JP7423112B1 - サンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法 - Google Patents

サンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法 Download PDF

Info

Publication number
JP7423112B1
JP7423112B1 JP2023137080A JP2023137080A JP7423112B1 JP 7423112 B1 JP7423112 B1 JP 7423112B1 JP 2023137080 A JP2023137080 A JP 2023137080A JP 2023137080 A JP2023137080 A JP 2023137080A JP 7423112 B1 JP7423112 B1 JP 7423112B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sandwich panel
support member
fitting
fixed
sandwich
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023137080A
Other languages
English (en)
Inventor
弘敬 山道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomten
Original Assignee
Tomten
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomten filed Critical Tomten
Priority to JP2023137080A priority Critical patent/JP7423112B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7423112B1 publication Critical patent/JP7423112B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】気密性及び断熱性を確保しつつ被覆材の取付強度を向上する。【解決手段】サンドイッチパネルのマスクシステム1は、断熱材9を金属板11で挟んでパネル状に構成され、一方の端部に凸部13及び他方の端部に凹部15を備えたサンドイッチパネル3と、隣接する一方のサンドイッチパネル3の凸部13と他方のサンドイッチパネル3の凹部15とが嵌合する嵌合部17に配置された支持部材5と、支持部材5に固定され、サンドイッチパネル3の外側を覆う被覆材7と、を有し、支持部材5は、嵌合部17の内部に固定される固定部5aと、嵌合部17の外側に突出し、被覆材7が取り付けられる取付部5bと、固定部5aと取付部5bの間に位置し、嵌合部17において一方のサンドイッチパネル3の端面3aと他方のサンドイッチパネル3の端面3bに挟まれて支持される挟持部5cと、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、建物の屋根や外壁等に利用可能なサンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法に関する。
断熱材を金属板で挟んで被覆したサンドイッチパネルは、高い断熱性及び気密性を有すると共に、施工上の取り扱いが便利であることから、建物の外装材として利用する場合に様々なメリットがある。しかしながら、サンドイッチパネルの断熱材の種類によっては防火認証や不燃認証などの規制をクリアすることが難しく、建物の外装材として使用することが困難な場合がある。
そこで、サンドイッチパネルの外側に、防火認証のある材料で構成された被覆材を設置した構造が提案されている。例えば特許文献1には、屋根材をサンドイッチパネルの外側に固定した屋根構造が記載されている。屋根材は、第一固定具によりサンドイッチパネルを貫通して支持部材に固定されるか、第二固定具によりサンドイッチパネルに固定される。
特開2016-211242号公報
被覆材は風雨にさらされるため取付強度を確保する必要があるが、上記従来技術では取付強度が十分でないという課題がある。
本発明の目的は、気密性及び断熱性を確保しつつ被覆材の取付強度を向上することができるサンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、建物の外装材に使用されるサンドイッチパネルのマスクシステムであって、断熱材を金属板で挟んでパネル状に構成され、一方の端部に凸部及び他方の端部に凹部を備えたサンドイッチパネルと、隣接する一方の前記サンドイッチパネルの前記凸部と他方の前記サンドイッチパネルの前記凹部とが嵌合する嵌合部に配置された支持部材と、前記支持部材に固定され、前記サンドイッチパネルの外側を覆う被覆材と、を有し、前記支持部材は、前記嵌合部の内部に固定される固定部と、前記嵌合部の外側に突出し、前記被覆材が取り付けられる取付部と、前記固定部と前記取付部の間に位置し、前記嵌合部において前記一方の前記サンドイッチパネルの端面と前記他方の前記サンドイッチパネルの端面に挟まれて支持される挟持部と、を有する。
本発明のサンドイッチパネルのマスクシステムでは、断熱材を金属板で挟んでパネル状に構成され、一方の端部に凸部及び他方の端部に凹部を備えたサンドイッチパネルが建物の外装材として使用される。隣接するサンドイッチパネルは、一方のサンドイッチパネルの凸部と他方のサンドイッチパネルの凹部とが嵌合部で嵌合されることで接合される。嵌合部に配置された支持部材には、サンドイッチパネルの外側を覆う被覆材が固定される。
被覆材として防火認証材料又は不燃認証材料を使用することにより、防火認証や不燃認証などの規制をクリアすることが難しい断熱材(例えばウレタン系断熱材)を使用したサンドイッチパネルを建物の外装材として使用することが可能となる。これにより、軽くて断熱性能の高いウレタン系断熱材を使用できるので構造部材に負担をかけずに断熱性能を向上させることができる。また、建物の骨組みとしての間柱や胴縁の使用を低減することもできる。また、足場を構成せずにクレーンや高所作業車のみによって取り付け作業を完了することが可能となり、施工性を向上できる。さらには、高断熱を実現して省エネルギーに貢献しつつ、意匠性に富んだ被覆材を使用することにより、建物の意匠性を向上できる。
特に本発明のサンドイッチパネルのマスクシステムでは、隣接するサンドイッチパネルが凹部と凸部を嵌合させて接合されるので気密性及び断熱性が高く、支持部材が嵌合部の内部に固定されるので、支持部材がサンドイッチパネルの内側まで貫通することがない。このため、気密性を確保できると共に、支持部材が熱橋となることを防止できるので断熱性も確保できる。さらに、支持部材が嵌合部において一方のサンドイッチパネルの端面と他方のサンドイッチパネルの端面に挟まれて支持されるので、支持部材をサンドイッチパネルの表面等に固定する場合に比べて、支持部材の支持強度を向上できる。したがって、気密性及び断熱性を確保しつつ、支持部材に取り付けられる被覆材の取付強度を向上することができる。
また、上記目的を達成するために、本願発明は、建物の外装材に使用されるサンドイッチパネルのマスク工法であって、断熱材を金属板で挟んでパネル状に構成され、一方の端部に凸部及び他方の端部に凹部を備えたサンドイッチパネルを、前記凸部を貫通して構造部材に締結する固定具により、支持部材と共に前記構造部材に固定し、前記支持部材が、隣接する一方の前記サンドイッチパネルの前記凸部と他方の前記サンドイッチパネルの前記凹部とが嵌合される嵌合部において前記一方の前記サンドイッチパネルの端面と前記他方の前記サンドイッチパネルの端面に挟まれて支持されるように、隣接する一方の前記サンドイッチパネルの前記凸部と他方の前記サンドイッチパネルの前記凹部とを嵌合させ、前記支持部材の前記嵌合部から外側に突出した部分に被覆材を取り付けて前記サンドイッチパネルの外側を覆う。
本発明によれば、気密性及び断熱性を確保しつつ被覆材の取付強度を向上することができる。
実施形態に係るサンドイッチパネルのマスクシステムの構成の一例を表す斜視図である。 サンドイッチパネルの断面構成の一例を表す図1のII-II断面による断面図である。 隣接するサンドイッチパネルが接合された状態における嵌合部の構造の一例を表す断面図である。 図3の嵌合部を拡大した断面図である。 意匠性の高い被覆材を使用した場合における、サンドイッチパネルのマスクシステムの構成の一例を表す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<サンドイッチパネルのマスクシステムの構成>
図1及び図2を用いて、実施形態に係るサンドイッチパネルのマスクシステムの構成について説明する。図1は、実施形態に係るサンドイッチパネルのマスクシステムの構成の一例を表す斜視図であり、図2は、サンドイッチパネルの断面構成の一例を表す図1のII-II断面による断面図である。
実施形態に係るサンドイッチパネルのマスクシステム1は、建物の外装材(屋根や外壁等)に使用される。図1に示すように、サンドイッチパネルのマスクシステム1は、サンドイッチパネル3と、支持部材5と、被覆材7とを有する。図2に示すように、サンドイッチパネル3は、断熱材9を金属板11で挟んでパネル状に構成されている。金属板11は、断熱材9の外側の面、内側の面、一方側及び他方側の側面等を含む表面の全体を被覆している。断熱材は、例えばポリウレタン(PU)又はポリイソシアヌレート(PIR)等のウレタン系断熱材である。なお、ロックウールやグラスウール等のウレタン材以外の断熱材を使用してもよい。金属板は、例えば鉄板、アルミ板、ステンレス板、各種の鋼板(例えば塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板)等である。なお、サンドイッチパネルのマスクシステム1は、建物の外装材に限らず内装材に使用されてもよい。
図2に示すように、サンドイッチパネル3は、一方側の端部に凸部13を有し、他方側の端部に凹部15を有する。図1に示すように、隣接するサンドイッチパネル3,3は、一方のサンドイッチパネル3の凸部13と他方のサンドイッチパネル3の凹部15とが嵌合部17で嵌合されることで接合される。
なお、断熱材9は吸湿すると断熱性能が低下する性質を有しており、さらには断熱材9の内部に浸透した水分は厳しい低温条件に置かれると凍結して、断熱層のみならず壁構造自体を破壊する原因となり得る。サンドイッチパネル3は、防湿層として機能する金属板11を断熱材9の表面全体に備えているため、断熱材9の内部での結露を防ぐことができ、断熱材としての機能を長期にわたって保全することができる。さらには、サンドイッチパネル3の断熱材9として断熱性能の高いウレタン系断熱材を使用する場合には、金属板11によりウレタン系断熱材の弱点である防火性能を補うことができる。
支持部材5は、被覆材7を支持するための部材であり、隣接する一方のサンドイッチパネル3の凸部13と他方のサンドイッチパネル3の凹部15とが嵌合する嵌合部17に配置されている。支持部材5の材質は、強度を確保できれば特に限定されないが、例えば金属製である。支持部材5は、嵌合部17の内部において、サンドイッチパネル3の凸部13を貫通して構造部材19に締結する固定具21により、サンドイッチパネル3の凸部13と共に共締めにより構造部材19に固定される。構造部材19は、建物の骨組みを構成する部材であり、例えば主柱、間柱、胴縁等である。固定具21は例えばネジやボルト等である。サンドイッチパネル3は、一方側の端部の凸部13が固定具21により構造部材19に固定され、他方側の端部の凹部15が隣接するサンドイッチパネル3の凸部13と嵌合して引っ掛かることにより、両端部が構造部材19に対して固定される。
被覆材7は、支持部材5に対して固定され、サンドイッチパネル3の外側を覆う。つまり、被覆材7はサンドイッチパネル3を外側をマスクするマスク材として機能する。被覆材7は1枚でもよいし複数枚でもよいが、複数枚の場合には隙間なく接合される。被覆材7は、例えば鉄板、アルミ板、ステンレス板、各種の鋼板(例えば塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板)等であるが、防火認証又は不燃認証を取得した材料を使用することが好ましい。図1(後述の図3及び図4も同様)では、被覆材7が例えば角波トタンである場合を示している。
図2に示すように、サンドイッチパネル3は、凸部13の先端の厚み方向(図2における上下方向)の両端に一対の突起部13aを有し、凹部15の内部の厚み方向(図2における上下方向)の両端に一対の窪み部15aを有している。隣接する一方のサンドイッチパネル3の凸部13と他方のサンドイッチパネル3の凹部15とが嵌合した際に、一方のサンドイッチパネル3の突起部13aが他方のサンドイッチパネル3の窪み部15aに嵌合する(後述の図4参照)。突起部13aと窪み部15aの嵌合により、サンドイッチパネル3の他方側の端部が隣接するサンドイッチパネル3の一方側の端部に引っ掛かり、構造部材19に対して固定される。また、突起部13aと窪み部15aとの嵌合により、嵌合部17における気密性をより高めることができる。なお、凸部13と凹部15との間にシール材を設けてもよい。
また、サンドイッチパネル3は、他方側の端部の凹部15の外側に被覆部23を有している。被覆部23は、隣接する一方のサンドイッチパネル3の凸部13と他方のサンドイッチパネル3の凹部15とが嵌合した際に、凹部15に嵌合した凸部13の外側を被覆する。
<支持部材の構成>
図3及び図4を用いて、支持部材5の構成について説明する。図3は、隣接するサンドイッチパネルが接合された状態における嵌合部の構造の一例を表す断面図、図4は、図3の嵌合部を拡大した断面図である。
図3及び図4に示すように、支持部材5は、嵌合部17の形状に沿って屈曲した板状部材であり、固定部5aと、取付部5bと、挟持部5cとを有する。なお、固定部5a、取付部5b、及び挟持部5cは一体的につながっており、1つの部品である支持部材5を構成しているが、固定部5a、取付部5b、及び挟持部5cを複数の部品とし、連結して支持部材5を構成してもよい。
固定部5aは、嵌合部17の内部、詳細には凸部13の外側の面に固定される。固定部5aは、挟持部5cの内側先端から一方側に略直角に屈曲されて凸部13の表面に略平行に延設されている。固定部5aは、嵌合部17の内部において、一方サンドイッチパネル3の凸部13を貫通して構造部材19に締結する固定具21により、凸部13と共に共締めにより構造部材19に固定される。固定部5aと固定具21の頭部との間にはワッシャ22が挟まれている。ワッシャ22は例えばゴム製又はプラスチック製であり、固定部5aと固定具21との直接的な接触が遮断される。固定部5aは、他方の凹部15を備えたサンドイッチパネル3の被覆部23により被覆される。なお、固定部5aの先端部には外側に向けて湾曲した湾曲部5dが形成されており、当該湾曲部5dが被覆部23の内側に当接している。
取付部5bは、嵌合部17の外側に突出しており、被覆材7が取り付けられる。取付部5bは、挟持部5cの外側先端から他方側に略直角に屈曲されてサンドイッチパネル3の表面に略平行に延設されている。取付部5bには、被覆材7の内側に設けられた支持部7aが固定具25により固定されている。固定具25は例えばネジやボルト等である。
挟持部5cは、支持部材5において固定部5aと取付部5bの間に位置している。挟持部5cは、嵌合部17において一方の凸部13を備えたサンドイッチパネル3の端面3aと、他方の凹部15を備えたサンドイッチパネル3の端面3bに挟まれて支持される。端面3bは、被覆部23の先端の端面である。なお、端面3a,3bは平坦な面に限らず、曲面や凹凸のある面でもよい。挟持部5cの下部は、一方のサンドイッチパネル3の凸部13の表面形状に倣って屈曲しており、凸部13の外側の表面に密着している。
<サンドイッチパネルのマスク工法>
次に、サンドイッチパネルのマスク工法の一例について説明する。まず、第1のサンドイッチパネル3を、凸部13を貫通して構造部材19に締結する固定具21により、支持部材5の固定部5aと共に構造部材19に固定する。次に第2のサンドイッチパネル3の凹部15を、第1のサンドイッチパネル3の凸部13と嵌合させて、第2のサンドイッチパネル3を第1のサンドイッチパネル3に接合する。この際、第1のサンドイッチパネル3の凸部13に固定した支持部材5の挟持部5cが、嵌合部17において第1のサンドイッチパネル3の端面3aと第2のサンドイッチパネル3の端面3bに挟まれて支持されるように、第1のサンドイッチパネル3の凸部13と第2のサンドイッチパネル3の凹部15とを嵌合させる。以上のようにしてサンドイッチパネル3の接合を繰り返す。その後、接合された複数のサンドイッチパネル3の各嵌合部17から外側に突出した支持部材5の取付部5bに、固定具25により被覆材7を取り付け、サンドイッチパネル3の外側を覆う。以上のようにして、サンドイッチパネルのマスクシステム1が施工される。
<実施形態の効果>
以上説明したサンドイッチパネルのマスクシステム1では、断熱材9を金属板11で挟んでパネル状に構成され、一方の端部に凸部13及び他方の端部に凹部15を備えたサンドイッチパネル3が建物の外装材として使用される。隣接するサンドイッチパネル3は、一方のサンドイッチパネル3の凸部13と他方のサンドイッチパネル3の凹部15とが嵌合部17で嵌合されることで接合される。嵌合部17に配置された支持部材5には、サンドイッチパネル3の外側を覆う被覆材7が固定される。
被覆材7として、例えば防火認証や不燃認証等を取得した材料を使用することにより、防火認証や不燃認証などの規制をクリアすることが難しい断熱材(例えばウレタン系断熱材)を使用したサンドイッチパネル3を建物の外装材として使用することが可能となる。これにより、軽くて断熱性能の高いウレタン系断熱材を使用できるので構造部材19に負担をかけずに断熱性能を向上させることができる。また、サンドイッチパネル3はある程度の強度を有するため、建物の骨組みとしての間柱や胴縁の使用を低減することができる。また、サンドイッチパネル3はパネル状に構成されており取扱性が良いため、足場を構成せずにクレーンや高所作業車のみによって取り付け作業を完了することが可能となり、施工性を向上できる。さらには、例えば図5に示すように、意匠性に富んだ被覆材27(例えば石材や窯業系のサイディング等)を使用することにより、高断熱を実現して省エネルギーに貢献しつつ、意匠性を向上させた建物を実現できる。
特に、本実施形態のサンドイッチパネルのマスクシステム1では、隣接するサンドイッチパネル3が凸部13と凹部15を嵌合させて接合されるので、気密性及び断熱性が高い。そして、支持部材5が嵌合部17の内部に固定されるので、支持部材5がサンドイッチパネル3の内側まで貫通することがなく、支持部材5が熱橋となることを防止できる。したがって、気密性及び断熱性の両方を確保できる。さらに、支持部材5が嵌合部17において一方のサンドイッチパネル3の端面3aと他方のサンドイッチパネル3の端面3bに挟まれて支持されるので、例えば支持部材5をサンドイッチパネル3の表面等に固定する場合に比べて、支持部材5の倒れを防止して固定具21の抜けを防止することができるので、支持部材5の支持強度を向上できる。したがって、気密性及び断熱性を確保しつつ、支持部材5に取り付けられる被覆材7の取付強度を向上することができる。
また、本実施形態では特に、支持部材5は、嵌合部17の形状に沿って屈曲した板状部材である。具体的には、支持部材5はサンドイッチパネル3の凸部13の表面形状に倣って屈曲した形状である。これにより、嵌合部17において支持部材5を隙間なく挟み込むことができると共に、支持部材5を凸部13に密着させることができるので、支持部材5の支持強度をさらに高めることができる。また、固定部5aの先端部に形成された湾曲部5dが被覆部23の内側に当接していることにより、支持部材5の倒れ防止効果が一層高まり、支持部材5の支持強度を大幅に向上できる。
また、本実施形態では特に、支持部材5の固定部5aは、嵌合部17の内部において、一方のサンドイッチパネル3の凸部13を貫通して構造部材19に締結する固定具21により、凸部13と共に共締めにより構造部材19に固定される。これにより、支持部材5をサンドイッチパネル3自体でなく建物の構造部材19に対して固定することができるので、支持部材5をより強固に固定することができる。また、支持部材5とサンドイッチパネル3を共通の固定具21により共締めするので、固定具の数を減らすことができる。さらに、支持部材5の固定部5aと固定具21の頭部との間に熱伝導率の低いゴム製又はプラスチック製のワッシャ22が介在しているため、熱橋の防止効果をさらに高めることができる。
また、本実施形態では特に、支持部材5の固定部5aは、他方のサンドイッチパネル3の被覆部23により被覆される。これにより、嵌合部17の隙間を被覆部23により被覆することができるので、気密性及び断熱性をさらに高めることができる。また、固定具21の頭部が外部に露出することを防止できるので、固定具21に緩み等が生じるのを抑制できる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 サンドイッチパネルのマスクシステム
3 サンドイッチパネル
3a 端面
3b 端面
5 支持部材
5a 固定部
5b 取付部
5c 挟持部
5d 湾曲部
7 被覆材
7a 支持部
9 断熱材
11 金属板
13 凸部
13a 突起部
15 凹部
15a 窪み部
17 嵌合部
19 構造部材
21 固定具
23 被覆部
25 固定具
27 被覆材

Claims (5)

  1. 建物の外装材に使用されるサンドイッチパネルのマスクシステムであって、
    断熱材を金属板で挟んでパネル状に構成され、一方の端部に凸部及び他方の端部に凹部を備えたサンドイッチパネルと、
    隣接する一方の前記サンドイッチパネルの前記凸部と他方の前記サンドイッチパネルの前記凹部とが嵌合する嵌合部に配置された支持部材と、
    前記支持部材に固定され、前記サンドイッチパネルの外側を覆う被覆材と、
    を有し、
    前記支持部材は、
    前記嵌合部の内部において、前記一方の前記サンドイッチパネルの前記凸部の前記被覆材側の面に固定され、前記凸部を貫通して構造部材に締結する固定具により、前記凸部と共に共締めにより前記構造部材に固定される固定部と、
    前記嵌合部の外側に突出し、前記被覆材が取り付けられる取付部と、
    前記固定部と前記取付部の間に位置し、前記嵌合部において前記一方の前記サンドイッチパネルの端面と前記他方の前記サンドイッチパネルの端面に挟まれて支持される挟持部と、を有し、
    前記他方の前記サンドイッチパネルは、
    前記固定部を被覆する被覆部を有し、
    前記挟持部は、
    前記嵌合部において前記一方の前記サンドイッチパネルの端面と前記他方の前記サンドイッチパネルの前記被覆部の先端の端面とに挟まれて支持される
    ことを特徴とするサンドイッチパネルのマスクシステム。
  2. 前記支持部材は、
    前記嵌合部の形状に沿って屈曲した板状部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載のサンドイッチパネルのマスクシステム。
  3. 前記支持部材の前記固定部は、
    先端部に、前記被覆部側に向けて湾曲し、前記被覆部の内側に当接する湾曲部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のサンドイッチパネルのマスクシステム。
  4. 前記支持部材の前記固定部と前記固定具の頭部との間に設けられたゴム製又はプラスチック製のワッシャをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のサンドイッチパネルのマスクシステム。
  5. 建物の外装材に使用されるサンドイッチパネルのマスク工法であって、
    断熱材を金属板で挟んでパネル状に構成され、一方の端部に凸部及び他方の端部に凹部を備えたサンドイッチパネルの前記凸部を、前記凸部を貫通して構造部材に締結する固定具により、前記凸部の前記構造部材とは反対側の面に固定される支持部材の固定部と共に共締めにより前記構造部材に固定し、
    前記支持部材が、隣接する一方の前記サンドイッチパネルの前記凸部と他方の前記サンドイッチパネルの前記凹部とが嵌合される嵌合部において前記一方の前記サンドイッチパネルの端面と前記他方の前記サンドイッチパネルの前記固定部を被覆する被覆部の先端の端面に挟まれて支持されるように、隣接する一方の前記サンドイッチパネルの前記凸部と他方の前記サンドイッチパネルの前記凹部とを嵌合させ、
    前記支持部材の前記嵌合部から外側に突出した部分に被覆材を取り付けて前記サンドイッチパネルの外側を覆う、
    ことを特徴とするサンドイッチパネルのマスク工法。
JP2023137080A 2023-08-25 2023-08-25 サンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法 Active JP7423112B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023137080A JP7423112B1 (ja) 2023-08-25 2023-08-25 サンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023137080A JP7423112B1 (ja) 2023-08-25 2023-08-25 サンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7423112B1 true JP7423112B1 (ja) 2024-01-29

Family

ID=89704268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023137080A Active JP7423112B1 (ja) 2023-08-25 2023-08-25 サンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7423112B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049479A (ja) 2001-08-03 2003-02-21 Nittetsu Steel Sheet Corp 構造材及びこれを用いた建物
JP2006009320A (ja) 2004-06-23 2006-01-12 Nittetsu Steel Sheet Corp サンドイッチパネル
JP2016211242A (ja) 2015-05-11 2016-12-15 日鉄住金鋼板株式会社 屋根構造
JP2021008712A (ja) 2019-06-28 2021-01-28 株式会社フジタ 断熱パネルで構成された壁の耐火被覆構造、および断熱パネル耐火用被覆体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049479A (ja) 2001-08-03 2003-02-21 Nittetsu Steel Sheet Corp 構造材及びこれを用いた建物
JP2006009320A (ja) 2004-06-23 2006-01-12 Nittetsu Steel Sheet Corp サンドイッチパネル
JP2016211242A (ja) 2015-05-11 2016-12-15 日鉄住金鋼板株式会社 屋根構造
JP2021008712A (ja) 2019-06-28 2021-01-28 株式会社フジタ 断熱パネルで構成された壁の耐火被覆構造、および断熱パネル耐火用被覆体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220074196A1 (en) Top of wall ventilation screed device and assembly
US20080000176A1 (en) Insulated panel system
JP6257021B2 (ja) 断熱パネルの接続構造
JP7423112B1 (ja) サンドイッチパネルのマスクシステム及びサンドイッチパネルのマスク工法
JP2002339473A (ja) 外側断熱ブラケット付パネル
JPH10219949A (ja) ソーラーシステム装置を組み込んだ断熱屋根
KR101057766B1 (ko) 건축물용 패널
JP5878867B2 (ja) ファサードを断熱するための補助的断熱システムおよび方法
JP2000345679A (ja) 外装材取付け下地パネルと外装材取付け下地パネルの施工方法
JP2020139404A (ja) 耐火構造
JP4413402B2 (ja) 外壁パネル及び外壁構造
JP3958879B2 (ja) 断熱パネルの取り付け構造
JP3938638B2 (ja) 断熱パネルの取り付け構造
JP3702918B2 (ja) スチールハウス断熱構造
JP7193368B2 (ja) 屋根パネル
CN217000619U (zh) 装配式蜂窝板系统
JP4058861B2 (ja) 鉄骨躯体の耐火被覆構造および被覆用耐火パネルの取付け金具
KR20140011180A (ko) 지지핀 및 이를 이용한 건식벽체 단열 구조물
JP5814590B2 (ja) 建築用パネルの接続構造
JPH09256595A (ja) タイル張設構造およびそれに用いるタイルパネル
JPH0216257A (ja) 床板ユニット
JPS642009Y2 (ja)
JP2000160733A (ja) 外装材の支持金物および建物の外壁構造
JP2788261B2 (ja) 外壁構造
JPH0538171Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230825

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7423112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150