JP4586510B2 - 電流供給装置 - Google Patents

電流供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4586510B2
JP4586510B2 JP2004340271A JP2004340271A JP4586510B2 JP 4586510 B2 JP4586510 B2 JP 4586510B2 JP 2004340271 A JP2004340271 A JP 2004340271A JP 2004340271 A JP2004340271 A JP 2004340271A JP 4586510 B2 JP4586510 B2 JP 4586510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
current
load
disconnected
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004340271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006155915A (ja
Inventor
剛 森田
慎介 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004340271A priority Critical patent/JP4586510B2/ja
Publication of JP2006155915A publication Critical patent/JP2006155915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4586510B2 publication Critical patent/JP4586510B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Relay Circuits (AREA)

Description

本発明は、電流供給装置に関する。
従来、ハイブリッド車両や電気自動車の電源と駆動モータとのように、電源から負荷へ大電流を供給するシステムが知られている。このシステムでは、電源と負荷とを正側供給母線と負側供給母線とで接続し、これら供給母線のそれぞれにリレーを設け、リレーを接続状態と切断状態とで切り替えることで、電源から負荷に電流を供給したり、遮断したりする構成となっている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−64803号公報
従来のシステムでは、リレー切断によるアーク放電を防止するため、負荷の動作を停止させリレーに流れる電流をゼロとしたうえで、双方のリレーを切断状態としている。すなわち、電流が供給母線に流れていない状態としたうえで、双方のリレーを切断状態とすることで、アーク放電を防止している。
ところが、従来のシステムでは、負荷に何らかの異常が生じた場合、負荷が動作中であっても双方のリレーを切断状態としてしまうため、アーク放電が防止できないことがある。そこで、負荷の異常時においてもアーク放電を防止できるようにするために、双方のリレーに例えば磁石を内蔵して磁力によってアーク放電を防止したり、接点間の距離を充分に確保してアーク放電を防止したりなどのアーク放電の防止構造を持たせることが提案されている。
しかし、双方のリレーにアーク放電の防止構造を持たせた場合、リレーの大型化やコストアップにつながってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、アーク放電を防止することによるリレーの大型化及びコストアップを抑制することができる電流供給装置を提供することにある。
本発明の電流供給装置は、バッテリと負荷とを接続する第1及び第2の給電線と、第1の給電線に設けられ、且つアーク放電を防止する構造とされた第1リレーと、第2の給電線に設けられた第2リレーとを備えている。さらに、電流供給装置は、第1リレー及び第2リレーを接続状態及び切断状態との間で切り替えを行い、第1及び第2リレーを切断状態とするにあたり、第1リレーを切断状態としてから所定時間経過後に第2リレーを切断状態とする制御手段を備える。さらに、電流供給装置は、電流低減手段と、第1リレーの溶着を検出する溶着検出手段とを備える。電流低減手段は、第2リレーと並列に設けられた第3の給電線と、第3の給電線に設けられた抵抗と、第3の給電線に設けられ制御手段によって接続状態と切断状態との切り替えが可能とされたスイッチ手段とを有する。電流低減手段は、制御手段が第1リレー及びスイッチ手段を接続状態とし、第2リレーを切断状態とした場合、電流が第1の給電線及び第3の給電線を通じて流れることで、バッテリから負荷に流れる電流量を低減する。制御手段は、溶着検出手段により第1リレーの溶着が検出された場合、電流低減手段によりバッテリから負荷に流れる電流量を低減したうえで、バッテリから負荷への電流供給を遮断する。
本発明によれば、まず、アーク放電を防止する構造とされた第1リレーを切断状態としている。このため、第1リレーの切断時においてアーク放電は生じないこととなる。また、第1リレーを切断状態としてから所定時間経過後に第2リレーを切断状態としている。すなわち、第1リレーを切断して所定時間経過することにより、供給母線に流れる電流をゼロとし、そのうえで、第2リレーを切断状態としている。このため、第2リレーの切断時においてアーク放電は生じないこととなる。以上より、第1リレーのみにアーク放電の防止構造を持たせ、第2リレーにはアーク放電の防止構造を持たせていなくとも、アーク放電が防止される。従って、アーク放電を防止することによるリレーの大型化及びコストアップを抑制することができる。さらに本発明によれば、第1リレーに溶着が発生して第1リレーを切断状態にできない場合、電流低減手段によりバッテリから負荷に流れる電流を低減したうえで、バッテリから負荷への電流供給を遮断する。具体的には、第1リレーに溶着が発生した場合、第3リレーを接続状態とし且つ第2リレーを切断する。これにより、電流が制限されたうえで、第3リレーが切断状態とされるため、アーク放電が発生し難くすることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態による電流供給装置の詳細構成図である。同図に示すように、電流供給装置1は、バッテリ10から負荷20へ電流を供給するものであって、バッテリ10と負荷20とを電気的に接続して電流を負荷20に供給するための第1及び第2の給電線31,32を備えている。また、電流供給装置1は、第1の給電線31に設けられアーク放電を防止する構造とされた第1リレー41と、第2の給電線に設けられた第2リレー42とを備えている。そして、電流供給装置1は、第1リレー41を接続状態とすることで、バッテリ10から第1の給電線31を介して負荷20までを電気的に接続する。また、電流供給装置1は、第2リレー42を接続状態とすることで、負荷20から第2の給電線32を通じてバッテリ10までを電気的に接続する。これにより、電流供給装置1は、閉ループを形成し、負荷20に電流を供給する。
ここで、第1リレー41について、アーク放電を防止する構造とは、例えば接点間の距離を離す構造、磁石を用いて電流を曲げる構造、水素を充填してアーク電流の温度を下げる構造などが挙げられる。また、本実施形態において第2リレー42は、アーク放電を防止する構造となっておらず、第1リレー41と比較して小型且つ安価なものとなっている。
上記電流供給装置1は、電流センサ50、電圧センサ60及び平滑コンデンサ70を備えている。電流センサ50は第1の給電線31に設けられている。電圧センサ60は負荷20と並列に設けられている。そして、これらセンサ50,60は、負荷20に流れる電流の値、及び負荷20に加わる電圧の値を検出する構成となっている。また、平滑コンデンサ70は、負荷20及び電圧センサ60と並列に設けられ、バッテリ10と負荷20との間で入出力される直流電力を平滑化するようになっている。
さらに、電流供給装置1は、コントローラ80を備えている。コントローラ80は、マイコン81、複数のトランジスタ84a〜84c、遅延回路85、及びウォッチドックタイマ87を有している。
マイコン81は、リレー制御部(制御手段)83、溶着検出部(溶着検出手段)86、及びクロック88を具備している。リレー制御部83は、第1及び第2リレー41,42を接続状態と切断状態との間で切り替えるものであって、第1駆動部83aと第2駆動部83bを有している。これら第1及び第2駆動部83a,83bは、それぞれ出力信号を制御することで、第1及び第2リレー41,42の接続及び切断を切り替えるようになっている。
より具体的に説明すると、第1駆動部83aは第1のnpnトランジスタ84aのベースに接続されている。また、第1のnpnトランジスタ84aのエミッタは接地され、コレクタは第1リレー41側に接続されている。そして、第1駆動部83aが出力電圧を制御することで、第1リレー41は接続及び切断が切り替えられる構成となっている。
また、第2駆動部83bは遅延回路85を介して第2のnpnトランジスタ84bのベースに接続されている。また、第2のnpnトランジスタ84bのエミッタは接地され、コレクタは第2リレー42側に接続されている。そして、第2駆動部83bが出力電圧を制御することで、第2リレー42は接続及び切断が切り替えられる構成となっている。
遅延回路85は、第2駆動部83bと第2のnpnトランジスタ84bとの間に設けられ、第2リレー42を接続又は切断状態とするタイミングを一定時間遅延させるものである。具体的に遅延回路85は、ダイオード85a、抵抗85b及びコンデンサ85cからなっており、ダイオード85aのアノードが第2駆動部83bに接続され、カソードが第2のnpnトランジスタ84bのベースに接続されている。また、このダイオード85aには抵抗85bが並列接続されている。さらに、ダイオード85aのカソードにはコンデンサ85cの一端側が接続され、コンデンサ85cの他端側は接地されている。このコンデンサ85cは、遅延回路85の遅延時間を決定するものであり、容量が大きくなるに従って遅延時間が長くなるようになっている。
また、電流供給装置1は、電流低減回路(電流低減手段)90を備えている。電流低減回路90は、第2リレー42と並列に設けられた第3の給電線33と、第3の給電線33に設けられた抵抗100と、第3の給電線33に設けられリレー制御部83によって接続状態と切断状態との切り替えが可能とされた第3リレー43(スイッチ手段)とからなっている。
そして、第3駆動部83cは第3のnpnトランジスタ84cのベースに接続されている。また、第3のnpnトランジスタ84cのエミッタは接地され、コレクタは第3リレー43側に接続されている。そして、第3駆動部83cが出力電圧を制御することで、第3リレー43は接続及び切断が切り替えられる構成となっている。
ここで、リレー制御部83が第1及び第2リレー41,42を接続状態とし、第3リレー43を切断状態とした場合、電流は第1及び第2の給電線31,32を通じて流れる。他方、リレー制御部83が第1及び第3リレー41,43を接続状態とし、第2リレー42を切断状態とした場合、電流は第1及び第3の給電線31,33を通じて流れる。また、第3の給電線33には抵抗100が設けられている。このため、負荷に流れる電流値は、後者の場合のほうが前者の場合よりも小さくなる。従って、電流低減回路90(第3の給電線33、第3リレー43及び抵抗100)は、バッテリ10から負荷20に流れる電流を低減する電流低減機能を有することとなる。
溶着検出部86は、第1リレー41の溶着を検出するものである。具体的に溶着検出部86は、リレー制御部83が第1リレーを切断するように制御したにもかかわらず、実際には第1リレー41が切断状態となっていないことを、電流センサ50及び電圧センサ60の信号から検出する構成となっている。
ウォッチドックタイマ87は、外来のノイズやプログラムのバグによるマイコン81の暴走を防ぐため、マイコン81を常時監視し、マイコン81が暴走したときにはマイコン81をリセットして初期状態に復帰させるものである。具体的にウォッチドックタイマ87は、クロック88からのパルス信号の有無を監視することでマイコン81の暴走を検知し、初期状態に復帰させるものである。
このような電流供給装置1は以下のように動作する。まず、本装置1の電源がオフされた場合などに、マイコン81は負荷20の停止要求を行う。これにより、負荷20が停止することとなる。ところが、負荷20に異常が生じている場合には、負荷20が停止できない場合などがある。このため、リレー制御部83は、負荷20が停止したか否かに関わらず、第1リレー41を切断状態とする。ここで、第1リレー41はアーク放電を防止する構造とされている。このため、第1リレーの切断時においてアーク放電が生じることなく、バッテリ10と負荷20との接続を断つことができる。
次に、リレー制御部83は、第1リレー41を切断状態としてから所定時間経過後に第2リレー42を切断状態とする。すなわち、第1リレー41を切断して所定時間経過することにより、給電線31,32に流れる電流をゼロとし、そのうえで、第2リレー42を切断状態とする。これにより、第2リレーの切断時においてもアーク放電は生じないこととなる。
以上のように、電流供給装置1は、第1リレーのみにアーク放電の防止構造を持たせ、第2リレーにアーク放電の防止構造を持たせていなくとも、アーク放電を発生させることなく、バッテリ10及び負荷20との接続を断つことができるようになっている。
次に、本実施形態に係る電流供給装置1の詳細動作を説明する。図2は、本実施形態に係る電流供給装置1の詳細な動作を示すフローチャートである。なお、図2に示すフローチャートでは、ハイブリッド車両や電気自動車に搭載される電流供給装置1を例に説明する。
同図に示すように、まず、イグニッションスイッチがオンされると、リレー制御部83は第1リレー41を接続状態とする(ST10)。次に、リレー制御部83は第3リレー43を接続状態とする(ST11)。そして、リレー制御部83は、第2リレー42を接続状態としたうえで(ST12)、第3リレー43を切断状態とする(ST13)。ここで、上記のように、第3リレー43を接続状態とした後に第2リレー42を接続することで、本装置1はラッシュ電流を防止することとしている。
次いで、ウォッチドックタイマ87はマイコン81が正常動作しているか否かを判断する(ST14)。ここで、マイコン81が正常動作していない場合(ST14:NO)、本装置1はマイコン異常時の処理を実行し(ST15)、処理を終了する。一方、正常動作している場合(ST14:YES)、マイコン81はイグニッションスイッチがオフとなったか否かを判断する(ST16)。
イグニッションスイッチがオフとなっていない場合(ST16:NO)、処理はステップST14に戻る。他方、イグニッションスイッチがオフとなった場合(ST16:YES)、負荷20の停止要求、すなわち負荷20のオフ要求がされる(ST17)。次いで、タイマがスタートする(ST18)。
そして、マイコン81は電流センサ50にて検出される電流値がほぼゼロとなったか否かを判断する(ST19)。ここで、電流値がほぼゼロとなった場合(ST19:YES)、マイコン81は正常に処理を終了できると判断する。すなわち、負荷20の動作を停止させ負荷20に流れる電流をゼロとしたうえで、リレー41,42を切断できると判断する。そして、処理はステップST21に進む。
一方、電流値がほぼゼロとなっていない場合(ST19:NO)、マイコン81はタイマの計時時間Tが所定時間T1を超えたか否かを判断する(ST20)。タイマの計時時間Tが所定時間T1を超えていない場合(ST20:NO)、処理はステップST19に戻る。
他方、タイマの計時時間Tが所定時間T1を超えた場合(ST20:YES)、マイコン81は、電流がゼロとならない、すなわち負荷20に電流が流れているものの、リレー41,42を切断しなければならないと判断する。そして、処理はステップST21に移行する。
ステップST21において、タイマはクリアされる(ST21)。そして、リレー制御部83は、第1リレー41を切断状態とする(ST22)。そして、リレー制御部83は、所定時間待機する。これにより、負荷20に異常が生じていたとしても、負荷20に流れる電流をゼロとすることができる。
次いで、溶着検出部86は電圧センサ60からの信号に基づいて、電圧値がほぼゼロとなったか否かを判断する(ST23)。電圧値がほぼゼロとなっていない場合(ST23:NO)、溶着検出部86は、第1リレー41に溶着が発生し、切断状態とできなかったと判断する。そして、本装置1はリレー溶着時の処理を実行し(ST24)、その後処理は終了する。
一方、電圧値がほぼゼロとなった場合(ST23:YES)、リレー制御部83は、第2リレー42を切断状態とし(ST25)、その後処理は終了する。このように、アーク放電防止機能を有する第1リレー41を切断し。その後、所定時間の待機後に第2リレー42を切断するため、仮に負荷20に異常が生じたとしても、アーク放電を防止することができる。
図3は、図2に示したステップST22,ST25の説明図である。同図に示すように、時刻t1においてリレー制御部83は第1リレー41を切断状態としたとする。このとき、第1リレー41はアーク放電を防止する構造となっているため、アーク放電は発生しない。そして、所定時間経過し、負荷20に流れる電流がゼロとなったうえで、リレー制御部83は第2リレー42を切断状態とする(時刻t2)。このため、第2リレー42はアーク放電を防止する構造となっていなくとも、アーク放電が発生しないようになっている。よって、第1リレー41のみアーク放電を防止する構造としておけばよく、アーク放電を防止することによるリレーの大型化及びコストアップを抑制することができる。
次に、図2に示したステップST15の詳細を説明する。図4は、図2に示したステップST15の詳細を示すフローチャートである。図2のステップST14において、マイコン81の異常が検出された場合、ウォッチドックタイマ87は、マイコン81をリセットする(ST30)。
これにより、マイコン81のリレー制御部83は、初期状態とされる。この結果、第1リレー41を切断状態とされ(ST31)、第2リレー42についても切断状態とされる(ST32)。そして、処理は終了する。
なお、リレー制御部83の第2駆動部83bは遅延回路85に接続されている。このため、マイコン81の暴走時においてリレー制御部83は第1及び第2リレー41,42を同時に切断しようとするが、第2リレー42については遅延回路85により若干遅延されて切断状態とされる。
図5は、図4に示したステップST31,ST32の説明図である。同図に示すように、時刻t3においてウォッチドックタイマ87はマイコン81をリセットしたとする。このとき、第1リレー41は切断状態とされる。また、第1リレー41はアーク放電を防止する構造となっているため、第1リレー41の切断によりアーク放電は発生しない。また、マイコン81がリセットされることにより第2リレー42についても切断状態とされる。ところが、リレー制御部83と第2リレー42との間には遅延回路85が介在されている。このため、実際に第2リレー42は、第1リレー41と同時に切断状態とされず、少し後の時刻t4において切断状態とされる。これにより、第2リレー42の切断時には、電流値がゼロとなり、アーク放電が発生し難くなる。従って、たとえマイコン81が暴走してリセットされたとしても、アーク放電を防止し、しかもリレーの大型化及びコストアップを抑制することができる。
ここで、遅延回路85による遅延時間は、図3に示した所定時間よりも短いことが望ましい。遅延回路85の遅延時間はコンデンサ85cの容量に依存するため、所定時間よりも長く設定すると、遅延回路85のコストの増大を招いてしまうからである。より具体的には、遅延時間は約0.1ms程度であり、遅延回路85のコストアップを防止する程度であることが望ましい。なお、図3に示す所定時間は、約10ms程度であり、第2リレーを切断状態とするときには確実に電流がゼロとなる時間に設定されていることが望ましい。
次に、図2に示したステップST24の詳細を説明する。図6は、図2に示したステップST24の詳細を示すフローチャートである。図6のステップST23において、第1リレー41の溶着が検出された場合、溶着検出部86は、溶着を検出した旨の信号をリレー制御部83に送信する(ST40)。次いで、リレー制御部83は、第3リレー43を接続状態とする(ST41)。そして、リレー制御部83は、第2リレー42を切断状態とする(ST42)。これにより、第1及び第3の給電線31,33に電流が流れる。また、流れる電流の値は抵抗100により低減される。その後、リレー制御部83は第3リレー43を切断状態とする(ST43)。そして、処理は終了する。
図7は、図2に示したステップST22,ST24の説明図である。同図に示すように、時刻t5においてリレー制御部83は、第1リレー41を切断状態としようとするが、第1リレー41が溶着しているため、切断状態とできない。このため、リレー制御部83は、時刻t6において第3リレー43を接続状態とする。
次いで、リレー制御部83は、時刻t7において第2リレー42を切断状態とする。これにより、図7に示すように電流が低減される。そして、リレー制御部83は、時刻t8において第3リレー43を切断状態とする。すなわち、バッテリ10と負荷20との間に流れる電流の値を小さいくしたうえで、第3リレー43を切断するため、たとえ第1リレー41に溶着が発生したとしても、アーク放電が発生し難くすることができる。
なお、第3リレー43がアーク放電を防止する構造となっている場合、電流を低減するために抵抗100を設けなくなくとも、第2及び第3リレー42,43について同様の順序で接続状態と切断状態を切り替えることで、アーク放電を防止することができる。
このようにして、本実施形態に係る電流供給装置1によれば、まず、アーク放電を防止する構造とされた第1リレー41を切断状態としている。このため、第1リレー41の切断時においてアーク放電は生じないこととなる。また、第1リレー41を切断状態としてから所定時間経過後に第2リレー42を切断状態としている。すなわち、第1リレー41を切断して所定時間経過することにより、給電線31,32に流れる電流をゼロとし、そのうえで、第2リレー42を切断状態としている。このため、第2リレー42の切断時においてアーク放電は生じないこととなる。以上より、第1リレー41のみにアーク放電の防止構造を持たせ、第2リレー42にはアーク放電の防止構造を持たせていなくとも、アーク放電が防止される。従って、アーク放電を防止することによるリレーの大型化及びコストアップを抑制することができる。
また、第2リレー42を切断状態とするタイミングを一定時間遅延させる遅延回路85を備えるので、たとえマイコン81が暴走してマイコン81がリセットされたとしても、第2リレー42は、第1リレー41と同時に切断状態とされず、一定時間経過後に切断状態とされる。従って、たとえマイコン81が暴走してリセットされたとしても、アーク放電を抑制し、しかもリレーの大型化及びコストアップを抑制することができる。
また、第1リレー41に溶着が発生した場合、バッテリ10から負荷20に流れる電流の値を小さいくしたうえで、バッテリ10から負荷20への電流供給を遮断する。具体的に第1リレー41に溶着が発生した場合、第3リレー43を接続状態とし且つ第2リレーを切断状態としたうえで、第3リレー43を切断する。これにより、たとえ第1リレー41に溶着が発生したとしても、電流が制限されたうえで、第3リレー43が切断状態とされるため、アーク放電が発生し難くすることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、本実施形態において、第3リレー43はトランジスタやFETなどのスイッチング素子であってもよい。
本発明の実施形態による電流供給装置の詳細構成図である。 本実施形態に係る電流供給装置1の詳細な動作を示すフローチャートである。 図2に示したステップST22,ST25の説明図である。 図2に示したステップST15の詳細を示すフローチャートである。 図4に示したステップST31,ST32の説明図である。 図2に示したステップST24の詳細を示すフローチャートである。 図2に示したステップST22,ST24の説明図である。
符号の説明
1…電流供給装置
10…バッテリ
20…負荷
31…第1の給電線
32…第2の給電線
33…第3の給電線
41…第1リレー
42…第2リレー
43…第3リレー(スイッチ手段)
81…マイコン
83…リレー制御部(制御手段)
85…遅延回路
86…溶着検出部(溶着検出手段)
87…ウォッチドックタイマ
88…クロック
90…電流低減回路(電流低減手段)
100…抵抗

Claims (3)

  1. ッテリと負荷とを電気的に接続し、バッテリから負荷へ電流を供給するための第1及び第2の給電線と、
    前記第1の給電線に設けられ、アーク放電を防止する構造とされた第1リレーと、
    前記第2の給電線に設けられた第2リレーと、
    前記第1リレー及び前記第2リレーを接続状態及び切断状態との間で切り替えを行い、前記第1リレー及び前記第2リレーを切断状態にするにあたり、前記第1リレーを切断状態としてから所定時間経過後に前記第2リレーを切断状態とする制御手段と、
    前記第2リレーと並列に設けられた第3の給電線と、前記第3の給電線に設けられた抵抗と、前記第3の給電線に設けられ前記制御手段によって接続状態と切断状態との切り替えが可能とされたスイッチ手段とを有し、前記制御手段が前記第1リレー及び前記スイッチ手段を接続状態とし、前記第2リレーを切断状態とした場合、電流が前記第1の給電線及び前記第3の給電線を通じて流れることで、バッテリから負荷に流れる電流量を低減する電流低減手段と、
    前記第1リレーの溶着を検出する溶着検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記溶着検出手段により前記第1リレーの溶着が検出された場合、前記電流低減手段によりバッテリから負荷に流れる電流量を低減したうえで、バッテリから負荷への電流供給を遮断する
    ことを特徴とする電流供給装置。
  2. 前記制御手段と前記第2リレーとの間に介在され、前記第2リレーを切断状態とするタイミングを一定時間遅延させる遅延回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電流供給装置。
  3. 記制御手段は、前記溶着検出手段により前記第1リレーの溶着が検出された場合、前記スイッチ手段を接続状態とし且つ第2リレーを切断状態とすることで、バッテリから負荷に流れる電流量を低減し、バッテリから負荷に流れる電流量を低減したうえで、前記スイッチ手段を切断状態とすることで、バッテリからの負荷への電流供給を遮断する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流供給装置。
JP2004340271A 2004-11-25 2004-11-25 電流供給装置 Active JP4586510B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004340271A JP4586510B2 (ja) 2004-11-25 2004-11-25 電流供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004340271A JP4586510B2 (ja) 2004-11-25 2004-11-25 電流供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006155915A JP2006155915A (ja) 2006-06-15
JP4586510B2 true JP4586510B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=36633971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004340271A Active JP4586510B2 (ja) 2004-11-25 2004-11-25 電流供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4586510B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10985580B2 (en) 2016-09-08 2021-04-20 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2777975B1 (en) * 2011-06-17 2018-08-22 Yura Corporation Co., Ltd. Power relay assembly driving apparatus and driving method thereof
JP5888725B2 (ja) * 2011-10-12 2016-03-22 三洋電機株式会社 車両用の電源装置
US9216651B2 (en) 2012-09-24 2015-12-22 Nissan Motor Co., Ltd. Electric vehicle control device
WO2015045226A1 (ja) 2013-09-30 2015-04-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 電源切替装置及び蓄電池システム
JP6327063B2 (ja) * 2014-08-27 2018-05-23 スズキ株式会社 電源装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61277320A (ja) * 1985-05-31 1986-12-08 日本電気株式会社 ラツシユカレント防止回路
JP2003272499A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Toyota Motor Corp リレー制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61277320A (ja) * 1985-05-31 1986-12-08 日本電気株式会社 ラツシユカレント防止回路
JP2003272499A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Toyota Motor Corp リレー制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10985580B2 (en) 2016-09-08 2021-04-20 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006155915A (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6732837B2 (ja) 電源冗長システム
WO2018047636A1 (ja) 車載用のバックアップ装置
JP2008072880A (ja) 電源システム
JPH10201076A (ja) 過電流遮断回路
JP4586510B2 (ja) 電流供給装置
CN102063067A (zh) 用于切断车辆用电源的装置
JP2020092476A (ja) 車載用のバックアップ電源制御装置及び車載用のバックアップ電源装置
JP2001165487A (ja) パワーセーブ方式
CN102246375B (zh) 电力供给控制电路
JP5167915B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の補助電源システム
JP5088049B2 (ja) 電源システム
US8987945B2 (en) Switch supervision device, control system and control method
JP2010088180A (ja) 蓄電装置
WO2023007558A1 (ja) 電力供給装置
JP2022137921A (ja) 充放電制御装置
JP3792455B2 (ja) 防災監視盤の電源切換回路
JP2005184910A (ja) 車両用電気回路の故障判定装置
WO2023007557A1 (ja) 電力供給装置
JP7492864B2 (ja) 車両制御装置
JP7466149B2 (ja) 遮断システム
JP2000344092A (ja) エアコンプレッサ起動装置
CN113119735B (zh) 一种电机控制电源的掉电保护方法和电路
JP2023109583A (ja) 電源制御装置および電源制御方法
US20020060895A1 (en) Load driving apparatus and driving method of load circuit
JP2005045985A (ja) バックアップ電源供給装置およびバックアップ電源供給方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4586510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3