JP5651999B2 - ダイレクトドライブモータ、インデックステーブル及び位置決め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インデックステーブル等を所定角度回転させて位置決めするダイレクトドライブモータに係り、特に防水性を備えたダイレクトドライブモータの内部におけるグリース流れ止め構造に関するものである。
従来より、高トルク且つ高分解能という特性を持つダイレクトドライブモータは、インデックステーブルを直接駆動することが可能であり、高速動作でありながらバックラッシュがなく高精度な位置決めを必要とする用途に使用されている。
ところで、インデックステーブルが半導体ウエハの研磨や洗浄等の工程の搬送用として使用される場合、半導体ウエハには水などの液体が付着しており、付着した液体が落下してダイレクトドライブモータの上面に溜ることがある。そして、ダイレクトドライブモータ内に液体が浸入すると、モータ内部を腐食して故障原因となり、メンテナンス回数が増加してコストパフォーマンスや生産性が低下する恐れがある。この液体の浸入を防ぐには、モータの出力軸に接触式のシールを用いる方法があり、シール部品の磨耗防止やシール摩擦トルクの低減のために、出力軸のシール部分に潤滑油を塗布又は充填する方法が採られている。しかし、密閉された空間に充填された潤滑油を攪拌することや、重力の影響等により、潤滑油がシールの隙間から外部に漏出したりモータ内に浸入するという問題があった。
この部分の改善の先行技術としては、特許文献1において、潤滑油の外部への漏出を防止すると共に、外部からの異物や水の浸入を防止するギヤードモータが開示されている。特許文献1には、出力軸をケースに枢支するベアリングと、前記ベアリングより外方側の出力軸に装着されたオイルシールと、前記ベアリングの外方周面の少なくとも一部に形成され減速機部内の潤滑油を密封する封止材とを備えたギヤードモータが記載されている。
特開2005−045968号公報
しかしながら、この先行技術では、軸受やオイルシールに充填したグリースがモータ内部に浸入した場合の保護対策をしていないので、シール性能の劣化等によりグリースがモータ内部に流れ出した場合、モータに不具合が発生することがあった。すなわち、グリースが、モータロータに接着された永久磁石の接着剤にまで及んだ場合、接着剤の接着力を失わせることがあり、これにより永久磁石が剥がれ落ちてモータがロックするという問題があった。
本発明は、シール部材から漏出したグリースがモータ内部に浸入した場合でも、グリースが永久磁石の接着剤に付着しない構造により、信頼性を向上させたダイレクトドライブモータ、インデックテーブル及び位置決め装置を提供することを目的とする。
本発明のダイレクトドライブモータは、上記問題を解決するために、軸心に貫通孔を有して外形が円筒形状であるモータのハウジングと、該ハウジングの円筒部内に固定された円筒状のステータと、該ステータの内側に対向して配設され、軸受を介して前記ハウジングに回転自在に支持された円筒状のロータと、該ロータの外周面に接着剤により固定された永久磁石と、前記ロータの上面に固定された円環状のロータフランジと、前記ハウジングの貫通孔を挿通するように配置されるとともに、上端に円板状の傘部を備えた断面T字状に形成された出力軸であって、前記傘部が前記ロータフランジの上面に固定されて、前記ロータの内周に嵌着された前記軸受を介して前記ハウジングに回転自在に支持された出力軸とを備えたダイレクトドライブモータにおいて、前記ハウジングの円筒部の上端に取り付けられたシールハウジングに嵌入され、リップが前記出力軸の前記傘部の下面に当接して、モータ内部への塵埃の侵入を防止するダストシールと、前記シールハウジングに嵌入され、一対のリップが前記出力軸の前記傘部から下方に突出する円筒部の外周面に当接して、モータ内部への液体の侵入を防止するオイルシールと、前記オイルシールの前記一対のリップが前記円筒部の外周面に当接する部分に形成される空間内に充填されるグリースと、前記ロータフランジの外周面に形成された、下方に向けて突出する環状凸部とを備え、前記オイルシール、前記環状凸部及び前記永久磁石は、前記オイルシール、前記環状凸部及び前記永久磁石の順に上から下に配置されるとともに、前記オイルシール、前記環状凸部及び前記永久磁石の順に径方向外側から径方向内側に配置されていることを特徴としている。
また、本発明のインデックステーブルは、前述のダイレクトドライブモータを備えることを特徴としている。
更に、本発明の位置決め装置は、前述のダイレクトドライブモータを備えることを特徴としている。
本発明によれば、グリースがロータフランジを伝い流れてロータの永久磁石の接着剤に付着することを防止する構造としたことにより、ダイレクトドライブモータの信頼性を向上することができるという効果が有る。
本実施形態におけるダイレクトドライブモータの断面図である。 図1におけるグリース流れ止め部の拡大図である。
図1は、本実施形態におけるダイレクトドライブモータ1の断面図である。図2は、図1におけるグリース流れ止め部の拡大図である。ダイレクトドライブモータ1は、軸心に貫通孔を有して外形が円筒形状であるハウジング2を備え、ハウジング2の円筒部内に円筒状のモータステータ3を固定して取り付けてある。モータステータ3は、図示しない複数の歯列が形成されて熊手状に内側に突出した磁極を円周方向に等間隔に複数個有する電磁石を備えて構成されている。そして、モータステータ3の内側に、永久磁石17を有するモータロータ4が同軸に配設されており、永久磁石17は接着剤18によりモータロータ4に固定されている。モータロータ4はモータステータ3と僅かのギャップを隔てて対向する構造のダイレクトドライブモータ1を構成している。
モータロータ4に隣接して円環状のロータフランジ8が配設されており、モータロータ4及びロータフランジ8は、断面T字状の傘状に形成された出力軸6の円板状傘部7の内面に一体的に取り付けられている。出力軸6は、モータロータ4の内周に嵌着されたクロスローラ軸受5を介して回転自在にハウジング2に支持されており、この出力軸6を、例えばインデックステーブルなどの位置決め装置に接続して使用する。クロスローラ軸受5の外輪は、モータロータ4の内周段部に嵌めこまれて固定され、一方、クロスローラ軸受5の内輪はハウジング2の異形段部の中段に嵌めこまれて固定されている。ロータフランジ8の外周面には、永久磁石17よりも径方向外側の位置において下方に突出した環状凸部16が形成されている。
クロスローラ軸受5の上方の出力軸6の内側空間には、モータロータ4ひいては出力軸6を高精度に位置決めするため、高分解能の回転検出器であるレゾルバ9が内蔵されている。そして、モータロータ4の回転に伴ってレゾルバ9のロータ及びステータ間のリラクタンスが変化し、その変化を図示しないドライブユニットのレゾルバ制御回路によりデジタル化し、位置信号として利用することでモータロータ4の回転角ひいては出力軸6の回転位置を検出するようになっている。また、ハウジング2の円筒部には、ダイレクトドライブモータ1への配線を外部と接続するコネクタ21が配設されている。
上記の構成を有する本実施例のダイレクトドライブモータ1において、ハウジング2の円筒部にはOリングを介してシールハウジング10が取付けられている。そして、シールハウジング10にダストシール11が嵌入され、そのダストシール11のリップが出力軸6の円板状傘部7の内面に当接して、モータ内部への塵埃の侵入を防止している。さらに、シールハウジング10にはオイルシール12が嵌入され、オイルシール12のリップ13,14が出力軸6の内面に形成された円筒部外面に当接して、モータ内部への液体の浸入を防止している。
一方、ハウジング2の軸心貫通孔には、出力軸6のシャフト7との間にオイルシール19が嵌入され、オイルシール19のリップがシャフト7の外周面に当接して、塵埃及び液体の浸入を防止している。
図2に示すように、オイルシール12にはグリースが塗布されており、リップ13,14が当接する部分に形成される空間にはグリース15が充填されている。グリース15によりオイルシール12の磨耗防止や摩擦トルクの低減を行なうと共に、シールの密封性を向上させている。しかし、出力軸6が回転するとグリース15が攪拌され、オイルシール12のリップ14からモータ内部にグリース15が漏出する場合があり、特に長期間の使用によりリップ14が摩耗、劣化してシール性能が低下すると漏出するグリース量が増大することになる。
本実施形態においては、ロータフランジ8の外周面には、永久磁石17よりも径方向外側の位置において下方に突出した環状凸部16が形成されているので、流れ出したグリースは環状凸部16において止まり、永久磁石17まで達することはない。したがって、永久磁石17をモータロータ4に固定している接着剤18にグリース15が付着することはないので、接着力が低下することはない。
また、環状凸部16を超えて流れ出したグリースが、モータ内部に落下してモータステータ3の巻線等に付着する場合があるが、通常グリ−ス15は絶縁性を有しており、何ら問題とはならない。
本発明のダイレクトドライブモータは、機械部品等の用途に好適に適用できる。
1 ダイレクトドライブモータ
2 ハウジング
3 モータステータ
4 モータロータ
5 クロスローラ軸受
6 出力軸
7 円板状傘部
8 ロータフランジ
9 レゾルバ
10 シールハウジング
11 ダストシール
12,19 オイルシール
13,14 リップ
15 グリース
16 環状凸部
17 永久磁石
18 接着剤
20 シャフト
21 コネクタ

Claims (3)

  1. 軸心に貫通孔を有して外形が円筒形状であるモータのハウジングと、該ハウジングの円筒部内に固定された円筒状のステータと、該ステータの内側に対向して配設され、軸受を介して前記ハウジングに回転自在に支持された円筒状のロータと、該ロータの外周面に接着剤により固定された永久磁石と、前記ロータの上面に固定された円環状のロータフランジと、前記ハウジングの貫通孔を挿通するように配置されるとともに、上端に円板状の傘部を備えた断面T字状に形成された出力軸であって、前記傘部が前記ロータフランジの上面に固定されて、前記ロータの内周に嵌着された前記軸受を介して前記ハウジングに回転自在に支持された出力軸とを備えたダイレクトドライブモータにおいて、
    前記ハウジングの円筒部の上端に取り付けられたシールハウジングに嵌入され、リップが前記出力軸の前記傘部の下面に当接して、モータ内部への塵埃の侵入を防止するダストシールと、前記シールハウジングに嵌入され、一対のリップが前記出力軸の前記傘部から下方に突出する円筒部の外周面に当接して、モータ内部への液体の侵入を防止するオイルシールと、前記オイルシールの前記一対のリップが前記円筒部の外周面に当接する部分に形成される空間内に充填されるグリースと、前記ロータフランジの外周面に形成された、下方に向けて突出する環状凸部とを備え、
    前記オイルシール、前記環状凸部及び前記永久磁石は、前記オイルシール、前記環状凸部及び前記永久磁石の順に上から下に配置されるとともに、前記オイルシール、前記環状凸部及び前記永久磁石の順に径方向外側から径方向内側に配置されていることを特徴とするダイレクトドライブモータ。
  2. 請求項1に記載のダイレクトドライブモータを備えたことを特徴とするインデックステーブル。
  3. 請求項1に記載のダイレクトドライブモータを備えたことを特徴とする位置決め装置。
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