JP4592893B2 - バスユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽やシャワーを備えるバスユニットに関し、詳しくは、屋外活動や緊急災害時に使用するバスユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バスユニットの一般的な構造は、四方を囲む側壁のうちの一方に出入口を有する箱形の浴室内に、浴槽やシャワー装置などの浴室設備用品が設置してある一体構造物をであり、このようなバスユニットは、例えば、工場などで略完成した段階にまで製造され、建設初期段階の一般住宅や集合住宅などに搬送されて、そのまま建築物の配管などに接続して設置するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなバスユニットは、製品出荷時の段階であらかじめ一体構造物として形成してあり、また、人が容易に持ち運ぶことができない重量であるため、屋外活動や緊急災害時に使用することは常識的に不可能であった。このことから、従来この種のものとしては、ベニア板や樹脂パネルを取付金具や接着剤などで張り合わせて内部空間を有する箱型に形成し、この箱体の内部にシャワー装置などを備えた簡易式のバスユニットが使用されていた。
しかしながら、前記バスユニットには、特別に該ユニットバスの形態をコンパクトにするような機能が備わっておらず、そのまま現地までトラックの荷台などに載せて搬送しなければならなかった。また、バスユニットの不使用時においても、組立は勿論、解体も容易ではなく、前記ユニットバスが使用状態のままで保管されるから、収納スペースを広く要する不都合があった。
【0004】
本発明は、屋外活動時や緊急災害時に迅速且つ簡単に搬送及び組立を行うことが可能であるとともに、不使用時にはコンパクトに収納保管しておくことができるバスユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、三方に側壁を配置し且つ残る一方に出入口を備える間仕切壁と、間仕切壁の下部により形成される空間の下部に設置する底板と、前記空間に向けて間仕切壁あるいは底板に着脱可能に浴室設備用品とを備え、前記各側壁は、縦フレームと横フレームとを方形に組み合わせて形成した枠体と、枠体に張られる覆い幕とからなるとともに、それぞれが隣接する他方の側壁と開閉自在に連結してあり、前記底板は、いずれか一つの側壁下部に上下回動自在に連結してあり、且つ側壁の枠体内縁と一致する位置まで回動して収容され、前記間仕切壁を構成する一方の側壁と他方の側壁及び底板とが、それぞれが重ね合わさる状態で折畳まれることを特徴とする。
【0006】
ここで側壁とは、バスユニット内を外部から見えないように遮ることができるものであればよく、具体的には、フレームを方形に組み合わせて形成した枠体の全体に、覆い布を被せたものや、あるいは、樹脂パネルを組み合わせたものでもよい。
【0007】
このように形成すると、バスユニットの不使用時においては、間仕切壁をコンパクトに折畳み、さらに、前記間仕切壁から浴室設備用品も容易に着脱できるので、ユニットバス不使用時の収容スペースを広く必要とせず、しかも、このバスユニットを持ち運んで現場で組み立てる場合でも、容易に組み立てることができる。
【0008】
また、前記底板が、側壁の内縁と一致する位置にまで回動することにより、各側壁の開閉がより平行な状態で重なり合い、間仕切壁の折畳みの際に、一層コンパクトにすることができる。ここで、底板の厚みは、各側壁の折畳みを考慮し、側壁よりも薄く形成することが望ましい。
【0009】
また、本発明のうち請求項2記載の発明は、間仕切壁の下部に、車輪を取付けてあるので、バスユニットが組立ててある場合や、または、折畳んである場合の両方の状態であっても、前記バスユニットの持ち運びが好適になる。ここで、車輪とは、バスユニットの搬送を好適にするものであればよく、具体的には、キャスタや、あるいはタイヤなどが挙げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のバスユニットの一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明のバスユニットの全体説明をすると、図1に示すように、まず符号1の間仕切壁は、縦フレーム12と横フレーム13とを方形に組み合わせて形成した枠体3と、該枠体3に張られるビニール製の覆い幕9と、から側壁2を形成し、該側壁2を三方に隣接配置しているとともに、各側壁2,2,2同士をそれぞれ蝶番11により横方向への回動が自在に取付け、一方が出入口4として開放する空間10を有するコ字型に形成してあり、しかも、各側壁2,2,2を略平行に折畳める機構を有している。また、符号5の底板は、上下に貫通する排水孔8を備え、さらに、前記底板5の奥行き側の一端が前記側壁2下部の横フレーム13に上方への回動が自在に取付けてある。また、符号6の浴室設備用品は、前記側壁2の内面側に、係合可能なブラケット14を介して着脱自在に取付けてある。そして、符号7はキャスタであり、間仕切壁1の下部に備えられ、バスユニットの現場への搬送を好適にするものである。
尚、間仕切壁1の一方が出入口4として開放しているが、この出入口4には、例えば、着脱自在なカーテン等を取付けて遮断しておくことが望ましい。
【0011】
上記した間仕切壁1の折畳みの機構を、さらに詳しく説明すると、図2に示すように、各側壁2,2,2を形成している三方の枠体3,3,3のうちの一方側の枠体3と、他方側の枠体3との隣り合う縦フレーム12同士をそれぞれ蝶番11により連結しており、各枠体3,3,3同士がそれぞれの縦フレーム12を軸とし、前記蝶番11を介して自在に横方向への回動を行える構成をなしている。
【0012】
さらに、前記側壁2,2,2同士をそれぞれ折重なるように平行に開閉するには、図3のように、各枠体3を連結する蝶番11において、一方の枠体3を連結する蝶番11が、側壁2の厚み一枚分の形成幅の分だけ他方の蝶番11よりも幅広に形成されており、このような幅の相違する蝶番11を枠体3,3同士の取付けに使用すると、図4のように、各枠体3が一層平行に折畳まれることになる。
また、覆い幕9は、ナイロン素材やポリビニル樹脂などの水密性の高い素材で形成してあり、この覆い幕9は、図1のように、折り畳まれた状態にある各枠体3を組み立てた際に、前記各枠体3の外面側全体に被せて、さらに、枠体3に紐などで結んで離脱しないように取付けることで、ユニットバスの内外を遮断する側壁2が形成される。
【0013】
また、底板5が側壁2の下部に上下回動自在に取付けてあるのは、間仕切壁1の折畳みの際に、底板5がそのまま水平な状態にあれば、側壁2の回動の邪魔になるから、各側壁2の折畳みに加え、底板5においても前記側壁2と平行に折重なる状態に折畳む必要がある。
そして底板5は、奥行き側の一端と、三方に配置される各枠体3,3,3のうち、真中に配置される枠体3下部を構成する横フレーム13に回動連結具(図示省略)を介して連結してあり、前記底板5が枠体3下部の横フレーム13を軸として、この横フレーム13と水平な位置から上方に回動し、三方のうちの真中に配置される枠体3の内縁側に一致するように収容することが可能である。しかも、前記枠体3の内縁側外寄の位置には、図3に示すように、ストッパー15が設けてあり、底板5のそれ以上の外側への回動を規制するとともに、三方のうちの両側に配置してある各枠体3,3の下部側にも、それぞれストッパー16,16が備えてあり、間仕切壁1が開いた際に、底板5が側壁2の下部に水平な状態で保持される。
【0014】
さらに、浴室設備用品6が前記間仕切壁1から着脱自在に形成してあるのは、上記底板5の場合と同様に、浴室設備用品6を取付けたままであれば、間仕切壁1の折畳みの際に側壁2の回動の邪魔となるから、前記浴室設備用品6を側壁2から取外す必要がある。
そして、浴室設備用品6は、例えば、蛇口やシャワー装置を備える、ごく一般的な構成のものであり、また、前記浴室設備用品6には背面板17が固着してあるとともに、該背面板17にはブラケット14が取付けてあり、このブラケット14を介して浴室設備用品6を、前記枠体3を構成している任意の横フレーム13に引掛けることが可能であるから、前記浴室設備用品6を側壁2に着脱自在に取付けることが可能となっている。
尚、前記浴室設備用品6として、蛇口やシャワー装置に加えて浴槽を設置することも可能であり、この場合には、例えば、合成樹脂や陶器などで形成された浴槽を底板上に載置してもよいし、あるいは、ビニル樹脂や合成ゴムなどで形成された袋に空気を封入したものでもよく、形状や材質などは特に限定するものではない。
【0015】
そして、上記浴室設備用品6の水源においても、特に限定するものではないが、本発明のバスユニットの使用する状況がおもに屋外であることから、本発明者が発明した特願平11−141508号公報に開示される飲料水の消毒装置により、井戸水や池などの自然水を消毒し、この消毒水をバスユニットに供給することが望ましい。
【0016】
【発明の効果】
本発明のうち請求項1記載のバスユニットによれば、間仕切壁の側壁を縦フレームと横フレームを方形に組が合わせた枠体で形成してあることで、屋外活動や緊急災害時においても、現場に容易に持ち運んで迅速且つ簡単に組み立てることができる。さらに、側壁を構成する枠体で囲まれた内縁のスペースに底板が収納されることにより、バスユニットの不使用時においても簡単に折畳んでコンパクトに保管できるので、収容スペースの有効利用をはかることが可能である。
【0017】
本発明のうち、請求項2記載の発明によれば、バスユニットが組み立ててある状態、または折畳んだ状態であっても、前記バスユニットの搬送がより一層好適になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバスユニットの全体を示す一部を切欠した斜視図である。
【図2】本発明の間仕切壁及び底板の折畳み機構を示す説明図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】本発明の間仕切壁及び底板が折り畳まれた状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 間仕切壁
2 側壁
4 出入口
5 底板
6 浴室設備用品
7 車輪(キャスタ)
10 空間
Claims (2)
- 三方に側壁(2)を配置し且つ残る一方に出入口(4)を備える間仕切壁(1)と、間仕切壁(1)の下部により形成される空間(10)の下部に設置する底板(5)と、前記空間(10)に向けて間仕切壁(1)あるいは底板(5)に着脱可能に浴室設備用品(6)とを備え、
前記各側壁(2,2,2)は、縦フレーム(12)と横フレーム(13)とを方形に組み合わせて形成した枠体(3)と、枠体(3)に張られる覆い幕(9)とからなるとともに、隣接する他方の側壁(2)と開閉自在に連結してあり、
前記底板(5)は、いずれか一つの側壁(2)下部に上下回動自在に連結してあり、且つ側壁(2)の枠体(3)内縁と一致する位置まで回動して収容され、
前記間仕切壁(1)を構成する一方の側壁(2)と他方の側壁(2)及び底板(5)とが、それぞれが重ね合わさる状態で折畳まれることを特徴とするバスユニット。 - 前記間仕切壁(1)の下部には、車輪(7)が設けてあることを特徴とする請求項1記載のバスユニット。
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Country Status (1)
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- 2000-08-23 JP JP2000252750A patent/JP4592893B2/ja not_active Expired - Lifetime
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