JPH05248614A - スラリー燃料用バーナの点消火方法 - Google Patents
スラリー燃料用バーナの点消火方法Info
- Publication number
- JPH05248614A JPH05248614A JP4099003A JP9900392A JPH05248614A JP H05248614 A JPH05248614 A JP H05248614A JP 4099003 A JP4099003 A JP 4099003A JP 9900392 A JP9900392 A JP 9900392A JP H05248614 A JPH05248614 A JP H05248614A
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- Japan
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- burner
- fuel
- water
- furnace
- slurry
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Nozzles For Spraying Of Liquid Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 石炭スラリーの固体化によるバーナの詰まり
が防止され，安全で信頼性の極めて高いスラリー燃料用
バーナの点消火方法を提供する。 【構成】 バーナの点火前に空気の冷却媒体を通して冷
却しつつ炉内側にバーナを挿入後，蒸気の噴霧媒体を供
給し，次いで水を供給してバーナ先端部付近の温度が低
下した後に石炭スラリーを供給して燃焼する。バーナの
消火時には，石炭スラリー供給路を水によりパージし，
次いで空気に切換えてパージし，バーナ先端部付近の温
度が低下した後バーナを引抜く。
が防止され，安全で信頼性の極めて高いスラリー燃料用
バーナの点消火方法を提供する。 【構成】 バーナの点火前に空気の冷却媒体を通して冷
却しつつ炉内側にバーナを挿入後，蒸気の噴霧媒体を供
給し，次いで水を供給してバーナ先端部付近の温度が低
下した後に石炭スラリーを供給して燃焼する。バーナの
消火時には，石炭スラリー供給路を水によりパージし，
次いで空気に切換えてパージし，バーナ先端部付近の温
度が低下した後バーナを引抜く。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスラリー燃料（ＣＷＭ）
用バーナの点火・消火方法に関するものである。
用バーナの点火・消火方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】石炭スラリー用バーナとして，従来は図
３に示すように中間混合型プラグと内部混合型プラグを
組合せた構造とし，内筒と外筒との間の円筒空間に蒸気
を供給し，内筒から燃料を供給しプラグにおいて中間混
合した後，チップにおいて内部混合してから燃料孔より
噴出するようにしたものが用いられている。すなわち，
従来の中間混合型と内部混合型の長所を兼ね備えたもの
であり，燃料効率の向上を期待できるものである。
３に示すように中間混合型プラグと内部混合型プラグを
組合せた構造とし，内筒と外筒との間の円筒空間に蒸気
を供給し，内筒から燃料を供給しプラグにおいて中間混
合した後，チップにおいて内部混合してから燃料孔より
噴出するようにしたものが用いられている。すなわち，
従来の中間混合型と内部混合型の長所を兼ね備えたもの
であり，燃料効率の向上を期待できるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが，石炭スラリ
ーを燃料として燃焼させるに際しては，炉内に挿入され
たバーナの先端部が炉内の輻射熱により急速に高温加熱
されるので，バーナを火炉にセットする前に予め蒸気を
流しながらセットし，セット後直ちに石炭スラリーを供
給していた。ところが，冷却用蒸気を流しながらバーナ
を火炉にセットすると蒸気が燃料供給孔を逆流して危険
であり，火傷をしやすいといった問題点があった。ま
た，バーナ消火後は，バーナ内に残存する水分が蒸発し
て石炭スラリーが固体化し，バーナを詰まらせるおそれ
があり，一回毎にバーナを掃除して固体化している石炭
スラリーを除去しなければならない欠点があった。
ーを燃料として燃焼させるに際しては，炉内に挿入され
たバーナの先端部が炉内の輻射熱により急速に高温加熱
されるので，バーナを火炉にセットする前に予め蒸気を
流しながらセットし，セット後直ちに石炭スラリーを供
給していた。ところが，冷却用蒸気を流しながらバーナ
を火炉にセットすると蒸気が燃料供給孔を逆流して危険
であり，火傷をしやすいといった問題点があった。ま
た，バーナ消火後は，バーナ内に残存する水分が蒸発し
て石炭スラリーが固体化し，バーナを詰まらせるおそれ
があり，一回毎にバーナを掃除して固体化している石炭
スラリーを除去しなければならない欠点があった。
【０００４】本発明の目的は，上記した従来技術の欠点
をなくし，石炭スラリーの固体化によるバーナの詰まり
が防止され，安全で信頼性が極めて高いスラリー燃料用
バーナの点消火方法を提供することにある。
をなくし，石炭スラリーの固体化によるバーナの詰まり
が防止され，安全で信頼性が極めて高いスラリー燃料用
バーナの点消火方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に，本発明に係るスラリー燃料用バーナの点消火方法で
は，石炭スラリーを蒸気等の噴霧媒体とバーナへ供給し
燃焼させるスラリー燃料用バーナの点消火方法におい
て，前記バーナの点火前に空気の冷却媒体を通して冷却
しつつ炉内側にバーナを挿入後，蒸気の噴霧媒体を供給
し，次いで水を供給して前記バーナ先端部付近の温度上
昇を常に防止しつつ石炭スラリーを供給して燃焼すると
ともに，バーナの消火時には石炭スラリー供給路内の石
炭スラリーを水によりパージし，次いで空気に切換えて
バーナ内残存石炭スラリーをパージし，前記バーナ先端
部付近の温度上昇を常に防止しつつ，炉内側からバーナ
を引抜くようにする。
に，本発明に係るスラリー燃料用バーナの点消火方法で
は，石炭スラリーを蒸気等の噴霧媒体とバーナへ供給し
燃焼させるスラリー燃料用バーナの点消火方法におい
て，前記バーナの点火前に空気の冷却媒体を通して冷却
しつつ炉内側にバーナを挿入後，蒸気の噴霧媒体を供給
し，次いで水を供給して前記バーナ先端部付近の温度上
昇を常に防止しつつ石炭スラリーを供給して燃焼すると
ともに，バーナの消火時には石炭スラリー供給路内の石
炭スラリーを水によりパージし，次いで空気に切換えて
バーナ内残存石炭スラリーをパージし，前記バーナ先端
部付近の温度上昇を常に防止しつつ，炉内側からバーナ
を引抜くようにする。
【０００６】
【作用】スラリー燃料用バーナが炉内に挿入され，前記
バーナの先端部が炉内の輻射熱に影響を受ける段階で
は，バーナを火炉にセットする前に予め冷却用空気を流
しているためバーナの異常昇温が防止されるとともに，
仮に，冷却用空気が燃料供給孔を逆流したとしても，蒸
気のように水分を含まないため火傷の心配がない。
バーナの先端部が炉内の輻射熱に影響を受ける段階で
は，バーナを火炉にセットする前に予め冷却用空気を流
しているためバーナの異常昇温が防止されるとともに，
仮に，冷却用空気が燃料供給孔を逆流したとしても，蒸
気のように水分を含まないため火傷の心配がない。
【０００７】
【実施例】以下，本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は石炭スラリー燃焼装置の系統図，図２はス
ラリー燃料用バーナの縦断面図，図３は同バーナのバー
ナチップ内での混合燃料の混合状態を示す説明図であ
る。
する。図１は石炭スラリー燃焼装置の系統図，図２はス
ラリー燃料用バーナの縦断面図，図３は同バーナのバー
ナチップ内での混合燃料の混合状態を示す説明図であ
る。
【０００８】本実施例においては，図２に示すようなバ
ーナを用いている。すなわち，バーナプレート４には合
計６個の第１混合室６が周方向等分位置に設けられてい
る。これら第１混合室６は，第２混合室８に向かって内
向きに斜め方向に延在しており，第１混合室６の延長線
方向は第２混合室８内において交叉している。本実施例
では，十分な分散，混合，撹拌領域を確保するために，
この交叉点Ｃの位置は，Ｃとバーナチップ７の先端面と
の距離１がバーナチップ７の内部の長さＬに対し１／Ｌ
が０．５〜０．８の間にあるようにするのが好適であ
る。
ーナを用いている。すなわち，バーナプレート４には合
計６個の第１混合室６が周方向等分位置に設けられてい
る。これら第１混合室６は，第２混合室８に向かって内
向きに斜め方向に延在しており，第１混合室６の延長線
方向は第２混合室８内において交叉している。本実施例
では，十分な分散，混合，撹拌領域を確保するために，
この交叉点Ｃの位置は，Ｃとバーナチップ７の先端面と
の距離１がバーナチップ７の内部の長さＬに対し１／Ｌ
が０．５〜０．８の間にあるようにするのが好適であ
る。
【０００９】バーナチップ７には，合計８個の噴孔９が
周方向等分位置に設けられている。なお，本実施例で
は，バーナプラグ１は中心管部材１Ａと外管部材１Ｂと
の同軸的な組合せ体よりなる。中心管部材１Ａの先端側
にはフランジ部１ａが設けられており，このフランジ部
１ａがバーナプレート４に重ね合わされている。中心管
部材１Ａ内の燃料供給孔２にはＣＷＭが供給され，中心
管部材１Ａと外管部材１Ｂとの間の噴霧媒体供給孔３に
蒸気が供給される。図２の実施例では，第１混合室６の
うち導孔５ａよりも上流側の部分を小径とし，それより
も第２混合室８側を大径としている。なお，符号５は燃
料分配室，１０はチップナットをそれぞれ示す。
周方向等分位置に設けられている。なお，本実施例で
は，バーナプラグ１は中心管部材１Ａと外管部材１Ｂと
の同軸的な組合せ体よりなる。中心管部材１Ａの先端側
にはフランジ部１ａが設けられており，このフランジ部
１ａがバーナプレート４に重ね合わされている。中心管
部材１Ａ内の燃料供給孔２にはＣＷＭが供給され，中心
管部材１Ａと外管部材１Ｂとの間の噴霧媒体供給孔３に
蒸気が供給される。図２の実施例では，第１混合室６の
うち導孔５ａよりも上流側の部分を小径とし，それより
も第２混合室８側を大径としている。なお，符号５は燃
料分配室，１０はチップナットをそれぞれ示す。
【００１０】本実施例におけるバーナ装置５０は，スラ
リー燃料用バーナ４０，石炭スラリー（以下ＣＷＭとい
う）配管２０，パージ流体配管２２，三方切替弁２１，
パージ流体弁２３，２４および霧化流体弁２７から構成
される。ＣＷＭ配管２０内にポンプ（図示せず）で圧送
されたＣＷＭが充満し，三方切替弁２１によって閉じら
れている。パージ流体配管２２には空気または水などの
パージ流体が加圧状態で導入されており，空気のパージ
流体についてはパージ流体弁２３，また，水のパージ流
体についてはパージ流体弁２４でそれぞれ閉じられてい
る。一方，ＣＷＭの霧化流体である蒸気は，霧化流体通
路２５を流れ，スラリー燃料用バーナ４０のバーナチッ
プ７においてＣＷＭを霧化して噴霧２６となる。なお，
蒸気を使用しないときは霧化流体弁２７で閉じられるよ
うになっている。
リー燃料用バーナ４０，石炭スラリー（以下ＣＷＭとい
う）配管２０，パージ流体配管２２，三方切替弁２１，
パージ流体弁２３，２４および霧化流体弁２７から構成
される。ＣＷＭ配管２０内にポンプ（図示せず）で圧送
されたＣＷＭが充満し，三方切替弁２１によって閉じら
れている。パージ流体配管２２には空気または水などの
パージ流体が加圧状態で導入されており，空気のパージ
流体についてはパージ流体弁２３，また，水のパージ流
体についてはパージ流体弁２４でそれぞれ閉じられてい
る。一方，ＣＷＭの霧化流体である蒸気は，霧化流体通
路２５を流れ，スラリー燃料用バーナ４０のバーナチッ
プ７においてＣＷＭを霧化して噴霧２６となる。なお，
蒸気を使用しないときは霧化流体弁２７で閉じられるよ
うになっている。
【００１１】このように構成されたバーナ点火操作時で
は，ＣＷＭ供給開始に際しては，先ずスラリー燃料用バ
ーナ４０の挿入起動前にはパージ流体弁２３を開き冷却
用空気を流しながら図示しない火炉にセットする。バー
ナ４０の挿入と同時にバーナチップ７は火炉からの熱輻
射により予熱され１分後には約３５０〜４００℃に達す
る。次に空気パージ流体弁２３を閉じるとともに，蒸気
の霧化流体弁２７および水パージ流体弁２４を関くとＣ
ＷＭ管内２８は湿潤され，同時に温度は徐々に２５０〜
３３０℃に下降する。
は，ＣＷＭ供給開始に際しては，先ずスラリー燃料用バ
ーナ４０の挿入起動前にはパージ流体弁２３を開き冷却
用空気を流しながら図示しない火炉にセットする。バー
ナ４０の挿入と同時にバーナチップ７は火炉からの熱輻
射により予熱され１分後には約３５０〜４００℃に達す
る。次に空気パージ流体弁２３を閉じるとともに，蒸気
の霧化流体弁２７および水パージ流体弁２４を関くとＣ
ＷＭ管内２８は湿潤され，同時に温度は徐々に２５０〜
３３０℃に下降する。
【００１２】所定の時間パージ流体（水）を流した後，
三方切替弁２１を水からＣＷＭに切替えてＣＷＭ配管２
８に導入する。バーナプラグ１の燃料供給孔２からバー
ナプレート４の燃料分配室５を介して第１混合室６に送
給されたＣＷＭ燃料は，バーナプラグ１の噴霧媒体供給
孔３からバーナプレート４の第１混合室６に送給された
噴霧媒体である蒸気と混合されてバーナチップの第２混
合室８へ送給され，第２混合室８でさらに混合されて噴
孔９より噴霧され，燃焼される。しかして，複数の第１
混合室６から噴出される混合物は，この第２混合室８内
において交叉する。このため，該混合物は第２混合室８
内において激しく衝突して均等に分散し，十分に混合さ
れた後，噴孔９から火炉内へ噴出され燃焼する。
三方切替弁２１を水からＣＷＭに切替えてＣＷＭ配管２
８に導入する。バーナプラグ１の燃料供給孔２からバー
ナプレート４の燃料分配室５を介して第１混合室６に送
給されたＣＷＭ燃料は，バーナプラグ１の噴霧媒体供給
孔３からバーナプレート４の第１混合室６に送給された
噴霧媒体である蒸気と混合されてバーナチップの第２混
合室８へ送給され，第２混合室８でさらに混合されて噴
孔９より噴霧され，燃焼される。しかして，複数の第１
混合室６から噴出される混合物は，この第２混合室８内
において交叉する。このため，該混合物は第２混合室８
内において激しく衝突して均等に分散し，十分に混合さ
れた後，噴孔９から火炉内へ噴出され燃焼する。
【００１３】この場合，第１混合室６から噴出された混
合物同志が第２混合室８内において相互に衝突し，均等
に分散されるので，第１混合室６から噴出されたときの
速度よりも小さい速度にてバーナチップ７の内面に衝突
するので，バーナチップ７の摩耗が著しく減少する。ま
た，第２混合室８内における混合が十分に行なわれるよ
うになるので，噴霧濃度が均一になる。
合物同志が第２混合室８内において相互に衝突し，均等
に分散されるので，第１混合室６から噴出されたときの
速度よりも小さい速度にてバーナチップ７の内面に衝突
するので，バーナチップ７の摩耗が著しく減少する。ま
た，第２混合室８内における混合が十分に行なわれるよ
うになるので，噴霧濃度が均一になる。
【００１４】こうして定常時はＣＷＭの燃焼運転が行な
われる。次に，バーナ４０の消火時には，ＣＷＭの燃焼
運転から，水パージ流体弁２４が開となり，水−空気−
ＣＷＭの三方切替弁２１が水側に切替えられてＣＷＭの
供給が停止されるとともに，バーナ４０へ水を供給す
る。バーナ４０への水の供給によってＣＷＭ配管２８の
掃除を行なうとともに燃料供給孔２とバーナチップ７の
冷却を行なう。
われる。次に，バーナ４０の消火時には，ＣＷＭの燃焼
運転から，水パージ流体弁２４が開となり，水−空気−
ＣＷＭの三方切替弁２１が水側に切替えられてＣＷＭの
供給が停止されるとともに，バーナ４０へ水を供給す
る。バーナ４０への水の供給によってＣＷＭ配管２８の
掃除を行なうとともに燃料供給孔２とバーナチップ７の
冷却を行なう。
【００１５】所定の時間，蒸気は引続き霧化流体通路２
５から供給される一方で，他方では水パージ流体を流し
た後，水パージ流体弁２４を閉じてバーナ４０へ供給し
ている水を停止すると同時に空気パージ流体弁２３を開
にする。ＣＷＭ配管２８およびバーナ４０の水パージを
行なったことでバーナ４０が冷却され，さらに，引続き
空気が送給されるためバーナチップ７の温度上昇は比較
的少ない。また，水パージ停止後空気パージを行なうこ
とでバーナ４０内に残存するＣＷＭは完全に掃除しつつ
火炉内へ排出される。
５から供給される一方で，他方では水パージ流体を流し
た後，水パージ流体弁２４を閉じてバーナ４０へ供給し
ている水を停止すると同時に空気パージ流体弁２３を開
にする。ＣＷＭ配管２８およびバーナ４０の水パージを
行なったことでバーナ４０が冷却され，さらに，引続き
空気が送給されるためバーナチップ７の温度上昇は比較
的少ない。また，水パージ停止後空気パージを行なうこ
とでバーナ４０内に残存するＣＷＭは完全に掃除しつつ
火炉内へ排出される。
【００１６】バーナ４０の停止引抜き時には，蒸気の霧
化流体弁２７を閉じ，かつ，パージ流体弁２３を開いて
冷却用空気をバーナチップ７に送って冷却しながら火炉
からのバーナ４０の引抜きが行なわれる。
化流体弁２７を閉じ，かつ，パージ流体弁２３を開いて
冷却用空気をバーナチップ７に送って冷却しながら火炉
からのバーナ４０の引抜きが行なわれる。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたことからも明らかなように，
本発明では，石炭スラリーを蒸気等の噴霧媒体とバーナ
へ供給し燃焼させるスラリー燃料用バーナの点消火方法
において，前記バーナの点火前に空気の冷却媒体を通し
て冷却しつつ炉内側にバーナを挿入後，蒸気の噴霧媒体
を供給し，次いで水を供給して前記バーナ先端部付近の
温度上昇を常に防止しつつ石炭スラリーを供給して燃焼
するとともに，バーナの消火時には石炭スラリー供給路
内の石炭スラリーを水によりパージし，次いで空気に切
換えてバーナ内残存石炭スラリーをパージし，前記バー
ナ先端部付近の温度上昇を常に防止しつつ，炉内側から
バーナを引抜くようにしたことにより，石炭スラリー供
給開始にともなうバーナ起動時に石炭スラリー中の含有
水が蒸発することはなくなり，これにより石炭分が固化
して石炭スラリー通路を閉塞する不利を防止し，安定し
た燃焼を行なうことができる。また，従来のように蒸気
を流しながらバーナを火炉にセットするのでなく，冷却
用空気を流しながらバーナをセットするため蒸気の燃料
供給孔からの逆流による火傷をすることがなく安全に行
なえる。
本発明では，石炭スラリーを蒸気等の噴霧媒体とバーナ
へ供給し燃焼させるスラリー燃料用バーナの点消火方法
において，前記バーナの点火前に空気の冷却媒体を通し
て冷却しつつ炉内側にバーナを挿入後，蒸気の噴霧媒体
を供給し，次いで水を供給して前記バーナ先端部付近の
温度上昇を常に防止しつつ石炭スラリーを供給して燃焼
するとともに，バーナの消火時には石炭スラリー供給路
内の石炭スラリーを水によりパージし，次いで空気に切
換えてバーナ内残存石炭スラリーをパージし，前記バー
ナ先端部付近の温度上昇を常に防止しつつ，炉内側から
バーナを引抜くようにしたことにより，石炭スラリー供
給開始にともなうバーナ起動時に石炭スラリー中の含有
水が蒸発することはなくなり，これにより石炭分が固化
して石炭スラリー通路を閉塞する不利を防止し，安定し
た燃焼を行なうことができる。また，従来のように蒸気
を流しながらバーナを火炉にセットするのでなく，冷却
用空気を流しながらバーナをセットするため蒸気の燃料
供給孔からの逆流による火傷をすることがなく安全に行
なえる。
【図１】本発明に係る石炭スラリー燃焼装置の系統図で
ある。
ある。
【図２】スラリー燃料用バーナの縦断面図である。
【図３】同バーナのバーナチップ内での混合燃料の混合
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
１ バーナプラグ ２ 燃料供給孔 ３ 噴霧媒体供給孔 ４ バーナプレート ５ 燃料分配室 ６ 第１混合室 ７ バーナチップ ８ 第２混合室 ９ 噴孔 １０ チップナット ２０ ＣＷＭ（石炭スラリー）配管 ２１ 三方切替弁 ２２ パージ流体配管 ２３ パージ流体弁（空気） ２４ パージ流体弁（水） ２５ 霧化流体通路 ２６ 噴霧 ２７ 霧化流体弁 ４０ スラリー燃料用バーナ ５０ バーナ装置
Claims (1)
- 【請求項１】 石炭スラリーを蒸気等の噴霧媒体とバー
ナへ供給し燃焼させるスラリー燃料用バーナの点消火方
法において，前記バーナの点火前に空気の冷却媒体を通
して冷却しつつ炉内側にバーナを挿入後，蒸気の噴霧媒
体を供給し，次いで水を供給して前記バーナ先端部付近
の温度上昇を常に防止しつつ石炭スラリーを供給して燃
焼するとともに，バーナの消火時には石炭スラリー供給
路内の石炭スラリーを水によりパージし，次いで空気に
切換えてバーナ内残存石炭スラリーをパージし，前記バ
ーナ先端部付近の温度上昇を常に防止しつつ，炉内側か
らバーナを引抜くことを特徴とするスラリー燃料用バー
ナの点消火方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4099003A JPH05248614A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | スラリー燃料用バーナの点消火方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4099003A JPH05248614A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | スラリー燃料用バーナの点消火方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05248614A true JPH05248614A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=14234834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4099003A Pending JPH05248614A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | スラリー燃料用バーナの点消火方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05248614A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001276443A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Nissho Iwai Chemimac Tokyo Corp | 走行火炎設備装置および走行火炎方法 |
| CN113512447A (zh) * | 2021-04-07 | 2021-10-19 | 北京航化节能环保技术有限公司 | 一种全预混喷嘴装置、气化炉、气化方法及喷嘴加工方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01193514A (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-03 | Babcock Hitachi Kk | スラリ燃焼装置におけるスラリバーナの点火消火方法 |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP4099003A patent/JPH05248614A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01193514A (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-03 | Babcock Hitachi Kk | スラリ燃焼装置におけるスラリバーナの点火消火方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001276443A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Nissho Iwai Chemimac Tokyo Corp | 走行火炎設備装置および走行火炎方法 |
| CN113512447A (zh) * | 2021-04-07 | 2021-10-19 | 北京航化节能环保技术有限公司 | 一种全预混喷嘴装置、气化炉、气化方法及喷嘴加工方法 |
| CN113512447B (zh) * | 2021-04-07 | 2023-11-10 | 北京航化节能环保技术有限公司 | 一种全预混喷嘴装置、气化炉、气化方法及喷嘴加工方法 |
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