JP4587393B2 - 遮音フエンス - Google Patents

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Description

この発明は、遮音フエンスに関する。
高速道路や鉄道など騒音を発生する交通機関の走行路に沿って、遮音フエンスがしばしば設置され、所定の遮音効果を発揮している。
従来の遮音フエンスにおけるフエンス体は、箱状の本体の中に吸音体を詰め込み、多孔板で蓋をした構造のものが一般的であった。
しかし、上記した従来遮音フエンスのフエンス体は、コストが高い上、グラスウールなどの吸音体が詰め込まれているだけであるため、吸音効果が十分ではなかった。また、吸音体の厚みや材質、構造などを変えるのが難しく、騒音の状況に応じた対応ができにくい問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遮音フエンスは、フエンス本体と、該フエンス本体の縁部に設けられ、フエンス本体を保持する胴縁と、を備えた遮音フエンスにおいて、前記フエンス本体が;一面側に位置する板状体と、該板状体に貼着された吸音体と、他面側に位置する板状体と、該板状体に貼着され、前記吸音体に対向して位置する吸音体と、前記吸音体と吸音体との間に隙間を形成するスぺーサと、を有し、前記胴縁が;前記2つの板状体を前記隙間を保持しつつ一体的に締結保持し、前記板状体と吸音体の端部を覆い、断面が開口を残すように非閉ループ状に曲げられた環状部と、該環状部に設けられ、前記板状体と接触するフエンス受け部と、前記環状部の開口を通って前記環状部の内面に前記フエンス受け部方向にスライド可能に係合し、前記フエンス受け部との間に前記板状体と吸音体とを一体的に挟んで締結可能とする押さえプレートと、を有することを特徴とする。
以上の構成においては、2つの板状体に貼着された吸音体の間にスペーサが設けられて、そこに隙間が形成される。この隙間により一方の吸音体から他方の吸音体への音の伝播が遮断され、大きな遮音効果が得られる。
板状体としては、鉄板などを使用可能である。また吸音体としてはスポンジなどを用いることが可能である。スペーサとしては種々のものが可能であるが、例えば、吸音体を同士を接着する両面テープなどであっても良い。

また上記胴縁の構成により、板状体と吸音体の厚さや隙間の大きさを変更可能であり、吸音体の量や質、板状体の材質など適宜選択可能である。しかも、胴縁により上端部を覆われるため、雨などの水分がフエンス体の内部に進入することがない。また胴縁はスライド可能な押さえプレートを有しており、フエンス体の厚さ変化にも容易に対応でき、敷設現場において、板状体と吸音体を組み合わせ、これらを胴縁で締結して一体のフエンス体に構成する作業が容易に行える効果がある。
本発明の遮音フエンスによれば、吸音体と吸音体の間に形成される隙間により遮音効果が向上する。また該隙間を種々の条件に応じて最大とすることが可能であり、大きな遮音効果を得ることができる。更に吸音体などを状況に応じて適宜の材質や厚さとすることが可能であり、遮音性能を最適なものとすることができる。また、板状体、吸音体として任意のものを使用できるから、通常使用される材料を転用することが容易であり、コスト低減を図ることが可能である。またフエンス体の厚さに対応でき、しかも防水性の優れた胴縁を使用することにより、容易に且つ確実な施工を行える等の効果がある。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図3に示すように、このフエンスは、フエンス本体50の上下端に胴縁1、1が装着されている構成になっている。
図1において、フエンス本体50は第1パネル51と第2パネル52の2枚のパネルから構成され、第1パネル51と第2パネル52の間にはスペーサ6が介装されて、所定の隙間7が形成されている。
第1パネル51と第2パネル52はそれぞれ板状体4と吸音体5とから構成されている。吸音体5は板状体4に貼着されている。このような構成のものは断熱屋根材として市販されており、この市販のものを第1パネル51又は第2パネル52として用いることができる。
該吸音体5、5は互いに対向して設置され、該吸音体5、5間にスペーサ6が設けられ、所定の間隔の隙間7が形成されるようになっている。スペーサ6としては種々のものが使用可能であるが、この実施形態では両面テープを用いており、吸音体5、5を係止すると共に、その厚み分だけのスペーサ6を形成するようになっている。
一般的にスペーサ6を厚くして隙間7を大きくするほうが遮音効果が高まるが、フエンス本体50全体の厚さが大きくなるため、他の事情を勘案して隙間7の厚さを決定する。
上記フエンス本体50の構造においては、外部の音は板状体4で反射され、更に吸音体5により吸収される。また隙間7が形成されているため、音の伝播が減少する。即ち第1パネル51又は第2パネル52からの音による振動により隙間7の空気層の厚みが変動し、空気が流動する。これにより振動エネルギが熱エネルギに変換し、音の振動が他方のパネルに伝わりにくくなり、遮音効果が発揮される。
また隙間7は吸音体5と吸音体5の間に形成されており、吸音体5の表面は完全な平面ではないから、吸音体5、5の表面は完全な平行面とはならず、共振しにくくなる。この点においても遮音効果が発揮される。
更に、第1パネル51と第2パネル52の固有振動数を異なるものとすることが望ましく、これにより共振を防止でき、遮音効果を十分に発揮できる。
なお吸音体5には種々のものが採用可能であり、例えば波形に形成したスポンジ状のものや、穴あきスポンジなどを採用可能である。その他に吸音性の高い種々の材質や形態のものを採用可能である。
上記した第1パネル51と第2パネル52とスペーサ6とは、施工現場にて組み合わされ、その上下端を胴縁1、1により締結されてフエンス本体50を形成するようになっている。
該胴縁1は本体である環状部2と押さえプレート3とから構成されている。
環状部2は図2に示すように断面ほぼ角形状であり、フエンス本体50に接触し、胴縁1の後面を形成する受け部10と受け部10からほぼ直角に曲げられて、胴縁1の上面を形成する天井部11と、更に天井部11から下方にほぼ直角に曲げられて胴縁1の前面を形成する前面部12と、前面部12から更にほぼ直角に曲げられて胴縁1の底部を構成する底部13とを有する。
前面部12は受け部10より短く、底部13は受け部10の上下方向中間部に向けて前面部12から曲げられている。底部13は受け部10に接触することなく、受け部10との間に開口14を設け、環状部2を非閉ループとしている。
押さえプレート3は断面L字状をなしており、係合部30が底部13の内面と接触し、係合するようなっている。係合部30とほぼ直角をなして曲げられた押さえ部31はフエンス本体50に接触して、受け部10との間にフエンス本体50を挟み込むようになっている。
係合部30は固定されておらず、底部13に接触するだけであるから、フエンス本体50方向にスライド可能であり、フエンス本体50の厚みに応じてフエンス本体50に密着できるように構成されている。
受け部10と押さえ部31の適宜位置にはボルト孔が設けられており、ボルト・ナット55によりフエンス本体50を締結するように構成されている。
以上の構成において、胴縁1は環状部2により所定の強度を維持する。そして、押さえプレート3をフエンス本体50の厚さに応じてスライドさせ、受け部10との間にフエンス本体50を挟みフエンス本体50を確実に締結する。
また、押さえプレート3は底部13において、環状部2に係合するから、上方向に向かう力に対して胴縁1の強度を高めることができる。また開口14を完全に塞ぐことができるから、雨水などの浸入も抑制できる効果がある。
なお、胴縁1と支柱との結合は、支柱に適宜のブラケットを設け、該ブラケットを押さえプレート3とフエンス本体50との間に挟み、ボルト・ナット55により締結することにより行うようになっている。
以上の構成によれば、第1パネル51と第2パネル52とスペーサ6を現場において組み合わせることにより、状況に応じた遮音効果の高いフエンス本体50を得ることができる。例えば、スペーサ6の厚みを変更することにより、隙間7の厚さを変更し、諸条件を満たし且つ最大の遮音効果を発揮できる厚さとすることが可能である。また第1パネル51や第2パネル52の材質や量などを適宜選択することも可能である。そして、胴縁1により、種々の厚みのフエンス本体50に対応でき、現場にて押さえプレート3により押さえてボルト・ナット55で締結するだけで良いため、施工も簡単である。
本発明の一実施形態を示す概略側面図。 本発明の一実施形態を示す部分拡大側面図。 本発明の一実施形態を示す概略斜視図。
符号の説明
1:胴縁、2:環状部、3:押さえプレート、4:板状体、5:吸音体、6:スペーサ、7:隙間、10:受け部、11:天井部、12:前面部、13:底部、14:開口、30:係合部、31:押さえ部、50:フエンス本体、51:第1パネル、52:第2パネル、55:ボルト・ナット。

Claims (1)

  1. フエンス本体と、該フエンス本体の縁部に設けられ、フエンス本体を保持する胴縁と、を備えた遮音フエンスにおいて、
    前記フエンス本体が;
    一面側に位置する板状体と、
    該板状体に貼着された吸音体と、
    他面側に位置する板状体と、
    該板状体に貼着され、前記吸音体に対向して位置する吸音体と、
    前記吸音体と吸音体との間に隙間を形成するスぺーサと、を有し、
    前記胴縁が;
    前記2つの板状体を前記隙間を保持しつつ一体的に締結保持し、
    前記板状体と吸音体の端部を覆い、断面が開口を残すように非閉ループ状に曲げられた環状部と、
    該環状部に設けられ、前記板状体と接触するフエンス受け部と、
    前記環状部の開口を通って前記環状部の内面に前記フエンス受け部方向にスライド可能に係合し、前記フエンス受け部との間に前記板状体と吸音体とを一体的に挟んで締結可能とする押さえプレートと、を有する、
    ことを特徴とする遮音フエンス。
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