JP4585877B2 - 熱感知器 - Google Patents
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Description
まず、本発明の基本的構成について説明する。熱感知器は、天井等の取付け面へ設置される。この熱感知器は、感熱部と感知器本体とを備えて構成されている。ここで、感熱部は、監視領域における熱を感知する感熱手段である。また、感知器本体は、感熱部の出力に基づいて火災の発生の有無を判断し、火災が発生したと判断した場合には警報や移報出力等を行う。さらに感知器本体は、制御部と筐体とを備えて構成されている。制御部は、火災発生の有無の判断結果に応じて警報を行う制御手段であり、筐体は、熱感知器の構造体であり、制御部を保護する保護手段である。
次に、本発明に係る熱感知器の各実施の形態について説明する。ただし、これら各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
まず、最初に、実施の形態1について説明する。本実施の形態1に係る熱感知器は、概略的に、感熱部を薄板状部材に、粘着性フィルムを用いて固定し、感熱部を、薄板状部材を介して筐体に接続したこと、及び、感熱部を、薄板状部材を介して監視領域に露出させたことを主たる特徴とする。
図1は、感熱部11と筐体81とを接続した状態における熱感知器1の縦断面図、図2は、感熱部11と筐体81とを接続する前の状態における熱感知器1の縦断面図である。これら図1、2に示すように、熱感知器1は、感熱部11と感知器本体21とを備えて構成されている。
このうち、感熱部11の構成を説明する。図3は、ラミネート部60に挟持されている状態における感熱部11の平面図及び縦断面図を関連させて示した図、図4は、感熱部11の平面図及び縦断面図を関連させて示した図である。感熱部11は、監視領域における熱を感知する感熱手段であり、センサ部30と、電極金属部40と、金属板50とを備えて構成されている。センサ部30は、その感知状態を他の状態変化へ変換するセンサ手段であり、例えば、監視領域の温度が変化すると焦電効果によって焦電電流を出力する強誘電性物質を薄膜化した薄板状感熱センサとして構成されている。電極金属部40及び金属板50は、センサ部30から出力された焦電電流を筐体21へ電線等を介して出力するための電極手段である。
次に、感知器本体21の構成を説明する。感知器本体21は、制御部(図示せず)と筐体81とを備えて構成されている。制御部は、感熱部11から出力された焦電電流を受け取り、この焦電電流の大きさを所定の閾値と比較等することによって、火災の発生の有無を判断し、この判断結果に応じて警報を行う制御手段である。この制御部は、例えば、IC(Integrated Circuit)及びこのIC上で実行されるプログラムとして構成され、所定の制御を実行する。
次に、感熱部11と筐体81との接続構造について、より詳細に説明する。筐体81の接続面部81aは、開口部81cと接続部81dから成る。ここで、開口部81cは、接続面部81aと略同心の平面略円形の開口部であり、その外径は、ラミネート外材61より小さく、かつ、金属板51より大きくなるように決定されている。従って、感熱部11を接続面部81aに対して外側から押付けると、感熱部11のラミネート外材61以外の部分が開口部81cを介して筐体81の内側に配置されるので、この筐体81によって感熱部11が保護されると共に、感熱部11のラミネート外材61が接続面部81aに押し当てられた状態で接触するので、感熱部11を、接続面部81aを介して筐体81に固定できる。
このように接続された状態において、感熱部11と筐体81とは、ラミネート外材61という薄板状部材のみを介して接続されている。より詳細には、図1に示すように、筐体81の接続面部81aの端部とラミネート内材62との間には、間隔Wが形成されている。従って、このラミネート外材61によって、筐体81の歪みや、周囲温度が変化した場合の感熱部11と筐体81との熱膨張率の違いによる歪みを吸収することができる。このため、センサ部30が歪みによる圧電効果により電界を発生することによる感熱部11の誤動作を防ぎ、さらには、感熱部11と筐体81との剥がれや、感熱部11又は筐体81の破損を防止することができる。
このように接続された状態において、感熱部11のセンサ部30と、監視領域との間には、金属板50とラミネート外材61のみが介在することになる。従って、これら金属板50とラミネート外材61との厚みは、従来の筐体と接着剤とを合わせた厚さより、大幅に薄くすることができる。このため、監視領域からの熱が感熱部11に伝わりやすくなり、又、感熱部11から筐体81への熱伝導は、ラミネート外材61に熱伝導率が小さい樹脂材を使用しており、熱を逃げるのを抑えられるため、その結果、感熱部11の熱応答性が向上する。
また、上記の接続構造において、接続部81dが上述のように環状突起として形成されているので、この接続部81dの溶着部分も、接続面部81aと略同心状の円環状になり、感熱部11と筐体81との間の隙間が平面略全周に渡って塞がれる。すなわち、感熱部11と筐体81とが、接続部61aと接続部81dとの溶着によって密閉されるため、監視領域から開口部81cを介して筐体81の内部へ塵や水分等の異物が侵入することを防ぐことができる。すなわち、接続部61aと接続部81dとは、特許請求の範囲における保護手段に対応する。
さらに、感熱部11と筐体81との接続は、上述のように、ラミネート外材61の接続部61aと接続面部81aの接続部81dとの溶着である。この溶着作業は、従来の接着作業に比べて短時間で終わるため、従来のように接着剤が固まるまで感熱部と筐体とを仮固定する必要がなく接続作業が容易になるとともに、接着剤自体の保存や取り扱い等の管理も不要となり、熱感知器1の生産効率を向上させることができる。
次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態2に係る熱感知器は、概略的に、実施の形態1と略同様の特徴を有するが、感熱部を、筐体に設けられた応力吸収部を介して筐体に接続したこと、及び、感熱部を、監視領域に直接露出させたことを主たる特徴とする。
図5は、感熱部12と筐体82とを接続した状態における熱感知器2の縦断面図、図6は、感熱部12と筐体82とを接続する前の状態における熱感知器2の縦断面図である。なお、特に説明なき構造については、上述した実施の形態1と同様であり、同一の構成を同一の符号を付して説明する。この熱感知器2は、感熱部12、感知器本体22、及び、パッキン90を備えており、ラミネート部60が省略されている。ここで、パッキン90は、監視領域から筐体82内部への塵、水分等の異物の侵入を防止するための特許請求の範囲における保護手段に対応する。
まず、本実施の形態2に係る感熱部12の構成を説明する。図7は、感熱部12の平面図及び縦断面図を関連させて示した図である。この感熱部12は、実施の形態1の金属板50に代えて、金属板51を備えて構成されている。ここで、金属板51は、孔部51aを備えている。図7では6個の孔部51aを設けているが、これに限定されるものではない。これらの孔部51aは、金属板51の端部のうち、センサ部30よりも外周側に延出している部分において、金属板51の中心点を中心とした円周上に、略等間隔で配置されている。この孔部51aの機能については後述する。
次に、本実施の形態2に係るパッキン90の構成を説明する。図8は、パッキン90の平面図及び縦断面図を関連させて示した図である。このパッキン90は、略薄厚円環形をしており、この円周上の金属板51に設けられた孔部51aに対応する位置に、孔部90aが、略等間隔で配置されている。パッキン90は、例えば、ゴム等から成る。このパッキン90aの機能については後述する。
次に、感知器本体22の構成を説明する。感知器本体22は、実施の形態1の筐体81に代えて、筐体82を備えて構成されている。図5、6に示すように、筐体82は、実施の形態1の接続面部81aに代えて、接続面部82aを備えて構成されている。ここで、接続面部82aは、筐体82の下端部近傍の内側に形成された、略薄厚円環形である。
ここで、感熱部12と筐体82との接続構造について、より詳細に説明する。筐体82の接続面部82aは、応力吸収部82b、開口部82c、及び、ボス部82fを備えて構成されている。図6では、ボス部82fは2個しか図示されていないが、実際には、さらに多くのボス部82f、例えば、全部で6個のボス部82fが存在している。
応力吸収部82bは、接続面部82aと略同心の略円環形をしており、その肉厚は、接続面部82aに対して薄くなっている。その厚さは、任意であるが、強度、応力吸収特性、形成容易性、及び、熱応答性を考慮して、0.2mm以下となっている。また、応力吸収部82bの外径は、金属板51及びパッキン90の外径より若干大きく、応力吸収部82bと接続面部82aとの境界における段差部分の長さは、金属部51とパッキン90とを合わせた厚さ方向の長さよりも若干大きくすることが好ましい。このため、金属部51とパッキン90とを、応力吸収部82bに対して内側から押付けると、金属部51とパッキン90とが、接続面部82aと応力吸収部82bとで形成された空間に収容されることができ、センサ部30の位置がほぼ決定される。ここで、応力吸収部82bは、特許請求の範囲における応力吸収部に対応する。また、開口部82cは、応力吸収部82bと略同心の平面略円形の開口部である。
このように接続された状態において、感熱部12と筐体82とは、応力吸収部82bのみを介して接続されている。より詳細には、図5に示すように、感熱部12は、筐体82のボス部82fの部分でのみ接続されており、これらのボス部82fは、応力吸収部82b上に形成されている。この応力吸収部82bの厚さは薄いため、筐体82の歪みや、周囲温度が変化した場合の感熱部12と筐体82との熱膨張率の違いによる歪みを吸収することができる。このため、センサ部30が歪みに起因する圧電効果により電界を発生することによる感熱部12の誤動作を防ぎ、さらには、感熱部12と筐体82との剥がれや、感熱部12又は筐体82の破損を防止することができる。
ここで、パッキン90は、略薄厚円環形をしており、その内径は、センサ部30の外径と略同じか、又は、センサ部30の外径より若干大きい。従って、パッキン90を感熱部12に当接した状態において、センサ部30と監視領域との間にパッキン90が介在しないので、監視領域からセンサ部30への熱伝達がパッキン90によって阻害されることがなく、センサ部30の熱応答性を高めることができる。また、開口部82cの外径は、センサ部30の外径と略同じか、又は、センサ部30の外径より若干大きく、パッキン90の内径と略同径である。従って、感熱部12と、パッキン90と、筐体82とがお互いに接触した状態において、センサ部30と監視領域との間に応力吸収部82bが介在しないので、監視領域からセンサ部30への熱伝達が応力吸収部82bによって阻害されることがなく、センサ部30の熱応答性を高めることができる。
また、パッキン90の外径は、金属板51の外径と略同径か、又は、金属板51の外径より若干大きい。従って、パッキン90を感熱部12に当接して筐体82に固定した状態において、少なくともパッキン90の外周縁が筐体82に当接し、パッキン90が感熱部12と筐体82との間の隙間を塞ぐことができる。
さらに、感熱部12と筐体22との接続は、上述のように、ボス部82fの溶融による、孔部51aとの溶着である。この溶着作業は、従来の接着作業に比べて短時間で終わるため、従来のように接着剤が固まるまで感熱部と筐体とを仮固定する必要がなく接続作業が容易になるとともに、接着剤自体の保存や取り扱い等の管理も不要となり、熱感知器2の生産効率を向上させることができる。
次に、実施の形態3について説明する。本実施の形態3に係る熱感知器は、概略的に、実施の形態1と略同様の特徴を有するが、感熱部を、筐体に設けられた応力吸収部を介して、監視領域に露出させたことを主たる特徴とする。
図9は、感熱部12と筐体83とを接続した状態における熱感知器3の縦断面図、図10は、感熱部12と筐体83とを接続する前の状態における熱感知器3の縦断面図である。なお、特に説明なき構造については、上述した実施の形態1と同様であり、同一の構成を同一の符号を付して説明する。この熱感知器3は、感熱部12と感知器本体23とを備えて構成されている。
次に、感知器本体23の構成を説明する。感知器本体23は、実施の形態1の筐体81に代えて、筐体83を備えて構成されている。図11は、筐体本体84と感熱部材取付け部85とを接続する前の状態における筐体83の縦断面図である。図11に示すように、筐体83は、筐体本体84と、感熱部12を取付ける感熱部材取付け部85とを備えて構成されている。ここで、筐体本体84は、取付け部84aを備えている。さらに、感熱部材取付け部85は、取付け部85aと接続面部83aとを備えている。ここで、取付け部84aと取付け部85aとは、筐体本体84に感熱部材取付け部85を接続する接続手段である。
さらに、感熱部12と筐体83との接続構造について、より詳細に説明する。接続面部83aは、感熱部材取付け部85において、取付け部85aと反対側の下端部近傍の内側に形成された、略円環形である。接続面部83aは、応力吸収部83bとボス部83fとを備えて構成されている。また、応力吸収部83bは、接続面部83aと略同心の略薄厚円盤形をしており、接続面部83aに対して薄くなっている。その厚さは、任意であるが、強度、応力吸収特性、形成容易性、及び、熱応答性を考慮して、0.2mm以下となっている。また、その外径は、金属板51の外径より若干大きい。
このように接続された状態において、感熱部12と筐体83とは、応力吸収部83bのみを介して接続されている。より詳細には、図10に示すように、感熱部12は、筐体83のボス部83fの部分でのみ接続されており、これらのボス部83fは、応力吸収部83b上に形成されている。この応力吸収部83bの厚さは薄いため、筐体83の歪みや、周囲温度が変化した場合の感熱部12と筐体83との熱膨張率の違いによる歪みを吸収することができる。このため、センサ部30が歪みに起因する圧電効果により電界を発生することによる感熱部12の誤動作を防ぎ、さらには、感熱部12と筐体83との剥がれや、感熱部12又は筐体83の破損を防止することができる。
このように接続された状態において、感熱部12のセンサ部30と、監視領域との間には、金属板51と応力吸収部83bのみが介在することになる。従って、これら金属板51と応力吸収部83bとの厚みは、従来の筐体と接着剤とを合わせた厚さより、大幅に薄くすることができる。このため、センサ部30と監視領域との間の熱容量が小さくなり、監視領域からの熱が感熱部12に伝わりやすくなり、その結果、感熱部12の熱応答性が向上する。
さらに、感熱部12と筐体83との接続は、上述のように、ボス部83fの溶融による、孔部51aとの溶着である。この溶着作業は、従来の接着作業に比べて短時間で終わるため、従来のように接着剤が固まるまで感熱部と筐体とを仮固定する必要がなく接続作業が容易になるとともに、接着剤自体の保存や取り扱い等の管理も不要となり、熱感知器3の生産効率を向上させることができる。
さらに、上述したように、筐体83は、筐体本体84に、応力吸収部83bを有する感熱部材取付け部85をインサート成型することにより、形成されている。応力吸収部83bを有する感熱部材取付け部85の成型は、応力吸収部83bを有する筐体83を一括して成型することに比べて容易であるため、筐体83の歩留まりを向上させることができ、ひいては、熱感知器3の生産性を向上させることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
本発明の適用対象は、上述したような熱感知器1には限られず、監視領域における熱を感知する全ての機器、例えば、熱検出器や熱線センサにも適用できる。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、応力吸収手段は、感熱部の歪みを完全に吸収できなくても、ある程度吸収できれば、本発明の課題が達成されている。
感熱部は、監視領域における熱を感知できれば、どの様な構成でもよい。例えば、センサ部と電極金属部と金属部以外に、他の構成部があってもよい。また、電極金属部や金属部は、他の金属や導電性物質でもよく、センサ部の強誘電性物質は、薄膜状でなくてもよい。
また、応力吸収手段は、筐体等の歪みを吸収できれば、どの様な方法でもよい。例えば、ラミネート部において、ラミネート内材をなくして、ラミネート外材と金属部とを直接接着剤で接着してもよい。
また、保護手段は、筐体内部への異物侵入が防げれば、接着剤、パテ、その他どの様な方法でもよい。例えば、感熱部と筐体との接続後、感熱部と筐体との隙間をパテで埋めることにより、異物の侵入を防ぐことができる。
また、感熱部と応力吸収部との接続は、感熱部と応力吸収部とが接続できれば、どの様な方法でもよい。例えば、応力吸収部に設けられたボスと金属板に設けられた孔の数は何個でもよく、ボスと孔の配置が対応していれば、どのように配置されていてもよい。また、ボスの形状は、円柱、その他どのような形状でもよく、対応する感熱部の接続手段は、孔ではなく、金属板に設けられたU溝、その他どのような形状でもよい。
また、筐体本体と感熱部材取付け部との接続は、筐体本体と感熱部材取付け部とが接続できれば、接着剤、溶着、粘着テープ、金具その他どの様な方法でもよい。例えば、筐体本体の取付け部と感熱部材取付け部の取付け部とを接着剤を使って接続することができる。
W 間隔
1、2、3 熱感知器
10、11、12 感熱部
20 本体部
21、22、23 感熱器本体
30 センサ部
40 電極金属部
50、51 金属板
51a 孔部
60 ラミネート部
61 ラミネート外材
61a、81d 接続部
62 ラミネート内材
62a 切欠き部
80、81、82、83 筐体
81a、82a、83a 接続面部
81c、82c 開口部
81e 外端部
82b、83b 応力吸収部
82f、83f ボス部
84 制御取付け部
85 感熱取付け部
84a、85a 取付け部
90 パッキン
90a 孔部
Claims (9)
- 監視領域における熱を感知する感熱手段と、当該感熱手段による感知状態に応じて警報を行う制御手段と、当該制御手段を保護する筐体とを備えた熱感知器において、
前記感熱手段と前記筐体とを、当該感熱手段の歪みを吸収するための応力吸収手段を介して固定し、
前記応力吸収手段は、前記感熱手段を覆うように設けられたものであって、前記筐体と接続された薄板状部材であり、
前記薄板状部材と、粘着性フィルムとにより、前記感熱手段を挟持したこと、
を特徴とする熱感知器。 - 前記筐体に、前記薄板状部材を溶着接続したこと、
を特徴とする請求項1に記載の熱感知器。 - 監視領域における熱を感知する感熱手段と、当該感熱手段による感知状態に応じて警報を行う制御手段と、当該制御手段を保護する筐体とを備えた熱感知器において、
前記筐体は、前記監視領域に通じる略円形の開口部を有し、
前記感熱手段を、前記筐体における前記開口部よりも内側に配置し、
前記感熱手段と前記筐体とを、当該感熱手段の歪みを吸収するための応力吸収手段を介して固定し、
前記応力吸収手段は、前記筐体の前記開口部の内周に当該筐体に一体に成型され、外径が前記感熱手段の外径より大きく且つ内径が当該感熱手段の外径より小さく、前記開口部と略同心の略円環形に形成され、当該応力吸収手段の周囲における前記筐体よりも肉厚が薄く形成されていること、
を特徴とする熱感知器。 - 前記応力吸収部に、前記感熱手段を溶着接続したこと、
を特徴とする請求項3に記載の熱感知器。 - 前記筐体は、当該筐体に対して、別体成型された取付け手段を有し、
前記取付け手段に前記応力吸収部を一体成型したこと、
を特徴とする請求項3又は4に記載の熱感知器。 - 前記感熱手段を、前記監視領域へ、直接的に、又は、前記応力吸収手段を介して、露出させたこと、
を特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の熱感知器。 - 前記感熱手段と前記筐体との間に、前記監視領域から前記筐体内部への異物の侵入を防止するための保護手段を設けたこと、
を特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の熱感知器。 - 前記筐体は、前記監視領域に通じる開口部を有し、
前記薄板状部材を、前記感熱手段の前記監視領域側の面に貼付し、
前記感熱手段を、前記筐体における前記開口部よりも内側に配置し、かつ、
前記筐体において前記開口部の周囲に位置する円環状の接続部と、前記薄板状部材の端部である接続部とを、相互に溶着することにより、
前記薄板状部材を、前記感熱手段と前記筐体との間に生じる歪みを吸収する前記応力吸収手段として機能させ、
前記薄板状部材の接続部を、前記筐体の接続部と共に、前記感熱手段を前記筐体に接続する接続手段として機能させ、かつ、
前記薄板状部材の接続部を、前記筐体の接続部と共に、前記監視領域から前記筐体内部への異物の侵入を防止する保護手段として機能させること、
を特徴とする請求項1に記載の熱感知器。 - 監視領域における熱を感知する感熱手段と、当該感熱手段による感知状態に応じて警報を行う制御手段と、当該制御手段を保護する筐体とを備えた熱感知器において、
前記感熱手段は、感熱センサと、この感熱センサの前記監視領域側の面に貼付された薄板状部材を有し、
前記筐体は、前記監視領域に通じる開口部を有し、
前記開口部を介して前記感熱センサを前記筐体の内部に配置し、
前記筐体において前記開口部の周囲に位置する端部と、前記薄板状部材の端部とを相互に接続し、当該接続箇所のみを介して前記感熱センサを前記筐体に固定し、
前記薄板状部材を、前記筐体の歪み又は前記感熱手段と前記筐体との熱膨張率の違いによる歪みを吸収するための応力吸収手段としたこと、
を特徴とする熱感知器。
Priority Applications (10)
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