JP4588464B2 - 防犯サムターン - Google Patents

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Description

本発明は、扉の屋内面に突出させた摘みの回転を規制することで、錠箱に対する不正な解錠操作力の入力を阻止する防犯サムターンに関する。
マンションや住宅等に設けられる玄関扉には錠箱が設けられ、錠箱は扉木口から進退させたデッドボルトを扉枠に係合・係合解除させて、扉を施解錠する施解錠機構を内蔵している。錠箱は、屋外側からのシリンダー錠による施解錠操作力、或いは屋内側からのサムターンによる施解錠操作力の入力によって施解錠動作される。すなわち、屋外側からはシリンダー錠の合鍵による操作が必要になる一方、屋内側からは合鍵を用いずに摘みのみの回転操作で施解錠が簡便に行えるようになっている。
この種のサムターンは、下記特許文献1にも開示されるように、扉の屋内面側に垂直に突出した板状の摘みを有する。この摘みは、サムターン軸を介して錠箱の施解錠機構に連結される。従って、屋内側からは、この摘みを指で摘んで正逆回転操作することで、回転操作力がサムターン軸を介して直接錠箱へ伝達され、施解錠機構によりデッドボルトが進退されて、簡便な施解錠操作が可能となる。
ところが、近年、ポスト口や、機械工具によって開けた小さな穴から棒や針金等を挿入し、回転操作の容易なサムターンに係止して回転させ、施錠装置を解錠する不正解錠が増えている。
このようなサムターンに針金等を係止して回転させることを防止するものに例えば下記特許文献2に開示されるサムターン用防犯カバーがある。このサムターン用防犯カバーは、取付部及び本体部から構成される。取付部は、サムターンに被着した状態で、サムターンを容易に回転させることができる。また、本体部は、取付部に係止可能な係止部を有し、この係止部を介し取付部に対して空転自在となる。このサムターン用防犯カバーによれば、係止部の係止を解除して本体部を取付部から外して、取付部を被着した状態のサムターンを回転させて施解錠操作が可能となるとともに、取付部に本体部を取り付けることで、本体部が空転し、針金等を引っ掛けたり、棒で押し回したりする不正解錠、所謂サムターン回しを行い難くして、防犯性を向上させることができた。
特公平2−15715号公報(第1図b,第1図c) 実公平4−40362号公報
上記した従来の防犯カバーは、既設のサムターンに被せた場合、本来小判形状であることからその回転位置によって視認できたサムターンの施錠状態又は非施錠状態が視認不能となり、誤操作が生じ易くなり、操作性を低下させた。また、サムターンを回転操作可能にする取付部と、この取付部に対し空転し、かつ着脱可能となる本体部との分離部材から構成されているため、脱着した本体部の保管管理が煩雑となり、本体部を紛失する虞もあった。そこで、挿入した針金や棒等を摘みに引っ掛け、或いは押すなどすることによるサムターン摘みの不正解錠が阻止できるとともに、分離部材から構成されることによる煩雑な保管管理や紛失を防止できるボタン押下式防犯サムターンが提案された。
ボタン押下式防犯サムターンは、扁平な摘みに押下自在なボタンが突設され、このボタンが押下されることで、摘みの回動規制が解除され、錠箱の施解錠機構に対する施解錠操作力の入力が可能となる。したがって、摘みを回すためにはボタンを押下しながら回転操作しなければならず、針金や棒等の不正治具を扉屋内側へ挿入することによる不正解錠、所謂サムターン回しを行い難くして、防犯性を向上させることができた。これに加え、煩雑な保管管理や紛失を防止でき、しかも、一般のサムターンと同様に摘みの垂直・水平姿勢から施解錠状態が容易に視認可能となった。
しかしながら、上記したボタン押下式防犯サムターンは、ボタンを押し込むと同時に、サムターンに回動力を加えると、内部機構の遊びなどで、ボタンが押下状態のままとなることがある。これは所謂ピッキングが行われる際の現象と同様のものである。そのため、このような現象が生じ得ることを見込まれて、仮に表裏2つのボタンが設けられたボタン押下式防犯サムターンであっても、例えば一方の面のボタンを棒などにより押下し、同時にサムターンに回動力を加えることにより一方のボタンを押下状態のままに保持させ、次いで他方の面のボタンを他の棒などによって押下しながらサムターンに回転力を加えることで、サムターンが不正に解錠操作されてしまうことが危惧された。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ボタン押下式防犯サムターンにおいても、ボタンが容易に押下状態に保持できない防犯サムターンを提供し、もって、防犯性の一層の向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の防犯サムターン100は、扉Dの屋内面Dsから突出され施錠機構を内蔵した錠箱へ施解錠回転操作力を入力可能とする一方、該施解錠回転操作力の入力を規制する回転規制手段の設けられた摘み21と、
該摘み21の外周に押下自在に突設され手指で押下されることで前記回転規制手段の規制を解除して前記摘み21による前記錠箱への施解錠回転操作力の入力を可能とするボタン45,45とを具備し、
前記摘み21には、一方の摺動位置で前記ボタン45,45を覆い隠し、他方の摺動位置で前記ボタン45,45を露出させるカバー部材49が移動自在に設けられたことを特徴とする。
この防犯サムターン100では、ボタン45,45がカバー部材49によって覆われ、ボタン45,45を押下操作する前に、先ずカバー部材49を移動してボタン45,45を露出させる操作が必要となる。したがって、ボタン押下に加え、さらにボタン45,45の露出操作が必要となって、棒や針金などを用いた不正解錠操作がより行い難くなる。このように、不正解錠は、より多くの手間を掛けさせ、所要時間を長引かせることにより、抑止が可能となる。
さらに、請求項記載の防犯サムターン100は、前記カバー部材49の摺動によって露出され始める前記ボタン45,45の露出開始端が、前記カバー部材49の移動方向に垂直な端面53で形成されたことを特徴とする。
この防犯サムターン100では、カバー部材49とボタン45,45との間に仮に細棒や針金先端が挿入されても、これらの先端がボタン露出開始端の垂直端面53に当接するのみで、引っ掛かりがない。このため、細棒などをボタン45,45とカバー部材49との間隙に挿入することによるボタン押下方向への力が加えられなくなる。
請求項2記載の防犯サムターン100では、前記カバー部材49は、前記扉Dの屋内面Ds側を小径側とする略円錐形状とされているとともに、カバー部材49の略円錐形状の傾斜側面には、前記他方の摺動位置で前記ボタン45,45を露出させる窓部51,51が形成されたことを特徴とする。
この防犯サムターン100では、ボタン押下に加え、さらにボタン45,45の窓部からの露出操作と窓部からの操作が必要となる。
請求項3記載の防犯サムターン100は、前記摘み21と前記カバー部材49との間に、前記ボタン45,45を覆い隠す一方の摺動位置へ前記カバー部材49を付勢配置させる付勢手段が設けられたことを特徴とする。
この防犯サムターン100では、カバー部材49が付勢手段によって一方の摺動位置へ付勢され、カバー部材49がボタン45,45を覆う位置に保持される。したがって、カバー部材49を移動させて、ボタン45,45を露出させても、ボタン45,45を押下するためにはカバー部材49をボタン露出位置に保持し続けなければならず、さらに操作が必要となって棒や針金などを用いた不正解錠操作がより行い難くなる。
本発明に係る請求項1記載の防犯サムターンによれば、摘みの外周に押下自在に突設され手指で押下されることで回転規制手段の規制を解除して摘みによる錠箱への施解錠回転操作力の入力を可能とするボタンとを具備したボタン押下式防犯サムターンにおいて、一方の摺動位置でボタンを覆い隠し、他方の摺動位置でボタンを露出させるカバー部材を、移動自在に摘みに設けたので、ボタンをカバー部材によって覆うことができ、ボタンを不正に押下操作するには、先ずカバー部材を移動して露出させなければならず、ボタン押下に加え、さらにボタンを露出させるための一操作が必要となって、棒や針金などを用いた不正解錠操作をより行い難くすることができる。この結果、ボタン押下式防犯サムターンにおける防犯性を一層向上させることができる。
また、請求項記載の防犯サムターンによれば、カバー部材の摺動によって露出され始めるボタンの露出開始端を、カバー部材の移動方向に垂直な端面で形成したので、仮に細棒や針金先端をカバー部材とボタンとの間に挿入しても、ボタンに対して押下する方向の力を加えることができず、防犯性を高めることができる。
請求項2記載の防犯サムターンによれば、前記カバー部材は、前記扉の屋内面側を小径側とする略円錐形状とされているとともに、カバー部材の略円錐形状の傾斜側面には、前記他方の摺動位置で前記ボタンを露出させる窓部を設けている。従って、ボタンをカバー部材によって覆うことができ、ボタンを不正に押下操作するには、先ずカバー部材を移動してボタンをカバー部材の窓部から露出させなければならず、ボタン押下に加え、さらにボタンを窓部から操作させることが必要となって、棒や針金などを用いた不正解錠操作をより行い難くすることができる。この結果、ボタン押下式防犯サムターンにおける防犯性を一層向上させることができる。
請求項3記載の防犯サムターンによれば、摘みとカバー部材との間に、ボタンを覆い隠す一方の摺動位置へカバー部材を付勢配置させる付勢手段を設けたので、仮にカバー部材を移動させて、ボタンを露出させても、ボタンを押下するにはカバー部材を付勢力に抗して保持し続けなければならず、例えばボタンを押し込むと同時にサムターンに回動力を加え、内部機構の遊びなどでボタンを押下状態のままに保持させて、サムターンを解錠する所謂ピッキングと同様の現象を利用した不正操作を行い難くすることができる。
以下、本発明に係る防犯サムターンの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る防犯サムターンの縦断面図、図2は図1に示した防犯サムターンの外観斜視図、図3はカバー部材が移動された状態の防犯サムターンの縦断面図、図4は図3の外観斜視図、図5はボタンが押下された状態の防犯サムターンの縦断面図である。
本実施の形態による防犯サムターン100が取付けられる扉Dには、図示しない錠箱が設けられる。錠箱は、ラッチボルト、デッドボルト、及びこれらを扉Dの木口に設けられる化粧プレートから進退させる図示しない施錠機構を内設している。錠箱のデッドボルトは、扉Dの屋外面に設けたシリンダー錠を合鍵(キー)によって、又は扉Dの屋内面Dsに設けられたサムターン摘み(以下、単に「摘み」と称す)21を回動することによって扉Dの木口から進退可能となっている。
扉D又は錠箱には固定筒23が固定される。固定筒23の軸線方向一端側の外周には一対の固定部25,25が突設され、固定部25,25は固定穴27を有している。固定筒23は、扉D内に設けられた錠箱にこの固定穴27を介して固定される。
固定筒23の先端にはスペーサリング29が外挿される。スペーサリング29の外周には中央穴31を有した飾り筒33が被せられて固定される。この飾り筒33の外周側先端部には、先端が平坦な円錐形状の化粧リング35が外装される。化粧リング35は、後端の折り曲げ部35aと、飾り筒33の後端面との間に配設されたバネ37の付勢力によって後端が扉Dの屋内面Dsに押付けられる。
固定筒23の内部には図示しないコア筒が回転自在に内設され、コア筒は一端側に断面十字状の連結軸39が軸線方向に突出され、この連結軸39が図示しない錠箱の入出力軸に連結される。固定筒23の先端側内部には、摘み21の取り付けられる摘み杆41が回転自在に内設される。摘み杆41は、回転規制手段の構成部材であるレバー43を揺動自在に支持するとともに、摘み杆41からの回動操作力を連結軸39へ伝達する。すなわち、摘み21は、施錠機構を内蔵した錠箱への施解錠回転操作力を入力可能とする一方、レバー43等によって施解錠回転操作力の入力を規制可能としている。
摘み21には押下可能な一対のボタン45,45が表裏に設けられている。ボタン45,45は、圧縮バネ47によって、突出方向に付勢され、摘み杆41から突出されている。摘み21は、ボタン45,45が手指で押下されることで、レバー43,43を作動させる。これにより、レバー43,43等からなる回転規制手段の規制が解除されて、摘み21が回動自在となり、施解錠回転操作力が錠箱へ入力されるようになっている。
摘み21の摘み杆41には、ボタン45,45を覆うカバー部材49が、摘み杆41の軸線方向に移動自在に設けられている。カバー部材49は、扉D側を小径側とする略円錐形状で形成されている。このカバー部材49の傾斜側面には一対の窓部51,51が設けられ、窓部51,51はボタン45,45を露出可能としている。カバー部材49は、図1,図2に示した一方の摺動位置でボタン45,45を覆い隠し、図3,図4に示した他方の摺動位置でボタン45,45を露出させる。本実施の形態において、カバー部材49は、摘み杆41に対して回転しない。これにより、窓部51,51がボタン45,45に対して円周方向で位置ずれしないようになっている。なお、カバー部材49は、摘み杆41に対し回転自在に設けられても良い。
ボタン45,45は、カバー部材49が他方の摺動位置へ移動されると、露出開始端が露出され始める。ここで、ボタン45,45のそれぞれの露出開始端は、カバー部材49の移動方向に垂直な端面53で形成されている。このようなボタン45,45の形状とすることで、カバー部材49とボタン45,45との間に仮に細棒や針金先端が挿入されても、これらの先端がボタン露出開始端の垂直な端面53に当接するのみで、引っ掛かりがない。したがって、この防犯サムターン100によれば、カバー部材49の摺動によって露出され始めるボタン45,45の露出開始端を、垂直な端面53で形成したので、仮に細棒や針金先端をカバー部材49とボタン45,45との間に挿入しても、ボタン45,45に対して押下する方向の力を加えることができず、防犯性を高めることができる。
また、防犯サムターン100では、摘み21とカバー部材49との間に、ボタン45,45を覆い隠す一方の摺動位置へ、カバー部材49を付勢配置させる図示しない付勢手段を設けることが好ましい。この付勢手段としては、例えば摘み21とカバー部材49との間に配設される圧縮コイルバネや、引っ張りコイルバネを挙げることができる。このように付勢手段を設けることにより、カバー部材49が付勢手段によって一方の摺動位置へ付勢され、カバー部材49がボタン45,45を覆う位置に保持される。したがって、カバー部材49を移動させて、ボタン45,45を露出させても、ボタン45,45を押下するためにはカバー部材49をボタン露出位置に保持し続けなければならず、操作が1つ増え、この操作が必要となって、棒や針金などを用いた不正解錠操作がより行い難くなる。
次に、このように構成される防犯サムターン100の作用を説明する。
防犯サムターン100は、通常状態で、図1,図2に示すように、付勢手段によって一方の摺動位置に配置され、ボタン45,45が覆われている。したがって、ボタン45,45を押下することができないことから、回転規制手段を解除できず、摘み21を回転操作することができない。これにより、施錠状態からの不正解錠が防止される。
正規の解錠によって施錠状態を解除するには、先ず、図3,図4に示すように、カバー部材49を手前を引っ張り、カバー部材49を他方の摺動位置へと付勢手段の付勢力に抗して移動させる。カバー部材49が他方の摺動位置へ移動されると、ボタン45,45がカバー部材49の窓部51,51から露出される。
ボタン45,45が窓部51,51から露出されたなら、図5に示すように、カバー部材49を引っ張った状態のまま、一対のボタン45,45を手指によって押下する。これにより、回転規制手段の規制が解除され、摘み21が回転可能な状態となる。この状態、すなわち、カバー部材49を引っ張り、ボタン45,45を押下した状態で、摘み21を回転操作する。これにより、摘み杆41と共に連結軸39が回転され、錠箱へ回転操作力が入力されて、錠箱が解錠状態となる。この際の手指の操作は、例えば人差し指と親指とでカバー部材49を引き、これらの指で、露出したボタン45,45を同時に押下するとともに、摘み21を回転させる。或いは、左右の手を使い、一方ではカバー部材49を引き、他方で露出したボタン45,45を同時に押下を行い、そして摘み21を回転させる。
このように、防犯サムターン100では、ボタン45,45がカバー部材49によって覆われ、ボタン45,45を押下操作する前に、先ずカバー部材49を摺動移動してボタン45,45を露出させる操作が必要となる。したがって、ボタン押下に加え、さらにボタン45,45の露出操作が必要となって、棒や針金などを用いた不正解錠操作がより行い難くなる。このように、不正解錠は、より多くの手間を掛けさせ、所要時間を長引かせることにより、抑止が可能となる。
この防犯サムターン100によれば、摘み21の外周に押下自在に突設され手指で押下されることで回転規制手段の規制を解除して摘み21による錠箱への施解錠回転操作力の入力を可能とするボタン45,45を具備したボタン押下式防犯サムターンにおいて、一方の摺動位置でボタン45,45を覆い隠し、他方の摺動位置でボタン45,45を露出させるカバー部材49を、移動自在に摘み21に設けたので、ボタン45,45をカバー部材49によって覆うことができ、ボタン45,45を不正に押下操作するには、先ずカバー部材49を移動してボタン45,45を露出させなければならず、ボタン押下に加え、さらにボタン45,45を露出させるための一操作が必要となって、棒や針金などを用いた不正解錠操作をより行い難くすることができる。この結果、ボタン押下式防犯サムターンにおける防犯性を一層向上させることができる。
また、摘み21とカバー部材49との間に、ボタン45,45を覆い隠す一方の摺動位置へカバー部材49を付勢配置させる付勢手段を設けたので、仮にカバー部材49を移動させて、ボタン45,45を露出させても、ボタン45,45を押下するにはカバー部材49を付勢力に抗して保持し続けなければならず、例えばボタン45,45を押し込むと同時に摘み21に回動力を加え、内部機構の遊びなどでボタン45,45を押下状態のままに保持させて、サムターンを解錠する所謂ピッキングと同様の現象を利用した不正操作を行い難くすることができる。
なお、上記の実施の形態では、カバー部材49を摘み杆41の軸線方向に移動させる(引っ張る)ことにより、一方の摺動位置又は他方の摺動位置に移動させて、ボタン45,45を覆い隠し、又は露出させる場合を例に説明したが、本発明に係る防犯サムターンは、この他の移動形態によってボタン45,45を露出させるものであってもよい。この移動形態としては、例えば、カバー部材49を軸線回りに回転させる移動、或いは軸線方向に押し込む移動を挙げることができる。
本発明に係る防犯サムターンの縦断面図である。 図1に示した防犯サムターンの外観斜視図である。 カバー部材が移動された状態の防犯サムターンの縦断面図である。 図3の外観斜視図である。 ボタンが押下された状態の防犯サムターンの縦断面図である。
21…摘み
45,45…ボタン
49…カバー部材
53…垂直な端面
100…防犯サムターン
D…扉
Ds…屋内面

Claims (3)

  1. 扉の屋内面から突出され施錠機構を内蔵した錠箱へ施解錠回転操作力を入力可能とする一方、該施解錠回転操作力の入力を規制する回転規制手段の設けられた摘みと、
    該摘みの外周に押下自在に突設され手指で押下されることで前記回転規制手段の規制を解除して前記摘みによる前記錠箱への施解錠回転操作力の入力を可能とするボタンとを具備し、
    前記摘みには、一方の摺動位置で前記ボタンを覆い隠し、他方の摺動位置で前記ボタンを露出させるカバー部材が移動自在に設けられ、
    前記カバー部材の摺動によって露出され始める前記ボタンの露出開始端が、前記カバー部材の移動方向に垂直な端面で形成されたことを特徴とする防犯サムターン。
  2. 前記カバー部材は、前記扉の屋内面側を小径側とする略円錐形状とされているとともに、カバー部材の略円錐形状の傾斜側面には、前記他方の摺動位置で前記ボタンを露出させる窓部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の防犯サムターン。
  3. 前記摘みと前記カバー部材との間に、前記ボタンを覆い隠す一方の摺動位置へ前記カバー部材を付勢配置させる付勢手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の防犯サムターン。
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