JP2020094340A - 吸音パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】音源の側方及び下方、並びに音源〜吸音パネルの延長線上のそれぞれに対して、減音効果が得られる吸音パネルを提供すること。【解決手段】防音壁の最上段に設置される吸音パネル1であって、音源側に向けられる正面部、及び受音側に向けられる背面部を有する外装材10と、外装材10に内装された吸音材と、を備え、正面板11には、第1開口部16aが、正面部の全体に設けられ、背面部には、第2開口部16bが、背面板12の上部のみに設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、吸音パネルに関する。
防音壁の最上段に設置された吸音パネルは、音源側から発せられた音のうち、壁間の反射音だけでなく、防音壁の上側から廻り込む音(回折音)を減衰させる。これにより、受音側となる防音壁の背面側の騒音を減らすことができる。吸音パネルの例としては、特許文献1〜4が知られている。
特開2014−101747号公報 国際公開第2015/114929号 特開2017−227680号公報 特開2016−211344号公報
特許文献1〜4に記載の吸音パネルは、いずれも防音壁の最上段に設置される。特許文献1〜4に記載の吸音パネルでは、音源側となる正面部と、受音側となる背面部とのそれぞれに、音挿通孔が多数設けられた音透過面が設けられている。特許文献1〜4は、いずれも「エッジ効果抑制技術」を利用したものであり、吸音パネルの上縁近傍で回折した回折音を、音挿通孔を通じて吸音して減衰させ、減音効果の更なる向上を狙ったものである。
しかし、特許文献1〜4に記載の吸音パネルでは、いずれも背面部の全体が音透過面となっており、回折音は低減できても、吸音パネルを透過してしまう音(透過音)を低減することができない。このため、音源と、防音壁の最上段に設置された吸音パネルとを結ぶ延長線上に受音点があった場合、この受音点では騒音を低減できない、という事情があった。
この発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、その目的は、音源の側方及び下方、並びに音源〜防音壁の最上段に設置された吸音パネルの延長線上のそれぞれの受音点に対して、減音効果が得られる吸音パネルを提供することにある。
第1発明に係る吸音パネルは、防音壁の最上段に設置される吸音パネルであって、音源側に向けられる正面部、及び受音側に向けられる背面部を有する外装材と、前記外装材に内装された吸音材と、を備え、前記正面部には、第1開口部が、前記正面部の全体に設けられ、前記背面部には、第2開口部が、前記背面部の上部のみに設けられていることを特徴とする。
第2発明に係る吸音パネルは、第1発明において、前記外装材は、天面部を有し、前記天面部には、第3開口部が設けられていることを特徴とする。
第3発明に係る吸音パネルは、第1発明において、前記吸音材の少なくとも前記第1開口部、又は前記第2開口部に位置する表面が、通気性を有する撥水部材で覆われていることを特徴とする。
第4発明に係る吸音パネルは、第1発明又は第2発明において、前記吸音材の少なくとも上部の表面が、通気性を有する撥水部材で覆われていることを特徴とする。
第5発明に係る吸音パネルは、第2発明又は第4発明において、前記吸音材は、前記天面部と接することを特徴とする。
第6発明に係る吸音パネルは、第1発明〜第5発明のいずれか1つにおいて、前記外装材の中に、上下方向に設けられた縦仕切材を備えることを特徴とする。
第7発明に係る吸音パネルは、第6発明において、前記縦仕切材は、前記天面部から下方に延び、前記第2開口部の下部の背面部とオーバーラップすることを特徴とする。
第8発明に係る吸音パネルは、第1発明〜第7発明のいずれか1つにおいて、前記外装材の中に、平面方向に設けられた横仕切材を備えることを特徴とする。
第9発明に係る吸音パネルは、第8発明において、前記吸音材は、前記横仕切材の上方と下方のそれぞれに配置され、前記上方に配置される吸音材は、吸音材の密度と、前記吸音パネルの平面方向の吸音材の厚さの少なくとも1つが前記下方に配置される吸音材よりも大きいことを特徴とする。
第10発明に係る吸音パネルは、第1発明〜第9発明のいずれか1つにおいて、前記吸音パネルの上部には、下部より前記背面部側に突出する張出部が設けられ、前記吸音材は、前記張出部に、さらに配置されていることを特徴とする。
第11発明に係る吸音パネルは、第10発明において、正面側又は下方に配置された吸音材より、密度、及び前記吸音パネルの平面方向の厚さの少なくとも1つが大きいことを特徴とする。
第12発明に係る吸音パネルは、第1発明〜第11発明のいずれか1つにおいて、前記吸音材と前記背面板との間に空気層があることを特徴とする。
第13発明に係る吸音パネルは、第1発明〜第12発明のいずれか1つにおいて、前記第1開口部は、ルーバー形状であることを特徴とする。
第14発明に係る吸音パネルは、第1発明〜第13発明のいずれか1つにおいて、前記第2開口部は、単一のスリット構造であることを特徴とする。
第1〜第14発明によれば、音源の側方及び下方、並びに音源〜防音壁の最上段に設置された吸音パネルの延長線上のそれぞれの受音点に対して、減音効果が得られる吸音パネルを提供できる。
図1(a)は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式正面図である。図1(b)は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式背面図である。 図2は、図1(a)及び図1(b)中のII−II線に沿う模式断面図である。 図3は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルが用いられた防音壁の一例を示す模式正面図である。 図4は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルが用いられた防音壁の一例を示す模式背面図である。 図5(a)は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式正面図である。図5(b)は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式背面図である。 図6は、参考例に係る吸音パネルを備えた防音壁による遮音の状態を示す模式図である。 図7は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルを備えた防音壁による遮音の状態を示す模式図である。 図8(a)は、第1実施形態に係る吸音パネルの天面部を拡大して示す拡大模式断面図である。図8(b)〜図8(e)は、第2実施形態に係る吸音パネルの天面部を拡大して示す拡大模式断面図である。 図9は、この発明の第3実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。 図10は、この発明の第4実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。 図11は、この発明の第5実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。 図12は、この発明の第6実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。 図13は、この発明の第7実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。 図14は、この発明の第8実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。 図15は、この発明の第9実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。 図16は、この発明の第10実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。 図17(a)は、この発明の第11実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式背面図である。図17(b)は、図17(a)中のXVIIB−XVIIB線に沿う模式断面図である。
以下、この発明の実施形態のいくつかを、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、上下方向を上下方向Zとし、上下方向Zと交差、例えば直交する1つの平面方向を第1平面方向Xとし、上下方向Z及び第1平面方向Xのそれぞれと交差、例えば直交する別の平面方向を第2平面方向Yとする。また、各図において、共通する部分については、共通する参照符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1(a)は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式正面図である。図1(b)は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式背面図である。図2は、図1(a)及び図1(b)中のII−II線に沿う模式断面図である。
図1(a)〜図2に示すように、第1実施形態に係る吸音パネル1は、外装材10と、吸音材2と、を含む。外装材10は、例えば、正面板(正面部)11、及び背面板(背面部)12を有する。正面板11は、音源側に向けられる。背面板12は、受音側に向けられる。正面板11と背面板12とは、第2平面方向Yに離れて互いに対向している。正面板11及び背面板12の少なくとも1つの上部は、例えば、L字型に曲げられており、天面部14を構成している。なお、天面部14として、天板を別途設けてもよい。正面板11及び背面板12の少なくとも1つの下部は、例えば、L字型に曲げられており、底面部15を構成している。なお、底面部15として、底板を別途設けてもよい。また、底面部15は無くてもよい。正面板11の1つの例は、例えば、アルミニウム板である。背面板12の1つの例は、例えば、高耐候性めっき鋼板である。
吸音材2は、正面板11、背面板12、天面部14、及び底面部15のそれぞれによって囲まれた空間に配置される。これにより、吸音材2は、外装材10に内装される。吸音材2は、例えば、ポリエステル繊維不織布や、グラスウールである。
正面板11には、音を透過させる複数の第1開口部16aが設けられている。これら第1開口部16aは、正面板11の全体に設けられている。なお、本明細書において使用する“全体”との文言は、完全な全体を示すばかりでなく、図1(a)に示されるような実質的な又は事実上の全体(略全体)をも示すものとする。第1開口部16aのそれぞれの平面視した形状は、例えば、円形である。背面板12には、音を透過させる複数の第2開口部16bが設けられている。これら第2開口部16bは、背面板12の上部(天面部14側)のみに局所的に設けられている。第2開口部16bのそれぞれの平面視した形状は、例えば、円形である。
図3は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルが用いられた防音壁の一例を示す模式正面図である。図4は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルが用いられた防音壁の一例を示す模式背面図である。
図3及び図4に示すように、防音壁100は、吸音パネル1と、中間吸音パネル3と、支柱4と、を含む。支柱4は、例えば、道路の壁高欄150等の上に、設計された間隔で立設される。中間吸音パネル3は、支柱4どうしの間に、例えば、第1平面方向Xに沿って、かつ、上下方向Zに並べられる。吸音パネル1は、中間吸音パネル3を上下方向Zに複数段並べた防音壁100の最上段に設置される。なお、中間吸音パネル3は、第1平面方向Xに沿って1段だけ設置されてもよい。また、中間吸音パネル3を省略し、吸音パネル1のみを、第1平面方向Xに沿って並べて設置するようにしてもよい。
中間吸音パネル3は、吸音パネル1と同様に、外装材と、吸音材と、を含む。中間吸音パネル3の外装材も、吸音パネル1と同様に、例えば、正面板(正面部)31、及び背面板(背面部)32を有する。正面板31は、音源側に向けられる。背面板32は、受音側に向けられる。図示せぬ吸音材は、外装材に内装される。正面板31には、音を透過させる複数の第4開口部36が設けられている。これら第4開口部36は、正面板31に全体的に設けられている。第4開口部36は、例えば、ルーバー形状である。このような正面板31に対して、背面板32には、音を透過させる開口部が設けられていない。これにより、防音壁100の背面側では、防音壁100の上部、かつ、吸音パネル1の上部にのみ、音を透過させる第2開口部16bが局所的に設けられることとなる。
図5(a)は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式正面図である。図5(b)は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式背面図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、第1開口部16aが設けられている正面板11の領域を、第1音透過面17aと仮定する。また、第2開口部16bが設けられている背面板12の領域を、第2音透過面17bと仮定する。第1音透過面17aは、正面板11の全体に設定される。第2音透過面17bの第1平面方向Xに沿った幅W2は、第1音透過面17aの第1平面方向Xに沿った幅W1と略等しい(W2≒W1)。
これに対して、第2音透過面17bの上下方向Zに沿った長さL2は、第1音透過面17aの上下方向Zに沿った長さL1よりも小さい(L2<L1)。このように“L2<L1”とすることで、背面板12には、第2開口部16bがない無開口領域を得ることができる。無開口領域は、遮音面18となる。これにより、吸音パネル1の背面板12は、第2音透過面17bと、遮音面18との双方を備えることができる。第2音透過面17bは、吸音材2を介して、第1音透過面17aと対向する。遮音面18は、吸音材2を介して、第1音透過面17aと対向する。
このような吸音パネル1を備えた防音壁100によれば、例えば、以下に説明されるような利点を得ることができる。
図6は、参考例に係る吸音パネルを備えた防音壁による遮音の状態を示す模式図である。図7は、この発明の第1実施形態に係る吸音パネルを備えた防音壁による遮音の状態を示す模式図である。防音壁は、例えば、高架橋200の壁高欄201上に設けられている。
図6に示すように、参考例に係る吸音パネル1rは、音を透過させる開口部が、正面板11r及び背面板12rのそれぞれの全体に設けられている。このような吸音パネル1rを備えた防音壁100rでは、吸音パネル1rの上縁近傍で回折した回折音DSが開口部を介して吸収されることで、回折音DSを減衰させることができる。これにより、防音壁100rの側方及び下方にある受音点A、例えば、防音壁100rの側方及び下方にある建屋300の住民及び利用者等に対しては、吸音パネル1rによる、回折音DSに対する減音効果を得ることができる。
即ち、最上段に設置した吸音パネル1rの上縁近傍を回折しようとする回折音DSを低減させる場合、「エッジ効果抑制技術」が利用される。この技術は、音が厚みのある壁を乗り越える時、正面側上縁角部19aと背面側上縁角部19bの2箇所を中心とした同心円の波面となり、あたかも同心円の中心に音源がある状態とみなすことができるため、この付近に吸音できる機能を配置することで効果的に音を吸収することができる。
しかしながら、音源SS〜防音壁100rの最上段に設置された吸音パネル1rの延長線I上においては、透過音TSが発生する。このため、延長線I上にある受音点B、例えば、音源(1つの例は、高架橋200の路面)〜吸音パネルの延長線上にある建屋350、例えばマンション、ビル等の住民及び利用者等に対しては、透過音TSに対する減音効果を期待することは、困難である。
このような参考例に対し、第1実施形態に係る吸音パネル1を備えた防音壁100によれば、図7に示すように、吸音パネル1の背面板12が、第2音透過面17bと、遮音面18との双方を備えている。このため、音源SS〜吸音パネル1の延長線I上を透過しようとする透過音TSを、遮音面18において反射できる。これにより、延長線I上にある受音点B、例えば、音源SS〜防音壁100の最上段に設置された吸音パネル1の延長線I上にある建屋350、例えば、マンション、ビル等の住民及び利用者等に対して、吸音パネル1による減音効果が得られる。
さらに、背面板12は、第2音透過面17bを、背面板12と天面部14とが交わる背面側上縁角部19bから遮音面18の上部まで有する。これにより、防音壁100の側方及び下方にある受音点A、例えば、防音壁100の側方及び下方にある建屋300の住民及び利用者等に対しても、吸音パネル1による減音効果が得られる。
このように、吸音パネル1は、正面側、及び、背面側の上方部に、それぞれ、第1音透過面17a及び第2音透過面17bを持つことで、高架橋200下の住民に影響を与える回折音DSを吸音できるほか、背面板12の下方部は第2音透過面17bが無いので、この部分が遮音板の機能も有することから、高架橋200の路面より上方に位置する住民に影響を与える透過音TSについても減音できる。
したがって、第1実施形態によれば、音源SSの側方及び下方、並びに音源SS〜防音壁100の最上段に設置された吸音パネル1の延長線上のそれぞれの受音点に対して、減音効果を同時に得られる吸音パネル1を得ることができる。
また、第1実施形態によれば、そのような吸音パネル1を備えた防音壁100や、吸音パネル1を最上段に備え、中間吸音パネル3を上下方向Zに少なくとも1段並べた防音壁100を得ることができる。
このような吸音パネル1、及び吸音パネル1を備えた防音壁100は、例えば、自動車等が走行する道路、橋梁等に有効に用いることができ、しかも、騒音を、都市部、平野部、山間部、及び掘割部等まで、様々な箇所において低減させることができる。もちろん、吸音パネル1、及び吸音パネル1を備えた防音壁100は、自動車等が走行する道路に限らず、軌道式、索道式、及び浮上式鉄道等が走行する各種鉄道軌道や、近隣住民に配慮した騒音対策が求められる工場・学校・保育所などの騒音発生源にも適用することができる。
(第2実施形態)
図8(a)は、第1実施形態に係る吸音パネルの天面部を拡大して示す拡大模式断面図である。図8(b)〜図8(e)は、第2実施形態に係る吸音パネルの天面部を拡大して示す拡大模式断面図である。図8(a)〜図8(e)は、図2中の破線枠VIIIの拡大図に対応する。
<第2実施形態:第1例>
図8(a)に示すように、第1実施形態に係る吸音パネル1は、天面部14に、開口部を設けていない例であった。
図8(b)に示す第1例に係る吸音パネル1baのように、天面部14には、第3開口部16cが設けられていてもよい。最上段に設置される吸音パネル1baの上縁近傍を回折しようとする回折音は、第1実施形態において説明したように、正面側上縁角部19aと背面側上縁角部19bの2箇所に音源がある状態とみなすことができる。このため、天面部14にも、第3開口部16cを設けることで、回折音を、さらに効率良く吸収することができる。
<第2実施形態:第2例>
図8(c)に示す第2例に係る吸音パネル1bbのように、吸音材2の少なくとも上部の表面が、通気性を有する撥水部材21で覆われていてもよい。天面部14に、開口部16cを設けた場合、雨水等が第3開口部16cから吸音材2に浸透し、吸音性能を低下させる可能性がある。吸音材2の少なくとも上部の表面を、通気性を有する撥水部材21で覆うことで、吸音材2への雨水等の浸透を防止でき、吸音性能を維持することができる。また、図示していないが、外装材10の天面部14が無い場合でも、吸音材2の少なくとも上部の表面を、通気性を有する撥水部材21で覆うことで、吸音材2への雨水等の浸透を防止でき、吸音性能を維持することができる。
撥水部材21は、例えば、吸音材2の表層を撥水処理するか、吸音材2の表面を撥水性のある布等で覆うことで得ることができる。
<第2実施形態:第3例>
図8(d)に示す第3例に係る吸音パネル1bcのように、吸音材2は、天面部14と接するようにしてもよい。天面部14に、第3開口部16cを設けた場合、天面部14と吸音材2との間に隙間があると、その隙間から雨水等が吸音パネル1bcの内部に入り込み、滞水し、外装材10の腐食や吸音材2の劣化を招く可能性がある。例えば、天面部14と吸音材2とを接するようにして、天面部14と吸音材2との間に隙間を設けないようにすることで、隙間への滞水を抑制でき、滞水した雨水等が吸音パネル1bc内部に入り込むことを防止することができる。このようにしても、吸音性能を維持することができる。
<第2実施形態:第4例>
図8(e)に示す第4例に係る吸音パネル1bdのように、第2例と第3例とを組み合わせ、少なくとも上部の表面が通気性を有する撥水部材21で覆われた吸音材2を、天面部14と接するようにしてもよい。第4例に係る吸音パネル1bdによれば、少なくとも上部の表面が通気性を有する撥水部材21で覆われた吸音材2と、天面部14とが接するので、隙間への滞水を抑制でき、かつ、吸音材2の表面が撥水性であるので、吸音性能を、さらに良好に維持することができる。
(第3実施形態)
図9は、この発明の第3実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。図9に示す模式断面は、図2に示した模式断面に対応する。
図9に示すように、第3実施形態の一例に係る吸音パネル1cは、吸音材2を、通気性を有する撥水部材21で略全ての表面を覆った例である。
吸音パネル1cのように、撥水部材21で吸音材2の略全ての表面を覆うことで、正面板11の第1開口部16aと、背面板12の第2開口部16bとから、吸音材2への雨水等の浸透を防止でき、吸音性能を維持することができる。
また、吸音パネル1cでは、吸音材2の略全ての表面を撥水部材で覆うようにしたが、天面部14上に第3開口部16cが無い場合には、吸音材2の少なくとも第1開口部16a、又は第2開口部16bに位置する表面を、通気性を有する撥水部材で覆うようにしてもよい。このようにしても、吸音材2への雨水等の浸透を防止でき、吸音性能を維持することができる。
(第4実施形態)
図10は、この発明の第4実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。図10に示す模式断面は、図2に示した模式断面(第2実施形態:第1例)に対応する。
図10に示すように、第4実施形態の一例に係る吸音パネル1dは、外装材10の中に、略上下方向Zに設けられた縦仕切材22を、さらに備えた例である。なお、縦仕切材22は、金属製の板状部材、ゴム製や鉛製のシート状部材、及び高密度の布製の部材(例えば防音カーテン、遮音カーテン)等を用いることができる。本実施形態では、金属製の板状部材を用いた場合で説明する。
第1〜第3実施形態では、背面板12が、第2音透過面17bと、遮音面18との双方を備えることで、遮音性を高めている。しかし、背面板12の上部に、第2開口部16bが設けられているので、第2音透過面17bにおいて、遮音性が低下する可能性がある。
このような事情が懸念される場合には、例えば、外装材10の中に、縦仕切材22を設けるようにするとよい。縦仕切材22を、さらに備えた吸音パネル1dによれば、縦仕切材22が無い場合に比較して、第2音透過面17bを透過する音を、さらに減音でき、より遮音性を向上させることができる。
また、遮音性を、より高めるためには、外装材10の中に設けられた縦仕切材22を、遮音面18と、図10中に矢印にて示されるようにオーバーラップさせるとよい。これにより、音源となる位置から背面板12を投射した際、縦仕切材22によって、第2音透過面17bを隠すことができる。この結果、第2音透過面17bを透過しようとする音を遮ることができ、効率よく減音することができる。
(第5実施形態)
図11は、この発明の第5実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。図11に示す模式断面は、図2に示した模式断面(第2実施形態:第1例)に対応する。
図11に示すように、第5実施形態の一例に係る吸音パネル1eは、外装材10の中に、略第2平面方向Yに設けられた横仕切材23を、さらに備えた例である。このような横仕切材23においても、第2音透過面17bを透過しようとする音を遮ることができ、第2音透過音17bを透過する音による騒音を減ずることができる。なお、横仕切材23は、金属製の板状部材、ゴム製や鉛製のシート状部材、及び高密度の布製の部材(例えば防音カーテン、遮音カーテン)等を用いることができる。本実施形態では、金属製の板状部材を用いた場合で説明する。
また、横仕切材23を、外装材10の中に、さらに設けた場合には、横仕切材23を境界として、吸音パネル1eは、上方部分(天面部14側)23aと、下方部分(底面部15側)23bとの2つの部分に区分される。これにより、上方部分23aと、下方部分23bとで、例えば、吸音材2の密度を互いに変えることが可能となる。
例えば、上方部分23aに設けられる吸音材2aの密度を“ρa”とする。また、下方部分23bに設けられる吸音材2bの密度を“ρb”とする。吸音材の密度が大きいと、吸音効果が高まる傾向が見られる。この傾向に従って、吸音材2aの密度ρaを、吸音材2bの密度ρbよりも大きくする。これにより、吸音材2の上方部分23aと下方部分23bとの双方の密度を“ρb”とした場合と比較して、吸音パネル1eの上縁近傍で回折した回折音DSの吸音効果を、より高めることができる。
(第6実施形態)
図12は、この発明の第6実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。図12に示す模式断面は、図2に示した模式断面(第2実施形態:第1例)に対応する。
図12に示すように、第6実施形態の一例に係る吸音パネル1fが、吸音パネル1eと異なるところは、吸音材2aの第2平面方向Yに沿った厚さT1が、吸音材2bの第2平面方向Yに沿った厚さT2よりも大きいことである。
吸音パネル1fの上縁近傍で回折した回折音DSの吸音効果は、例えば、天面部14に沿って存在する吸音材2aの厚さが厚いほど高まる。この傾向に従って、厚さT1を、厚さT2よりも厚くする。これにより、厚さT1が厚さT2と略等しい場合に比較して、吸音部分が長くなり、回折音DSの吸音効果を、より高めることができる。
また、吸音パネル1fでは、吸音パネル1fの上部(天面部14側)の厚さが、下部(底面部15側)の厚さよりも厚くなるため、吸音パネル1fの上部には、吸音材2aが配置された張出部24が、新たに設けられる。張出部24が設けられた場合、張出部24は、背面板12の方向に向かって背面側に突出させるとよい。これにより、張出部24は、路面側に突出しなくなり、例えば、吸音パネル1fと車両との接触や、車両の走行を妨げることがなくなる。
このような吸音パネル1fでは、回折音DSの吸音効果を向上させつつも、防音壁100の最上段に設置した際、安全性が維持された防音壁100が得られる、という利点を得ることができる。
(第7実施形態)
図13は、この発明の第7実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。図13に示す模式断面は、図2に示した模式断面(第2実施形態:第1例)に対応する。
図13に示すように、第7実施形態の一例に係る吸音パネル1gが、吸音パネル1eと異なるところは、縦仕切材22と、横仕切材23とを用いて、張出部24を、吸音パネル1gの上部(天面部14側)に設けた例である。
縦仕切材22と横仕切材23とは、ZY断面において、例えば、L字型となり、張出部24の第2音透過面17bは、音源側にある縦仕切材22と横仕切材23とにより遮られる。これにより、回折音DSの吸音効果を向上させつつ、第2音透過面17bを透過しようとする透過音を、略遮ることが可能となる。
また、吸音パネル1gでは、厚さT1と厚さT2との関係が、“T1>T2”とはならない場合がある。しかし、吸音パネル1gでは、天面部14の第2平面方向Yに沿った厚さT3が、底面部15の第2平面方向Yに沿った厚さT4よりも大きい、という関係がある。また、張出部24は、吸音パネル1fと同様に、背面板12の方向に向かって背面側に突出させることで、吸音パネル1gにおいても、吸音パネル1gを、防音壁100の最上段に設置した際、安全性が維持された防音壁100が得られる、という利点を得ることができる。
(第8実施形態)
図14は、この発明の第8実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。図14に示す模式断面は、図2に示した模式断面に対応する。
図14に示すように、第8実施形態の一例に係る吸音パネル1hが、吸音パネル1と異なるところは、吸音材2と背面板12との間に空気層25があること、である。
吸音パネル1hによれば、音源側から見て、吸音材2の背後に空気層25を設けることで、高音域から低音域までの広い周波数帯域を吸音することが可能となる。
なお、第8実施形態は、第1実施形態の他、第2実施形態〜第4実施形態と組み合わせることが可能である。
(第9実施形態)
図15は、この発明の第9実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。図15に示す模式断面は、図2に示した模式断面(第2実施形態:第1例)に対応する。
図15に示すように、第9実施形態の一例に係る吸音パネル1iが、吸音パネル1eと異なるところは、吸音材2bと背面板12との間に空気層25があること、である。
吸音パネル1iが、横仕切材23を備えている場合、空気層25は、例えば、下方部分23bのみに設けるようにしてもよい。
第9実施形態においても、音源側から見て、吸音材2の背後に空気層25が設けられているので、高音域から低音域までの広い周波数帯域を吸音可能である。
なお、第9実施形態は、第5実施形態の他、第6実施形態、及び第7実施形態と組み合わせることが可能である。
(第10実施形態)
図16は、この発明の第10実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式断面図である。図16に示す模式断面は、図2に示した模式断面に対応する。
図16に示すように、第10実施形態の一例に係る吸音パネル1jが、吸音パネル1と異なるところは、第1開口部16aの形状が、ルーバー形状であること、である。
吸音パネル1jは、防音壁100の最上段に配置されるので、車両等からの騒音は吸音パネル1jの正面から見て下方から発せされる。第1開口部16aをルーバー形状とすることにより、吸音パネル1jの正面の下方から発せられる音を、効率良く第1開口部16aから取り込むことが可能となり、吸音性が向上する。
また、ルーバー形状では、第1開口部16a上に庇状の部位があるので、雨水等が、外装材10の内部へと浸入し難くなる、という利点もある。
なお、第10実施形態は、第1実施形態の他、第2実施形態〜第9実施形態のいずれとも組み合わせることが可能である。
(第11実施形態)
図17(a)は、この発明の第11実施形態に係る吸音パネルの一例を示す模式背面図である。図17(b)は、図17(a)中のXVIIB−XVIIB線に沿う模式断面図である。
図17(a)及び図17(b)に示すように、第11実施形態の一例に係る吸音パネル1kが、吸音パネル1と異なるところは、第2開口部16bが、単一のスリット構造であること、である。
最上段に設置された吸音パネル1kの上縁近傍を回折しようとする回折音DSは、正面側上縁角部19aと背面側上縁角部19bの2箇所に音源がある状態とみなすことができる。このため、背面板12の上部(天面部14側)のみに局所的に設けられ第2開口部16bを、単一のスリット構造とすることにより、第2音透過面17bの開口率を最大限確保することが可能となる。これにより、吸音性を、より向上させることができる。
なお、第11実施形態は、第1実施形態の他、第2実施形態〜第10実施形態のいずれとも組み合わせることが可能である。
上述したように、実施形態により説明されたように、この発明の実施形態によれば、音源の側方及び下方、並びに音源〜吸音パネルの延長線上のそれぞれに対して、減音効果が得られる吸音パネルを提供できる。
以上、この発明の実施形態のいくつかを説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、図3や図4に中間吸音パネル3を例示しているが、当該パネルとして透光板やコンクリート板など他のパネルを用いてもよい。また、これらの実施形態は、適宜組み合わせて実施することが可能である。さらに、この発明は、上記いくつかの実施形態の他、様々な新規な形態で実施することができる。したがって、上記いくつかの実施形態のそれぞれは、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更が可能である。このような新規な形態や変形は、この発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明、及び特許請求の範囲に記載された発明の均等物の範囲に含まれる。
1 :吸音パネル(第1実施形態)
1ba〜1bd:吸音パネル(第2実施形態:第1例〜第4例)
1c :吸音パネル(第3実施形態)
1d :吸音パネル(第4実施形態)
1e :吸音パネル(第5実施形態)
1f :吸音パネル(第6実施形態)
1g :吸音パネル(第7実施形態)
1h :吸音パネル(第8実施形態)
1i :吸音パネル(第9実施形態)
1j :吸音パネル(第10実施形態)
1k :吸音パネル(第11実施形態)
10 :外装材
11 :正面板(正面部)
12 :背面板(背面部)
14 :天面部
15 :底面部
16a:第1開口部
16b:第2開口部
16c:第3開口部
17a:第1音透過面
17b:第2音透過面
18 :遮音面
19a:正面側上縁角部
19b:背面側上縁角部
1r :吸音パネル(参考例)
11r:正面板
12r:背面板
2 :吸音材
2a :吸音材
2b :吸音材
21 :撥水部材
22 :縦仕切材
23 :横仕切材
23a:上方部分
23b:下方部分
24 :張出部
25 :空気層
3 :中間吸音パネル
31 :正面板(正面部)
32 :背面板(背面部)
36 :第4開口部
4 :支柱
100 :防音壁(第1実施形態)
100r:防音壁(参考例)
150 :壁高欄
200 :高架橋
201:高架橋の壁高欄
300 :建屋
350 :建屋
W1 :第1音透過面17aの第2方向Xに沿った幅
W2 :第2音透過面17bの第2方向Xに沿った幅
L1 :第1音透過面17aの上下方向Zに沿った長さ
L2 :第2音透過面17bの上下方向Zに沿った長さ
T1 :吸音材2aの第2平面方向Yに沿った厚さ
T2 :吸音材2bの第2平面方向Yに沿った厚さ
T3 :天面部14の第2平面方向Yに沿った厚さ
T4 :底面部15の第2平面方向Yに沿った厚さ
DS :回折音
TS :透過音
SS :音源
I :延長線

Claims (14)

  1. 防音壁の最上段に設置される吸音パネルであって、
    音源側に向けられる正面部、及び受音側に向けられる背面部を有する外装材と、
    前記外装材に内装された吸音材と、を備え、
    前記正面部には、第1開口部が、前記正面部の全体に設けられ、
    前記背面部には、第2開口部が、前記背面部の上部のみに設けられていること
    を特徴とする吸音パネル。
  2. 前記外装材は、天面部を有し、
    前記天面部には、第3開口部が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の吸音パネル。
  3. 前記吸音材の少なくとも前記第1開口部、又は前記第2開口部に位置する表面が、通気性を有する撥水部材で覆われていること
    を特徴とする請求項1に記載の吸音パネル。
  4. 前記吸音材の少なくとも上部の表面が、通気性を有する撥水部材で覆われていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の吸音パネル。
  5. 前記吸音材は、前記天面部と接すること
    を特徴とする請求項2又は4に記載の吸音パネル。
  6. 前記外装材の中に、上下方向に設けられた縦仕切材を備えること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸音パネル。
  7. 前記縦仕切材は、前記天面部から下方に延び、前記第2開口部の下部の背面部とオーバーラップすること
    を特徴とする請求項6に記載の吸音パネル。
  8. 前記外装材の中に、平面方向に設けられた横仕切材を備えること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸音パネル。
  9. 前記吸音材は、前記横仕切材の上方と下方のそれぞれに配置され、
    前記上方に配置される吸音材は、吸音材の密度と、前記吸音パネルの平面方向の吸音材の厚さの少なくとも1つが前記下方に配置される吸音材よりも大きいこと
    を特徴とする請求項8に記載の吸音パネル。
  10. 前記吸音パネルの上部には、下部より前記背面部側に突出する張出部が設けられ、
    前記吸音材は、前記張出部に、さらに配置されていること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸音パネル。
  11. 前記張出部に配置された吸音材は、正面側又は下方に配置された吸音材より、密度、及び前記吸音パネルの平面方向の厚さの少なくとも1つが大きいこと
    を特徴とする請求項10に記載の吸音パネル。
  12. 前記吸音材と前記背面板との間に空気層があること
    を特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の吸音パネル。
  13. 前記第1開口部は、ルーバー形状であること
    を特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の吸音パネル。
  14. 前記第2開口部は、単一のスリット構造であること
    を特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の吸音パネル。
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