JP4590898B2 - スピンドルモータおよびディスクドライブ装置 - Google Patents

スピンドルモータおよびディスクドライブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4590898B2
JP4590898B2 JP2004095203A JP2004095203A JP4590898B2 JP 4590898 B2 JP4590898 B2 JP 4590898B2 JP 2004095203 A JP2004095203 A JP 2004095203A JP 2004095203 A JP2004095203 A JP 2004095203A JP 4590898 B2 JP4590898 B2 JP 4590898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing member
side bearing
fixed
spindle motor
rotor hub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004095203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004320992A (ja
Inventor
秀樹 桑島
薫 松岡
茂雄 小幡
健一 宮森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004095203A priority Critical patent/JP4590898B2/ja
Publication of JP2004320992A publication Critical patent/JP2004320992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4590898B2 publication Critical patent/JP4590898B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

本発明は、情報を高密度に記録・再生を行う磁気ディスク装置や光ディスク装置等に用いられるスピンドルモータとこれを備えたディスク型記録再生装置(以下、ディスクドライブ装置と言う)に関する。
以下、従来の一般的なスピンドルモータおよびディスクドライブ装置について図面を用いて説明する。
従来のスピンドルモータを備えたディスクドライブ装置の構造を説明するために、図8に従来のスピンドルモータを備えたディスクドライブ装置の主要部構造を、回転軸を含む平面で切断して概略構成を側面断面図で示す。
図8において、回転軸81に圧入等の方法によってロータハブ82が固定されている。ロータハブ82にはロータマグネット83、および円環状の抜け止めリング84が取り付けられ、回転体85を構成している。シャーシ86には鍔状に突設した突起部87aを有する軸受スリーブ87と軸受スリーブ87に固着されたスラスト板88からなる固定側軸受部材89が固着されている。回転軸81にはヘリングボーン溝等の動圧発生溝が設けられ、固定側軸受部材89の凹部に微小な隙間を持って嵌合し、回転軸81と固定側軸受部材89はラジアル軸受部を形成する流体軸受であり、回転軸81は固定側軸受部材89によって回転自在にラジアル方向に支承されている。また、固定側軸受部材89を構成するスラスト板88にもヘリングボーン溝等の動圧発生溝が形成されており、回転軸81の回転に伴ってスラスト板88と回転軸81の下端面で発生する動圧によって回転軸81をアキシャル方向に支承し、回転自在に支持されたスラスト軸受部を形成しており、軸受スリーブ87とスラスト板88で構成される固定側軸受部材89と回転軸81との間の小さな隙間には動圧潤滑剤90が充填されている。さらに、シャーシ86にはステータコア91aにコイル91bが巻回されたステータ91が取り付けられて、スピンドルモータ92を形成している。
また、ロータハブ82のフランジ部の上面にその表面に記録層(記録層、あるいは記録膜とも言う)が形成されたディスク93が固定され、周知のように信号変換素子(図示せず)および信号変換素子を位置決めするための揺動手段(図示せず)を備え、ディスク93の記録層に記録あるいは記録層から記録信号を再生することができるディスクドライブ装置を形成している。
回転体85に抜け止めリング84を取り付けることによって、過度の衝撃等が加わったとしても回転体85に固定された抜け止めリング84が軸受スリーブ87の突起部87aと摺接することによって、回転体85が固定側軸受部材89から抜け出すことを確実に防止することができるように構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3および特許文献4参照)。
特開平8−275447号公報(第4頁、第1図) 特開平11−55900号公報(第2頁、第1図) 特開平6−233495号公報(第2−3頁、第1図、第3図) 特開平9−247886号公報(第2−3頁、第1図)
しかしながら上記の従来の構成のスピンドルモータ92においては、円環状の抜け止めリング84の内径は軸受スリーブ87の突起部87aの外径よりも小さく、その寸法関係から、組み立て手順が複雑になるという課題があった。すなわち、回転軸81が固着されたロータハブ82にロータマグネット83を固着した後、軸受スリーブ87とスラスト板88で構成される固定側軸受部材89の凹部に回転軸81を挿入し、回転軸81が固定側軸受部材89に挿入され、動圧潤滑剤90が充填された状態で、接着剤による接着、圧入、カシメ加工あるいはレーザ溶接等の周知の方法によって抜け止めリング84をロータハブ82に固着する。その際に接着時に生ずる接着剤の屑、圧入やカシメ加工により発生する切削屑、あるいは溶接時に飛散発生する溶接屑のような屑類等の異物が付着したり、軸受スリーブ87と回転体85との間に入り込むという課題、あるいは接着による固着の場合にはロータハブ82に付着した動圧潤滑剤90によって接着力が小さくなるという接着の信頼性に対する課題が発生する。また、回転体85と固定側軸受部材89を組み合わせた状態でシャーシ86に固定側軸受部材89を固定する際、圧入による方法では回転軸81の上端を軸方向に押圧し、スラスト板88を通して押圧力が軸受スリーブ87に伝えられることになり、スラスト板88と回転軸81が当接する部分においてそれらの少なくともいずれか一方に圧痕等の損傷を発生させたり、軸受スリーブ87に固着されたスラスト板88の固着が緩み、流体軸受としてのラジアル軸受部およびスラスト軸受部に充填された動圧潤滑剤90が抜け出る可能性があり、また、接着剤による固定の場合には、抜け止めリング84の接着と同様に、接着剤屑の発生の可能性もあり、スピンドルモータとしての信頼性の確保が難しくなるという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決し、簡単な組み立て手順で組み立てができ、過度な衝撃等に対しても回転体が固定側軸受部材から抜けることがなく、さらに、回転体の過度な浮き上がりによるディスクと信号変換素子との過度な衝突をなくし、信号変換素子および信号変換素子を位置決めするための揺動手段に致命的な損傷を与えない構成を有するスピンドルモータおよびそれを備えたディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のスピンドルモータは、カバーを備え、シャーシと、回転磁石と、回転側軸受部材と、回転中心部に配置された中空の円孔部からなるロータハブ部と、シャーシに固着するとともに、円柱部を有する支柱部と、巻回されたコイルを有し、回転磁石に対向するようにシャーシに配設されたステータとを具備し、支柱部は、円柱部がロータハブ部の中空の円孔部内を通るようにシャーシに配置され、かつ、円柱部の先端部はカバーに設けられた当接部と当接し、シャーシに配置された固定側軸受部材と回転側軸受部材とによりロータハブ部を支持する軸受を構成し、軸受は支柱部から離れた位置に配置された構成を有している。また、回転側軸受部材と固定側軸受部材のアキシャル方向に対向する面のいずれか一方に動圧発生溝が形成されたスラスト軸受部と、回転側軸受部材と固定側軸受部材のラジアル方向に対向する面のいずれか一方に動圧発生溝が形成されたラジアル軸受部とからなる流体軸受を具備する構成を有している。また、ロータハブ部と回転側軸受部材とが一体に形成された構成を有している。また、固定側軸受部材を固着する支柱部が平面部と円柱部からなり、平面部と円柱部とがそれぞれ個別の部材で一体に形成された構成を有している。また、固定側軸受部材を固着する支柱部が円柱部のみからなる構成を有している。
これらの構成によって、支柱部を構成する円柱部の先端にカバーが当接するようにしてディスクドライブ装置に組み込まれたとき、カバーに外部からの力が加わって押えられたとしても、カバーはその当接部が支柱部の円柱部の先端部に当接しているため、カバーがスピンドルモータの回転部分に当接するようなことはなく、また、過度な振動や落下その他の衝撃を受けても固定側軸受部材から回転側軸受部材、すなわちロータハブ部が抜け落ちることはなく、さらに、ディスクが記録層に記録再生する信号変換素子(例えば、磁気ヘッドや光ヘッド等)に過度な衝突をすることがなく、非常に簡単な構成で耐衝撃性の強いディスクドライブ装置を作製するためのスピンドルモータを実現することができる。
また、本発明のスピンドルモータは、シャーシが支柱部の円柱部側において突出部を有し、突出部の高さが固定側軸受部材の高さより高く設定された構成および、ロータハブ部が回転側軸受部材と回転磁石の固着部との間に突出部を有する構成を有している。またさらに、シャーシの突出部における固定側軸受部材の上端面より突出した部分が、固定側軸受部材の上端面より離れる程、突出部の径が小さくなるテーパ形状に形成された構成を有している。
これらの構成によって、何らかの要因による流体軸受を構成する動圧潤滑剤の飛散を防止することができる。
また、本発明のスピンドルモータは、支柱部が円柱部の先端部においてねじ部を有する構成を有している。
この構成によって、非常に大きな衝撃等の何らかの外的要因によりディスクが載置されたロータハブ部がカバー側に強く当接したとしても、カバーは支柱部の先端部から浮くようなことはなく、したがって、ディスクと信号変換素子の過度な衝突が抑制され、非常に簡単な構成で耐衝撃性の非常に強いディスクドライブ装置を作製するためのスピンドルモータを実現することができる。
また、本発明のディスクドライブ装置は、シャーシと、回転磁石と、回転側軸受部材と、回転中心部に配置された中空の円孔部からなるロータハブ部と、シャーシに固着した支柱部と、巻回されたコイルを有し、回転磁石に対向するようにシャーシに配設されたステータとを具備し、支柱部はロータハブ部の中空の円孔部内を通るようにシャーシに配置され、シャーシに配置された固定側軸受部材と回転側軸受部材とによりロータハブ部を支持する軸受を構成し、軸受は支柱部から離れた位置に配置されるスピンドルモータを備えたディスクドライブ装置であって、スピンドルモータのロータハブ部のフランジ部上面に載置され、表面に記録層が形成されたディスクと、スピンドルモータの支柱部を構成する円柱部の一方の先端部に当接する当接部を有するカバーと、ディスクに形成された記録層に記録再生する信号変換素子と、信号変換素子を所定のトラック位置に位置決めする揺動手段とを具備する構成を有している。また、スピンドルモータの支柱部が円柱部の先端部においてねじ部を有し、カバーの当接部における支柱部のねじ部に対応する位置には貫通穴を配設し、カバーの貫通穴を通してカバーを支柱部の円柱部の先端部端面に当接させてねじ止め固定する構成を有している。
さらに、本発明のディスクドライブ装置は、回転側軸受部材と固定側軸受部材のアキシャル方向に対向する面のいずれか一方に動圧発生溝が形成されたスラスト軸受部と、回転側軸受部材と固定側軸受部材のラジアル方向に対向する面のいずれか一方に動圧発生溝が形成されたラジアル軸受部とからなる流体軸受を具備する構成、また、ロータハブ部と回転側軸受部材とが一体に形成された構成、固定側軸受部材を固着する支柱部が平面部と円柱部からなり、平面部と円柱部とがそれぞれ個別の部材で一体に形成された構成、固定側軸受部材を固着する支柱部が円柱部のみからなる構成、シャーシは支柱部の円柱部側において突出部を有し、突出部の高さが固定側軸受部材の高さより高く設定されている構成、ロータハブ部が、回転側軸受部材と回転磁石の固着部との間に突出部を有する構成に加え、シャーシの突出部における固定側軸受部材の上端面より突出した部分は、固定側軸受部材の上端面より離れる程、突出部の径が小さくなるテーパ形状に形成された構成をも有している。
これらの構成によって、カバーの当接部が支柱部の円柱部の先端部に当接しているため、カバーに外部からの力が加わったとしても、カバーがスピンドルモータの回転部分に摺接して、スピンドルモータの回転に変動を与えるようなことはなく、また、ロータハブ部の上端面とカバーの当接部の下端面の間の隙間を所定の隙間寸法にすることができ、過度な振動や落下その他の衝撃を受けたとき、固定側軸受部材から回転側軸受部材、すなわちロータハブ部が抜けることはなく、さらに、ディスクと信号変換素子の過度な衝突が抑制され、ディスク表面に形成された記録層あるいは信号変換素子を位置決めする揺動手段に致命的な損傷を与えるようなことがなく、耐衝撃性の強い優れたディスクドライブ装置の実現を図ることができる。
また、非常に大きな衝撃等の何らかの外的要因によりディスクが載置されたロータハブ部がカバー側に強く当接したとしても、カバーは支柱部の先端部から浮くようなことはなく、したがって、ディスクと信号変換素子の過度な衝突が抑制され、ディスク表面に形成された記録層あるいは信号変換素子を位置決めする揺動手段に致命的な損傷を与えるようなことがなく、高い耐衝撃性能を有する信頼性の高い優れたディスクドライブ装置を実現することができる。
以上のように本発明により、カバーの当接部の下端面が支柱部の円柱部の先端部に当接しているため、カバーに外部からの力が加わった場合に対しても、カバーがスピンドルモータの回転部分に当接して、スピンドルモータの回転に変動を与えるようなことはなく、また、ロータハブ部、回転側軸受部材、固定側軸受部材および支柱部のそれぞれの機械的寸法を精密に管理することによってロータハブ部の上端面とカバーの当接部の下端面の間の隙間を小さな所定の隙間寸法に設定することができ、過度な振動や落下その他の衝撃を受けたとき、固定側軸受部材から回転側軸受部材、すなわちロータハブ部が抜けることはなく、さらに、ロータハブ部が浮き上がることによるディスクと信号変換素子の過度な衝突が抑制され、ディスク表面に形成された記録層、および、信号変換素子を位置決めする揺動手段に致命的な損傷を与えるようなことを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は、本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータおよびそれを備えたディスクドライブ装置を説明するための図である。図1は本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図であり、図2は本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す平面断面図である。図1は図2におけるB−B線で切断した断面を、図2は図1におけるA−A線で切断した断面を示している。
図1および図2において、回転中心軸1の周りに回転するロータハブ部2は回転中心軸1近傍において円孔の開いた中空円筒部2aを有し、また、その円孔の開いた中空円筒部2aの外周部には回転側軸受部材3が圧入あるいは接着その他の方法により固着されている。また、ロータハブ部2の外周側の下面には複数磁極に着磁された回転磁石4が圧入あるいは接着その他の方法により固着されており、ロータハブ部2、回転側軸受部材3および回転磁石4で回転体5を構成している。なお、ロータハブ部2と回転側軸受部材3は個別の部品である必要はなく、ロータハブ部2と回転側軸受部材3を一体に形成して、ロータハブ部2の円孔の開いた中空円筒部2aの外周面およびフランジ部2bの下面を回転側軸受部材とする構成としてもよい。
一方、固定側軸受部材6が接着あるいは溶接その他の方法により固着された支柱部7はその中心軸を回転中心軸1と一致させてロータハブ部2の中空円筒部2aの円孔状の中空部に接触することなく隙間を有してロータハブ部2が自在に回転するように挿入された状態でシャーシ8に圧入あるいは接着その他の方法により固着されている。なお、図1に示すように、支柱部7は平面部7aと円柱部7bを有するように一体に形成された一個の部材であることに限ることはなく、個別の部材である平面部7aと円柱部7bを一体になるように形成してもよい。また、コイル9がステータコア10の複数の磁極歯部に巻かれてステータ11を構成し、そのステータ11の複数の磁極歯部先端部の内周面がロータハブ部2に固着された回転磁石4の外周面に対向するようにしてシャーシ8に固着されている。また、回転磁石4の下端面に対向するように軟磁性材料のスラスト吸引板12がシャーシ8に接着等の方法により固着され、回転磁石4とスラスト吸引板12との間で磁気吸引力が働き、互いに引きつけ合う作用が発生するように構成され、スピンドルモータ13を形成している。
ロータハブ部2に固着された回転側軸受部材3は外周面に鍔部3aを有し、回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面および鍔部3aより下側の外周面が、支柱部7に固着された固定側軸受部材6の上端面および内周面にそれぞれ対向するように構成され、回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面あるいは固定側軸受部材6の上端面、すなわち回転側軸受部材3と固定側軸受部材6のアキシャル方向に対向するそれぞれの面のいずれか一方に動圧発生溝を形成している。さらに、回転側軸受部材3の鍔部3aより下側の外周面あるいは固定側軸受部材6の内周面、すなわち回転側軸受部材3と固定側軸受部材6のラジアル方向に対向するそれぞれの面のいずれか一方に動圧発生溝を形成している。そして、回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面と固定側軸受部材6の上端面との間の隙間、および、回転側軸受部材3の鍔部3aより下側の外周面と固定側軸受部材6の内周面との間の隙間に、例えばエステル系合成油のような動圧潤滑剤14を充填して、回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面と固定側軸受部材6の上端面との間でスラスト軸受部を構成し、回転側軸受部材3の鍔部3aより下側の外周面と固定側軸受部材6の内周面との間でラジアル軸受部を構成し、いわゆる軸回転型流体軸受を構成している。なお、ラジアル流体軸受部を構成する動圧発生溝は、周知の技術によるヘリングボーン形状で構成し、また、スラスト軸受部を構成する動圧発生溝は、動圧潤滑剤14を回転中心軸1の中心に向う方向にポンピングアクションするような、例えばスパイラル形状にしておけば、動圧潤滑剤14が外側に流れ出るようなことはない。
したがって、コイル9に電流を供給することによって周知のように回転磁石4、すなわちロータハブ部2が回転し、回転側軸受部材3の回転によって、動圧潤滑剤14に動圧が発生し、固定側軸受部材6および回転側軸受部材3においてラジアル方向およびアキシャル方向に動圧を受けて、ロータハブ部2が回転中心軸1の周りに滑らかに回転させられる。
また、シャーシ8の回転中心軸1側には、突出部8aを有し、この突出部8aに支柱部7あるいは固定側軸受部材6が圧入あるいは接着その他の方法により固着されている。さらに、シャーシ8の突出部8aは、ロータハブ部2が回転させられ、回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面あるいは固定側軸受部材6の上端面のいずれか一方に形成された動圧発生溝によって、回転側軸受部材3が浮上した状態における回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面と同等以上の高さを有するように設定されている。また、シャーシ8の突出部8aの上端部を、固定側軸受部材6の上端部近傍から上の部分において上に向う程、その径が小さくなるように、テーパ形状にしている。なお、図3のシャーシの突出部の他の一例を示す部分断面図に示すように、シャーシ8の突出部8aを円筒状にストレートな形状に形成してもよい。
このような構成とすることにより、ロータハブ部2が回転したとき、回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面と固定側軸受部材6の上端面の間の隙間に充填された動圧潤滑剤14が、何らかの原因による外からの影響により軸受部から飛散しないような構成となっている。また、例えば、図4に潤滑剤溜め溝部の形状を部分拡大断面図で示すように、回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面および鍔部3aより下側の外周面にそれぞれ断面が略三角形形状の潤滑剤溜め溝部43および潤滑剤溜め溝部44を、また、固定側軸受部材6の上側端面(回転側軸受部材3の鍔部3aの下側端面に対向する面)および内周面(回転側軸受部材3の鍔部3aより下側の外周面に対向する面)にそれぞれ断面が略三角形形状の潤滑剤溜め溝部41および潤滑剤溜め溝部42を設け、鍔部3aの下側端面の潤滑剤溜め溝部43と鍔部3aより下側の外周面の潤滑剤溜め溝部44の間に動圧潤滑剤14を充填することにより、動圧潤滑剤14の粘性や表面張力のために、動圧潤滑剤14の流出を防止することができる。なお、回転側軸受部材3の潤滑剤溜め溝部43および潤滑剤溜め溝部44はなくてもよい。
また、ロータハブ部2のフランジ部2bの上面には、表面に記録層(図示せず、記録層、あるいは記録媒体膜とも言う)が形成されたディスク15が載置され、ねじ16により固定されたディスク保持部材17の弾性力によりディスク15をロータハブ部2のフランジ部2bの上面に固定し、ロータハブ部2の回転に伴って回転可能に構成されている。
なお、周知の方法によりディスク15に形成された記録層に記録再生する信号変換素子(図示せず、例えば、磁気ヘッドや光ヘッド等)を所定のトラック位置に位置決めする揺動手段(図示せず、例えば、サスペンションあるいは光ピックアップキャリア等)を介して信号変換素子がディスク15に対向して配設されているのは言うまでもない。
さらに、カバー18の突出部18aの当接部18bの下端面に、支柱部7の円柱部7bの上端部を当接させ、ロータハブ部2の上端面2cとカバー18の当接部18bの下端面の間に小さな隙間を設けるようにして、カバー18をシャーシ8あるいは筐体(図示せず)等にねじ止め等により固定保持しており、ディスク15、スピンドルモータ13およびカバー18からなるディスクドライブ装置を構成している。
ロータハブ部2の回転時のロータハブ部2の上端面2cの高さは、固定側軸受部材6の高さ、回転側軸受部材3の鍔部3aの厚み、ロータハブ部2の厚みおよびスラスト軸受部の動圧潤滑剤14によるロータハブ部2の浮上量の和であり、固定側軸受部材6の高さ、回転側軸受部材3の鍔部3aの厚みおよびロータハブ部2の厚みは機械的寸法にて管理が比較的容易であり、また、ロータハブ部2の浮上量は、所定の浮上量となるようにスラスト軸受部としての動圧発生溝を設計するために算出可能な数値である。一方、支柱部7の円柱部7bの高さは機械的寸法として容易に管理可能であり、その円柱部7bの先端にカバー18の当接部18bが当接しており、したがって、ロータハブ部2の上端面2cとカバー18の当接部18bの下端面の間に所定の隙間を設けることは比較的容易なことである。したがって、ロータハブ部2の上端面2cとカバー18の当接部18bの下端面の間の隙間を非常に小さな所定値に設定することが可能であり、ロータハブ部2の上端面2cとカバー18の当接部18bの下端面の間を小さな隙間となる値に設定して、カバー18の当接部18bの下端面に支柱部7の円柱部7bの上端部を当接させることにより、カバー18を手で押える等のカバー18に外部からの力が加わったとしても、カバー18はその当接部18bが支柱部7の円柱部7bの先端部に当接しているので、カバー18がスピンドルモータ13の回転部分に当接するようなことはない。
また、通常の振動や衝撃等に対しては、回転磁石4とシャーシ8に固着されたスラスト吸引板12との磁気吸引力によってディスク15を載置したロータハブ部2は浮き上がるようなことはない。なお、シャーシ8を磁性材料で形成することによって、シャーシ8と回転磁石4との間に生ずる磁気吸引力が充分大きいものであれば、スラスト吸引板12はなくてもよい。
また、過度な振動や落下その他の衝撃を受けても固定側軸受部材6から回転側軸受部材3、すなわちロータハブ部2が抜け落ちることはなく、また、カバー18の当接部18bの下端面に支柱部7の円柱部7bの上端部が当接することにより、ロータハブ部2の移動量は非常に小さく、したがって、ロータハブ部2のフランジ部2bの上面に載置されたディスク15が記録層に記録再生する信号変換素子に過度な衝突をしてディスク15の記録層が形成された表面あるいは信号変換素子が致命的な損傷を受けることはなく、したがって、揺動手段にも致命的な損傷を与えることはない。
なお、カバー18の当接部18bの下端面は、ロータハブ部2の中空部よりも大きな面積を有するように設定されていることは言うまでもない。
また、何らかの外的要因により、ロータハブ部2が浮き上がって、ロータハブ部2の上端面2cとカバー18の当接部18bの下端面が接触した場合においても、支柱部7の直径を小さくしてロータハブ部2の中空円筒部2aの円孔状の中空部分の内径を小さくすることにより、ロータハブ部2の上端面2cとカバー18の当接部18bの下端面との摺接部分の半径を小さくすることができ、ディスク15の回転に大きな支障をもたらすようなことはない。
また、前述の従来のスピンドルモータにおけるように、回転軸とスラスト板で構成されるスラスト流体軸受部に比較して、ロータハブ部2の中空円筒部2aの円孔状の中空部分に支柱部7を通すことによって、スラスト流体軸受部を構成する回転側軸受部材3の鍔部3aの下端面とそれに対向する固定側軸受部材6の上端面の回転中心軸1からの軸受有効半径が大きくなり、スラスト流体軸受部としての軸受剛性が高くなり、したがって、回転側軸受部材3の外周面とそれに対向する固定側軸受部材6の内周面との間で構成されるラジアル流体軸受部の回転中心軸1の軸方向の長さを小さくすることができ、スピンドルモータ13としての薄型化を図ることができ、ディスクドライブ装置の薄型化を図ることができる。
上述の本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータは、いわゆるラジアルギャップ型インナーロータモータについての説明であるが、本発明は何らこれに限るものではなく、いわゆるラジアルギャップ型アウタロータモータの構成に対しても適用することができる。図5に本発明の実施の形態1におけるディスクドライブ装置のラジアルギャップ型アウタロータモータの一例を示す。図5において、上述の図1と同一要素および名称については、同一符号を付している。ロータハブ部2に固着された回転磁石4の内周面にコイル9がステータコア10に巻かれたステータ11の外周面が対向するように、シャーシ8に取付部材51を介して固着されている。ロータハブ部2の中空円筒部2aの円孔状の中空部に支柱部7が入り込んでいる構成は上述の実施の形態1と同じであり、その他の構成についても上述の実施の形態1と同じであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
以上のように本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置によれば、カバーに外部からの力が加わったとしても、カバーの当接部が支柱部の円柱部の先端部に当接しているため、カバーがスピンドルモータの回転部分に摺接して、スピンドルモータの回転に変動を与えるようなことはなく、また、ロータハブ部、回転側軸受部材、固定側軸受部材および支柱部のそれぞれの機械的寸法を精密に管理することによって、ロータハブ部の上端面とカバーの当接部の下端面の間の隙間を所定の隙間寸法とすることができ、過度な振動や落下その他の衝撃を受けたとき、固定側軸受部材から回転側軸受部材、すなわちロータハブ部が抜けることはなく、さらに、ディスクと信号変換素子の過度な衝突が抑制され、ディスク表面に形成された記録層あるいは信号変換素子を位置決めする揺動手段に致命的な損傷を与えるようなことがなく、高い耐衝撃性能を有する信頼性の高い優れたディスクドライブ装置に最適な薄型のスピンドルモータを実現することができる。
また、ディスクドライブ装置にこのような構成のスピンドルモータを用いることによって、非常に耐衝撃性の強いディスクドライブ装置を実現することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2におけるスピンドルモータおよびそれを備えたディスクドライブ装置を説明するための図を図6に示す。図6は、本発明の実施の形態2におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図であり、回転中心軸を含む平面で切断した断面を示している。図6において、上述の図1と同一要素および名称については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図6において、前述の実施の形態1と異なる点は、支柱部61の円柱部61bの上端部の中心に雌ねじ部61cを設け、また、その雌ねじ部61cに対応したカバー62の位置に貫通穴を設け、カバー固定ねじ63をカバー62の貫通穴を介して支柱部61の雌ねじ部61cにねじ止めし、カバー62を支柱部61に固定した構成とした点である。その他の構成は前述の実施の形態1と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
以上のように本発明の実施の形態2におけるスピンドルモータによれば、カバー62を支柱部61にねじ止め固定した構成となり、非常に大きな衝撃等の何らかの外的要因によりディスクが載置されたロータハブ部がカバー側に強く当接したとしても、カバーは支柱部の先端部から浮くようなことはなく、したがって、前述の実施の形態1と同様に、ディスクと信号変換素子の過度な衝突が抑制され、ディスク表面に形成された記録層あるいは信号変換素子を位置決めする揺動手段に致命的な損傷を与えるようなことがなく、高い耐衝撃性能を有する信頼性の高い優れたディスクドライブ装置に最適なスピンドルモータを実現することができる。
また、ディスクドライブ装置にこのような構成のスピンドルモータを用いることによって、さらに高い耐衝撃性を有するディスクドライブ装置を実現することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3におけるスピンドルモータおよびそれを備えたディスクドライブ装置を説明するための図を図7に示す。
図7(a)は、本発明の実施の形態3におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図であり、回転中心軸を含む平面で切断した断面を示している。図7(a)において、上述の図1、あるいは図6と同一要素および名称については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図7(a)において、回転中心軸1の周りに回転するロータハブ部72は、中心の回転中心軸1にほぼ一致した中空の円孔部72a(円孔部72aは実施の形態1、2における中空円筒部に相当する)を有している。また、ロータハブ部72の中心側72bの下端面には回転側軸受部材73が溶接あるいは接着その他の周知の方法により固着されている。また、ロータハブ部72の外周側72dの下面には複数磁極に着磁された回転磁石4が圧入あるいは接着その他の方法により固着されており、ロータハブ部72、回転側軸受部材73および回転磁石4で回転体75を構成している。なお、ロータハブ部72と回転側軸受部材73は個別の部品である必要はなく、ロータハブ部72と回転側軸受部材73を一体に形成する構成としてもよい。
また、支柱部71は、実施の形態1あるいは実施の形態2と異なり下端部に円板状の張り出し部のない完全に円柱形状に形成されている。支柱部71の上端部と下端部の中心には、それぞれ上部雌ねじ部71a、下部雌ねじ部71bが設けられている。
一方、固定側軸受部材76は略中空円筒形状であって、その上端側に、中心側76aと端側76cの間に環状の溝部76bが形成されている。固定側軸受部材76は中心側76aの中空部に支柱部71が圧入あるいは接着その他の周知の方法により固着されている。固定側軸受部材76と支柱部71とはそれぞれの中心が回転中心軸1に一致するように配設されている。ロータハブ部72に固着された回転側軸受部材73が、その環状の溝部76bに接触することなく隙間を有して、その中心軸を回転中心軸1と一致させて自在に回転するように挿入されている。なお、支柱部71と固定側軸受部材76は、図7(a)に示すように個別の部材で一体に形成するのではなく、一個の部材で一体になるように形成してもよい。
さらに、コイル9がステータコア10の複数の磁極歯部に巻かれたステータ11の磁極歯部先端内周面がロータハブ部72に固着された回転磁石4の外周面に対向するようにしてシャーシ78に固着され、回転磁石4の下端面に対向するように軟磁性材料のスラスト吸引板12がシャーシ78に接着等の方法により固着されてスピンドルモータ13を構成していのは、実施の形態1および実施の形態2と同様である。
ロータハブ部72の中心側72bの下端面に固着された回転側軸受部材73は、回転側軸受部材73の外周面および下側端面が、支柱部71に固着された固定側軸受部材76の溝部76bの外周側の内周面および溝底面にそれぞれ対向するように構成され、回転側軸受部材73の外周面あるいは固定側軸受部材76の溝部76bの外周側の内周面、すなわち回転側軸受部材73と固定側軸受部材76のラジアル方向に対向するそれぞれの面のいずれか一方に動圧発生溝を形成している。さらに、回転側軸受部材73の下側端面あるいは固定側軸受部材76の溝部76bの溝底面、すなわち回転側軸受部材73と固定側軸受部材76のアキシャル方向に対向するそれぞれの面のいずれか一方に動圧発生溝を形成している。そして、回転側軸受部材73の外周面と固定側軸受部材76の溝部76bの外周側の内周面との間の隙間、および、回転側軸受部材73の下側端面と固定側軸受部材76の溝部76bの溝底面との間の隙間に、例えばエステル系合成油のような動圧潤滑剤14を充填して、回転側軸受部材73の外周面と固定側軸受部材76の溝部76bの外周側の内周面との間でラジアル軸受部を構成し、回転側軸受部材73の下側端面と固定側軸受部材76の溝部76bの溝底面との間でスラスト軸受部を構成し、いわゆる軸回転型流体軸受を構成している。なお、スラスト軸受部を構成する動圧発生溝は、動圧潤滑剤14を回転中心軸1の中心に向う方向にポンピングアクションするような、例えばスパイラル形状で構成し、また、ラジアル流体軸受部を構成する動圧発生溝は、周知の技術によるヘリングボーン形状にしておけば、動圧潤滑剤14が外側に流れ出るようなことはない。さらに、実施の形態1において図4に示したような断面が略三角形形状の潤滑剤溜め溝部を設ければ、動圧潤滑剤14の粘性や表面張力のために、動圧潤滑剤14の流出を防止することが可能である。
また、図7(a)に示した本発明の実施の形態3の構成では、前述の実施の形態1および実施の形態2と異なり、シャーシ78に突出部(8a)を設けていないがロータハブ部72の外周側72dの回転磁石4を固着した部分が下側に伸びているので、ロータハブ部72が回転したとき、回転側軸受部材73の外周面と固定側軸受部材76の溝部76b外周側の内周面の間の隙間に充填された動圧潤滑剤14が、何らかの原因による外からの影響により軸受部から飛散することはない。
なお、固定側軸受部材76の中心側76aをさらに上方に延伸させ、回転側軸受部材73の内周面と固定側軸受部材76の溝部76bの中心側の内周面とがラジアル方向に対向するそれぞれの面のいずれか一方に動圧発生溝を形成して、それぞれの面が対向する面の間の隙間に、例えばエステル系合成油のような動圧潤滑剤14を充填して、回転側軸受部材73の内周面と固定側軸受部材76の溝部76bの中心側の内周面との間でラジアル軸受部を構成することも可能である。
したがって、コイル9に電流を供給することによって周知のように回転磁石4、すなわちロータハブ部72が回転し、回転側軸受部材73の回転によって、動圧潤滑剤14に動圧が発生し、固定側軸受部材76および回転側軸受部材73においてラジアル方向およびアキシャル方向に動圧を受けて、ロータハブ部72が回転中心軸1の周りに滑らかに回転させられる。
次に、図7(b)は、本発明の実施の形態3における別の構成のスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図であり、同様に回転中心軸を含む平面で切断した断面を示している。図7(b)において、上述の図7(a)と同一要素および名称については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本発明の実施の形態3における別の構成のスピンドルモータが、上述の図7(a)に示したスピンドルモータと異なる点は、回転体75が含むロータハブ部72と回転側軸受部材173の形状および構成にある。まず、回転中心軸1の周りに回転するロータハブ部72は、中心の回転中心軸1にほぼ一致した中空の円孔部72aを有し(この場合も、円孔部72aは実施の形態1、2における中空円筒部に相当する)、ロータハブ部72の中心側72bの下端面に回転側軸受部材173が溶接あるいは接着その他の周知の方法により固着され、ロータハブ部72の外周側72dの下面に複数磁極に着磁された回転磁石4が圧入あるいは接着その他の方法により固着されて、ロータハブ部72、回転側軸受部材173および回転磁石4で回転体75を構成しているところは、図7(a)のスピンドルモータと同じであり、異なっているのは、中心側72bと外周側72dの間に下方に伸びる突出部72eが形成されているところである。また、回転側軸受部材173については、外周面に鍔部173aを有しているのが、図7(a)に示したスピンドルモータと異なる点である。回転側軸受部材173が鍔部173aを有する構成は、実施の形態1および実施の形態2で説明したスピンドルモータの構成と同じである。なお、ロータハブ部72と回転側軸受部材173は個別の部品である必要はなく、ロータハブ部72と回転側軸受部材173を一体に形成する構成としてもよいことは、図7(b)に示した別の構成のスピンドルモータでも同じである。
図7(b)に示した本発明の実施の形態3における別の構成のスピンドルモータでは、この回転側軸受部材173の鍔部173aの下側端面および鍔部173aより下側の外周面が、固定側軸受部材76の端側76cの上端面および溝部76bの外周側の内周面にそれぞれ対向するように構成され、回転側軸受部材173の鍔部173aの下側端面あるいは固定側軸受部材76の端側76cの上端面、すなわち回転側軸受部材173と固定側軸受部材76のアキシャル方向に対向するそれぞれの面のいずれか一方に動圧発生溝を形成している。さらに、回転側軸受部材173の鍔部173aより下側の外周面あるいは固定側軸受部材76の溝部76bの外周側の内周面、すなわち回転側軸受部材173と固定側軸受部材76のラジアル方向に対向するそれぞれの面のいずれか一方に動圧発生溝を形成している。そして、回転側軸受部材173の鍔部173aの下側端面と固定側軸受部材76の端側76cの上端面との間の隙間、および、回転側軸受部材173の鍔部173aより下側の外周面と固定側軸受部材76の溝部76bの外周側の内周面との間の隙間に、例えばエステル系合成油のような動圧潤滑剤14を充填して、回転側軸受部材173の鍔部173aの下側端面と固定側軸受部材76の端側76cの上端面との間でスラスト軸受部を構成し、回転側軸受部材173の鍔部173aより下側の外周面と固定側軸受部材76の溝部76bの外周側の内周面との間でラジアル軸受部を構成し、いわゆる軸回転型流体軸受を構成しているところは、前述の実施の形態1および実施の形態2の構成と同じである。
そして、ロータハブ部72の中心側72bと外周側72dの間に下方に伸ばして形成した突出部72eは、前述の実施の形態1において説明したように、シャーシ(8)に設けた突出部(8a)と同様に、ロータハブ部72が回転したとき、回転側軸受部材173の鍔部173aの下側端面と固定側軸受部材76の端側76cの上端面の間の隙間に充填された動圧潤滑剤14が、何らかの原因による外からの影響により軸受部から飛散させない効果を有している。
図7(b)に示す本発明の実施の形態3における別のスピンドルモータの構成は、以上説明した構成を除くと、図7(a)に示したスピンドルモータの構成と同じである。重複を避けるため、図7(b)に示す本発明の実施の形態3における別のスピンドルモータの構成に関するこれ以上の説明を省略する。
図7に示した上述の本発明の実施の形態3におけるピンドルモータ13では、ロータハブ部72のフランジ部となる外周側72dの上面には、段差を有して高くなった最中央側の環状突出部72cと、内周側平面部とが形成されている。外周側72dにある外周側平面部の上表面に記録層が形成されたディスク15が載置され、ねじ16により内周側平面部に固定されたディスク保持部材17の弾性力によりディスク15をロータハブ部72のフランジ部となる外周側72dの上面に固定し、ロータハブ部72の回転に伴って回転可能に構成されている。
なお、周知の方法によりディスク15に形成された記録層に記録再生する信号変換素子を所定のトラック位置に位置決めする揺動手段を介して信号変換素子がディスク15に対向して配設されているのは言うまでもない。
そして、支柱部71の上部雌ねじ部71aに対応したカバー108の位置に貫通穴を設け、カバー固定ねじ73aをカバー108の貫通穴を介して支柱部71の上部雌ねじ部71aにねじ止めし、カバー108を支柱部71に固定している。さらに、下部雌ねじ部71bに対応したシャーシ78あるいは筐体の位置に別の貫通穴を設け、シャーシ固定ねじ73bによるねじ止め等によりシャーシ78の貫通穴を介して支柱部71の下部雌ねじ部71bにねじ止めして、シャーシ78を支柱部71に固定している。このとき、ロータハブ部72の中心側72bにある環状突出部72cとカバー108の間に小さな隙間を設けるようにして、カバー108をシャーシ78あるいは筐体等にねじ止め等により固定保持しており、ディスク15、スピンドルモータ13およびカバー108からなるディスクドライブ装置が構成される。
以上のように、本発明の実施の形態3におけるスピンドルモータ13によりカバー108を支柱部71にねじ止め固定した構成となり、非常に大きな衝撃等の何らかの外的要因によりディスクが載置されたロータハブ部がカバー側に強く当接したとしても、カバーは支柱部の先端部から浮くようなことはなく、したがって、前述の実施の形態1、または、実施の形態2と同様に、ディスクと信号変換素子の過度な衝突が抑制され、ディスク表面に形成された記録層あるいは信号変換素子を位置決めする揺動手段に致命的な損傷を与えるようなことがなく、高い耐衝撃性能を有する信頼性の高い優れたディスクドライブ装置に最適なスピンドルモータを実現することができる。
なお、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3のスピンドルモータにおいて、周対向型(ラジアルギャップ型)コア付モータの構成により説明しているが、何らこれに限ることはなく、面対向型(アキシャルギャップ型)コア付モータであってもよく、また、コアレスモータであってもよいのは言うまでもない。
以上のように本発明により、過度な振動や落下その他の衝撃を受けたとき、固定側軸受部材から回転側軸受部材、すなわちロータハブ部が抜けることはなく、さらに、ロータハブ部が浮き上がることによるディスクと信号変換素子の過度な衝突が抑制され、ディスク表面に形成された記録層、および、信号変換素子を位置決めする揺動手段に致命的な損傷を与えるようなことがなく、高い耐衝撃性を有する信頼性の高い優れたスピンドルモータおよびディスクドライブ装置を実現することができるので、情報を高密度に記録・再生を行う種々の情報装置に適用できる磁気記録再生装置、光磁気ディスク装置や光ディスク装置等のヘッド支持装置として利用可能である。
本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図 本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す平面断面図 本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置のシャーシの突出部の他の一例を示す部分断面図 本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の潤滑剤溜め溝部の形状を示す部分拡大断面図 本発明の実施の形態1におけるディスクドライブ装置に備わるスピンドルモータの他の一例の主要部構成の概略を示す側面断面図 本発明の実施の形態2におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図 (a)は本発明の実施の形態3におけるスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図(b)は本発明の実施の形態3における別の構成のスピンドルモータを備えるディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図 従来のスピンドルモータを備えたディスクドライブ装置の主要部構成の概略を示す側面断面図
符号の説明
1 回転中心軸
2,72 ロータハブ部
2a,72a 中空円筒部(円孔部)
2b フランジ部
2c 上端面
3,73,173 回転側軸受部材
3a,173a 鍔部
4 回転磁石
5,75,85 回転体
6,76,89 固定側軸受部材
7,61,71 支柱部
7a 平面部
7b,61b 円柱部
8,78,86 シャーシ
8a,18a 突出部
9,91b コイル
10,91a ステータコア
11,91 ステータ
12 スラスト吸引板
13,92 スピンドルモータ
14,90 動圧潤滑剤
15,93 ディスク
16 ねじ
17 ディスク保持部材
18,62,108 カバー
18b 当接部
41,42,43,44 潤滑剤溜め溝部
51 取付部材
61c 雌ねじ部
63 カバー固定ねじ
71a 上部雌ねじ部
71b 下部雌ねじ部
72b,76a 中心側
72c 環状突出部
72d 外周側
72e 突出部
73a カバー固定ねじ
73b シャーシ固定ねじ
76b 溝部
76c 端側
81 回転軸
82 ロータハブ
83 ロータマグネット
84 抜け止めリング
87 軸受スリーブ
87a 突起部
88 スラスト板

Claims (18)

  1. カバーを備えるスピンドルモータであって、
    シャーシと、回転磁石と、回転側軸受部材と、回転中心部に配置された中空の円孔部からなるロータハブ部と、
    前記シャーシに固着するとともに、円柱部を有する支柱部と、
    巻回されたコイルを有し、前記回転磁石に対向するように前記シャーシに配設されたステータとを具備し、
    前記支柱部は、前記円柱部が前記ロータハブ部の前記中空の円孔部内を通るように前記シャーシに配置され、
    かつ、前記円柱部の先端部は前記カバーに設けられた当接部と当接し、
    前記シャーシに配置された固定側軸受部材と前記回転側軸受部材とにより前記ロータハブ部を支持する軸受を構成し、
    前記軸受は前記支柱部から離れた位置に配置されることを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 前記回転側軸受部材と前記固定側軸受部材のアキシャル方向に対向する面のいずれか一方に動圧発生溝が形成されたスラスト軸受部と、
    前記回転側軸受部材と前記固定側軸受部材のラジアル方向に対向する面のいずれか一方に動圧発生溝が形成されたラジアル軸受部と、
    からなる流体軸受を具備することを特徴とする請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記ロータハブ部と前記回転側軸受部材とが一体に形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスピンドルモータ。
  4. 前記固定側軸受部材を固着する前記支柱部が平面部と前記円柱部からなり、
    前記平面部と前記円柱部とがそれぞれ個別の部材で一体に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
  5. 前記固定側軸受部材を固着する前記支柱部が前記円柱部のみからなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
  6. 前記シャーシは前記支柱部の前記円柱部側において突出部を有し、前記突出部の高さが前記固定側軸受部材の高さより高く設定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
  7. 前記ロータハブ部は、前記回転側軸受部材と前記回転磁石の固着部との間に突出部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
  8. 前記シャーシの前記突出部における前記固定側軸受部材の上端面より突出した部分は、前記固定側軸受部材の上端面より離れる程、前記突出部の径が小さくなるテーパ形状に形成されたことを特徴とする請求項6に記載のスピンドルモータ。
  9. 前記支柱部は、前記円柱部の先端部においてねじ部を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のスピンドルモータ。
  10. シャーシと、回転磁石と、回転側軸受部材と、回転中心部に配置された中空の円孔部からなるロータハブ部と、前記シャーシに固着した支柱部と、巻回されたコイルを有し、前記回転磁石に対向するように前記シャーシに配設されたステータとを具備し、前記支柱部は前記ロータハブ部の前記中空の円孔部内を通るように前記シャーシに配置され、前記シャーシに配置された固定側軸受部材と前記回転側軸受部材とにより前記ロータハブ部を支持する軸受を構成し、前記軸受は前記支柱部から離れた位置に配置されるスピンドルモータを備えたディスクドライブ装置であって、
    前記スピンドルモータの前記ロータハブ部のフランジ部上面に載置され、表面に記録層が形成されたディスクと、
    前記スピンドルモータの前記支柱部を構成する前記円柱部の一方の先端部に当接する当接部を有するカバーと、
    前記ディスクに形成された記録層に記録再生する信号変換素子と、
    前記信号変換素子を所定のトラック位置に位置決めする揺動手段と、
    を具備することを特徴とするディスクドライブ装置。
  11. 前記スピンドルモータの前記支柱部が前記円柱部の先端部においてねじ部を有し、
    前記カバーの前記当接部における前記支柱部の前記ねじ部に対応する位置には貫通穴を配設し、
    前記カバーの前記貫通穴を通して前記カバーを前記支柱部の前記円柱部の先端部端面に当接させてねじ止め固定する構成を有することを特徴とする請求項10に記載のディスクドライブ装置。
  12. 前記回転側軸受部材と前記固定側軸受部材のアキシャル方向に対向する面のいずれか一方に動圧発生溝が形成されたスラスト軸受部と、前記回転側軸受部材と前記固定側軸受部材のラジアル方向に対向する面のいずれか一方に動圧発生溝が形成されたラジアル軸受部とからなる流体軸受を具備することを特徴とする請求項10または請求項11に記載のディスクドライブ装置。
  13. 前記ロータハブ部と前記回転側軸受部材とが一体に形成されたことを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか1項に記載のディスクドライブ装置。
  14. 前記固定側軸受部材を固着する前記支柱部が平面部と円柱部からなり、
    前記平面部と前記円柱部とがそれぞれ個別の部材で一体に形成されたことを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか1項に記載のディスクドライブ装置。
  15. 前記固定側軸受部材を固着する前記支柱部が円柱部のみからなることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか1項に記載のディスクドライブ装置。
  16. 前記シャーシは前記支柱部の前記円柱部側において突出部を有し、前記突出部の高さが前記固定側軸受部材の高さより高く設定されていることを特徴とする請求項10から請求項15のいずれか1項に記載のディスクドライブ装置。
  17. 前記ロータハブ部は、前記回転側軸受部材と前記回転磁石の固着部との間に突出部を有することを特徴とする請求項10から請求項15のいずれか1項に記載のディスクドライブ装置。
  18. 前記シャーシの前記突出部における前記固定側軸受部材の上端面より突出した部分は、前記固定側軸受部材の上端面より離れる程、前記突出部の径が小さくなるテーパ形状に形成されたことを特徴とする請求項16に記載のディスクドライブ装置。
JP2004095203A 2003-03-31 2004-03-29 スピンドルモータおよびディスクドライブ装置 Expired - Fee Related JP4590898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004095203A JP4590898B2 (ja) 2003-03-31 2004-03-29 スピンドルモータおよびディスクドライブ装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003094956 2003-03-31
JP2004095203A JP4590898B2 (ja) 2003-03-31 2004-03-29 スピンドルモータおよびディスクドライブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004320992A JP2004320992A (ja) 2004-11-11
JP4590898B2 true JP4590898B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=33478669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004095203A Expired - Fee Related JP4590898B2 (ja) 2003-03-31 2004-03-29 スピンドルモータおよびディスクドライブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4590898B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006271177A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nippon Densan Corp 薄型スピンドルモータ
JP2006296142A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Nisca Corp 電磁駆動装置及びこれを備えた光量調整装置
JP5651999B2 (ja) * 2010-05-26 2015-01-14 日本精工株式会社 ダイレクトドライブモータ、インデックステーブル及び位置決め装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001025200A (ja) * 1999-07-01 2001-01-26 Sony Corp モータ
JP2001234922A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Shinano Kenshi Co Ltd 動圧軸受と動圧軸受を有するモータ
JP3338117B2 (ja) * 1993-04-28 2002-10-28 日本電産株式会社 スピンドルモータおよび軸受け用部品の製造方法
JP2002357219A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Nsk Ltd 流体軸受装置
JP2003009463A (ja) * 2001-03-29 2003-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報記録再生装置
JP2003070217A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Sony Corp スピンドルモータおよびスピンドルモータを有する情報記録再生装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55122466U (ja) * 1979-02-22 1980-08-30
JPH11341734A (ja) * 1998-05-22 1999-12-10 Mitsubishi Electric Corp ディスク形モータ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3338117B2 (ja) * 1993-04-28 2002-10-28 日本電産株式会社 スピンドルモータおよび軸受け用部品の製造方法
JP2001025200A (ja) * 1999-07-01 2001-01-26 Sony Corp モータ
JP2001234922A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Shinano Kenshi Co Ltd 動圧軸受と動圧軸受を有するモータ
JP2003009463A (ja) * 2001-03-29 2003-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報記録再生装置
JP2002357219A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Nsk Ltd 流体軸受装置
JP2003070217A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Sony Corp スピンドルモータおよびスピンドルモータを有する情報記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004320992A (ja) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3878861B2 (ja) スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置
JP4639833B2 (ja) スピンドルモータ及びこのスピンドルモータを備えた記録ディスク駆動装置
JP4493549B2 (ja) ブラシレスモータ
US7679243B2 (en) Motor assembly with multifunctional components
EP1465322B1 (en) Spindle motor and disk drive unit
US20090160277A1 (en) Fluid Dynamic Pressure Bearing
WO2005117239A1 (ja) 動圧軸受装置及びこれを用いたモータ
JP2008167521A (ja) モータ、記録ディスク駆動装置およびロータハブの製造方法
JP2009008200A (ja) 流体軸受装置およびスピンドルモータ
KR100422032B1 (ko) 스핀들 모터
JP5342959B2 (ja) ディスク駆動装置
JP4590898B2 (ja) スピンドルモータおよびディスクドライブ装置
JP2006353058A (ja) スピンドルモータおよび該スピンドルモータを搭載した記録ディスク駆動装置
JP5306086B2 (ja) ディスク駆動装置
JP2006325329A (ja) スピンドルモータおよびこのスピンドルモータを用いたディスク駆動装置
US20090022436A1 (en) Bearing unit, motor and disk drive apparatus with the bearing unit
JP2005337342A (ja) 動圧軸受装置及びこれを用いたモータ
JP3807383B2 (ja) 流体軸受モータおよびそれを備えたディスク装置
JP3855956B2 (ja) 流体軸受モータおよびディスク装置
JP2500731B2 (ja) 磁気ディスク装置用スピンドルモ―タ
JP2004364398A (ja) スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置
JP2005337341A (ja) 動圧軸受装置及びこれを用いたモータ
JP2009153310A (ja) スピンドルモータと、それを用いた情報装置およびスピンドルモータの製造方法
JP2002367316A (ja) ディスク状情報記録媒体、およびこれを用いた情報記録再生装置
JP2001173647A (ja) 動圧流体軸受装置および同装置を備えたモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070118

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070214

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees