JP4588597B2 - 光伝送モジュール - Google Patents
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Description
以下、この発明の実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る光伝送モジュールの構造を示す斜視図である。
図1において、本光伝送モジュールは、光ファイバ4の光軸に対向する位置に開口部を有するリードフレーム(筐体)3と、リードフレーム3の底面の一部を切り起こして光軸と所定の角度を成す斜面を形成する切り起こし部3aと、切り起こし部3aの斜面上に実装され、信号波長λ1の光のみを反射する反射型遮断用フィルタ2と、リードフレーム3の上面に設けられた開口部に、受光面を下側にして実装された上面2電極タイプの受光素子(PD:Photo Diode)1とを備えている。
図2において、本光伝送モジュールに対して、光ファイバ4からカプラで分けられた光が入射してくる。リードフレーム3の開口部から入射した光は、反射型遮断用フィルタ2により、信号波長λ1の光のみが選択的に1の受光素子に向けて反射される。反射された信号波長λ1の光は、リードフレーム3の上面開口部に実装された受光素子1の受光面に入射して、光通信に供される。
この構造により、従来例のように高価なCANパッケージを用いた構造から部品点数を削減でき、低価格な上面2電極タイプの受光素子を使うことができる。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。図3は、この発明の実施形態2に係る光伝送モジュールの側断面図である。
図3に示す光伝送モジュールは、図2のリードフレーム3の切り起こし部3aの斜面上に、反射型遮断用フィルタ2を蒸着したものである。その他の構成は、図2と同様である。
以下、この発明の実施の形態3について説明する。図4は、この発明の実施の形態3に係る光伝送モジュールの側断面図である。
図4において、切り起こし部3aを切り起こす際に、凹面形状に形成している。更に、切り起こし部3aの凹面上に反射型遮断用フィルタ2を蒸着している。その他の構成は図3と同様である。
以下、この発明の実施の形態4について説明する。図5は、この発明の実施の形態4に係る光伝送モジュールの側断面図である。
図5において、リードフレーム3の切り起こし部3aの中央付近には、信号波長λ2の光を透過できる空隙を設けている。
また、光ファイバ4の光軸と対向するように、切り起こし部3aの後方位置に発光素子(LD:Laser Diode)5を実装する。
更に、図2の反射型遮断用フィルタ2の変わりに、切り起こし部3aの斜面上に波長合分波フィルタ6を実装する。その他の構成は、実施の形態1(図2)と同様である。
一方、発光素子5から出射された信号波長λ2の光は、波長合分波フィルタ6を透過して光ファイバ4と結合する。
以下、この発明の実施の形態5について説明する。図6は、この発明の実施の形態5に係る光伝送モジュールの側断面図である。
図6において、図5の光伝送モジュールの前方、光ファイバ4の光軸との対向位置に、発光素子5を除いた図5と同構成の光モジュールを備えている。
一方、波長合分波フィルタ7bは、波長合分波フィルタ7aを透過した信号波長λ3の光のみを反射してλ3用受光素子1bに結合させると共に、発光素子5から出射された信号波長λ2の光は透過する。
Claims (5)
- 開口部が、第1の信号波長の光を出射する光ファイバの光軸と対向するように設置された、リードフレームからなる筐体と、
前記筐体の底面の一部を切り起こして、前記光ファイバの光軸に対して所定の角度を成す斜面を形成した切り起こし部と、
前記切り起こし部の斜面上に設けられ、前記第1の信号波長の光を反射する反射型遮断用フィルタと、
前記筐体の上面に、前記反射型遮断用フィルタで反射された前記第1の信号波長の光が入射するように受光面を設置した上面2電極タイプの受光素子とを備えた光伝送モジュール。 - 前記反射型遮断用フィルタが、前記切り起こし部の斜面上に蒸着形成されていることを特徴とする請求項1記載の光伝送モジュール。
- 前記切り起こし部が、前記光ファイバの光軸に対して凹面となるように形成され、
前記反射型遮断用フィルタが、前記第1の信号波長の光を集光して前記受光素子の受光面に入射する凹面鏡であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光伝送モジュール。 - 前記反射型遮断用フィルタを、前記第1の信号波長の光を反射すると共に第2の信号波長の光を透過する波長合分波フィルタとし、
前記波長合分波フィルタの後方に、前記光ファイバの光軸に対向するように配置され、前記第2の信号波長の光を出射する発光素子を備えたことを特徴とする請求項1記載の光伝送モジュール。 - 両端開口部が第1、第2の信号波長の光を出射する光ファイバの光軸と対向するように設置された、リードフレームからなる第1の筐体と、
前記第1の筐体の底面の一部を切り起こして、前記光ファイバの光軸に対して所定の角度を成す斜面を形成した第1の切り起こし部と、
前記第1の切り起こし部の斜面上に設けられ、前記第1の信号波長の光を反射すると共に前記第2の信号波長の光と第3の信号波長の光とを透過する第1の波長合分波フィルタと、
前記第1の筐体の上面に、前記第1の波長合分波フィルタで反射された前記第1の信号波長の光が入射するように受光面を設置した上面2電極タイプの第1の受光素子と、
開口部が前記光ファイバの光軸と対向するように、前記第1の筐体の後方に設置された、リードフレームからなる第2の筐体と、
前記第2の筐体の底面の一部を切り起こして、前記光ファイバの光軸に対して所定の角度の斜面を形成した第2の切り起こし部と、
前記第2の切り起こし部の斜面上に設けられ、前記第2の信号波長の光を反射すると共に前記第3の信号波長の光を透過する第2の波長合分波フィルタと、
前記第2の筐体の上面に、前記第2の波長合分波フィルタで反射された前記第2の信号波長の光が入射するように受光面を設置した上面2電極タイプの第2の受光素子と、
前記第2の波長合分波フィルタの後方に、前記光ファイバの光軸に対向するように配置され、前記第3の信号波長の光を出射する発光素子とを備えたことを特徴とする光伝送モジュール。
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