JP4597938B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、昇降距離の長い超・超々高層ビル(以下、高層ビルと総称する)に設置されるエレベータ装置に関する。
従来、昇降距離の長い高層ビルのエレベータ装置は、乗りかご昇降時の乗客の耳詰まりなどの不快感を緩和するために、乗りかごの昇降行程に応じて乗りかご内の気圧を変化させる制御装置が設けられている。
図8は乗りかごを含む従来の1つの制御装置の構成を示す図である。
この制御装置は、乗りかご51の外側上部に設置される給気用ブロワ52aおよび排気用ブロワ52bと、乗りかご51の昇降行程に応じて当該乗りかご51内の気圧を変化させる制御指令を出力するマイクロコンピュータ53と、このコンピュータ53から出力される制御指令に応じた回転数によって給気用ブロワ52a、排気用ブロワ52bを回転制御するインバータ54aおよび54bとにより構成されている。55aは給気用ブロワ52aと乗りかご51内とを連通する加圧用連通管、55bは排気用ブロワ52bと乗りかご51内とを連通する減圧用連通管である。56はかごドアである。
以上のような構成の制御装置では、コンピュータ53から制御指令をインバータ54aおよび54bに送出し、各インバータ54aおよび54bはその制御指令に応じた回転数に変換し、給気用ブロワ52a、排気用ブロワ52bを回転制御する。これによって、給気用ブロワ52aは、乗りかご外部の空気を取り込んで乗りかご51内に供給し加圧する方向に変化させ、また排気用ブロワ52bは、乗りかご内部の空気を取り込んで乗りかご外部に排気し減圧する方向に変化させることにより、出発階床の気圧から到着予定階床の気圧までほぼ一定の割合で変化するように乗りかご51内の気圧を制御する。
また、制御装置の他の従来例としては、乗りかごの51の外側底部に乗りかご51の気密度を調整する開閉電磁弁57を設け、コンピュータ53は、給気用ブロワ52aおよび排気用ブロワ52bに加え、開閉電磁弁57の制御も実行し、乗りかご51内外の気圧差を制御する構成である(特許文献1)。
図9は従来のもう1つの制御装置の構成を示す図である。
この制御装置は、乗りかご51内の空気の給排気を行うポンプ61と、流量調整弁62と、空気フィルタ63と、予め定められる気圧調整パターンを記憶するメモリ64と、乗りかご内に設置される気圧計65と、この気圧計65により測定されA/D変換器66でデジタル変換されるかご内気圧とメモリ64の気圧調整パターンとを比較し、かご内気圧が気圧調整パターンに近づくように流量調整弁62の開度およびポンプ61を制御する入出力回路67および制御回路68等のCPUからなる処理制御部69とりより構成されている。70は身体異常釦である(特許文献2)。
特開平10−182039公報 特開平11−071077公報
ところで、以上のような制御装置では、乗りかご51内部の気圧が出発階床の気圧から到着予定階床の気圧までほぼ一定の割合で変化させることが可能であるが、何らかの原因でエレベータ装置の構成部品が故障した場合の対策まで考慮されておらず、また後記するように乗りかご51の気圧が一定の割合で変化させた場合に前述する構成部品の故障との関係から不都合な面も出てくる。
以下、エレベータ装置の構成部品が故障した場合や乗りかご51の気圧が一定の割合で変化させた場合に不都合な点について述べる。
(1) 従来の制御装置では、開閉電磁弁57や流量調整弁62が設けられているが、これら弁57、62が故障したとき、乗りかご51内への空気の流入出が遮断される場合が考えられ、このような事態になれば、乗りかご51内の酸素が欠乏する恐れがあり、乗客の安全面に十分配慮する必要がある。
(2) 乗りかご51内の気圧を制御する制御装置が故障したとき、エレベータ装置は、通常の速度で、かつ、大気圧の状態で乗りかご51を昇降させると、乗りかご51内の乗客に対して耳詰まりなどの不快感を与える恐れがある。
(3) 乗りかご51内の気圧は、戸閉した直後から戸開する直前まで変化しているので、到着階床に到着して戸開した直後、乗客に対して耳詰まりなどの不快感を与える可能性がある。
(4) また、乗りかご51内の気圧を制御しながら乗りかご51を昇降させている途中で最寄階からかご呼び指令が発せられ、乗りかご51が最寄階で停止するような場合、乗りかご51内の気圧が最寄階床の大気圧に直ぐに近づかないことから、かごドア56を戸開した直後に乗客に耳詰まりなどの不快感を与える可能性がある。
(5) エレベータ装置が乗りかご51を昇降させているときに急に故障した場合、制御装置としては、かご停止にも拘らず、故障していない時と同様に故障しているエレベータ装置の乗りかご51内の気圧を制御してしまうことから、前述同様に乗客に耳詰まりなどの不快感を与える可能性が考えられる。
(6) さらに、メモリなどに予め例えば地下1階から地上5階までの乗りかご51昇降時に気圧を変化させないとか、或いはエレベータ装置の保守運転作業やエレベータ装置の修理作業などの場合、乗客或いは作業員を乗せた状態で乗りかご51が低速で昇降される場合が多いが、このような場合に乗りかご51内に大勢の乗客が乗っていたり、作業員が長時間にわたって作業を行っていると、高層ビルの乗りかご51の気密度が高い構造となっていることから、乗りかご51内の酸素が欠乏する恐れがあり、乗客の安全面に十分配慮する必要がある。
また、気圧を制御する乗りかご51は、従来の乗りかごに比べて気密度を増した構造となっているので、乗りかご51内の空気の循環が悪く、乗客に不快感を与える可能性がある。
(7) さらに、給排気ブロワ52a,52bを用いて乗りかご51内の気圧を制御しているが、例えば乗りかご51内の気圧を急激に変化させようとすると、給排気ブロワ52a,52bの容量を大きくしなければならず、結果として重量が増大し、価格的にも高価となる問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、何らかの構成部品が故障しても乗りかご内の酸素の欠乏を未然に回避するエレベータ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係わるエレベータ装置は、エレベータ乗りかごに連通管を介して給排気用ブロワが設けられ、昇降行程に応じて前記給排気用ブロワを回転制御し、当該乗りかご内の気圧を所要の気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設けられ、
前記気圧制御装置は、前記エレベータ主制御装置との間の授受信号から当該気圧制御装置を除く他の部分の故障と判断した場合、前記給排気用ブロワの回転を停止させる手段と、この給排気用ブロワの回転停止後、前記乗りかごの室内気圧が室外気圧にほぼ等しくなったとき、前記給排気用ブロワを回転制御し当該乗りかごを換気制御する手段とを備えた構成である。
前記気圧制御装置としては、エレベータ主制御装置との間の授受信号から当該気圧制御装置を除く他の部分の故障と判断した場合、給排気用ブロワの回転を停止させるようにすれば、給排気用ブロワを介してかご外部の大気圧を乗りかごに流入させることができる。
また、気圧制御装置は、エレベータ主制御装置との間の授受信号から当該気圧制御装置を除く他の部分の故障と判断した場合、給排気用ブロワの回転を停止させた後、乗りかごの室内気圧が室外気圧にほぼ等しくなると、給排気用ブロワを回転制御し当該乗りかごを換気制御するので、通常の換気が不能になっても給排気用ブロワで換気することが可能である。
本発明によれば、何らかの構成部品が故障しても乗りかご内の酸素の欠乏を未然に回避することができるエレベータ装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(本発明に係るエレベータの基本的な構成例)
図1はエレベータ装置の設置形態の一例を説明する図である。
同図において1は超・超々高層建物等の高層ビルであって、この高層ビル1の例えば図示左端に昇降路2が形成されている。この昇降路2の図示右側には、地階の乗降ホールHb、1階の乗降ホールH001から150階の乗降ホールH150が設けられている。
昇降路2の上部には機械室3が形成され、この機械室3にはロープ式の巻上機4が設置されている。この巻上機4のシーブに巻装される主索5の一端部側には箱状に形成されたエレベータの乗りかご6が懸架され、当該主索5の他端部側には釣合いおもり7が懸架されている。よって、巻上機4が回転動作すると、主索5を介して乗りかご6が昇降路2内を上昇または下降する構成となっている。
8は乗りかご6の外側上部に設置されるブロワである。なお、ブロワ8は、後記する図2に示すごとく少なくとも2台のブロワ8a,8bが設置され、その1台は給気用ブロワの機能を有し、他の1台は排気用ブロワの機能を有する。
図2は乗りかご6内の気圧を制御する気圧制御装置10の基本構成を示す図である。
この気圧制御装置10は、乗りかご6のかご室内・かご室外の気圧を計測する室内用絶対圧力計11aおよび室外用絶対圧力計11bと、これら絶対圧力計11a,11bのうち少なくとも室内用絶対圧力計11aで計測される気圧データに基づいて乗りかご6内の気圧を変化させるための制御指令を出力するCPUで構成されるコンピュータ12と、このコンピュータ12から出力される制御指令に基づき、給気用ブロワ8aの回転周波数を制御する給気用インバータ13aおよび排気用ブロワ8bの回転周波数を制御する排気用インバータ13bとによって構成されている。このコンピュータ12には各種の設定データを記憶する設定データ記憶部14が設けられている。
この気圧制御装置10の制御指令は、給気用ブロワ8aおよび排気用ブロワ8bの運転・停止を含む回転制御を行うための指令内容である。また、気圧制御装置10の制御指令には、例えば2台のブロワ8a,8bとも給気用としたり、排気用としたり、或いは一方のブロワだけ給気用または排気用に設定することも可能である。
この給気用ブロワ8aは、その排気口と乗りかご6内とを連通管15aにより接続することにより、昇降路2側から空気を取り込んで乗りかご6内に給気し、一方、排気用ブロワ8bは、その給気口と乗りかご6内とを連通管15bにより接続することにより、乗りかご6内の空気をかご外である昇降路2に排気する。なお、各ブロワ8aの給・排気口はそれぞれブロワ内部で接続され、乗りかご6への接続側とは反対側の口は大気状態にある昇降路2に面している。従って、給排気用ブロワ8a,8bが回転動作していないとき、乗りかご6内は昇降路2から空気が流入し、大気圧の状態に設定されるようになっている。
次に、コンピュータ12による各ブロワ8a,8bの制御について説明する。
コンピュータ12は、例えば乗りかご6が最上階側から地上階側へ向けて下降する場合、全下降行程の前半時間帯、つまり乗りかご6が未だ最高下降速度に達していない時間帯では、給気用ブロワ8aのみを運転し、少なくとも室内用絶対圧力計11aで計測される気圧データと予め設定データ記憶部14に記憶される室外気圧データに基づき、乗りかご6の室内気圧が室外気圧よりも上昇するように制御する。そして、最高下降速度付近では、排気用ブロワ8bのみの運転に切換え、両圧力計11a,11bの計測気圧データにもとづき、乗りかご6の室内気圧が室外気圧よりも小さくなるように制御する。これによって乗りかご6内の急激な気圧上昇を緩和している。なお、着床階に近づくに従い、排気用ブロワ8bのみの運転とするが、回転周波数を徐々に下げていく。
逆に、乗りかご6が地上階側から最上階側に向けて上昇する場合、全上昇行程の前半の時間帯、つまり乗りかご6が未だ最高上昇速度に達していない時間帯では、排気用ブロワ8bのみを運転し、少なくとも室内用絶対圧力計11aで計測される気圧データと予め設定データ記憶部14に記憶される室外気圧データに基づき、乗りかご6の室内気圧が室外気圧よりも小さくなるように制御する。そして、最高上昇速度付近では、給気用ブロワ8aのみの運転に切換え、乗りかご6の室内気圧が室外気圧よりも大きくなるように制御する。これにより、乗りかご6内の急激な気圧の低下を緩和する方向に制御している。
図3は乗りかご昇降時の乗りかご内の時間と気圧との関係を説明する図である。
同図において、17は乗りかご6内の気圧を変化させないときの乗りかご6内の気圧の変化曲線、18は以上のようにブロワ8a,8bを選択的に運転し、かつ、乗りかご6内の気圧を変化させたときの乗りかご6内の気圧の変化曲線である。乗りかご6内の気圧を変化させない場合、乗りかご6内の気圧はほぼS字状となるように変化するが、乗りかご6内の気圧を制御した場合には乗りかご6内の気圧はほぼ直線状に変化させることができる。従って、設定データ記憶部14には、変化曲線18のごとき直線状に制御するための気圧変化率データないし変化曲線18のごとき所要の傾きをもった直線状の気圧基準データ、さらには乗りかご6の最上階側と地上階側との間の昇降に際し、ブロワを切換えるためのタイミングデータ等その他所要とする各種のデータが設定されている。さらに、設定データ記憶部14には変化曲線18に相当する気圧基準データから所定の気圧許容範囲データ19(破線)が設定されている。この気圧許容範囲データ19は、予め実験、過去の経験等に基づき、構成部品の故障時に生じるであろう乗りかご6内の気圧の変化範囲に相当するものである。
そこで、以上のような基本的な構成を有する気圧制御装置10は、絶対圧力計11aで計測される気圧データと設定データ記憶部14に記憶される気圧変化率データから得られる気圧基準データまたは既に設定されている気圧基準データとを比較し、乗りかご6内の気圧がほぼ直線状に推移するように乗りかご6内の気圧を制御しているが、直線状に推移する途中において、給排気用ブロワ8a,8bの故障や給排気用ブロワ8a,8bと乗りかご6とを接続する連通管15a,15bの破損、詰まりなどが発生し、室内用絶対圧力計11aで計測される気圧データが予め設定した気圧許容範囲データ19を越えて外れた場合、コンピュータ12は給排気用ブロワ8a,8bを停止制御することにより、乗りかご6内の気圧を大気圧となるように制御する。
従って、以上のような気圧制御装置10を用いたエレベータ装置によれば、気圧制御装置10の一構成部分として設置されている給排気用ブロワ8a,8bの故障や連通管15a,15bの破損、詰まりが生じ、乗りかご6内の気圧が気圧許容範囲データ19を越えたとき、乗りかご6内の気圧を大気圧にすることにより、乗りかご6内の乗客に対し、耳詰まりなどの不快感を緩和することができる。
また、乗りかご6に対する空気の入出力に給排気用ブロワ8a,8bを用いているので、これら給排気用ブロワ8a,8bの故障時に常に大気側の状態に設定することが可能であり、従来の気圧制御方式のように開閉電磁弁57、流量調節弁62の故障時に乗りかご6内の空気の流入が遮断されるといった恐れがなくなり、乗りかご内の酸素が欠乏する事態を未然に回避することが可能である。
(第1の実施の形態)
本発明に係わるエレベータ装置は、図1ないし図3に示す基本的な構成を用いているので、その詳しい構成は前述する基本的な構成の説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分について説明する。
この実施の形態は、到着予定階の予定到着時間よりも多少早めに乗りかご6内の気圧を到着予定階の気圧に制御し、到着予定階停止の戸開時に直ちに到着階床の大気圧にする形態例である。
通常、乗りかご昇降時の乗りかご6内の気圧は、図4に示すごとく開始階の気圧P1と到着予定階の気圧P2とが分っている場合と開始階の気圧P1から到着予定階の気圧P2を算出する場合の2通りがある。前者の場合には、設定データ記憶部14に開始階の気圧P1から到着予定階までの各階ごとの気圧P2に関するデータが設定されている。一方、後者の場合には、乗りかご6の気圧がほぼ直線状に推移させること、また所定の気圧変化率で気圧を変化させること等から、設定データ記憶部14に予め設定される演算式に従い、開始階の気圧P1から到着予定階の気圧P2を算出することが可能である。
そこで、本発明に係わるエレベータ装置の一構成要素である気圧制御装置10は、開始階の気圧P1と到着予定階の気圧P2が分っている場合または開始階の気圧P1から到着予定階の気圧P2を算出できる場合、予め知り得る昇降距離と昇降速度とから乗りかご6の昇降開始から到着階の停止・戸開までの時間T2を算出した後、この時間T2から数秒手前の時間T1で到着予定階の気圧P2となるように気圧変化率を上げるように乗りかご6内の気圧を制御し、乗りかご6が昇降開始から時間T1に達したとき、乗りかご6内の気圧制御を停止し、到着予定階の大気圧の状態になるようにする。
従って、以上のような実施の形態によれば、乗りかご6が到着予定階床に到着しかごドアが戸開する数秒前に乗りかご6内の気圧が大気圧に近い状態となって停止するので、従来のようにかごドアを戸開する直前まで気圧を制御する場合に比較し、乗りかご6内の気圧が戸開時に到着階床の気圧状態となっているので、乗りかご6の乗客に対して耳詰まりなどの不快感与える程度を大幅に軽減できる。
(第2の実施の形態)
本発明に係わるエレベータ装置の実施形態は、図1ないし図3に示す基本的な構成を用いているので、その詳しい構成は前述する基本的な構成の説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分について説明する。
この実施の形態は、かご昇降時に最寄階からかご呼びがあった場合、そのかご呼び時点から最寄階床の気圧に近づくように制御する形態例である。
このエレベータ装置は、エレベータ主制御装置20と気圧制御装置10とからなり、エレベータ主制御装置20は、乗りかご6を所定の昇降速度で目的階まで昇降する制御を行い、一方、気圧制御装置10は、乗りかご6の昇降行程時、図5に示す気圧変化曲線(気圧基準データ)18に従って乗りかご6内の気圧を制御する。
ところで、乗りかご6の昇降途中で、T3時刻に最寄階からかご呼びがあったとき、エレベータ主制御装置20はそのかご呼びのあった最寄階にT4時刻に到着し停止する。このとき、乗りかご6内の気圧P5がドア戸開と同時に外気圧P4に変化する。その結果、乗りかご6の乗客はP5−P4の内外気圧差21を受け、耳詰まりなどの不快感な状態が生じる。
そこで、本発明に係わるエレベータ装置では、エレベータ主制御装置20から最寄階のかご呼び情報を受けると、気圧制御装置10は、かご呼び情報の受信時点T3での室内用絶対圧力計11aの計測値である乗りかご6内の気圧P3を取り込んで適宜な記憶手段に記憶する一方、この乗りかご6内の気圧P3とかご呼びが発せられた予め記憶される最寄階床の気圧P4との気圧差(P4−P3)と、かご呼びが発せられた時点T3と到着予定階に到着するまでの時点T4までの時間差と、到着するまでの乗りかご6の昇降速度とから、かご呼びが発せられた時点T3の乗りかご内気圧P3が到着予定階床の気圧P4になるように、ほぼ直線に近い状態となるような気圧変化率22に基づいて乗りかご6内の気圧(復圧)を制御する。
従って、以上のような実施の形態によれば、乗りかご6の昇降途中で最寄階に停止する指示があった場合、乗りかご6内の気圧を直ちに到着予定階床の気圧P4に近づくように気圧変化率22を変更して乗りかご6内の気圧を制御するので、乗りかご6内の乗客に与える耳詰まりなどの不快感な状態を緩和しつつ最寄階に停止させることができる。
(第3の実施の形態)
この発明に係わるエレベータ装置の実施形態は、図1ないし図3に示す基本的な構成を用いているので、その詳しい構成は前述する基本的な構成の説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分について説明する。
この実施の形態は、乗りかご6の昇降途中で、最寄階からかご呼びがあり、エレベータ主制御装置20がそのかご呼びのあった最寄階に乗りかご6を停止させる点で第4の実施の形態と同じである。
この実施の形態は、同じく最寄階からのかご呼びに対し、給排気用ブロワ8a,8bの回転を停止させる形態例である。
すなわち、このエレベータ装置は、乗りかご6の昇降途中で最寄階からかご呼びが発せられたとき、エレベータ主制御装置20は、かご呼びのあった最寄階に乗りかご6を停止させるとともに、その最寄階停止指示情報を気圧制御装置10に送信する。
ここで、気圧制御装置10は、最寄階停止指示情報を受けたとき、給排気用ブロワ8a,8bの回転を停止し、乗りかご6内にかご外部の空気を流入させ、乗りかご6内の気圧を最寄階床の大気圧に等しくなるようにする。但し、ここで対象となる最寄階とは昇降途中階から予め定められる階数以内の階を意味する。
従って、以上のような実施の形態によれば、最寄階からかご呼びを受けたとき、気圧制御装置10は、給排気用ブロワ8a,8bの回転を停止し、数秒以内に大気圧となり、最寄階に着床する前に最寄階床の大気圧とすることができ、乗りかご6内の乗客に与える耳詰まりなどの不快感な状態を迅速に緩和させつつ最寄階に停止させることができる。
(第4の実施の形態)
この発明に係わるエレベータ装置の実施形態は、図1ないし図3に示す基本的な構成を用いているので、その詳しい構成は前述する基本的な構成の説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分について説明する。
この実施の形態は、乗りかご6の昇降途中で、当該気圧制御装置10を除くエレベータ装置に何らかの故障が発生した場合の対策例である。
すなわち、気圧制御装置10は、エレベータ主制御装置20から随時送られてくる信号の授受が途絶えた場合、或いはエレベータ主制御装置20から故障情報が送られてきた場合、気圧制御装置10を除くエレベータ装置に関連する故障と判断し、給排気用ブロワ8a,8bの回転を停止させ、乗りかご6内の気圧の制御を停止し、給排気用ブロワを介してかご外部の大気圧を前記乗りかごに流入させる構成である。
従って、この実施の形態によれば、乗りかご6の昇降途中で気圧制御装置10を除くエレベータ装置で何らかの故障が発生した場合、その故障発生時点で乗りかご6が停止する可能性があるので、速やかに乗りかご6内の気圧を大気圧にするので、乗りかご6内の乗客に対する気圧差の影響を極力低減することができる。
(第5の実施の形態)
この発明に係わるエレベータ装置の実施形態は、図1ないし図3に示す基本的な構成を用いているので、その詳しい構成は前述する基本的な構成の説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分について説明する。
この実施の形態は、乗りかご6の昇降途中で、気圧制御装置10を除くエレベータ装置に何らかの故障が発生した場合のもう1つの対策例である。
気圧制御装置10は、エレベータ主制御装置20から随時送られてくる信号の授受が途絶えた場合、或いはエレベータ主制御装置20から故障情報が送られてきた場合、気圧制御装置10を除くエレベータ装置に関連する故障と判断し、給排気用ブロワ8a,8bの回転を停止させ、乗りかご6内の気圧の制御を停止し、乗りかご6内の気圧を大気圧に近づける点において、第6の実施の形態と同様である。
さらに、気圧制御装置10は、給排気用ブロワ8a,8bの回転停止後、乗りかご6の室内用絶対圧力計11aで計測される気圧と室外用絶対圧力計11bで計測される気圧とを逐次取り込み、かご室内気圧が室外気圧にほぼ等しくなったとき、給排気用ブロワ8a,8bを回転させ、乗りかご6内に空気を流入させることにより、乗りかご6内を換気する。
なお、乗りかご6内の気圧が大気圧となったか否かの判断は、予め設定データ記憶部14に各階床の気圧を設定しておけば、室外用絶対気圧計11bで計測される気圧を取り込まずに同様な判断をすることができる。
従って、この実施の形態においても、乗りかご6の昇降途中で気圧制御装置10を除くエレベータ装置に何らかの故障が発生した場合、給排気用ブロワ8a,8bを停止させた後、乗りかご6の内外気圧差を監視し、室内気圧が室外気圧にほぼ等しくなったとき、給排気用ブロワ8a,8bを回転させ、乗りかご6内を換気するので、第6の実施の形態と同様な効果を奏する他、気圧制御装置10を除くエレベータ装置に関連する故障の場合には乗りかご6の換気が不能となっている場合も予想されるが、給排気用ブロワ8a,8bの回転による換気によって乗客に安心感を与えることができる。
(第6の実施の形態)
この発明に係わるエレベータ装置の実施形態は、図1ないし図3に示す基本的な構成を用いているので、その詳しい構成は前述する基本的な構成の説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分について説明する。
この実施の形態は、乗りかご6内の気圧を制御しない以下のモード時の気圧制御装置10による乗りかごの別の制御例である。
エレベータ主制御装置20は、イ.予め乗りかご6内の気圧を変化させない短い移動距離による昇降を行う場合、ロ.エレベータ装置に関する点検保守等の作業を行う場合、ハ.気圧制御装置10を除くエレベータ装置に何らかの故障が発生したときの修理作業を行っている場合、気圧を変化させない昇降モード、保守作業モード、エレベータの故障による修理作業モードを気圧制御装置10に送信する。
そこで、気圧制御装置10は、前述するモード情報を受け取ると、予め乗りかご6を換気するために定める回転数で給排気用ブロワ8a,8bを回転させ、気圧制御でなく、専ら乗りかご6の換気制御を行うものである。
従って、以上のような実施の形態によれば、以上のような所定のモード時、乗りかご6内に乗客または作業員が乗って低速の状態で昇降しているが、例えば乗りかご6内に大勢の乗客が乗っていたり、作業員が長時間にわたって作業をしているが、給排気用ブロワ8a,8bを回転させて乗りかご6内を換気することにより、乗りかご内の酸素が欠乏する事態を未然に回避することができ、乗客の安全にも十分な配慮を払うことができる。
(第7の実施の形態)
この発明に係わるエレベータ装置の実施形態は、図1ないし図3に示す基本的な構成を用いているので、その詳しい構成は前述する基本的な構成の説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分について説明する。
この実施の形態は、低容量化のブロワ8a,8bを実現するための気圧制御装置10によるブロワ8a,8bの制御例である。
一般に、時間とブロワ8a,8bの周波数との関係は、時間に対するほぼ2乗カーブで周波数を変化させることにより、乗りかご内の気圧を急激に変化させる必要がある。すなわち、周波数を上げ、風量を多くし、乗りかご6内の気圧を急激に変化させるめは、ブロワ8a,8bの周波数を上げることが条件となる。このことは、従来例で述べたように給排気用ブロワ8a,8bの容量を大きくしなければならず、高重量、高価格となる。
そこで、本発明に係わるエレベータ装置では、気圧制御装置10は、図6に示すように予め設定データ記憶部14に設定されている低い回転数(図示イ)に基づいて給排気用ブロワ8a,8bを回転させておき、エレベータ制御装置20から乗りかご6の昇降開始に伴う最初の昇降指令をうけたとき、つまり乗りかご6内の気圧を変化させるための指令を受けたとき、前記設定された低い周波数の回転から給排気用ブロワ8a,8bの回転周波数を上げていき、乗りかご6内の気圧を制御し、比較的少ない周波数の変化で所要とする気圧に達するようにする。
従って、以上のような実施の形態によれば、乗りかご6内の気圧を急激に上昇させることなく所要の気圧に制御でき、結果として給排気用ブロワ8a,8bの低容量化を実現でき、気圧制御装置10の軽量化および低価格化を図ることができる。
その他、本発明の他の実施の形態としては、高層ビルに設置される乗りかご6は、気圧を変化させる観点から、空気の漏れ量を少なくした気密構造形が多くなってきているが、例えば図7に示すように乗りかご6の天井面に空気を循環させるための循環用ブロワ23を設けるようにしてもよい。
このように循環用ブロワ23を設ければ、気圧を適切に変化させるために気密度を高めた乗りかご6であっても、当該乗りかご6内の空気を適切に循環させることが可能であり、ひいては乗りかご6内の乗客に快適な乗り心地を提供することができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
本発明に係るエレベータ装置の一設置形態を説明する図。 本発明に係るエレベータ装置の基本的な構成を示す図。 乗りかご内の気圧制御時と非気圧制御時の気圧変化特性図。 本発明に係るエレベータ装置における第1の実施形態を説明する乗りかご内気圧制御の特性図。 本発明に係るエレベータ装置における第2の実施形態を説明する昇降途中での最寄階かご呼び時の乗りかご内気圧制御の特性図。 本発明に係るエレベータ装置における第7の実施形態を説明する給排気用ブロワの制御周波数の特性図。 本発明に係るエレベータ装置の変形例を説明する図。 乗りかご内の気圧制御を説明する従来の気圧制御装置を示す構成図。 乗りかご内の気圧制御を説明する従来の他の気圧制御装置を示す構成図。
符号の説明
1…高層ビル、2…昇降路、6…乗りかご、8…ブロワ(8a…給気用ブロワ、8b…排気用ブロワ)、10…気圧制御装置、11a…室内用絶対圧力計、11b…室外用絶対圧力計、12…コンピュータ、13a…給気用インバータ、13b…排気用インバータ、14…設定データ記憶部、15a,15b…連通管。

Claims (1)

  1. エレベータ乗りかごに連通管を介して給排気用ブロワが設けられ、昇降行程に応じて前記給排気用ブロワを回転制御し、当該乗りかご内の気圧を所要の気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設けられ、
    前記気圧制御装置は、前記エレベータ主制御装置との間の授受信号から当該気圧制御装置を除く他の部分の故障と判断した場合、前記給排気用ブロワの回転を停止させる手段と、この給排気用ブロワの回転停止後、前記乗りかごの室内気圧が室外気圧にほぼ等しくなったとき、前記給排気用ブロワを回転制御し当該乗りかごを換気制御する手段とを設けたことを特徴とするエレベータ装置。
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