JP4587504B2 - 板材製品の見積方法およびその装置、並びに板材製品の見積を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

板材製品の見積方法およびその装置、並びに板材製品の見積を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばタレットパンチプレス等による板材加工に適用される板材製品の見積方法と、板材製品の見積装置、並びに板材製品の見積を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、タレットパンチプレス等による板材加工において、板材製品の見積を行う場合、従来は、板材加工の熟練者が経験に基づいて手計算により行なっていた。すなわち、製作図面を見て熟練者が製品加工に必要な工程を決定し、その工程ごとに作業に必要な時間を経験から割り出して工程の見積とし、これを必要な工程すべてについて行なったうえ、それらを集計して板材製品の見積としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものは、板材加工一連の工程を熟知した者しか見積を行うことができないため、少数の限られた熟練者だけに見積作業の負担がかかって、その熟練の加工技術を実際の加工作業に生かしたり、後進の指導に当てたりすることができないという問題があり、また、熟練者は1人1人がそれぞれさまざまな経験をしていて、1人1人の経験に基づいて見積を算出するため、似たような加工工程でも見積にばらつきの生じる場合があるという問題があった。
【0004】
この発明の課題は、上記従来のもののもつ問題点を排除して、板材加工一連の工程を熟知した熟練者に頼らなくても、誰でも簡単かつ迅速に、しかも正確に板材製品の見積を行うことのできる板材製品の見積方法およびその装置、並びに板材製品の見積を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題を解決するものであって、請求項1に係る発明は、加工工程で作られる板材製品の見積装置において、加工工程一覧の中から段取り工数を設定する加工工程を選択し、当該選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該段取り工数の単位データを入力し、当該段取り工数の単位データを設定する段取り工数設定処理部と、選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該加工工数の単位データを入力し、当該加工工数の単位データを設定する加工工数設定処理部と、選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で工数単価の数値を入力し、当該工数単価を設定する工数単価設定処理部とを備えるものであり、前記板材製品の見積装置は更に、加工工程一覧の中から見積をする加工工程を選択すると、選択された加工工程の工程データ入力画面が表示装置に表示され、当該工程データ入力画面が前記表示装置に表示されている状態で、入力手段から加工条件が入力され、当該加工条件のデータを検索キーとして段取り工数テーブル内に準備された段取り時間、加工時間及び工数単価データ各々を工程テーブル参照処理部が段取り工数テーブルや加工工数テーブルから呼び出し、呼び出された段取り時間、加工時間及び工数単価を使って、工程別見積算出処理部が、(段取り時間D+加工時間K)×難易度×工数単価/加工数の関数式で1つの工程の加工単価を算出し見積を求め、全体見積集計処理部が各加工工程についての見積が終了したとき、保存されている各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求める板材製品の見積装置である。
【0006】
請求項2に係る発明は、前記加工工程には、シャーリング工程、NCタレットパンチプレス工程、レーザ工程、レーザパンチ工程、プレス工程、セットプレス工程、ベンダ工程、ミクロジョイント外し工程、コーナシャー工程、タッピング工程、バリ取り工程、皿モミ工程、カシメ工程、ケガキ・ポンチ工程、溶断工程、アーク溶接工程、スポット溶接工程または溶接仕上げ工程のうち、いずれか1種類が含まれる請求項1記載の板材製品の見積装置である。
【0007】
請求項3に係る発明は、前記板材製品の見積装置は記憶装置を備え、当該記憶装置には段取り工数の数値、加工工数の数値、工数単価の数値が、基本値としてそれぞれあらかじめ保存されていて、実測した実段取り工数、実測した実加工工数、実段取り及び実加工工数に応じた実工数単価に基づいて、その基本値がそれぞれ修正されることで、種々の加工工程に必要な段取り工数、加工工数、工数単価のテーブル値がそれぞれ更新され保存されるように構成されている請求項1又は2記載の板材製品の見積装置である。
【0008】
請求項4に係る発明は、前記基本値が用意されていない場合は、実測値に基づく種々の加工工程に必要な段取り工数、加工工数、工数単価のテーブル値である実測値データを、それぞれ修正可能に前記記憶装置に保存する請求項3記載の板材製品の見積装置である。
【0009】
請求項5に係る発明は、加工工程で作られる板材製品の見積方法において、加工工程一覧の中から段取り工数を設定する加工工程を選択し、当該選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該段取り工数の単位データを入力し、当該段取り工数の単位データを設定する段取り工数設定処理工程と、選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該加工工数の単位データを入力し、当該加工工数の単位データを設定する加工工数設定処理工程と、選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で工数単価の数値を入力し、当該工数単価を設定する工数単価設定処理工程とを含むものであり、前記板材製品の見積方法は更に、加工工程一覧の中から見積をする加工工程を選択すると、選択された加工工程の工程データ入力画面が表示装置に表示され、当該工程データ入力画面が前記表示装置に表示されている状態で、入力手段から加工条件が入力され、当該加工条件のデータを検索キーとして段取り工数テーブル内に準備された段取り時間、加工時間及び工数単価データ各々を工程テーブル参照処理部が段取り工数テーブルや加工工数テーブルから呼び出し、呼び出された段取り時間、加工時間及び工数単価を使って、工程別見積算出処理部が、(段取り時間D+加工時間K)×難易度×工数単価/加工数の関数式で1つの工程の加工単価を算出し見積を求め、全体見積集計処理部が各加工工程についての見積が終了したとき、保存されている各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求める板材製品の見積方法である。
【0010】
請求項6に係る発明は、加工工程で作られる板材製品の見積を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、加工工程一覧の中から段取り工数を設定する加工工程を選択し、当該選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該段取り工数の単位データを入力し、当該段取り工数の単位データを設定する段取り工数設定処理と、選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該加工工数の単位データを入力し、当該加工工数の単位データを設定する加工工数設定処理と、選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で工数単価の数値を入力し、当該工数単価を設定する工数単価設定処理とをコンピュータに実行させ、さらに、加工工程一覧の中から見積をする加工工程を選択すると、選択された加工工程の工程データ入力画面が表示装置に表示され、当該工程データ入力画面が前記表示装置に表示されている状態で、入力手段から加工条件が入力され、当該加工条件のデータを検索キーとして段取り工数テーブル内に準備された段取り時間、加工時間及び工数単価データ各々を工程テーブル参照処理部が段取り工数テーブルや加工工数テーブルから呼び出し、呼び出された段取り時間、加工時間及び工数単価を使って、工程別見積算出処理部が、(段取り時間D+加工時間K)×難易度×工数単価/加工数の関数式で1つの工程の加工単価を算出し見積を求め、全体見積集計処理部が各加工工程についての見積が終了したとき、保存されている各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求めることをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0074】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明による板材製品の見積装置の一実施の形態を示すブロック図であり、この板材製品の見積装置1は、実質的にコンピュータで構成されるものであって、処理装置(CPU)10、記憶装置30、入力装置50および表示装置60を備えている。
【0075】
処理装置(CPU)10は、描画処理部11を備え、また、段取り工数設定処理部12、加工工数設定処理部13および工数単価設定処理部14を備え、さらに、工程データ入力処理部21、工程テーブル参照処理部22、工程別見積算出処理部23、全体見積集計処理部24および見積データ出力処理部25を備えている。
【0076】
記憶装置30は、取り扱い可能な複数種類の加工工程ごとにそれぞれ用意された複数の工程テーブル31を備え、各工程テーブル31は、段取り工数テーブル32、加工工数テーブル33および工数単価テーブル34を備えている。
【0077】
記憶装置30はまた、工程データ記憶部41、複数の工程別見積データ記憶部42および全体見積データ記憶部43を備えている。
【0078】
入力装置50は、マウス、キーボード等を備えた入力操作用のものであり、また、表示装置60は、CRT、LCD等の画像表示用のものである。
【0079】
処理装置(CPU)10において、描画処理部11は、段取り工数設定処理部12以下各部から表示用のデータを受け付けて、それを表示装置60に表示するものである。
【0080】
段取り工数設定処理部12は、事前にオペレータが入力装置50を操作して、加工工程一覧のファイルを開き、その中から段取り工数を設定する加工工程を選択することで、選択された加工工程の工程テーブル31が描画処理部11を介して表示装置60に表示されている状態で、オペレータが入力装置50を操作して段取り工数の所要の数値を入力することで、その加工工程に必要な段取り工数を、描画処理部11を介して表示装置60に表示し、設定するものであり、設定された段取り工数は、その工程テーブル31の段取り工数テーブル32に保存されるようになっている。
【0081】
加工工数設定処理部13は、選択された加工工程の工程テーブル31が描画処理部11を介して表示装置60に表示されている状態で、オペレータが入力装置50を操作して加工工数の所要の数値を入力することで、その加工工程に必要な加工工数を、描画処理部11を介して表示装置60に表示し、設定するものであり、設定された加工工数は、その工程テーブル31の加工工数テーブル33に保存されるようになっている。
【0082】
工数単価設定処理部14は、選択された加工工程の工程テーブル31が描画処理部11を介して表示装置60に表示されている状態で、オペレータが入力装置50を操作して工数単価の所要の数値を入力することで、その加工工程に必要な工数単価を、描画処理部11を介して表示装置60に表示し、設定するものであり、設定された工数単価は、その工程テーブル31の工数単価テーブル34に保存されるようになっている。
【0083】
好ましくは、これらの段取り工数テーブル32、加工工数テーブル33、工数単価テーブル34には、段取り工数の適宜の数値、加工工数の適宜の数値、工数単価の適宜の数値が、基本値としてそれぞれあらかじめ保存されていて、必要に応じて、実測した実段取り工数、実測した実加工工数、実段取り/実加工工数に応じた実工数単価に基づいて、その基本値が上記のようなオペレータの操作によってそれぞれ修正されることで、種々の加工工程に必要な段取り工数、加工工数、工数単価のテーブル値がそれぞれ更新、保存されるように構成されている。
【0084】
しかし、このような基本値が用意されていない場合は、それぞれ空欄の状態から、上記のようなオペレータの操作によって、実測値に基づく種々の加工工程に必要な段取り工数、加工工数、工数単価のテーブル値(実測値データ)を、段取り工数テーブル32、加工工数テーブル33、工数単価テーブル34にそれぞれ設定、保存すればよく、この場合も、一旦保存されたテーブル値を、必要に応じて、オペレータの操作によって任意に修正することが可能である。
【0085】
工程データ入力処理部21は、事前にオペレータが入力装置50を操作して、加工工程一覧のファイルを開き、その中から見積をする加工工程を選択することで、選択された加工工程の工程データ入力画面が表示装置60に表示されている状態で、オペレータが入力装置50を操作して、その加工工程の加工条件(見積用パラメータ)の所要の数値(工程データ)を入力することで、その加工工程に必要な加工条件すなわち工程データを、描画処理部11を介して表示装置60に表示するとともに、工程データ記憶部41に保存するものである。
【0086】
工程テーブル参照処理部22は、工程データ入力処理部21に入力された加工条件(工程データ)に応じて、その加工工程についての工程テーブル31の段取り工数テーブル32および加工工数テーブル33から、保存された段取り工数および加工工数を参照するものであり、ここでの参照には検索することも含まれている。
【0087】
工程別見積算出処理部23は、工程テーブル参照処理部22で参照することにより得られた、入力加工条件(工程データ)に対応する段取り工数および加工工数に、その加工工程についての工程テーブル31の工数単価テーブル34を参照して得られる工数単価を乗じて、その加工工程についての見積を算出するものであり、算出されたその加工工程についての見積は工程別見積データ記憶部42に保存されるようになっている。
【0088】
全体見積集計処理部24は、各加工工程についての必要な見積がすべて終了したとき、工程別見積データ記憶部42に保存されている各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求めるものであり、求めた全体の見積は全体見積データ記憶部43に保存されるようになっている。
【0089】
見積データ出力処理部25は、全体見積データ記憶部43に保存された各加工工程全体の見積データを参照し、その全体見積データを所定の書式に当てはめたうえ、図示しないプリンタ等の適宜の出力装置を介して、見積書Mとして出力するものである。
【0090】
次に、上記の実施の形態の作用について、図2、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0091】
まず、段取り工数、加工工数、工数単価の任意のものを設定する場合、図2に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、加工工程一覧のファイルを開くと(ステップS1)、加工工程一覧が表示装置60に表示される(ステップS2)。
【0092】
続いて、オペレータが入力装置50を操作して、表示されている加工工程一覧の中から任意の加工工程を選択すると(ステップS3)、選択された加工工程の工程テーブル31の内容(テーブル値)が表示装置60に表示される(ステップS4)。
【0093】
工程テーブル31の内容が表示装置60に表示されている状態で、オペレータが入力装置50を操作して、段取り工数の所要の数値を入力すると(ステップS5)、段取り工数設定処理部12が、入力された数値を、描画処理部11を介して表示装置60に段取り工数として表示するとともに設定し、その工程テーブル31の段取り工数テーブル32に保存する(ステップS6)。
【0094】
また、工程テーブル31の内容が表示されている状態で、オペレータが入力装置50を操作して、加工工数の所要の数値を入力すると(ステップS7)、加工工数設定処理部13が、入力された数値を描画処理部11を介して表示装置60に加工工数として表示するとともに設定し、その工程テーブル31の加工工数テーブル33に保存する(ステップS8)。
【0095】
さらに、工程テーブル31の内容が表示されている状態で、オペレータが入力装置50を操作して、工数単価の所要の数値を入力すると(ステップS9)、工数単価設定処理部14が、入力された数値を描画処理部11を介して表示装置60に工数単価として表示するとともに設定し、その工程テーブル31の工数単価テーブル34に保存する(ステップS8)。
【0096】
このようにして段取り工数、加工工数および工数単価の設定が行われることで、工程テーブル31の段取り工数テーブル32、加工工数テーブル33および工数単価テーブル34の準備が整う。
【0097】
つぎに、見積を行う場合、図3に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、加工工程一覧のファイルを開くと(ステップS21)、加工工程一覧が表示装置60に表示される(ステップS22)。
【0098】
続いて、オペレータが入力装置50を操作して、表示されている加工工程一覧の中から見積をする加工工程を選択すると(ステップS23)、選択された加工工程の工程データ入力画面が表示装置60に表示される(ステップS24)。
【0099】
工程データ入力画面が表示装置60に表示されている状態で、オペレータが入力装置50を操作して、その加工工程の加工条件(見積用パラメータ)の所要の数値(工程データ)を入力すると(ステップS25)、工程データ入力処理部21が、入力された加工条件すなわち工程データを、描画処理部11を介して表示装置60の工程データ入力画面に表示するとともに、工程データ記憶部41に保存する(ステップS26)。
【0100】
つぎに、工程テーブル参照処理部22が、工程データ記憶部41から工程データを読み取り、その工程データに応じて工程テーブル31を参照して、段取り工数テーブル32および加工工数テーブル33から、保存された段取り工数および加工工数を参照する(ステップS27)。
【0101】
つぎに、工程別見積算出処理部23が、参照することにより得られた、工程データに対応する段取り工数および加工工数に、工程テーブル31の工数単価テーブル34を参照して得られる工数単価を乗じて、その加工工程についての見積を算出し、算出した見積を工程別見積データ記憶部42に保存する(ステップS28)。
【0102】
必要な加工工程についての見積がすべて終了するまで、ステップS23〜ステップS28を繰り返し(ステップS29)、終了したら、全体見積集計処理部24が、工程別見積データ記憶部42に保存されている各加工工程についての見積を集計して、全体の見積を求め、求めた全体の見積を全体見積データ記憶部43に保存する(ステップS30)。
【0103】
そして、見積データ出力処理部25が、全体見積データ記憶部43に保存された各加工工程全体の見積データを、所定の書式に当てはめて見積書Mとして出力する(ステップS31)。
【0104】
以上により、板材製品を作るのに必要なすべての加工工程全体についての見積が、誰にでも簡単かつ正確に求められることとなり、しかも、求めた見積が見積書として出力されるため、求めた見積の利用に便利である。
【0105】
次に、加工工程の具体例について、図4〜図21に示す表示画面を用いて説明する。
【0106】
(1)シャーリング工程
図4(a)はシャーリング工程の工程テーブル表示画面、図4(b)はシャーリング工程の工程データ入力画面を示してある。
【0107】
まず、図4(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、素材の長手寸法と素材の板厚との組み合わせに基づく素材1シート当たりの複数の段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、切板の長手寸法と素材の板厚との組み合わせに基づく切板1枚当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0108】
つぎに、図4(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、スケッチ材か切板作成かを選択する。スケッチ材を選択した場合は、部品情報の部品寸法がX寸法欄、Y寸法欄に自動的に表示される一方、切板作成を選択した場合は、X寸法値、Y寸法値をオペレータがそれぞれ入力する。また、切板枚数を入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0109】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して素材1シート当たりの段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して切板1枚当たりの加工時間を求める。
【0110】
例えば、素材寸法が3*6材(914mm*1829mm)、素材板厚が1.2mmの場合、素材の長手寸法1829mmは、1000mm以上2000mm未満であるので、段取り工数テーブル32の1000mmの列が選択され、また、素材の板厚1.2mmは、1mm以上2mm未満であるので、段取り工数テーブル32の1mmの行が選択される結果、3.8秒/枚が段取り時間dとして選択される。
【0111】
また、例えば、切板寸法が400mm*500mm、素材板厚が1.2mmの場合、切板の長手寸法500mmは、300mm以上600mm未満であるので、加工工数テーブル33の300mmの列が選択され、また、素材の板厚1.2mmは、1mm以上2mm未満であるので、加工工数テーブル33の1mmの行が選択される結果、0.7秒/枚が加工時間kとして選択される。
【0112】
そして、段取り時間dに使用する素材枚数(素材寸法と切板寸法とから求める)を乗じて得られる段取り時間Dと、加工時間kに入力された切板枚数を乗じて得られる加工時間Kとに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、シャーリング工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0113】
(2)NCT(NCタレットパンチプレス)工程
図5(a)はNCT(NCタレットパンチプレス)工程の工程テーブル表示画面、図5(b)はNCT(NCタレットパンチプレス)工程の工程データ入力画面を示してある。
【0114】
まず、図5(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、金型1本当たりの交換時間(分/本)、素材1シート当たりの載せ替え時間(分/枚)および他段取り時間(それ以外の間接作業の時間)(分/ロット)をそれぞれ保存しておく。
【0115】
一方、加工工数テーブル33には、金型1本当たりの割り出し時間、および、1部品のヒット数(ニブリングヒット数は含まず)と部品の表面積との組み合わせに基づく1ヒット当たりの複数の加工時間をそれぞれ保存するほか、追い抜き幅(追い抜き加工する際の追い抜きピッチ)(mm/ヒット)、ニブリングピッチ(ニブリング加工する際のニブリングピッチ)(mm/ヒット)、プレスspm(使用するNCTの毎分ストローク数)、掴み代(NCTのデッドゾーンの幅)、さん幅(部品を板取りする際の部品間の隙間)をそれぞれ保存しておく。
【0116】
また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば120円/分)を保存しておく。
【0117】
つぎに、図5(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、切断長(1部品で追い抜き加工する長さ)、ニブリング長(1部品でニブリング加工する長さ)、穴数(1ヒットで加工できる穴の数)および金型使用数(部品を加工するのに必要な金型の本数)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0118】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0119】
例えば、部品寸法が400mm*500mm、ヒット数が45の場合、1部品のヒット数45は、40以上50未満であるので、加工工数テーブル33の40の列が選択され、また、部品の面積200000mm(400mm*500mm)は、160000mm以上360000mm未満であるので、加工工数テーブル33の160000mmの行が選択される結果、0.55秒/ヒットが加工時間として選択される。
【0120】
そして、▲1▼段取り時間D=素材段取り時間+金型段取り時間+他段取り時間[但し、素材段取り時間=シート載せ替え時間*使用素材枚数(素材寸法と部品(展開)寸法とから、掴み代とさん幅を考慮して縦割り付け、横割り付けを行い、歩留まりの良い方を求める。);金型段取り時間=金型交換時間*金型使用数]と、▲2▼加工時間K=(1部品当たりのヒット数*1ヒット当たりの時間+ニブリング時間)*加工数+(金型割り出し時間*金型使用数*使用素材枚数)[但し、1部品当たりのヒット数=切断長/追い抜き幅+穴数;ニブリング時間=60秒/プレスspm*(ニブリング長/ニブリングピッチ)]とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、NCT(NCタレットパンチプレス)工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0121】
(3)レーザ工程
図6(a)はレーザ工程の工程テーブル表示画面、図6(b)はレーザ工程の工程データ入力画面を示してある。
【0122】
まず、図6(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、素材1シート当たりの載せ替え時間(分/枚)および他段取り時間(それ以外の間接作業の時間)(分/ロット)をそれぞれ保存しておく。
【0123】
一方、加工工数テーブル33には、1回当たりのアプローチ時間(秒/回)、および、素材の材質と素材の板厚との組み合わせに基づく1ピアス当たりの複数の加工時間をそれぞれ保存するほか、アプローチ長(ピアス加工から本加工切断までのアプローチの長さ)(mm/ピアス)、掴み代(レーザのデッドゾーンの幅)、さん幅(部品を板取りする際の部品間の隙間)をそれぞれ保存しておく。
【0124】
また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば300円/分)を保存しておく。
【0125】
つぎに、図6(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、切断長(1部品を加工する切断長)、穴数(穴をあける数)、加工速度(加工する際のレーザの平均加工速度)をそれぞれ入力し、ガス種類(アシストガスの種類)を選択する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0126】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0127】
例えば、材質がSPCC、板厚が1.2mmの場合、加工工数テーブル33の材質SPCCの列が選択され、また、加工工数テーブル33の板厚1.2mmの行が選択される結果、1.6秒/ピアスが加工時間として選択される。
【0128】
そして、▲1▼段取り時間D=素材段取り時間+他段取り時間[但し、素材段取り時間=シート載せ替え時間*使用素材枚数(素材寸法と部品(展開)寸法とから、掴み代とさん幅を考慮して縦割り付け、横割り付けを行い、歩留まりの良い方を求める。)]と、▲2▼加工時間K=(1部品当たりの切断時間*1部品当たりのピアス時間+1部品当たりのアプローチ時間)*加工数[但し、1部品当たりの切断時間=(切断長+アプローチ長*(穴数+1))/加工速度;1部品当たりのピアス時間=ピアス時間*(穴数+1);1部品当たりのアプローチ時間=アプローチ時間*(穴数+1)]とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、レーザ工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*ガス係数*難易度*工数単価/加工数
【0129】
(4)レーザパンチ工程
図7(a)はレーザパンチ工程の工程テーブル表示画面、図7(b)はレーザパンチ工程の工程データ入力画面を示してある。
【0130】
まず、図7(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、素材1シート当たりの載せ替え時間(分/枚)、金型1本当たりの交換時間(分/本)および他段取り時間(それ以外の間接作業の時間)(分/ロット)をそれぞれ保存しておく。
【0131】
一方、加工工数テーブル33には、1回当たりのアプローチ時間(ピアス加工に入るまでの時間)(秒/回)、金型1本当たりの割り出し時間、素材の材質と素材の板厚との組み合わせに基づく1ピアス当たりの複数の加工時間、および、1部品のヒット数(ニブリングヒット数は含まず。)と部品の表面積との組み合わせに基づく1ヒット当たりの複数の加工時間をそれぞれ保存するほか、アプローチ長(ピアス加工から本加工切断までのアプローチの長さ)(mm/ピアス)、追い抜き幅(追い抜き加工する際の追い抜きピッチ)(mm/ヒット)、ニブリングピッチ(ニブリング加工する際のニブリングピッチ)(mm/ヒット)、プレスspm(使用するレーザパンチのプレスの毎分ストローク数)、掴み代(デッドゾーンの幅)、さん幅(部品を板取りする際の部品間の隙間)をそれぞれ保存しておく。
【0132】
また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば300円/分)を保存しておく。
【0133】
つぎに、図7(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、NCT切断長(1部品で追い抜き加工する長さ)、NCTニブリング長(1部品でニブリング加工する長さ)、NCT穴数(1パンチで加工できる穴の数)、NCT金型使用数(部品を加工するのに必要な金型の本数)、レーザ切断長(1部品を加工する切断長)、レーザ穴数(穴をあける数)、レーザ加工速度(加工する際のレーザの平均加工速度)を入力し、レーザガス種類(アシストガスの種類)を選択する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0134】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0135】
そして、▲1▼段取り時間D=素材段取り時間+金型段取り時間+他段取り時間[但し、素材段取り時間=シート載せ替え時間*使用素材枚数(素材寸法と部品(展開)寸法とから、掴み代とさん幅を考慮して縦割り付け、横割り付けを行い、歩留まりの良い方を求める。);金型段取り時間=金型交換時間*金型使用数]と、▲2▼加工時間K=(1部品当たりの切断時間*1部品当たりのピアス時間+1部品当たりのアプローチ時間+1部品当たりのパンチ数*1ヒット当たりの時間+ニブリング時間)*加工数+(金型割り出し時間*金型使用数*使用素材枚数)[但し、1部品当たりの切断時間=(切断長+アプローチ長*(穴数+1))/加工速度;1部品当たりのピアス時間=ピアス時間*(穴数+1);1部品当たりのアプローチ時間=アプローチ時間*(穴数+1);1部品当たりのヒット数=(切断長/追い抜き幅)+穴数;ニブリング時間=60秒/プレスspm*(ニブリング長/テーブルのニブリングピッチ)]とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、レーザパンチ工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*ガス係数*難易度*工数単価/加工数
【0136】
(5)プレス工程
図8(a)はプレス工程の工程テーブル表示画面、図8(b)はプレス工程の工程データ入力画面を示してある。
【0137】
まず、図8(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、加工に用いるトン数に基づく1ロット当たりの複数の段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、加工に用いるトン数に基づく1部品当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0138】
つぎに、図8(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、トン数(プレスのトン数)を入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0139】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0140】
例えば、トン数が35トンの場合、このトン数35トンは、30トン以上40トン未満であるので、段取り工数テーブル32の30トンの列が選択される結果、25分/ロットが段取り時間として選択される。
【0141】
また、例えば、トン数が35トンの場合、このトン数35トンは、30トン以上40トン未満であるので、加工工数テーブル33の30トンの列が選択される結果、0.17分/部品が加工時間として選択される。
【0142】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=加工時間*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、プレス工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0143】
(6)セットプレス工程
図9(a)はセットプレス工程の工程テーブル表示画面、図9(b)はセットプレス工程の工程データ入力画面を示してある。
【0144】
まず、図9(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、加工に用いる形状(金型)種類に基づく1ロット当たりの複数の段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、部品の長手寸法に基づく1回当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0145】
つぎに、図9(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、形状種類(バーリング、タッピング、エンボス等、1部品に加工する形状の種類)、加工数(1部品に加工する箇所数)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0146】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0147】
例えば、形状(金型)が3の場合、段取り工数テーブルの3の列が選択される結果、17分/ロットが段取り時間として選択される。
【0148】
また、例えば、製品(部品)の長手寸法が350mmの場合、この長手寸法350mmは、300mm以上400mm未満であるので、加工工数テーブル33の300mmの列が選択される結果、0.08分/回が加工時間として選択される。
【0149】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=加工時間*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、セットプレス工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0150】
(7)ベンダ工程
図10(a)はベンダ工程の工程テーブル表示画面、図10(b)はベンダ工程の工程データ入力画面を示してある。
【0151】
まず、図10(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、金型使用数に基づく1ロット当たりの複数の段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、部品の長手寸法に基づく1曲げ当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0152】
つぎに、図10(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、金型使用数(加工に必要な金型の本数)、曲げ数(曲げ回数)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0153】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0154】
例えば、金型使用本数が3の場合、段取り工数テーブルの3の列が選択される結果、26.7分/ロットが段取り時間として選択される。
【0155】
また、例えば、製品(部品)の長手寸法が350mmの場合、この長手寸法350mmは、300mm以上400mm未満であるので、加工工数テーブル33の300mmの列が選択される結果、0.13分/曲げが加工時間として選択される。
【0156】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=加工時間*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、ベンダ工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0157】
(8)ミクロジョイント外し工程
図11(a)はミクロジョイント外し工程の工程テーブル表示画面、図11(b)はミクロジョイント外し工程の工程データ入力画面を示してある。
【0158】
まず、図11(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、ミクロジョイント外しに要する1ロット当たりの段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、ミクロジョイント外しに要する1シート当たりの加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0159】
つぎに、図11(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、難易度係数を入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0160】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0161】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=加工時間*シート数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、ミクロジョイント外し工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0162】
(9)コーナシャー工程
図12(a)はコーナシャー工程の工程テーブル表示画面、図12(b)はコーナシャー工程の工程データ入力画面を示してある。
【0163】
まず、図12(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、加工に用いる形状種類に基づく1ロット当たりの段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、部品の長手寸法に基づく1カット当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0164】
つぎに、図12(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、形状種類(切り欠き、Vノッチ等、1部品に加工する形状の種類)、加工数(1部品に加工する箇所数)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0165】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0166】
例えば、製品(部品)の長手寸法が350mmの場合、この長手寸法350mmは、300mm以上400mm未満であるので、加工工数テーブル33の300mmの列が選択される結果、0.08分/カットが加工時間として選択される。
【0167】
そして、段取り時間D=1形状当たりの段取り時間*形状種類と、加工時間K=加工時間*加工数(箇所)*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、コーナシャー工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0168】
(10)タッピング工程
図13(a)はタッピング工程の工程テーブル表示画面、図13(b)はタッピング工程の工程データ入力画面を示してある。
【0169】
まず、図13(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、加工に用いるタップの種類に基づく1ロット当たりの複数の段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、部品の長手寸法に基づく1タップ当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0170】
つぎに、図13(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、タップ種類(M3、M4等、1部品に加工するタップの種類)、加工数(1部品に加工する箇所数)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0171】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0172】
例えば、タップの種類がM3、M4の2種類の場合、段取り工数テーブルの2の列が選択される結果、10.6分/ロットが段取り時間として選択される。
【0173】
また、例えば、製品(部品)の長手寸法が350mmの場合、この長手寸法350mmは、300mm以上400mm未満であるので、加工工数テーブル33の300mmの列が選択される結果、0.23分/タップが加工時間として選択される。
【0174】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=加工時間*タップ数*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、タッピング工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0175】
(11)バリ取り工程
図14(a)はバリ取り工程の工程テーブル表示画面、図14(b)はバリ取り工程の工程データ入力画面を示してある。
【0176】
まず、図14(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、バリ取りに要する1ロット当たりの段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、所定バリ取り長さ当たり(長さ500mm当たり)又は1穴当たりのバリ取りに要する加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0177】
つぎに、図14(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、バリ取り長さ(面バリ取りする際のバリ取り長さ)、穴バリ取り(バリ取りする穴の箇所数)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0178】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0179】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=(面バリ取り加工時間+穴バリ取り加工時間)*加工数[但し、面バリ取り加工時間=加工時間*面バリ取り長さ;穴バリ取り加工時間=加工時間*穴バリ取り箇所]とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、バリ取り工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0180】
(12)皿モミ工程
図15(a)は皿モミ工程の工程テーブル表示画面、図15(b)は皿モミ工程の工程データ入力画面を示してある。
【0181】
まず、図15(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、皿モミに要する段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、皿モミの個数と部品の長手寸法との組み合わせに基づく1部品の皿モミ個数当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0182】
つぎに、図15(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、上穴皿モミの穴数(上穴皿モミの穴の個数)、上穴皿モミの穴径(上穴皿モミの穴の直径)、下穴皿モミの穴数(下穴皿モミの穴の個数)、下穴皿モミの穴径(下穴皿モミの穴の直径)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0183】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0184】
例えば、製品(部品)の長手寸法が350mm、皿モミ個数が3個の場合、この長手寸法350mmは、0mm以上500mm未満であるので、加工工数テーブル33の0mmの列が選択される結果、0.22分が加工時間として選択される。
【0185】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=加工時間*(上穴数+下穴数)*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、皿モミ工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0186】
(13)カシメ工程
図16(a)はカシメ工程の工程テーブル表示画面、図16(b)はカシメ工程の工程データ入力画面を示してある。
【0187】
まず、図16(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、カシメに要する段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、カシメの回数に基づく1部品のカシメ回数当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3000円/時間)を保存しておく。
【0188】
つぎに、図16(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、カシメ数(カシメをする箇所数)を入力し、カシメ後に仕上げをする場合は、仕上げを選択する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0189】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0190】
例えば、カシメ回数が3の場合、加工工数テーブル33のカシメだけのテーブルから0.8分が加工時間として選択され、また、仕上げがある場合は、加工工数テーブル33のカシメ後仕上げのテーブルから0.85分が加工時間として選択される。
【0191】
そして、段取り時間D=カシメ段取り時間+カシメ後仕上げ段取り時間と、加工時間K=(カシメ加工時間+カシメ後仕上げ加工時間)*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、カシメ工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0192】
(14)ケガキ・ポンチ工程
図17(a)はケガキ・ポンチ工程の工程テーブル表示画面、図17(b)はケガキ・ポンチ工程の工程データ入力画面を示してある。
【0193】
まず、図17(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、ケガキに要する段取り時間又はポンチに要する段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、ケガキ長さに基づくケガキ1本当たりの複数の加工時間、又は、部品の長手寸法に基づく1ポンチ当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0194】
つぎに、図17(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、穴位置決め用ケガキ箇所(穴加工する際の位置決め用ケガキの箇所数)、シャー・溶断用ケガキ箇所(シャーリング加工、溶断加工する際のケガキの箇所数)、シャー・溶断用ケガキ長さ(シャーリング加工、溶断加工する際のケガキの長さ)、ポンチ箇所(ドリル加工する際の位置決め用ポンチの箇所数)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0195】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0196】
Figure 0004587504
本当たりの加工時間については、ケガキ長さ(1本当たりの平均ケガキ長さ)で加工工数テーブル33を参照して算出する。
【0197】
例えば、ケガキ長さが80mmの場合、このケガキ長さ80mmは、50mm以上100mm未満であるので、加工工数テーブル33のケガキテーブルの50mmの列が選択される結果、0.20分/本が加工時間として選択される。
【0198】
また、ポンチの加工時間については、部品の長手寸法で加工工数テーブル33を参照し、ポンチ1箇所当たりの加工時間を算出する。
【0199】
例えば、長手寸法が350mmの場合、この長手寸法350mmは、300mm以上400mm未満であるので、加工工数テーブル33のポンチテーブルの300mmの列が選択される結果、0.17分/ポンチが加工時間として選択される。
【0200】
そして、段取り時間D=ケガキ段取り時間+ポンチ段取り時間と、加工時間K=ケガキ加工時間+ポンチ加工時間[但し、ケガキ加工時間=ケガキ1本当たりの加工時間*ケガキ本数*加工数;ポンチ加工時間=1ポンチ時間*ポンチ箇所*加工数]とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、ケガキ・ポンチ工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0201】
(15)溶断工程
図18(a)は溶断工程の工程テーブル表示画面、図18(b)は溶断工程の工程データ入力画面を示してある。
【0202】
まず、図18(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、部品の最大寸法に基づく1部品当たりの複数の段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、部品の板厚に基づく所定溶断長さ当たり(ガス溶断100mm当たり)の複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0203】
つぎに、図18(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、溶断長さ、最大寸法(部品を立体形状にしたときのXYZのうちの最大寸法)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0204】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0205】
例えば、製品(部品)の長手寸法が350mmの場合、この長手寸法350mmは、300mm以上400mm未満であるので、段取り工数テーブル32の300mmの列が選択される結果、1.0分/部品が段取り時間として選択される。
【0206】
また、例えば、板厚が1.2mmの場合、この板厚1.2mmは、1mm以上2mm未満であるので、加工工数テーブル33の1mmの列が選択される結果、0.3分/回が加工時間として選択される。
【0207】
そして、段取り時間D=1部品当たりの段取り時間*加工数と、加工時間K=(1部品の切断長/100mm)*100mm当たりの加工時間*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、溶断工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0208】
(16)アーク溶接工程
図19(a)はアーク溶接工程の工程テーブル表示画面、図19(b)はアーク溶接工程の工程データ入力画面を示してある。
【0209】
まず、図19(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、部品の最大寸法と構成部品数との組み合わせに基づく1ロット当たりの複数の段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、部品の最大寸法と素材の板厚との組み合わせに基づく所定溶接長さ当たり(溶接100mm当たり)の複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3500円/時間)を保存しておく。
【0210】
つぎに、図19(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、構成部品数(溶接する部品数)、溶接長さ(1部品当たりの溶接長さ)、最大寸法(部品を立体形状にしたときのXYZのうちの最大寸法)をそれぞれ入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0211】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0212】
例えば、部品最大寸法が350mm、構成部品数が3の場合、この部品最大寸法350mmは、300mm以上400mm未満であるので、段取り工数テーブル32の300mmの列が選択され、また、構成部品数3は、2個以上4個未満であるので、段取り工数テーブル32の2個の行が選択される結果、32分/ロットが段取り時間として選択される。
【0213】
また、例えば、部品最大寸法が350mm、素材板厚が1.2mmの場合、この部品最大寸法350mmは、300mm以上400mm未満であるので、加工工数テーブル33の300mmの列が選択され、また、素材の板厚1.2mmは、1mm以上2mm未満であるので、加工工数テーブル33の1mmの行が選択される結果、1.57分/100mmが加工時間として選択される。
【0214】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=溶接長さ/100mm*加工時間*加工枚数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、アーク溶接工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0215】
(17)スポット溶接工程
図20(a)はスポット溶接工程の工程テーブル表示画面、図20(b)はスポット溶接工程の工程データ入力画面を示してある。
【0216】
まず、図20(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、部品の最大寸法と構成部品数との組み合わせに基づく1ロット当たりの複数の段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、部品の最大寸法とスポット数との組み合わせに基づく溶接1スポット当たりの複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3000円/時間)を保存しておく。
【0217】
つぎに、図20(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、構成部品数(溶接する部品数)、スポット数(1部品のスポット数)、最大寸法(部品を立体形状にしたときのXYZのうちの最大寸法)をそれぞれ入力する。
なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0218】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0219】
例えば、部品最大寸法が350mm、構成部品数が3の場合、この部品最大寸法350mmは、300mm以上600mm未満であるので、段取り工数テーブル32の300mmの列が選択され、また、構成部品数3は、2個以上4個未満であるので、段取り工数テーブル32の2個の行が選択される結果、23分/ロットが段取り時間として選択される。
【0220】
また、例えば、部品最大寸法が350mm、スポット数が3箇所の場合、この部品最大寸法350mmは、300mm以上600mm未満であるので、加工工数テーブル33の300mmの列が選択され、また、スポット数3箇所は、2箇所以上4箇所未満であるので、加工工数テーブル33の2箇所の行が選択される結果、0.43分/スポットが加工時間として選択される。
【0221】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=スポット数*1スポット当たりの加工時間*加工枚数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、スポット溶接工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0222】
(18)溶接仕上げ工程
図21(a)は溶接仕上げ工程の工程テーブル表示画面、図21(b)は溶接仕上げ工程の工程データ入力画面を示してある。
【0223】
まず、図21(a)に示すように、段取り工数テーブル32には、溶接仕上げに要する1ロット当たりの段取り時間を保存する一方、加工工数テーブル33には、素材の板厚に基づく所定仕上げ長さ当たり(仕上げ100mm当たり)の複数の加工時間を保存しておき、また、工数単価テーブル34には、適宜の単価数値(例えば3000円/時間)を保存しておく。
【0224】
つぎに、図21(b)に示すように、オペレータが入力装置50を操作して、仕上げ長さ(溶接後の仕上げをする長さ)を入力する。なお、通常の加工より難しい場合は、難易度係数を1より大きい数値にすることで指示する。
【0225】
以上の入力指示が終了すると、工程テーブル参照処理部22が、段取り工数テーブル32を参照して段取り時間を求めるとともに、加工工数テーブル33を参照して加工時間を求める。
【0226】
例えば、素材の板厚が2mmの場合、加工工数テーブル33の板厚2mmの行が選択される結果、0.74分/カットが加工時間として選択される。
【0227】
そして、段取り時間Dと、加工時間K=仕上げ長さ/100mm*溶接仕上げ加工時間*加工数とに基づいて、工程別見積算出処理部23が、次式によって、溶接仕上げ工程の見積を算出することとなる。
加工単価=(段取り時間D+加工時間K)*難易度*工数単価/加工数
【0228】
図22は、上記のような板材製品の見積を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例としてCD−ROM2を示したものであり、CD−ROM2に格納された板材製品の見積を実行させるためのプログラムは、CD−ROMドライブ3にセットされて所定の読み出し動作が行われることで、コンピュータシステム(板材製品の見積装置1)にインストールされるものである。
【0229】
CD−ROM2に記録されたプログラムは、複数種類の加工工程で作られる板材製品の見積を実行させるものであって、前記各加工工程ごとに必要な段取り工数をそれぞれ保存する処理と、前記各加工工程ごとに必要な加工工数をそれぞれ保存する処理と、前記各加工工程についてそれぞれ入力される所定の加工条件に応じて、前記保存された段取り工数および加工工数を当該各加工工程ごとにそれぞれ参照する処理と、参照して得られた前記各加工工程についての段取り工数および加工工数に、当該各加工工程ごとの所定の工数単価を乗じて、当該各加工工程についての見積をそれぞれ算出する処理と、前記各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求める処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0230】
このようなプログラムを記録する記録媒体は、CD−ROM2に限定するものでなく、例えば、各種のディスクメモリ、半導体メモリその他適宜のものを使用することが可能である。
【0231】
なお、上記の実施の形態では、取り扱う加工工程として、シャーリング工程、NCT(NCタレットパンチプレス)工程、レーザ工程、レーザパンチ工程、プレス工程、セットプレス工程、ベンダ工程、ミクロジョイント外し工程、コーナシャー工程、タッピング工程、バリ取り工程、皿モミ工程、カシメ工程、ケガキ・ポンチ工程、溶断工程、アーク溶接工程、スポット溶接工程および溶接仕上げ工程の18種類を例に挙げたが、これに限定するものでなく、その他任意の加工工程を取り扱うことが可能である。
【0232】
【発明の効果】
この発明は以上のように、単一の加工工程で作られる板材製品の場合、加工工程に必要な段取り工数と加工工数とを保存しておき、入力される所定の加工条件に応じて、前記保存された段取り工数および加工工数を参照し、参照して得られた段取り工数および加工工数に、所定の工数単価を乗じて見積を算出するように構成したので、また、複数種類の加工工程で作られる板材製品の場合、同様にして算出した各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求めるように構成したので、いずれの場合も、板材加工一連の工程を熟知した熟練者に頼らなくても、誰でも簡単かつ迅速に、しかも正確に板材製品の見積を行うことができ、そのため、少数の限られた熟練者は、その熟練の加工技術を実際の加工作業に生かしたり、後進の指導に当てたりすることができ、また、1人1人の経験に基づく見積のばらつきが生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】板材製品の見積装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のものの動作を示すフローチャート(1/2)である。
【図3】図1のものの動作を示すフローチャート(2/2)である。
【図4】シャーリング工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図5】NCT(NCタレットパンチプレス)工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図6】レーザ工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図7】レーザパンチ工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図8】プレス工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図9】セットプレス工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図10】ベンダ工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図11】ミクロジョイント外し工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図12】コーナシャー工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図13】タッピング工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図14】バリ取り工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図15】皿モミ工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図16】カシメ工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図17】ケガキ・ポンチ工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図18】溶断工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図19】アーク溶接工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図20】スポット溶接工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図21】溶接仕上げ工程の(a)工程テーブル表示画面および(b)工程データ入力画面を示す説明図である。
【図22】板材製品の見積を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 板材製品の見積装置
2 CD−ROM
3 CD−ROMドライブ
10 処理装置(CPU)
11 描画処理部
12 段取り工数設定処理部
13 加工工数設定処理部
14 工数単価設定処理部
21 工程データ入力処理部
22 工程テーブル参照処理部
23 工程別見積算出処理部
24 全体見積集計処理部
25 見積データ出力処理部
30 記憶装置
31 工程テーブル
32 段取り工数テーブル
33 加工工数テーブル
34 工数単価テーブル
41 工程データ記憶部
42 工程別見積データ記憶部
43 全体見積データ記憶部
50 入力装置
60 表示装置

Claims (6)

  1. 加工工程で作られる板材製品の見積装置において、
    加工工程一覧の中から段取り工数を設定する加工工程を選択し、当該選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該段取り工数の単位データを入力し、当該段取り工数の単位データを設定する段取り工数設定処理部と、
    選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該加工工数の単位データを入力し、当該加工工数の単位データを設定する加工工数設定処理部と、
    選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で工数単価の数値を入力し、当該工数単価を設定する工数単価設定処理部とを備えるものであり、
    前記板材製品の見積装置は更に、
    加工工程一覧の中から見積をする加工工程を選択すると、選択された加工工程の工程データ入力画面が表示装置に表示され、当該工程データ入力画面が前記表示装置に表示されている状態で、入力手段から加工条件が入力され、
    当該加工条件のデータを検索キーとして段取り工数テーブル内に準備された段取り時間、加工時間及び工数単価データ各々を工程テーブル参照処理部が段取り工数テーブルや加工工数テーブルから呼び出し、呼び出された段取り時間、加工時間及び工数単価を使って、工程別見積算出処理部が、(段取り時間D+加工時間K)×難易度×工数単価/加工数の関数式で1つの工程の加工単価を算出し見積を求め、全体見積集計処理部が各加工工程についての見積が終了したとき、保存されている各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求めることを特徴とする板材製品の見積装置。
  2. 前記加工工程には、シャーリング工程、NCタレットパンチプレス工程、レーザ工程、レーザパンチ工程、プレス工程、セットプレス工程、ベンダ工程、ミクロジョイント外し工程、コーナシャー工程、タッピング工程、バリ取り工程、皿モミ工程、カシメ工程、ケガキ・ポンチ工程、溶断工程、アーク溶接工程、スポット溶接工程または溶接仕上げ工程のうち、いずれか1種類が含まれることを特徴とする請求項1記載の板材製品の見積装置。
  3. 前記板材製品の見積装置は記憶装置を備え、当該記憶装置には段取り工数の数値、加工工数の数値、工数単価の数値が、基本値としてそれぞれあらかじめ保存されていて、実測した実段取り工数、実測した実加工工数、実段取り及び実加工工数に応じた実工数単価に基づいて、その基本値がそれぞれ修正されることで、種々の加工工程に必要な段取り工数、加工工数、工数単価のテーブル値がそれぞれ更新され保存されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の板材製品の見積装置。
  4. 前記基本値が用意されていない場合は、実測値に基づく種々の加工工程に必要な段取り工数、加工工数、工数単価のテーブル値である実測値データを、それぞれ修正可能に前記記憶装置に保存することを特徴とする請求項3記載の板材製品の見積装置。
  5. 加工工程で作られる板材製品の見積方法において、
    加工工程一覧の中から段取り工数を設定する加工工程を選択し、当該選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該段取り工数の単位データを入力し、当該段取り工数の単位データを設定する段取り工数設定処理工程と、
    選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該加工工数の単位データを入力し、当該加工工数の単位データを設定する加工工数設定処理工程と、
    選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で工数単価の数値を入力し、当該工数単価を設定する工数単価設定処理工程とを含むものであり、
    前記板材製品の見積方法は更に、
    加工工程一覧の中から見積をする加工工程を選択すると、選択された加工工程の工程データ入力画面が表示装置に表示され、当該工程データ入力画面が前記表示装置に表示されている状態で、入力手段から加工条件が入力され、
    当該加工条件のデータを検索キーとして段取り工数テーブル内に準備された段取り時間、加工時間及び工数単価データ各々を工程テーブル参照処理部が段取り工数テーブルや加工工数テーブルから呼び出し、呼び出された段取り時間、加工時間及び工数単価を使って、工程別見積算出処理部が、(段取り時間D+加工時間K)×難易度×工数単価/加工数の関数式で1つの工程の加工単価を算出し見積を求め、全体見積集計処理部が各加工工程についての見積が終了したとき、保存されている各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求めることを特徴とする板材製品の見積方法。
  6. 加工工程で作られる板材製品の見積を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    加工工程一覧の中から段取り工数を設定する加工工程を選択し、当該選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該段取り工数の単位データを入力し、当該段取り工数の単位データを設定する段取り工数設定処理と、
    選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で当該加工工数の単位データを入力し、当該加工工数の単位データを設定する加工工数設定処理と、
    選択された加工工程が表示装置に表示されている状態で工数単価の数値を入力し、当該工数単価を設定する工数単価設定処理とをコンピュータに実行させ、さらに、
    加工工程一覧の中から見積をする加工工程を選択すると、選択された加工工程の工程データ入力画面が表示装置に表示され、当該工程データ入力画面が前記表示装置に表示されている状態で、入力手段から加工条件が入力され、
    当該加工条件のデータを検索キーとして段取り工数テーブル内に準備された段取り時間、加工時間及び工数単価データ各々を工程テーブル参照処理部が段取り工数テーブルや加工工数テーブルから呼び出し、呼び出された段取り時間、加工時間及び工数単価を使って、工程別見積算出処理部が、(段取り時間D+加工時間K)×難易度×工数単価/加工数の関数式で1つの工程の加工単価を算出し見積を求め、全体見積集計処理部が各加工工程についての見積が終了したとき、保存されている各加工工程についての見積を集計して全体の見積を求めることをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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