JP4597880B2 - 清掃体及び清掃用具 - Google Patents
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Description
前記課題を解決する本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの清掃体である。請求項1に記載のこの清掃体は、不織布及び繊維束が層状に重ねられた清掃体であって、筒状部、収容空間、刷毛部、繊維延在領域を少なくとも備える。本発明において不織布及び繊維束が積層に関しては二層以上の多層構造を適宜選択することが可能である。
本発明における不織布は、機械的、化学的、熱的などの処理によって繊維を固着したり絡み合わせたりして作られるシート状の構成物であり、典型的には熱可塑性繊維を一部に含み融着(溶着)が可能な不織布として構成される。
前記課題を解決する本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの清掃体である。請求項2に記載のこの清掃体では、請求項1に記載の繊維延在領域において、保持部の延在方向に沿って延在する長尺状の筒状部の延在方向と交差する方向に複数の繊維が平行状に延在する構成とされる。
前記課題を解決する本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの清掃体である。請求項3に記載のこの清掃体では、請求項1または請求項2に記載の繊維延在領域に延在する複数の繊維は、清掃部位を形成する刷毛状の繊維を含む構成とされる。なお、本発明において、筒状部の外面の繊維束全体が刷毛状の繊維とされてもよいし、或いは当該繊維束の一部が刷毛状の繊維とされてもよい。このような刷毛状の繊維は、被清掃面の汚れや埃を掃き出すのに効果的である。また、本発明においてこの刷毛状の繊維は、清掃体の繊維束に対し切断或いは破断させる処理を施すことによって形成されてもよいし、或いは予め刷毛状に加工された繊維を繊維束の部位に取り付けることで形成されてもよい。
前記課題を解決する本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの清掃体である。請求項4に記載のこの清掃体では、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の刷毛部は、保持部の延在方向に沿って延在する長尺状の筒状部から当該筒状部の延在方向と交差する方向に延在する構成とされる。ここでいう「刷毛部の延在方向」は、典型的には、刷毛部を形成する繊維束の繊維がのびる方向として規定される。この刷毛部の延在方向に関しては、筒状部の延在方向と交差すればよく、筒状部の延在方向と直交する方向のみならず、筒状部の延在方向に対し所定の角度をもって傾斜する方向が広く包含される。
前記課題を解決する本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの清掃体である。請求項5に記載のこの清掃体は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の構成において、刷毛部の被清掃面側に繊維束が面し、この刷毛部のうち被清掃面と反対側の面上に筒状部が配設される構成とされる。
前記課題を解決する本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの清掃体である。請求項6に記載のこの清掃体では、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の長尺状の筒状部は、当該筒状部を長尺方向の所定の箇所にて折り曲げて形成されたU字状とされ、当該筒状部の端部にて保持部を収容する二つの収容空間を備える構成とされる。この二つの収容空間を、二つの保持部を収容する空間として用いることによって、保持体が収容空間から抜け難い構造を実現することが可能となる。また、このU字状部位の上面によって繊維延在領域が構成される。本構成により、筒状部の単位長さあたりの繊維延在領域の面積を増やすことでき、これによって清掃効果向上を図ることが可能となる。
前記課題を解決する本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの清掃体である。請求項7に記載のこの清掃体は、請求項1〜請求項6に記載の不織布及び繊維束が二層状に重ねられた二層構造とされる。
前記課題を解決する本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの清掃用具である。請求項8に記載のこの清掃用具は、清掃体、収容空間、保持部、把持部を少なくとも備える。更に、本発明における清掃体は、更に筒状部、刷毛部及び繊維延在領域を少なくとも備える。
本発明の清掃体は、不織布及び繊維束が層状に重ねられた清掃体として構成される。本発明の収容空間は、清掃体に設けられる収容空間として構成される。本発明の保持部は、清掃体の収容空間に着脱自在に収容されてこの清掃体を保持する部位として構成される。本発明の把持部は、保持部に連接して配設されて作業者によって把持される部位として構成される。
特に、本発明の清掃体は、不織布側が内側となるように筒状に折り返されて前記の収容空間を形成する長尺状の筒状部と、筒状部以外において刷毛状の部位を形成する刷毛部を備える。また、本発明の清掃体において、筒状部の外面に配設される繊維束は、複数の繊維が所定方向に平行状に延在する繊維延在領域を含み、当該繊維延在領域が刷毛部とは別の第2の清掃部位を形成する構成とされる。この清掃体は、請求項1に記載の清掃体と同様の構成要素を備える。
前記課題を解決する本発明の第9発明は、請求項9に記載されたとおりの清掃用具である。請求項9に記載のこの清掃用具では、請求項9に記載の保持部、把持部及び筒状部の延在方向が概ね合致する構成とされる。そして、清掃体の繊維延在領域において、筒状部の延在方向と交差する方向に平行状に複数の繊維が延在する構成とされる。この清掃体は、請求項2に記載の清掃体と同様の構成要素を備える。
前記課題を解決する本発明の第10発明は、請求項10に記載されたとおりの清掃用具である。請求項10に記載のこの清掃用具では、請求項8または請求項9に記載の清掃体の繊維延在領域に延在する複数の繊維は、清掃部位を形成する刷毛状の繊維を含む構成とされる。この清掃体は、請求項3に記載の清掃体と同様の構成要素を備える。
前記課題を解決する本発明の第11発明は、請求項11に記載されたとおりの清掃用具である。請求項11に記載のこの清掃用具では、請求項8〜請求項10のいずれかに記載の保持部、把持部及び筒状部の延在方向が概ね合致する構成とされる。そして、清掃体の刷毛部は、長尺状の筒状部から当該筒状部の延在方向と交差する方向に延在する構成とされる。この清掃体は、請求項4に記載の清掃体と同様の構成要素を備える。
前記課題を解決する本発明の第12発明は、請求項12に記載されたとおりの清掃用具である。請求項12に記載のこの清掃用具は、請求項8〜請求項11のいずれかに記載の構成において、清掃体の刷毛部の被清掃面側に繊維束が面し、この刷毛部のうち被清掃面と反対側の面上に筒状部が配設される構成とされる。この清掃体は、請求項5に記載の清掃体と同様の構成要素を備える。
前記課題を解決する本発明の第13発明は、請求項13に記載されたとおりの清掃用具である。請求項13に記載のこの清掃用具では、請求項8〜請求項12のいずれかに記載の清掃体の長尺状の筒状部は、当該筒状部を長尺方向の所定の箇所にて折り曲げて形成されたU字状とされ、当該筒状部の端部にて保持部を収容する二つの収容空間を備える構成とされる。この二つの収容空間を、二つの保持部を収容する空間として用いることによって、保持体が収容空間から抜け難い構造を実現することが可能となる。また、このU字状部位の上面によって繊維延在領域が構成される。本構成により、筒状部の単位長さあたりの繊維延在領域の面積を増やすことでき、これによって清掃効果向上を図ることが可能となる。
前記課題を解決する本発明の第14発明は、請求項14に記載されたとおりの清掃用具である。請求項14に記載のこの清掃用具では、請求項8〜請求項13のいずれかに記載の清掃体は、不織布及び繊維束が二層状に重ねられた二層構造とされる。この清掃体は、請求項7に記載の清掃体と同様の構成要素を備える。
繊維束110は、繊維による単一の繊維構造体や、繊維が長さ方向および/または径方向にそろった繊維構造体(撚糸、紡績糸、複数の長繊維が部分的に接続された糸材など)、ないし当該繊維構造体の集合体とされ、熱可塑性繊維を一部に含み融着(「溶着」ともいう)が可能な繊維束として構成される。この繊維束110を形成する繊維とは、糸、織物などの構成単位であり、太さに比して十分な長さを持つ、細くてたわみやすい形態のものとして規定され、典型的には長い連続状の繊維が長繊維(フィラメント)とされ、短い繊維が短繊維(ステープル)とされる。この繊維束110が、本発明における「繊維束」に相当する。この繊維束110は、典型的にはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、レーヨンなどを材質とし、実用上はトウを開繊することによって得られる長繊維(フィラメント)の集合体がこの繊維束110として多用される。特には、芯部分がポリプロピレン(PP)或いはポリエチレンテレフタレート(PET)であり、この芯部分の外面を覆う鞘部分がポリエチレン(PE)の複合繊維を用いて繊維束110が構成されるのが好ましい。また、繊維束110を形成する長繊維の繊度は、1〜50dtexのものが好ましく、更には2〜10dtexのものが好ましい。また、各繊維束は概ね同様の繊度の繊維から構成されてもよいし、或いは各繊維束が異なる繊度の繊維を含む構成であってもよい。なお、清掃時の掃き出し機能を向上させるためには、剛性の高い繊維、すなわち繊度が高い繊維を含む繊維束を用いるのが好ましい。
不織布120は、機械的、化学的、熱的などの処理によって繊維を固着したり絡み合わせたりして作られるシート状の構成物であって、熱可塑性繊維を一部に含み融着(溶着)が可能な不織布とされ、複数の短冊片を有する形状の不織布として構成される。この不織布120が、本発明における「不織布」に相当する。この不織布120としては、スパンボンドやエアースルー法で形成されたものや、サーマルボンド、スパンレース、ポイントボンド、メルトブロー、ステッチボンド、ケミカルボンド、ニードルパンチなどで形成された不織布が用いられる。なお、清掃時の掃き出し機能を向上させるためには、剛性の高い不織布を用いるのが好ましい。この不織布120の短冊部分は、ジクザグ状、曲線状など種々の形状とすることができるが、清掃機能を高めるためには、短冊部分をジクザグ状として、ごみを引っ掛けて捕捉し易い形状のものを用いるのが好ましい。
また、不織布に代えて或いは加えて、ウレタン、スポンジ、職布、ネット、ワリフなどの素材を短冊状に加工したものを用いることもできる。
図4に示すように、本実施の形態では、前記構成の繊維束110と、短冊片状の不織布120を積層状に重ねて互いに接合する。具体的には、これら繊維束110及び不織布120を、まず接合線140,141にて融着接合する。また、これら繊維束110及び不織布120を、接合線140と接合線141とで囲まれた繊維束110上に、接合線142にてパターン状に溶着接合する。この接合線142を、接合線140と接合線141と平行状に形成された接合線とすることもできる。更に、これら繊維束110及び不織布120の両端面同士を、接合線143,144にて融着接合する。これにより、繊維束110及び不織布120からなる二層構造の繊維シートが形成される。更に、不織布120の両端部に伸縮素材130,130を接合する。
なお、接合線142の代替として、接合線140と接合線141とで囲まれた繊維束110上を面状に融着させた融着面を設けることもできる。このような構成によれば、筒状部101の収容空間102の内壁剛性を高め内壁の平滑性向上を図ることができ、これによってこの収容空間102にホルダ200の保持部210を挿入する操作が円滑化される。
次に、図5に示すように、第1の接合工程において得られた繊維シートを、繊維束110側が内側となるように接合線140,141にて筒状に折り返す(或いは折り曲げる)。これにより、繊維束110及び不織布120からなる二層構造の折り返し繊維シートが形成される。
その後、折り返し工程において得られた折り返し繊維シートの折り返し部分を接合線145にて溶着接合する。これにより、閉じた形状の収容空間102を有する中空筒状の筒状部101と、筒状部101以外の刷毛部103を備える、図1に示すような形態の清掃体100が得られることとなる。なお、上記接合線140〜145の形状に関しては、連続状の直線或いは曲線、断続状の直線或いは曲線とすることができる。
上述のように、本実施の形態の清掃体100は、繊維束110及び不織布120からなる二層構造であるため、部品点数を抑えて製造コスト低減を図るのに有効である。
図6〜図8に示すような方向によって形成された清掃体100においては、所定の清掃部位である刷毛部103に対し、筒状部101の上面が刷毛部101とは別の第2の清掃部位を構成し、この筒状部101の上面が前述のような繊維束110の繊維延在領域とされる。特に、図6及び図8に示す形態の筒状部101では、筒状部101の上面の面積が増えることによって清掃効果が高まるし、図7に示す形態の筒状部101では、筒状部101の上面の単位長さ当たりの面積が増えることによって清掃効果が高まることとなる。
本実施の形態の清掃用具10を掃き出しモードにおいて使用する様子が図9に示される。この掃き出しモードは、被清掃面Sを清掃するための清掃部位として刷毛部103を用いるモードとして規定される。図9に示すように、この掃き出しモードでは、ホルダ200を被清掃面Sと概ね平行となるように水平状に設定する。この状態において、把持部220を把持した作業者が腕を前後方向や左右方向に動かすことによって、被清掃面Sのごみや埃を刷毛部103を介して掃き出す動作や吸着する動作が行われる。このとき、本実施の形態の清掃用具10の刷毛部103は、被清掃面Sの延在方向に対し垂直状に延在する構成であるため、刷毛部103の毛足を十分に使えることができ、したがって被清掃面Sのごみや埃を掃き出す動作を円滑に行うことができる。
一方、本実施の形態の清掃用具10を擦り落しモードにおいて使用する様子が図10及び図11に示される。この擦り落しモードは、被清掃面Sを清掃するための清掃部位として、刷毛部103とは別の第2の清掃部位である筒状部101を用いるモードとして規定される。図10に示すように、この擦り落しモードでは、清掃体100に対しホルダ200を上下反転(天地逆転)させて差し替えたのち、後端側(把持部220側)よりも先端側が低所となるように傾斜させる。この状態において、把持部220を把持した作業者が腕を前後方向に動かすことによって、被清掃面Sに付着或いは固着した汚れを筒状部101上面の擦り部101aを介して擦り落し動作(「掻き取り動作」或いは「研磨動作」ともいう)が行われる。
第1の理由として、筒状部101の外面に配設された繊維束110は、ある程度の剛性を有しており、被清掃面Sに付着或いは固着した頑固な汚れを研磨する機能を備えることが挙げられる。
また、第2の理由として、図3を用いて説明したように、筒状部101の外面に配設された繊維束110における複数の繊維が、筒状部101の延在方向(保持部210の延在方向)と概ね直交するように規則的に配設されているため、清掃用具10が前後に操作されることによって、この操作方向と直交する複数の繊維によって汚れを確実に掻き取ることが可能となることが挙げられる。これは、複数の繊維が規則的に配設された繊維束110であるからこそ得られる有利な効果である。
また、第3の理由として、繊維束110は不織布120に比して繊維間に容量の大きい空間部分を形成するため、擦り落した汚れをこの空間部分に導入して確実に捕捉しつつ、しかも汚れを大量に蓄積することが可能となることが挙げられる。
拭き取りモードに関しては、上記構成の清掃体100に対し更に破断加工(或いは切断加工)が施されたものを用いる。図12及び図13には、拭き取りモードに用いるべく破断加工が施された清掃体100の平面図が示される。図12に示す清掃体100では、接合線140と接合線141とで囲まれた繊維束110上に、これら接合線140,141と平行状に延在する複数のカット部112(破断部分)を設ける。また、図13に示す清掃体100では、接合線140と接合線141とで囲まれた繊維束110上に、接合線140,141と平行状に延在する接合線146,147を設け、更に接合線146と接合線147とで囲まれた繊維束110上に、これら接合線146,147と平行状に延在する複数のカット部112(破断部分)を設ける。このカット部112は、カッター等による切断処理によって設けることが可能である。更に、繊維束110において部分的に分断された部位を毛羽立せる処理を行うことによって起毛状(「刷毛状」ともいう)の毛足を形成させる。この毛羽立たせ処理に関しては、分断された部位にエアーノズル等からエアーを吹き付ける方法や、分断された部位に機械的な荷重を付与する方法を用いることができる。そして、被清掃面Sのごみや埃をこの起毛状の毛足を用いて拭き取る動作が可能とされる。
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
100…清掃体
101…筒状部
101a…擦り部
102,102a,102b…収容空間
103…刷毛部
104…硬化処理部
105…中央領域
110…繊維束
112…カット部
114…毛足
120…不織布
130…伸縮素材
140,141,142,143,144,145,146,147…接合線
200,300…ホルダ
210,310…保持部
220,320…把持部
Claims (14)
- 不織布及び繊維束が層状に重ねられた清掃体であって、
当該清掃体の不織布側が内側となるように筒状に折り返されて形成された長尺状の筒状部と、
前記筒状部の内方に形成されて、清掃体保持用の保持部を着脱自在に収容する収容空間と、
前記筒状部以外において刷毛状の清掃部位を形成する刷毛部と、
を備え、
前記筒状部の外面に配設される前記繊維束は、複数の繊維が所定方向に平行状に延在する繊維延在領域を含み、当該繊維延在領域が前記刷毛部とは別の第2の清掃部位を形成する構成であることを特徴とする清掃体。 - 請求項1に記載の清掃体であって、
前記繊維延在領域において、前記保持部の延在方向に沿って延在する前記長尺状の筒状部の延在方向と交差する方向に複数の繊維が平行状に延在する構成であることを特徴とする清掃体。 - 請求項1または2に記載の清掃体であって、
前記繊維延在領域に延在する複数の繊維は、清掃部位を形成する刷毛状の繊維を含む構成であることを特徴とする清掃体。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の清掃体であって、
前記刷毛部は、前記保持部の延在方向に沿って延在する前記長尺状の筒状部から当該筒状部の延在方向と交差する方向に延在する構成であることを特徴とする清掃体。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の清掃体であって、
前記刷毛部の被清掃面側に前記繊維束が面し、この刷毛部のうち被清掃面と反対側の面上に前記筒状部が配設される構成であることを特徴とする清掃体。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の清掃体であって、
前記長尺状の筒状部は、当該筒状部を長尺方向の所定の箇所にて折り曲げて形成されたU字状とされ、当該筒状部の端部にて前記保持部を収容する二つの収容空間を備えるとともに、当該U字状部位の上面によって前記繊維延在領域が構成されることを特徴とする清掃体。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の清掃体であって、
前記不織布及び繊維束が二層状に重ねられた二層構造であることを特徴とする清掃体。 - 不織布及び繊維束が層状に重ねられた清掃体と、
前記清掃体に設けられる収容空間と、
前記清掃体の収容空間に着脱自在に収容されてこの清掃体を保持する保持部と、
前記保持部に連接して配設されて作業者によって把持される把持部と、
を有する清掃用具であって、
前記清掃体は、不織布側が内側となるように筒状に折り返されて前記収容空間を形成する長尺状の筒状部と、前記筒状部以外において刷毛状の部位を形成する刷毛部を備えるとともに、前記筒状部の外面に配設される前記繊維束は、複数の繊維が所定方向に平行状に延在する繊維延在領域を含み、当該繊維延在領域が前記刷毛部とは別の第2の清掃部位を形成する構成であることを特徴とする清掃用具。 - 請求項8に記載の清掃用具であって、
前記保持部、把持部及び筒状部の延在方向が概ね合致する構成であり、
前記清掃体の前記繊維延在領域において、前記筒状部の延在方向と交差する方向に平行状に複数の繊維が延在する構成であることを特徴とする清掃用具。 - 請求項8または9に記載の清掃用具であって、
前記清掃体の前記繊維延在領域に延在する複数の繊維は、清掃部位を形成する刷毛状の繊維を含む構成であることを特徴とする清掃用具。 - 請求項8〜10のいずれかに記載の清掃用具であって、
前記保持部、把持部及び筒状部の延在方向が概ね合致する構成であり、
前記清掃体の前記刷毛部は、前記長尺状の筒状部から当該筒状部の延在方向と交差する方向に延在する構成であることを特徴とする清掃用具。 - 請求項8〜11のいずれかに記載の清掃用具であって、
前記清掃体の前記刷毛部の被清掃面側に前記繊維束が面し、この刷毛部のうち被清掃面と反対側の面上に前記筒状部が配設される構成であることを特徴とする清掃用具。 - 請求項8〜12のいずれかに記載の清掃用具であって、
前記清掃体の前記長尺状の筒状部は、当該筒状部を長尺方向の所定の箇所にて折り曲げて形成されたU字状とされ、当該筒状部の端部にて前記保持部を収容する二つの収容空間を備えるとともに、当該U字状部位の上面によって前記繊維延在領域が構成されることを特徴とする清掃用具。 - 請求項8〜13のいずれかに記載の清掃用具であって、
前記清掃体は、前記不織布及び繊維束が二層状に重ねられた二層構造であることを特徴とする清掃用具。
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