音声再生手段の上記ステレオ出力の第1のチャンネルおよび第2のチャンネルの音声信号とそれぞれ接続され、他方の入力端がそれぞれアース電位に接続されるようにした携帯端末。
  2. 無線による音声信号の通信を行うようにされると共に、記憶媒体に記憶された音声データを再生する音声データ再生機能を備え、音声信号の通信および音声データ再生の際にステレオヘッドフォンを使用可能な携帯端末のノイズ除去方法において、
    無線により音声の通信を行う通信のステップと、
    記憶媒体に記憶された音声データを音声再生手段により再生しステレオで出力する音声再生のステップと、
    上記通信のステップから出力される音声信号に対し、該音声信号のレベルを変えずに該音声信号の位相を反転する位相反転のステップと、
    ステレオ音声信号の第1および第2のチャンネルの音声出力手段をそれぞれ備えたステレオヘッドフォンと、
    上記通信のステップに基づく音声信号を出力する第1のモードと、上記音声再生のステップに基づく音声信号を出力する第2のモードとを切り替えるように制御する制御のステップとを有し、
    上記制御のステップは、上記第1のモードに切り替えられたとき、上記ステレオヘッドフォンの上記第1のチャンネルの音声出力手段を、上記通信のステップから出力された音声信号と、該通信のステップから出力された音声信号が上記位相反転のステップ位相反転された音声信号とで差動信号駆動するようにすると共に、アース電位からフローティングさせ、さらに、上記ステレオヘッドフォンの上記第2のチャンネルの音声出力手段に対する上記音声信号を遮断すると共に、アース電位に接続されるようにし、
    上記制御のステップは、上記第2のモードに切り替えられたときは、上記ステレオヘッドフォンの上記第1および第2のチャンネルそれぞれの音声出力手段の一方の入力端が上記音声再生手段の上記ステレオ出力の第1のチャンネルおよび第2のチャンネルの音声信号とそれぞれ接続され、他方の入力端がそれぞれアース電位に接続されるようにした携帯端末のノイズ除去方法。
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