JP4590799B2 - 双眼鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、焦点調整機構と視度差調整機構とを備えた双眼鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
焦点調整機構と視度差調整機構とを備えた双眼鏡としては、特開平3−163512号公報記載のものが知られている。この双眼鏡は、左右の鏡筒を連結するブリッジ部に、焦点調整用ホイールと、ジオプタ調整用ホイールと、主軸とを配置している。主軸は、基部側の軸と先端側の軸からなり、両者はねじの噛み合いにより軸方向に連結されている。基部側の軸は、焦点調整用ホイールとねじ嵌合し、先端側の軸はジオプタ調整用ホイールとねじ嵌合している。これにより、焦点調整用ホイールを回転させると、主軸の全体が軸方向に移動し、ジオプタ調整用ホイールを回転させると、先端側の軸が基部側の軸に対して軸方向に繰り出される構造になっている。また、左右の鏡筒にそれぞれ配置された対物レンズのうち、一方は基部側の軸に連結され、他方は先端側の軸に連結されている。したがって、ユーザが焦点調整用ホイールを回転させると、主軸全体が一体となって軸方向移動するため、左右の対物レンズがともに光軸方向に移動して焦点調整を行うことができる。また、ユーザがジオプタ調整用ホイールを回転させると、主軸の先端側の軸のみが軸方向に繰り出され、先端側の軸に連結されている対物レンズが光軸方向に移動し、視度調整を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように上記特開平3−163512号公報記載の双眼鏡は、焦点調整時には主軸全体が移動し、視度調整時には主軸の先端部が繰り出す構成である。よって、焦点調整時には主軸全体がブリッジの中で移動し、視度調整時には主軸の長さが伸び縮みする。
【0004】
一方、主軸が配置されるブリッジのサイズは、使い勝手よい大きさに基づいて予め設計によって定められている。特に、持ち運びに便利な小型な双眼鏡の場合には、鏡筒の長さもブリッジの長さも短く設計されている。このような小型な双眼鏡の場合、上記特開平3−163512号公報記載の双眼鏡の構成では、視度調整のために主軸の先端部を繰り出すと、主軸全体の長さが長くなることにより、焦点調整のために主軸をブリッジ内で移動させることのできる範囲が小さくなり、焦点調整の範囲が小さくなるという問題が生じる。すなわち、ブリッジの中で主軸が移動できる長さをLとした場合、焦点調整のための移動範囲L1と、視度調整のために移動範囲L2とはL=L1+L2という関係にある。このため、双眼鏡でより近くの対象物にピントを合わせるために、対物レンズを大きく移動させようとしても、視度調整量が大きい場合には合焦位置まで対物レンズを移動させることができない。これにより、最短合焦距離(どこまで近くが見えるか)を小さくできないという問題が生じる。また、移動制限の取り方によっては、視度調整位置により最短合焦距離が変化するという問題もある。
【0005】
また、特開平3−163512号公報記載の双眼鏡は、焦点調整時の主軸の作動ガタを生じやすいという問題がある。上述のように、主軸は、基部側の軸と先端側の軸とに分かれ、両者がねじを噛み合わせることで連結されている。また、基部側の軸の端部は、焦点調整ホイールとのねじの噛み合いによって受けられている。先端側の軸の端部は、ジオプタ調整用ホイールとのスプライン構造によるはめ合い、または、主軸と対物レンズとを連結するブリッジ部材を貫通する運動ロッド(案内棒)によって受けられている。したがって、基部側の軸は、両端がねじのかみ合わせによって受けられている。このため、焦点調整時に作動ガタが生じやすい。また、先端側の軸は、一端がねじの噛み合いで他端がスプライン構造で受けられている。ねじによるガタは少ないが、ブリッジ部材に設けられている案内棒が貫通する貫通孔の径と、案内棒の径との差の分だけ軸が左右に振れる。貫通孔の径は、案内棒と主軸との間隔の部品公差を吸収するために、ある程度大きめにしなければならない。このため案内棒で主軸の先端側の軸を受ける場合でもやはり作動ガタが生じる。このような焦点調整時の主軸の作動ガタ、特に軸の左右方向の作動ガタは、双眼鏡の左右の対物レンズの位置の誤差になり、左右の視度差になるという問題がある。
【0006】
本発明は、焦点調整機能と視度差調整機能とを備えながら、焦点調整の範囲の広い双眼鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願によれば以下のような双眼鏡が提供される。
【0008】
すなわち、第1の焦点調整用レンズ系を有する第1のレンズ鏡筒と、第2の焦点調整用レンズ系を有する第2のレンズ鏡筒と、前記第1のレンズ鏡筒と前記第2のレンズ鏡筒とを連結するブリッジと、前記ブリッジに対して前記第1のレンズ鏡筒を回動可能にし、かつ前記第1の焦点調整用レンズ系と共に光軸方向に移動可能な第1のフォーカス軸と、前記ブリッジに対して前記第2のレンズ鏡筒を回動可能にし、かつ前記第2の焦点調整用レンズ系と共に光軸方向に移動可能な第2のフォーカス軸と、前記第1の焦点調整用レンズ系と前記第2の焦点調整用レンズ系の両方を互いの光軸に沿って移動させるための焦点調整軸と、前記ブリッジ内の前記2つのフォーカス軸の間に設けられ、視度差調整のために前記第1の焦点調整用レンズのみを前記光軸方向に移動させるための視度差調整軸とを備え、
前記焦点調整軸と前記視度差調整軸とが平行、かつ、前記視度差調整軸を回転自在に互いに軸方向に固定して配置され、前記視度差調整軸は、前記第1のフォーカス軸を介して前記第1の焦点調整用レンズ系に連結され、前記焦点調整軸は、前記第2のフォーカス軸を介して前記第2の焦点調整用レンズ系に連結されていると共に、前記視度差調整軸及び前記第1のフォーカス軸を介して、第1の焦点調整用レンズ系に連結され、
前記視度差調整軸は、視度差調整時には、前記光軸方向に移動することなく当該視度差調整軸が回転することにより、前記第1のフォーカス軸を前記第1の焦点調整用レンズ系の光軸方向に移動させ、前記焦点調整軸は、焦点調整時には、前記視度差調整軸との光軸方向における相対距離が変わらずに前記光軸方向に前記視度差調整軸と共に移動させることにより、前記第1の焦点調整用レンズ系及び前記第2の焦点調整用レンズ系を光軸方向に移動させて前記焦点調整を行うことを特徴とする双眼鏡である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。
【0010】
まず、第1の実施の形態の双眼鏡について、図1,図10、図13を用いて説明する。第1の実施の形態の双眼鏡は、図1、図10のように、左右の鏡体1,2と、左右の鏡体1,2を連結するブリッジ3とを有している。鏡体1は、対物レンズ101Lと、焦点調整用レンズ14と、像正立プリズム102Lと、これらを収容する鏡筒1aとを有している。焦点調整用レンズ14は、レンズ枠14aにより支持されている。同様に、鏡体2は、対物レンズ101Rと、焦点調整用レンズ15と、像正立プリズム102Rと、これらを収容する鏡筒2aとを有している。焦点調整用レンズ15は、レンズ枠15aにより支持されている。左右の鏡体1,2の接眼側には、それぞれ接眼レンズを内蔵する接眼レンズ部103L、103Rが取り付けられている。
【0011】
鏡体1には、フォーカス軸(連結用軸)13Lの一端が挿入され、連結部材14b,14cを介して焦点調整用レンズ枠14aと連結されている。フォーカス軸13Lの他端は、ブリッジ3内に挿入されている。同様に、鏡体2には、フォーカス軸13Rの一端が挿入され、連結部材15b,15cを介して焦点調整用レンズ枠15aと連結されている。フォーカス軸13Rの他端は、ブリッジ3内に挿入されている。フォーカス軸13L,13Rの軸115,116は、鏡体1,2の光軸と平行である。左右の鏡体1,2は、軸115,116を中心に回動可能であり、これにより双眼鏡を折り畳むことができる。
【0012】
ブリッジ3は、ブリッジ筐体113と、ブリッジ筐体113を覆うブリッジカバー20とを有し、この内部に、焦点調整軸5、焦点調整用ノブ(焦点調整操作部)4、視度差調整軸6、視度差調整用ノブ(視度差調整操作部)7、案内軸12L、12Rおよび継手8が配置されている。焦点調整用ノブ4および視度差調整用ノブ7は、図13のように、ブリッジカバー20に設けられた開口から外部に露出されており、ユーザがこれらを操作できる。
【0013】
焦点調整軸5は、軸5aと左右に張り出した羽根5L,5Rを有する。焦点調整軸5の軸5aは、鏡体1,2の光軸およびフォーカス軸13L,13Rの軸115,116に平行である。焦点調整軸5の両端は、ブリッジ筐体113に設けられた軸受け孔110,111に挿入され、軸受け孔110,111によって支持されている。このとき、焦点調整軸5の両端をブリッジ筐体113の軸受け孔に組み付け可能とするために、軸受け孔110,111のいずれか一方(ここでは軸受け孔110)は、図7のように、焦点調整軸5の端部を光軸に対して垂直方向から挿入するための切り欠き部(開口)を有するように、断面を半円形状としている。組立後は反対に、焦点調整軸5の端部が切り欠き部方向に移動するのを制限するために、ブリッジ筐体113にブリッジカバー20を取りつけ、ブリッジカバー20の突起20aを切り欠き部に挿入している。また、焦点調整軸5の軸5a方向の長さaは、ブリッジ筐体113の軸5a方向についての長さよりも短く設計されている。かつ、焦点調整軸5の移動範囲全域で、焦点調整軸5の端部がブリッジ鏡体113の軸受け孔110,111と嵌合するようにb1、b2の長さが設計されている。これにより、焦点調整軸5は、ブリッジ筐体113内部で軸5a方向に移動可能で、かつ、焦点調整軸5の移動範囲全域において、軸受け孔110,111によって支持されるように構成している。なお、図3,図4,図8,図9で示される第2実施の形態では、ブリッジ筐体113の軸受け孔の一方が、焦点調整軸5の端部の径より大きくなるように設計されている。そのため、一方の軸受け孔が第1の実施の形態のように切り欠き部を有する半円形でなくても、焦点調整軸5がブリッジ筐体113の軸受け孔に組み付け可能となっている。
【0014】
焦点調整軸5の左羽根5Lには、貫通孔112が形成されており、この貫通孔112を案内軸12Lが貫通している。案内軸12Lの両端は、ブリッジ筐体113によって受けられている。このように、案内軸12Lにより左羽根5Lを貫通させる構造により、焦点調整軸5の回転を阻止している。
【0015】
焦点調整軸5の外周には、雄ねじが形成されており、焦点調整用ノブ4の内径に形成された雌ねじと噛み合っている。焦点調整用ノブ4は、回転は可能であるが、軸5aの方向には移動しないようにブリッジ筐体113に取り付けられている。焦点調整軸5は案内軸12Lにより回転を阻止されているため、焦点調整用ノブ4が回転すると、軸5a方向、すなわち光軸方向に移動する。
【0016】
焦点調整軸5の左羽根5Lの先端は、図10のように鉤状であり、左鏡体1側のフォーカス軸13Lの端部に設けられた凹部114に係合している。よって、焦点調整用ノブ4の回転により焦点調整軸5が軸5aの方向に移動すると、これに伴ってフォーカス軸13Lも軸115方向に移動し、フォーカス軸13Lの端部に連結部材14b,14cを介して連結されている焦点調整用レンズ枠14aも光軸方向に移動する。これにより、左鏡体1の焦点調整を行うことができる。
【0017】
また、左羽根5Lの先端とフォーカス軸13Lとの係合は、フォーカス軸13Lの回転を妨げない構造であり、双眼鏡の折り畳み時に、鏡体1をフォーカス軸13Lの軸115を中心に回動させることができる。
【0018】
一方、焦点調整軸5の右羽根5R側には、焦点調整軸5と平行に視度差調整軸6が配置されている。視度差調整軸6の一端は、ブリッジ筐体113に設けられた軸受け孔118に挿入され、これによって支持されている。焦点調整軸5の右羽根5Rの先端は、図10のように鉤状であり、視度差調整軸6の凹部117と係合している。これにより、焦点調整軸5が軸5a方向に移動すると、それに伴って視度差調整軸6も軸6a方向に移動する。
【0019】
また、視度差調整軸6の中央部と視度差調整用ノブ7とは、図5または図6に示したようなスプライン構造によるはめ合いとなっている。よって、視度差調整用ノブ7を回転させると、視度差調整軸6は回転する。このとき、右羽根5R先端の鉤部と視度差調整軸6との係合部分は、視度差調整軸6の回転を妨げないように構成されているため、右羽根5R先端の鉤内で視度差調整軸6が回転する。また、視度差調整用ノブ7は、軸6a方向には移動せず、回転のみ可能にブリッジ筐体113に支持されているため、右羽根5Rが軸5a方向に移動した場合には、視度差調整軸6のみが軸6a方向に移動し、視度差調整用ノブ7は軸6a方向には移動しない。この視度差調整軸6の軸6a方向に移動の際に、視度差調整軸6と視度差調整用ノブ7とのはめ合いは、スプライン構造により維持される。
【0020】
また、視度差調整軸6の他端側の外周には、雄ねじが形成されており、この雄ねじに噛み合う雌ねじが継ぎ手8に形成されている。継手8には、貫通孔120が設けられており、軸方向が光軸に平行な案内軸12Rが挿入されている。案内軸12Rの両端は、ブリッジ筐体113により支持されている。したがって、視度差調整軸6が回転すると継手8が送られ、回転方向に応じて、継ぎ手8が図1において左右に移動する。これにより、継ぎ手8を案内軸12Rに沿って軸6a方向に移動させることができる。また、視度差調整軸6が軸6a方向に移動する際には、それに伴って継ぎ手8も軸6a方向に移動する。
【0021】
継ぎ手8の先端は、図10のように鉤形状であり、右鏡体2側のフォーカス軸13Rの端部に設けられた凹部119に係合している。
【0022】
よって、視度差調整用ノブ7をユーザが回転させることにより、視度差調整軸6が回転すると、継ぎ手8が軸6a方向に移動し、フォーカス軸13Rも軸116方向に移動する。したがって、フォーカス軸13Rの端部に連結部材15b,15cを介して連結されている焦点調整用レンズ枠15aも光軸方向に移動する。これにより、左鏡体1の焦点調整用レンズ14に対して、右鏡体2の焦点調整用レンズ15のみを相対的に移動させることができ、視度調整を行うことができる。
【0023】
また、焦点調整用ノブ4の回転により焦点調整軸5が軸5a方向に移動した場合には、上述のように右羽根5Rとの係合により視度差調整軸6も軸6a方向に移動するため、継ぎ手8も軸6a方向に移動する。これに伴いフォーカス軸13Rも軸116方向に移動し、フォーカス軸13Rに連結されている焦点調整用レンズ枠15aも光軸方向に移動させることができる。これにより、右鏡体2の焦点調整用レンズ15を光軸方向に移動させることができ、焦点調整を行うことができる。したがって、焦点調整用ノブ4を回転させ焦点調整軸5を軸5a方向に移動させることにより、左右鏡体1,2の焦点調整用レンズ14,15が光軸方向に一体に移動し、左右鏡体1,2を同時に焦点調整することができる。
【0024】
また、継ぎ手8の先端とフォーカス軸13Rとの係合は、フォーカス軸13Rの回転を妨げない構造であり、鏡体2をフォーカス軸13Rの軸116を中心に回動させ、双眼鏡を折り畳むことができる。
【0025】
上述してきたように、第1の実施の形態の双眼鏡は、ユーザが焦点調整用ノブ4を回転させることにより、左右鏡体1,2の焦点調整用レンズ14,15を同時に光軸方向に移動させて焦点調整を行うことができる。また、ユーザが視度差調整用ノブ7を回転させることにより、右鏡体2の焦点調整用レンズ15のみを光軸方向に移動させ視度調整を行うことができる。このとき、本実施の形態の双眼鏡は、焦点調整軸5と視度差調整軸6とを別々に配置し、視度差調整操作部(視度差調整用ノブ7)の操作を行った際に、視度差調整軸6が光軸方向に移動しないようにしているため、焦点調整軸5の軸方向の可動範囲は、視度差調整軸6の視度調整量、すなわち視度差調整軸6に対する継手8の光軸方向の移動量の影響を受けない。したがって、視度差調整の状態により焦点調整用の焦点調整軸5の移動量が変化することがなく、最短合焦距離が変化しない。また、ブリッジ筐体113の軸5a方向の長さをすべて、焦点調整軸5の可動範囲に使用可能であるため、焦点調整軸5の可動範囲を大きく取ることができ、最短合焦距離の小さい双眼鏡を提供することができる。
【0026】
また、焦点調整軸5は、両端がブリッジ筐体113の軸受け孔110,111によって支持されており、ねじの噛み合わせで軸受けされた構造ではないため、特に軸の左右方向の作動ガタは、軸受け孔110,111の径と焦点調整軸5の径との差により生じる作動ガタのみとなり、ねじガタの場合より小さい。また、視度差調整軸6は、一方の端部が継手8とのねじのかみ合わせで支持されているが、他方の端部はブリッジ筐体113の軸受け孔118により支持されているため、両端がねじのかみ合わせで受けられた構造と比較すると作動ガタは小さい。このように、焦点調整軸5および視度差調整軸6は、作動ガタが小さいため、焦点調整時に焦点調整軸5や視度差調整軸6が左右に振られる量は小さく、作動ガタによる左右の焦点調整用レンズ14,15の移動量の差の小さい双眼鏡を提供できる。
【0027】
また、第1の実施の形態の双眼鏡は、焦点調整軸5の作動ガタをさらに小さくするために、以下のような構造にしている。焦点調整軸5は、軸5a方向の長さaが長ければ軸受け孔110,111との嵌合長b=b1+b2(図1参照)を長くでき、作動ガタを小さく抑制できる。しかしながら、焦点調整軸5の長さaは、双眼鏡の組立時に、焦点調整軸5の片側の端部をまず軸受け孔110,111のうち切り欠き部が設けられている方(ここでは軸受け孔110)に、切り欠き部を通して光軸に対して垂直な方向から挿入し、その状態で反対側の端部をもう一方の軸受け孔111に挿入するという手順が遂行できるように長さを定めておかなければならない。この焦点調整軸5の挿入時に、焦点調整軸5に視度差調整軸6がすでに係合していると、焦点調整軸5単独の場合よりも軸方向の移動制限が多くなり、焦点調整軸5の長さaを短くせざるを得なくなる。そこで、本実施の形態では、焦点調整軸5の羽根5L,5Rの先端を鉤状とし、鉤の開口方向を図11のように軸5aを中心とした時計回りの進行方向に向けている。組立時には、まず、焦点調整軸5を単独で軸受け孔110、111に取り付け、焦点調整軸5を軸5aを中心に反時計回りに回転させて、焦点調整軸5の羽根5L,5Rを退避させる(図11の実線の焦点調整軸5の状態)。この状態で視度差調整軸6およびフォーカス軸13Lを図11のように挿入した後、焦点調整軸5を軸5aを中心に時計回りに回転させることにより、左右の羽根5L、5Rの先端の鉤を視度差調整軸6およびフォーカス軸13Lに係合させる(図11の2点鎖線の焦点調整軸5の状態)。この後、案内軸12Lを左羽根5Lに挿入すると、焦点調整軸5の回転が阻止される。このように、本実施の形態の双眼鏡では、焦点調整軸5をブリッジ筐体113に取り付けた後で視度差調整軸6およびフォーカス軸13Lに係合させることができる構造であるため、焦点調整軸5を単独でブリッジ筐体113に取り付けることができる。よって、焦点調整軸5の長さaを長くでき、作動ガタの少ない焦点調整軸5を実現できる。これにより、作動ガタによる左右の焦点調整用レンズ14,15の移動量の差の小さい双眼鏡を提供できる。
【0028】
また、継手8の作動ガタを減少させるために、継手8を、図2のように継手8aと継手8bの2部材に分けた構造にすることもできる。これを以下説明する。視度差調整軸6の軸6aと案内軸12Rの軸121との軸間隔は、実際の製品では部品間の製造誤差によりばらつきが生じる。これを補正するため、図1の構造の場合には、継手8の案内軸12Rが通る貫通孔120の径を、案内軸12Rの径よりも前述の軸間隔の誤差補正分だけ大きくして径方向のガタをつくるか、もしくは、視度差調整軸6と継手8とが噛み合うねじのガタを大きく取ることが必要である。しかしながら、いずれの場合も、継手8の作動ガタが大きくなり、継手8は軸121の左右方向に振られ、左右の焦点調整用レンズ14,15の移動量に差が生じてしまう。そこで、図2、図12のように、継手8を継手8aと継手8bの2つの部品に分け、継手8aと継手8bとが連結する部分が、視度差調整軸6の軸6aと案内軸12Rの軸121の軸間隔方向に位置調整できる構造とする。すなわち、視度差調整軸側の継手8aの凹部122が、案内軸12R側の継手8bの凸部123と嵌合する構造とし、その嵌合深さは、視度差調整軸6の軸6aと案内軸12Rの軸121の軸間隔方向に誤差dを許容できる深さに設計されている。これにより、視度差調整軸6の軸6aと案内軸12Rの軸121の軸間隔の誤差が継手8a,8bの嵌合部で吸収できるために、案内軸12Rが通る貫通孔120の径を大きめにする等の必要がなくなり、軸間隔の誤差の補正量を含まない貫通孔120の径およびねじの噛み合いガタの値で部品を製造できる。これにより、継手8a、8bの軸121の左右方向のガタを減少させることができ、左右の焦点調整用レンズ14,15の移動量に差が小さい双眼鏡を提供できる。
【0029】
また、継手8bは、異形のため成型品で製造するのが容易であるが、成型品の場合は成形型の抜き勾配を付けるために、貫通孔120の径を軸121方向に沿って傾斜させる必要がある。そこで、抜き勾配のために大きくなった貫通孔120の径によって継手8bに作動ガタが生じるのを防止するために、貫通孔120の一端に、案内軸12Rと嵌合するリング11を取り付けることができる。これにより、さらに継手8bの作動ガタを減少させることができる。
【0030】
また、視度差調整軸6と継手8aとのねじの噛み合い部分のねじガタを抑制するために、図2のように、視度差調整軸6の外周に設けた突起124と継手8aとの間にばね16を挿入することができる。ばね16は、継手8aを視度差調整軸6の端部に向かって付勢するため、継手8aの雌ねじが視度差調整軸6外周の雄ねじに軸6a方向に押しつけられ、ねじガタが抑制させる。これにより、継手8aの作動ガタを減少させることができる。
【0031】
つぎに、本発明の第2の実施の形態の双眼鏡について、図3、図4,図8を用いて説明する。
【0032】
第2の実施の形態の双眼鏡は、基本的な構成は、第1の実施の形態の双眼鏡と同じであるが、焦点調整軸5を図3,図4のようにブリッジ筐体113の中央部に配置し、焦点調整軸5の下部に視度差調整軸6を配置している点が第1の実施の形態とは異なっている。したがって、焦点調整軸5の左羽根5Lは、第1の実施の形態と同様の形状であるが、右羽根5Rは、図8のように焦点調整軸5から下向きに伸びて視度差調整軸6と係合している。左右の羽根5R、5Lの先端の鉤の開口は、第1の実施の形態と同様に焦点調整軸5を軸5aを中心に時計方向に回転させた場合の進行方向に向けられている。また、焦点調整用ノブ4は、ブリッジ筐体113の物体側端部に配置され、視度差調整用ノブ7は、ブリッジ筐体113の接眼側端部に配置されている。視度差調整軸6とフォーカス軸13Rを接続する継手は、第1の実施の形態の図2の構成と同様に継手8aと継手8bの2つの部材からなり、軸間隔の誤差を吸収する構成である。
【0033】
第2の実施の形態の双眼鏡では、視度差調整軸6を焦点調整軸5の下部に配置したことにより、左右の羽根5R,5Lを含めた焦点調整軸5の幅が小さくなる。このため、双眼鏡の組み立て時に焦点調整軸5をブリッジ筐体113に取り付ける際、焦点調整軸5を軸5aを中心に反時計回りに回転させると、焦点調整軸5の羽根5L,5Rを大きく退避させることができる(図9の実線の焦点調整軸5の状態)。したがって、視度差調整軸6およびフォーカス軸13Lを挿入する作業を容易に行うことができる。その後、焦点調整軸5を軸5aを中心に時計回りに回転させることにより、左右の羽根5L、5Rの先端の鉤を視度差調整軸6およびフォーカス軸13Lに係合させ(図9の2点鎖線の焦点調整軸5の状態)、案内軸12Lを左羽根5Lに挿入して、焦点調整軸5の軸方向の回転を阻止する。このように、第2の実施の形態の双眼鏡は、組立時に焦点調整軸5の羽根5L、5Rを大きく退避させることができるため、組立作業を容易に行うことができ、製造効率が高められるという効果が得られる。このほかの構成及び作用は、第1の実施の形態の双眼鏡と同様であるので、説明を省略する。
【0034】
なお、上述の第1及び第2の実施の形態では、焦点調整軸5の回転を阻止するために、案内軸12Lを左羽根5Lに挿入しているが、他の機構を用いることももちろん可能である。例えば、ブリッジ筐体113の一部に案内溝を設けておき、この案内溝と左羽根5Lの一部を係合させることにより、焦点調整軸5の回転を阻止することが可能である。また、ブリッジ筐体113やブリッジカバー20の一部に突起を設けておき、この突起で左右羽根5L、5Rの一部を押さえることで、回転を阻止する構成にすることも可能である。
【0035】
また、上述の第1及び第2の実施の形態では、継手8、8bの案内機構として、案内軸12Rを用いているが、案内軸12Rに限らず、継手8、8bの端部と係合する案内溝等の他の機構を用いることが可能である。
【0036】
また、上述の第1及び第2の実施の形態の双眼鏡は、視度差調整軸6が視度調整のために焦点調整用レンズ15を移動させる構成であったが、焦点調整用レンズ14を移動させる構成にすることももちろん可能である。
【0037】
【発明の効果】
上述してきたように、本発明によれば、焦点調整機能と視度差調整機能とを備えながら、焦点調整の範囲の広い双眼鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の双眼鏡の内部構造を示す切り欠き断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の双眼鏡であって、継手を2部材に分け、視度差調整軸にばねを取り付けた双眼鏡の構造を示す切り欠き断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の内部構造を示す切り欠き断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の内部構造を示す別の位置の切り欠き断面図。
【図5】図1の双眼鏡の視度差調整軸6のスプライン構造を示すA−A断面図。
【図6】図1の双眼鏡の視度差調整軸6の別の例のスプライン構造を示すA−A断面図。
【図7】図1の双眼鏡のE−E断面図。
【図8】図3の双眼鏡のB−B断面図。
【図9】図3の双眼鏡の組立時のブリッジ3部分のB−B断面図。
【図10】図1の双眼鏡のC−C断面図。
【図11】図1の双眼鏡の組立時のブリッジ3部分のC−C断面図。
【図12】図2の双眼鏡のD−D断面図。
【図13】図1の双眼鏡の外観を示すための斜視図。
【符号の説明】
1…左鏡体、2…右鏡体、3…ブリッジ、4…焦点調整用ノブ、5…焦点調整軸、5L…左羽根、5R…右羽根、6…視度差調整軸、7…視度差調整用ノブ、8…継手、8a,8b…継手、12R…案内軸、12L…案内軸、13L、13R…フォーカス軸、14,15…焦点調整用レンズ、14a,15a…レンズ枠、16…ばね、20…ブリッジカバー、101L,101R…対物レンズ、102L,102R…プリズム、103L,103R…接眼レンズ部、110,111…軸受け孔、113…ブリッジ筐体、114…凹部、112…貫通孔、117…凹部、120…貫通孔、122…凹部、123…凸部、130、131…鉤の開口。

Claims (5)

  1. 第1の焦点調整用レンズ系を有する第1のレンズ鏡筒と、
    第2の焦点調整用レンズ系を有する第2のレンズ鏡筒と、
    前記第1のレンズ鏡筒と前記第2のレンズ鏡筒とを連結するブリッジと、
    前記ブリッジに対して前記第1のレンズ鏡筒を回動可能にし、かつ前記第1の焦点調整用レンズ系と共に光軸方向に移動可能な第1のフォーカス軸と、
    前記ブリッジに対して前記第2のレンズ鏡筒を回動可能にし、かつ前記第2の焦点調整用レンズ系と共に光軸方向に移動可能な第2のフォーカス軸と、
    前記第1の焦点調整用レンズ系と前記第2の焦点調整用レンズ系の両方を互いの光軸に沿って移動させるための焦点調整軸と、
    前記ブリッジ内の前記2つのフォーカス軸の間に設けられ、視度差調整のために前記第1の焦点調整用レンズのみを前記光軸方向に移動させるための視度差調整軸と、を備え、
    前記焦点調整軸と前記視度差調整軸とが平行、かつ、前記視度差調整軸を回転自在に互いに軸方向に固定して配置され、
    前記視度差調整軸は、前記第1のフォーカス軸を介して前記第1の焦点調整用レンズ系に連結され、
    前記焦点調整軸は、前記第2のフォーカス軸を介して前記第2の焦点調整用レンズ系に連結されていると共に、前記視度差調整軸及び前記第1のフォーカス軸を介して、第1の焦点調整用レンズ系に連結され、
    前記視度差調整軸は、視度差調整時には、前記光軸方向に移動することなく当該視度差調整軸が回転することにより、前記第1のフォーカス軸を前記第1の焦点調整用レンズ系の光軸方向に移動させ、
    前記焦点調整軸は、焦点調整時には、前記視度差調整軸との光軸方向における相対距離が変わらずに前記光軸方向に前記視度差調整軸と共に移動させることにより、前記第1の焦点調整用レンズ系及び前記第2の焦点調整用レンズ系を光軸方向に移動させて前記焦点調整を行う、
    ことを特徴とする双眼鏡。
  2. 前記焦点調整軸は、軸部と該軸部から前記視度差調整軸の方へ延びて、前記視度差調整軸に係合している第一の羽根部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の双眼鏡。
  3. 前記焦点調整軸は、前記軸部から前記第2のフォーカス軸の方へ延びて、該第2のフォーカス軸に係合する第2の羽根部を有し、
    前記焦点調整軸の軸に平行に、前記ブリッジに相対移動不能に設けられた案内軸と、前記第2の羽根部に形成され、前記案内軸が貫通する貫通孔とを有し、前記ブリッジに対する前記焦点調整軸の相対回転を阻止する回転阻止手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の双眼鏡。
  4. 前記第1の羽根部の先端は、鉤状を成して、前記視度差調整軸に係合し、
    前記第2の羽根部の先端は、鉤状を成して、前記第2のフォーカス軸に係合し、
    前記第1の羽根部及び前記第2の羽根部の鉤の開口方向は、いずれも、前記焦点調整軸を予め定めた方向に回転させた場合の進行方向に向けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の双眼鏡。
  5. 前記視度差調整軸と前記第1のフォーカス軸とは、継手によって連結され、
    前記視度差調整軸の外周には雄ねじが形成され、前記継手は、前記雄ねじと噛み合う雌ねじを有し、
    前記継手は、前記視度差調整軸の回転によって前記雌ねじが前記雄ねじに対して送られることにより前記光軸方向に移動する構成である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の双眼鏡。
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