JP5306086B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクを回転駆動するディスク駆動装置に関する。
近年、HDD(Hard disk drive)などのディスク駆動装置は、流体動圧軸受ユニットを備えることにより回転精度が飛躍的に向上し、高密度・大容量化を可能としている。このため、流体動圧軸受ユニットを備えたディスク駆動装置は、あらゆる機器に搭載されるようになり、使用環境が広範囲になっている。
例えば特許文献1に、シャフトの外周面には、テーパ角度θ1の第1のテーパ面を形成し、スリーブの内周面には、テーパ角度θ2の第2のテーパ面を形成し、テーパ角度θ1およびテーパ角度θ2はθ1>θ2の関係を有するスピンドルモータが開示されています。
特開2002−266852号公報
ところで、ディスク駆動装置の配置の自由度を高めるため、ディスク駆動装置のシャフトを水平にした状態においても高い信頼性を発揮することが望まれる。すなわち、ディスク駆動装置のシャフトを水平にした状態において、衝撃が加わっても安定し、正常に磁気データのリードおよびライトができ、かつ耐用年数が短くならないような特性のディスク駆動装置が求められている。
同じ流体動圧軸受ユニットを備えたディスク駆動装置であっても、シャフトを垂直にして使用する場合より、シャフトを水平にして使用すると耐用年数が短くなる現象がある。特に、シャフトを水平にした状態で衝撃が加わった場合に顕著に耐用年数が短くなることがある。そこで発明者は、これらの現象を生じるメカニズムについて検討し、以下のような知見を得た。
流体動圧軸受ユニットの潤滑剤が減耗することで軸受としての機能が低下し、回転が不安定となり、正常な磁気データのリードおよびライトの動作が損なわれると、ディスク駆動装置の耐用年数に至る。シャフトを水平にした状態で使用すると潤滑剤の気液界面が重力を受けて傾斜する。この潤滑剤の気液界面の傾斜角が大きいと空気との接触面積が増えて、潤滑剤の蒸発減耗が早くなり耐用年数が短くなる。
また、傾いた潤滑剤の一部は、流体動圧軸受ユニットの開口部分に近づくことになり、小さな衝撃によっても流体動圧軸受ユニット外へ飛散するおそれがある。潤滑剤が流体動圧軸受ユニット外へ飛散して減少すると、耐用年数が短くなる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、流体動圧軸受ユニットを備えるディスク駆動装置のシャフトを水平にした状態で、潤滑剤の減少を低減し、耐用年数の短縮を抑えるディスク駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のディスク駆動装置は、ベース部材と、ベース部材に設けられ、シャフトと当該シャフトを内挿するスリーブとが相対回転するように構成した軸受ユニットと、軸受ユニットを介して支持されるハブと、を備える。軸受ユニットは、回転中心となるシャフトと、スリーブの内周面およびシャフトの外周面の少なくとも一方に設けられ、潤滑剤にラジアル動圧を発生させるラジアル動圧溝と、スリーブのハブ側の端部の内周面に形成されるスリーブ凹部と、スリーブ凹部と、スリーブ凹部に対向するシャフトの外周面に形成されるシャフト凹部とにより形成され、スリーブ凹部とシャフト凹部との隙間がスリーブのハブ側に向かって拡大するように形成されるキャピラリーシール部と、を備える。シャフト凹部のベース部材側の傾斜開始端の外周の直径をD0とし、スリーブ凹部のハブ側の傾斜開始端の内周の直径をD1とし、スリーブ凹部の傾斜開始端の内周と径方向に対向するシャフト凹部の対向外周の直径をD2とし、スリーブ凹部の最も凹んだ内周の直径をD3としたときに、D2はD0より小さく、D3はD1より大きく、D3とD0の差はD0とD2の差より大きい。
この態様によると、シャフトを水平にした状態において、キャピラリーシール部の潤滑剤の気液界面の傾斜を緩和し、潤滑剤の減少を低減し、耐用年数の短縮を抑えることができる。
本発明によれば、流体動圧軸受ユニットを備えるディスク駆動装置のシャフトを水平にした状態で、潤滑剤の減少を低減し、耐用年数の短縮を抑えることができる。
(a)および(b)は、実施形態に係るディスク駆動装置を示す図である。 実施形態に係るディスク駆動装置のの一部の断面図である。 実施形態に係るキャピラリーシール部を示す図である。 比較技術に係るキャピラリーシール部を示す図である。 実施形態に係るキャピラリーシール部についてシャフトを水平にした状態を示す図である。 比較技術に係るキャピラリーシール部についてシャフトを水平にした状態を示す図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。
実施形態に係るディスク駆動装置は、ハードディスクドライブに搭載され磁気記録ディスクを駆動するディスク駆動装置、CD(Compact Disc)装置、およびDVD(Digital Versatile Disc)装置等の光学ディスク記録再生装置に搭載されるディスク駆動装置に好適である。
図1(a)および(b)は、実施形態に係るディスク駆動装置100を示す。図1(a)は、ディスク駆動装置100の上面図であり、図1(b)は、ディスク駆動装置100の側面図である。なお、図1(a)は、トップカバー26を取り外した状態である。また、図2は、実施形態に係るディスク駆動装置100の一部の断面図である。図2は、図1(a)のA−B部の断面図である。
ディスク駆動装置100は、HDDに搭載され、直径が95mm(ミリメートル)の3.5インチ型の2枚の記録ディスク5を回転させる。2枚の記録ディスク5のそれぞれの中央孔の直径は25mm、厚みは1.27mmである。
ディスク駆動装置100は、ベース部材10と周環壁部24とを有するシャーシ22と、ドーナツ形状の記録ディスク5を載置するハブ6と、ベース部材10上に配設され、ハブ6を回転自在に支持する軸受ユニット30と、ハブ6を回転駆動するスピンドル駆動ユニット28と、ヘッド駆動ユニット20と、トップカバー26と、スクリュウ17とを備える。
また、ディスク駆動装置100は、回転をしない固定部材で構成された固定体部と回転する部材で構成された回転体部とから構成される。固定体部は、シャーシ22と、ステータコア11と、コイル12と、スリーブ1と、カウンタープレート2とを含んで構成される。また、回転体部は、記録ディスク5を載置する略受け皿状のハブ6と、シャフト7と、フランジ3と、マグネット9と、ヨーク8とを含んで構成される。なお、ベース部材10に対してハブ6が配置されている側を上側として説明に用いる。
シャーシ22は、窪み部分の平面領域であるベース部材10とベース部材10の外周に壁状に形成された周環壁部24とを有する。ベース部材10は、スリーブ1およびシャフト7が挿入される軸受孔10Aとを有する。周環壁部24の外周面は矩形に形成される。周環壁部24の内周面は、記録ディスク5を囲む環状部と、ヘッド駆動ユニット20が載置される領域を囲む矩形部とが連結されて形成される。周環壁部24は、シャフト7の回転軸方向に支持するディスク駆動装置100の支持部材として機能する。一方、ベース部材10は、シャフト7の回転軸方向とは垂直方向に支持するディスク駆動装置100の支持部材として機能する。
図1(b)に記載のトップカバー26は、周環壁部24の上端に設けられ、周環壁部24の上端面に形成されたスクリュウ孔24aにスクリュウ17を螺合することにより固定される。シャーシ22と、シャーシ22の窪み部分の空間を覆うトップカバー26とで密閉されて、清浄空気空間が形成される。清浄空気空間内には、磁気記録媒体である記録ディスク5と、回転体部と、ヘッド駆動ユニット20とが配置される。
ハブ6は、軸受ユニット30を介して回転可能に支持される。ハブ6の中央にはシャフト穴が形成され、シャフト穴の周りに環状の中央部6aが形成される。ハブ6の上端面には2段の環状段差が形成され、中央部6aが最上段に位置する。中央部6aから一段下に凹んだ凹部6bが、上端面に円環状に形成される。凹部6bの上面には周状の等間隔の位置にねじ穴6cが複数設けられている。クランパ16は凹部6b上に配置され、クランパ16の中央穴が中央部6aと凹部6bとの間の環状段差に嵌合される。クランパ16は、ねじ穴6cにクランパ用のスクリュウ17を螺合することでハブ6の上端面に固定される。
凹部6bの外周端からさらに凹んだ2段目の環状段差が外筒部6eとして形成され、外筒部6eから径方向外側に延出する環状延出部6dが形成される。2枚の記録ディスク5の中央孔がハブ6の外筒部6eに嵌合され、下側の記録ディスク5が環状延出部6dの上面に載置される。なお、外筒部6eの直径は25mmである。
円環状の第1スペーサ14は、2枚の記録ディスク5の間に挿入される。クランパ16は、円環状の第2スペーサ15を介して2枚の記録ディスク5および第1スペーサ14をハブ6に対して押しつけて固定する。クランパ16は、複数のクランパ用のスクリュウ17によってハブ6の上面に対して固定される。ハブ6は、ヨーク8と2枚の記録ディスク5とによって挟まれる円筒状の隔壁を有する。
スピンドル駆動ユニット28は、ベース部材10に固定されたステータコア11と、ステータコア11の突極に巻かれた3相のコイル12と、略円筒状のマグネット9と、マグネット9のバックヨークとして機能するヨーク8と、を含む。
ステータコア11は、円環部と、そこから半径方向に延伸された12個の突極とを有する。ステータコア11は、18枚の薄型電磁鋼板が積層され、レーザ溶接により一体化されて形成される。コイル12は、ステータコア11のそれぞれの突極にワイヤが巻回されて形成される。ステータコア11の円環部の内周面が、ベース部材10に隙間ばめによって接着固定される。
突極の突端と対向するマグネット9は、例えばNd−Fe−B(ネオジウム−鉄−ボロン)系の希土類材料で形成され、表面に電着塗装やスプレー塗装などによる防錆処理が施される。また、マグネット9は、マグネット9の内周部の円周方向に沿って例えば12極の駆動用磁極を有する。マグネット9はヨーク8を介してハブ6に固定される。
ヨーク8は、断面が逆L字型に形成され、鉄などの磁性材料により形成される。ヨーク8は、ハブ6の隔壁の内周面に接着と圧入とを併用して固定される。ハブ6の隔壁の内周面には、ヨーク8が圧入される際にヨーク8が押し当てられる複数の凸部が形成される。ハブ6の隔壁の内周面とヨーク8の外周面との間には接着剤が充填される。これはヨーク8をハブ6に圧入する際、ハブ6の隔壁の内周面に適量の接着剤を塗布することにより実現される。
所定の駆動回路により3相の略正弦波状の電流がコイル12に通電されると、コイル12はステータコア11の突極に回転磁界を発生する。マグネット9の駆動用磁極と、当該回転磁界との相互作用により回転駆動力が生じ、回転体部が回転する。即ちスピンドル駆動ユニット28は、回転体部を回転駆動する。
軸受ユニット30は、ベース部材10に設けられ、また、軸受ユニット30は、シャフト7と、スリーブ1と、カウンタープレート2と、フランジ3と、ラジアル動圧溝32と、スラスト動圧溝34と、キャピラリーシール部21とを含む。軸受ユニット30は、シャフト7とスリーブ1とが相対回転するように構成する。
シャフト7は回転軸として機能し、回転中心となる。シャフト7の上端部は、ハブ6の中央に形成されるシャフト穴に固定される。シャフト7の下端部にはフランジ3が圧入状態で固着される。シャフト7は、略円筒状のスリーブ1に内挿される。スリーブ1の外周面の一部はベース部材10の中央部の軸受孔10Aに固定されている。
スリーブ1のフランジ3側の下端部には、カウンタープレート2が接着剤により固定され、カウンタープレート2は、潤滑剤が外部に漏れないように封止している。
ラジアル動圧溝32およびスラスト動圧溝34は、ハブ6を回転自在に支持する軸受として機能する。2つのヘリングボーン形状のラジアル動圧溝32が、スリーブ1の内周面およびシャフト7の外周面の少なくとも一方に上下に離間して形成され、潤滑剤にラジアル動圧を発生させる。また、ヘリングボーン形状またはスパイラル形状のスラスト動圧溝34が、フランジ3の上面と、フランジ3の下面と、に形成される。
ディスク駆動装置100の回転時に、ラジアル動圧溝32およびスラスト動圧溝34により潤滑剤19に生成される動圧が、回転体部をラジアル方向およびスラスト方向に支持する。
キャピラリーシール部21は、スリーブ1の内周面とシャフト7の外周面とにより形成され、スリーブ1の内周面とシャフト7の外周面との隙間が上方のハブ6側に向かって徐々に拡がるように形成される。ラジアル動圧溝32とそれに対向する面、スラスト動圧溝34とそれに対向する面、およびキャピラリーシール部21によって形成される空間には、オイルなどの潤滑剤が注入される。潤滑剤が外気と接する気液界面は、キャピラリーシール部21の中途の位置に設定される。キャピラリーシール部21は、潤滑剤の漏れ出しを毛細管力により防ぐことができる。キャピラリーシール部21について、さらに具体的に説明する。
図3は、実施形態に係るキャピラリーシール部21を示す。本図は、図2に示す円36で囲んだ箇所の拡大図である。スリーブ凹部1bは、スリーブ1のハブ6側の端部の内周面に形成され、スリーブ1の内周面を凹ませるよう形成されている。シャフト凹部7aは、スリーブ凹部1bに対向するシャフト7の外周面に形成され、シャフト7の外周面を凹ませるよう形成されている。
キャピラリーシール部21は、スリーブ凹部1bと、シャフト凹部7aとにより形成され、スリーブ凹部1bとシャフト凹部7aとの隙間がスリーブ1のハブ6側に向かって拡大するように形成されている。
シャフト凹部7aは、シャフト凹部7aのベース部材10側の傾斜開始端7bから上方のハブ6側に向かって、シャフト7の外周面7dが縮径するよう形成され、シャフト凹部7aの最も凹んだ箇所は、スリーブ1の開放端部1aより軸方向上方に位置する。なお、シャフト凹部7aのベース部材10側の傾斜開始端7bと、スリーブ凹部1bの最も凹んだ内周1cとの位置は、軸方向に同じ位置であってよい。
スリーブ凹部1bは、スリーブ凹部1bのベース部材10側の傾斜開始端1dから上方のハブ6側に向かって、スリーブ1の内周面が急傾斜に拡径し、スリーブ凹部1bの最も凹んだ内周1cからスリーブ凹部1bのハブ6側の傾斜開始端1eに向かってスリーブ1の内周面1fが緩やかに縮径するように形成される。
シャフト凹部7aのベース部材10側の傾斜開始端7bの外周の直径をD0とする。スリーブ凹部1bのハブ6側の傾斜開始端の内周の直径をD1とする。スリーブ凹部1bのハブ6側の傾斜開始端1eの内周と径方向に対向するシャフト凹部7aの対向外周7cの直径をD2とする。スリーブ凹部1bの最も凹んだ内周1cの直径をD3とする。
なお、動圧を発生する領域のスリーブ1の内周面とシャフト7の外周面との隙間は、キャピラリーシール部21のスリーブ1とシャフト7の隙間より非常に狭いため、無視できる大きさである。したがって、直径D0と直径D3の差は、スリーブ凹部1bの凹んだ大きさを示している。
ここで、本発明者が認識した課題を説明する。図4は、比較技術に係るキャピラリーシール部50を示す。キャピラリーシール部50は、シャフト52の外周面とスリーブ54の内周面により形成され、スリーブ54の傾斜開始端54aから上方のハブ56側に向かって、スリーブ54の内周面が拡径するように形成される。キャピラリーシール部50を形成するシャフト52の外周面は円筒面である。
図5は、実施形態に係るキャピラリーシール部21について、シャフト7を水平にした状態を示す。また、図6は、比較技術に係るキャピラリーシール部50について、シャフト52を水平にした状態を示す。
ここで、シャフト52を水平にした場合のキャピラリーシール部50の潤滑剤58は、重力により図6の下方の開口部側に向けた力を受ける。図6に示すように、潤滑剤58のスリーブ54に接する気液界面の最下点(以下、気液界面の最下点を「BT」という)には、当該気液界面の最上点(以下、気液界面の最上点を「TP」という)との高低差に応じた大きさの軸方向の外向きの圧力(以下、軸方向の外向きの圧力を「Pd」という)が加わる。この圧力PdによりBTは軸方向外側(図6の左側方向)に移動する。気液界面が移動することで、毛細管力はBTでもTPでも左方向に働く。この結果、毛細管力の差し引きがPdとバランスする位置に気液界面が傾いて安定する。
すなわち、図6に示すように、スリーブ54の潤滑剤58の気液界面に接する部分の内径が大きいためにTPとBTの高低差は大きい。TPとBTの高低差が大きいことにより、潤滑剤58のBTとTPが、傾斜してしまう。そして、潤滑剤58のBTがキャピラリーシール部21の開口部に近づいた状態となる。また、キャピラリーシール部50を形成するスリーブ54の内周面は、径方向外向きに傾斜しているため、回転時の遠心力によって、潤滑剤58が径方向外向きの軸受外部に漏れ出しやすい。
一方、図5に示すように、スリーブ凹部1bの潤滑剤19の気液界面に接する部分の内径が小さいためにTPとBTの高低差は、図6に示す例より小さい。TPとBTの高低差が小さいことにより、Pdも小さくなる。Pdが小さいから、潤滑剤19は垂直に近い角度を保つことができる。すなわち、潤滑剤19のTPと潤滑剤19のBTとが、図6に示す潤滑剤58の界面の傾斜より垂直に近い角度を保つことができる。
図3に戻る。潤滑剤19の気液界面のTPとBTの高低差を小さくするため、実施形態に係るディスク駆動装置100において、直径D2を直径D0より小さくする。これにより、キャピラリーシール部21を形成するシャフト7の外周面が凹んで形成され、キャピラリーシール部21を形成する隙間の内径が小さくなる。このため、スリーブ凹部1bの内径が小さくなり、TPとBTの高低差が小さくなる。また、キャピラリーシール部21自体を開口部に向かって径方向内向きに傾かせ、シャフト7を水平にした状態で、潤滑剤19が径方向外向きに漏れることを低減できる。
次に、潤滑剤19と空気との接触面積を減らして、潤滑剤19の蒸発による減耗を小さくする。このために、スリーブ凹部1bの直径D1を小さくして開口面積を減らす。すなわち、直径D1を直径D3より小さくする。この結果、潤滑剤19の蒸発による減耗が低減される。
さらに、潤滑剤19の蒸発等による減耗に対する耐久性を持たせるために、潤滑剤19の所定量の体積を確保する必要がある。このために、直径D0より直径D3を大きくして、スリーブ1を窪ます。そして、キャピラリーシール部21は、直径D3と直径D0の差を直径D0と直径D2の差より大きくするよう形成される。これにより、スリーブ1とシャフト7の両面が凹んで形成されたキャピラリーシール部21において、スリーブ1の方がシャフト7より大きく凹み、キャピラリーシール部21に必要な潤滑剤19の体積を確保することができる。
軸受ユニット30に充填済みの潤滑剤19が少ないと蒸発等による減耗に対して耐用年数が短くなる。このため、軸受ユニット30の生産の際に直接キャピラリーシール部21内の潤滑剤19の量を確認する。この確認にはレーザー距側計を用いると簡便である。この確認は、組み立て時にハブ6が取り付けられていない状態で、図3の図面上方からレーザー光線を潤滑剤19の気液界面に反射させて行われる。このとき、傾斜開始端1eの位置によっては、レーザー光線を遮ることになり、測定の障害となる。これに対応して、直径D0が直径D1と直径D2との平均値となるようキャピラリーシール部21が形成される。この結果、レーザー光線を通して直接キャピラリーシール部21内の潤滑剤19の量を確認できるようになる。
次に、回転数が高くなれば、回転により潤滑剤19に遠心力が作用し潤滑剤19が飛散するおそれがある。これに対応して、スリーブ凹部1bのハブ6側の傾斜開始端1eの内周と最も凹んだ内周1cとの間の内周面1fは、回転軸に対して内向きに傾斜している。すなわち、直径D3を直径D1より大きくし、シャフト7の外周面が、スリーブ凹部1bの最も凹んだ内周1cからスリーブ凹部1bのハブ6側の傾斜開始端1eに向かって、縮径するように形成される。これにより、シャフト7を水平にした状態でキャピラリーシール部21の潤滑剤19が、軸受ユニット30外へ径方向外向きに漏れ出すことを低減できる。
このスリーブ凹部1bのハブ6側の傾斜開始端1eの内周と最も凹んだ内周1cとの間の内周面1fの傾斜が0.5°以上である場合に、遠心力に対して潤滑剤19の飛散を防止する効果が確認された。また、かかる傾斜が3°以下である場合にスリーブ凹部1bの加工が容易であることが確認された。そこで、スリーブ凹部1bのハブ6側の傾斜開始端1eの内周と最も凹んだ内周1cとの間の内周面1fは、回転軸に対して0.5°〜3°傾斜しているように形成されることが好ましい。
次に、潤滑剤19は隙間が小さくなるほど軸方向外向けの圧力を大きく受ける。キャピラリーシール部21を形成する隙間が軸方向上方に向かって徐々に拡大することで、キャピラリーシール部21は漏れ出し防止の効果を生じる。この漏れ出し防止の効果確保のため、シャフト凹部7aの外周面の傾斜はスリーブ凹部1bの内周面の傾斜より少なくとも1°以上大きくなるように形成される。また、シャフト凹部7aの外周面の傾斜が8°以下の範囲であれは、加工が容易であることが確認された。そこで、シャフト凹部7aの傾斜開始端7bの外周と対向外周7cとの間の外周面7dが、回転軸に対して4°〜8°傾斜するよう形成されると、毛細管力を確保し加工容易である点で好ましい。
さらに、シャフト7水平時の潤滑剤19の気液界面が大きく傾斜すること低減したい課題がある。これに対応して、シャフト凹部7aの外周面7dの面粗度は、ラジアル動圧溝32が設けられるシャフト7の外周面またはラジアル動圧溝32が設けられるスリーブ1の内周面に対向するシャフト7の外周面の平均的な面粗度より大きくなるよう形成される。すなわち、ラジアル動圧溝32が設けられる空間のシャフト7の外周面より、シャフト凹部7aの外周面7dが粗くなるよう形成する。シャフト凹部7aの面粗度を大きいと、実効的な表面積が広くなり潤滑剤19の接触角が大きくなることで、潤滑剤19に加わる表面張力が大きくなる。表面張力が大きくなると毛細管力も大きくなり、シャフト7水平時の潤滑剤19の気液界面の傾斜を小さくことができる。なお、「面粗度が大きい」とは、表面が粗いことを示し、「面粗度が小さい」とは、表面が滑らかであることを示す。また、スリーブ凹部1bの内周面1fの面粗度は、ラジアル動圧溝32が設けられるスリーブ1の内周面またはラジアル動圧溝32が設けられるシャフト7の外周面に対向するスリーブ1の内周面の面粗度より大きくなるよう形成されてもよい。
次に、スリーブ1の上端部の内周面には、スリーブ凹部1bのハブ6側の傾斜開始端1eからハブ6側に向かって拡径するテーパが形成される。これにより、スリーブ凹部1bに加えて、さらに上端部側に急なテーパを設け、潤滑剤19の漏れ出しを防ぐことができる。また、スリーブ1にシャフト7を挿入する際に、シャフト7がスリーブ凹部1bの端部に接触して削れ粉を生じることがある。削れ粉が軸受ユニット30内に入り込むと軸受の焼き付き等の原因となる課題がある。スリーブ1の上端部にテーパを設けることで、組み立て時にシャフト7がスリーブ凹部1bの端部に接触することを低減できる。
次に、シャフト7を水平に使用する状態において、潤滑剤19で満たされた動圧軸受の隙間に空気を巻き込み、十分な動圧が発揮できない可能性がある。これに対応して、ディスク駆動装置100を製造したときに、シャフト7を水平にした状態で潤滑剤19が少なくともスリーブ凹部1bの最も凹んだ内周1cを覆うようにする。たとえば、スリーブ凹部1bの最も凹んだ内周1cとの軸方向の位置が、シャフト凹部7aのベース部材10側の傾斜開始端7bと同じ位置であり、適度な量の潤滑剤19があれば、シャフト7水平時に潤滑剤19が傾斜してもスリーブ凹部1bの最も凹んだ内周1cは潤滑剤19に覆われる。これにより、シャフト7を水平に使用する状態において、動圧軸受の隙間に空気を巻き込む可能性を減少することができる。
次に、キャピラリーシール部21における潤滑剤19の気液界面がスリーブ凹部1bの開放端部1aに近いと、ディスク駆動装置100に衝撃が加わったときに容易に潤滑剤19が飛散する課題がある。実施形態に係るディスク駆動装置100において、シャフト7を鉛直にした状態でキャピラリーシール部21の潤滑剤19の気液界面は、スリーブ凹部1bの開放端部1aから0.4mm以上離す位置まで充填して、シャフト7を水平にした状態で2ms(ミリセカンド)の時間の450G(gravity)以下の加速度をかけても潤滑剤19が飛散しないことが確認された。そこで、シャフト7を鉛直にしてディスク駆動装置が静止した状態でキャピラリーシール部21の潤滑剤の気液界面は、スリーブ凹部1bのハブ6側の開放端面から軸方向に0.4mm以上離れて位置するようにする。すなわち、シャフト7を鉛直にしてディスク駆動装置100が静止した状態で、キャピラリーシール部21の潤滑剤19の気液界面と、スリーブ凹部1bの開放端部1aとの軸方向距離Xは0.4mm以上とする。これにより、容易に潤滑剤19が飛散する課題が低減される。
潤滑剤19をキャピラリーシール部21に注入する際に、少なくとも直径が0.3mmの大きさの潤滑剤注入ノズルを挿入可能であると効率的に作業できる。なお、潤滑剤19は、ハブ6が取り付けられていない状態で、キャピラリーシール部21に潤滑剤注入ノズルを挿入して注入される。これに対応して、直径D2は、直径D0より0.3mm以上小さくなるようにしてよい。この結果、潤滑剤19の注入が容易になる。
なお、キャピラリーシール部21の開口部が1mm以下であれば、潤滑剤19の蒸発による減耗に対して実用上使用可能であることを確認した。したがって、直径D2と直径D1との差が1mm以下になるようにしてもよい。
次に、回転数が高くなり回転の遠心力で潤滑剤19が飛散する課題に対応して、スリーブ凹部1bの端部1aに円環状のカバー部材(不図示)を設けるようにしてもよい。すなわち、カバー部材は、スリーブ凹部1bのハブ6側の端部1aにキャピラリーシール部21の潤滑剤の気液界面を覆う。たとえばカバー部材は、キャピラリーシール部21の開口部に配置され、スリーブ凹部1bの端部1aに固着される。カバー部材を取り付けることで、遠心力で潤滑剤19が飛散することを防止できる。
次に、スリーブ凹部1bはスリーブ1と一体であると加工に手間がかかる課題がある。これに対応して、スリーブ凹部1bは、ラジアル動圧溝32が形成されたスリーブ1の本体部と別体であるとしてよい。たとえばスリーブ凹部1bは、ドーナツ状に形成され、スリーブ凹部1bの加工後にスリーブ1の本体部に固定してもよい。これにより、加工に手間がかかる課題が軽減される。
ディスク駆動装置100について軽量化の課題がある。これに対応して、スリーブ凹部1bはプラスチックで形成してもよい。この結果、軽量化の課題が軽減される。
次に、シャフト7の水平時の潤滑剤19の傾斜を小さくするために、キャピラリーシール部21の毛細管力をさらに大きくしたい課題がある。これに対応して、スリーブ凹部1bおよびシャフト凹部7aの少なくともいずれかに親水化処理をしてよい。ここで、親水化処理とは、表面を改質して液体に対する表面の接触角を小さくする処理をいう。スリーブ凹部1bやシャフト凹部7aの表面を親水化処理することで、接触角が小さくなり、キャピラリーシール部21の毛細管力を大きくすることができる。
親水化処理としては、種々の技術を適用することができる。例えば、チタンコーティング、ガラスコーティング、シリカコーティング、有機−無機複合型セラミックコーティング、UV照射による親水化処理は、作業が容易および親水化効果が良好である点で好ましい。また、親水化処理の内で、接触角が10°以下となるような処理を特に超親水化処理と呼ぶ。スリーブ凹部1bやシャフト凹部7aの少なくとも何れかの表面を超親水化処理してもよい。この結果、一層毛細管力は大きくなる点で好ましい。
次に、シャフト7を水平使用で設置時などの衝撃により潤滑剤19が飛散する課題がある。これに対応して、発明者はディスク駆動装置100の設置時にディスク駆動装置100に加わる衝撃は2msの短時間に450G以下であることを見いだした。シャフト7の軸方向を水平にした状態において、2msの時間で450Gの加速度をかけてもキャピラリーシール部21の潤滑剤19が保持されるように構成される。この結果、シャフト7を水平にした状態で使用したとき、設置時などの衝撃により潤滑剤19が飛散する課題が軽減される。ディスク駆動装置100に対して、2msの時間で450Gの加速度の衝撃試験を行うことで、潤滑剤19の飛散を確認することができる。
以上、実施形態にもとづき本発明を説明したが、実施形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎないことはいうまでもなく、実施形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能であることはいうまでもない。
たとえば実施形態ではマグネット9がステータコア11の径方向外側に位置する、いわゆるアウターロータ型のディスク駆動装置100について説明したが、これに限られない。たとえばマグネットがステータコアの内側に位置する、いわゆるインナーロータ型のディスク駆動装置であってもよい。
実施形態に係るディスク駆動装置100ではスリーブ1がベース部材10に固定され、シャフト7がスリーブ1に対して回転する構成について説明したが、たとえばシャフトがベース部材に固定され、スリーブがハブと共にシャフトに対して回転するようなシャフト固定型のディスク駆動装置であってもよい。
1 スリーブ、 1b スリーブ凹部、 2 カウンタープレート、 3 フランジ、 5 記録ディスク、 6 ハブ、 7 シャフト、 7a シャフト凹部、 8 ヨーク、 9 マグネット、 10 ベース部材、 11 ステータコア、 12 コイル、 14 第1スペーサ、 15 第2スペーサ、 16 クランパ、 17 スクリュウ、 19 潤滑剤、 20 ヘッド駆動ユニット、 21 キャピラリーシール部、 22 シャーシ、 24 周環壁部、 26 トップカバー、 28 スピンドル駆動ユニット、 30 軸受ユニット、 32 ラジアル動圧溝、 34 スラスト動圧溝、 50 キャピラリーシール部、 52 シャフト、 54 スリーブ、 100 ディスク駆動装置。

Claims (12)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材に設けられ、シャフトと当該シャフトを内挿するスリーブとが相対回転するように構成した軸受ユニットと、
    前記軸受ユニットを介して支持されるハブと、を備え、
    前記軸受ユニットは、
    回転中心となる前記シャフトと、
    前記スリーブの内周面および前記シャフトの外周面の少なくとも一方に設けられ、潤滑剤にラジアル動圧を発生させるラジアル動圧溝と、
    前記スリーブの前記ハブ側の端部の内周面に形成されるスリーブ凹部と、
    前記スリーブ凹部と、前記スリーブ凹部に対向する前記シャフトの外周面に形成されるシャフト凹部とにより形成され、前記スリーブ凹部と前記シャフト凹部との隙間が前記スリーブの前記ハブ側に向かって拡大するように形成されるキャピラリーシール部と、を備え、
    前記シャフト凹部の前記ベース部材側の傾斜開始端の外周の直径をD0とし、前記スリーブ凹部の前記ハブ側の傾斜開始端の内周の直径をD1とし、前記スリーブ凹部の前記傾斜開始端の内周と径方向に対向する前記シャフト凹部の対向外周の直径をD2とし、前記スリーブ凹部の最も凹んだ内周の直径をD3としたときに、D2はD0より小さく、D3はD1より大きく、D3とD0の差はD0とD2の差より大きいことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記シャフト凹部の外周面の面粗度は、前記ラジアル動圧溝が設けられる前記シャフトの外周面または前記ラジアル動圧溝が設けられる前記スリーブの内周面に対向する前記シャフトの外周面の面粗度より大きいことを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 前記スリーブ凹部の前記傾斜開始端の内周と前記最も凹んだ内周との間の内周面は、回転軸に対して内向きに傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載のディスク駆動装置。
  4. 前記スリーブ凹部の前記傾斜開始端の内周と前記最も凹んだ内周との間の内周面は、回転軸に対して0.5°〜3°傾斜していることを特徴とする請求項3に記載のディスク駆動装置。
  5. D0は、D1とD2との平均値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  6. 前記シャフトを水平にした状態で前記潤滑剤が少なくとも前記スリーブ凹部の前記最も凹んだ内周を覆うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  7. 前記スリーブの内周面は、前記スリーブ凹部の前記ハブ側の前記傾斜開始端から前記ハブ側に向かって拡径するテーパが形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  8. 前記シャフト凹部の前記傾斜開始端の外周と前記対向外周との間の外周面は、回転軸に対して4°〜8°傾斜していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  9. 前記シャフトを鉛直にした状態で前記キャピラリーシール部の潤滑剤の気液界面は、前記スリーブ凹部の前記ハブ側の端面から0.4mm以上離れて位置することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  10. D2は、D0より0.3mm以上小さいことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  11. 前記スリーブ凹部および前記シャフト凹部の少なくともいずれかに親水化処理をしたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  12. ベース部材と、
    前記ベース部材に固定され、半径方向隙間を介して相対回転する一方の部材の内周面と他方の部材の外周面の少なくとも一方に設けられ潤滑剤にラジアル動圧を発生させるラジアル動圧溝を含む軸受ユニットと、
    前記ベース部材に対して前記軸受ユニットを介して支持されるハブと、を備え、
    前記ハブの回転軸に沿った方向を軸方向と、当該軸方向において前記ベース部材に対して前記ハブが設けられる方向を第1方向というとき、
    前記軸受ユニットは、環囲部材と前記環囲部材に相対回転可能に環囲される円筒部材とを備え、
    前記環囲部材はその内周面に環囲部材凹部が設けられ、
    前記円筒部材はその外周面に前記環囲部材凹部に対向する円筒部材凹部が設けられ、
    前記円筒部材凹部と前記環囲部材凹部との隙間は前記第1方向側に向かって拡大するとともに前記潤滑剤の気液界面が接するキャピラリーシール部を構成し、
    前記円筒部材凹部の前記ベース部材側の傾斜開始端の外周の直径をD0とし、前記環囲部材凹部の前記第1方向側の傾斜開始端の内周の直径をD1とし、前記環囲部材凹部の前記傾斜開始端の内周と径方向に対向する前記円筒部材凹部の対向外周の直径をD2とし、前記環囲部材凹部の最も凹んだ内周の直径をD3としたときに、D2はD0より小さく、D3はD1より大きく、D3とD0の差はD0とD2の差より大きいことを特徴とするディスク駆動装置。
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