JP4586640B2 - ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ Download PDF

Info

Publication number
JP4586640B2
JP4586640B2 JP2005172321A JP2005172321A JP4586640B2 JP 4586640 B2 JP4586640 B2 JP 4586640B2 JP 2005172321 A JP2005172321 A JP 2005172321A JP 2005172321 A JP2005172321 A JP 2005172321A JP 4586640 B2 JP4586640 B2 JP 4586640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
golf club
face
club head
elastic member
low elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005172321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006345911A (ja
Inventor
紀彦 中原
智朗 森
眞司 山本
政樹 秋江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2005172321A priority Critical patent/JP4586640B2/ja
Publication of JP2006345911A publication Critical patent/JP2006345911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4586640B2 publication Critical patent/JP4586640B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Description

本発明は、強度等を維持しつつ、飛距離等の打撃性能および打撃時における主に打撃音による打球感も改善したゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブに関するものである。
近年、飛距離などの打撃性能が向上されたゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドが種々提案されている(特許文献1〜特許文献4等参照)。
特許文献1には、打球時において、ヘッド本体に固着されるフェース部がバランス良くたわむようにしたヘッド構造を有するゴルフクラブが開示されている。
この特許文献1のゴルフクラブにおいては、フェース部に、打球面となるフェース面と、フェース面からそれぞれヘッド本体のクラウン部およびソール部に向けて屈曲したクラウン側屈曲延出部およびソール側屈曲延出部とが設けられている。
また、特許文献2には、インパクト時にヘッドのボディ部の余計な変形を抑え、フェース部を効果的に撓ませることにより、飛距離の増大を図ることを目的としたゴルフクラブが開示されている。この特許文献2におけるゴルフクラブにおいては、外殻部が、金属製の殻部材からなる内部が中空のヘッドの内部に、フェースから所定の距離をおいてトウ−ヒール方向の断面形状にほぼ沿う形状を有する板状の補強リブが設けられている。これにより、特許文献2のゴルフクラブにおいては、フェース部の弾性変形を許容しながら、ソール部およびクラウン部の変形を抑制することができる。
また、特許文献3には、フェース部、クラウン部およびソール部と、フェース部と、クラウン部およびソール部とを接合する接合部とを備え、この接合部がフェース部よりも弾性率が低い材料で構成されているゴルフクラブヘッドが開示されている。この特許文献3のゴルフクラブヘッドにおいては、フェース部を後方に大きく変位させて、反発特性を向上させることができる。
また、特許文献4には、フロント体、ミッド体、およびバック体を一体化したゴルフクラブヘッドが開示されている。このフロント体はフェース部を含むものであり、バック体はゴルフクラブヘッドの後部を構成するものである。ミッド体は、フロント体とバック体との間に位置しており、トウ−ヒール方向に周回する環形状を有するものである。なお、ミッド体はアルミニウム合金により形成され、フロント体およびバック体はチタン合金より形成されている。
このような構成により、特許文献4に開示されたゴルフクラブヘッドにおいては、インパクト時のクラウン部の撓みが大きく、ボールの打ち出し角度が高い。これにより、ヘッドスピードが遅いゴルファーが使用しても大きな飛距離を得ることができる。
特開平11−114102号公報 特開2000−176056号公報 特開2004−216131号公報 特開2004−229820号公報
しかしながら、特許文献1のゴルフクラブにおいては、クラウン側屈曲延出部およびソール側屈曲延出部を部分的に薄肉状にしている。このため、飛距離および打球感については良好な結果が得られるものの、耐久性が乏しいものとなる。
また、特許文献2のゴルフクラブ、ならびに特許文献3および4のゴルフクラブヘッドにおいては、飛距離を向上させることができるものの、現状では更なる飛距離の増大を図ることが望まれている。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、強度等を維持しつつ、飛距離等の打撃性能および打撃時における主に打撃音による打球感も改善したゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、ソール部、クラウン部およびサイド部を備えるバック体と、前記バック体に接合され、ゴルフボールを打撃するフェース面を備えるフェース部とを有するゴルフクラブヘッドであって、前記フェース部および前記バック体を構成する構成部材よりも弾性率が低い低弾性材料により構成された低弾性部材が、前記フェース部と前記バック体との接合部から前記クラウン部の少なくとも一部に設けられていることを特徴とするゴルフクラブヘッドを提供するものである。
本発明において、前記低弾性部材は、前記接合部から水平方向に30mm以内に設けられていることが好ましい。
また、本発明においては、前記低弾性部材は、さらに前記サイド部および前記ソール部の少なくとも一方に配置されていることが好ましい。
さらに、本発明において、前記サイド部および前記ソール部の少なくとも一方に配置された前記低弾性部材は、前記接合部から配置されていることが好ましい。
さらにまた、本発明において、前記低弾性部材は、前記クラウン部に設けられたものが最も前記水平方向における長さが長いことが好ましい。
また、本発明においては、前記バック体のうち、前記クラウン部の厚さが、最も薄いことが好ましい。
また、本発明においては、前記低弾性部材と前記バック体との他の接合部における前記バック体の内面に、リブが設けられていることが好ましい。
また、本発明において、前記フェース部は、その周縁から前記フェース面の中央に向かって10mm以内の範囲で、少なくとも一部に前記低弾性部材により構成されていることが好ましい。
また、本発明において、前記低弾性部材は、前記バック体のクラウン部、サイド部およびソール部に亘りリング状に配置されていることが好ましい。
本発明の第2の態様は、上記本発明の第1の態様のゴルフクラブヘッドを有することを特徴とするゴルフクラブを提供するものである。
本発明のゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブは、フェース部およびバック体を構成する構成部材よりも弾性率が低い低弾性材料により構成された低弾性部材を、フェース部とバック体との接合部からクラウン部の少なくとも一部に設けることにより、ゴルフボールの打撃時に、接合部、すなわち、クラウン部側のフェース部の端部で、ロフト角度が大きくなる方向にフェース部が変位する。また、フェース部が打撃前の状態に戻る場合、低弾性部材が設けられたクラウン部側のフェース部の端部は、打撃前の状態に戻るのが遅い。このため、さらにフェース部のロフト角度が大きくなる。これにより、打撃したゴルフボールの打ち出し角度が高くなる。さらには、フェース部のロフト角度が大きくなる方向への変位により、ゴルフボールにはバックスピンと反対側の回転方向に回転がかかり、スピン量が小さくなる。すなわち、低スピン化される。このようにして、高打出し、低スピンが実現され、飛距離等について優れた打撃性能を得ることができる。
さらに、本発明のゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブにおいては、少なくともクラウン部側の一部に低弾性部材を配置するものであり、低弾性部材の変形は、フェース部のクラウン側の端部を基点に生じるため、金属音がするが、硬くなく柔らかい打球感を得ることができる。
また、本発明のゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブにおいては、少なくともクラウン部側の一部に低弾性部材を配置するものであり、低弾性部材の配置する量を少なくすることができるため、強度および耐久性についても所定のレベルを維持することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブを詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブを示す分解斜視図である。図2(a)は、図1に示すゴルフクラブヘッドの正面図であり、(b)は、図2(a)の模式的側断面図である。
図1に示すように、ゴルフクラブ10は、ゴルフクラブヘッド20と、ゴルフクラブシャフト40とを有する。
ゴルフクラブヘッド20は、フェース部22、ソール部24、クラウン部26、サイド部28およびホーゼル部30ならびに第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36を有する。
本実施形態のゴルフクラブヘッド20では、フェース部22、ソール部24、クラウン部26、サイド部28、第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36は、それぞれ板状に成形されており、これらの部材が相互に接合されて外殻構造を構成している。また、ソール部24、クラウン部26およびサイド部28によりバック体が構成される。このバック体においては、ソール部24、クラウン部26およびサイド部28により開口部が形成される。この開口部にフェース部22が接合されている。
また、図1および図2(a)に示すように、ホーゼル部30は、ゴルフクラブシャフト40をゴルフクラブヘッド20に固定するものであり、クラウン部26に設けられている。このホーゼル部30には、ゴルフクラブシャフト40が挿入される開口部32が設けられている。ゴルフクラブシャフト40は、ゴルフクラブヘッド20にソケット42を介して固定される。このソケット42には、ゴルフクラブシャフト40を挿通可能な開口部44が設けられている。
フェース部22は、その表面がゴルフボールを打撃するフェース面23となるものである。このフェース面23のトウ側からヒール側に向かう水平方向に伸びたスコアラインLが、例えば、3本平行に形成されている。
本実施形態のゴルフクラブヘッド10においては、図2(b)に示すように、フェース部22とバック体との接合部のうち、クラウン部26側に第1の低弾性部材34が設けられている。すなわち、図2(b)に示すように、フェース部22のクラウン部26側の端部から第1の低弾性部材34が設けられている。この第1の低弾性部材34は、クラウン部26の一部を置換するような形態で配置されている。
また、図2(a)に示すように、フェース部22とバック体との接合部のうち、ソール部24側に第2の低弾性部材36が設けられている。すなわち、図2(b)に示すように、フェース部22のソール部24側の端部から第2の低弾性部材36が設けられている。この第2の低弾性部材36は、ソール部24の一部を置換するような形態で配置されている。
第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36は、フェース部22、ソール部24、クラウン部26およびサイド部28を構成する構成材料よりも、弾性率(ヤング率)が低い低弾性材料からなるものである。本発明において、弾性率が低いとは、弾性率(ヤング率)の差が10GPa以上60GPa未満のことをいう。すなわち、第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36は、フェース部22、ソール部24、クラウン部26およびサイド部28を構成する構成材料よりも弾性率(ヤング率)が10GPa以上60GPa未満低い。
第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材としては、フェース部22、ソール部24、クラウン部26およびサイド部28を構成する構成材料よりも、弾性率が低い低弾性材料からなるものであれば、特に限定されるものではない。第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材としては、例えば、Ti−15V−3Cr−3Al−3Snの組成を有するチタン合金の溶体化処理材(ヤング率が95GPa)、Ti−11Mo−9Sn(ヤング率が60GPa)、Ti−23Nb−0.7Ta−2Zr−1.2O(ヤング率が65GPa)、Ti−9Nb−12Ta−3V−6Zr−1.5O(ヤング率が55GPa)もしくはTi−40Nb−3Ta−3Zr(ヤング率が50GPa)の組成を有するチタン合金、またはCFRPなどの繊維強化複合材料を用いることができる。
次に、図3および図4(a)〜(c)を参照して本実施形態の作用について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの打撃メカニズムの解析モデルを示す模式図であり、図4(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブヘッドのゴルフボールの打撃メカニズムを時間経過順に示す概略模式図である。
図3に示す打撃メカニズムの解析モデル21は、本実施形態のゴルフクラブヘッド20について、第1の低弾性部材34を第1のばね要素34aに置換し、第2の低弾性部材36を第2のばね要素36aに置換したものである。それ以外の各構成部材についても、剛体としてモデル化している。フェース部22、ソール部24、クラウン部26およびサイド部28を、それぞれフェース部要素22a、ソール部要素24a、クラウン部要素26a、およびサイド部要素28aの剛体とした。また、第1の低弾性部材34(第1のばね要素34a)は、第2の低弾性部材36(第2のばね要素36a)に比して弾性率が低いもとした。なお、フェース面は所定のロフト角度θを有する。
本実施形態のゴルフクラブヘッド20(解析モデル21)においては、図4(a)に示すように、フェース部要素22aのフェース面要素23aの重心位置でゴルフボールBを打撃する。
このとき、図4(b)に示すように、第1のばね要素34aおよび第2のばね要素36aが圧縮変形する。このとき、第1のばね要素34aの方が第2のばね要素36aよりも弾性率が低いため、第1のばね要素34aの変位量が多い。このため、ロフト角度を大きくする方向にフェース部要素22aが変位し、破線で示す打撃後のフェース部要素22aのロフト角度θは、初期のロフト角度θよりも大きくなる。
次に、図4(c)に示すように、ゴルフボールBとフェース部要素22aとが接触している間、第1のばね要素34aおよび第2のばね要素36aが打撃前の元の状態に戻る(以下、単に「元の状態に戻る」ともいう)。このとき、第2のばね要素36aの方が第1のばね要素34aよりも速く元の状態に戻り、第1のばね要素34aは元の状態に戻る途中である。このため、さらにロフト角度が大きくなるように、フェース部要素22が変位し、想像線で示すフェース部要素22aのロフト角度θは、破線で示すフェース部要素22aのロフト角度θよりも大きくなる。このようにして、ゴルフボールBの打ち出し角度を高くすることができる。また、フェース部要素22aのロフト角度が大きくなる方向への変位により、ゴルフボールBにバックスピンと反対側の回転方向に回転がかかりスピン量が小さくなる。すなわち、低スピン化される。これにより、高打出し、低スピンを実現することができる。さらに、ゴルフボールがフェース面から離れると略同時に変形が元に戻るため、エネルギー損失が少なくゴルフボールの初速効率が良い。このため大きな飛距離が得られ、優れた打撃性能を得ることができる。
なお、図5(a)に示すような従来のゴルフクラブヘッド100においては、クラウン部102に、開口部103を形成し、この開口部103を覆うようにして、低弾性部材104が設けられている。図5(a)に示す従来のゴルフクラブヘッド100においては、フェース部106とソール部105およびクラウン部102とが直接接合されている。接合部108では、クラウン部102と低弾性部材104とが重なっている。このため、接続部108の肉厚が厚くなり、剛性が高い。このため、フェース部106の接続部108は変形しにくい。
図5(a)に示す従来のゴルフクラブヘッド100を、図5(b)に示すように、モデル化し、低弾性部材104をばね要素104aに置換した。それ以外のクラウン部102、ソール部105、フェース部106および接続部108の各構成部材についても、剛体としてモデル化し、クラウン部要素102a、ソール部要素105a、フェース部要素106aおよび接続部要素108aとしている。
図5(b)に示す従来のモデル100aにおいて、高打出し、低スピンを実現させるには、接続部要素108aは高剛性なので、低弾性部材104(ばね要素104a)を変形させる。低弾性部材104(ばね要素104a)が変形するものの、フェース部106から離れた位置で変形が生じるため、大きく変形し、ゴルフボールが離れた後でも、大きく変形し続ける。このため、打撃エネルギーの利用効率が低下するとともに、ゴルフボールの打撃時、ゴルフボールがフェース面から離れた後でも低弾性部材104の変形が元の状態に戻らない。このため、従来のゴルフクラブヘッド100においては、低弾性部材104によるロフト角度を大きくする効果はあるものの、エネルギー損失が多く、ゴルフボールの初速効率が悪くなる。このようなことから、図5(b)に示す従来のゴルフクラブヘッド100では、ゴルフボールの打ち出し角度を高くする効果はあるものの、本発明ほどゴルフボールの初速効率を良くできない。また、ゴルフボールの初速効率を良くするためには、フェース部106のロフト角度が大きくなる方向への変位を本発明よりも小さくする必要があり、ゴルフボールにバックスピンを抑制するための回転力が小さく、低スピン量化の効果も小さい。以上のことにより、ゴルフボールの初速効率を良くすること、高打出し、および低スピンの3つを全て満たすことは困難である。
本実施形態においては、フェース部22の周縁に、クラウン部26側に第1の低弾性部材34を設け、ソール部24側に第2の低弾性部材36を設けることにより、フェース部22と、バック体との接合部(フェース部22の端部)で変形を生じさせることができる。また、この接合部を変形させることにより、ゴルフボールの打撃によるエネルギー損失が少ないとともに、ゴルフボールの打撃時において、ゴルフボールがフェース面から離れる時点までにフェース部22が元の状態に戻る。
このようなことから、上述の如く、フェース部22をロフト角度が大きくなるように変位させることができるとともに、ゴルフボールの打撃中に、フェース部22が元の状態に戻ることにより、ロフト角度が更に大きくなるようにフェース部22が変位する。このため、ゴルフボールの打ち出し角度を高くすることができるとともに、スピン量を少なくすることができ、高打出し、および低スピンを実現することができる。さらに、初速効率も良い。これにより、飛距離が得られ、優れた打撃性能を得ることができる。
さらに、本実施形態においては、第1の低弾性部材34、および第2の低弾性部材36の変形は、フェース部22の端部を基点に生じており、硬くなく柔らかい打球感が得ることができる。
本実施形態において、図2(b)に示すように、第1の低弾性部材34の水平方向H(以下、フェース・バック方向ともいう)におけるフェース部22の端部からバック体側の端部までの長さDは、30mm以内であることが好ましい。また、第2の低弾性部材36の水平方向Hにおけるフェース部22の端部からバック体側の端部までの長さDも30mm以内であることが好ましい。第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36の水平方向Hにおけるフェース部22の端部からの長さD、Dは、最大でも中央部まであることが好ましい。この中央部とは、フェース部22の端部から長さD、Dが70mm程度までの範囲である。
本実施形態においては、第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36の水平方向Hにおけるフェース部22の端部からの長さD、Dを30mm以内とすることにより、ヘッド体における変形領域を小さくでき、優れた耐久性を得ることができるとともに、打球感についてもより良好なものとなる。
また、本実施形態においては、第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36の水平方向Hにおけるフェース部22の端部からの長さD、Dを30mm以内とすることが好ましい。このため、第1の低弾性部材34、および第2の低弾性部材36の大きさを小さくすることも好ましい。このように、強度および耐久性についても所定のレベルを維持することができる。
なお、第1の低弾性部材34は、第2の低弾性部材36に比して、弾性率が低いことが好ましい。これにより、上述の如く、フェース部22を、ロフト角度を大きくするように容易に変位させることができる。
また、本実施形態において、第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36の配置位置は、フェース部の外縁でかつフェース部に直接的に接合されるものであれば、特に限定されるものではなく、サイド部に低弾性部材を設ける構成としてもよい。このように、サイド部に低弾性部材を設けた場合、フェース部の端部から設けなくともよい。しかしながら、サイド部に低弾性部材を設けた場合でも、フェース部の端部から設けることが好ましい。
さらには、低弾性部材を、ソール部24、サイド部28およびクラウン部26の全てに亘るリング状に配置してもよい。この場合においても、少なくともクラウン部26側に設けられた低弾性部材をフェース部22の端部から設ける構成とすればよい。
本実施形態においては、フェース部22、ソール部24、クラウン部26、およびサイド部28は、いずれも水平方向Hが圧延方向である圧延材を用いることが好ましい。これは、金属材料のヤング率は、圧延により生じる圧延異方性を利用して調整することができるためである。圧延材は、圧延方向と平行な方向におけるヤング率(引張強度)が、圧延方向と直交する方向におけるヤング率(引張強度)と異なり、圧延方向と平行な方向におけるヤング率の方が小さい。このため、水平方向H(フェース・バック方向)と圧延方向とが平行になるように、圧延材を配置することにより、フェース部22、ソール部24、クラウン部26、およびサイド部28のヤング率を小さくでき、打撃時の変位を大きくできる。このような圧延方向の制御以外にも、例えば、結晶組織を調整してヤング率の異方性を持たせることもできる。
なお、本実施形態においては、図6に示すゴルフクラブヘッド20aの如く、クラウン部26の第1の低弾性部材34の接合部の近傍にリブ50を設け、ソール部24の第2の低弾性部材36の接合部の近傍にリブ52を設けてもよい。このように、クラウン部26にリブ50を設け、ソール部24にリブ52を設けることにより、バック体の強度が高くなる。このため、打撃時における第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36の変形が更に促進される。これにより、更に飛距離が伸び、優れた打撃性能を有するものとなる。また、打球感についても、良好なものとなる。
なお、リブ50、52の形状は、特に限定されるものではない。しかしながら、強度、応力集中または質量増加の効果の面から、リブ50、52のバック体側にはテーパ部50a、52aを設け、厚さを薄くすることが好ましい。また、リブ50、52は、クラウン部26、サイド部28およびソール部24の順に、剛性が低くなることが理想的である。
さらに、リブ50、52の配置位置も、特に限定されるものではなく、少なくとも第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36が設けられている範囲に設ければよい。
また、リブ50、52の大きさは、強度、応力集中または質量増加の効果の面から、垂直方向Vの高さは0.3〜2.0mmであることが好ましい。また、水平方向Hにおける長さ(幅)は1.0〜5.0mmであることが好ましい。
また、さらに、本実施形態においては、図7に示すゴルフクラブヘッド20bの如く、第1の低弾性部材60、および第2の低弾性部材62を、CFRPなどの繊維強化複合材料で構成してもよい。この場合、第1の低弾性部材60は、フェース部22と接する端部に、フェース部22内面と接するリブ60aが設けられている。また、第1の低弾性部材60は、クラウン部26と接する端部に、クラウン部26内面と接するリブ60bが設けられている。
さらに、第2の低弾性部材62は、フェース部22と接する端部に、フェース部22内面と接するリブ62aが設けられている。また、第2の低弾性部材62は、ソール部24と接する端部に、ソール部24内面と接するリブ62bが設けられている。
このように、第1の低弾性部材60、および第2の低弾性部材62をCFRPで構成することにより、打撃時における第1の低弾性部材60および第2の低弾性部材62の変形が更に促進される。これにより、更に飛距離が伸び、優れた打撃性能を有するものとなる。また、打球感についても、良好なものとなる。
また、本実施形態の繊維強化複合材料は、強化繊維によりマトリクス樹脂を強化されたものである。この強化繊維としては、例えば、炭素繊維、ボロン繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、および窒化珪素繊維などの無機繊維、アラミド繊維、ポリアリレ−ト繊維、ポリエチレン繊維、およびポリエステル繊維などの有機繊維、またはチタン繊維、アモルファス繊維、およびステンレス鋼繊維などの金属繊維が例示される。また、強化繊維としては、先の例示したものの中から、複数種を選択し、それを強化繊維として用いてもよい。また、強化繊維の配向については、特に限定されるものではく、一方向に整列して配置するか、またはクロス(織布)の状態で使用してもよい。
また、繊維強化複合材料の強化繊維としては、例えば、繊維単体の0度方向の引張強度が2500MPa以上、かつ比重が2.0以下であることが好ましい。
また、マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、およびフェノール樹脂などの熱硬化性マトリクス樹脂が例示される。
なお、マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂が好ましい。このマトリクス樹脂としては、例えば、グリシジルエーテル系エポキシ樹脂(ビスフェノールA、F、S系エポキシ樹脂、ノボラック系エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA系エポキシ樹脂)、環式脂肪族エポキシ樹脂、グリシジルエステル系エポキシ樹脂、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタンまたはトリグリシジル−p−アミノフェノールなどのグリシジルアミン系エポキシ樹脂、および複素環式エポキシ樹脂が例示される。さらに、マトリクス樹脂としては、これらの他種々のエポキシ樹脂から選択される1種又は複数種を使用することもできる。本実施形態におけるマトリクス樹脂としては、特に、ビスフェノールA、F、Sグリシジルアミン系エポキシ樹脂が好適である。
また、硬化剤としては、アミン系硬化剤、例えば、ジシアンジアミド(DICY)、ジアミノジフェニルスルフォン(DDS)、ジアミノジフェニルメタン(DDM);酸無水物系、例えばヘキサヒドロ無水フタル酸(HHPA)、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(MHHPA)などが例示される。硬化剤としては、特に、アミン系硬化剤を好適に使用することができる。
なお、FRP層には、プリプレグを用いることもできる。このプリプレグとしては、例えば、東レ社製のP3251S−20(商品名) UDプリプレグ、または東レ社製のF6343B−05P(商品名) クロスプリプレグが例示される。
次に、本発明の第2の実施形態のゴルフクラブについて説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。なお、図1〜図2(a)および(b)に示す第1の実施形態のゴルフクラブヘッドと同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明については省略する。
図8に示す本実施形態のゴルフクラブヘッド20cは、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20(図2(b)参照)に比して、第2の低弾性部材36がフェース部22とソール部24との接合部70から所定の距離Dをあけて設けられている点が異なり、それ以外の構成は、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20と同様の構成であり、その詳細な説明は省略する。
また、本実施形態のゴルフクラブヘッド20cにおいては、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20と共通する構成物の数値限定についても同様であるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、フェース部22とソール部24との接合部70から所定の距離Dあけて、第2の低弾性部材36を設けることにより、フェース部22とソール部24とが直接接続されるため、大きな力が作用する接合部70の強度を高くすることができる。このため、飛距離などの打撃性能を更に高くすることができるとともに、耐久性も優れたものとすることができる。さらに、打球感についても、接合部70の強度が従来のものと変わらず、第1の低弾性部材34が設けられていることから、金属音を得ることができるとともに、硬くなく柔らかい打球感を得ることができる。
本実施形態においては、フェース部22とソール部24との接合部70(フェース部22の端部)から水平方向Hに所定の距離Dあけて、第2の低弾性部材36を設けているが、この場合においても、第2の低弾性部材36は、フェース部22の端部(周縁部)から30mm以内に配置されることが好ましい。すなわち、第2の低弾性部材36は、フェース部22の端部から所定の距離Dを合わせて、30mm以内に配置されることが好ましい。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1の低弾性部材34および第2の低弾性部材36の水平方向Hにおけるフェース部22の端部からの長さD、D+Dは、最大でも中央部まであることが好ましい。この中央部とは、フェース部22の端部から長さD、D+Dが70mm程度までの範囲である。
なお、フェース部22の端部からの距離Dは10mm以内であることが好ましく、さらに好ましくは、距離Dは5〜10mmである。しかしながら、端部70における接合強度を考慮して、端部70を避けていれば、すなわち、距離Dが0mmでなければ、特に問題がない。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。また、本実施形態のゴルフクラブヘッド20cを用いたゴルフクラブについても同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態のゴルフクラブについて説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。なお、図1〜図2(a)および(b)に示す第1の実施形態のゴルフクラブヘッドと同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明については省略する。
図9に示す本実施形態のゴルフクラブヘッド20dは、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20(図2(b)参照)に比して、第1の低弾性部材64および第2の低弾性部材66がフェース部22の一部を構成する点が異なり、それ以外の構成は、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20と同様の構成であり、その詳細な説明は省略する。
また、本実施形態のゴルフクラブヘッド20dにおいては、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20と共通する構成物の数値限定についても同様であるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の第1の低弾性部材64は、第1の実施形態の第1の低弾性部材34(図2(b)参照)に比して、フェース部22の外縁からフェース面23の中央に向って折れた折曲部64aを有する点が異なるものである。この折曲部64aが、クラウン部26側のフェース部22の一部を構成する。
また、第2の低弾性部材66は、第1の実施形態の第2の低弾性部材36(図2(b)参照)に比して、フェース部22の外縁からフェース面23の中央に向って折れた折曲部66aを有する点が異なるものである。この折曲部66aが、ソール部24側のフェース部22の一部を構成する。
本実施形態においては、フェース部22は、外縁からフェース面23の中央に向かって10mm以内の範囲で、少なくとも一部が低弾性部材により構成されていることが好ましく、さらに好ましくは、5〜10mmである。
また、本実施形態において、各折曲部64a、66aの長さt、tは、いずれも10mm以内であることが好ましく、さらに好ましくは、長さt、tは5〜10mmである。なお、高打出し、低スピンを得るためには、各折曲部64a、66aの長さt、tは、t>tであることが好ましい。
本実施形態においては、フェース部22の一部を構成する第1の低弾性部材64、および第2の低弾性部材66を設けることにより、打撃時において、変形領域が多くなる。このため、フェース部22と、バック体との接合部(フェース部22の端部)における変形が更に一層大きくなる。これにより、フェース部22をロフト角度が更に一層大きくなるように変位させることができるとともに、ゴルフボールの打撃中にフェース部22が打撃前の元の状態に戻ることにより、フェース部22のロフト角度が更に一層大きくなるようにフェース部22が変位する。このため、ゴルフボールの打ち出し角度を更に一層高くすることができるとともに、スピン量を更に一層少なくすることができる。さらに、初速効率も良い。これにより、飛距離が得られ、更に優れた打撃性能を得ることができる。また、相対的にフェース部22側が大きく変形するため、打球感についても、硬くなく柔らかい打感を得ることができる。
また、これ以外については、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。また、本実施形態のゴルフクラブヘッド20dを用いたゴルフクラブについても同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、図10に示すゴルフクラブ20eの如く、クラウン部26の第1の低弾性部材64の接合部の近傍にリブ50を設け、ソール部24の第2の低弾性部材66の接合部の近傍にリブ52を設けてもよい。このように、クラウン部26にリブ50を設け、ソール部24にリブ52を設けることにより、バック体の強度が高くなる。このため、打撃時における第1の低弾性部材66および第2の低弾性部材66の変形が更に一層促進される。これにより、更により一層飛距離が伸び、更により優れた打撃性能を有するものとなる。また、打球感についても、更により一層良好なものとなる。
なお、リブ50、52の形状は、特に限定されるものではなく、第1の実施形態と同様である。また、リブ50、52の配置位置も、特に限定されるものではなく、第1の実施形態と同様であり、少なくとも第1の低弾性部材64および第2の低弾性部材66が設けられている範囲に設ければよい。さらには、リブ50、52の構成も第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第4の実施形態のゴルフクラブについて説明する。
図11は、本発明の第4の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。なお、図1〜図2(a)および(b)に示す第1の実施形態のゴルフクラブヘッドと同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明については省略する。
図11に示す本実施形態のゴルフクラブヘッド20fは、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20(図2(b)参照)に比して、第1の低弾性部材64がフェース部22の一部を構成する点が異なり、それ以外の構成は、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20と同様の構成であり、その詳細な説明は省略する。
また、本実施形態のゴルフクラブヘッド20fにおいては、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20と共通する構成物の数値限定についても同様であるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の第1の低弾性部材64は、第3の実施形態のゴルフクラブヘッド20dの第11の低弾性部材64と同様の構成を有するものである。第1の低弾性部材64は、フェース部22の外縁からフェース面23の中心に向って折れた折曲部64aを有する。この折曲部64aが、クラウン部26側のフェース部22の一部を構成する。なお、折曲部64aの垂直方向における長さtも10mm以内であることが好ましい。さらに好ましくは、長さtは5〜10mmである。
本実施形態においても、フェース部22のクラウン部26側の一部を第1の低弾性部材64で構成することにより、打撃時において、変形領域が多くなるとともに、フェース部22と、バック体との接合部(フェース部22の端部)における変形が一層大きくなる。これにより、さらにフェース部22をロフト角度が一層大きくなるように変位させることができるとともに、ゴルフボールの打撃中にフェース部22が打撃前の元の状態に戻ることにより、フェース部22のロフト角度が一層大きくなるようにフェース部22が変位する。このため、ゴルフボールの打ち出し角度を一層高くすることができるとともに、スピン量を一層少なくすることができる。また、初速効率も良い。これにより、飛距離などの打撃性能を一層向上させることができる。
また、これ以外については、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。また、本実施形態のゴルフクラブヘッド20fを用いたゴルフクラブについても同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第5の実施形態のゴルフクラブについて説明する。
図12は、本発明の第5の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。なお、図1〜図2(a)および(b)に示す第1の実施形態のゴルフクラブヘッドと同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明については省略する。
図12に示す本実施形態のゴルフクラブヘッド20gは、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20(図2(b)参照)に比して、第2の低弾性部材36が設けられておらず、ソール部24とフェース部22とが直接接続されており、ソール部24とフェース部22との接合部70が低弾性部材で構成されていない点が異なり、それ以外の構成は、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20と同様の構成であり、その詳細な説明は省略する。
また、本実施形態のゴルフクラブヘッド20gにおいては、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20と共通する構成物の数値限定についても同様であるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、クラウン部26とフェース部22との接合部だけに第1の低弾性部材34を設けることによっても、フェース部22のクラウン部26側の第1の低弾性部材34が変形し、フェース部22がロフト角度が大きくなるように傾く。また、ゴルフボールの打撃中にフェース部22が元の状態に戻る。これにより、フェース部22がロフト角度がさらに大きくなるように傾く。このため、ゴルフボールの打ち出し角度を高くすることができるとともに、スピン量を少なくすることができ、高打出し、および低スピンを実現することができる。また、初速効率も良い。これにより、飛距離などの打撃性能を向上させることができる。
本実施形態においては、第1の実施形態に比して、低弾性部材を設ける量が少ないため、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20よりも強度および耐久性を高くすることができる。
なお、これ以外については、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。また、本実施形態のゴルフクラブヘッド20gを用いたゴルフクラブについても同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態においても、図13に示すゴルフクラブ20hの如く、クラウン部26の第1の低弾性部材34の接合部の近傍に、第1の実施形態と同様にリブ50を設けてもよい。第1の実施形態と同様に、打撃時における第1の低弾性部材34の変形が更に一層促進される。これにより、更に一層飛距離が得られ、優れた打撃性能を有する。また、リブ50の形状、配置位置および構成については、第1の実施形態のリブ50と同様である。
さらに、上述のいずれの実施形態のゴルフクラブヘッドにおいても、フェース部22、ソール部24、クラウン部26およびサイド部28は、チタン合金により形成することができる。このチタン合金としては、神戸製鋼所社製、KS120(商品名(組成:Ti−0.5Fe−0.3O−0.6Si))、およびJFEホールディング社製、SP700(商品名(組成:Ti−4.5Al−3V−2Mo−2Fe))を用いることができる。
さらにまた、上述のいずれの実施形態のゴルフクラブヘッドにおいても、フェース部22、ソール部24、クラウン部26、およびサイド部28のうち、クラウン部28の厚さが最も薄いことが好ましい。クラウン部26の厚さを最も薄くすることにより、フェース部22がロフト角度が大きくなるように、傾き易くなる。
また、上述のいずれの実施形態のゴルフクラブヘッドにおいても、設けられた低弾性部材のうち、クラウン部26側に設けられた低弾性部材の水平方向Hにおける長さが最も長いことが好ましい。この場合においても、クラウン部26側に設けられた低弾性部材の長さを最も長くすることにより、フェース部22がロフト角度が大きくなるように、傾き易くなる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。以上、本発明のゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
以下、本発明のゴルフクラブヘッドの実施例について、本発明の範囲から外れる比較例と比較して具体的に説明する。
本実施例においては、下記表1〜表3に示す構成を有する実施例No.1〜実施例No.15および比較例No.1〜比較例No.4のゴルフクラブヘッドについて、耐久性、飛距離、および打球感を評価項目として、比較例No.1を基準(100)として相対的に評価した。各項目(耐久性、飛距離、および打球感)の評価結果を下記表3に示す。
なお、実施例No.1〜4については、第5の実施形態のゴルフクラブヘッド20g(図12参照)に、ヒール側およびトウ側のサイド部28にもフェース部22の端部から離して、低弾性部材を設けた構成のものを用いた。
また、実施例No.5については、第2の実施形態のゴルフクラブヘッド20c(図8参照)に、ヒール側およびトウ側のサイド部28にもフェース部22の端部から離して、低弾性部材を設けた構成のものを用いた。
また、実施例No.6については、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20(図2(b)参照)に、ヒール側およびトウ側のサイド部28にもフェース部22の端部から離して低弾性部材を設けた構成のものを用いた。
また、実施例No.7については、第4の実施形態のゴルフクラブヘッド20f(図11参照)に、ヒール側およびトウ側のサイド部28にもフェース部22の端部から離して低弾性部材を設けた構成のものを用いた。
また、実施例No.8については、第3の実施形態のゴルフクラブヘッド20d(図9参照)に、ヒール側およびトウ側のサイド部28にも低弾性部材をフェース面内から設けた構成のものを用いた。
また、実施例No.9については、第5の実施形態の変形例のゴルフクラブヘッド20h(図13参照)に、ヒール側およびトウ側のサイド部28にもフェース部22の端部から離して、低弾性部材を設けた構成のものを用いた。なお、実施例No.9におけるリブ高さを1.0mmとし、幅を3.0mmとした。
また、実施例No.10については、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20(図2(b)参照)の構成のものを用いた。
また、実施例No.11については、第1の実施形態の第2の変形例のゴルフクラブヘッド20b(図7参照)に、ヒール側およびトウ側のサイド部28にもフェース部22の端部から離して、低弾性部材を設けた構成のものを用いた。第1の低弾性部材および第2の低弾性部材にはCFRPを用いた。
実施例No.12については、第5の実施形態のゴルフクラブヘッド20g(図12参照)の構成のものを用いた。この実施例No.12は、実施例No.1の構造において、サイド部に低弾性部材が設けられていない構成である。
また、実施例No.13については、第2の実施形態のゴルフクラブヘッド20c(図8参照)の構成のものを用いた。この実施例No.13は、実施例No.5の構造において、サイド部に低弾性部材が設けられていない構成である。
また、実施例No.14については、第4の実施形態のゴルフクラブヘッド20f(図11参照)の構成のものを用いた。この実施例No.14は、実施例No.7の構造において、サイド部に低弾性部材が設けられていない構成である。
また、実施例No.15については、第3の実施形態のゴルフクラブヘッド20d(図9参照)の構成のものを用いた。この実施例No.14は、実施例No.8の構造において、サイド部に低弾性部材が設けられていない構成である。
比較例No.1のゴルフクラブヘッドは、フェース部、ソール部、およびクラウン部が一体的にTi合金により構成されるものである。この比較例No.1において、フェース部は、厚さが均一であり、その厚さは3.15mmである。また、ソール部の厚さは1.2mmであり、クラウン部の厚さは、1.0mmである。
また、比較例No.2は、図14に示す従来の第1のゴルフクラブヘッド110の構成を有するものである。
図11に示すように、従来の第1のゴルフクラブヘッド110は、フェース部112、ソール部114、サイド部116およびクラウン部118を有する。ソール部114、サイド部116、およびクラウン部118に亘りリング状の低弾性部材120が設けられている。
また、比較例No.3は、図15に示す従来の第2のゴルフクラブヘッド110aの構成を有するものである。図15に示す従来の第2のゴルフクラブヘッド110aは、従来の第1のゴルフクラブヘッド110に比して、低弾性部材120とソール部114、サイド部116およびクラウン部118との接合部近傍にリブ124が設けられている点が異なり、それ以外の構成は、図14に示す従来の第1のゴルフクラブヘッド110と同様である。なお、リブ124は、側断面形状が矩形状であり、高さが1.5mmであり、幅が4.0mmである。
また、比較例No.4は、図16に示す従来の第3のゴルフクラブヘッド110bの構成を有するものである。図16に示す従来の第3のゴルフクラブヘッド110bは、従来の第1のゴルフクラブヘッド110に比して、低弾性部材124が、フェース部112側に設けられている点が異なり、それ以外の構成は、図14に示す従来の第1のゴルフクラブヘッド110と同様である。
なお、本実施例においては、横浜ゴム株式会社製 TRX−DUO M40(商品名)用のゴルフクラブシャフトを各ゴルフクラブヘッドに取り付けてゴルフクラブを作製し、以下に示す試験を行った。このゴルフクラブの長さは、45インチである。
また、本実施例の各試験は、特に断りがないかぎり、ゴルフボールには、横浜ゴム社製
TRX(商品名)ボールを用いた。
また、下記表1の「フェース部の材質」および「低弾性部材の材質」の欄に示す「SP700(商品名)」の組成は、Ti−4.5Al−3V−2Fe−2Moであり、ヤング率は115GPaである。また、「KS120(商品名)」の組成は、Ti−0.5Fe−0.3O−0.6Siであり、ヤング率は115GPaである。さらに、「15−3−3−3」の組成は、Ti−15V−3Cr−3Al−3Snであり、ヤング率は85GPaである。
また、実施例No.1〜15および比較例No.1〜4においては、下記表1に示す箇所以外の材質は、純チタンまたはKS120である。また、実施例No.1〜15および比較例No.1〜4において、フェース部は厚さが均一であり、その厚さは、3.15mmである。また、クラウン部の中央部最薄の厚さは0.7mmである。また、サイド部の中央部最薄の厚さは1.0mmである。さらに、ソール部の中央部最薄の厚さは1.2mmである。
また、実施例No.9および比較例No.3に設けられらリブは、全てKS120により形成されている。
さらに、実施例No.1〜15および比較例No.1〜4においては、ゴルフクラブヘッド全体の大きさは、垂直方向の高さが60mmであり、水平方向Hの長さが100mmである。また、フェース部の大きさは、垂直方向の高さが50mmであり、ソール−トウ方向の長さが97mmである。
また、下記表1の「低弾性部材の材質」の欄に示す実施例No.11の「CFRP」は、東レ社製のP3251S−20(商品名) UDプリプレグを用い、炭素繊維の配向方向が0°、90°、0°、0°、90°および0°の6プライの積層構造を有するものである。また、炭素繊維は24トンタイプのものを用いた。厚さは、1.14mmである。このような構成のCFRPは、水平方向H(フェース・バック方向)のヤング率が55GPaである。なお、炭素繊維の配向方向は、0°がフェース・バック方向と平行な方向であり、90°がフェース・バック方向と直交する方向である。
なお、下記表2に示す「低弾性部材の幅」の各欄における数値は、クラウン部においては、クラウン部をヒール−トウ方向で2等分割した分割線上のフェース・バック方向における長さのことである。また、ソール部においては、クラウン部と同様に、ソール部をヒール−トウ方向で2等分割した分割線上のフェース・バック方向における長さのことである。さらに、サイド部においては、サイド部を垂直方向で2等分割した分割線上のフェース・バック方向における長さのことである。
下記表3に示す耐久性については、エアーキャノン試験機を用いて、ゴルフボールを50m/秒の速度で実施例および比較例の各ゴルフクラブヘッドのフェース部の中心部に衝突させて、破壊するまでの打球数を測定した。この場合、比較例No.1が破壊するまでの打球数を100として、各実施例および各比較例の耐久性を数値で表した。
下記表3に示す飛距離については、各実施例および比較例のゴルフクラブについて、ヘッドスピードが34m/秒〜50m/秒の範囲のアマチュアゴルファとプロゴルファとの合計100人の各人に各10球ずつ打撃して得られた平均値を求めた。この場合、比較例No.1で得られた平均値を100として、各実施例および各比較例の飛距離を数値で表した。
また、下記表3に示す打球感については、ヘッドスピードが34m/秒〜50m/秒の範囲のアマチュアゴルファとプロゴルファとの合計100人の各人に試打させて評価した。評価方法としては、各人に、実施例および他の比較例の打球感を「金属音がするが、硬くなく柔らかい打感」に対して、どの程度合っているかについて点数を付けてもらい、その平均値を求めた。この場合、比較例No.1で得られた平均値を100として、各実施例および各比較例の打球感を数値で表した。
Figure 0004586640
Figure 0004586640
Figure 0004586640
上記表3に示すように、実施例No.1〜実施例No.15は、いずれも耐久性、飛距離、および打球感について良好な結果を得ることができた。すなわち、実施例No.1〜実施例No.15は、強度等を維持しつつ、飛距離等の打撃性能および打撃時における主に打撃音による打球感も改善することができた。
特に、実施例No.1および実施例No.2は、低弾性部材の終点位置までの距離が30mm以内であり、本発明の好ましい範囲である。このため、低弾性部材の終点位置までの距離が30mmを超える実施例No.3および実施例No.4よりも耐久性、飛距離、および打球感について良好な結果を得ることができた。
また、実施例No.1は、実施例No.12のサイド部に低弾性部材を終点位置までの距離が30mm以内に設けた構成であり、実施例No.12よりも飛距離および打球感について良好な結果を得ることができた。
さらに、実施例No.9は、実施例No.2にリブを設けた構成であり、実施例No.2よりも飛距離および打球感について良好な結果を得ることができた。
実施例No.5は、ソール側の低弾性部材をフェース部から離して設け、さらに、実施例No.13のサイド部に低弾性部材を設けた構成であり、実施例No.13よりも飛距離および打球感について良好な結果を得ることができた。
また、実施例No.6は、実施例No.10のサイド部に低弾性部材を設けた構成であり、実施例No.10よりも飛距離および打球感について良好な結果を得ることができた。
また、実施例No.11は、実施例No.10の低弾性部材をCFRPとして構成であり、実施例No.10よりも飛距離および打球感について良好な結果を得ることができた。
また、実施例No.7および実施例No.8は、フェース部の一部を低弾性部材で構成したものであり、飛距離および打球感について更に一層良好な結果を得ることができた。
実施例No.8は、実施例No.7に対してサイド部側およびソール部側についてもフェース部の一部を低弾性部材で構成したものであり、実施例No.7よりも飛距離および打球感について良好な結果を得ることができた。
また、実施例No.8は、実施例No.15のサイド部に低弾性部材を設けた構成であり、実施例No.15よりも飛距離および打球感について良好な結果を得ることができた。
さらに、実施例No.7は、実施例No.14のサイド部に低弾性部材を設けた構成であり、実施例No.14よりも飛距離および打球感について良好な結果を得ることができた。
なお、実施例No.15は、フェース部のクラウン部側およびソール側を低弾性部材で構成したものであり、飛距離および打球感について更に良好な結果を得ることができたものである。また、実施例No.14は、フェース部のクラウン部側を低弾性部材で構成したものであり、飛距離および打球感についてより良好な結果を得ることができたものである。
一方、比較例No.1は、基準としたものであり、低弾性部材が設けられておらず、ヘッド全体が高弾性Ti合金だけで構成されている。比較例No.1は、耐久性、飛距離、および打球感について良好な結果を得ることができなかった。
比較例No.2は、低弾性部材が設けられているものの、フェース部材の周縁に設けられていない。このため、比較例No.2は、フェース部の十分な変位が得られず、飛距離および打球感について良好な結果を得ることができなかった。
比較例No.3は、比較例No.2にリブを設けた構成であるものの、低弾性部材がフェース部材の周縁に設けられていない。このため、比較例No.3は、フェース部の十分な変位が得られず、飛距離および打球感について良好な結果を得ることができなかった。また、リブもフェース部から離れて設けられているため、その効果を発揮できなかった。
比較例No.4は、比較例No.2よりも低弾性部材をフェース部近くに設けたものの、フェース部材の周縁に設けられていない。このため、比較例No.4は、フェース部の十分な変位が得られず、飛距離および打球感について良好な結果を得ることができなかった。
本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブを示す分解斜視図である。 (a)は、図1に示すゴルフクラブヘッドの正面図であり、(b)は、図2(a)の模式的側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの打撃メカニズムの解析モデルを示す模式図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブヘッドのゴルフボールの打撃メカニズムを時間経過順に示す概略模式図である。 (a)は、従来のゴルフクラブヘッドの構成を示す模式図であり、(b)は、従来のゴルフクラブヘッドの打撃メカニズムの解析モデルを示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの第1の変形例を示す模式的側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの第2の変形例を示す模式的側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの変形例を示す模式的側断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの変形例を示す模式的側断面図である。 従来の第1のゴルフクラブヘッド(比較例No.2のゴルフクラブヘッド)を示す模式的側断面図である。 従来の第2のゴルフクラブヘッド(比較例No.3のゴルフクラブヘッド)を示す模式的側断面図である。 従来の第3のゴルフクラブヘッド(比較例No.4のゴルフクラブヘッド)を示す模式的側断面図である。
符号の説明
10 ゴルフクラブ
20、20a〜20h ゴルフクラブヘッド
22 フェース部
23 フェース面
24 ソール部
26 クラウン部
28 サイド部
30 ホーゼル部
34、60、64 第1の低弾性部材
34a 第1のばね要素
36、62、66 第2の低弾性部材
36a 第2のばね要素
40 ゴルフクラブシャフト
42 ソケット
50、52 リブ
70 接合部

Claims (9)

  1. ソール部、クラウン部およびサイド部を備えるバック体と、前記バック体に接合され、ゴルフボールを打撃するフェース面を備えるフェース部とを有するゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部および前記バック体を構成する構成部材よりも弾性率が低い低弾性材料により構成された低弾性部材が、少なくとも前記フェース部と前記バック体との接合部から前記クラウン部の一部に設けられており、前記低弾性部材は、前記フェース部の外縁から前記フェース面の中心に向って折れており、前記クラウン部側の前記フェース部の一部を構成することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記低弾性部材は、前記接合部から水平方向に30mm以内に設けられている請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記低弾性部材は、さらに前記サイド部および前記ソール部の少なくとも一方に配置されており、前記サイド部および前記ソール部の少なくとも一方に配置された前記低弾性部材は、前記フェース部の外縁から前記フェース面の中心に向って折れており、前記サイド部側の前記フェース部の一部および前記ソール部側の前記フェース部の一部の少なくとも一方を構成する請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記低弾性部材は、前記クラウン部に設けられたものが最も前記水平方向における長さが長い請求項1〜のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記バック体のうち、前記クラウン部の厚さが最も薄い請求項1〜のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記低弾性部材と前記バック体との他の接合部における前記バック体の内面に、リブが設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記フェース部は、その周縁から前記フェース面の中央に向かって10mm以内の範囲で、少なくとも一部に前記低弾性部材により構成されている請求項1〜のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記低弾性部材は、前記バック体のクラウン部、サイド部およびソール部に亘りリング状に配置されている請求項1〜のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記請求項1〜のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッドを有することを特徴とするゴルフクラブ。
JP2005172321A 2005-06-13 2005-06-13 ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ Expired - Fee Related JP4586640B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005172321A JP4586640B2 (ja) 2005-06-13 2005-06-13 ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005172321A JP4586640B2 (ja) 2005-06-13 2005-06-13 ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006345911A JP2006345911A (ja) 2006-12-28
JP4586640B2 true JP4586640B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=37642389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005172321A Expired - Fee Related JP4586640B2 (ja) 2005-06-13 2005-06-13 ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4586640B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7582024B2 (en) 2005-08-31 2009-09-01 Acushnet Company Metal wood club
US8834290B2 (en) 2012-09-14 2014-09-16 Acushnet Company Golf club head with flexure
JP5616576B2 (ja) * 2008-10-10 2014-10-29 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッドの製造方法
US7785214B2 (en) 2008-11-26 2010-08-31 Sri Sports Limited Golf club head
JP5806000B2 (ja) * 2011-05-30 2015-11-10 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
US9211448B2 (en) 2011-08-10 2015-12-15 Acushnet Company Golf club head with flexure
JP5886595B2 (ja) * 2011-10-28 2016-03-16 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
US10806978B2 (en) 2012-09-14 2020-10-20 Acushnet Company Golf club head with flexure
US9682293B2 (en) 2012-09-14 2017-06-20 Acushnet Company Golf club head with flexure
US9675850B2 (en) 2012-09-14 2017-06-13 Acushnet Company Golf club head with flexure
US10343033B2 (en) 2012-09-14 2019-07-09 Acushnet Company Golf club head with flexure
JP5980194B2 (ja) * 2012-12-19 2016-08-31 アクシュネット カンパニーAcushnet Company 屈曲部材付きのゴルフクラブヘッド

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079768A (ja) * 2001-07-05 2003-03-18 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフクラブヘッド
JP2003210623A (ja) * 2002-01-28 2003-07-29 Yokohama Rubber Co Ltd:The 中空ゴルフクラブヘッド
JP2005040228A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Yonex Co Ltd ゴルフクラブヘッド
JP2005137940A (ja) * 2002-12-06 2005-06-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 中空ゴルフクラブヘッド

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09103522A (ja) * 1996-11-05 1997-04-22 Yamaha Corp ゴルフクラブヘッド

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079768A (ja) * 2001-07-05 2003-03-18 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフクラブヘッド
JP2003210623A (ja) * 2002-01-28 2003-07-29 Yokohama Rubber Co Ltd:The 中空ゴルフクラブヘッド
JP2005137940A (ja) * 2002-12-06 2005-06-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 中空ゴルフクラブヘッド
JP2005040228A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Yonex Co Ltd ゴルフクラブヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006345911A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4586640B2 (ja) ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ
US7549933B2 (en) Golf club head
JP4683526B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4410606B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4388411B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5756305B2 (ja) ゴルフクラブヘッド及びそれを用いたゴルフクラブ
JP4567579B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2005270215A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2003210621A (ja) 中空ゴルフクラブヘッド
JP5792944B2 (ja) ゴルフクラブ
JP4634828B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4694143B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5324992B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4335064B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2007044253A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2005095245A (ja) ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ
JP2005095244A (ja) ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ
JP2005230054A (ja) ゴルフクラブ
JP4649958B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2006223354A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4923718B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4709429B2 (ja) ゴルフクラブ
WO2007010588A1 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2005095246A (ja) ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ
JP2005095247A (ja) ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees