JP4595636B2 - 車両ドア制御システム及び制御方法 - Google Patents
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Description
<1.制御システムの構成(図1)>
図1は、本発明の実施形態による車両ドア制御システムの構成例を示すブロック図である。この制御システム100は車両に備えられたものであり、コントローラ10に、アンテナ21、オープナスイッチ22、ハーフラッチスイッチ23、フルラッチスイッチ24、ロックセンサ25、ドア開スイッチ26、ラッチ駆動モータ31、ロック駆動モータ32が、それぞれ接続されて構成されている。そして、以下で詳細に説明するように、本実施の形態による車両ドア制御システムでは、乗員のリモコン操作によりアンロック指令を受信すると、ロック状態のドアをいったんハーフラッチ状態とし、その後、乗員がドア開放の意図を示すことによりドアをフルリリース状態とするものである。
なお、このリモコン200は、電波送信用のアンテナ210と、操作部であるLOCKボタン220及びUNLOCKボタン230とを備えている。ユーザが例えば車両外部からLOCKボタン220またはUNLOCKボタン230を操作すると、キーIDを含む電波信号(ロック指令又はアンロック指令)を、アンテナ210を介して発信する。
図2は、本発明の第1の実施の形態による制御システム及び制御方法における処理動作を説明するフローチャートである。この処理は、図1の車両ドア制御システムのコントローラ10によって実行される。
なお、ラッチ機構によりドアラッチがフルラッチになって一定時間後(例えば30秒)、盗難防止のために別途設けられるオートリロック機能が働くことにより、ロック駆動モータ32も駆動されてドアをロックする。このようなオートリロック機能を用いずにステップS113においてロック駆動モータ32も駆動させ、ドアをロックしても良い。
(1)車両ドアのラッチ機構によりドアラッチをフルリリースさせる前にいったんハーフラッチとして、車両ドアがこれから開くことを予めユーザが認識し易いように提示することで、ユーザの違和感を解消することができる。
(2)また、ステップS108においてオープナスイッチ22が操作された場合にラッチリリース条件成立としたので、ユーザがドアに触れている状態でのラッチリリースとなる。従って、開こうとするドアをユーザが自然に支えることができるので、ユーザの違和感を一層解消することができる。
(4)また、ステップS105及びS106においてフルラッチからハーフラッチとなった後、ラッチリリース条件の成立前にロック指令を受信した場合にはフルラッチに制御するので、ハーフラッチ後のリモコン操作などにより、再度フルラッチに戻すことができる。
図1の制御システムは第1の実施の形態と同様であり説明を相違点を主に説明する。
<4.第2の実施の形態の作用(図3)>
図3は、本発明の第2の実施の形態による制御システム及び制御方法における処理動作を説明するフローチャートである。この処理は、図1の車両ドア制御システムのコントローラ10によって実行される。図2に示す第1実施の形態と同様の処理には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(1)第1実施の形態の効果に加えて、ステップS202において、ハーフラッチへの制御時にもオープナスイッチ22の操作を必要としているので、意図しない車両ドアの開放を一層防止することができる。
以上述べた第1実施の形態及び第2実施の形態では、ステップS105及びS106においてハーフラッチとなった後、オープナスイッチ22が操作される前に、一定時間経過した場合又はロック指令を受信した場合にフルラッチに制御することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、以上説明した実施形態におけるロック駆動モータ32は本発明の「ロック駆動手段」に、ラッチ駆動モータ31は「ラッチ駆動手段」に、アンテナ21は「受信手段」に、コントローラ10は「制御手段」、「アンロック条件判定手段」及び「ラッチリリース条件判定手段」に、オープナスイッチ22は「ドア開き入力手段」に、リモコン200は「携帯機」に、LOCKボタン220及びUNLOCKボタン230は「携帯機に設けられた操作部」に、LOCKボタン220は「ドアロック入力手段」にそれぞれ相当する。
22…オープナスイッチ 31…ラッチ駆動モータ
32…ロック駆動モータ 100…制御システム
200…リモコン 210…アンテナ
220…LOCKボタン 230…UNLOCKボタン
Claims (8)
- 車両ドアのロック機構をロック、アンロック状態に駆動するロック駆動手段と、
車両ドアのラッチ機構をフルラッチ、ハーフラッチ、フルリリース状態に駆動するラッチ駆動手段と、
アンロック指令を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信したアンロック指令に基づいて、前記ロック機構がロックされた状態からアンロック状態へ駆動制御するとともに前記ラッチ機構をフルリリース状態からハーフラッチ状態へ駆動制御し、その後、前記ラッチ機構をフルリリースさせる制御手段と、
ユーザによるドア開き入力を受け付けるドア開き入力手段とを具備し、
前記制御手段は、前記受信手段により受信したアンロック指令に基づいて、前記ロック機構がロックされた状態からのアンロック条件を判定するアンロック条件判定手段と、
前記ラッチ機構がハーフラッチである状態からのラッチリリース条件を判定するラッチリリース条件判定手段とを備え、
前記ラッチリリース条件判定手段は、前記ドア開き入力手段が前記ドア開き入力を受け付けた場合に、前記ラッチリリース条件の成立を肯定し、
前記制御手段は、
(1)前記アンロック条件判定手段が前記アンロック条件の成立を肯定し、かつ前記ドア開き入力手段が前記ドア開き入力を受け付けた場合に、前記ロック機構のロックをアンロックさせ、
(2)前記アンロック条件判定手段が前記アンロック条件の成立を肯定し、かつ前記ドア開き入力手段が前記ドア開き入力を受け付けた場合に、前記ラッチ機構をフルラッチである状態からハーフラッチに制御し、かつ、
(3)前記ラッチリリース条件判定手段は、再度前記ドア開き入力手段が前記ドア開き入力を受け付けた場合に、前記ラッチリリース条件の成立を肯定し、前記ラッチ機構を前記ハーフラッチである状態からラッチリリースに制御することを特徴とする車両ドア制御システム。 - 請求項1に記載の車両ドア制御システムにおいて、
前記制御手段は、前記ラッチ機構をフルラッチである状態からハーフラッチに制御した後、一定時間以内に前記ラッチリリース条件判定手段が前記ラッチリリース条件の成立を肯定しない場合に、前記ラッチ機構を前記ハーフラッチである状態からフルラッチに制御することを特徴とする車両ドア制御システム。 - 請求項1に記載の車両ドア制御システムにおいて、
ユーザによるドアロック入力を受け付けるドアロック入力手段を更に備え、
前記制御手段は、前記ラッチ機構をフルラッチ状態からハーフラッチ状態に制御した後、前記ラッチリリース条件判定手段が前記ラッチリリース条件の成立を肯定しない内に前記ドアロック入力手段が前記ドアロック入力を受け付けた場合に、前記ラッチ機構を前記ハーフラッチ状態からフルラッチ状態に制御することを特徴とする車両ドア制御システム。 - 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の車両ドア制御システムにおいて、
前記受信手段が受信するアンロック指令は、携帯機に設けられた操作部がユーザにより操作されると発信されることを特徴とする車両ドア制御システム。 - 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の車両ドア制御システムにおいて、
前記受信手段が受信するアンロック指令は、前記車両に設けられた操作部がユーザにより操作されると、携帯機から発信されることを特徴とする車両ドア制御システム。 - 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の車両ドア制御システムにおいて、
前記受信手段が受信するアンロック指令は、携帯機が前記車両との所定の通信圏内に入ると、前記携帯機から発信されることを特徴とする車両ドア制御システム。 - 車両ドアのロック機構をロック、アンロック状態に駆動するロック駆動手段と、
車両ドアのラッチ機構をフルラッチ、ハーフラッチ、フルリリース状態に駆動するラッチ駆動手段と、
ユーザによるドア開き入力を受け付けるドア開き入力手段とを備える車両のドア開閉方法において、
アンロック指令を受信し、
受信したアンロック指令に基づいて、前記ロック機構がロックされた状態からのアンロック条件を判定し、
前記ドア開き入力が受け付けられた場合に、前記ラッチ機構がハーフラッチである状態からのラッチリリース条件を判定し、
前記アンロック条件の成立が肯定され、かつ前記ドア開き入力が受け付けられた場合に、前記ロック機構のロックをアンロックさせ、
前記アンロック条件の成立を肯定し、かつ前記ドア開き入力が受け付けられた場合に、前記ラッチ機構をフルラッチである状態からハーフラッチに制御し、
再度前記ドア開き入力が受け付けられた場合に、前記ラッチリリース条件の成立を肯定し、前記ラッチ機構を前記ハーフラッチである状態からラッチリリースに制御することを特徴とする車両のドア開閉方法。 - キーIDを含むアンロック指令を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより受信したアンロック指令に基づいて、前記ロック機構がロックされた状態からのアンロック条件を判定するアンロック条件判定ステップと、
ユーザによるドア開き入力を受け付ける入力ステップと、
前記アンロック条件判定ステップにより前記アンロック条件の成立を肯定し、かつ前記ドア開き入力が受け付けられた場合に、前記ロック機構のロックをアンロックさせるロック制御ステップと、
前記アンロック条件判定ステップにより前記アンロック条件の成立を肯定、かつ前記ドア開き入力が受け付けられた場合に、前記ラッチ機構を、フルラッチである状態からハーフラッチに制御するハーフラッチ制御ステップと、
前記ラッチ機構がハーフラッチである状態からのラッチリリース条件を判定するラッチリリース条件判定ステップと、
前記ラッチリリース条件判定ステップによって、再度前記ドア開き入力が受け付けられた場合に前記ラッチリリース条件の成立を肯定し、前記ラッチ機構を前記ハーフラッチである状態からラッチリリースに制御するラッチリリース制御ステップとを備えたことを特徴とする車両ドア制御方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07116878B2 (ja) * | 1987-10-08 | 1995-12-18 | 株式会社大井製作所 | 自動車用ドアの半自動開扉装置 |
JP2004052337A (ja) * | 2002-07-19 | 2004-02-19 | Nissan Shatai Co Ltd | オートクロージャ制御装置 |
JP2004218295A (ja) * | 2003-01-15 | 2004-08-05 | Calsonic Kansei Corp | 車両用ドア半開装置 |
JP2005054494A (ja) * | 2003-08-06 | 2005-03-03 | Denso Corp | 車両用ドア開閉補助装置 |
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