JP4596960B2 - 電磁誘導加熱装置、電磁誘導加熱調理装置 - Google Patents

電磁誘導加熱装置、電磁誘導加熱調理装置 Download PDF

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Description

本発明は、電磁誘導によって調理容器などを加熱する電磁誘導加熱装置及び調理容器を
備えた電磁誘導加熱調理装置に関する。
従来の電磁誘導加熱装置としては、例えば図9に示すようなものがある。この図9は、電磁誘導加熱装置101Aを用いた電磁誘導加熱調理装置101の回路図である。電磁誘導加熱装置101Aは、コンデンサCと共に直列共振回路を形成する誘導加熱コイルL(以下、ワークコイルLと称す。)を備えている。ワークコイルLには、高周波インバータ103により高周波電流が供給されるようになっている。高周波インバータ103は、4つのトランジスタで形成されたスイッチング素子Tr,Tr,Tr,Trによって構成され、いわゆるフルブリッジ形である。
前記高周波インバータ103には、商用周波数の1次側電源AC、整流回路105、電圧調整回路107が順次接続されている。整流回路105は、1次側電源ACを直流に整流し、電圧調整回路107へ出力する。電圧調整回路107は、出力調整用外部入力信号109からの信号によって電圧を調整し、高周波インバータ103に出力する。
前記電磁誘導加熱装置101Aには、電圧検出器111と電流検出器113とが設けられている。電圧検出器111は、高周波インバータ103の出力電圧を検出し、電流検出器113は、ワークコイルLに流れる電流をCTで検出するものである。
前記電圧検出器111及び電流検出器113の検出結果は、PLL(位相同期回路)115に入力され、電流の周波数と電圧の周波数との同期が行われる。PLL115からの位相の同期が図られた信号は、スイッチング素子Tr,Trにゲート信号として交互に入力され、さらにPLL115の出力信号が反転器117で反転されてスイッチング素子Tr,Trへ交互に入力されるようになっている。
前記1次側電源ACは、整流回路105で直流に整流され、電圧制御回路107に入力される。電圧制御回路107では、出力調整用外部入力信号109からの信号によって、高周波インバータ103への入力電圧を変換させる。
前記PLL115からの信号と反転器117からの信号とが、スイッチング素子Tr,Trとスイッチング素子Tr,Trとへ交互に入力されると、発熱コイルLに交互に電流が流れ、交番磁界が発生して発熱コイルLに対して配置された調理容器119に渦電流が発生し、調理容器を発熱させることができる。この発熱によって、調理容器内に投入された食材を加熱調理することができる。この場合、発熱コイルLに供給される電圧及
び電流は、その周波数が同期しているときに共振状態となって最も効率よく発熱する。この共振状態は、前記PLL115の位相同期によって作り出すことができる。
しかしながら、このようにPLL115を用いると、回路が複雑になるという問題がある。
木船弘康、山口功、畑中義博共著「PLLによらない新しい負荷追従制御機能を有する高周波インバータ」電気学会半導体電力変換研究会、2003年9月19日の発表会の予稿集
解決しようとする問題点は、回路が複雑になるという点である。
本発明の電磁誘導加熱装置及び電磁誘導加熱調理装置は、簡単な回路とするため、コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに複数のスイッチング素子のゲート電圧を所定の周波数によりスイッチングして高周波電流を供給する高周波インバータと、前記誘導加熱コイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記高周波インバータの出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記誘導加熱コイルに流れる電流の出力電圧に対する進み遅れの偏差を検出するための電流偏差検出手段と、前記偏差に応じて高周波電流の出力電圧に対する進み遅れの偏差を等しくするように前記ゲート電圧のスイッチング周波数を制御する位相シフト手段とを備え、前記電流偏差検出手段は、前記検出電流及び検出電圧零の交差点と前記検出電圧の零からの立ち上がり点と零への立ち下がり点とで検出電流を切り取るための進み位相検出用及び遅れ位相検出用のゲートを生成し、この各ゲートで前記検出電流から切り取った進み遅れの電流波形が電流零の直線との間で囲む面積の相違に基づき偏差を検出することを最も主要な特徴とする。
本発明の電磁誘導加熱装置は、コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに複数のスイッチング素子のゲート電圧を所定の周波数によりスイッチングして高周波電流を供給する高周波インバータと、前記誘導加熱コイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記高周波インバータの出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記誘導加熱コイルに流れる電流の出力電圧に対する進み遅れの偏差を検出するための電流偏差検出手段と、前記偏差に応じて高周波電流の出力電圧に対する進み遅れの偏差を等しくするように前記ゲート電圧のスイッチング周波数を制御する位相シフト手段とを備え、前記電流偏差検出手段は、前記検出電流及び検出電圧零の交差点と前記検出電圧の零からの立ち上がり点と零への立ち下がり点とで検出電流を切り取るための進み位相検出用及び遅れ位相検出用のゲートを生成し、この各ゲートで前記検出電流から切り取った進み遅れの電流波形が電流零の直線との間で囲む面積の相違に基づき偏差を検出するため、回路が簡単になる。
本発明の電磁誘導加熱装置及び電磁誘導加熱調理装置は、回路を簡単にするという目的を簡単な構造で実現した。
図1は、本発明の電磁誘導加熱装置1Aを用いた電磁誘導加熱調理装置1の回路図を示している。電磁誘導加熱装置1Aの基本的な構成は図9に示したものと同様である。従って、コンデンサC1,C2と共に直列共振回路を形成する誘導加熱コイルL(以下、ワークコイルLと称す。)を備える他、高周波インバータ3を構成する第1,第2,第3,第4スイッチング素子Tr,Tr,Tr,TrロスレスナバキャパシタCsn、ロスレスナバインダクタLsn備えている。
また、1次側電源ACを直流に整流して出力する整流回路5を備えている。整流回路5の出力は、平滑コンデンサCに出力されるようになっている。
前記ワークコイルLに流れる電流は、CTを介し電流検出手段である電流検出回路13で検出され、電流偏差検出手段である電流偏差検出回路15に入力される。ab間の電圧は、電圧検出回路14で検出され、電流偏差検出回路15に入力される。
電流偏差検出回路15の出力側に、V/F変換器33が接続され、V/F変換器33の出力側に、位相シフト手段である位相シフト回路19が接続され、位相シフト回路19には、第1,第2反転回路17,21が接続されている。また、位相シフト回路19には、出力調整用外部入力信号23が入力されるようになっている。
電流偏差検出回路15は、さらに図2の要部回路図のように、第1ローパスフィルタ27、第2ローパスフィルタ29を備えている。第1,第2ローパスフィルタ27,29の出力信号は、電流偏差検出回路15の差動増幅器31を介し偏差量をk倍して位相シフト回路19のV/F変換器33に入力されるようになっている。
位相シフト回路19は、図3のようになっている。図3は、位相シフト回路を示す回路図である。位相シフト回路19は、カウンタ減算回路35と、トグル動作回路37と、カウント比較器39と、トグル動作回路41と、A/D変換器43とを備えている。
カウンタ減算回路35は、V/F変換器33でn倍(例えば、n=1024)された信号のカウント(n)を行うと共に、カウントリセットを行い、カウント及びカウントリセットを繰り返して、トグル動作回路37及びカウント比較器39へ出力する。
前記トグル動作回路37の出力側には、ON時遅れ回路43、反転回路45が接続され、反転回路45の出力側にはON時遅れ回路47が接続されている。
カウント比較器39は、カウンタ減算回路35からの出力信号をレベル信号でスラッシュし、位相シフト信号を作る。レベル信号は、A/D変換器43が出力調整用のアナログ信号を受けて、カウント比較器39へ送る信号である。
カウント比較器39の出力側に、トグル動作回路41が接続され、トグル動作回路41の出力側に、ON時遅れ回路45,反転回路47が接続されている。反転回路47には、ON時遅れ回路49が接続されている。
次に作用を説明する。図1のように、1次側電源ACは、整流回路5で直流に整流され、平滑コンデンサCを介して高周波インバータ3に入力される。高周波インバータ3では、第1,第4スイッチング素子Tr,Trと第2,第3スイッチング素子Tr,Trとに交互にゲート電圧が加えられる。従って、高周波インバータ3では、第1スイッチング素子Tr、コンデンサC1、ワークコイルL、コンデンサC2、第4スイッチング素子Trの順に電流が流れる状態と、第3スイッチング素子Tr、コンデンサC2、ワークコイルL、コンデンサC1、第2スイッチング素子Trの順に電流が流れる状態が繰り返され、ワークコイルLに交番磁界が発生し、調理容器19に渦電流が発生する。この渦電流によって、調理容器51が発熱し、内部の食材を加熱調理することができる。
このとき、ワークコイルLを流れる電流はCTから電流検出器13で検出される。ab間の電圧は、電圧検出回路14で検出される。この電流検出器13及び電圧検出回路14での検出信号は、電流偏差検出回路15に入力され、負荷電圧波形に対し電流波形の進み又は遅れの偏差量が検出され、V/F変換器33へ入力され、V/F変換器33で周波数に変換された信号が位相シフト回路19へ入力される。
図4は、ゲート電圧と負荷電流及び負荷電圧との関係のグラフである。第1,第4スイッチング素子Tr,Tr、第2,第3スイッチング素子Tr,Trにゲート電圧VG1,VG4,VG2,VG3 加えると、負荷電圧Vab、負荷電流iは、同図最下段のように変化する。
共振状態は、負荷電圧及び負荷電流が同相のときであり、共振状態が不十分であるか否かは、負荷電圧に対して負荷電流が進み位相か遅れ位相かを検出する必要がある。
図5は、負荷電流をゲートで切り取る状況を示すグラフである。この図5(a)のような負荷電圧Vabに対する負荷電流iの進み位相検出及び遅れ位相検出を説明する。
遅れ位相検出)
(1)電流正側の通過をゲート1とするとiが0レベルから立ち上がったところとVabが正から立ち下がり0レベルまでの間(図5(b))、電流正側を通過させる(図5(c))。
すなわち、前記検出電流i 及び検出電圧V ab 零の交差点と前記検出電圧V ab の零への立ち下がり点とで検出電流を切り取るためのゲート1を生成する。
(2)電流負側の通過をゲート3とするとiが0レベルから負へ立ち下がったところとVabが負から立ち上がり0レベルまでの間(図5(f))、電流負側を通過させ反転させる(図5(g))。
すなわち、前記検出電流i 及び検出電圧V ab 零の交差点と前記検出電圧V ab の零への立ち上がり点とで検出電流を切り取るためのゲート3を生成する。
(3)(1)(2)で検出した電流を合成する。
進み位相検出)
(4)電流正側の通過をゲート2とするとVabが0レベルから立ち上がったところとiが正から立ち下がり0レベルまでの間(図5(d))、電流正側を通過させる(図5(e))。
すなわち、前記検出電圧V ab の零からの立ち上がり点と前記検出電流i 及び検出電圧V ab 零の交差点とで検出電流を切り取るためのゲート2を生成する。
(5)電流負側の通過をゲート4とするとVabが0レベルから負へ立ち下がったところとiが負から立ち上がり0レベルまでの間(図5(h))、電流負側を通過させ反転させる(図5(i))。
すなわち、前記検出電圧V ab の零からの立ち下がり点と前記検出電流i 及び検出電圧V ab 零の交差点とで検出電流を切り取るためのゲート4を生成する。
(6)(4)(5)で検出した電流を合成する。
図6は、進み合成波及び遅れ合成波を示すグラフである。前記(3)での合成により、図6(a)の合成波が得られ、前記(6)の合成により、図6(b)の合成波が得られる。
電流進み合成波及び電流遅れ合成波は、直流成分を取り出すために、図2のように第1ローパスフィルタ27,第2ローパスフィルタ29を通過させ、差動増幅器31に入力させる。差動増幅器31は、それぞれの電流の偏差量を求めその偏差量をk倍した出力をV/F変換器33に入力する。
図7は、進み合成波及び遅れ合成波を重ね合わせにより比較したグラフである。(a)(d)は、比較結果を示し、(b)(e)は、遅れ合成波、(c)(f)は、進み合成波を示している。
図7のように、(a)の出力電流進み位相の場合は、動作周波数fが共振周波数foより低くなり(f < fo)、(b)(c)のように進み合成波の面積が遅れ合成波の面積を下回る。 (d)の出力電流遅れ位相の場合は、動作周波数fが共振周波数foより高くなり(f > fo)、(e)(f)のように進み合成波の面積が遅れ合成波の面積を上回る。
したがって、前記偏差量を図2の差動増幅器31に入力すると、出力電流進み位相の場合は、出力が+に増加し、V/F変換器33からの出力周波数は高くなる。また、出力電流遅れ位相の場合は、出力が−に減少しV/F変換器33からの出力周波数は低くなる。
かかる動作により、出力電流iは、出力電圧Vabと常に同相(共振状態)に制御され、位相シフト回路19へ入力されることになる。
位相シフト回路19では、図3のように、電流偏差検出回路15からの出力周波数がV/F変換器33でn倍されカウンタ減算回路35へ入力される。カウンタ減算回路35では、入力された信号をnカウントすると共に、カウンタリセットを行い、トグル動作回路37及びカウント比較回路39へ入力する。
トグル動作回路37の出力は、一方でON時遅れ回路43から基準周波数としてスイッチング素子Trのゲート電圧VG1として印可され、他方で反転回路45、ON時遅れ回路47を介してスイッチング素子Tr2のゲート電圧VG2として印される。
前記カウント比較器39では、カウンタ減算回路35からの信号を、前記レベル信号でスラッシュし、トグル動作回路41へ入力される。トグル動作回路41へ入力される信号は、スラッシュ位置を調整することによって任意にシフトすることができ、カウンタ減算回路35からの周波数に対し位相シフトを行うことができる。
トグル動作回路41からの出力は、一方でON時遅れ回路45から位相シフト周波数としてスイッチング素子Tr4のゲート電圧 G4 として印可され、他方で反転回路47、ON時遅れ回路49を介してスイッチング素子Tr3のゲート電圧VG3として印される。
前記ON時遅れ回路43,45,47,49により、スイッチング素子Tr,Tr2間、スイッチング素子Tr,Tr4間の短絡を防止し、スイッチング素子Tr〜Tr4の保護を図ることができる。
従って、前記のように電流偏差検出回路15からの位相シフト回路19を経た出力信号及び反転信号を高周波インバータ3にゲート信号として入力し、かつ、位相シフトによって導通時間を調整することができ、負荷変動追従制御を行うことができると共に、位相シフトによる導通時間の調整によって、高周波インバータ3の出力電力を容易に調整することができる。このため、直流電源側にパワー素子等を不要とし、簡単かつ小型に形成することができると共に、熱損失が小さく、ヒートシンクも小さくすることができる。
また、共振追従型となっているため、主回路の負荷として接続しているLCが変化しても常にLC共振に追従しているので、調整が容易であると共に、電気的効率を最良の状態にすることができる。
図8は、本発明の実施例2に係り、負荷電流をゲートで切り取る状況を示すグラフである。
図8において、図1のab間に流れる電流iは、(a)の点線のようになっている。
(b)は、+側電圧立ち上がりパルス、(c)は、+側電圧立ち下がりパルス、(d)は、+側電流0クロスパルス、(e)は、−側電流0クロスパルス、(f)は、(d)〜(c)までのラッチ(電流の通過ゲート)、(g)は、(b)〜(e)までのラッチ(電流の通過ゲート)、(h)は、(f)の間に通過した電流、(i)は、(g)の間に通過した電流である。
上記実施例1では、(g)と(i)との比較で共振状態を検知したが、以下の比較においても検知することができる。
(f)<(g):出力電流遅れ位相で周波数が共振値より高い。
(f)=(g):同位相で共振している。
(f)>(g):出力電流進み位相で周波数が共振値より低い。
同様に(h)と(i)では、
(h)<(i):出力電流遅れ位相で周波数が共振値より高い。
(h)=(i):同位相で共振している。
(h)>(i):出力電流進み位相で周波数が共振値より低い。
なお、上記実施例は、調理装置として説明したが、調理装置以外の電磁誘導加熱が可能
な全ての装置に適用することができる。
電磁誘導加熱装置を用いた電磁誘導加熱調理装置の回路図である(実施例1)。 電磁誘導加熱装置の要部回路図である(実施例1)。 位相シフト回路を示す回路図である(実施例1)。 ゲート電圧と負荷電流及び負荷電圧との関係のグラフである(実施例1)。 負荷電流をゲートで切り取る状況を示すグラフである(実施例1)。 進み合成波及び遅れ合成波を示すグラフである(実施例1)。 進み合成波及び遅れ合成波を比較したグラフであり、(a)(d)は、比較結果を示し、(b)(e)は、遅れ合成波、(c)(f)は、進み合成波を示している(実施例1)。 負荷電流をゲートで切り取る状況を示すグラフである(実施例2)。 従来の電磁誘導加熱装置を用いた電磁誘導加熱調理装置の回路図である。
1 電磁誘導加熱調理装置
1A 電磁誘導加熱装置
3 高周波インバータ
13 電流検出器(電流検出手段)
15 電流偏差検出回路
19 位相シフト回路(位相シフト手段)
51 調理容器
L ワークコイル(誘導加熱コイル)
Tr,Tr,Tr,Tr スイッチング素子

Claims (3)

  1. コンデンサとともに直列共振回路を形成する誘導加熱コイルと、
    前記誘導加熱コイルに複数のスイッチング素子のゲート電圧を所定の周波数によりスイッチングして高周波電流を供給する高周波インバータと、
    前記誘導加熱コイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記高周波インバータの出力電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記誘導加熱コイルに流れる電流の出力電圧に対する進み遅れの偏差を検出するための電流偏差検出手段と、
    前記偏差に応じて高周波電流の出力電圧に対する進み遅れの偏差を等しくするように前記ゲート電圧のスイッチング周波数を制御する位相シフト手段とを備え、
    前記電流偏差検出手段は、前記検出電流及び検出電圧零の交差点と前記検出電圧の零からの立ち上がり点と零への立ち下がり点とで検出電流を切り取るための進み位相検出用及び遅れ位相検出用のゲートを生成し、この各ゲートで前記検出電流から切り取った進み遅れの電流波形が電流零の直線との間で囲む面積の相違に基づき偏差を検出する
    ことを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  2. 請求項1記載の電磁誘導加熱装置であって、
    前記高周波インバータは、交互に動作する2個一対の2組の第1、第4スイッチング素子及び第2、第3スイッチング素子を有するフルブリッジ形であり、
    前記電流偏差検出手段は、前記検出電流及び検出電圧零の交差点と前記検出電圧の零からの立ち上がり点と零への立ち下がり点とで検出電流を切り取るための進み位相検出用及び遅れ位相検出用のゲートを生成し、この各ゲートで前記検出電流から切り取った電流波形を進み遅れのそれぞれで時系列に合成して電流進み合成波及び電流遅れ合成波を形成し両合成波が電流零の直線との間で囲む面積の相違に基づき前記偏差を検出する
    ことを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  3. 請求項1又は2記載の何れかに記載の電磁誘導加熱装置であって、
    前記誘導加熱コイルで加熱する磁性体材料で形成された調理容器を設けた
    ことを特徴とする電磁誘導加熱調理装置。
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