JP2001276443A - 走行火炎設備装置および走行火炎方法 - Google Patents

走行火炎設備装置および走行火炎方法

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JP2001276443A JP2000097951A JP2000097951A JP2001276443A JP 2001276443 A JP2001276443 A JP 2001276443A JP 2000097951 A JP2000097951 A JP 2000097951A JP 2000097951 A JP2000097951 A JP 2000097951A JP 2001276443 A JP2001276443 A JP 2001276443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外あるいは水面近傍等で用いる火炎演出設
備で、空中あるいは水上で一連の火炎の列を作るととも
に、その火炎の列を順次消火して走行する火炎列を、安
全に、容易に製造できる走行火炎設備装置および走行火
炎方法を提供する。 【解決手段】 気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼
させ一連の火炎の列を作った後に、順次消火して火炎を
走行させる走行火炎設備装置(1)である。気体燃料ガス
発生部(2)に注入されていた水圧発生器(22)からの水を
一端側から排出するとともに、他端側から気体燃料ガス
発生部(2)に供給された気体燃料を気泡ガスとして発生
させ、かつ、発生した気泡ガスに気体燃料ガス発生部
(2)端部の近傍に配設された点火装置(60)で点火して燃
焼させて一連の火炎列を作った後に、気体燃料ガス発生
部(2)に水圧発生器(22)からの水を再度注入して一連の
火炎列を順次消火して火炎を走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行火炎設備装置お
よび走行火炎方法に係り、特に、屋外あるいは水面近傍
等で用いる火炎演出設備で、空中あるいは水上で一連の
火炎の列を作るとともに、その火炎の列を順次消火して
火炎を走行させる走行火炎設備装置および走行火炎方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、布切れあるいは縄に油を染み込ま
せ、それに火を付けて一連の火炎の列を作ることは知ら
れている。この布切れあるいは縄の油に安全に点火する
ために、バーナ装置を用いることは知られている。ま
た、長い管に孔を設け、その端部の孔から点火して一連
の火炎列を作るバーナ装置も知られている。このように
バーナ装置には、身近なものとして家庭用のガスコンロ
のバーナ装置が知られている。このバーナ装置には、一
般的に点火装置として、電気火花、火炎、赤熱させたニ
クロム線、あるいは、圧電素子等が用いられている。し
かし、空中あるいは水上で気体燃料を用いて一連の火炎
の列を作るとともに、順次消火を行うことは知られてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、布切れ
あるいは縄に油を染み込ませ、それに火を付けて一連の
火炎の列を作ることは知られているが、火炎が走行する
ように見せるためにはそれを順次消火して行くことが必
要であり、順次消火することは困難であるという問題が
ある。また、火炎が走行するように見せる観覧用の火炎
演出設備を製造することは困難であり、現在までにこの
ような設備は提案されていなかった。この観覧用の火炎
演出設備とは、例えば、図2に示すような設備の一部が
考えられている。この火炎演出設備は、水槽S内に水W
aを入れ、この水Waの水面近傍にガス発生器を配設
し、このガス発生器に気体燃料を供給するとともに、点
火装置でガス発生器が発生する気泡ガスを燃焼させて一
連の火炎を作るとともに、それを順次消火して火炎が走
行するように見せる設備が考慮されている。しかし、こ
の設備により火炎が走行するように見せる困難の一例と
しては、一般用のバーナ装置では、次の点で困難である
とともに、気体燃料を順次消火することは制御が困難で
あるという問題があった。一般用のバーナ装置では、屋
外あるいは水面近傍等で用いる火炎演出設備において
は、従来の点火装置としての電気火花、火炎、赤熱させ
たニクロム線、あるいは、圧電素子等では、風が当たっ
たり、あるいは水等がかかったりして点火装置の加熱が
低くなり、パイロットガスが点火せず、火炎が走行する
ように作ることは困難であるという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に着目し、走
行火炎設備装置および走行火炎方法に係り、特に、屋外
あるいは水面近傍等で用いる火炎演出設備で、空中ある
いは水上で一連の火炎の列を作るとともに、その火炎の
列を順次消火して走行する火炎列を、安全に、容易に製
造できる走行火炎設備装置および走行火炎方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る走行火炎設備装置の発明の第1では、
気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎
の列を作った後に、順次消火して火炎を走行させる走行
火炎設備装置であって、気体燃料ガス発生部に注入され
ていた水圧発生器からの水を一端側から排出するととも
に、他端側から気体燃料ガス発生部に供給された気体燃
料を気泡ガスとして発生させ、かつ、発生した気泡ガス
に気体燃料ガス発生部の端部の近傍に配設された点火装
置で点火して燃焼させて一連の火炎列を作った後に、気
体燃料ガス発生部に水圧発生器からの水を再度注入して
一連の火炎列を順次消火して火炎を走行させる構成とし
ている。
【0006】また、発明の第2では、気体燃料からの気
泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎の列を作った後
に、順次消火して火炎を走行させる走行火炎設備装置で
あって、気体燃料を蓄圧する気体燃料用タンクと、気体
燃料用タンクからの気体燃料を気泡ガスとして発生する
気泡燃料ガス発生部と、気体燃料用タンクと気体燃料ガ
ス発生部とを接続する気体燃料用配管と、気体燃料用配
管に配設され、気体燃料の流量及び遮断を制御する電磁
付気体燃料弁と、気体燃料ガス発生部に供給する水を吐
出する水圧発生器と、一端が気体燃料ガス発生部と電磁
付気体燃料弁との間の気体燃料用配管に接続され、他端
が水圧発生器に接続される水圧用配管と、水圧用配管に
配設された電磁付水圧弁と、気体燃料ガス発生部の端部
に付設され、内部に注入された水を外部に放出する電磁
付水量調整弁と、気体燃料ガス発生部の端部近傍に配設
され、気体燃料ガス発生部からの気泡ガスに点火して燃
焼させる点火装置と、気体燃料ガス発生部に気体燃料を
供給して気泡ガスを発生させて燃焼させるときに、電磁
付気体燃料弁および電磁付水量調整弁に開口する信号を
出力するとともに、電磁付水圧弁に閉じる信号を出力す
る制御部とからなるからなる構成としている。
【0007】また、気体燃料ガス発生部からの燃焼して
いる一連の気泡ガスを順次消火させるときに、電磁付気
体燃料弁および電磁付水量調整弁に閉じる信号を出力す
るとともに、電磁付水圧弁に開口する信号を出力する制
御部とからなる構成にすると良い。
【0008】また、気体燃料ガス発生部は水中内に配設
された配管に所定間隔離間して焼結部材を配設し、その
焼結部材から漏れる気体ガスを燃焼して水上に一連の火
炎列を作ると良い。また、一連の気泡ガスに点火すると
き、中に電流を流して表面温度を高めたグロープラグで
行う構成にすると良い。
【0009】本発明に係る走行火炎方法の第1では、気
体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼させ一連の火炎の
列を作った後に、水を注入して順次消火して火炎を走行
させる走行火炎方法であって、その火炎の列を一端側か
ら順次点火させ所定長さの火炎列を作るとともに、火炎
列の一端側から他端側に向けて順次消去して火炎を走行
させる方法にすると良い。
【0010】
【作用】上記構成によれば、一連の火炎の列を作るとと
もに、その火炎の列を順次消火して走行させるときに
は、先ず始めに、気体燃料ガス発生部に水圧発生器から
の水を内部に注入して置く。次に、気体燃料ガス発生部
に注入されていた水圧発生器からの水を一端側から排出
するとともに、他端側から気体燃料ガス発生部に供給さ
れた気体燃料を気泡ガスとして発生させる。この発生し
た気泡ガスに気体燃料ガス発生部の端部の近傍に配設さ
れた点火装置で点火して燃焼させて一連の火炎列Faを
作る。一連の火炎列Faが作られて燃焼している間に、
気体燃料ガス発生部に水圧発生器からの水を注入して一
連の火炎列Faを順次消火して火炎を走行させる。
【0011】この走行火炎設備装置で作られる一連の火
炎の列に用いられるグロープラグは、内部のヒータに電
流を流して表面温度を上昇させ、この上昇した表面温度
にパイロットガスを接触させてパイロットガスを確実に
点火して燃焼させる。このグロープラグは、発熱量が大
きいとともに、表面温度の上昇率が速く自動車等の車輌
のエンジンに用いるグロープラグが用いられているた
め、風が当たったりあるいは水がかかっても、表面温度
の低下が少なくなるとともに長時間上昇したままの温度
を維持でき、パイロットガスの点火をより確実にして、
パイロットガスを燃焼させる。また、グロープラグを気
体燃料を気体燃料ガス発生部に対して対向して2個以上
設けたために、一方から風が当たったりあるいは一方に
水がかかっても、点火がより確実になる。また、グロー
プラグの先端部はパイロットパイプの中に収納したた
め、風が当たったりあるいは水がかかることが少なくな
る。このグロープラグには、セラミックスを用いたグロ
ープラグを用いると、さらに、内部のヒータに大電流を
流して表面温度が上昇しすぎても、表面の腐食がなくな
るとともに、表面温度の上昇率をさらに速くすることが
できる。また、点火装置には火炎検出センサが付設さ
れ、パイロットガスが点火されて燃焼したことを検出し
ている。また、センサには、赤外線輻射センサを用いる
と、パイロットガスの火炎、および、グロープラグの先
端部から放出される赤外域の輻射熱のいずれかを非接触
で、応答性が速く検出できる。
【0012】
【発明の実施の形態および実施例】以下に、本発明に係
る走行火炎設備装置および走行火炎方法の好ましい実施
の形態を添付図面に従って詳細に説明する。図1は本発
明の実施例に係る走行火炎設備装置の全体構成回路図、
図2は走行火炎設備装置の正面概略図、図3は走行火炎
設備装置の一部側面断面図、図4は走行火炎設備装置の
一部平面図、図5は走行火炎設備装置に用いる点火装置
のパイロットバーナの一部断面正面図、図6はパイロッ
トバーナの一部断面側面図、および、図7はパイロット
バーナの平面図である。
【0013】図1において、走行火炎設備装置1は、主
として、一連の火炎の列を作る気体燃料ガス発生部2
と、一連の火炎の列を作る気泡ガスに点火するパイロッ
トバーナ部30と、気体燃料ガス発生部2に水を供給す
るとともに、注入された水の排出する流量を調節する水
圧発生部21と、一連の火炎の列を作る気泡ガスの点火
指令、および一連の火炎の列を順次消火する指令を出力
する制御部130とから構成されている。
【0014】気体燃料ガス発生部2は、主として、気体
燃料用タンク4と、気泡燃料ガス発生部6と、および電
磁付気体燃料弁8とから構成されている。水圧発生部2
1は、主として、水ポンプ等の水圧発生器22と、電磁
付水量調整弁24、電磁付水圧弁26とから構成されて
いる。
【0015】パイロットバーナ30は、主として、パイ
ロットガス部35と、点火装置部60とから構成されて
いる。また、パイロットバーナ30には、火炎検出セン
サ部70が付設されている。
【0016】制御部130は、電磁付気体燃料弁8、電
磁付水量調整弁24、および電磁付水圧弁26等への指
令の出力、あるいは、点火装置60の火炎検出センサ部
70の点火への指令の出力、気体燃料用タンク4の圧
力、あるいは水面Sdの位置を検出値を受信して、走行
火炎設備装置1の作動の制御を行っている。
【0017】この走行火炎設備装置1は、観覧用の火炎
演出設備として、例えば、図2に示すような火炎演出設
備に用いられる。走行火炎設備装置1は、水槽S内に水
Waを入れ、この水Waの水中に気体燃料ガス発生部2
の気泡燃料ガス発生部6を配設し、この気泡燃料ガス発
生部6に気体燃料を供給して気泡ガスとして発生させ
る。この水中から水上に浮き上がらせた気泡ガスGdを
気泡燃料ガス発生部6の端部に配設された点火装置60
により燃焼させて一連の火炎列Faを作るとともに、そ
の火炎列Faを端部から消火して火炎列Faを走行させ
るように見せる設備である。このとき、走行火炎設備装
置1は、気泡燃料ガス発生部6、パイロットガス部35
と、点火装置部60、および、火炎検出センサ部70の
一部は水中に配置され、それぞれの先端部は水面より突
出して配置されている。特に、パイロットパイプ36b
の先端部36c、点火装置部60のグロープラグ66の
先端部66a、および、火炎検出センサ72は水面より
突出して配置されている。このように配置されたグロー
プラグ66でも、自動車等の車輌のエンジンに用いるグ
ロープラグが用いられているため、水面の上側で、水面
の近傍に配置されても確実に表面温度を維持でき、パイ
ロットガスを確実に点火できる。また、水面Sdの近傍
には、水面センサ134が配設され、水槽S内に所定量
の水Waが入り、水面位置Sdが所定の位置にあるか否
かの検出を行い、この信号を制御部130に送信してい
る。
【0018】図1において、気体燃料ガス発生部2の気
体燃料用タンク4は、気体燃料用配管10を介して気泡
燃料ガス発生部6に接続されて、LPG(液化石油ガ
ス)、LNG(液化天然ガス)、あるいは、これらの混
合ガス等の気体燃料を供給している。この気体燃料用タ
ンク4は、図示しない配管を介して気体燃料供給装置に
接続されて、LPG(液化石油ガス)、LNG(液化天
然ガス)、あるいは、これらの混合ガス等の気体燃料を
所定圧力以上で蓄圧している。気泡燃料ガス発生部6
は、気体燃料用タンク4に接続したが、気体燃料用配管
10を所定圧力の気体燃料を供給する図示しない気体燃
料供給装置に接続しても良い。この気体燃料用タンク4
には、後述する圧力センサ132が付設され、蓄圧され
ている気体燃料の圧力の測定値を制御部130に送信し
ている。
【0019】水圧発生部21の水圧発生器22は水ポン
プ等からなり、この水圧発生器22の水は、一端が水圧
発生器22に、また、他端が気体燃料用タンク4と気泡
燃料ガス発生部6とを接続する気体燃料用配管10に位
置Pa点で接続する水圧用配管28、および気体燃料用
配管10を介して気体燃料ガス発生部2に供給される。
水圧用配管28には電磁付水圧弁26が配設され、電磁
付水圧弁26は水圧発生器22からの水の流量あるいは
遮断を調節している。電磁付水量調整弁24は、気体燃
料ガス発生部2の端部に付設され、内部に注入された水
を外部に放出する流量を調節している。
【0020】図3において、気泡燃料ガス発生部6は、
気泡燃料ガス用配管12と、気泡ガス用焼結部14とか
ら構成されている。また、気泡ガス用焼結部14は、絞
り付継ぎ手16と、T字形継ぎ手18と、気泡ガス用焼
結プラグ20(以下、焼結プラグ20という)とから構
成されている。気泡燃料ガス用配管12は、一端側に気
体燃料用配管10、電磁付気体燃料弁8を介して気体燃
料用タンク4に接続され、また、他端側には詳細は後述
する電磁付水量調整弁24が付設されている。気泡燃料
ガス用配管12には、所定間隔離間して絞り付継ぎ手1
6を付設するねじ孔12aがあけられている。
【0021】気泡ガス用焼結部14の絞り付継ぎ手16
は、両端部にねじ部16aを有する段付き形状により形
成されるとともに、その中心部には気体燃料を流す孔1
6bが貫通されている。また、この孔16bには絞り孔
部16cが形成され、内部を流れる気体燃料の流量を規
定している。絞り孔部16cは、気泡燃料ガス用配管1
2の内部に流れる気体燃料の抵抗に応じて設定され、下
流側に行くほど孔部が大きくなり、焼結プラグ20から
発生する気泡ガスGdが上流から下流までほぼ一定にな
るように設定されている。T字形継ぎ手18は、T字形
の両端部にねじ部18aを、また、その中央部にねじ穴
18bを有するとともに、その中心部には気体燃料を流
す孔18cが貫通されている。流す孔18cは、絞り付
継ぎ手16の孔16bから気体燃料を受けて焼結プラグ
20に流している。焼結プラグ20は、円筒形状により
形成され、その一端部にはねじ穴20aが形成され、T
字形継ぎ手18の両端部のねじ部18aに螺合して取着
されている。焼結プラグ20は、金属あるいは瀬戸物等
で細かい穴が連通して設けられた焼結により形成され、
内部に流れる気体燃料を注入する圧力を受けて気体燃料
が細かい気泡ガスGdとして押し出されて、気泡ガスG
dを発生させている。
【0022】図2、図3、および図4において、気泡ガ
ス用焼結部14は、それぞれが同一方向に向けられると
ともに、気泡燃料ガス用配管12に対して所定の角度θ
で傾斜して取着されている。この気泡ガス用焼結部14
の両端部は幅Bmをもって気泡燃料ガス用配管12に対
して取着されている。このため、焼結プラグ20からの
気泡ガスGdは、水中を浮き上がるときに広がり幅Bm
以上の幅をもって水面Sdに浮き上がってくる。したが
って、水面Sdに浮き上がって来た気泡ガスGdは、気
泡燃料ガス発生部6の端部に配設されたパイロットバー
ナ30により点火されて幅Bm以上の幅をもった火炎を
発生して燃焼する。このとき、焼結プラグ20が水面S
dから配置されている深さ距離Haは、水面Sdより約
40cm以内に配設されている。この深さ距離Haが、
約40cm以上深い位置に配置されると、気泡ガスGd
が集合して大きな固まりとなり点火が旨くいかなること
がある。
【0023】この燃焼は、気泡燃料ガス発生部6に注入
されていた水圧発生器22からの水を一端側に配設され
た流量を調整した電磁付水量調整弁24から排出される
とともに、一端側から気体燃料ガス発生部6に供給され
た気体燃料が端部側の気泡ガス用焼結部14aから水面
Sdの上に気泡ガスGdとして浮き上がってくる。この
気泡ガスGdは端部側に配設されたパイロットバーナ3
0により点火されて幅Bm以上の幅を持ち、かつ、気泡
燃料ガス用配管12の長手方向に一連の火炎列Faを発
生して燃焼する。さらに、気体燃料が気泡燃料ガス発生
部6に供給されると、次に配設された気泡ガス用焼結部
14bから水面Sdの上に気泡ガスGdが浮き上がり、
これに気泡ガス用焼結部14aからの火炎が点火して気
泡ガス用焼結部14bからの気泡ガスGdが燃焼する。
これが順次繰り返されて、気泡燃料ガス用配管12の端
部に取着された気泡ガス用焼結部14nまで続き、一連
の火炎列Faが生ずる。
【0024】一連の火炎列Faを消火するときには、制
御部130内のタイマー138により所定時間経過した
後に、電磁付水量調整弁24および電磁付気体燃料弁8
を閉じるとともに、電磁付水圧弁26を開き、水圧発生
器22からの水を気泡燃料ガス用配管12の端部側から
気泡ガス用焼結部14に供給する。これにより、気泡ガ
ス用焼結部14の端部側から配置されている第1の気泡
ガス用焼結部14aから順次水が入り、気泡ガスGdの
発生が無くなり消火して行く。これが順次繰り返され
て、気泡燃料ガス用配管12の端部に取着された気泡ガ
ス用焼結部14nまで続き、一連の火炎列が消火され、
水面上を火炎が走行するように見える。
【0025】図5、図6、および、図7において、一連
の火炎の列を作る気体燃料ガスに点火して燃焼させるパ
イロットバーナ30は、パイロットガス部35と、点火
装置部60とから構成されている。また、パイロットバ
ーナ30には、詳細は後述する制御部130の火炎検出
センサ部70が付設されている。パイロットバーナ30
は、図2に示すように、気泡燃料ガス発生部6の一端6
a側の側面近傍に一対として配設され、気泡燃料ガス発
生部6から発生する気泡ガスGdに点火して気泡ガスG
dを燃焼している。この気泡燃料ガス発生部6の一端6
a側の片側にのみ配設しても良い。パイロットガス部3
5は、主として、第1ブロック36と、第2ブロック3
8と、第3ブロック40と、から構成されている。ま
た、このパイロットガス部35には、パイロットガス用
鋼管42と、燃焼エア用鋼管44と、および、パージエ
ア用鋼管46とが付設されている。また、パイロットガ
ス用鋼管42と、燃焼エア用鋼管44と、および、パー
ジエア用鋼管46は、それぞれが詳細は後述する供給す
るタンクに接続されている。
【0026】第1ブロック36は、立方体形状の第1用
ブロック36aと、へ字形状のパイロットパイプ36b
とにより一体形成され、ブロック36aの一面にパイロ
ットパイプ36bの一端部が固設されるとともに、他端
部36cは気泡燃料ガス発生部6から発生する気泡ガス
Gdに向けて配設され、燃焼したパイロットガスが気泡
ガスGdに向けて噴出している。また、パイロットパイ
プ36bが固設されているブロック36aの対向面には
段付きのパイロット孔36dがパイロットパイプ36b
に向けて貫通してあけられ、パイロットガス、燃焼エ
ア、および、パージエアを流している。また、パイロッ
トパイプ36bの先端側には、点火装置部60が挿入さ
れる点火用穴36Aと、点火用穴36Aの先端側のより
上方に火炎検出センサ部70が挿入されるセンサ用穴3
6Bとが順次あけられている。
【0027】第2ブロック38は、立方体形状の第2用
ブロック38aと、対向する両端面のそれぞれに設けら
れている円筒体38b、38cとから形成されている。
円筒体38b側の第2用ブロック38aの一面は第1ブ
ロック36に当接するとともに、円筒体38bが第1ブ
ロック36のパイロット孔36dに枢密に挿入され、ま
た、円筒体38bにはOリング48が挿入されてパイロ
ットガス、燃焼エア、および、パージエアをシールして
いる。第2用ブロック38aの外周の一面には、燃焼エ
ア用鋼管44が取着される燃焼エア用ねじ穴38dがあ
けられている。この燃焼エア用ねじ穴38dには、円筒
体38b部にあけられた燃焼エア用穴38eが直角方向
から貫通しており、燃焼エア用鋼管44からの燃焼エア
を燃焼エア用ねじ穴38d、燃焼エア用穴38eを介し
て、第1ブロック36のパイロット孔36dに流してい
る。
【0028】また、円筒体38cには、パイロットガス
用鋼管42が取着されるパイロットガス用ねじ穴38f
があけられている。このパイロットガス用ねじ穴38f
は、円筒体38bに向けて貫通しており、パイロットガ
ス用鋼管42からのパイロットガスを、第1ブロック3
6のパイロット孔36dに流している。パイロット孔3
6dでは、燃焼エア用鋼管44からの燃焼エアとパイロ
ットガス用鋼管42からのパイロットガスとを混合して
混合ガスにするとともに、パイロットパイプ36bに向
けて流し、後述する点火装置部60によりパイロットパ
イプ36b内での点火を容易にしている。また、パイロ
ットガス用ねじ穴38fには、パイロットガスの入口側
にフィルタ50が付設されて流れるパイロットガスを清
浄にするとともに、出口側にガスオリフィス52が付設
されて流れるパイロットガスの流量を決定させている。
また、円筒体38c側の第2用ブロック38aの一面は
第3ブロック40の一面に当接するとともに、円筒体3
8cは第3ブロック40の円筒体用穴40aに挿入され
ている。また、第2ブロック38は、第3ブロック40
とに当接する一面から円筒体38bに向けて貫通するパ
ージエア用穴38gが設けられ、後述するパージガスを
第1ブロック36のパイロット孔36dに流している。
【0029】第3ブロック40の外周の一面には、パー
ジエア用鋼管46が取着されるパージエア用ねじ穴40
bがあけられている。このパージエア用ねじ穴40bに
は、第2用ブロック38aに当接する一面からパージエ
ア用穴40cが直角方向から貫通しており、パージエア
用鋼管46からのパージエアを第2ブロック38に設け
たパージエア用穴38gを介して、第1ブロック36の
パイロット孔36dに流している。パイロット孔36d
に流れたパージエアは、燃焼エアとパイロットガスとの
混合ガスをパイロットパイプ36bに向けて流すととも
に、外部に排出している。
【0030】図5および図6において、点火装置部60
は、主として、ターミナルボックス62と、プラグホル
ダ64と、グロープラグ66と、および、グロープラグ
電気用配管68とから構成されている。点火装置部60
は、ターミナルボックス62がボルト62Aによりパイ
ロットガス部35の第1ブロック36に取着されてい
る。ターミナルボックス62は、立方体形状で形成さ
れ、その一面は第1ブロック36に取着され、また、他
の一面には、グロープラグ用の穴62aが形成されると
ともに、その一面にはプラグホルダ64が取着されてい
る。プラグホルダ64が取着されている他の一面の対向
面には、グロープラグ電気用配管68が取着される電気
配管用ねじ穴62bがあけられ、電気配管用ねじ穴62
bはグロープラグ用の穴62aに繋がっている。
【0031】プラグホルダ64は、矩形形状のフランジ
部64aと円筒形状のホルダ64bとから形成されてい
る。また、プラグホルダ64には、段付きプラグ用孔6
4cがあけられ、その段付きプラグ用孔64cには、グ
ロープラグ66が挿入されて取着されている。グロープ
ラグ66は、自動車等の車輌のエンジンに用いるグロー
プラグが用いられ、その先端部66aは、パイロットパ
イプ36bの先端部に形成された点火用穴36Aからパ
イロットパイプ36bの内部に挿入されている。グロー
プラグ66には、配線66bがグロープラグ電気用配管
68からターミナルボックス62のグロープラグ用の穴
62a内に挿入され、ターミナルボックス62のグロー
プラグ用の穴62aおよびプラグホルダ64の段付きプ
ラグ用孔64c内に配設されたグロープラグ66に接続
されている。グロープラグ66には、接続されている配
線66bを介して電流が供給され、グロープラグ66の
内部に配設された図示しないヒータに電流を流して温度
を上昇している。この温度は、先端部66aの表面温度
を上昇させ、パイロットパイプ36bの内部を流れる燃
焼エアとパイロットガスとの混合ガスに点火して燃焼さ
せている。
【0032】グロープラグ66の先端部66aがパイロ
ットパイプ36bの中に収納されているため、グロープ
ラグ66の先端部66aに風が当たったりあるいは水が
かかることが少なくなり、また、風が当たったりあるい
は水がかかっても、車輌のエンジンに用いるグロープラ
グ66が用いられているため、表面温度の低下が少なく
なるとともに長時間上昇したままの温度を維持でき、パ
イロットガスの点火をより確実にして、パイロットガス
を燃焼させる。このグロープラグ66は、通常の金属グ
ロープラグでも良いが、セラミックヒータを用いたセラ
ミックグロープラグを用いると内部のヒータに大電流を
流して表面温度が上昇しすぎても、表面の腐食がなくな
るとともに、表面温度の上昇率をさらに速くすることが
できるためさらに良い。
【0033】また、点火装置部60には、詳細は後述す
る制御部130の火炎検出センサ部70が付設されてい
る。火炎検出センサ部70は、主として、火炎検出セン
サ72と、ファイバ用光変換器74と、および、光ファ
イバ76とから構成されている。この火炎検出センサ部
70は、火炎検出センサ72がセンサ用ブラケット78
によりターミナルボックス62に取着されている。火炎
検出センサ72の先端部72aは、パイロットパイプ3
6bの先端部に形成されたセンサ用穴36Bからパイロ
ットパイプ36bの内部に挿入されて収納されている。
【0034】火炎検出センサ72は、例えば、赤外線輻
射温度計が採用され、パイロットガスの火炎、あるい
は、グロープラグ66の先端部66aから放出される赤
外域の輻射熱の少なくともいずれかを測定し、パイロッ
トガスが燃焼しているか否か、グロープラグ66の表面
温度が上昇しているか否かを検出している。また、この
赤外線輻射温度計は非接触で測定でき、かつ応答性が速
いので正確な制御に用いることができる。また通常の温
度計等の温度センサを用いて、パイロットパイプ36b
の中を流れるパイロットガスの温度を測定しても良い。
火炎検出センサ72で検出した温度信号は、ファイバ用
光変換器74で光に変換され、光ファイバ76を介して
図示しない制御部に送られている。このため、光信号を
用いているため、図1に示す配線66cよりも、速い信
号の伝達がえられている。
【0035】図1において、圧縮空気用タンク90は、
燃焼エア用鋼管44、44に接続され、圧縮空気用タン
ク90に近い途中の接続点Pbで分岐された後に、さら
に接続点Pbで分岐されて一対の燃焼エア用鋼管44、
44とされ、気泡燃料ガス発生部6の一端6a側の側面
近傍に一対として配設された一対の点火装置部60のパ
イロットガス部35の第2ブロック38にそれぞれが接
続されている。圧縮空気用タンク90からの圧縮空気は
燃焼エアとして、第2ブロック38を経て、第1ブロッ
ク36のパイロット孔36dにパイロットガスが燃焼す
るのに必要な空気量だけ送られている。
【0036】パイロットガス用タンク100は、パイロ
ットガス用鋼管42を介して点火装置部60のパイロッ
トガス部35の第2ブロック38に接続している。パイ
ロットガス用鋼管42は途中の接続点Pcで分岐されて
一対のパイロットガス用鋼管42、42とされ、気泡燃
料ガス発生部6の一端6a側の側面近傍に一対の点火装
置部60の第2ブロック38にそれぞれが接続されてい
る。それぞれのパイロットガス用鋼管42、42には、
パイロットガスの流量および遮断を制御する電磁付パイ
ロットガス弁106、106が配設されている。電磁付
パイロットガス弁106により流量および遮断を制御さ
れたパイロットガスは、第2ブロック38を経て、第1
ブロック36のパイロット孔36dに送られている。第
1ブロック36のパイロット孔36dでは、燃焼エア用
鋼管44からの燃焼エアとパイロットガス用鋼管42か
らのパイロットガスとを混合して混合ガスにするととも
に、パイロットパイプ36bに向けて流し、点火装置部
60のグロープラグ66によりパイロットパイプ36b
内での点火を容易にしている。
【0037】低圧用圧縮空気タンク110は、パージエ
ア用鋼管46を介して点火装置部60のパイロットガス
部35の第3ブロック40に接続している。パージエア
用鋼管46は途中の接続点Pdで分岐されて一対のパー
ジエア用鋼管46、46とされ、気泡燃料ガス発生部6
の一端6a側の側面近傍の左右に配設された一対の点火
装置部60の第3ブロック40にそれぞれが接続されて
いる。パージエア用鋼管46からのパージエアを第2ブ
ロック38に設けたパージエア用穴38gを介して、第
1ブロック36のパイロット孔36dに流している。パ
イロット孔36dに流れたパージエアは、燃焼エアとパ
イロットガスとの混合ガスをパイロットパイプ36bに
向けて流すとともに、外部に排出して次の点火を容易に
している。
【0038】図8は、電磁付気体燃料弁8の一例を示す
弁115の概念図である。弁115は、入口配管Hiお
よび吐出配管Hoに接続されたボールバルブ部116
と、ボールバルブ部116の操作部116aに接続され
た小さい摺動抵抗を有し加圧された空気(圧縮空気)で
作動するする揺動アクチュエータ118と、揺動アクチ
ュエータ118への加圧された空気を供給する空気用切
換弁120と、制御部130からの指令により空気用切
換弁120を作動させる電磁ソレノイド122(図1に
おいて、記号Sで示す)とからなっている。また、揺動
アクチュエータ118には、揺動アクチュエータ118
の揺動の異常を検出するリミットスイッチ等の検出器1
26が付設されている。また、揺動アクチュエータ11
8には、戻り力を発生するばね118aが付設され、空
気圧系の故障などが生じたときには自動的に始点に戻る
ようになっている。図中において、空気用切換弁120
にはエアコンプレッサ128(図1において、記号AC
で示す)からの配管128aが接続されて加圧された空
気(圧縮空気)を受けるとともに、作動時には揺動アク
チュエータ118に送給している。なお、上記では、ボ
ールバルブ部116を用いた例を示したが、バタフライ
バルブ、プラグバルブ等でも良く、また、揺動アクチュ
エータ118はシリンダでも良い。
【0039】上記構成により、例えば、電磁付気体燃料
弁8を開き、先ず、所定流量の気体燃料を流すときに
は、制御部130からの指令を電磁ソレノイド122に
出力し、電磁ソレノイド122を作動して空気用切換弁
120を切り換える。空気用切換弁120は切り換わ
り、エアコンプレッサ128の加圧された空気(所定圧
力の空気)を配管128bにより揺動アクチュエータ1
18に送給する。電磁付気体燃料弁8の作動はリミット
スイッチ等の検出器126で検出されて制御部130に
送信される。このとき、正常な位置にないときには、制
御部130から電磁ソレノイド122への指令の出力を
停止し、電磁ソレノイド122は図示しないばねにより
始点に戻るようになっている。正常の位置にあるときに
は、そのままの指令を出力して揺動アクチュエータ11
8を所定位置に停止するとともに、その力によりボール
バルブ部116を所定量開き、設定された所定流量の気
体燃料を入口配管Hiから吐出配管Hoに流す。
【0040】上記の図8においては、電磁付気体燃料弁
8の一例を示す弁115の概念図を説明したが、図1に
示す他に用いられている電磁付水圧弁26も同様に構成
されている。また、電磁付水量調整弁24は、戻り力を
発生するばね118aを廃止し、揺動アクチュエータ1
18は両側に加圧された空気(所定圧力の空気)を供給
するようにして、揺動アクチュエータ118を切り換え
るようにしている。例えば、電磁付水量調整弁24の弁
位置24aに加圧された空気を供給し揺動アクチュエー
タ118の図示の下側に供給することによりボールバル
ブ部116を開口して水を流し、また、弁位置24bに
加圧された空気を供給し揺動アクチュエータ118の図
示の上側に供給することによりボールバルブ部116を
閉じるようにして水を遮断している。上記において、電
磁付気体燃料弁8および電磁付水量調整弁24はスプー
ル弁、バタフライバルブ、プラグバルブ等を用いても良
い。
【0041】制御部130は、電磁付気体燃料弁8の電
磁ソレノイド8a、電磁付水量調整弁24の電磁ソレノ
イド24a、電磁付水圧弁26の電磁ソレノイド26
a、および、電磁付パイロットガス弁106の電磁ソレ
ノイド106aに接続され、それぞれに応じた所定の指
令を出力している。
【0042】また、制御部130は、点火装置部60の
グロープラグ66に点火指令を出力するとともに、グロ
ープラグ66が点火しているか否かの検出信号を受けて
いる。または、点火装置部60のグロープラグ66に点
火指令を出力するとともに、点火装置部60の火炎検出
センサ部70からパイロットガスの火炎、あるいは、グ
ロープラグ66の先端部66aから放出される赤外域の
輻射熱の少なくともいずれかを測定し、パイロットガス
が燃焼しているか否か、グロープラグ66の表面温度が
上昇しているか否か等の検出信号を受けている。
【0043】また、制御部130は、電磁付気体燃料弁
8に付設されるリミットスイッチ等の検出器126で揺
動アクチュエータ118の揺動角度を検出した信号を受
けている。また、制御部130は、気体燃料用タンク8
2に付設され圧力センサ132より、気体燃料が所定圧
力に達しているか否かの信号を受けている。
【0044】また、制御部130は、走行火炎設備装置
1の水槽Sに入れられている水面Sdの位置等を検出す
る水面センサ134から水面位置Sdが所定の位置にあ
るか否かの信号を受けている。また、制御部130に
は、異常発生表示装置136が付設されている。異常発
生表示装置136は電磁付気体燃料弁8が完全に閉じて
いるか、否かを検出して、閉じていない場合には、ラン
プ等を点滅させるか、あるいは警報音を発生する等の警
報を発するようにしている。また、閉じていないときに
は、電磁付水量調整弁24および電磁付水圧弁26のそ
れぞれの電磁ソレノイドに開口の指令を出力し、気泡ガ
スGdの発生を防ぎ消火して安全を図っている。
【0045】上記のごとく構成した走行火炎設備装置1
の作用について、図9および図10のフローチャート図
にしたがって説明する。ステップ1では、制御装置13
0は、走行火炎設備装置1の演出準備の完了の確認を検
出する指令を出力する。ここで、演出準備とは、例え
ば、気体燃料用タンク4に付設され圧力センサ132に
所定圧力以上の圧力が蓄圧している(Yes)か、否
(No)かを検出する指令を出力するとともに、検出値
を受けている。また、水面センサ134には水槽S内に
所定量の水Waが入っているか、否かを検出する等の指
令を出力するとともに、検出値を受けている。
【0046】ステップ2では、制御装置130は、ステ
ップ1の指令の検出値を受けて、準備が完了している
か、否かを判定している。ステップ2で否の場合にはス
テップ1に戻り、否の項目に対して準備が完了するよう
に指令を出力するとともに、再度ステップ1の確認の指
令を出力する。ステップ2でYesの場合には、ステッ
プ3に行く。ステップ3では、制御装置130は点火装
置60のグロープラグ66に電線66b(図1に示す)
を介して電流を流す指令を出力する。
【0047】ステップ4では、制御装置130は点火装
置60のグロープラグ66が所定の温度に上昇したか、
否かを火炎検出センサ72により検出し、電線66c
(図1に示すが、図6に示すように光ファイバ76を用
いても良い)を介して受信する。ステップ4で否の場合
にはステップ3に戻り、グロープラグ66に電流を強く
して表面温度を上昇させる。ステップ4でYesの場合
には、ステップ5に行く。
【0048】ステップ5では、点火装置60のグロープ
ラグ66が所定の温度に上昇しているため、制御装置1
30は電磁付パイロットガス弁106の電磁ソレノイド
106aに指令を出力して弁を開口して、パイロットガ
スを点火装置60の第2ブロック38に供給し、さら
に、第2ブロック38から第1ブロック36のパイロッ
ト孔36dに供給される。また、同様に、圧縮空気用タ
ンク90からの圧縮空気は、燃焼エア用鋼管44を介し
て燃焼エアとして点火装置60の第2ブロック38に供
給された後、第1ブロック36のパイロット孔36dに
供給される。第1ブロック36のパイロット孔36dで
は、燃焼エア用鋼管44からの燃焼エアとパイロットガ
ス用鋼管42からのパイロットガスとを混合して混合ガ
スにするとともに、パイロットパイプ36bに向けて流
し、点火装置部60のグロープラグ66によりパイロッ
トパイプ36b内で混合ガスを点火させる。
【0049】ステップ6では、制御装置130はパイロ
ットガスが点火したか、否かを火炎検出センサ72によ
り検出している。このとき、火炎検出センサ72は、グ
ロープラグの温度の上昇と、パイロットガスの点火によ
る温度の上昇を記憶しておき、両方の値、あるいは片方
のいずれかの値を用いて判定しても良い。ステップ6で
否の場合にはステップ5に戻り、パイロットガスの点火
を待つ。ステップ6でYesの場合には、ステップ7に
行く。
【0050】ステップ7では、制御装置130は、一連
の火炎列を作るために気泡燃料ガス発生部6に所定流量
の気体燃料を流すため、電磁付気体燃料弁8の電磁ソレ
ノイド8aに指令を出力し、電磁付気体燃料弁8を所定
量開口する。また、同時に、気泡燃料ガス発生部6の内
部に収納されていた水を排出するため電磁付水量調整弁
24の電磁ソレノイド24aに指令を出力し、電磁付水
量調整弁24を所定量開口する。また、同時に、気泡燃
料ガス発生部6の内部に水を供給しないため、電磁付水
圧弁26の電磁ソレノイド26aに指令を出力し、電磁
付水圧弁26を閉じる。これにより、気泡燃料ガス発生
部6には、気体燃料用タンク4からの気体燃料が気体燃
料用配管10を介して気泡燃料ガス発生部6の端部6a
側から供給されて所定圧力以上で蓄積されていく。
【0051】ステップ8では、気体燃料が供給され始め
た時刻を測定し、制御部が記憶するとともに、タイマー
138が作動を開始する。ステップ9では、気泡燃料ガ
ス発生部6の端部6aに付設された第1の気泡ガス用焼
結部14aの焼結プラグ20から順次気泡ガスGdが発
生し、水中を浮き上がって水面Sdに到達し大気中に出
た後に、火装置部60のパイロットガスにより点火して
燃焼する。さらに、気泡燃料ガス発生部6には、気体燃
料用タンク4から気泡燃料ガス発生部6に気体燃料が供
給されているため、次に配設された第2の気泡ガス用焼
結部14bの焼結プラグ20から気泡ガスGdが発生す
る。この第2の気泡ガス用焼結部14bの気泡ガスGd
は、大気中で第1の気泡ガス用焼結部14aからの気泡
ガスGdが点火して第2の気泡ガス用焼結部14bの焼
結プラグ20からの気泡ガスGdを燃焼させる。これを
気泡燃料ガス発生部6の最後に配設された気泡ガス用焼
結部14nまで順次行われ、一連の火炎列が作られる。
【0052】ステップ10では、ステップ7で気体燃料
が供給され始めてから所定の時間が経過したか、否かを
タイマー138で判定する。ステップ10で否の場合に
は、ステップ8に戻る。ステップ10でYesの場合に
は、ステップ11に行く。
【0053】ステップ11では、制御装置130は、一
連の火炎列を順次消火するために、気泡燃料ガス発生部
6の内部に水を注入するため電磁付水量調整弁24の電
磁ソレノイド24aに指令を出力し、電磁付水量調整弁
24を閉じ水の排出を停止する。また、同時に、気泡燃
料ガス発生部6の内部に水を供給するため、電磁付水圧
弁26の電磁ソレノイド26aに指令を出力し、電磁付
水圧弁26を開口し、水圧発生器22からの水を気泡燃
料ガス用配管12の端部側から気泡ガス用焼結部14に
供給する。また、同時に、気泡燃料ガス発生部6の内部
への気体燃料の供給を停止するため、電磁付気体燃料弁
8の電磁ソレノイド8aに指令を出力し、電磁付気体燃
料弁8を閉じる。ステップ12では、電磁付気体燃料弁
90のボールバルブ部116を完全に閉じているか、否
かを確認する。これは、電磁付気体燃料弁8に付設され
るリミットスイッチ等の検出器126で揺動アクチュエ
ータ118の揺動角度を検出した信号を受けて判定して
いる。また、気体燃料が気泡ガス用焼結部14から気泡
ガスを発生し、一連の火炎列が燃焼しているのを火炎検
出センサ72で検出しても良い。電磁付気体燃料弁90
が完全に閉じていない場合にはステップ13に行き、閉
じている場合には、ステップ14に行く。
【0054】ステップ13では、電磁付気体燃料弁90
の異常発生表示装置を作動させる信号を出力するととも
に、ランプ等を点滅させるか、あるいは警報音を発生す
る等の警報を発する。また、制御装置130は、気泡燃
料ガス発生部6の内部に水を注入するため電磁付水量調
整弁24の電磁ソレノイド24aに指令を出力し、電磁
付水量調整弁24を開き水および気泡燃料ガスを排出す
る。また、同時に、気泡燃料ガス発生部6の内部に水を
供給するため、電磁付水圧弁26の電磁ソレノイド26
aに指令を出力し、電磁付水圧弁26を開口し、水圧発
生器22からの水を気泡燃料ガス用配管12の端部側か
ら気泡ガス用焼結部14に供給する。これにより、電磁
付気体燃料弁90からもれた気体燃料は、パイロットガ
スが無いところまで流れるとともに、気泡ガスとして水
中を浮き上がらないため、燃焼することはなく安全性が
保たれる。また、制御部130は、走行火炎設備装置1
の弁の切り換え等の指令の出力を停止し、使用を不可に
する。
【0055】ステップ14では、気泡ガス用焼結部14
の端部側から配置されている第1の気泡ガス用焼結部1
4aから順次水が入り、気泡ガスGdの発生が無くなり
消火して行く。これが気泡燃料ガス発生部6の気泡燃料
ガス用配管12の端部に取着された気泡ガス用焼結部1
4nまで順次繰り返されて、一連の火炎列が消火され、
水面上を火炎が走行するように見える。また、これによ
り、気泡燃料ガス発生部6は水に満たされることにな
る。
【0056】ステップ15では、全部の弁に閉じる信号
を出力するとともに、グロープラグへの電流を停止する
信号を出力して、走行火炎設備装置1の演出を停止す
る。ステップ16では、所定時間経過した後に、ステッ
プ1に行く。
【0057】上記実施例では、走行火炎設備装置1の気
泡燃料ガス発生部6は水中に入れ、それに気体燃料を供
給し気泡ガスを発生した後、水中を浮き上がらせそれに
パイロットガスで点火して燃焼させ、一連の火炎ガスを
作り、その後に気泡燃料ガス発生部6に水を端部より注
入して消火したが、これを大気中で行っても良い。すな
わち、走行火炎設備装置1の気泡燃料ガス発生部6を大
気中に配置し、これに気体燃料を供給し気泡ガス用焼結
部14に気泡ガスを発生するとともに、パイロットガス
で点火して燃焼させ、気泡ガス用焼結部14の上に一連
の火炎ガスを作った後、気泡燃料ガス発生部6に水を端
部より注入して消火し、火炎列を走行させても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、気体燃
料ガス発生部に注入されていた水圧発生器からの水を一
端側から排出するとともに、他端側から気体燃料ガス発
生部に供給された気体燃料を気泡ガスとして発生させ、
かつ、発生した気泡ガスに気体燃料ガス発生部の端部の
近傍に配設された点火装置で点火して燃焼させて一連の
火炎列を作った後に、気体燃料ガス発生部に水圧発生器
からの水を再度注入して一連の火炎列を順次消火して火
炎を走行させるため、屋外あるいは水面近傍等で用いる
火炎演出においても走行火炎設備装置を水面の上方部に
あるいは大気中で安全に、容易に製造できる。また、走
行火炎設備装置に確実に温度が上昇するグロープラグを
用いているため、確実に気体燃料を点火させて燃焼さ
せ、バーナ装置の上方部に、一連の火炎列を確実に作る
ことができる。また、気体燃料を供給する弁の作動を検
出して確実に気体燃料を停止するため安全性が向上して
いる。
【0059】また、点火装置には、中に電流を流して表
面温度を高めるグロープラグを用いたので、内部のヒー
タに大電流を流して表面温度を上昇させてパイロットガ
スに接触させることができ、パイロットガスをより確実
に点火して燃焼させる。このグロープラグには、自動車
等の車輌のエンジンに用いるグロープラグが用いられて
いるため、発熱量が大きいとともに、表面温度の上昇率
が速くでき、風が当たったりあるいは水がかかっても、
表面温度の低下が少なくなるとともに長時間上昇したま
まの表面温度を維持でき、パイロットガスの点火をより
確実にして、パイロットガスを燃焼させることができ
る。また、グロープラグの先端部がパイロットパイプの
内部に挿入されているため、グロープラグの先端部に風
が当たったりあるいは水がかかることが少なくなり、パ
イロットガスの点火をより確実にしている。また、セラ
ミックヒータを用いたセラミックグロープラグを用いる
と内部のヒータに大電流を流して表面温度が上昇しすぎ
ても、表面の腐食がなくなるとともに、表面温度の上昇
率をさらに速くすることができるため、短時間で温度を
上昇できるとともに、耐久性が向上してさらに良い点火
装置が得られる。グロープラグを気体燃料ガス発生部に
対して対向して2個以上設けたために、屋外あるいは水
面近傍等で用いる火炎演出設備に気体燃料ガス発生部を
使用しても、いずれか一方に風が当たったり、あるいは
水等がかかったりしたときでも点火装置を確実に作動す
ることができる。このため、火炎演出設備においては、
気体燃料ガス発生部から噴出する気体燃料が燃焼せずに
噴出したまま流れることがなくなり、見物客に不要な迷
惑を掛けることがなくなる。
【0060】また、点火装置には、パイロットガスが点
火されて燃焼したこと、グロープラグの表面温度が上昇
したことを検出する火炎検出センサが付設されているた
め、点火装置の作動を精度良く確認でき、正確な制御が
できる。また、赤外線輻射センサを用いると、パイロッ
トガスの火炎、および、グロープラグの先端部から放出
される赤外域の輻射熱を非接触で検出できるとともに、
応答性が速いので正確な制御に用いることができるとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の全体
構成回路図である。
【図2】本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の正面
概略図である。
【図3】本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の一部
側面断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る走行火炎設備装置の一部
平面図である。
【図5】本発明の走行火炎設備装置に用いる点火装置の
パイロットバーナの一部断面正面図である。
【図6】本発明の走行火炎設備装置に用いる点火装置の
パイロットバーナの一部断面側面図である。
【図7】本発明の走行火炎設備装置に用いる点火装置の
パイロットバーナの平面図である。
【図8】電磁付気体燃料弁の一例を示す概念図である。
【図9】本発明の走行火炎方法を説明するためのフロー
チャート図である。
【図10】本発明の走行火炎方法を説明するためのフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
1………走行火炎設備装置、2………気体燃料ガス発生
部、4………気体燃料用タンク、6………気泡燃料ガス
発生部、8………電磁付気体燃料弁、10………気体燃
料用配管、12………気泡燃料ガス用配管、14………
気泡ガス用焼結部、16………絞り付継ぎ手、18……
…T字形継ぎ手、20………気泡ガス用焼結プラグ、2
1………水圧発生部、22………水圧発生器、24……
…電磁付水量調整弁、26………電磁付水圧弁、28…
……水圧用配管、30………パイロットバーナ部、35
………パイロットガス部、36………第1ブロック、3
8………第2ブロック、40………第3ブロック、42
………パイロットガス用鋼管、44………燃焼エア用鋼
管、46………パージエア用鋼管、50………フィル
タ、52………ガスオリフィス、60………点火装置
部、62………ターミナルボックス、64………プラグ
ホルダ、66………グロープラグ、68………グロープ
ラグ電気用配管、70………火炎検出センサ部、72…
……火炎検出センサ、74………ファイバ用光変換器、
76………光ファイバ、90………圧縮空気用タンク、
100………パイロットガス用タンク、106………電
磁付パイロットガス弁、110………低圧用圧縮空気タ
ンク、116………ボールバルブ部、118………揺動
アクチュエータ、120………空気用切換弁、122…
……電磁ソレノイド、124………ポジショナー、12
6………検出器、130………制御部、132………圧
力センサ、134………水面センサ、136………異常
発生表示装置、138………タイマー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼
    させ一連の火炎の列を作った後に、順次消火して火炎を
    走行させる走行火炎設備装置であって、 気体燃料ガス発生部に注入されていた水圧発生器からの
    水を一端側から排出するとともに、他端側から気体燃料
    ガス発生部に供給された気体燃料を気泡ガスとして発生
    させ、かつ、発生した気泡ガスに気体燃料ガス発生部の
    端部の近傍に配設された点火装置で点火して燃焼させて
    一連の火炎列を作った後に、気体燃料ガス発生部に水圧
    発生器からの水を再度注入して一連の火炎列を順次消火
    して火炎を走行させることを特徴とする走行火炎設備装
    置。
  2. 【請求項2】 気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼
    させ一連の火炎の列を作った後に、順次消火して火炎を
    走行させる走行火炎設備装置であって、 気体燃料を蓄圧する気体燃料用タンクと、 気体燃料用タンクからの気体燃料を気泡ガスとして発生
    する気泡燃料ガス発生部と、 気体燃料用タンクと気体燃料ガス発生部とを接続する気
    体燃料用配管と、 気体燃料用配管に配設され、気体燃料の流量及び遮断を
    制御する電磁付気体燃料弁と、 気体燃料ガス発生部に供給する水を吐出する水圧発生器
    と、 一端が気体燃料ガス発生部と電磁付気体燃料弁との間の
    気体燃料用配管に接続され、他端が水圧発生器に接続さ
    れる水圧用配管と、 水圧用配管に配設された電磁付水圧弁と、 気体燃料ガス発生部の端部に付設され、内部に注入され
    た水を外部に放出する電磁付水量調整弁と、 気体燃料ガス発生部の端部近傍に配設され、気体燃料ガ
    ス発生部からの気泡ガスに点火して燃焼させる点火装置
    と、 気体燃料ガス発生部に気体燃料を供給して気泡ガスを発
    生させて燃焼させるときに、電磁付気体燃料弁および電
    磁付水量調整弁に開口する信号を出力するとともに、電
    磁付水圧弁に閉じる信号を出力する制御部とからなるこ
    とを特徴とする走行火炎設備装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の走行火炎設備装置におい
    て、 気体燃料ガス発生部からの燃焼している一連の気泡ガス
    を順次消火させるときに、電磁付気体燃料弁および電磁
    付水量調整弁に閉じる信号を出力するとともに、電磁付
    水圧弁に開口する信号を出力する制御部とからなること
    を特徴とする走行火炎設備装置。
  4. 【請求項4】 請求項2あるいは請求項3記載の走行火
    炎設備装置において、 気体燃料ガス発生部は水中内に配設された配管に所定間
    隔離間して焼結部材を配設し、その焼結部材から漏れる
    気体ガスを燃焼して水上に一連の火炎列を作ることを特
    徴とする走行火炎設備装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4記載のいずれかの
    走行火炎設備装置において、 一連の気泡ガスに点火するとき、中に電流を流して表面
    温度を高めたグロープラグで行うことを特徴とする走行
    火炎設備装置。
  6. 【請求項6】 気体燃料からの気泡ガスに点火して燃焼
    させ一連の火炎の列を作った後に、水を注入して順次消
    火して火炎を走行させる走行火炎方法であって、 その火炎の列を一端側から順次点火させ所定長さの火炎
    列を作るとともに、火炎列の一端側から他端側に向けて
    順次消去して火炎を走行させることを特徴とする走行火
    炎方法。
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