JP4586744B2 - 補助アンテナ装置 - Google Patents

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本発明は、補助アンテナ装置に関する。
現在、各国(例えばドイツ、イギリス、スイス、日本等)において、時刻データ即ちタイムコード入りの長波標準電波が送出されている。我が国(日本)では、2つの送信所(福島県及び佐賀県)より、40kHz及び60kHzの長波標準電波が送出されている。
近年では、そのような標準電波を受信して現在時刻データを修正する、いわゆる電波時計が実用化されている。電波時計は、所定時間毎に、内蔵しているアンテナを介して標準電波を受信し、その標準電波を増幅変調してタイムコードを解読することにより現在時刻を修正している。
このような電波時計が、寸法上の大型化或いは重量の増加を招くことなく確実に時刻修正を行うために、電波時計の外部に配設する補助アンテナ装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
電波時計の外部に配設された補助アンテナ装置は、電波時計の内蔵アンテナと磁気的に結合することにより、標準電波の受信感度を向上させるようになっている。
特開2005−241403号公報 特許第3506625号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、補助アンテナ装置は、6時−12時方向に沿った内蔵アンテナを有する電波時計に対応するアンテナ体を備えているため、3時−9時方向に沿った内蔵アンテナを有する電波時計に対する受信感度の向上を図ることはできなかった。
また、上記特許文献2の場合、補助アンテナ装置に備えられるアンテナ体の配置を切り替えることによって、その補助アンテナ装置を、6時−12時方向に沿った内蔵アンテナを有する電波時計と3時−9時方向に沿った内蔵アンテナを有する電波時計とに対応させることが可能であり、各電波時計に対する受信感度の向上を図ることはできるが、ユーザは、電波時計の内蔵アンテナの向きを把握するとともに、その電波時計に応じて補助アンテナ装置のアンテナ体を付け替えなければならず、煩わしかった。
本発明の課題は、ユーザが電子機器に内蔵されたアンテナの配置を知らなくても、補助アンテナの配置を切り替えることなく標準電波の受信感度を好適に向上させることができる補助アンテナ装置を提供することである。
本発明は、以上の課題を解決するため、以下のような構成要素を備えている。なお、以下に示す構成要素には、括弧書きにより実施形態に対応する構成及び図面参照符号を記す。
請求項1に記載の発明は、補助アンテナ装置(例えば、図1〜3、図6〜8、図10〜12の補助アンテナ装置1000、1001)において、
コア(例えば、図1〜3、図5〜12のコア110)と、このコアに巻きつけられたコイル(例えば、図1〜3、図5〜12のコイル120)とを有する主アンテナ(例えば、図1〜12の主アンテナ100)が設けられた電子機器(例えば、図1〜4、図6〜8、図10〜12の腕時計1、1a)が所定の状態で設置される設置部(例えば、図1〜3、図6〜8、図10〜12の載置台300、301)と、
コア(例えば、図1〜3、図5〜12のコア211、212)と、このコアに巻きつけられたコイル(例えば、図1〜3、図5〜12のコイル221a、221b、222a、222b)とを夫々有する複数の副アンテナ(例えば、図1〜3、図5〜12の副アンテナ201、202)と、を備え、
前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアの軸線方向の成す角度θが、0°<θ<180°となるように前記設置部に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、補助アンテナ装置(例えば、図1〜3、図6〜8、図10〜12の補助アンテナ装置1000、1001)において、
コア(例えば、図1〜3、図5〜12のコア110)と、このコアに巻きつけられたコイル(例えば、図1〜3、図5〜12のコイル120)とを有する主アンテナ(例えば、図1〜12の主アンテナ100)が、そのコアの軸線方向が6時−12時方向又は3時−9時方向の何れか一方に沿うように設けられた電波腕時計(例えば、図1〜4、図6〜8、図10〜12の腕時計1、1a)が所定の状態で設置される設置部(例えば、図1〜3、図6〜8、図10〜12の載置台300、301)と、
コア(例えば、図1〜3、図5〜12のコア211、212)と、このコアに巻きつけられたコイル(例えば、図1〜3、図5〜12のコイル221a、221b、222a、222b)とを夫々有する複数の副アンテナ(例えば、図1〜3、図5〜12の副アンテナ201、202)と、を備え、
前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアの軸線方向の成す角度θが、0°<θ<180°となるように前記設置部に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の補助アンテナ装置(例えば、図1〜3、図6〜8の補助アンテナ装置1000)において、
前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアが、その軸線方向の延長において垂直に交差するように前記設置部に配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の補助アンテナ装置(例えば、図10〜12の補助アンテナ装置1001)において、
前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアの軸線が垂直に交差するように前記設置部に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の補助アンテナ装置(例えば、図1〜3、図6〜8、図10〜12の補助アンテナ装置1000、1001)において、
前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアにそれぞれ異なる周波数に同調する複数のコイル(例えば、図1〜3、図5〜12のコイル221a、221b、222a、222b)を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、補助アンテナ装置(例えば、図18〜20の補助アンテナ装置1003、図24の補助アンテナ装置1004)において、
コア(例えば、図20、22〜24のコア110)と、このコアに巻きつけられたコイル(例えば、図20、22〜24のコイル120)とを有する主アンテナ(例えば、図18〜20、図22〜24の主アンテナ100)が設けられた電子機器(例えば、図18〜20、図24の腕時計1)が所定の状態で設置される設置部(例えば、図18〜20の載置台303、図24の載置台304)と、
板状のコア(例えば、図18〜23のコア214、図24のコア215)と、この板状のコアの第1の方向に巻回された第1コイル(例えば、図18〜23のコイル224a、図24のコイル225a)と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に巻回された第2コイル(例えば、図18〜23のコイル224b、図24のコイル225b)とを有する副アンテナ(例えば、図18〜23の副アンテナ204、図24の副アンテナ205)とを備え、
前記副アンテナは、前記設置部に前記電子機器が所定の状態で設置された際に、前記設置部における前記電子機器の下方に対応する位置に配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の補助アンテナ装置(例えば、図24の補助アンテナ装置1004)において、
前記副アンテナにおける前記第1コイルと前記第2コイルとは、互いに直交する方向に巻回されているとともに、
異なる周波数に同調する複数の副アンテナ(例えば、図24の副アンテナ204、205)が重ねられて配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、補助アンテナ装置において、
コアと、このコアに巻きつけられたコイルとを有する主アンテナが設けられた電子機器が所定の状態で設置される設置部と、
板状のコア(例えバ、図25のコア216)と、この板状のコアの第1の方向に巻回された第1コイル(例えば、図25のコイル2261)及び第3コイル(例えば、図25のコイル2263)と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に巻回された第2コイル(例えば、図25のコイル2262)及び第4コイル(例えば、図25のコイル2264)とを有する副アンテナ(例えば、図25の副アンテナ206)とを備え、
前記副アンテナは、前記設置部に前記電子機器が所定の状態で設置された際に、前記設置部における前記電子機器の下方に対応する位置に配置されているとともに、前記副アンテナにおける前記第1コイル及び前記第2コイルは第1の周波数に同調し、前記第3コイル及び前記第4コイルは第2の周波数に同調することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の補助アンテナ装置において、
前記副アンテナにおける前記第1コイル及び前記第3コイルは、前記第2コイル及び前記第4コイルと互いに直交する方向に巻回されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、主アンテナが設けられた電子機器を、設置部に所定の状態で設置することにより、所定の周波数に同調することができる複数の副アンテナが電子機器の主アンテナに位置合わせされる。
特に、各副アンテナのコアの軸線方向の成す角度θが、0°<θ<180°となるように、各副アンテナが設置部に配置されているので、一方の副アンテナが主アンテナに対し90°の角度を成してしまい、その副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができなくても、他方の副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができるようになっている。
そして、電子機器は主アンテナのみでも電波の受信は可能であるが、副アンテナが主アンテナと磁気的に結合する配置にあれば、副アンテナは主アンテナの電波の受信感度を向上させることができる。
具体的には、副アンテナを標準電波などの信号磁界中に置くと、信号磁束が副アンテナのコアに集中して副アンテナのコイルと鎖交し、コイルには、コイル内部を通過する信号磁束の変化を妨げる向きに発生磁束が発生する。そして、副アンテナのコイルに生じた発生磁束が、磁気的に結合している主アンテナのコイルに生じる誘導起電力をより増大させることにより、主アンテナが単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度が向上する。
このような複数の副アンテナを備える補助アンテナ装置は、各副アンテナが主アンテナの受信感度を向上させることができ、その補助アンテナ装置の設置部に設置された電子機器における電波の受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置は、どのような配置の主アンテナを有する電子機器であっても、標準電波の受信感度を向上させることができる。
そのため、ユーザは、電子機器における主アンテナの向きや配置を把握する必要がなく、また、副アンテナの配置を切り替えることなく、その電子機器を補助アンテナ装置の設置部に単に載置することによって、電子機器の標準電波の受信感度を向上させることが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、主アンテナが設けられた電波腕時計を、設置部に所定の状態で設置することにより、所定の周波数に同調することができる複数の副アンテナが電波腕時計の主アンテナに位置合わせされる。
特に、各副アンテナのコアの軸線方向の成す角度θが、0°<θ<180°となるように、各副アンテナが設置部に配置されているので、一方の副アンテナが主アンテナに対し90°の角度を成してしまい、その副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができなくても、他方の副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができるようになっている。
そして、電波腕時計は主アンテナのみでも電波の受信は可能であるが、副アンテナが主アンテナと磁気的に結合する配置にあれば、副アンテナは主アンテナの電波の受信感度を向上させることができる。
具体的には、副アンテナを標準電波などの信号磁界中に置くと、信号磁束が副アンテナのコアに集中して副アンテナのコイルと鎖交し、コイルには、コイル内部を通過する信号磁束の変化を妨げる向きに発生磁束が発生する。そして、副アンテナのコイルに生じた発生磁束が、磁気的に結合している主アンテナのコイルに生じる誘導起電力をより増大させることにより、主アンテナが単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度が向上する。
このような複数の副アンテナを備える補助アンテナ装置は、各副アンテナが主アンテナの受信感度を向上させることができ、その補助アンテナ装置の設置部に設置された電波腕時計における電波の受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置は、どのような配置の主アンテナを有する電波腕時計であっても、標準電波の受信感度を向上させることができる。
そのため、ユーザは、電波腕時計における主アンテナの向きや配置を把握する必要がなく、また、副アンテナの配置を切り替えることなく、その電波腕時計を補助アンテナ装置の設置部に単に載置することによって、電波腕時計の標準電波の受信感度を向上させることが可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、補助アンテナ装置の複数の副アンテナは、各副アンテナのコアが、その軸線方向の延長において垂直に交差するように設置部に配置されているので、一方の副アンテナが主アンテナに対し90°の角度を成してしまい、その副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができなくても、他方の副アンテナが主アンテナに対し180°の角度を成すことができる。
つまり、その他方の副アンテナが主アンテナと良好に磁気的に結合することができるようになるので、補助アンテナ装置は、主アンテナを有する電波腕時計などの電子機器における標準電波の受信感度を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、補助アンテナ装置の複数の副アンテナは、各副アンテナのコアの軸線が垂直に交差するように設置部に配置されているので、一方の副アンテナが主アンテナに対し90°の角度を成してしまい、その副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができなくても、他方の副アンテナが主アンテナに対し180°の角度を成すことができる。
つまり、その他方の副アンテナが主アンテナと良好に磁気的に結合することができるようになるので、補助アンテナ装置は、主アンテナを有する電波腕時計などの電子機器における標準電波の受信感度を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、補助アンテナ装置の複数の副アンテナは、各副アンテナのコアにそれぞれ異なる周波数に同調する複数のコイルを有するので、各副アンテナは、それぞれコイルに応じて異なる周波数の電波に同調することができ、異なる周波数を有する複数の電波を受信することができる。
よって、補助アンテナ装置は、複数の周波数に対応する複数の電波を感度よく受信することができ、主アンテナが設けられた電波腕時計などの電子機器における複数の電波の受信感度を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、主アンテナが設けられた電子機器を、設置部に所定の状態で設置することにより、所定の周波数に同調することができる副アンテナが、第1の方向に巻回された第1コイルと、第1の方向とは異なる第2の方向に巻回された第2コイルとを備えているので、一方のコイルの巻回方向が主アンテナのコイルの巻回方向に対し90°の角度を成してしまい、その一方のコイルの作用によっては副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができなくても、他方のコイルの作用によって副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができる
そして、電子機器は主アンテナのみでも電波の受信は可能であるが、副アンテナが主アンテナと磁気的に結合する配置にあれば、副アンテナは主アンテナの電波の受信感度を向上させることができる。
具体的には、副アンテナを標準電波などの信号磁界中に置くと、信号磁束が副アンテナのコアに集中して副アンテナのコイルと鎖交し、コイルには、コイル内部を通過する信号磁束の変化を妨げる向きに発生磁束が発生する。そして、副アンテナのコイルに生じた発生磁束のうち、主アンテナと平行な方向の発生磁束の成分が、磁気的に結合している主アンテナのコイルに生じる誘導起電力をより増大させることにより、主アンテナが単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度が向上する。
このような副アンテナを備える補助アンテナ装置は、副アンテナが主アンテナの受信感度を向上させることができ、その補助アンテナ装置の設置部に設置された電子機器における電波の受信感度を向上させることができる。
そして、補助アンテナ装置は、どのような配置の主アンテナを有する電子機器であっても、標準電波の受信感度を向上させることができる。
そのため、ユーザは、電子機器における主アンテナの向きや配置を把握する必要がなく、また、副アンテナの配置を切り替えることなく、その電子機器を補助アンテナ装置の設置部に単に載置することによって、電子機器の標準電波の受信感度を向上させることが可能になる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、補助アンテナ装置の副アンテナにおける第1コイルと第2コイルとは、互いに直交する方向に巻回されているので、一方のコイルの巻回方向が主アンテナのコイルの巻回方向に対し90°の角度を成してしまい、その一方のコイルの作用によっては副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができなくても、他方のコイルの巻回方向が主アンテナのコイルの巻回方向に対し180°の角度(平行となる角度)を成し、その他方のコイルの作用によって副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができる
よって、このような副アンテナを備える補助アンテナ装置は、主アンテナを有する電波腕時計などの電子機器における電波の受信感度をより好適に向上させることができる。
また、この補助アンテナ装置には、異なる周波数に同調する複数の副アンテナが重ねられて配置されているので、複数の周波数に対応する複数の電波を感度よく受信することができ、主アンテナが設けられた電波腕時計などの電子機器における複数の電波の受信感度を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、主アンテナが設けられた電子機器を、設置部に所定の状態で設置することにより、所定の周波数に同調することができる副アンテナが、第1の方向に巻回された第1コイル及び第3コイルと、第1の方向とは異なる第2の方向に巻回された第2コイル及び第4コイルとを備えているので、一方のコイルの巻回方向が主アンテナのコイルの巻回方向に対し90°の角度を成してしまい、その一方のコイルの作用によっては副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができなくても、他方のコイルの作用によって副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができる
また、副アンテナにおける第1コイル及び第2コイルは第1の周波数に同調し、第3コイル及び第4コイルは第2の周波数に同調するようになっているので、副アンテナは、それぞれコイルに応じて第1の周波数と第2の周波数の電波に同調することができ、異なる周波数を有する複数の電波を受信することができる。
そして、電子機器は主アンテナのみでも電波の受信は可能であるが、副アンテナが主アンテナと磁気的に結合する配置にあれば、副アンテナは主アンテナの電波の受信感度を向上させることができる。
具体的には、副アンテナを標準電波などの信号磁界中に置くと、信号磁束が副アンテナのコアに集中して副アンテナのコイルと鎖交し、コイルには、コイル内部を通過する信号磁束の変化を妨げる向きに発生磁束が発生する。そして、副アンテナのコイルに生じた発生磁束のうち、主アンテナと平行な方向の発生磁束の成分が、磁気的に結合している主アンテナのコイルに生じる誘導起電力をより増大させることにより、主アンテナが単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度が向上する。
このような副アンテナを備える補助アンテナ装置は、複数の周波数に対応する複数の電波を感度よく受信することができ、その補助アンテナ装置の設置部に設置された電子機器における電波の受信感度を向上させることができる。
そして、補助アンテナ装置は、どのような配置の主アンテナを有する電子機器であっても、標準電波の受信感度を向上させることができる。
そのため、ユーザは、電子機器における主アンテナの向きや配置を把握する必要がなく、また、副アンテナの配置を切り替えることなく、その電子機器を補助アンテナ装置の設置部に単に載置することによって、電子機器の標準電波の受信感度を向上させることが可能になる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、副アンテナにおける第1コイル及び第3コイルは、第2コイル及び第4コイルと互いに直交する方向に巻回されているので、例えば、第1コイル及び第3コイルの巻回方向が主アンテナのコイルの巻回方向に対し90°の角度を成してしまい、それらのコイルの作用によっては副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができなくても、第2コイル及び第4コイルの巻回方向が主アンテナのコイルの巻回方向に対し180°の角度(平行となる角度)を成し、それらのコイルの作用によって副アンテナが主アンテナと磁気的に結合することができる
よって、このような副アンテナを備える補助アンテナ装置は、主アンテナを有する電波腕時計などの電子機器における電波の受信感度をより好適に向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る補助アンテナ装置の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態においては、電子機器として電波腕時計(以下、腕時計)を例に挙げて説明する。
また、説明の簡明のため、各図面においては、各アンテナのコイルの径を太くし、巻回数を少なく図示している。
(実施形態1)
図1は、腕時計1aが設置部である載置台300に所定の状態で設置されている状態を示す斜視図である。
図1に示すように、腕時計1aは、主アンテナ100を内蔵し、標準電波を受信して現在時刻データを修正する電波時計である。
また、補助アンテナ装置1000は、載置台300と副アンテナ201、202を備えている。
この腕時計1aを補助アンテナ装置1000の載置台300に載置して係着させた際に、主アンテナ100と副アンテナ201又は副アンテナ202とが位置合わせされることにより、標準電波の受信感度が向上するようになっている。
〔腕時計及びアンテナの構成〕
図2は、載置台300に係着される腕時計1aの拡大正面図であり、図3は、図2のIII−III線における要部の拡大断面図である。図4は、腕時計1aの内部構成を示すブロック図である。
図1から図3に示すように、腕時計1aには主アンテナ100が内蔵されており、載置台300には副アンテナ201、202が内蔵されている。
載置台300は、腕時計1aを使用しない際に載置して保管するための台であり、載置台300には、腕時計1aの外形に沿った載置溝300aが形成されている。
この腕時計1aを、その載置溝300aに合わせて載置して設置することにより、腕時計1aが載置台300に係着するとともに、主アンテナ100と、副アンテナ201と副アンテナ202の何れか一方とが位置合わせされる。そして、その主アンテナ100と位置合わせされた副アンテナ201又は副アンテナ202とが磁気的に結合するようになっている。
この実施形態においては、図1から図3に示すように、腕時計1aに内蔵される主アンテナ100は、そのコア110の軸線方向が、時計の6時−12時方向に沿って設けられている。また、載置台300に載置された腕時計1aに内蔵される主アンテナ100に対し、一方の副アンテナ201が平行に配置され、他方の副アンテナ202が垂直に配置されるように、副アンテナ201、202は載置台300に備えられている。
特に、副アンテナ201、202は、その主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、そのコアの軸線方向がそれぞれ異なる角度をなしている。具体的には、主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、副アンテナ201のコア211の軸線方向は0°をなし、また、主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、副アンテナ202のコア212の軸線方向は90°をなしている。
なお、副アンテナ201、202は、副アンテナ201、202のコア211、212の軸線方向の成す角度θが、0°<θ<180°となるように載置台300に配置されることが好ましく、特に、90°の角度を成すことが好ましい。
そして、この補助アンテナ装置1000においては、副アンテナ201のコア211と副アンテナ202のコア212とが、その軸線方向の延長において垂直に交差するように載置台300に配設されている。つまり、副アンテナ201と副アンテナ202とは、そのコア211とコア212とが交差することなく、コア211とコア212の軸線の延長線同士が直交することによって、略L字形状を呈するように配設されている。
〔腕時計〕
腕時計1aは、図1から図4に示すように、時計計時部4を内部に収納する樹脂成形された時計ケース2を備え、時計ケース2には、これをユーザの手首に装着するためのバンド部材8が取り付けられている。
時計ケース2の上面中央には、文字板5を視認可能なように時計ガラス2aがパッキン2bを介して嵌められ、時計ケース2の周囲には、腕時計1aの各種機能の実行を指示するためのスイッチ3が設けられている。また、時計ケース2の上部外周には外装部材としてのベゼル2fが設けられ、時計ケース2の底面には、金属成形された裏蓋2cが防水リング2dを介して取り付けられている。
時計計時部4は、上部ハウジング部4aや下部ハウジング部4b、時針や分針等の指針7bを文字板5上で運針させるアナログ指針機構7、標準電波を受信する主アンテナ100、アナログ指針機構7や主アンテナ100を接続してこれらを制御する回路基板6を備えている。また、時計計時部4と裏蓋2cの間には、緩衝部材2eが備えられている。
上部ハウジング部4a、下部ハウジング部4b、文字板5は、それぞれの周縁部が時計ケース2の内側周面に設けられている中枠2gに取り付けられた構造となっている。そして、下部ハウジング部4bと上部ハウジング部4aとの間に回路基板6が配置されている。また、上部ハウジング部4aの上面に文字板5が配置され、この文字板5の上面周縁部には、枠状部材5bが、時計ガラス2aの下面周縁部に当接した状態で配置されている。
アナログ指針機構7は、文字板5に形成された軸孔5aからその上方に延びる指針軸7aと、指針軸7aに取り付けられた時針、分針等の指針7bとを有し、指針7bを文字板5の上方で運針させる。アナログ指針機構7(腕時計1a)を動作させるための電池(図示省略)は、例えば下部ハウジング部4bに組み込まれている。
主アンテナ100は、図3に示されるように、回路基板6と文字板5との間のアンテナ収容部100aにおいて、主アンテナ100(コア110)の長手方向の軸線が裏蓋2c(或いは文字板5)と平行になるよう、上部ハウジング部4aに支持されて配置されている。
また、主アンテナ100のコイル120の端部120aは、回路基板6に接続されている。そして、主アンテナ100のコイル120に生じる誘導起電力を検出する受信回路(図示省略)は、回路基板6上に実装されている。
また、腕時計1aは、図4に示すように、CPU10と、入力部20と、表示部30と、ROM40と、RAM50と、受信制御部60と、タイムコード変換部70と、計時回路部80と、発振回路部82と、を備えて構成されている。また、発振回路部82を除く各部はバスBによって接続され、発振回路部82は計時回路部80に接続されている。
CPU10は、所定のタイミング或いは入力部20から入力された操作信号に応じてROM40に格納されたプログラムを読み出してRAM50に展開し、該プログラムに基づいて腕時計1aを構成する各部への指示やデータの転送等を行う。具体的には、例えば所定時間毎に受信制御部60を制御して標準電波の受信処理を実行し、タイムコード変換部70から入力された標準タイムコードに基づいて計時回路部80で計数される現在時刻データを修正する。
また、CPU10は、標準電波の受信処理を実行した際、標準電波を受信できたか否かを判断する制御を行う。
入力部20は、腕時計1aの各種機能の実行を指示するためのスイッチ3等であり、これらのスイッチ3が操作されると、対応する操作信号をCPU10に出力する。
表示部30は、文字板5やCPU10によって制御されるアナログ指針機構7を含み、計時回路部80によって計時された現在時刻を表示する。
また、表示部30は、液晶表示機構や、LED点灯機構を備えてもよく、それらに標準電波の受信状態(例えば、受信良好表示や受信不能表示)を表示するようになっている。
ROM40は、腕時計1aにかかるシステムプログラムやアプリケーションプログラム、本実施の形態を実現するためのプログラムやデータ等を記憶する。
例えば、ROM40には、所定時間毎に標準電波の受信処理を実行するための受信プログラム40aが記憶されている。
また、ROM40には、標準電波の受信に伴い、現在時刻データを修正するための時刻修正プログラム40bが記憶されている。
RAM50は、CPU10の作業領域として用いられ、ROM40から読み出されたプログラムやCPU10で処理されたデータ等を一時的に記憶する。
例えば、RAM50には、CPU10の作業領域として用いたり、プログラムやデータ等を一時的に記憶したりするためのデータ格納領域50aが形成されている。
受信制御部60は、電波受信装置62を備える。電波受信装置62は主アンテナ100を有しており、主アンテナ100で受信した標準電波の不要な周波数成分をカットして該当する周波数信号を取り出し、この周波数信号を対応した電気信号に変換した信号をタイムコード変換部70へ出力する。
タイムコード変換部70は、電波受信装置62から入力された電気信号をデジタル信号に変換し、標準時刻コードや積算コード、曜日コード等の時計機能に必要なデータを含む標準タイムコードを生成してCPU10に出力する。
計時回路部80は、発振回路部82から入力される信号を計数して現在時刻を計時し、計時した現在時刻データをCPU10に出力する。発振回路部82は、常時一定周波数のクロック信号を出力する回路である。
〔アンテナの構成〕
図5は、補助アンテナ装置1000の載置台300に腕時計1aが載置された際のアンテナの状態を示す説明図であり、本実施の形態の主アンテナ100と副アンテナ201、202の配置を示す正面図である。なお、同図において、主アンテナ100のコイル110と受信回路とを接続する導線の図示は省略している。
図5に示すように、主アンテナ100は、コア110と、このコア110の中央部分に銅線等を巻きつけて形成したコイル120と、により構成されており、腕時計1aの内部に設けられている。
コア110は、略円柱形状の棒状体であり、その中央部分は両端側より径が細く形成された凹部を有し、その凹部に銅線等がコア110の両端側の表面とほぼ同じ高さになるように、ほぼ均等な厚みで巻き付けられて、コイル120が形成されている。
コア110は、電波の受信感度が高い材料、例えばフェライト等、比透磁率が高く且つ電気抵抗が大きい磁性材料により形成される。具体的には、コア110は、約1000〜100000程度の比透磁率を有する磁性材料を用いて形成される。このため、コア110内部の磁気抵抗は、主アンテナ100の周辺空間のそれの約1/1000〜1/100000程度と、極めて小さくなっている。
図5に示すように、副アンテナ201は、コア211と、そのコア211の長手方向の中央部分を挟んだ2箇所に銅線等を巻きつけて形成したコイル221a、221bと、コイル221a、221bにそれぞれ接続された同調コンデンサCa、Cbと、により構成されている。また、同様に、副アンテナ202は、コア212と、そのコア212の長手方向の中央部分を挟んだ2箇所に銅線等を巻きつけて形成したコイル222a、222bと、コイル222a、222bにそれぞれ接続された同調コンデンサCa、Cbと、により構成されている。そして、副アンテナ201、202は、載置台300の内部に設けられている。
特に、一方の副アンテナ201は、腕時計1aの主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、そのコア211の軸線方向が平行となるように載置台300に配設されており、また、他方の副アンテナ202は、腕時計1aの主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、そのコア212の軸線方向が垂直となるように載置台300に配設されている。
副アンテナ201、202のコア211、212は、略円柱形状の棒状体であり、その中央部分を挟んだ2箇所に径が細く形成された凹部を有し、その凹部に銅線等がコア211、212の両端側の表面とほぼ同じ高さになるように、ほぼ均等な厚みで巻き付けられて、それぞれコイル221a、221bと、コイル222a、222bとが形成されている。なお、副アンテナ201、202のコア211、212の軸線方向の長さは、主アンテナ100のコア110の軸線方向の長さよりも長く、また、コア211、212の径は、コア110の径よりも太い径を有することが、電波の受信感度を向上させる上で好ましい。
また、副アンテナ201、202のコア211、212は、電波の受信感度が高い材料、例えばフェライト等の磁性材料により形成されており、特に、主アンテナ100のコア110と同じ磁性材料であることが好ましい。
同調コンデンサCa、Cbは、コイル221aと221b、コイル222aと222bとを、それぞれ異なる周波数の電波に同調させるためのコンデンサであり、例えば、コイル221a、コイル222aは40kHzの標準電波、コイル221b、コイル222bは60kHzの標準電波に同調するようになっている。
そして、副アンテナ201は、コア211とコイル221aの作用により40kHzの標準電波に同調してその40kHzの標準電波を受信することと、コア211とコイル221bの作用により60kHzの標準電波に同調してその60kHzの標準電波を受信することが可能になっている。また、同様に、副アンテナ202は、コア212とコイル222aの作用により40kHzの標準電波に同調してその40kHzの標準電波を受信することと、コア212とコイル222bの作用により60kHzの標準電波に同調してその60kHzの標準電波を受信することが可能になっている。
そして、図5に示すように、主アンテナ100のコア110と、副アンテナ201のコア211とが、平行に配置されることにより、主アンテナ100(コア110)と副アンテナ201(コア211)とは、磁気的に結合した状態となっている。
この主アンテナ100を標準電波による信号磁界中に置くと、信号磁束がコア110に集中してコイル120と鎖交し、コイル120には、コイル120内部を通過する信号磁束の変化を妨げる向きに発生磁束が発生する。主アンテナ100は、この発生磁束に基づきコイル120に生じる誘導起電力を検出することにより、標準電波を受信するようになっている。
この誘導起電力の検出は、主アンテナ100のみでも可能であるが、副アンテナ201、202が主アンテナ100と磁気的に結合する配置にあれば、標準電波の受信感度を向上させることができる。
つまり、副アンテナ201(副アンテナ202)を標準電波による信号磁界中に置くと、信号磁束がコア211(コア212)に集中してコイル221a、221b(コイル222a、222b)と鎖交し、コイル221a、221b(コイル222a、222b)には、コイル221a、221b(コイル222a、222b)内部を通過する信号磁束の変化を妨げる向きに発生磁束が発生する。そして、副アンテナ201(副アンテナ202)のコイル221a、221b(コイル222a、222b)に生じた発生磁束が、磁気的に結合している主アンテナ100のコイル120に生じる誘導起電力をより増大させることにより、主アンテナ100単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度が向上するようになっている。
そして、副アンテナ201(副アンテナ202)は40kHzの標準電波と、60kHzの標準電波の受信感度を向上させるようになっている。
このように、腕時計1aは、単独でも標準電波の受信、誘導起電力の検出を行うことができる主アンテナ100を有するとともに、その主アンテナ100と磁気的に結合することができる副アンテナ201、202を備える補助アンテナ装置1000により標準電波の受信感度を向上させることができる。
よって、腕時計などの電子機器には主アンテナ100のみを備えることにより、標準電波の受信が可能な電子機器の小型化を図るとともに、補助アンテナ装置1000の副アンテナ201、202を小型電子機器における主アンテナ100に対して所定の位置に配設することにより、主アンテナ100の受信機能を補うように、標準電波の受信感度を向上させることができる。
そして、本発明にかかる補助アンテナ装置1000は、載置台300に載置される腕時計1aの6時−12時方向に沿ったコア211を有する副アンテナ201と、3時−9時方向に沿ったコア212を有する副アンテナ202とを備えているので、載置台300に載置される腕時計1aに内蔵されている6時−12時方向に沿った主アンテナ100と、副アンテナ201とを磁気的に結合することができ、その副アンテナ201によって、主アンテナ100が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1000は、腕時計1aが標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
特に、補助アンテナ装置1000の副アンテナ201は、40kHzの標準電波を受信することと、60kHzの標準電波を受信することができるので、腕時計1a(主アンテナ100)が受信する40kHzの標準電波と、60kHzの標準電波の、2種類の電波の受信感度を向上させることができる。
〔変形例〕
なお、本発明の適用は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
なお、腕時計や補助アンテナ装置における同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
〔腕時計の変形例〕
腕時計における主アンテナ100の配置を、以下に示す配置にしてもよい。
図6は、腕時計1が載置台300に所定の状態で設置されている状態を示す斜視図である。図7は、載置台300に係着される腕時計1の拡大正面図である。図8は、図7のVIII−VIII線における要部の拡大断面図である。
図6から図8に示すように、腕時計1には主アンテナ100が内蔵されており、腕時計1は、単独でも標準電波の受信(誘導起電力の検出)を行うことができる。また、載置台300には副アンテナ201、202が内蔵されている。
載置台300は、腕時計1を使用しない際に載置して保管するための台であり、載置台300には、腕時計1の外形に沿った載置溝300aが形成されている。
この腕時計1を、その載置溝300aに合わせて載置して設置することにより、腕時計1が載置台300に係着するとともに、主アンテナ100と、副アンテナ201と副アンテナ202の何れか一方とが位置合わせされる。そして、その主アンテナ100と位置合わせされた副アンテナ201又は副アンテナ202とが磁気的に結合するようになっている。
ここで、図6から図8に示すように、腕時計1に内蔵される主アンテナ100は、そのコア110の軸線方向が、時計の3時−9時方向に沿って設けられている。また、載置台300に載置された腕時計1に内蔵される主アンテナ100に対し、一方の副アンテナ201が垂直に配置され、他方の副アンテナ202が平行に配置されるように、副アンテナ201、202は載置台300に備えられている。
特に、副アンテナ201、202は、その主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、そのコアの軸線方向がそれぞれ異なる角度をなしている。具体的には、主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、副アンテナ201のコア211の軸線方向は90°をなし、また、主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、副アンテナ202のコア212の軸線方向は0°をなしている。
そして、副アンテナ201のコア211と副アンテナ202のコア212とが、その軸線方向の延長において垂直に交差するように載置台300に配設されている。つまり、副アンテナ201と副アンテナ202とは、そのコア211とコア212とが交差することなく、コア211とコア212の軸線の延長線同士が直交することによって、略L字形状を呈するように配設されている。
図9は、補助アンテナ装置1000の載置台300に腕時計1が載置された際のアンテナの状態を示す説明図であり、主アンテナ100と副アンテナ201、202の配置を示す正面図である。
図9に示すように、一方の副アンテナ201は、腕時計1の主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、そのコア211の軸線方向が垂直となるように載置台300に配設されており、また、他方の副アンテナ202は、腕時計1の主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、そのコア212の軸線方向が平行となるように載置台300に配設されている。
そして、主アンテナ100のコア110と、副アンテナ202のコア212とが、平行に配置されることにより、主アンテナ100(コア110)と副アンテナ202(コア212)とは、磁気的に結合した状態となっている。
このように、本発明にかかる補助アンテナ装置1000は、載置台300に載置される腕時計1の6時−12時方向に沿ったコア211を有する副アンテナ201と、3時−9時方向に沿ったコア212を有する副アンテナ202とを備えているので、載置台300に載置される腕時計1に内蔵されている3時−9時方向に沿った主アンテナ100と、副アンテナ202とを磁気的に結合することができ、その副アンテナ202によって、主アンテナ100が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1000は、腕時計1が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
特に、補助アンテナ装置1000の副アンテナ202は、40kHzの標準電波を受信することと、60kHzの標準電波を受信することができるので、腕時計1(主アンテナ100)が受信する40kHzの標準電波と、60kHzの標準電波の、2種類の電波の受信感度を向上させることができる。
以上のように、補助アンテナ装置1000は、載置台300に載置される腕時計の6時−12時方向に沿ったコア211を有する副アンテナ201と、3時−9時方向に沿ったコア212を有する副アンテナ202とを備えているので、その載置台300に載置される腕時計が、その腕時計の6時−12時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1aであっても、補助アンテナ装置1000は、その腕時計1aが標準電波を受信する受信感度を向上させることができ、また、その載置台300に載置される腕時計が、その腕時計の3時−9時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1であっても、補助アンテナ装置1000は、その腕時計1が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1000は、6時−12時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1aと、3時−9時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1の、どちらの腕時計に対しても標準電波の受信感度を向上させることができる。
そのため、ユーザは、腕時計における主アンテナ100の向きや配置を把握する必要がなく、その腕時計(1、1a)を補助アンテナ装置1000の載置台300に単に載置することによって、それぞれの腕時計(1、1a)の標準電波の受信感度を向上させることが可能になり、それぞれの腕時計(1、1a)における自動時刻修正を好適に行わせることができる。
(実施形態2)
次に、本発明に係る補助アンテナ装置の実施形態2について、図10から図12を用いて説明する。なお、実施形態1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
補助アンテナ装置における副アンテナを、以下に示す構成にしてもよい。
図10は、腕時計1が補助アンテナ装置1001の載置台301に所定の状態で設置されている状態を示す斜視図である。図11は、その載置台301に係着される腕時計1の拡大正面図である。図12は、図10のXI−XI線における要部の拡大断面図である。
図10から図12に示すように、補助アンテナ装置1001は、載置台301と副アンテナ201、202を備え、その載置台301に副アンテナ201、202が内蔵されている。また、腕時計1には主アンテナ100が内蔵されている。
この腕時計1を補助アンテナ装置1001の載置台301に載置して係着させた際に、主アンテナ100と副アンテナ201又は副アンテナ202とが位置合わせされることにより、標準電波の受信感度が向上するようになっている。
載置台301は、腕時計1を使用しない際に載置して保管するための台であり、載置台301には、腕時計1の外形に沿った載置溝300aが形成されている。
この腕時計1を、その載置溝300aに合わせて載置して設置することにより、腕時計1が載置台301に係着するとともに、主アンテナ100と、副アンテナ201と副アンテナ202の何れか一方とが位置合わせされる。そして、その主アンテナ100と位置合わせされた副アンテナ201又は副アンテナ202とが磁気的に結合するようになっている。
ここで、図10から図12に示すように、腕時計1に内蔵される主アンテナ100は、そのコア110の軸線方向が、時計の3時−9時方向に沿って設けられている。また、載置台301に載置された腕時計1に内蔵される主アンテナ100に対し、一方の副アンテナ201が垂直に配置され、他方の副アンテナ202が平行に配置されるように、副アンテナ201、202は載置台301に備えられている。
特に、副アンテナ201、202は、その主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、そのコアの軸線方向がそれぞれ異なる角度をなしている。具体的には、主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、副アンテナ201のコア211の軸線方向は90°をなし、また、主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して、副アンテナ202のコア212の軸線方向は0°をなしている。
そして、副アンテナ201のコア211の軸線と、副アンテナ202のコア212の軸線とが、垂直に交差するように、副アンテナ201と副アンテナ202は載置台301に配設されている。つまり、副アンテナ201と副アンテナ202とは、そのコア211とコア212とが直交することによって、略十字形状を呈するように配設されている。
なお、副アンテナ201と副アンテナ202は、載置台301に腕時計1が所定の状態で設置された際に、その載置台301における腕時計1の下方に対応する位置に配置するように内蔵されており、副アンテナ201と副アンテナ202とが交差する交点が、腕時計1の指針軸7aの下方に位置するようになっている。
このように、補助アンテナ装置1001は、載置台301に載置される腕時計1の6時−12時方向に沿ったコア211を有する副アンテナ201と、3時−9時方向に沿ったコア212を有する副アンテナ202とを備えているので、載置台301に載置される腕時計1に内蔵されている3時−9時方向に沿った主アンテナ100と、副アンテナ202とを磁気的に結合することができ、その副アンテナ202によって、主アンテナ100が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1001は、腕時計1が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
特に、補助アンテナ装置1001の副アンテナ202は、40kHzの標準電波を受信することと、60kHzの標準電波を受信することができるので、腕時計1(主アンテナ100)が受信する40kHzの標準電波と、60kHzの標準電波の、2種類の電波の受信感度を向上させることができる。
また、補助アンテナ装置1001の載置台301に載置される腕時計が、その時計の6時−12時方向に沿ったコア110を有する主アンテナ100を内蔵する腕時計1aであっても、その6時−12時方向に沿った主アンテナ100と、副アンテナ201とを磁気的に結合することができ、その副アンテナ201によって、主アンテナ100が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。つまり、補助アンテナ装置1001は、腕時計1aが標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
従って、補助アンテナ装置1001は、その載置台301に載置される腕時計が、その腕時計の6時−12時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1aであっても、その腕時計1aが標準電波を受信する受信感度を向上させることができ、また、その載置台301に載置される腕時計が、その腕時計の3時−9時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1であっても、その腕時計1が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1001は、6時−12時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1aと、3時−9時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1の、どちらの腕時計に対しても標準電波の受信感度を向上させることができる。
そのため、ユーザは、腕時計における主アンテナ100の向きや配置を把握する必要がなく、その腕時計(1、1a)を補助アンテナ装置1001の載置台301に単に載置することによって、それぞれの腕時計(1、1a)の標準電波の受信感度を向上させることが可能になり、それぞれの腕時計(1、1a)における自動時刻修正を好適に行わせることができる。
(実施形態3)
次に、本発明に係る補助アンテナ装置の実施形態3について、図13から図17を用いて説明する。なお、実施形態1、2と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
補助アンテナ装置における副アンテナを、以下に示す構成にしてもよい。
図13は、腕時計1が補助アンテナ装置1002の載置台302に所定の状態で設置されている状態を示す斜視図である。図14は、その載置台302に係着される腕時計1の拡大正面図である。図15は、図14のXV−XV線における要部の拡大断面図である。
図16は、補助アンテナ装置1002の載置台302に腕時計1が載置された際のアンテナの状態を示す説明図であり、主アンテナ100と副アンテナ203の配置を示す正面図である。
図13から図15に示すように、補助アンテナ装置1002は、載置台302と副アンテナ203を備え、その載置台302に副アンテナ203が内蔵されている。また、腕時計1には主アンテナ100が内蔵されている。
載置台302は、腕時計1を使用しない際に載置して保管するための台であり、載置台302には、腕時計1の外形に沿った載置溝300aが形成されている。
この腕時計1を、その載置溝300aに合わせて載置して設置することにより、腕時計1が載置台302に係着するとともに、主アンテナ100と、副アンテナ203とが磁気的に結合し、標準電波の受信感度が向上するようになっている。
ここで、図13から図15に示すように、腕時計1に内蔵される主アンテナ100は、そのコア110の軸線方向が、時計の3時−9時方向に沿って設けられている。
また、載置台302に腕時計1が所定の状態で設置された際に、その腕時計1に内蔵される主アンテナ100のコア110の軸線方向に対し、副アンテナ203のコア213の軸線方向は、45°の角度をなすように、副アンテナ203は載置台302に備えられている。なお、載置台302に載置された腕時計1に内蔵される主アンテナ100のコア110の軸線方向に対し、副アンテナ203のコア213の軸線方向は、0°以上90°未満の角度をなすことが好ましく、特に45°の角度をなす状態であることが好ましい。
そして、副アンテナ203は、載置台302に腕時計1が所定の状態で設置された際に、その載置台302における腕時計1の下方に対応する位置に配置するように内蔵されており、副アンテナ203の長手方向の中心が、腕時計1の指針軸7aの下方に位置するようになっている。
また、副アンテナ203のコア213の軸線と、主アンテナ100のコア110の軸線とが交差するようになっている。
副アンテナ203は、コア213と、そのコア213の長手方向の中央部分を挟んだ2箇所に銅線等を巻きつけて形成したコイル223a、223bと、コイル223a、223bにそれぞれ接続された同調コンデンサCa、Cbと、により構成されている。
副アンテナ203のコア213は、略円柱形状の棒状体であり、その中央部分を挟んだ2箇所に径が細く形成された凹部を有し、その凹部に銅線等がコア213の両端側の表面とほぼ同じ高さになるように、ほぼ均等な厚みで巻き付けられて、それぞれコイル223a、223bとが形成されている。なお、副アンテナ203のコア213の軸線方向の長さは、主アンテナ100のコア110の軸線方向の長さよりも長く、また、コア213の径は、コア110の径よりも太い径を有することが、電波の受信感度を向上させる上で好ましい。
また、副アンテナ203のコア213は、電波の受信感度が高い材料、例えばフェライト等の磁性材料により形成されており、特に、主アンテナ100のコア110と同じ磁性材料であることが好ましい。
同調コンデンサCa、Cbは、コイル223aと223bを、それぞれ異なる周波数の電波に同調させるためのコンデンサであり、例えば、コイル223aは40kHzの標準電波、コイル223bは60kHzの標準電波に同調するようになっている。
そして、副アンテナ203は、コア213とコイル223aの作用により40kHzの標準電波に同調してその40kHzの標準電波を受信することと、コア213とコイル223bの作用により60kHzの標準電波に同調してその60kHzの標準電波を受信することが可能になっている。
そして、図16に示すように、主アンテナ100のコア110と、副アンテナ203のコア213とは、磁気的に結合可能となっている。
具体的には、図17に示すように、副アンテナ203を標準電波による信号磁界中に置くと、信号磁束がコア213に集中してコイル223a、223bと鎖交し、コイル223a、223bには、コイル223a、223b内部を通過する信号磁束の変化を妨げる向きに発生磁束が発生する。そして、副アンテナ203のコイル223a、223bに生じた発生磁束のうち、主アンテナ100のコア110の軸線方向に沿った発生磁束の成分が、主アンテナ100のコイル120に生じる誘導起電力をより増大させることにより、主アンテナ100単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度が向上するようになっている。
なお、主アンテナ100のコア110の軸線方向に対し、副アンテナのコアの軸線方向が0°の角度をなす際に、その副アンテナが主アンテナ100の受信感度を100%向上させると仮定した場合、本発明の実施形態3における副アンテナ203のコア213の軸線方向は、主アンテナ100のコア110の軸線方向に対して45°の角度をなしているので、この副アンテナ203は、その主アンテナ100の受信感度を(cos45°)×100%=(√2/2)×100%(約70%)向上させることができるといえる。
そして、副アンテナ203は、同調コンデンサCa、Cbを備えているので、40kHzの標準電波と、60kHzの標準電波の受信感度をそれぞれ約70%向上させるようになっている。
このように、補助アンテナ装置1002は、載置台302に載置される腕時計1の主アンテナ100のコア110に対して、45°の角度をなすコア213を有する副アンテナ203を備えているので、腕時計1に内蔵されている3時−9時方向に沿った主アンテナ100と、副アンテナ203の3時−9時方向の成分とを磁気的に結合することができ、その副アンテナ203によって、主アンテナ100が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1002は、腕時計1が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
特に、補助アンテナ装置1002の副アンテナ202は、40kHzの標準電波を受信することと、60kHzの標準電波を受信することができるので、腕時計1(主アンテナ100)が受信する40kHzの標準電波と、60kHzの標準電波の、2種類の電波の受信感度を向上させることができる。
また、補助アンテナ装置1002の載置台302に載置される腕時計が、その時計の6時−12時方向に沿ったコア110を有する主アンテナ100を内蔵する腕時計1aであっても、その6時−12時方向に沿った主アンテナ100と、副アンテナ203の6時−12時方向の成分とを磁気的に結合することができ、その副アンテナ203によって、主アンテナ100が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。つまり、補助アンテナ装置1002は、腕時計1aが標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
従って、補助アンテナ装置1002は、その載置台302に載置される腕時計が、その腕時計の6時−12時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1aであっても、その腕時計1aが標準電波を受信する受信感度を向上させることができ、また、その載置台302に載置される腕時計が、その腕時計の3時−9時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1であっても、その腕時計1が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1002は、6時−12時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1aと、3時−9時方向に沿った主アンテナ100(コア110)を有する腕時計1の、どちらの腕時計に対しても標準電波の受信感度を向上させることができる。
そのため、ユーザは、腕時計における主アンテナ100の向きや配置を把握する必要がなく、その腕時計(1、1a)を補助アンテナ装置1002の載置台302に単に載置することによって、それぞれの腕時計(1、1a)の標準電波の受信感度を向上させることが可能になり、それぞれの腕時計(1、1a)における自動時刻修正を好適に行わせることができる。
(実施形態4)
次に、本発明に係る補助アンテナ装置の実施形態4について、図18から図23を用いて説明する。なお、実施形態1〜3と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
補助アンテナ装置における副アンテナを、以下に示す構成にしてもよい。
図18は、腕時計1が補助アンテナ装置1003の載置台303に所定の状態で設置されている状態を示す斜視図である。図19は、腕時計1が補助アンテナ装置1003の載置台303に所定の状態で設置されている状態を示す拡大正面図である。図20は、図19のXX−XX線における要部の拡大断面図である。図21は、補助アンテナ装置1003の載置台303に配設される副アンテナ204を示す説明図である。
図18から図21に示すように、補助アンテナ装置1003は、載置台303と副アンテナ204を備え、その載置台303に副アンテナ204が内蔵されている。また、腕時計1には主アンテナ100が内蔵されている。
載置台303は、腕時計1を使用しない際に載置して保管するための台であり、載置台303には、腕時計1の外形に沿った載置溝300aが形成されている。
この腕時計1を、その載置溝300aに合わせて載置して設置することにより、腕時計1が載置台303に係着するとともに、主アンテナ100と、副アンテナ204とが磁気的に結合し、標準電波の受信感度が向上するようになっている。なお、腕時計1に内蔵される主アンテナ100は、そのコア110の軸線方向が、時計の3時−9時方向に沿って設けられている。
図21(a)に示すように、副アンテナ204は、コア214と、そのコア214の縦方向と横方向とにそれぞれ銅線等を巻きつけて形成したコイル224a、224bと、コイル224a、224bにそれぞれ接続された同調コンデンサCaと、により構成されている。
そして、副アンテナ204は、載置台303の内部であって、その載置台303に腕時計1が所定の状態で設置された際に、載置台303における腕時計1の下方に対応する位置に配設されている。
特に、コア214は、図21(b)に示すように、略正方形状を呈する板状体であり、その縦、横の長さは、主アンテナ100のコア110の軸線方向の長さよりも長いことが、電波の受信感度を向上させる上で好ましい。
そして、副アンテナ204のコア214における縦方向であって、載置台303に設置される腕時計1の6時−12時方向に対応する第1の方向に第1コイル224aが巻回されており、また、副アンテナ204のコア214における横方向であって、載置台303に設置される腕時計1の3時−9時方向に対応する第2の方向に第2コイル224bが巻回されている。なお、コア214は、電波の受信感度が高い材料、例えば、フェライト等の磁性材料により形成されており、主アンテナ100のコア110と同じ磁性材料であることが好ましい。
また、同調コンデンサCaは、第1コイル224aと第2コイル224bを、例えば、40kHzの標準電波に同調するようになっている。そして、副アンテナ204は、コア214とコイル224a、224bの作用により40kHzの標準電波に同調してその40kHzの標準電波を受信することが可能になっている。
そして、図22に示すように、主アンテナ100のコア110と、副アンテナ204のコア214とは、磁気的に結合可能となっている。
具体的には、副アンテナ204を標準電波による信号磁界中に置くと、例えば、信号磁束がコア213に集中して第1コイル224aと鎖交し、第1コイル224aには、第1コイル224a内部を通過する信号磁束の変化を妨げる向きに発生磁束が発生する。そして、副アンテナ204の第1コイル224aに生じた発生磁束のうち、主アンテナ100のコア110の軸線方向に沿った発生磁束の成分が、主アンテナ100のコイル120に生じる誘導起電力をより増大させることにより、主アンテナ100単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度が向上するようになっている。
ここで、副アンテナ204は、載置台303に設置される腕時計の6時−12時方向に対応して巻回された第1コイル224aと、その腕時計の3時−9時方向に対応して巻回された第2コイル224bとを備えているので、コア110の軸線方向が時計の6時−12時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1aが補助アンテナ装置1003の載置台303に設置された場合でも、その腕時計1aの主アンテナ100が単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度を向上させることが可能になっている。
具体的には、図23に示すように、副アンテナ204の第2コイル224bに生じた発生磁束のうち、腕時計1aの主アンテナ100のコア110の軸線方向に沿った発生磁束の成分が、主アンテナ100のコイル120に生じる誘導起電力をより増大させることができるので、主アンテナ100単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度を向上させることができるようになっている。
また、図23に示すように、腕時計が有する主アンテナ100のコア110の軸線方向と、第1コイル224aおよび第2コイル224bの巻回方向がそれぞれ異なる場合であっても、補助アンテナ装置1003は、その腕時計の受信感度を向上させることができる。
具体的には、副アンテナ204の第1コイル224aに生じた発生磁束のうち、主アンテナ100のコア110の軸線方向に沿った発生磁束の成分と、副アンテナ204の第2コイル224bに生じた発生磁束のうち、腕時計1aの主アンテナ100のコア110の軸線方向に沿った発生磁束の成分とが、それぞれ主アンテナ100のコイル120に生じる誘導起電力をより増大させることができるので、主アンテナ100が単独で電波を受信する場合に比べて、受信感度を向上させることができるようになっている。
つまり、副アンテナ204は、副アンテナ204に対してどのような向きに配置された主アンテナ100であっても、その受信感度を向上させることができるので、無指向性の副アンテナであるといえる。
なお、主アンテナ100の受信感度を向上させる発生磁束の成分は、主アンテナ100の軸線方向と、第1コイル224aおよび第2コイル224bの巻回方向とがなす角度に応じた相関(例えば、三角関数)に基づいて求めることが可能である。
このように、補助アンテナ装置1003は、標準電波に対する無指向性を有する副アンテナ204を備えているので、その補助アンテナ装置1003に係着させて載置する腕時計に備えられている主アンテナ100のコア110の軸線方向によらず、任意の向きの主アンテナ100の受信感度を好適に向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1003は、主アンテナ100の向きによらず、その受信感度を向上させることができるので、所定の主アンテナ100が備えられている任意の腕時計が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
(実施形態5)
次に、本発明に係る補助アンテナ装置の実施形態5について、図24を用いて説明する。なお、実施形態1〜4と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
補助アンテナ装置における副アンテナを、以下に示す構成にしてもよい。
図24は、腕時計1が補助アンテナ装置1004の載置台304に所定の状態で設置されている状態における要部の拡大断面図である。
図24に示すように、補助アンテナ装置1004は、載置台304と、副アンテナ204、205を備え、その載置台304に副アンテナ204、205が内蔵されている。また、腕時計1には主アンテナ100が内蔵されている。
載置台304は、腕時計1を使用しない際に載置して保管するための台であり、載置台304には、腕時計1の外形に沿った載置溝300aが形成されている。
この腕時計1を、その載置溝300aに合わせて載置して設置することにより、腕時計1が載置台304に係着するとともに、主アンテナ100と、副アンテナ204、205とが磁気的に結合し、標準電波の受信感度が向上するようになっている。なお、腕時計1に内蔵される主アンテナ100は、そのコア110の軸線方向が、時計の3時−9時方向に沿って設けられている。
副アンテナ204は、コア214と、そのコア214の縦方向と横方向とにそれぞれ銅線等を巻きつけて形成したコイル224a、224bと、コイル224a、224bにそれぞれ接続された同調コンデンサCaと、により構成されている(図21(a)参照)。
同様に、副アンテナ205は、コア215と、そのコア215の縦方向と横方向とにそれぞれ銅線等を巻きつけて形成したコイル225a、225bと、コイル225a、225bにそれぞれ接続された同調コンデンサCbと、により構成されている
そして、副アンテナ204と副アンテナ205は、載置台304の内部であって、その載置台304に腕時計1が所定の状態で設置された際に、載置台304における腕時計1の下方に対応する位置に重ねられるように配設されている。
特に、コア214、215は、略正方形状を呈する板状体であり、その縦、横の長さは、主アンテナ100のコア110の軸線方向の長さよりも長いことが、電波の受信感度を向上させる上で好ましい。
そして、副アンテナ204のコア214における縦方向であって、載置台304に設置される腕時計1の6時−12時方向に対応する第1の方向に第1コイル224aが巻回されており、また、副アンテナ204のコア214における横方向であって、載置台304に設置される腕時計1の3時−9時方向に対応する第2の方向に第2コイル224bが巻回されている。同様に、副アンテナ205のコア215における縦方向であって、載置台304に設置される腕時計1の6時−12時方向に対応する第1の方向に第1コイル225aが巻回されており、また、副アンテナ205のコア215における横方向であって、載置台304に設置される腕時計1の3時−9時方向に対応する第2の方向に第2コイル225bが巻回されている。
なお、コア214、215は、電波の受信感度が高い材料、例えば、フェライト等の磁性材料により形成されており、主アンテナ100のコア110と同じ磁性材料であることが好ましい。
また、同調コンデンサCaは、第1コイル224aと第2コイル224bを、例えば、40kHzの標準電波に同調するようになっている。また、同調コンデンサCbは、第1コイル225aと第2コイル225bを、例えば、60kHzの標準電波に同調するようになっている。
そして、副アンテナ204は、コア214とコイル224a、224bの作用により40kHzの標準電波に同調してその40kHzの標準電波を受信することが可能になっている。同様に、副アンテナ205は、コア215とコイル225a、225bの作用により60kHzの標準電波に同調してその60kHzの標準電波を受信することが可能になっている。
そして、副アンテナ204は、載置台304に設置される腕時計の6時−12時方向に対応して巻回された第1コイル224aと、その腕時計の3時−9時方向に対応して巻回された第2コイル224bとを備えているので、コア110の軸線方向が時計の3時−9時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1と、コア110の軸線方向が時計の6時−12時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1aが、補助アンテナ装置1004の載置台304に設置された場合に、それぞれの腕時計の主アンテナ100が単独で40kHzの標準電波を受信する場合に比べて、受信感度を向上させることが可能になっている。
同様に、副アンテナ205は、載置台304に設置される腕時計の6時−12時方向に対応して巻回された第1コイル225aと、その腕時計の3時−9時方向に対応して巻回された第2コイル225bとを備えているので、コア110の軸線方向が時計の3時−9時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1と、コア110の軸線方向が時計の6時−12時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1aが、補助アンテナ装置1004の載置台304に設置された場合に、それぞれの腕時計の主アンテナ100が単独で60kHzの標準電波を受信する場合に比べて、受信感度を向上させることが可能になっている。
つまり、副アンテナ204と副アンテナ205は、副アンテナ204、205に対してどのような向きに配置された主アンテナ100であっても、その受信感度を向上させることができるので、無指向性の副アンテナであるといえる。
このように、補助アンテナ装置1004は、標準電波に対する無指向性を有する副アンテナ204、205を備えているので、その補助アンテナ装置1004に係着させて載置する腕時計に備えられている主アンテナ100のコア110の軸線方向によらず、任意の向きの主アンテナ100の受信感度を好適に向上させることができる。
つまり、補助アンテナ装置1004は、主アンテナ100の向きによらず、その受信感度を向上させることができるので、所定の主アンテナ100が備えられている任意の腕時計が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
特に、補助アンテナ装置1004は、40kHzの標準電波用の副アンテナ204と、60kHzの標準電波用の副アンテナ205を備えているので、腕時計が40kHzの標準電波と60kHzの標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
(実施形態6)
次に、本発明に係る補助アンテナ装置の実施形態6について、図25を用いて説明する。なお、実施形態1〜5と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
補助アンテナ装置の載置台に内蔵する副アンテナを、以下に示す構成にしてもよい。
図25は、本実施形態6における補助アンテナ装置の載置台に配設される副アンテナ206を示す説明図である。
図25(a)に示すように、副アンテナ206は、コア216と、そのコア216の縦方向に銅線等を巻きつけて形成したコイル2261、2263と、そのコア216の横方向とに銅線等を巻きつけて形成したコイル2262、2264と、コイル2261、2262にそれぞれ接続された同調コンデンサCaと、コイル2263、2264にそれぞれ接続された同調コンデンサCbと、により構成されている。
そして、副アンテナ206は、載置台の内部であって、その載置台に腕時計が所定の状態で設置された際に、載置台における腕時計の下方に対応する位置に配設されている。
コア216は、図25(b)に示すように、略正方形状を呈する板状体であり、その縦、横の長さは、主アンテナ100のコア110の軸線方向の長さよりも長いことが、電波の受信感度を向上させる上で好ましい。
そして、副アンテナ206のコア216における縦方向であって、載置台に設置される腕時計の6時−12時方向に対応する第1の方向に第1コイル2261と第3コイル2263が巻回されており、また、副アンテナ206のコア216における横方向であって、載置台に設置される腕時計の3時−9時方向に対応する第2の方向に第2コイル2262と第4コイル2264が巻回されている。なお、コア216は、電波の受信感度が高い材料、例えば、フェライト等の磁性材料により形成されており、主アンテナ100のコア110と同じ磁性材料であることが好ましい。
また、同調コンデンサCaは、第1コイル2261と第2コイル2262を、40kHzの標準電波に同調するようになっている。同様に、同調コンデンサCbは、第3コイル2263と第4コイル2264を、60kHzの標準電波に同調するようになっている。
そして、副アンテナ206は、コア216と第1コイル2261、第2コイル2262の作用により40kHzの標準電波に同調してその40kHzの標準電波を受信することが可能になっている。同様に、副アンテナ206は、コア216と第3コイル2263、第4コイル2264の作用により60kHzの標準電波に同調してその60kHzの標準電波を受信することが可能になっている。
そして、副アンテナ206は、載置台に設置される腕時計の6時−12時方向に対応して巻回された第1コイル2261と、その腕時計の3時−9時方向に対応して巻回された第2コイル2262とを備えているので、コア110の軸線方向が時計の3時−9時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1と、コア110の軸線方向が時計の6時−12時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1aが、副アンテナ206が備えられる補助アンテナ装置の載置台に設置された場合に、それぞれの腕時計の主アンテナ100が単独で40kHzの標準電波を受信する場合に比べて、受信感度を向上させることが可能になっている。
同様に、副アンテナ206は、載置台に設置される腕時計の6時−12時方向に対応して巻回された第3コイル2263と、その腕時計の3時−9時方向に対応して巻回された第4コイル2264とを備えているので、コア110の軸線方向が時計の3時−9時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1と、コア110の軸線方向が時計の6時−12時方向に沿う主アンテナ100を有する腕時計1aが、副アンテナ206が備えられる補助アンテナ装置の載置台に設置された場合に、それぞれの腕時計の主アンテナ100が単独で60kHzの標準電波を受信する場合に比べて、受信感度を向上させることが可能になっている。
つまり、副アンテナ206は、副アンテナ206に対してどのような向きに配置された主アンテナ100であっても、その受信感度を向上させることができるので、無指向性の副アンテナであるといえる。
このように、副アンテナ206を備える補助アンテナ装置は、その副アンテナ206が有する標準電波の受信に関する無指向性により、その補助アンテナ装置に係着させて載置する腕時計に備えられている主アンテナ100のコア110の軸線方向によらず、任意の向きの主アンテナ100の受信感度を好適に向上させることができる。
つまり、副アンテナ206を備える補助アンテナ装置は、主アンテナ100の向きによらず、その受信感度を向上させることができるので、所定の主アンテナ100が備えられている任意の腕時計が標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
特に、副アンテナ206は、40kHzの標準電波用の第1コイル2261、第2コイル2262と、60kHzの標準電波用の第3コイル2263、第4コイル2264とを有するコア216を備えているので、副アンテナ206を備える補助アンテナ装置は、腕時計が40kHzの標準電波と60kHzの標準電波を受信する受信感度を向上させることができる。
なお、以上の実施の形態においては、副アンテナ201と副アンテナ202を、載置台300に載置される腕時計の時計ケースの周囲に対応する位置に配設するように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、略L字形状を呈する副アンテナ201と副アンテナ202を、載置台300に載置される腕時計の時計ケースの下方に対応する位置に配設するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態においては、副アンテナ201と副アンテナ202を、載置台301に載置される腕時計の時計ケースの下方に対応する位置に配設するように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、略十字形状を呈する副アンテナ201と副アンテナ202を、載置台300に載置される腕時計の時計ケースの周囲に対応する位置に配設するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態においては、副アンテナ201と副アンテナ202との配置が、略L字形状を呈する配置と、略十字形状を呈する配置とを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、略T字形状を呈する配置などであってもよい。
また、主アンテナに対する副アンテナは1つや2つであることに限らず、3つ以上の副アンテナが配置されてもよい。
同様に、副アンテナのコアに並設されるコイルは2つであることに限らず、3つ以上のコイルを形成するようにしてもよい。
また、電子機器は、電波腕時計に限らず、携帯電話機などその他の電子機器であってもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明に係る補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着した状態を示す斜視図である。 載置台に腕時計が係着されている補助アンテナ装置の拡大正面図である。 図2のIII−III線における拡大断面図である。 腕時計の要部構成を示すブロック図である。 主アンテナと副アンテナの配置を示す説明図である。 本発明に係る補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着した状態を示す斜視図である。 載置台に腕時計が係着されている補助アンテナ装置の拡大正面図である。 図7のVIII−VIII線における拡大断面図である。 主アンテナと副アンテナの配置を示す説明図である。 本発明の実施形態2における補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態2における補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着されている状態を示す拡大正面図である。 図11のXII−XII線における拡大断面図である。 本発明の実施形態3における補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態3における補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着されている状態を示す拡大正面図である。 図14のXV−XV線における拡大断面図である。 主アンテナと副アンテナの配置を示す説明図である。 副アンテナに生じる発生磁束が主アンテナに作用する縦横方向成分に関する説明図である。 本発明の実施形態4における補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態4における補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着されている状態を示す拡大正面図である。 図19のXX−XX線における拡大断面図である。 板状の副アンテナを示す説明図(a)と、その副アンテナを示す斜視図(b)である。 主アンテナと板状の副アンテナの配置を示す説明図である。 主アンテナと板状の無指向性の副アンテナの配置を示す説明図である。 本発明の実施形態5における補助アンテナ装置の載置台に腕時計が係着した状態を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態6における補助アンテナ装置に備えられる板状の副アンテナを示す説明図(a)と、その副アンテナを示す斜視図(b)である。
符号の説明
1、1a 腕時計(電子機器、電波腕時計)
100 主アンテナ
110 コア
120 コイル
201、202 副アンテナ
211、212 コア
221a、221b、222a、222b コイル
300、301 載置台(設置部)
1000、1001 補助アンテナ装置
203 副アンテナ
213 コア
223a、223b コイル
302 載置台(設置部)
1002 補助アンテナ装置
204、205 副アンテナ
214、215 コア
224a、225a 第1コイル
224b、225b 第2コイル
303、304 載置台(設置部)
1003、1004 補助アンテナ装置
206 副アンテナ
216 コア
2261 第1コイル
2262 第2コイル
2263 第3コイル
2264 第4コイル
Ca、Cb 同調コンデンサ

Claims (9)

  1. コアと、このコアに巻きつけられたコイルとを有する主アンテナが設けられた電子機器が所定の状態で設置される設置部と、
    コアと、このコアに巻きつけられたコイルとを夫々有する複数の副アンテナとを備え、
    前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアの軸線方向の成す角度θが、0°<θ<180°となるように前記設置部に配置されていることを特徴とする補助アンテナ装置。
  2. コアと、このコアに巻きつけられたコイルとを有する主アンテナが、そのコアの軸線方向が6時−12時方向又は3時−9時方向の何れか一方に沿うように設けられた電波腕時計が所定の状態で設置される設置部と、
    コアと、このコアに巻きつけられたコイルとを夫々有する複数の副アンテナと、を備え、
    前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアの軸線方向の成す角度θが、0°<θ<180°となるように前記設置部に配置されていることを特徴とする補助アンテナ装置。
  3. 前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアが、その軸線方向の延長において垂直に交差するように前記設置部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の補助アンテナ装置。
  4. 前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアの軸線が垂直に交差するように前記設置部に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の補助アンテナ装置。
  5. 前記複数の副アンテナは、各副アンテナのコアにそれぞれ異なる周波数に同調する複数のコイルを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の補助アンテナ装置。
  6. コアと、このコアに巻きつけられたコイルとを有する主アンテナが設けられた電子機器が所定の状態で設置される設置部と、
    板状のコアと、この板状のコアの第1の方向に巻回された第1コイルと、前記第1の方向とは異なる第2の方向に巻回された第2コイルとを有する副アンテナとを備え、
    前記副アンテナは、前記設置部に前記電子機器が所定の状態で設置された際に、前記設置部における前記電子機器の下方に対応する位置に配置されていることを特徴とする補助アンテナ装置。
  7. 前記副アンテナにおける前記第1コイルと前記第2コイルとは、互いに直交する方向に巻回されているとともに、
    異なる周波数に同調する複数の副アンテナが重ねられて配置されていることを特徴とする請求項に記載の補助アンテナ装置。
  8. コアと、このコアに巻きつけられたコイルとを有する主アンテナが設けられた電子機器が所定の状態で設置される設置部と、
    板状のコアと、この板状のコアの第1の方向に巻回された第1コイル及び第3コイルと、前記第1の方向とは異なる第2の方向に巻回された第2コイル及び第4コイルとを有する副アンテナとを備え、
    前記副アンテナは、前記設置部に前記電子機器が所定の状態で設置された際に、前記設置部における前記電子機器の下方に対応する位置に配置されているとともに、前記副アンテナにおける前記第1コイル及び前記第2コイルは第1の周波数に同調し、前記第3コイル及び前記第4コイルは第2の周波数に同調することを特徴とする補助アンテナ装置。
  9. 前記副アンテナにおける前記第1コイル及び前記第3コイルは、前記第2コイル及び前記第4コイルと互いに直交する方向に巻回されていることを特徴とする請求項に記載の補助アンテナ装置。
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