JP4595156B2 - 走行火炎設備装置および走行火炎方法 - Google Patents

走行火炎設備装置および走行火炎方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は走行火炎設備装置および走行火炎方法に係り、特に、屋外あるいは水面近傍等で用いる火炎演出設備で、空中あるいは水上で一連の火炎の列を作るとともに、その火炎の列を順次消火して火炎を走行させる走行火炎設備装置および走行火炎方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、布切れあるいは縄に油を染み込ませ、それに火を付けて一連の火炎の列を作ることは知られている。この布切れあるいは縄の油に安全に点火するために、バーナ装置を用いることは知られている。また、長い管に孔を設け、その端部の孔から点火して一連の火炎列を作るバーナ装置も知られている。このようにバーナ装置には、身近なものとして家庭用のガスコンロのバーナ装置が知られている。このバーナ装置には、一般的に点火装置として、電気火花、火炎、赤熱させたニクロム線、あるいは、圧電素子等が用いられている。しかし、空中あるいは水上で気体燃料を用いて一連の火炎の列を作るとともに、順次消火を行うことは知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、布切れあるいは縄に油を染み込ませ、それに火を付けて一連の火炎の列を作ることは知られているが、火炎が走行するように見せるためにはそれを順次消火して行くことが必要であり、順次消火することは困難であるという問題がある。また、火炎が走行するように見せる観覧用の火炎演出設備を製造することは困難であり、現在までにこのような設備は提案されていなかった。この観覧用の火炎演出設備とは、例えば、図2に示すような設備の一部が考えられている。この火炎演出設備は、水槽S内に水Waを入れ、この水Waの水面近傍にガス発生器を配設し、このガス発生器に気体燃料を供給するとともに、点火装置でガス発生器が発生する気泡ガスを燃焼させて一連の火炎を作るとともに、それを順次消火して火炎が走行するように見せる設備が考慮されている。しかし、この設備により火炎が走行するように見せる困難の一例としては、一般用のバーナ装置では、次の点で困難であるとともに、気体燃料を順次消火することは制御が困難であるという問題があった。一般用のバーナ装置では、屋外あるいは水面近傍等で用いる火炎演出設備においては、従来の点火装置としての電気火花、火炎、赤熱させたニクロム線、あるいは、圧電素子等では、風が当たったり、あるいは水等がかかったりして点火装置の加熱が低くなり、パイロットガスが点火せず、火炎が走行するように作ることは困難であるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題点に着目し、走行火炎設備装置および走行火炎方法に係り、特に、屋外あるいは水面近傍等で用いる火炎演出設備で、空中あるいは水上で一連の火炎の列を作るとともに、その火炎の列を順次消火して走行する火炎列を、安全に、容易に製造できる走行火炎設備装置および走行火炎方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る走行火炎設備装置の発明の第1では、気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎の列を作った後に、順次消火して火炎を走行させる走行火炎設備装置であって、水中内に配設された配管に所定間隔離間して焼結部材を配設した気泡燃料ガス発生部に注入されていた水圧発生器からの水を一端側から排出するとともに、他端側から気燃料ガス発生部の焼結部材から漏れる気体燃料を気泡ガスとして発生させ、かつ、発生した気泡ガスに気燃料ガス発生部の端部の近傍に配設された点火装置で点火して燃焼させて水上に一連の火炎列を作った後に、気燃料ガス発生部に水圧発生器からの水を再度注入して一連の火炎列を順次消火して火炎を走行させる構成としている。
【0006】
また、発明の第2では、気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎の列を作った後に、順次消火して火炎を走行させる走行火炎設備装置であって、気体燃料を蓄圧する気体燃料用タンクと、水中内に配設された気泡燃料ガス用配管に所定間隔離間して焼結部材を配設し、気体燃料用タンクからの気体燃料を焼結部材から気泡ガスとして発生する気泡燃料ガス発生部と、気体燃料用タンクと気泡燃料ガス発生部とを接続する気体燃料用配管と、気体燃料用配管に配設され、気体燃料の流量及び遮断を制御する電磁付気体燃料弁と、気泡燃料ガス発生部に供給する水を吐出する水圧発生器と、一端が気泡燃料ガス発生部と電磁付気体燃料弁との間の気体燃料用配管に接続され、他端が水圧発生器に接続される水圧用配管と、水圧用配管に配設された電磁付水圧弁と、気泡燃料ガス発生部の端部に付設され、内部に注入された水を外部に放出する電磁付水量調整弁と、気泡燃料ガス発生部の端部近傍に配設され、気泡燃料ガス発生部からの気泡ガスに点火して燃焼させる点火装置と、気泡燃料ガス発生部に気体燃料を供給して焼結部材から漏れる気泡ガスを燃焼して水上に一連の火炎列を作るときに、電磁付気体燃料弁および電磁付水量調整弁に開口する信号を出力するとともに、電磁付水圧弁に閉じる信号を出力する制御部とからなる構成としている。
【0007】
また、気燃料ガス発生部からの燃焼している一連の気泡ガスを順次消火させるときに、電磁付気体燃料弁および電磁付水量調整弁に閉じる信号を出力するとともに、電磁付水圧弁に開口する信号を出力する制御部とからなる構成にすると良い。
【0008】
また、一連の気泡ガスに点火するとき、中に電流を流して表面温度を高めたグロープラグで行う構成にすると良い。
【0009】
本発明に係る走行火炎方法の第1では、水中内に配設された配管に所定間隔離間して焼結部材を配設した気泡燃料ガス発生部から発生させた気泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎の列を作った後に、気燃料ガス発生部に水を注入して順次消火して火炎を走行させる走行火炎方法であって、気泡燃料ガス発生部の配管に注入されていた水を一端側から排出するとともに、他端側から気体燃料を供給して焼結部材から気泡ガスとして発生させ、かつ、発生した気泡ガスを燃焼させて水上に一連の火炎列を作った後に、配管に水を再度注入して一連の火炎列を順次消火して火炎を走行させる方法にすると良い。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、一連の火炎の列を作るとともに、その火炎の列を順次消火して走行させるときには、先ず始めに、気体燃料ガス発生部に水圧発生器からの水を内部に注入して置く。次に、気体燃料ガス発生部に注入されていた水圧発生器からの水を一端側から排出するとともに、他端側から気体燃料ガス発生部に供給された気体燃料を気泡ガスとして発生させる。この発生した気泡ガスに気体燃料ガス発生部の端部の近傍に配設された点火装置で点火して燃焼させて一連の火炎列Faを作る。一連の火炎列Faが作られて燃焼している間に、気体燃料ガス発生部に水圧発生器からの水を注入して一連の火炎列Faを順次消火して火炎を走行させる。
【0011】
この走行火炎設備装置で作られる一連の火炎の列に用いられるグロープラグは、内部のヒータに電流を流して表面温度を上昇させ、この上昇した表面温度にパイロットガスを接触させてパイロットガスを確実に点火して燃焼させる。このグロープラグは、発熱量が大きいとともに、表面温度の上昇率が速く自動車等の車輌のエンジンに用いるグロープラグが用いられているため、風が当たったりあるいは水がかかっても、表面温度の低下が少なくなるとともに長時間上昇したままの温度を維持でき、パイロットガスの点火をより確実にして、パイロットガスを燃焼させる。また、グロープラグを気体燃料を気体燃料ガス発生部に対して対向して2個以上設けたために、一方から風が当たったりあるいは一方に水がかかっても、点火がより確実になる。また、グロープラグの先端部はパイロットパイプの中に収納したため、風が当たったりあるいは水がかかることが少なくなる。このグロープラグには、セラミックスを用いたグロープラグを用いると、さらに、内部のヒータに大電流を流して表面温度が上昇しすぎても、表面の腐食がなくなるとともに、表面温度の上昇率をさらに速くすることができる。
また、点火装置には火炎検出センサが付設され、パイロットガスが点火されて燃焼したことを検出している。また、センサには、赤外線輻射センサを用いると、パイロットガスの火炎、および、グロープラグの先端部から放出される赤外域の輻射熱のいずれかを非接触で、応答性が速く検出できる。
【0012】
【発明の実施の形態および実施例】
以下に、本発明に係る走行火炎設備装置および走行火炎方法の好ましい実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の全体構成回路図、図2は走行火炎設備装置の正面概略図、図3は走行火炎設備装置の一部側面断面図、図4は走行火炎設備装置の一部平面図、図5は走行火炎設備装置に用いる点火装置のパイロットバーナの一部断面正面図、図6はパイロットバーナの一部断面側面図、および、図7はパイロットバーナの平面図である。
【0013】
図1において、走行火炎設備装置1は、主として、一連の火炎の列を作る気体燃料ガス発生部2と、一連の火炎の列を作る気泡ガスに点火するパイロットバーナ部30と、気体燃料ガス発生部2に水を供給するとともに、注入された水の排出する流量を調節する水圧発生部21と、一連の火炎の列を作る気泡ガスの点火指令、および一連の火炎の列を順次消火する指令を出力する制御部130とから構成されている。
【0014】
気体燃料ガス発生部2は、主として、気体燃料用タンク4と、気泡燃料ガス発生部6と、および電磁付気体燃料弁8とから構成されている。
水圧発生部21は、主として、水ポンプ等の水圧発生器22と、電磁付水量調整弁24、電磁付水圧弁26とから構成されている。
【0015】
パイロットバーナ30は、主として、パイロットガス部35と、点火装置部60とから構成されている。また、パイロットバーナ30には、火炎検出センサ部70が付設されている。
【0016】
制御部130は、電磁付気体燃料弁8、電磁付水量調整弁24、および電磁付水圧弁26等への指令の出力、あるいは、点火装置60の火炎検出センサ部70の点火への指令の出力、気体燃料用タンク4の圧力、あるいは水面Sdの位置を検出値を受信して、走行火炎設備装置1の作動の制御を行っている。
【0017】
この走行火炎設備装置1は、観覧用の火炎演出設備として、例えば、図2に示すような火炎演出設備に用いられる。走行火炎設備装置1は、水槽S内に水Waを入れ、この水Waの水中に気体燃料ガス発生部2の気泡燃料ガス発生部6を配設し、この気泡燃料ガス発生部6に気体燃料を供給して気泡ガスとして発生させる。この水中から水上に浮き上がらせた気泡ガスGdを気泡燃料ガス発生部6の端部に配設された点火装置60により燃焼させて一連の火炎列Faを作るとともに、その火炎列Faを端部から消火して火炎列Faを走行させるように見せる設備である。このとき、走行火炎設備装置1は、気泡燃料ガス発生部6、パイロットガス部35と、点火装置部60、および、火炎検出センサ部70の一部は水中に配置され、それぞれの先端部は水面より突出して配置されている。特に、パイロットパイプ36bの先端部36c、点火装置部60のグロープラグ66の先端部66a、および、火炎検出センサ72は水面より突出して配置されている。このように配置されたグロープラグ66でも、自動車等の車輌のエンジンに用いるグロープラグが用いられているため、水面の上側で、水面の近傍に配置されても確実に表面温度を維持でき、パイロットガスを確実に点火できる。また、水面Sdの近傍には、水面センサ134が配設され、水槽S内に所定量の水Waが入り、水面位置Sdが所定の位置にあるか否かの検出を行い、この信号を制御部130に送信している。
【0018】
図1において、気体燃料ガス発生部2の気体燃料用タンク4は、気体燃料用配管10を介して気泡燃料ガス発生部6に接続されて、LPG(液化石油ガス)、LNG(液化天然ガス)、あるいは、これらの混合ガス等の気体燃料を供給している。この気体燃料用タンク4は、図示しない配管を介して気体燃料供給装置に接続されて、LPG(液化石油ガス)、LNG(液化天然ガス)、あるいは、これらの混合ガス等の気体燃料を所定圧力以上で蓄圧している。気泡燃料ガス発生部6は、気体燃料用タンク4に接続したが、気体燃料用配管10を所定圧力の気体燃料を供給する図示しない気体燃料供給装置に接続しても良い。この気体燃料用タンク4には、後述する圧力センサ132が付設され、蓄圧されている気体燃料の圧力の測定値を制御部130に送信している。
【0019】
水圧発生部21の水圧発生器22は水ポンプ等からなり、この水圧発生器22の水は、一端が水圧発生器22に、また、他端が気体燃料用タンク4と気泡燃料ガス発生部6とを接続する気体燃料用配管10に位置Pa点で接続する水圧用配管28、および気体燃料用配管10を介して気体燃料ガス発生部2に供給される。水圧用配管28には電磁付水圧弁26が配設され、電磁付水圧弁26は水圧発生器22からの水の流量あるいは遮断を調節している。電磁付水量調整弁24は、気体燃料ガス発生部2の端部に付設され、内部に注入された水を外部に放出する流量を調節している。
【0020】
図3において、気泡燃料ガス発生部6は、気泡燃料ガス用配管12と、気泡ガス用焼結部14とから構成されている。また、気泡ガス用焼結部14は、絞り付継ぎ手16と、T字形継ぎ手18と、気泡ガス用焼結プラグ20(以下、焼結プラグ20という)とから構成されている。気泡燃料ガス用配管12は、一端側に気体燃料用配管10、電磁付気体燃料弁8を介して気体燃料用タンク4に接続され、また、他端側には詳細は後述する電磁付水量調整弁24が付設されている。気泡燃料ガス用配管12には、所定間隔離間して絞り付継ぎ手16を付設するねじ孔12aがあけられている。
【0021】
気泡ガス用焼結部14の絞り付継ぎ手16は、両端部にねじ部16aを有する段付き形状により形成されるとともに、その中心部には気体燃料を流す孔16bが貫通されている。また、この孔16bには絞り孔部16cが形成され、内部を流れる気体燃料の流量を規定している。絞り孔部16cは、気泡燃料ガス用配管12の内部に流れる気体燃料の抵抗に応じて設定され、下流側に行くほど孔部が大きくなり、焼結プラグ20から発生する気泡ガスGdが上流から下流までほぼ一定になるように設定されている。T字形継ぎ手18は、T字形の両端部にねじ部18aを、また、その中央部にねじ穴18bを有するとともに、その中心部には気体燃料を流す孔18cが貫通されている。流す孔18cは、絞り付継ぎ手16の孔16bから気体燃料を受けて焼結プラグ20に流している。焼結プラグ20は、円筒形状により形成され、その一端部にはねじ穴20aが形成され、T字形継ぎ手18の両端部のねじ部18aに螺合して取着されている。焼結プラグ20は、金属あるいは瀬戸物等で細かい穴が連通して設けられた焼結により形成され、内部に流れる気体燃料を注入する圧力を受けて気体燃料が細かい気泡ガスGdとして押し出されて、気泡ガスGdを発生させている。
【0022】
図2、図3、および図4において、気泡ガス用焼結部14は、それぞれが同一方向に向けられるとともに、気泡燃料ガス用配管12に対して所定の角度θで傾斜して取着されている。この気泡ガス用焼結部14の両端部は幅Bmをもって気泡燃料ガス用配管12に対して取着されている。このため、焼結プラグ20からの気泡ガスGdは、水中を浮き上がるときに広がり幅Bm以上の幅をもって水面Sdに浮き上がってくる。したがって、水面Sdに浮き上がって来た気泡ガスGdは、気泡燃料ガス発生部6の端部に配設されたパイロットバーナ30により点火されて幅Bm以上の幅をもった火炎を発生して燃焼する。このとき、焼結プラグ20が水面Sdから配置されている深さ距離Haは、水面Sdより約40cm以内に配設されている。この深さ距離Haが、約40cm以上深い位置に配置されると、気泡ガスGdが集合して大きな固まりとなり点火が旨くいかなることがある。
【0023】
この燃焼は、気泡燃料ガス発生部6に注入されていた水圧発生器22からの水を一端側に配設された流量を調整した電磁付水量調整弁24から排出されるとともに、一端側から気体燃料ガス発生部6に供給された気体燃料が端部側の気泡ガス用焼結部14aから水面Sdの上に気泡ガスGdとして浮き上がってくる。この気泡ガスGdは端部側に配設されたパイロットバーナ30により点火されて幅Bm以上の幅を持ち、かつ、気泡燃料ガス用配管12の長手方向に一連の火炎列Faを発生して燃焼する。さらに、気体燃料が気泡燃料ガス発生部6に供給されると、次に配設された気泡ガス用焼結部14bから水面Sdの上に気泡ガスGdが浮き上がり、これに気泡ガス用焼結部14aからの火炎が点火して気泡ガス用焼結部14bからの気泡ガスGdが燃焼する。これが順次繰り返されて、気泡燃料ガス用配管12の端部に取着された気泡ガス用焼結部14nまで続き、一連の火炎列Faが生ずる。
【0024】
一連の火炎列Faを消火するときには、制御部130内のタイマー138により所定時間経過した後に、電磁付水量調整弁24および電磁付気体燃料弁8を閉じるとともに、電磁付水圧弁26を開き、水圧発生器22からの水を気泡燃料ガス用配管12の端部側から気泡ガス用焼結部14に供給する。これにより、気泡ガス用焼結部14の端部側から配置されている第1の気泡ガス用焼結部14aから順次水が入り、気泡ガスGdの発生が無くなり消火して行く。これが順次繰り返されて、気泡燃料ガス用配管12の端部に取着された気泡ガス用焼結部14nまで続き、一連の火炎列が消火され、水面上を火炎が走行するように見える。
【0025】
図5、図6、および、図7において、一連の火炎の列を作る気体燃料ガスに点火して燃焼させるパイロットバーナ30は、パイロットガス部35と、点火装置部60とから構成されている。また、パイロットバーナ30には、詳細は後述する制御部130の火炎検出センサ部70が付設されている。パイロットバーナ30は、図2に示すように、気泡燃料ガス発生部6の一端6a側の側面近傍に一対として配設され、気泡燃料ガス発生部6から発生する気泡ガスGdに点火して気泡ガスGdを燃焼している。この気泡燃料ガス発生部6の一端6a側の片側にのみ配設しても良い。パイロットガス部35は、主として、第1ブロック36と、第2ブロック38と、第3ブロック40と、から構成されている。また、このパイロットガス部35には、パイロットガス用鋼管42と、燃焼エア用鋼管44と、および、パージエア用鋼管46とが付設されている。また、パイロットガス用鋼管42と、燃焼エア用鋼管44と、および、パージエア用鋼管46は、それぞれが詳細は後述する供給するタンクに接続されている。
【0026】
第1ブロック36は、立方体形状の第1用ブロック36aと、へ字形状のパイロットパイプ36bとにより一体形成され、ブロック36aの一面にパイロットパイプ36bの一端部が固設されるとともに、他端部36cは気泡燃料ガス発生部6から発生する気泡ガスGdに向けて配設され、燃焼したパイロットガスが気泡ガスGdに向けて噴出している。また、パイロットパイプ36bが固設されているブロック36aの対向面には段付きのパイロット孔36dがパイロットパイプ36bに向けて貫通してあけられ、パイロットガス、燃焼エア、および、パージエアを流している。また、パイロットパイプ36bの先端側には、点火装置部60が挿入される点火用穴36Aと、点火用穴36Aの先端側のより上方に火炎検出センサ部70が挿入されるセンサ用穴36Bとが順次あけられている。
【0027】
第2ブロック38は、立方体形状の第2用ブロック38aと、対向する両端面のそれぞれに設けられている円筒体38b、38cとから形成されている。円筒体38b側の第2用ブロック38aの一面は第1ブロック36に当接するとともに、円筒体38bが第1ブロック36のパイロット孔36dに枢密に挿入され、また、円筒体38bにはOリング48が挿入されてパイロットガス、燃焼エア、および、パージエアをシールしている。第2用ブロック38aの外周の一面には、燃焼エア用鋼管44が取着される燃焼エア用ねじ穴38dがあけられている。この燃焼エア用ねじ穴38dには、円筒体38b部にあけられた燃焼エア用穴38eが直角方向から貫通しており、燃焼エア用鋼管44からの燃焼エアを燃焼エア用ねじ穴38d、燃焼エア用穴38eを介して、第1ブロック36のパイロット孔36dに流している。
【0028】
また、円筒体38cには、パイロットガス用鋼管42が取着されるパイロットガス用ねじ穴38fがあけられている。このパイロットガス用ねじ穴38fは、円筒体38bに向けて貫通しており、パイロットガス用鋼管42からのパイロットガスを、第1ブロック36のパイロット孔36dに流している。パイロット孔36dでは、燃焼エア用鋼管44からの燃焼エアとパイロットガス用鋼管42からのパイロットガスとを混合して混合ガスにするとともに、パイロットパイプ36bに向けて流し、後述する点火装置部60によりパイロットパイプ36b内での点火を容易にしている。また、パイロットガス用ねじ穴38fには、パイロットガスの入口側にフィルタ50が付設されて流れるパイロットガスを清浄にするとともに、出口側にガスオリフィス52が付設されて流れるパイロットガスの流量を決定させている。また、円筒体38c側の第2用ブロック38aの一面は第3ブロック40の一面に当接するとともに、円筒体38cは第3ブロック40の円筒体用穴40aに挿入されている。また、第2ブロック38は、第3ブロック40とに当接する一面から円筒体38bに向けて貫通するパージエア用穴38gが設けられ、後述するパージガスを第1ブロック36のパイロット孔36dに流している。
【0029】
第3ブロック40の外周の一面には、パージエア用鋼管46が取着されるパージエア用ねじ穴40bがあけられている。このパージエア用ねじ穴40bには、第2用ブロック38aに当接する一面からパージエア用穴40cが直角方向から貫通しており、パージエア用鋼管46からのパージエアを第2ブロック38に設けたパージエア用穴38gを介して、第1ブロック36のパイロット孔36dに流している。パイロット孔36dに流れたパージエアは、燃焼エアとパイロットガスとの混合ガスをパイロットパイプ36bに向けて流すとともに、外部に排出している。
【0030】
図5および図6において、点火装置部60は、主として、ターミナルボックス62と、プラグホルダ64と、グロープラグ66と、および、グロープラグ電気用配管68とから構成されている。点火装置部60は、ターミナルボックス62がボルト62Aによりパイロットガス部35の第1ブロック36に取着されている。ターミナルボックス62は、立方体形状で形成され、その一面は第1ブロック36に取着され、また、他の一面には、グロープラグ用の穴62aが形成されるとともに、その一面にはプラグホルダ64が取着されている。プラグホルダ64が取着されている他の一面の対向面には、グロープラグ電気用配管68が取着される電気配管用ねじ穴62bがあけられ、電気配管用ねじ穴62bはグロープラグ用の穴62aに繋がっている。
【0031】
プラグホルダ64は、矩形形状のフランジ部64aと円筒形状のホルダ64bとから形成されている。また、プラグホルダ64には、段付きプラグ用孔64cがあけられ、その段付きプラグ用孔64cには、グロープラグ66が挿入されて取着されている。グロープラグ66は、自動車等の車輌のエンジンに用いるグロープラグが用いられ、その先端部66aは、パイロットパイプ36bの先端部に形成された点火用穴36Aからパイロットパイプ36bの内部に挿入されている。グロープラグ66には、配線66bがグロープラグ電気用配管68からターミナルボックス62のグロープラグ用の穴62a内に挿入され、ターミナルボックス62のグロープラグ用の穴62aおよびプラグホルダ64の段付きプラグ用孔64c内に配設されたグロープラグ66に接続されている。グロープラグ66には、接続されている配線66bを介して電流が供給され、グロープラグ66の内部に配設された図示しないヒータに電流を流して温度を上昇している。この温度は、先端部66aの表面温度を上昇させ、パイロットパイプ36bの内部を流れる燃焼エアとパイロットガスとの混合ガスに点火して燃焼させている。
【0032】
グロープラグ66の先端部66aがパイロットパイプ36bの中に収納されているため、グロープラグ66の先端部66aに風が当たったりあるいは水がかかることが少なくなり、また、風が当たったりあるいは水がかかっても、車輌のエンジンに用いるグロープラグ66が用いられているため、表面温度の低下が少なくなるとともに長時間上昇したままの温度を維持でき、パイロットガスの点火をより確実にして、パイロットガスを燃焼させる。このグロープラグ66は、通常の金属グロープラグでも良いが、セラミックヒータを用いたセラミックグロープラグを用いると内部のヒータに大電流を流して表面温度が上昇しすぎても、表面の腐食がなくなるとともに、表面温度の上昇率をさらに速くすることができるためさらに良い。
【0033】
また、点火装置部60には、詳細は後述する制御部130の火炎検出センサ部70が付設されている。火炎検出センサ部70は、主として、火炎検出センサ72と、ファイバ用光変換器74と、および、光ファイバ76とから構成されている。この火炎検出センサ部70は、火炎検出センサ72がセンサ用ブラケット78によりターミナルボックス62に取着されている。火炎検出センサ72の先端部72aは、パイロットパイプ36bの先端部に形成されたセンサ用穴36Bからパイロットパイプ36bの内部に挿入されて収納されている。
【0034】
火炎検出センサ72は、例えば、赤外線輻射温度計が採用され、パイロットガスの火炎、あるいは、グロープラグ66の先端部66aから放出される赤外域の輻射熱の少なくともいずれかを測定し、パイロットガスが燃焼しているか否か、グロープラグ66の表面温度が上昇しているか否かを検出している。また、この赤外線輻射温度計は非接触で測定でき、かつ応答性が速いので正確な制御に用いることができる。また通常の温度計等の温度センサを用いて、パイロットパイプ36bの中を流れるパイロットガスの温度を測定しても良い。火炎検出センサ72で検出した温度信号は、ファイバ用光変換器74で光に変換され、光ファイバ76を介して図示しない制御部に送られている。このため、光信号を用いているため、図1に示す配線66cよりも、速い信号の伝達がえられている。
【0035】
図1において、圧縮空気用タンク90は、燃焼エア用鋼管44、44に接続され、圧縮空気用タンク90に近い途中の接続点Pbで分岐された後に、さらに接続点Pbで分岐されて一対の燃焼エア用鋼管44、44とされ、気泡燃料ガス発生部6の一端6a側の側面近傍に一対として配設された一対の点火装置部60のパイロットガス部35の第2ブロック38にそれぞれが接続されている。圧縮空気用タンク90からの圧縮空気は燃焼エアとして、第2ブロック38を経て、第1ブロック36のパイロット孔36dにパイロットガスが燃焼するのに必要な空気量だけ送られている。
【0036】
パイロットガス用タンク100は、パイロットガス用鋼管42を介して点火装置部60のパイロットガス部35の第2ブロック38に接続している。パイロットガス用鋼管42は途中の接続点Pcで分岐されて一対のパイロットガス用鋼管42、42とされ、気泡燃料ガス発生部6の一端6a側の側面近傍に一対の点火装置部60の第2ブロック38にそれぞれが接続されている。それぞれのパイロットガス用鋼管42、42には、パイロットガスの流量および遮断を制御する電磁付パイロットガス弁106、106が配設されている。電磁付パイロットガス弁106により流量および遮断を制御されたパイロットガスは、第2ブロック38を経て、第1ブロック36のパイロット孔36dに送られている。第1ブロック36のパイロット孔36dでは、燃焼エア用鋼管44からの燃焼エアとパイロットガス用鋼管42からのパイロットガスとを混合して混合ガスにするとともに、パイロットパイプ36bに向けて流し、点火装置部60のグロープラグ66によりパイロットパイプ36b内での点火を容易にしている。
【0037】
低圧用圧縮空気タンク110は、パージエア用鋼管46を介して点火装置部60のパイロットガス部35の第3ブロック40に接続している。パージエア用鋼管46は途中の接続点Pdで分岐されて一対のパージエア用鋼管46、46とされ、気泡燃料ガス発生部6の一端6a側の側面近傍の左右に配設された一対の点火装置部60の第3ブロック40にそれぞれが接続されている。パージエア用鋼管46からのパージエアを第2ブロック38に設けたパージエア用穴38gを介して、第1ブロック36のパイロット孔36dに流している。パイロット孔36dに流れたパージエアは、燃焼エアとパイロットガスとの混合ガスをパイロットパイプ36bに向けて流すとともに、外部に排出して次の点火を容易にしている。
【0038】
図8は、電磁付気体燃料弁8の一例を示す弁115の概念図である。
弁115は、入口配管Hiおよび吐出配管Hoに接続されたボールバルブ部116と、ボールバルブ部116の操作部116aに接続された小さい摺動抵抗を有し加圧された空気(圧縮空気)で作動するする揺動アクチュエータ118と、揺動アクチュエータ118への加圧された空気を供給する空気用切換弁120と、制御部130からの指令により空気用切換弁120を作動させる電磁ソレノイド122(図1において、記号Sで示す)とからなっている。また、揺動アクチュエータ118には、揺動アクチュエータ118の揺動の異常を検出するリミットスイッチ等の検出器126が付設されている。また、揺動アクチュエータ118には、戻り力を発生するばね118aが付設され、空気圧系の故障などが生じたときには自動的に始点に戻るようになっている。図中において、空気用切換弁120にはエアコンプレッサ128(図1において、記号ACで示す)からの配管128aが接続されて加圧された空気(圧縮空気)を受けるとともに、作動時には揺動アクチュエータ118に送給している。なお、上記では、ボールバルブ部116を用いた例を示したが、バタフライバルブ、プラグバルブ等でも良く、また、揺動アクチュエータ118はシリンダでも良い。
【0039】
上記構成により、例えば、電磁付気体燃料弁8を開き、先ず、所定流量の気体燃料を流すときには、制御部130からの指令を電磁ソレノイド122に出力し、電磁ソレノイド122を作動して空気用切換弁120を切り換える。空気用切換弁120は切り換わり、エアコンプレッサ128の加圧された空気(所定圧力の空気)を配管128bにより揺動アクチュエータ118に送給する。電磁付気体燃料弁8の作動はリミットスイッチ等の検出器126で検出されて制御部130に送信される。このとき、正常な位置にないときには、制御部130から電磁ソレノイド122への指令の出力を停止し、電磁ソレノイド122は図示しないばねにより始点に戻るようになっている。正常の位置にあるときには、そのままの指令を出力して揺動アクチュエータ118を所定位置に停止するとともに、その力によりボールバルブ部116を所定量開き、設定された所定流量の気体燃料を入口配管Hiから吐出配管Hoに流す。
【0040】
上記の図8においては、電磁付気体燃料弁8の一例を示す弁115の概念図を説明したが、図1に示す他に用いられている電磁付水圧弁26も同様に構成されている。また、電磁付水量調整弁24は、戻り力を発生するばね118aを廃止し、揺動アクチュエータ118は両側に加圧された空気(所定圧力の空気)を供給するようにして、揺動アクチュエータ118を切り換えるようにしている。例えば、電磁付水量調整弁24の弁位置24aに加圧された空気を供給し揺動アクチュエータ118の図示の下側に供給することによりボールバルブ部116を開口して水を流し、また、弁位置24bに加圧された空気を供給し揺動アクチュエータ118の図示の上側に供給することによりボールバルブ部116を閉じるようにして水を遮断している。上記において、電磁付気体燃料弁8および電磁付水量調整弁24はスプール弁、バタフライバルブ、プラグバルブ等を用いても良い。
【0041】
制御部130は、電磁付気体燃料弁8の電磁ソレノイド8a、電磁付水量調整弁24の電磁ソレノイド24a、電磁付水圧弁26の電磁ソレノイド26a、および、電磁付パイロットガス弁106の電磁ソレノイド106aに接続され、それぞれに応じた所定の指令を出力している。
【0042】
また、制御部130は、点火装置部60のグロープラグ66に点火指令を出力するとともに、グロープラグ66が点火しているか否かの検出信号を受けている。または、点火装置部60のグロープラグ66に点火指令を出力するとともに、点火装置部60の火炎検出センサ部70からパイロットガスの火炎、あるいは、グロープラグ66の先端部66aから放出される赤外域の輻射熱の少なくともいずれかを測定し、パイロットガスが燃焼しているか否か、グロープラグ66の表面温度が上昇しているか否か等の検出信号を受けている。
【0043】
また、制御部130は、電磁付気体燃料弁8に付設されるリミットスイッチ等の検出器126で揺動アクチュエータ118の揺動角度を検出した信号を受けている。
また、制御部130は、気体燃料用タンク82に付設され圧力センサ132より、気体燃料が所定圧力に達しているか否かの信号を受けている。
【0044】
また、制御部130は、走行火炎設備装置1の水槽Sに入れられている水面Sdの位置等を検出する水面センサ134から水面位置Sdが所定の位置にあるか否かの信号を受けている。
また、制御部130には、異常発生表示装置136が付設されている。異常発生表示装置136は電磁付気体燃料弁8が完全に閉じているか、否かを検出して、閉じていない場合には、ランプ等を点滅させるか、あるいは警報音を発生する等の警報を発するようにしている。また、閉じていないときには、電磁付水量調整弁24および電磁付水圧弁26のそれぞれの電磁ソレノイドに開口の指令を出力し、気泡ガスGdの発生を防ぎ消火して安全を図っている。
【0045】
上記のごとく構成した走行火炎設備装置1の作用について、図9および図10のフローチャート図にしたがって説明する。
ステップ1では、制御装置130は、走行火炎設備装置1の演出準備の完了の確認を検出する指令を出力する。ここで、演出準備とは、例えば、気体燃料用タンク4に付設され圧力センサ132に所定圧力以上の圧力が蓄圧している(Yes)か、否(No)かを検出する指令を出力するとともに、検出値を受けている。また、水面センサ134には水槽S内に所定量の水Waが入っているか、否かを検出する等の指令を出力するとともに、検出値を受けている。
【0046】
ステップ2では、制御装置130は、ステップ1の指令の検出値を受けて、準備が完了しているか、否かを判定している。ステップ2で否の場合にはステップ1に戻り、否の項目に対して準備が完了するように指令を出力するとともに、再度ステップ1の確認の指令を出力する。ステップ2でYesの場合には、ステップ3に行く。
ステップ3では、制御装置130は点火装置60のグロープラグ66に電線66b(図1に示す)を介して電流を流す指令を出力する。
【0047】
ステップ4では、制御装置130は点火装置60のグロープラグ66が所定の温度に上昇したか、否かを火炎検出センサ72により検出し、電線66c(図1に示すが、図6に示すように光ファイバ76を用いても良い)を介して受信する。ステップ4で否の場合にはステップ3に戻り、グロープラグ66に電流を強くして表面温度を上昇させる。ステップ4でYesの場合には、ステップ5に行く。
【0048】
ステップ5では、点火装置60のグロープラグ66が所定の温度に上昇しているため、制御装置130は電磁付パイロットガス弁106の電磁ソレノイド106aに指令を出力して弁を開口して、パイロットガスを点火装置60の第2ブロック38に供給し、さらに、第2ブロック38から第1ブロック36のパイロット孔36dに供給される。また、同様に、圧縮空気用タンク90からの圧縮空気は、燃焼エア用鋼管44を介して燃焼エアとして点火装置60の第2ブロック38に供給された後、第1ブロック36のパイロット孔36dに供給される。第1ブロック36のパイロット孔36dでは、燃焼エア用鋼管44からの燃焼エアとパイロットガス用鋼管42からのパイロットガスとを混合して混合ガスにするとともに、パイロットパイプ36bに向けて流し、点火装置部60のグロープラグ66によりパイロットパイプ36b内で混合ガスを点火させる。
【0049】
ステップ6では、制御装置130はパイロットガスが点火したか、否かを火炎検出センサ72により検出している。このとき、火炎検出センサ72は、グロープラグの温度の上昇と、パイロットガスの点火による温度の上昇を記憶しておき、両方の値、あるいは片方のいずれかの値を用いて判定しても良い。ステップ6で否の場合にはステップ5に戻り、パイロットガスの点火を待つ。ステップ6でYesの場合には、ステップ7に行く。
【0050】
ステップ7では、制御装置130は、一連の火炎列を作るために気泡燃料ガス発生部6に所定流量の気体燃料を流すため、電磁付気体燃料弁8の電磁ソレノイド8aに指令を出力し、電磁付気体燃料弁8を所定量開口する。また、同時に、気泡燃料ガス発生部6の内部に収納されていた水を排出するため電磁付水量調整弁24の電磁ソレノイド24aに指令を出力し、電磁付水量調整弁24を所定量開口する。また、同時に、気泡燃料ガス発生部6の内部に水を供給しないため、電磁付水圧弁26の電磁ソレノイド26aに指令を出力し、電磁付水圧弁26を閉じる。これにより、気泡燃料ガス発生部6には、気体燃料用タンク4からの気体燃料が気体燃料用配管10を介して気泡燃料ガス発生部6の端部6a側から供給されて所定圧力以上で蓄積されていく。
【0051】
ステップ8では、気体燃料が供給され始めた時刻を測定し、制御部が記憶するとともに、タイマー138が作動を開始する。
ステップ9では、気泡燃料ガス発生部6の端部6aに付設された第1の気泡ガス用焼結部14aの焼結プラグ20から順次気泡ガスGdが発生し、水中を浮き上がって水面Sdに到達し大気中に出た後に、火装置部60のパイロットガスにより点火して燃焼する。さらに、気泡燃料ガス発生部6には、気体燃料用タンク4から気泡燃料ガス発生部6に気体燃料が供給されているため、次に配設された第2の気泡ガス用焼結部14bの焼結プラグ20から気泡ガスGdが発生する。この第2の気泡ガス用焼結部14bの気泡ガスGdは、大気中で第1の気泡ガス用焼結部14aからの気泡ガスGdが点火して第2の気泡ガス用焼結部14bの焼結プラグ20からの気泡ガスGdを燃焼させる。これを気泡燃料ガス発生部6の最後に配設された気泡ガス用焼結部14nまで順次行われ、一連の火炎列が作られる。
【0052】
ステップ10では、ステップ7で気体燃料が供給され始めてから所定の時間が経過したか、否かをタイマー138で判定する。ステップ10で否の場合には、ステップ8に戻る。ステップ10でYesの場合には、ステップ11に行く。
【0053】
ステップ11では、制御装置130は、一連の火炎列を順次消火するために、気泡燃料ガス発生部6の内部に水を注入するため電磁付水量調整弁24の電磁ソレノイド24aに指令を出力し、電磁付水量調整弁24を閉じ水の排出を停止する。また、同時に、気泡燃料ガス発生部6の内部に水を供給するため、電磁付水圧弁26の電磁ソレノイド26aに指令を出力し、電磁付水圧弁26を開口し、水圧発生器22からの水を気泡燃料ガス用配管12の端部側から気泡ガス用焼結部14に供給する。また、同時に、気泡燃料ガス発生部6の内部への気体燃料の供給を停止するため、電磁付気体燃料弁8の電磁ソレノイド8aに指令を出力し、電磁付気体燃料弁8を閉じる。
ステップ12では、電磁付気体燃料弁90のボールバルブ部116を完全に閉じているか、否かを確認する。これは、電磁付気体燃料弁8に付設されるリミットスイッチ等の検出器126で揺動アクチュエータ118の揺動角度を検出した信号を受けて判定している。また、気体燃料が気泡ガス用焼結部14から気泡ガスを発生し、一連の火炎列が燃焼しているのを火炎検出センサ72で検出しても良い。
電磁付気体燃料弁90が完全に閉じていない場合にはステップ13に行き、閉じている場合には、ステップ14に行く。
【0054】
ステップ13では、電磁付気体燃料弁90の異常発生表示装置を作動させる信号を出力するとともに、ランプ等を点滅させるか、あるいは警報音を発生する等の警報を発する。また、制御装置130は、気泡燃料ガス発生部6の内部に水を注入するため電磁付水量調整弁24の電磁ソレノイド24aに指令を出力し、電磁付水量調整弁24を開き水および気泡燃料ガスを排出する。また、同時に、気泡燃料ガス発生部6の内部に水を供給するため、電磁付水圧弁26の電磁ソレノイド26aに指令を出力し、電磁付水圧弁26を開口し、水圧発生器22からの水を気泡燃料ガス用配管12の端部側から気泡ガス用焼結部14に供給する。これにより、電磁付気体燃料弁90からもれた気体燃料は、パイロットガスが無いところまで流れるとともに、気泡ガスとして水中を浮き上がらないため、燃焼することはなく安全性が保たれる。また、制御部130は、走行火炎設備装置1の弁の切り換え等の指令の出力を停止し、使用を不可にする。
【0055】
ステップ14では、気泡ガス用焼結部14の端部側から配置されている第1の気泡ガス用焼結部14aから順次水が入り、気泡ガスGdの発生が無くなり消火して行く。これが気泡燃料ガス発生部6の気泡燃料ガス用配管12の端部に取着された気泡ガス用焼結部14nまで順次繰り返されて、一連の火炎列が消火され、水面上を火炎が走行するように見える。また、これにより、気泡燃料ガス発生部6は水に満たされることになる。
【0056】
ステップ15では、全部の弁に閉じる信号を出力するとともに、グロープラグへの電流を停止する信号を出力して、走行火炎設備装置1の演出を停止する。
ステップ16では、所定時間経過した後に、ステップ1に行く。
【0057】
上記実施例では、走行火炎設備装置1の気泡燃料ガス発生部6は水中に入れ、それに気体燃料を供給し気泡ガスを発生した後、水中を浮き上がらせそれにパイロットガスで点火して燃焼させ、一連の火炎ガスを作り、その後に気泡燃料ガス発生部6に水を端部より注入して消火したが、これを大気中で行っても良い。すなわち、走行火炎設備装置1の気泡燃料ガス発生部6を大気中に配置し、これに気体燃料を供給し気泡ガス用焼結部14に気泡ガスを発生するとともに、パイロットガスで点火して燃焼させ、気泡ガス用焼結部14の上に一連の火炎ガスを作った後、気泡燃料ガス発生部6に水を端部より注入して消火し、火炎列を走行させても良い。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、気体燃料ガス発生部に注入されていた水圧発生器からの水を一端側から排出するとともに、他端側から気体燃料ガス発生部に供給された気体燃料を気泡ガスとして発生させ、かつ、発生した気泡ガスに気体燃料ガス発生部の端部の近傍に配設された点火装置で点火して燃焼させて一連の火炎列を作った後に、気体燃料ガス発生部に水圧発生器からの水を再度注入して一連の火炎列を順次消火して火炎を走行させるため、屋外あるいは水面近傍等で用いる火炎演出においても走行火炎設備装置を水面の上方部にあるいは大気中で安全に、容易に製造できる。また、走行火炎設備装置に確実に温度が上昇するグロープラグを用いているため、確実に気体燃料を点火させて燃焼させ、バーナ装置の上方部に、一連の火炎列を確実に作ることができる。また、気体燃料を供給する弁の作動を検出して確実に気体燃料を停止するため安全性が向上している。
【0059】
また、点火装置には、中に電流を流して表面温度を高めるグロープラグを用いたので、内部のヒータに大電流を流して表面温度を上昇させてパイロットガスに接触させることができ、パイロットガスをより確実に点火して燃焼させる。このグロープラグには、自動車等の車輌のエンジンに用いるグロープラグが用いられているため、発熱量が大きいとともに、表面温度の上昇率が速くでき、風が当たったりあるいは水がかかっても、表面温度の低下が少なくなるとともに長時間上昇したままの表面温度を維持でき、パイロットガスの点火をより確実にして、パイロットガスを燃焼させることができる。また、グロープラグの先端部がパイロットパイプの内部に挿入されているため、グロープラグの先端部に風が当たったりあるいは水がかかることが少なくなり、パイロットガスの点火をより確実にしている。また、セラミックヒータを用いたセラミックグロープラグを用いると内部のヒータに大電流を流して表面温度が上昇しすぎても、表面の腐食がなくなるとともに、表面温度の上昇率をさらに速くすることができるため、短時間で温度を上昇できるとともに、耐久性が向上してさらに良い点火装置が得られる。グロープラグを気体燃料ガス発生部に対して対向して2個以上設けたために、屋外あるいは水面近傍等で用いる火炎演出設備に気体燃料ガス発生部を使用しても、いずれか一方に風が当たったり、あるいは水等がかかったりしたときでも点火装置を確実に作動することができる。このため、火炎演出設備においては、気体燃料ガス発生部から噴出する気体燃料が燃焼せずに噴出したまま流れることがなくなり、見物客に不要な迷惑を掛けることがなくなる。
【0060】
また、点火装置には、パイロットガスが点火されて燃焼したこと、グロープラグの表面温度が上昇したことを検出する火炎検出センサが付設されているため、点火装置の作動を精度良く確認でき、正確な制御ができる。また、赤外線輻射センサを用いると、パイロットガスの火炎、および、グロープラグの先端部から放出される赤外域の輻射熱を非接触で検出できるとともに、応答性が速いので正確な制御に用いることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の全体構成回路図である。
【図2】本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の正面概略図である。
【図3】本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の一部側面断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の一部平面図である。
【図5】本発明の走行火炎設備装置に用いる点火装置のパイロットバーナの一部断面正面図である。
【図6】本発明の走行火炎設備装置に用いる点火装置のパイロットバーナの一部断面側面図である。
【図7】本発明の走行火炎設備装置に用いる点火装置のパイロットバーナの平面図である。
【図8】電磁付気体燃料弁の一例を示す概念図である。
【図9】本発明の走行火炎方法を説明するためのフローチャート図である。
【図10】本発明の走行火炎方法を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
1………走行火炎設備装置、2………気体燃料ガス発生部、
4………気体燃料用タンク、6………気泡燃料ガス発生部、
8………電磁付気体燃料弁、10………気体燃料用配管、
12………気泡燃料ガス用配管、14………気泡ガス用焼結部、
16………絞り付継ぎ手、18………T字形継ぎ手、
20………気泡ガス用焼結プラグ、21………水圧発生部、
22………水圧発生器、24………電磁付水量調整弁、
26………電磁付水圧弁、28………水圧用配管、
30………パイロットバーナ部、35………パイロットガス部、
36………第1ブロック、38………第2ブロック、40………第3ブロック、
42………パイロットガス用鋼管、44………燃焼エア用鋼管、
46………パージエア用鋼管、50………フィルタ、
52………ガスオリフィス、60………点火装置部、
62………ターミナルボックス、64………プラグホルダ、
66………グロープラグ、68………グロープラグ電気用配管、
70………火炎検出センサ部、72………火炎検出センサ、
74………ファイバ用光変換器、76………光ファイバ、
90………圧縮空気用タンク、100………パイロットガス用タンク、
106………電磁付パイロットガス弁、110………低圧用圧縮空気タンク、
116………ボールバルブ部、118………揺動アクチュエータ、
120………空気用切換弁、122………電磁ソレノイド、
124………ポジショナー、126………検出器、130………制御部、
132………圧力センサ、134………水面センサ、
136………異常発生表示装置、138………タイマー

Claims (5)

  1. 気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎の列を作った後に、順次消火して火炎を走行させる走行火炎設備装置であって、
    水中内に配設された配管に所定間隔離間して焼結部材を配設した気泡燃料ガス発生部に注入されていた水圧発生器からの水を一端側から排出するとともに、他端側から気燃料ガス発生部の焼結部材から漏れる気体燃料を気泡ガスとして発生させ、かつ、発生した気泡ガスに気燃料ガス発生部の端部の近傍に配設された点火装置で点火して燃焼させて水上に一連の火炎列を作った後に、気燃料ガス発生部に水圧発生器からの水を再度注入して一連の火炎列を順次消火して火炎を走行させることを特徴とする走行火炎設備装置。
  2. 気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎の列を作った後に、順次消火して火炎を走行させる走行火炎設備装置であって、
    気体燃料を蓄圧する気体燃料用タンクと、
    水中内に配設された気泡燃料ガス用配管に所定間隔離間して焼結部材を配設し、気体燃料用タンクからの気体燃料を焼結部材から気泡ガスとして発生する気泡燃料ガス発生部と、
    気体燃料用タンクと気泡燃料ガス発生部とを接続する気体燃料用配管と、
    気体燃料用配管に配設され、気体燃料の流量及び遮断を制御する電磁付気体燃料弁と、
    気泡燃料ガス発生部に供給する水を吐出する水圧発生器と、
    一端が気泡燃料ガス発生部と電磁付気体燃料弁との間の気体燃料用配管に接続され、他端が水圧発生器に接続される水圧用配管と、
    水圧用配管に配設された電磁付水圧弁と、
    気泡燃料ガス発生部の端部に付設され、内部に注入された水を外部に放出する電磁付水量調整弁と、
    気泡燃料ガス発生部の端部近傍に配設され、気泡燃料ガス発生部からの気泡ガスに点火して燃焼させる点火装置と、
    気泡燃料ガス発生部に気体燃料を供給して焼結部材から漏れる気泡ガスを燃焼して水上に一連の火炎列を作るときに、電磁付気体燃料弁および電磁付水量調整弁に開口する信号を出力するとともに、電磁付水圧弁に閉じる信号を出力する制御部とからなることを特徴とする走行火炎設備装置。
  3. 請求項2記載の走行火炎設備装置において、
    気泡燃料ガス発生部からの燃焼している一連の気泡ガスを順次消火させるときに、電磁付気体燃料弁および電磁付水量調整弁に閉じる信号を出力するとともに、電磁付水圧弁に開口する信号を出力する制御部とからなることを特徴とする走行火炎設備装置。
  4. 請求項2又は請求項記載の走行火炎設備装置において、
    一連の気泡ガスに点火するとき、中に電流を流して表面温度を高めたグロープラグで行うことを特徴とする走行火炎設備装置。
  5. 水中内に配設された配管に所定間隔離間して焼結部材を配設した気泡燃料ガス発生部から発生させた気泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎の列を作った後に、気燃料ガス発生部に水を注入して順次消火して火炎を走行させる走行火炎方法であって、
    気泡燃料ガス発生部の配管に注入されていた水を一端側から排出するとともに、他端側から気体燃料を供給して焼結部材から気泡ガスとして発生させ、かつ、発生した気泡ガスを燃焼させて水上に一連の火炎列を作った後に、配管に水を再度注入して一連の火炎列を順次消火して火炎を走行させることを特徴とする走行火炎方法。
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