JP2009146869A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Katsuharu Matsuo
勝春 松尾
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Abstract

【課題】回路構成が複雑化することなく、インバータへの入力電流を精度良く検出できる誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】
差分電流検出部37(38)および制御回路42は、電流検出部35(36)により検出された直流電源部34からインバータ32(33)への電源供給経路に流れる電流Iiの全期間を平均化した電流、すなわち電流Iiの入力電流成分と回生電流成分との差分電流を求めることにより、インバータ32(33)への入力電流を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電力を整流して直流化する直流電源部を電源として高周波電流を生成するインバータと、この高周波電流が供給されることにより被加熱調理器具を誘導加熱する加熱コイルとを備えた誘導加熱調理器に関する。
誘導加熱調理器においては、インバータへの入力電流および入力電圧やインバータから加熱コイルに供給される高周波電流などを検出することにより、調理器本体への入力電力の検出や被加熱調理器具の材質検知などを行うようにしたものがある(例えば特許文献1、2参照)。
図5は、上記誘導加熱調理器の電気的構成の一例を示している。図5に示す誘導加熱調理器1は、2つのIH加熱部を備えたものであり、それらに対応する2つのインバータ2、3を備えている。なお、インバータ2、3は基本構成が同じであるため、以下ではインバータ2とそれに対応する構成について説明し、インバータ3とそれに対応する構成については( )内に符号のみ示す。誘導加熱調理器1は、インバータ2(3)と、直流電源部4(5)と、入力電流検出部6(7)と、高周波電流検出部8(9)と、入力電圧検出部10と、制御回路11とから構成されている。
直流電源部4(5)は、ダイオードブリッジDB1(DB2)、平滑用のコイルL1(L2)および平滑用のコンデンサC1(C2)から構成され、交流電源12からの交流出力を直流化してインバータ2(3)に供給する。インバータ2(3)は、インバータ駆動回路13(14)、インバータ主回路15(16)、加熱コイルL3(L4)および共振コンデンサC3、C4(C5、C6)から構成され、加熱コイルL3(L4)に高周波電流を供給することで被加熱調理器具17(18)を誘導加熱する。入力電流検出部6(7)は、カレントトランスCT1(CT2)および電流検出回路19(20)から構成され、直流電源部4(5)への入力電流を検出する。高周波電流検出部8(9)は、カレントトランスCT3(CT4)および電流検出回路21(22)から構成され、加熱コイルL3(L4)に流れる高周波電流を検出する。入力電圧検出部10は、トランスT1および電圧検出回路23から構成され、直流電源部4(5)への入力電圧を検出する。
上記構成によれば、制御回路11は、入力電流検出部6(7)により検出される直流電源部4(5)への入力電流と、高周波電流検出部8(9)により検出される加熱コイルL3(L4)に流れる高周波電流と、入力電圧検出部10により検出される直流電源部4(5)への入力電圧とに基づいて、調理器本体への入力電力および被加熱調理器具17(18)の材質検知を行い、その結果などに基づいてインバータ2(3)を制御するので、被加熱調理器具17(18)の材質に適した加熱を行うことができるようになっている。
特開2002−260835号公報 特開2004−185909号公報
しかしながら、従来技術の構成においては、直流電源部4(5)への入力電流と高周波電流とを検出するため、1つのインバータ2(3)につき、2つのカレントトランスCT1、CT3(CT2、CT4)と、2つの電流検出回路19、21(20、22)とが必要になってしまう。また、複数のIH加熱部つまり複数のインバータを備えた誘導加熱調理器の場合、各インバータ2(3)への入力電流を個別に検出する必要があるが、上記構成ではこの入力電流を直流電源部4(5)への入力電流から検出している関係上、インバータ2(3)の数だけ直流電源部4(5)を設けなければならない。
さらに、各インバータ2(3)のインバータ主回路15(16)に別々の電源が供給されることに伴い、インバータ駆動回路13(14)の電源についても同様に、別々の電源供給が必要となる。このため、1つの制御回路11で複数のインバータ駆動回路13(14)を制御する場合には、その制御信号を、絶縁用素子、例えばフォトカプラPH1(PH2)を介して出力しなければならない。以上のように、従来技術のものでは、部品点数が増大し、複雑な回路構成になってしまうとともに、装置の製造コストが高騰してしまうという問題がある。
また、インバータ2(3)からの回生電流は平滑用のコンデンサC1(C2)に流れるが、コンデンサC1(C2)の容量は力率との兼ね合いから十分に大きくできない。このため、回生電流の一部が高周波電流として交流電源12側に流れ込んでしまい、この影響により、直流電源部4(5)への入力電流を精度良く検出できなくなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路構成が複雑化することなく、インバータへの入力電流を精度良く検出できる誘導加熱調理器を提供することにある。
本発明の誘導加熱調理器は、調理器本体と、交流電源より供給される交流電力を整流して直流化する直流電源部と、前記直流電源部を電源として高周波電流を生成するインバータと、前記高周波電流が供給されることにより被加熱調理器具を誘導加熱する加熱コイルと、前記インバータを制御することにより前記被加熱調理器具に対する加熱を制御するインバータ制御部とを備えた誘導加熱調理器において、前記直流電源部から前記インバータへの電源供給経路に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により検出される電流に基づいて、前記直流電源部から前記インバータに流れ込む入力電流成分と前記インバータから前記直流電源部に回生する回生電流成分との差分電流を検出し、その差分電流に基づいて前記インバータへの入力電流を検出するインバータ入力電流検出部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、直流電源部からインバータへの電源供給経路に流れる電流に基づいてインバータへの入力電流を検出するので、回路構成が複雑化することなく、インバータへの入力電流を精度良く検出することができる。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、2つのIH加熱部を備えた誘導加熱調理器の電気構成を概略的に示しており、図5と同一の構成部分には同一符号を付している。図1に示す誘導加熱調理器31は、インバータ32、33、直流電源部34、電流検出部35、36(電流検出手段に相当)、差分電流検出部37、38(インバータ入力電流検出部に相当)、インバータ電流検出部39、40、インバータ入力電圧検出部41および制御回路42を備えている。なお、インバータ32、33は、基本構成が同じであるため、以下では従来技術と同様に、インバータ32とそれに対応する部分について説明し、インバータ33とそれに対応する部分については説明を省略し、( )内に符号のみ示す。
直流電源部34は、ダイオードブリッジDB1、平滑用のコイルL1、L2および平滑用のコンデンサC1、C2から構成されている。ダイオードブリッジDB1は、4つのダイオードをブリッジの形態に接続した周知構成であり、その交流入力端子には商用交流電源12からの交流出力が与えられている。ダイオードブリッジDB1の一方の直流出力端子はコイルL1を介して電源線43に接続されるとともに、コイルL2を介して電源線44に接続されている。ダイオードブリッジDB1の他方の直流出力端子は電源線45に接続されている。電源線43と電源線45との間にはコンデンサC1が接続され、電源線44と電源線45との間にはコンデンサC2が接続されている。このような構成により、直流電源部34は、交流電源12からの交流出力を直流化した出力をインバータ32、33に供給するようになっている。
電流検出部35(36)は、電源線45と電源線46(47)との間に直列に挿入されたシャント抵抗R31(R32)により構成されている。このような構成により、直流電源部34からインバータ32(33)への電源供給経路に流れる電流Iiがシャント抵抗R31(R32)の端子間電圧として検出される。この端子間電圧は、差分電流検出部37(38)およびインバータ電流検出部39(40)に出力されるようになっている。
インバータ32(33)は、インバータ駆動回路13(14)、インバータ主回路15(16)、加熱コイルL3(L4)および共振コンデンサC3、C4(C5、C6)から構成されている。インバータ駆動回路13(14)には、制御回路42から制御信号が与えられており、この制御信号に基づいてインバータ主回路15(16)を駆動するようになっている。インバータ主回路15(16)は、例えばIGBTであるトランジスタQ1、Q2(Q3、Q4)およびフライホイールダイオードD1、D2(D3、D4)を備えた周知のハーフブリッジ形の構成である。
トランジスタQ1(Q3)のコレクタは電源線43(44)に接続され、トランジスタQ2(Q4)のエミッタは電源線46(47)に接続されている。トランジスタQ1、Q2(Q3、Q4)の各ゲートには、インバータ駆動回路13(14)から駆動信号が与えられている。トランジスタQ1とQ2(Q3とQ4)の共通接続点は、加熱コイルL3(L4)の一方の端子に接続されている。加熱コイルL3(L4)の他方の端子は、共振コンデンサC3(C5)を介して電源線43(44)に接続されるとともに、共振コンデンサC4(C6)を介して電源線46(47)に接続されている。このような構成により、インバータ32(33)は、インバータ駆動回路13(14)から与えられる駆動信号に応じて加熱コイルL3(L4)に高周波電流Ioを供給し、被加熱調理器具17(18)を誘導加熱するようになっている。
差分電流検出部37(38)は、抵抗R33、R34(R35、R36)とコンデンサC31(C32)とから構成されている。抵抗R33(R35)とR34(R36)とは直列に接続されており、その直列回路の両端には、シャント抵抗R31(R32)の端子間電圧Vio1(Vio2)が与えられている。コンデンサC31(C32)は、抵抗R34(R36)に対し並列に接続されている。従って、抵抗R33(R35)とコンデンサC31(C32)とからローパスフィルタ回路48(49)が構成されるとともに、抵抗R33(R35)とR34(R36)とから分圧回路が構成されている。このような構成により、差分電流検出部37(38)は、シャント抵抗R31(R32)の端子間電圧を分圧するとともに平滑化(平均化)した電圧VLo1(VLo2)を制御回路42に出力するようになっている。
本実施形態における抵抗R33、R34(R35、R36)の抵抗値およびコンデンサC31(C32)の静電容量値は次のような条件を満たす値に設定されている。すなわち、ローパスフィルタ回路48(49)が、商用電源周波数(約50Hzまたは約60Hz)を全波整流した周波数成分を通過可能となるような値、且つ、電圧VLo1(VLo2)の電圧レベルがマイクロコンピュータに入力可能なレベル(例えば5V)となるような値に設定されている。
インバータ電流検出部39(40)は、ダイオードD31(D32)と、抵抗R37、R38(R39、R40)とコンデンサC33(C34)とから構成されている。ダイオードD31(D32)のカソード・アノード間と抵抗R37(R39)とR38(R40)とは直列に接続されており、その直列回路の両端には、端子間電圧Vio1(Vio2)が与えられている。コンデンサC33(C34)は、抵抗R38(R40)に対し並列に接続されている。従って、ダイオードD31(D32)と抵抗R37(R39)とコンデンサC33(C34)とからピーク検出回路が構成されるとともに、抵抗R37(R39)とR38(R40)とから分圧回路が構成されている。このような構成により、インバータ電流検出部39(40)は、シャント抵抗R31(R32)の端子間電圧のピーク電圧を検出するとともに、そのピーク電圧を分圧した電圧VHo1(VHo2)を制御回路42に出力するようになっている。
インバータ入力電圧検出部41は、抵抗R41、R42とコンデンサC35とから構成されている。抵抗R41とR42とは直列に接続されており、その直列回路の両端には、直流電源部34のダイオードブリッジDB1の直流出力端子が接続されている。コンデンサC35は、抵抗R42に対し並列に接続されている。このような構成により、インバータ入力電圧検出部41は、ダイオードブリッジDB1の直流出力端子における全波整流された直流出力を分圧した電圧Vvdoを制御回路42に出力するようになっている。
制御回路42(インバータ制御部に相当)は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータを主体として構成されている。このマイクロコンピュータには、後述する処理補正値などのデータを記憶可能なフラッシュメモリ(不揮発性メモリに相当)が内蔵されている。制御回路42には、電源端子Vdと電源線45とから電源Vdが供給されるようになっている。また、インバータ駆動回路13、14には、電源端子Vcと電源線45とから電源Vcが供給されるようになっている。すなわち、制御回路42およびインバータ駆動回路13、14には電源供給用の電源線45が接続されており、これにより、基準電位Ve(グランド電位)を共通にしている。
制御回路42には、差分電流検出部37(38)からの電圧VLo1(VLo2)、インバータ電流検出部39(40)からの電圧VHo1(VHo2)およびインバータ入力電圧検出部41からの電圧Vvdoが与えられている。制御回路42は、外部から与えられるインバータ32(33)の入力電流指令値(図示せず)と、上記各電圧の値とに基づいてインバータ32(33)の駆動を制御する。なお、本実施形態では、制御回路42とインバータ電流検出部39(40)とから高周波電流検出部が構成される。
次に、本実施形態の作用について図2〜図4も参照して説明する。
まず、被加熱調理器具17を誘導加熱する際におけるインバータ32の発振動作について説明する。図2は、インバータ32の駆動時における各部の電圧波形および電流波形を示している。インバータ主回路15のトランジスタQ1、Q2がスイッチングされインバータ32が駆動されると、トランジスタQ1、Q2の共通接続点の電圧Voおよび加熱コイルL3に流れる電流Io(インバータ32の出力電圧および出力電流)は、図2(a)および(b)に示すような波形となる。すなわち、出力電圧Voは、トランジスタQ1、Q2のスイッチング周期(インバータ32の発振周波数)に応じた周期で変化する矩形波となる。これに対し、出力電流Ioは、出力電圧Voと同じ周期で変化する正弦波となるが、その位相が出力電圧Voの位相よりもθdだけ遅れたものとなる。
なお、図2(a)における電圧Viは、平滑用のコンデンサC1の端子電圧であり、インバータ32の入力電圧である。この電圧Viは、商用交流電源12からの交流出力(正弦波)を全波整流したものであり、商用交流電源12の周期(約50Hzまたは約60Hz)で変動している。しかし、インバータ32の発振周波数は例えば30kHzであり、インバータ32の発振の数サイクル程度の短い時間においては、電圧Viは、ほとんど変化しない。このため、図2(a)中では、電圧Viを略一定として示している。
続いて、インバータ32の駆動時の発振の1サイクル(図2の時刻t0〜t4)において、インバータ32に流れる高周波電流について説明する。図3は、この高周波電流の流れる経路を示すものであり、図1におけるインバータ32に関連する部分を拡大して示す図である。なお、図3では、高周波電流の流れに関係しない構成部分については一部省略している。
[1]時刻t0〜t1の期間について
時刻t0〜t1の期間においては、インバータ駆動回路13からインバータ主回路15に対し、トランジスタQ1をオンさせ、トランジスタQ2をオフさせるような駆動信号が与えられる。この期間に流れる高周波電流の経路を、図4中にて破線+△印で示す。すなわち、時刻t0〜t1の期間には「コンデンサC1→トランジスタQ1→加熱コイルL3→共振コンデンサC4→コンデンサC1…」という経路と、「共振コンデンサC3→トランジスタQ1→加熱コイルL3→共振コンデンサC3…」という経路とに高周波電流が流れる。
[2]時刻t1〜t2の期間について
時刻t1〜t2の期間においては、インバータ駆動回路13からインバータ主回路15に対し、トランジスタQ1およびQ2をいずれもオフさせるような駆動信号が与えられる。この期間に流れる高周波電流の経路を、図4中にて実線+△印で示す。すなわち、時刻t1〜t2の期間には「共振コンデンサC3→コンデンサC1→ダイオードD2→加熱コイルL3→共振コンデンサC3…」という経路と、「加熱コイルL3→共振コンデンサC4→ダイオードD2→加熱コイルL3…」という経路とに高周波電流が流れる。
[3]時刻t2〜t3の期間について
時刻t2〜t3の期間においては、インバータ駆動回路13からインバータ主回路15に対し、トランジスタQ1をオフさせ、トランジスタQ2をオンさせるような駆動信号が与えられる。この期間に流れる高周波電流の経路を、図4中にて実線+▲印で示す。すなわち、時刻t2〜t3の期間には「コンデンサC1→共振コンデンサC3→加熱コイルL3→トランジスタQ2→コンデンサC1…」という経路と、「共振コンデンサC4→加熱コイルL3→トランジスタQ2→共振コンデンサC4…」という経路とに高周波電流が流れる。
[4]時刻t3〜t4の期間について
時刻t3〜t4の期間においては、インバータ駆動回路13からインバータ主回路15に対し、トランジスタQ1およびQ2をいずれもオフさせるような駆動信号が与えられる。この期間に流れる高周波電流の経路を、図4中にて破線+▲印で示す。すなわち、時刻t3〜t4の期間には「共振コンデンサC4→加熱コイルL3→ダイオードD1→コンデンサC1→共振コンデンサC4…」という経路と、「共振コンデンサC3→加熱コイルL3→ダイオードD1→共振コンデンサC3…」という経路とに高周波電流が流れる。
インバータ32駆動時において、上記[1]〜[4]のように高周波電流が流れるため、直流電源部34からインバータ32への電源供給経路に流れる電流Iiの波高値Iip(ピーク値)は、図2(b)に示すように、加熱コイルL3を流れるインバータ32の出力電流Ioの波高値Iop(ピーク値)の1/2となる。また、電流Iiは、[1]、[3]の期間では直流電源部34(コンデンサC1)からインバータ32に流れ込む入力電流成分となり、[2]、[4]の期間ではインバータ32から直流電源部34(コンデンサC1)に回生する回生電流成分となる。
上記のとおり発振動作を行うインバータ32への入力電流は、上記した電流Iiの[1]〜[4]の期間すなわち全期間の平均電流Iiaとなる。すなわち、電流Iiaは、[1]、[3]の期間の電流Iiの絶対値の平均値を電流Iif(入力電流成分)で示し、[2]、[4]の期間の電流Iiの絶対値の平均値を電流Iir(回生電流成分)で示すと、下記(1)式で表される。
Iia=Iif−Iir …(1)
このように、インバータ32の入力電流Iiaは、電流Iiの入力電流成分Iifと回生電流成分Iirとの差分電流に相当する。
そして、インバータ32の入力電力Piは、インバータ32の入力電圧Viと入力電流Iiaとから下記(2)式で表される。
Pi=Vi×Iia …(2)
また、インバータ32の出力電流Ioは、前述したように、インバータ32の発振周波数に応じた周期で変化する正弦波であり、その波高値(Iop)は、電流Iiの波高値(Iip)との関係(Iop=Iip×2)から算出することができる。従って、出力電流Ioは、電流Iiの入力電流成分である電流Iifに基づいて検出することができる。
上記したとおり、インバータ32の入力電流などを、直流電源部34からインバータ32への電源供給経路に流れる電流Iiに基づいて算出することができる。そこで、本実施形態の誘導加熱調理器31では、電流検出部35により検出される電流Iiに基づいて、差分電流検出部37、インバータ電流検出部39および制御回路42が、インバータ32の入力電流などを以下のように検出するようになっている。
すなわち、電流検出部35のシャント抵抗R31の端子間には、電流Iiに基づく電圧Vio1が生じる。従って、電圧Vio1は、[1]、[3]の期間では正方向成分であり、[2]、[4]の期間では負方向成分である。この電圧Vio1は、差分電流検出部37およびインバータ電流検出部39に与えられる。そして、差分電流検出部37からは、電圧Vio1の全期間(正方向成分および負方向成分)を平滑化(平均化)するとともに所定の分圧比により分圧した電圧VLo1(図2(c)参照)が出力される。この電圧VLo1は、電圧Vio1の正方向成分と負方向成分との差分に相当する。また、インバータ電流検出部39からは、電圧Vio1のピーク電圧を所定の分圧比により分圧した電圧VHo1(図2(c)参照)が出力される。
上記のようにして、差分電流検出部37およびインバータ電流検出部39から出力される電圧VLo1および電圧VHo1は、制御回路42に与えられる。制御回路42は、電流Iiの平均値に応じた電圧VLo1および電流Iiのピーク値に応じた電圧VHo1に基づいて、インバータ32の入力電流Iiaおよび出力電流Ioを算出する。
制御回路42は、上記のとおり検出したインバータ32の入力電流Iiaおよび出力電流Ioに基づいて、被加熱調理器具17の材質を以下のように検知する。図4(a)は、被加熱調理器具の材質に応じた入力電流Iiaと出力電流Ioとの関係を示す図であり、図4(b)は加熱コイルの等価回路図である。すなわち、被加熱調理器具17の材質が鉄などの磁性体の場合、加熱コイルL3で発生した磁束は被加熱調理器具17を通り易くなり、被加熱調理器具17と鎖交し易くなる。その結果、漏れ磁束が少なくなり、加熱コイルL3の等価インダクタンスL(図4(b)参照)は小さくなる。また、磁性体材料は比抵抗が大きく、表皮効果(鍋底のトッププレート側に渦電流が集中する効果)も大きいので加熱コイルL3の等価抵抗R(図4(b)参照)が大きくなる。
一方、アルミや銅のように非磁性で比抵抗が小さい材料の場合、加熱コイルL3で発生した磁束は被加熱調理器具17に通り難くなり、漏れ磁束が多くなるので加熱コイルL3の等価インダクタンスLが大きくなる。そして、比抵抗が小さく表皮効果も小さいので等価抵抗Rも小さくなる。また、土鍋などの非金属鍋の場合あるいは無負荷の場合は、誘導電流が全く流れないので等価インダクタンスLは最も大きくなり、等価抵抗Rは最も小さくなる。
そして、出力電流Ioは、加熱コイルL3の等価インピーダンスZに反比例し、入力電流Iiaは、出力電流IoとR/Zに比例する。その結果、被加熱調理器具17の材質に応じて図4(a)に示すような関係となる。すなわち、
材質 出力電流Io 入力電流Iia
鉄 小(Rが大 →Zが大) 大(R/Zが大)
アルミ 大(Rが小 →Zが小) 小(R/Zが小)
非金属(土鍋) 小(ωLが大→Zが大) 小(R/Zが小)
従って、入力電流Iiaおよび出力電流Ioの大小関係に基づいて、被加熱調理器具17の材質を検知(判定)することができる。
また、制御回路42には、インバータ入力電圧検出部41からインバータ32の入力電圧Viに基づく電圧Vvdoが与えられている。制御回路42は、算出した入力電流Iiaと電圧Vvdoとからインバータ32の入力電力Piを算出する。そして、制御回路42は、検知した被加熱調理器具17の材質や検出したインバータ32の入力電力Piなどに基づいてインバータ32の制御を行うことにより、被加熱調理器具17の誘導加熱を制御するようになっている。
以上説明したように、本実施形態によれば次のような効果を奏する。
差分電流検出部37(38)および制御回路42は、電流検出部35(36)により検出された直流電源部34からインバータ32(33)への電源供給経路に流れる電流Iiの全期間を平均化した電流、すなわち電流Iiの入力電流成分と回生電流成分との差分電流を求めることにより、インバータ32(33)への入力電流Iiaを算出する。これにより、従来技術とは異なり、直流電源部34の入力電流および加熱コイルL3(L4)に流れる高周波電流を直接検出するための電流検出部(カレントトランスおよび電流検出回路)を設ける必要がなくなる。従って、装置の回路構成が複雑化することなく、インバータ32(33)の入力電流を検出することができる。
上記したとおり、直流電源部34からインバータ32、33への電源供給経路に流れる電流Iiに基づいてインバータ32、33の入力電流を検出するので、本実施形態のように2つのIH加熱部を有する誘導加熱調理器31において、インバータ32、33に直流電源を供給する直流電源部の構成を共通使用することが可能となる。具体的には、直流電源部34を構成するダイオードブリッジDB1、コイルL1、L2、コンデンサC1、C2のうち、最も高価なダイオードブリッジDB1をインバータ32および33にて共通使用することができる。従って、装置の回路構成を簡単化するとともに、製造コストの低減を図ることができる。
直流電源部34の共通化を行ったことにより、インバータ駆動回路13、14に電源供給用の電源線45を接続してインバータ32、33の基準電位(グランド電位)を共通することが可能となる。これに伴い、制御回路42を含む他の回路にも電源供給用の電源線45を接続し、インバータ32、33と他の回路との基準電位(グランド電位)を共通にした。従って、1つの制御回路42により複数のインバータ32、33の駆動を制御する場合であっても、その制御信号の伝送経路を絶縁する必要がなくなる。つまり、フォトカプラなどの絶縁用素子が不要となるので、装置の回路構成を簡単化するとともに、製造コストの低減を図ることができる。
上記したとおり、本実施形態の構成では、直流電源部34からインバータ32(33)への電源供給経路に流れる電流Iiに基づいてインバータ32(33)の入力電流を算出するようにしたので、直流電源部34の入力電流を直接検出することがない。このように構成すれば、インバータ32(33)からの回生電流(図2における時刻t1〜t2の期間および時刻t3〜t4の期間)の一部が交流電源12側に流れ込んだ場合であっても、入力電流の検出精度に影響を及ぼすことがない。従って、インバータ32(33)の入力電流を精度良く検出できる。
電流検出部35(36)を、直流電源部34からインバータ32(33)への電源供給経路に直列に挿入したシャント抵抗R31(R32)により構成し、このシャント抵抗R31(R32)の端子間電圧に応じた電圧VLo1(VLo2)に基づいてインバータ32(33)の入力電流を検出するように構成した。これにより、装置の回路構成を一層簡単化することができる。
差分電流検出部37(38)を、商用電源周波数(約50Hzまたは約60Hz)を全波整流した周波数成分を通過可能なローパスフィルタ回路48(49)を備えた構成とした。そして、制御回路42は、この差分電流検出部37(38)から出力される電流Iiに応じた電圧VLo1(VLo2)に基づいてインバータ32(33)の入力電流を検出する。このように構成すれば、インバータの入力電流の商用電源周波数を全波整流した周波数成分についても検出可能となるので、応答性の良い入力電流検出ができる。これにより、例えば、鍋の急激な移動などにより負荷が急激に変化した場合であっても、これに追従して入力電流を検出するため、上記変化に対応した加熱を実行することができる。
電流Iiの入力電流成分Iifに応じた電圧VHo1(VHo2)を制御回路42に出力するインバータ電流検出部39(40)を設け、制御回路42は、入力電流成分Iifに基づいてインバータ32(33)の出力電流Ioを検出する。制御回路42は、検出したインバータ32(33)の入力電流Iiaおよび出力電流Ioに基づいて被加熱調理器具17(18)の材質を検知する。そして、制御回路42は、この検知結果に基づいて、インバータ32(33)の駆動を制御する。このように構成すれば、装置の回路構成が複雑化することなく、検知した被加熱調理器具17(18)の材質に応じて最適な加熱を実行することができる。
インバータ32(33)の入力電圧Viに応じた電圧Vvdoを制御回路42に出力するインバータ入力電圧検出部41を設け、制御回路42は、電圧Vvdoと入力電流Iiaとからインバータ32(33)の入力電力Piを算出する。そして、制御回路42は、この入力電力Piに基づいてインバータ32(33)の駆動を制御する。このように構成すれば、装置の回路構成を簡単化するとともに、インバータ32(33)の入力電力Piに基づいて、交流電源12の電源電圧変動などに対応した加熱制御を実行することができる。
制御回路42を、フラッシュメモリが内蔵されたマイクロコンピュータを主体として構成した。このように構成すれば、誘導加熱調理器31を製造する工程において、インバータ32(33)の入力電流を定格値(例えば15A/200V、3kW相当)に調整し、その調整値に相当する処理補正値をマイクロコンピュータのフラッシュメモリに記憶させておき、その処理補正値により、算出した入力電流Iiaを補正することができる。すなわち、例えば、入力電流の目標値が15Aのとき、部品のばらつきなどの原因により、制御回路42により算出された入力電流Iiaが14.5A相当であった場合には、フラッシュメモリに処理補正値として「15/14.5=1.034」を記憶させる。その後、制御回路42は、算出値に処理補正値を掛けて補正した値を入力電流Iiaとし、これに基づいてインバータの制御を行う。これにより、より正確なインバータ32(33)の入力電流検出を行うことができる。
また、誘導加熱調理器31の製造工程において、インバータ32(33)の入力電圧Viや出力電流Ioを調整する場合についても、上記した入力電流Iiaを調整する場合と同様の補正を行うことができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
制御回路42のマイクロコンピュータのフラッシュメモリには、実測値に基づいてマイクロコンピュータの処理を補正するための処理補正値が記憶されていればよい。例えば、誘導加熱調理器31の製造工程において、実際に測定したインバータの入力電流値と、マイクロコンピュータの処理により算出されるインバータの入力電流値とが異なる場合に、外部から与えられるインバータの入力電流指令値に基づいてマイクロコンピュータが行うインバータの制御処理を補正する処理補正値をマイクロコンピュータのフラッシュメモリに記憶させるようにしてもよい。
処理補正値を記憶させるための不揮発性メモリとして、制御回路42のマイクロコンピュータに内蔵されたフラッシュメモリを用いたが、外付けのフラッシュメモリを用いてもよい。また、フラッシュメモリに限らず、不揮発性メモリであれば、EEPROMなど他のメモリを用いてもよい。
電流Iiの入力電流成分Iifと回生電流成分Iirとをそれぞれ検出し、制御回路42がこれらの検出値を用いて演算を行い、インバータ32(33)の入力電流Iiaを算出するように構成してもよい。電流Iiの入力電流成分Iifの平均値を検出し、制御回路42がその検出値に基づいてインバータ32(33)の出力電流Ioを検出するように構成してもよい。電流検出部35(36)は、直流電流成分を検出できるものであればよく、ホール素子を用いた電流センサなど、他の電流検出手段を用いて構成してもよい。
インバータ32(33)の入力電流Iiaと出力電流Ioとに基づく被加熱調理器具17(18)の材質検知は、必要に応じて行えばよい。また、同様に、インバータ32(33)の入力電力Piの検出についても必要に応じて行えばよい。従って、インバータ電流検出部39(40)やインバータ入力電圧検出部41は必要に応じて設ければよい。
インバータ32、33は、ハーフブリッジ形に限らず、フルブリッジ形など、他の構成を用いてもよい。
上記実施形態においては、本発明を2つのIH加熱部(2つのインバータ)を有する誘導加熱調理器31に適用した例を示したが、本発明は、1つのIH加熱部(1つのインバータ)を有する誘導加熱調理器や、3つ以上のIH加熱部(3つ以上のインバータ)を有する誘導加熱調理器にも適用可能である。
本発明の第1の実施形態を示す誘導加熱調理器の電気的構成図 インバータ駆動時における各部の電圧波形および電流波形を示す図 高周波電流の流れる経路を示す図 (a)は被加熱調理器具の材質に応じたインバータの入力電流と出力電流との関係を示す図、(b)は加熱コイルの等価回路図 従来技術を示す図1相当図
符号の説明
図面中、12は交流電源、17、18は被加熱調理器具、31は誘導加熱調理器、32、33はインバータ、34は直流電源部、35、36は電流検出部(電流検出手段)、37、38は差分電流検出部(インバータ入力電流検出部)、39、40はインバータ電流検出部(高周波電流検出部)、41はインバータ入力電圧検出部、42は制御回路(インバータ制御部、マイクロコンピュータ、高周波電流検出部)、48、49はローパスフィルタ回路、L3、L4は加熱コイル、R31、R32はシャント抵抗を示す。

Claims (6)

  1. 調理器本体と、交流電源より供給される交流電力を整流して直流化する直流電源部と、前記直流電源部を電源として高周波電流を生成するインバータと、前記高周波電流が供給されることにより被加熱調理器具を誘導加熱する加熱コイルと、前記インバータを制御することにより前記被加熱調理器具に対する加熱を制御するインバータ制御部とを備えた誘導加熱調理器において、
    前記直流電源部から前記インバータへの電源供給経路に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段により検出される電流に基づいて、前記直流電源部から前記インバータに流れ込む入力電流成分と前記インバータから前記直流電源部に回生する回生電流成分との差分電流を検出し、その差分電流に基づいて前記インバータへの入力電流を検出するインバータ入力電流検出部とを備えていることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 電流検出手段は、直流電源部からインバータへの電源供給経路に直列に介在するシャント抵抗を備え、
    インバータ入力電流検出部は、前記シャント抵抗の端子間電圧を検出し、その正方向成分と負方向成分との差分に基づいてインバータへの入力電流を検出することを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. インバータ入力電流検出部は、シャント抵抗の端子間電圧を入力とし、商用電源周波数を全波整流した周波数成分を通過可能なローパスフィルタ回路を備え、前記ローパスフィルタ回路の出力に基づいてインバータへの入力電流を検出することを特徴とする請求項2記載の誘導加熱調理器。
  4. 電流検出手段により検出される電流に基づいて、直流電源部からインバータに流れ込む入力電流成分を検出し、この入力電流成分に基づいて加熱コイルに供給される高周波電流を検出する高周波電流検出部を備え、
    インバータ制御部は、前記高周波電流検出部により検出される高周波電流と、インバータ電流検出部により検出される前記インバータへの入力電流とに基づいて、前記インバータを制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  5. インバータへの入力電圧を検出するインバータ入力電圧検出部を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  6. インバータ制御部は、マイクロコンピュータと、不揮発性メモリとを備え、
    前記不揮発性メモリには、実測値に基づいて前記マイクロコンピュータの処理を補正する処理補正値が予め記憶されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011258316A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Kitashiba Electric Co Ltd 誘導溶解炉の制御装置
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