JP2004310473A - 火災感知器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;該温度検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって温度検出手段の発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備することを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、火災を検出して、火災表示を行う火災感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の火災感知器は、熱、煙、炎等の火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と火災表示を行う表示手段を備えており、物理量検出手段が熱、煙、炎等の火災現象に対応する物理量を検出し、物理量検出手段の出力レベルに基づいて火災が検出されると、表示手段、例えば発光ダイオードが点灯するなどして火災表示を行う(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−36488号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、従来の火災感知器において、発光ダイオードは点灯することで火災表示を行ったり、または点滅することで故障表示を行ったりというように、火災感知器の状態を表示する表示手段としての用途のみに使用されていた。
【0005】
この発明は、火災を検出して、火災表示を行う火災感知器に関するものであり、発光ダイオードを温度検出手段および表示手段として利用することにより、火災感知器の部品点数を削減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;該温度検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備することを特徴とする。
【0007】
またこの発明は、火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と;該物理量検出手段の周囲温度を発光ダイオードを用いて検出する温度検出手段と;該温度検出手段が検出した周囲温度に基づいて、前記物理量検出手段の出力レベルを補正して火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備することを特徴とする。
【0008】
さらにこの発明は、発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と;前記温度検出手段の出力レベルおよび前記物理量検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備することを特徴とする。
【0009】
また、前記発光ダイオードは、該発光ダイオードの両端電圧の温度特性を利用して温度を検出するとともに、前記発光ダイオードは、温度検出時に印加される電流値よりも大きい電流値を印加されて火災表示を行うことを特徴とする。
【0010】
【実施例】
本発明の第1実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図1は熱式火災感知器10の外観図、図2は図1の熱式火災感知器10の回路構成を示すブロック回路図、図3は図2における各回路ブロックの具体的な回路構成を示す図である。この熱式火災感知器10は、発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;該温度検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって温度検出手段の発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備する。
【0011】
図1は熱式火災感知器10の外観図である。この熱式火災感知器10は、筐体1と、筐体1から突設された発光ダイオード2と、図示しない火災受信機と接続された電源兼信号線3とを備え、建物の天井板4に固定されている。熱式火災感知器10は、電源兼信号線3により、図示しない火災受信機から電源が供給されるとともに、熱式火災感知器10が火災を検出すると、図示しない火災受信機へ火災信号を送信する。
【0012】
発光ダイオード2は、通常時は温度を検出する温度検出手段として作用し、火災時は火災表示を行う表示手段として作用するものである。一般的に、発光ダイオード2を一定電流で動作させ、周囲温度を変化させた場合、発光ダイオード2の両端電圧、つまり順電圧Vfは温度に逆比例して変化する。例えば、発光ダイオード2は、順電圧Vfの周囲温度に対する変化量は−0.002V/℃であるので、温度が25℃の時の順電圧Vfを1.40Vとすると、温度が65℃の時の順電圧Vfは1.32Vに変化する。この「周囲温度−順電圧Vf特性」を利用して、周囲温度による順電圧Vfの変化を測定し、予め設定された火災警報温度に対応する順電圧Vf(基準電圧)以下になったときに火災と判断する。また、発光ダイオード2は、通常時は、目視が困難なほど暗く点灯するように電流が制限されて印加された状態で、周囲温度による順電圧Vfの変化を温度として測定して、温度検出手段として作用している。そして、順電圧Vfが予め設定された火災警報温度に対応する基準電圧以下になると、火災と判断して、発光ダイオード2は、目視可能に明るく点灯するように電流が印加された状態で、表示手段として火災表示を行う。
【0013】
図2は、熱式火災感知器の回路構成を示すブロック回路図である。熱式火災感知器10は、発光回路11と、比較回路12と、警報駆動回路13と、電源回路14と、基準電圧回路15とを備える。電源回路14は、各回路11、12、13、15に一定電圧を供給する。発光回路11は図1の発光ダイオード2を含み、発光ダイオード2の周囲温度による順電圧Vfの変化に基づく出力レベルを比較回路12に出力する。基準電圧回路15は、火災警報温度に対応する基準電圧を生成し、その出力レベルを比較回路12に出力する。比較回路12は、発光回路11の出力レベルと基準電圧回路15の出力レベルを比較し、その比較結果に基づき火災を検知すると、警報信号(ハイ信号)を警報駆動回路13に出力する。警報駆動回路13は、警報信号が入力されると、発光回路11の発光ダイオード2を目視可能に明るく点灯させて、発光ダイオード2による火災表示を行う。
【0014】
図3は、図2における各回路ブロックの具体的な回路構成を示す。図2の発光回路11は、発光ダイオード2と抵抗21と定電流回路36により構成されている。図2の電源回路14としての電源5Vに発光ダイオード2のアノード端子が接続され、発光ダイオード2のカソード端子に抵抗21の一端が接続され、抵抗21の他端に定電流回路36の一端が接続され、定電流回路36の他端がアースされている。発光ダイオード2は、アノード端子とカソード端子の間の順電圧Vfは温度に反比例して変化する。そのため、発光ダイオード2のカソード端子と抵抗21の一端の接続点の電圧Vthも変化し、その値は、電源5V−順電圧Vfである。
【0015】
図2の基準電圧回路15は、可変抵抗26と抵抗27により構成されている。電源5Vに可変抵抗26の一端が接続され、可変抵抗26の他端に抵抗27の一端が接続され、抵抗27の他端がアースされている。抵抗26、27は電源5Vを分割し、発光ダイオード2の順電圧Vfの温度特性により変化する電圧Vthと比較するための基準電圧Vrefを決定する。この熱式火災感知器10の場合は、火災警報温度を65℃としており、この温度に対応する順電圧Vf=1.32Vと可変抵抗26の両端の電圧が同じ電圧になるように、可変抵抗26の抵抗値を調整している。そのため、基準電圧Vrefは、電源5V−可変抵抗26の両端の電圧1.32V=3.68Vである。
【0016】
図2の比較回路12は、抵抗26、27とコンパレータ31により構成される。発光ダイオード2と抵抗21の接続点がコンパレータ31のプラス側入力端子に接続され、可変抵抗26と抵抗27の接続点がコンパレータ31のマイナス側入力端子に接続され、電源5Vにコンパレータ31の一端が接続され、コンパレータ31の他端がアースされている。コンパレータ31は、電圧Vthと基準電圧Vrefを比較し、発光ダイオード2の周囲温度が火災警報温度に上昇して、電圧Vth≧基準電圧Vrefとなった時、ロウからハイに反転する。つまり、コンパレータ31の出力がロウのときは、発光ダイオード2が検出した周囲温度が火災警報温度65℃未満であり、火災でないと判別しており、また、コンパレータ31の出力がハイのときは、発光ダイオード2が検出した周囲温度が火災警報温度65℃以上であり、火災が発生したと判別している。
【0017】
図2の警報駆動回路13は、抵抗32とコンデンサ34とサイリスタ24とにより構成されている。抵抗32の一端がコンパレータ31の出力端子に接続され、抵抗32の他端がコンデンサ34の一端およびサイリスタ24のゲート端子に接続され、コンデンサ34の他端がアースされ、サイリスタ24のアノード端子が抵抗21と定電流回路36の間に接続され、サイリスタ24のカソード端子がアースされている。コンパレータ31がハイに反転することで、警報信号を出力すると、サイリスタ24のゲート端子に電流が流れるので、サイリスタ24のアノード端子とカソード端子の間に電流が流れ、発光ダイオード2には大きな電流が流れるので点灯し、火災表示を行う。抵抗32とコンデンサ34により、コンパレータ31の警報信号は保持され、サイリスタ24の動作を安定化させる。サイリスタ24により、火災表示(発光ダイオード2の点灯)は電源電圧を遮断するまで保持し続けられ、いわゆる自己保持機能型となっている。
【0018】
なお、図2、図3には示してないが、熱式火災感知器10には、一端がコンパレータ31の出力端子に接続され、他端が電源兼信号線3に接続された図示しないスイッチング回路が設けられており、平常時オフのスイッチが、コンパレータ31のハイ信号によりオンして、電源兼信号線3を略短絡させることにより、火災信号を図示しない火災受信機に送信する。
【0019】
つぎに、熱式火災感知器10の動作について説明する。起動時、サイリスタ24はオフであり、発光ダイオード2の周囲温度に対応する電圧Vthがコンパレータ31のプラス側入力端子に入力されている。火災警報温度65℃に対応する3.68Vに調整された基準電圧Vrefがコンパレータ31のマイナス側入力端子に入力されている。周囲温度<火災警報温度であると、コンパレータ31は電圧Vth<基準電圧Vrefなので、コンパレータ31の出力端子の出力はロウ(0V)である。このとき発光ダイオード2には、電源5V/(抵抗21+定電流回路36)で決定される電流が流れているが、この電流は例えば1mA程度(高輝度型発光ダイオードであればもっと低電流であってもよい)であり、発光ダイオード2は目視ができない程度の明るさで点灯している。
【0020】
発光ダイオード2の周囲温度が火災警報温度以上、例えば70℃に上昇すると、発光ダイオード2の順電位Vfは1.31Vとなり、電圧Vthは3.69Vとなる。そのため、電圧Vth≧基準電圧Vrefとなり、コンパレータ31の出力端子の出力はハイ(5V)となる。すると、サイリスタ24がオンして、発光ダイオード2を流れる電流は、定電流回路36を通らずにサイリスタ24を流れることにより増加し、発光ダイオード2は目視可能に十分な光量で点灯し火災表示を行う。火災表示は、サイリスタ24により、電源を切断されるまで保持される。このとき発光ダイオード2には、(電源5V−サイリスタ24のオン電圧1V)/抵抗21で決定される電流20mA程度が流れて、目視に十分な光量で点灯し火災表示を行う。また、コンパレータ31のハイ信号により、図示しないスイッチング回路のスイッチがオンして、電源兼信号線3を略短絡させることにより、火災信号を図示しない火災受信機に送信する。
【0021】
熱式火災感知器10は、発光ダイオード2を温度検出手段および表示手段として使用することができ、従来のように、温度検出手段と表示手段を各々設ける場合と比べて、部品点数を削減することが可能である。
【0022】
なお、上記第1実施例では、熱式火災感知器が自身で火災を判別して火災表示を行う場合について説明したが、熱式火災感知器の発光ダイオードが温度検出手段および表示手段として作用すればよいのであって、例えば、検出した熱の物理量信号を火災受信機に送出し、図示しない火災受信機が火災を判別して、図示しない火災受信機からの火災信号により火災表示を行う熱式火災感知器であってもよい。
【0023】
また、上記第1実施例では、熱式火災感知器は、常時発光ダイオードを暗く点灯させて火災監視を行っているが、所定時間間隔毎に発光ダイオードを暗く点灯させて断続的に火災監視を行うようにして、消費電力を低減させるようにした構成であってもよい。
【0024】
本発明の第2実施例を図4〜図6に基づいて説明する。図4は煙式火災感知器101の概略断面図、図5は煙式火災感知器101を示すブロック図、図6は図5のマイコン110が実行する動作を示すフローチャートである。この煙式火災感知器101は、火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と;該物理量検出手段の周囲温度を発光ダイオードを用いて検出する温度検出手段と;該温度検出手段が検出した周囲温度に基づいて、物理量検出手段の出力レベルを補正して火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって温度検出手段の発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備する。
【0025】
図4は煙式火災感知器101の概略断面図である。この煙式火災感知器101の内部には、詳細には示さないが、図5に示す構成部品110〜170が設けられている。ここで、温度検出手段及び表示手段として作用する発光ダイオードD11は、物理量検出手段として作用する発光素子131や受光素子141等に近接配置され、また、発光ダイオードD11の発光状態を煙式火災感知器101の外部に導出する光ガイド部材180に近接配置されている。
【0026】
図5は煙式火災感知器101を示すブロック図である。煙式火災感知器101は、火災判別手段の一例であるマイクロコンピュータ110(以下、マイコンという。)と、ROM120と、RAM121と、EEPROM122と、発光回路130と、発光素子131と、増幅回路140と、受光素子141と、サンプルホールド回路142と、送受信回路150と、定電圧回路160と、温度検出手段及び表示手段の一例である内部温度検出部170とを備える。なお、発光回路130、発光素子131、増幅回路140、受光素子141、サンプルホールド回路142は、物理量検出手段の一例である。
【0027】
マイコン110は、煙式火災感知器101の全体を制御するものであり、ROM120は、図6に示すフローチャートのプログラムが格納されているものであり、RAM121は、作業領域であり、内部温度検出部170の出力電圧SLT11と、増幅回路140の信号出力値を保持するサンプルホールド回路142の出力電圧SLV11と、演算された煙濃度値とを記憶するものである。
【0028】
EEPROM122は、煙式火災感知器101のアドレスと、補正係数Kと、火災判別基準レベルFL11とを記憶するものである。なお、補正係数Kは、検出された温度(出力電圧SLT11)に応じて定められた値であり、サンプルホールド回路142の出力電圧SLV11を補正するものである。火災判別基準レベルFL11は、煙濃度値と比較されるものであり、煙濃度値が火災判別基準レベルFL11以上となると火災が発生したと判断する。
【0029】
発光回路130は、マイコン110から発光制御パルスを受けたときに発光素子131に発光用の電流パルスを供給するものであり、増幅回路140は、受光素子141の出力レベルを所定のゲインで増幅するものである。送受信回路150は、マイコン110から図示しない火災受信機に火災信号あるいは煙の物理量信号等の信号を送出する送信回路と、図示しない火災受信機からポーリング信号等の信号を受けマイコン110に送る受信回路とを有するものである。また、定電圧回路160は、マイコン110に定電圧を供給する回路である。
【0030】
内部温度検出部170は、温度検出手段として煙式火災感知器101の内部の温度、特に物理量検出手段の周囲温度を検出するものであり、また表示手段として煙式火災感知器101が火災を検知したときに発光ダイオードD11を点灯させて火災表示を行うものである。内部温度検出部170は、煙式火災感知器101の内部に設けられた発光ダイオードD11と抵抗r11と抵抗r12とスイッチSW11とで構成されている。つまり、電源Vcc1にスイッチSW11の一端が接続され、スイッチSW11の他端がマイコン110からのスイッチ切換信号に基づいてポートP11またはポートP12に接続される。そして、ポートP11に抵抗r12の一端が接続され、抵抗r12の他端に抵抗r11の一端が接続され、抵抗r11の他端に発光ダイオードD11のアノード端子が接続され、発光ダイオードD11のカソード端子がアースされ、またポートP12に抵抗r11の一端が接続されている。
【0031】
この内部温度検出部170は、スイッチSW11がポートP11に接続されていると、温度検出手段として作用し、抵抗r11の他端と発光ダイオードD11のアノード端子との接続点が内部温度検出用の出力としてマイコン110に取り込まれる。マイコン110は、発光ダイオードD11の両端電圧、つまり順電圧の温度特性を利用することによって、煙式火災感知器101の内部温度、特に物理量検出手段の周囲温度を検出する。そのため、発光ダイオードD11は、図4に示すように発光素子131、受光素子141の近傍に設けられていることが好ましい。このとき、発光ダイオードD11は抵抗r12、抵抗r11を介して電源Vcc1が供給されることで、電流値が制限され、目視が困難なほど暗く点灯している。
【0032】
また、内部温度検出部170は、スイッチSW11がポートP12に接続されていると、表示手段として作用する。このとき、発光ダイオードD11は抵抗r11のみを介して電源Vcc1が供給されることで、電流値が制限されずに、目視可能に明るく点灯する。なお、図4に示すように光ガイド部材180が、一端を発光ダイオードD11に近接し他端を煙式火災感知器101外部まで延出して配置されており、これにより発光ダイオードD11の点灯を煙式火災感知器101外部から確認可能となっている。
【0033】
次に、上記第2実施例の動作について説明する。図6は、上記第2実施例において、マイコン110が実行する動作を示すフローチャートである。
【0034】
まず、初期値設定の実行およびスイッチSW11をポートP11に接続し(S1)、内部温度検出部170の出力電圧SLT11(マイコン110のA/D変換部でデジタルデータに変換された電圧)を取り込み、RAM121に格納し(S2)、内部温度検出部170の出力電圧SLT11に応じた補正係数KをEEPROM122から読み出し、RAM121に格納する(S3)。つまり、内部温度検出部170の出力電圧SLT11は、発光素子131、受光素子141の周囲温度に対応する電圧であり、補正係数Kは、サンプルホールド回路142の出力電圧SLV11が内部温度に応じて変化するので、この温度変化による誤差を補正する係数である。したがって、煙式火災感知器101の内部温度、すなわち内部温度検出部170の出力電圧SLT11に応じて補正係数Kが定められており(補正係数Kは予めEEPROM122に格納されている)、内部温度である出力電圧SLT11に対応する補正係数KをEEPROM122から読み出す。
【0035】
そして、サンプルホールド回路142の出力電圧SLV11(マイコン110のA/D変換部でデジタルデータに変換された電圧)を取り込み、RAM121に格納し(S4)、この格納された出力電圧SLV11に補正係数Kを乗じて、サンプルホールド回路142の出力電圧SLV11を補正する(S5)。この補正された出力電圧SLV11に基づいて煙濃度値を演算し、演算結果をRAM121に格納する(S6)。
【0036】
この演算された煙濃度値(すなわち煙の物理量信号)をEEPROM122に予め格納されている火災判別基準レベルFL11と比較し、煙濃度値が火災判別基準レベルFL11以上であれば(S7)、スイッチSW11をポートP12に切換接続し、発光ダイオードD11を点灯させて、火災表示を行う(S8)。また、煙濃度値が火災判別基準レベルFL11よりも小さければ(S7)、ステップS2へ戻る。
【0037】
また、マイコン110は、図6におけるフローチャートの適当なタイミングにおいて、図示しない火災受信機からの要求に応じて、演算された煙濃度値(すなわち煙の物理量の信号)や火災信号を図示しない火災受信機に送信する。さらに、図示しない火災受信機からの復旧信号に応じて、スイッチSW11をポートP11に接続して、煙式火災感知器101の復旧を行う。
【0038】
上記第2実施例によれば、煙式火災感知器101の内部温度が上昇あるいは低下したときに、その温度変化による特性変化として、発光素子131の発光量変化、受光素子141の出力レベルの変化等を総合的に補正することができ、煙濃度を正確に検出することができる煙式火災感知器101(所謂、温度補償式煙感知器)において、発光ダイオードD11を温度検出手段および表示手段として使用することができ、従来型のものと比べて部品点数を削減することができる。
【0039】
なお、上記第2実施例では、煙式火災感知器101の内部の温度が変化したときに、受光素子141の出力レベルを補正しているが、上記煙式火災感知器101のように、所定の基準レベル、たとえば火災判別基準レベルと受光素子141の出力レベルを比較する場合には、煙式火災感知器101の内部温度の変化に応じて、受光素子141の出力レベル側ではなく上記火災判別基準レベル側を補正するようにしてもよい。
【0040】
また、上記第2実施例では、煙式火災感知器が自身で火災を判別して火災表示を行う場合について説明したが、煙式火災感知器の発光ダイオードが温度検出手段および表示手段として作用すればよいのであって、例えば、検出した煙の物理量信号を図示しない火災受信機に送出し、図示しない火災受信機が火災を判別して、図示しない火災受信機からの火災信号により火災表示を行う煙式火災感知器であってもよい。
【0041】
さらに、上記第2実施例は煙式火災感知器であるが、煙以外の火災現象に対応する物理量を、例えば、焦電センサ(赤外線センサ)、ニオイセンサなどの物理量検出素子が検出する火災感知器に上記第2実施例を適用するようにしてもよい。
【0042】
なお、EEPROM122に記憶する温度補正係数Kは、温度補正を施さない場合に火災感知器が示す温度変動特性とは相反した値となるように、各火災感知器毎に各々適正な値として記憶させることができる。なお、各火災感知器の温度変動特性が均一の場合は、各火災感知器共通の温度補正係数KをROMに記憶させることによって、上記と同様の効果を得られる。
【0043】
本発明の第3実施例を図7〜図9に基づいて説明する。図7は複合式火災感知器201の概略断面図、図8は複合式火災感知器201を示すブロック図、図9は図8のマイコン210が実行する動作を示すフローチャートである。この複合式火災感知器201は、発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と;温度検出手段の出力レベルおよび物理量検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって温度検出手段の発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備する。
【0044】
図7は複合式火災感知器201の概略断面図である。この複合式火災感知器201の内部には、詳細には示さないが、図8に示す構成部品210〜270が設けられている。ここで、温度検出手段及び表示手段として作用する発光ダイオードD21は、複合式火災感知器201の外部に設けられている。そのため、後述するように、複合式火災感知器201は、火災時における熱と煙を感知し、温度検出部270の出力レベルと受光素子241の出力レベルを用いて火災を判別することができる。
【0045】
図8は複合式火災感知器201を示すブロック図である。複合式火災感知器201は、火災判別手段の一例であるマイクロコンピュータ210(以下、マイコンという。)と、ROM220と、RAM221と、EEPROM222と、発光回路230と、発光素子231と、増幅回路240と、受光素子241と、サンプルホールド回路242と、送受信回路250と、定電圧回路260と、温度検出手段及び表示手段の一例である温度検出部270とを備える。なお、発光回路230、発光素子231、増幅回路240、受光素子241、サンプルホールド回路242は、物理量検出手段の一例である。
【0046】
マイコン210は、複合式火災感知器201の全体を制御するものであり、ROM220は、図9に示すフローチャートのプログラムが格納されているものであり、RAM221は、作業領域であり、温度検出部270の出力電圧SLT21と、増幅回路240の信号出力値を保持するサンプルホールド回路242の出力電圧SLV21と、演算された煙濃度値とを記憶するものである。
【0047】
EEPROM222は、複合式火災感知器201のアドレスと、煙濃度の火災判別基準レベルFL21と、温度の火災判別基準レベルFL22を記憶するものである。煙濃度値が火災判別基準レベルFL21以上であり、温度検出部270の出力電圧SLT21が火災判別基準レベルFL22以上となると火災が発生したと判断する。
【0048】
発光回路230は、マイコン210から発光制御パルスを受けたときに発光素子231に発光用の電流パルスを供給するものであり、増幅回路240は、受光素子241の出力レベルを所定のゲインで増幅するものである。送受信回路250は、マイコン210から図示しない火災受信機に火災信号あるいは煙の物理量信号等の信号を送出する送信回路と、図示しない火災受信機からポーリング信号等の信号を受けマイコン210に送る受信回路とを有するものである。また、定電圧回路260は、マイコン210に定電圧を供給する回路である。
【0049】
温度検出部270は、温度検出手段として複合式火災感知器201の外部の温度を検出するものであり、また表示手段として複合式火災感知器201が火災を検知したときに発光ダイオードD21を点灯させて火災表示を行うものである。温度検出部270は、複合式火災感知器201の外部に設けられた発光ダイオードD21と抵抗r21と抵抗r22とスイッチSW21とで構成されている。つまり、電源Vcc2にスイッチSW21の一端が接続され、スイッチSW21の他端がマイコン210からのスイッチ切換信号に基づいてポートP21またはポートP22に接続される。そして、ポートP21に抵抗r22の一端が接続され、抵抗r22の他端に抵抗r21の一端が接続され、抵抗r21の他端に発光ダイオードD21のアノード端子が接続され、発光ダイオードD21のカソード端子がアースされ、またポートP22に抵抗r21の一端が接続されている。
【0050】
この温度検出部270は、スイッチSW21がポートP21に接続されていると、温度検出手段として作用し、抵抗r21の他端と発光ダイオードD21のアノード端子との接続点が温度検出用の出力としてマイコン210に取り込まれる。マイコン210は、発光ダイオードD21の両端電圧、つまり順電圧の温度特性を利用することによって、複合式火災感知器201の外部温度を検出する。そのため、発光ダイオードD21は、図7に示すように複合式火災感知器201の外部に突出している。このとき、発光ダイオードD21は抵抗r22、抵抗r21を介して電源Vcc2が供給されることで、電流値が制限され、目視が困難なほど暗く点灯している。
【0051】
また、温度検出部270は、スイッチSW21がポートP22に接続されていると、表示手段として作用する。このとき、発光ダイオードD21は抵抗R21のみを介して電源Vcc2が供給されることで、電流値が制限されずに、目視可能に明るく点灯する。
【0052】
次に、上記第3実施例の動作について説明する。図9は、上記第3実施例において、マイコン210が実行する動作を示すフローチャートである。
【0053】
まず、初期値設定の実行およびスイッチSW21をポートP21に接続し(S11)、温度検出部270の出力電圧SLT21(マイコン210のA/D変換部でデジタルデータに変換された電圧)を取り込み、RAM221に格納し(S12)、サンプルホールド回路242の出力電圧SLV21(マイコン210のA/D変換部でデジタルデータに変換された電圧)を取り込み、RAM221に格納し(S13)、この格納された出力電圧SLV21に基づいて煙濃度値を演算し、演算結果をRAM221に格納する(S14)。
【0054】
この演算された煙濃度値(すなわち煙の物理量信号)および温度検出部270の出力電圧SLT21をEEPROM222に予め格納されている火災判別基準レベルFL21およびFL22と比較し、煙濃度値が火災判別基準レベルFL21以上および温度検出部270の出力電圧SLT21が火災判別基準レベルFL22以上であれば(S15)、スイッチSW21をポートP22に切換接続し、発光ダイオードD21を点灯させて、火災表示を行う(S16)。また、煙濃度値が火災判別基準レベルFL21以上および温度検出部270の出力電圧SLT21が火災判別基準レベルFL22以上でなければ(S15)、ステップS12へ戻る。
【0055】
また、マイコン210は、図9におけるフローチャートの適当なタイミングにおいて、図示しない火災受信機からの要求に応じて、演算された煙濃度値(すなわち煙の物理量の信号)や温度検出部270の出力電圧SLT21や火災信号等を図示しない火災受信機に送信する。さらに、図示しない火災受信機からの復旧信号に応じて、スイッチSW21をポートP21に接続して、複合式火災感知器201の復旧を行う。
【0056】
上記第3実施例によれば、複合式火災感知器201において、発光ダイオードD21を温度検出手段および表示手段として使用することができ、従来型のものと比べて部品点数を削減することができる。
【0057】
なお、上記第3実施例では、第2実施例に示した発光ダイオードによる内部温度検出が行われないので、出力電圧SLV21の補正が行われないが、詳細に説明しないが、別途内部温度を検出する手段を設けて、出力電圧SLV21を補正するようにしてもよい。
【0058】
また、上記第3実施例では、複合式火災感知器201は、煙濃度値が火災判別基準レベルFL21以上であり、かつ温度検出部270の出力電圧SLT21が火災判別基準レベルFL22以上である場合に火災と判別したが、煙濃度値または出力電圧のいずれか一方が火災判別基準レベル以上である場合は、他方の火災判別レベルを低く設定させるなどのレベル自動補正等を行って火災判別を行ってもよい。
【0059】
さらに、上記第3実施例は、熱煙の複合式火災感知器であるが、例えば、焦電センサ(赤外線センサ)、ニオイセンサなどの煙以外の火災現象に対応する物理量の検出と、熱を検出する方式の複合式火災感知器でもよい。
【0060】
また、上記第3実施例では、複合式火災感知器が自身で火災を判別して火災表示を行う場合について説明したが、複合式火災感知器の発光ダイオードが温度検出手段および表示手段として作用すればよいのであって、例えば、検出した熱煙等の物理量信号を図示しない火災受信機に送出し、図示しない火災受信機が火災を判別して、図示しない火災受信機からの火災信号により火災表示を行う複合式火災感知器であってもよい。
【0061】
【発明の効果】
この発明は、発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;該温度検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備するので、熱式火災感知器における発光ダイオードを温度検出手段および表示手段として使用することができ、従来のように、温度検出手段と表示手段を各々設ける場合と比べて、部品点数を削減することが可能である。
【0062】
またこの発明は、火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と;該物理量検出手段の周囲温度を発光ダイオードを用いて検出する温度検出手段と;該温度検出手段が検出した周囲温度に基づいて、前記物理量検出手段の出力レベルを補正して火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備するので、煙式火災感知器における発光ダイオードを温度検出手段および表示手段として使用することができ、従来型のものと比べて部品点数を削減することができる。
【0063】
さらにこの発明は、発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と;前記温度検出手段の出力レベルおよび前記物理量検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備するので、複合式火災感知器における発光ダイオードを温度検出手段および表示手段として使用することができ、従来型のものと比べて部品点数を削減することができる。
【0064】
また、発光ダイオードは、該発光ダイオードの両端電圧の温度特性を利用して温度を検出するとともに、発光ダイオードは、温度検出時に印加される電流値よりも大きい電流値を印加されて火災表示を行うので、発光ダイオードは、通常時は、目視が困難なほど暗く点灯するように電流が制限されて印加された状態で、周囲温度による順電圧の変化を温度として測定して、温度検出手段として作用することができ、火災時は、目視可能に明るく点灯するように電流が印加された状態で、表示手段として火災表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、熱式火災感知器の外観図である。
【図2】図1の熱式火災感知器の回路構成を示すブロック回路図である。
【図3】図2における各回路ブロックの具体的な回路構成を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す、煙式火災感知器を示す概略断面図である。
【図5】図4の煙式火災感知器を示すブロック図である。
【図6】図5のマイコンが実行する動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施例を示す、複合式火災感知器を示す概略断面図である。
【図8】図7の複合式火災感知器を示すブロック図である。
【図9】図8のマイコンが実行する動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 発光ダイオード
10 熱式火災感知器
31 コンパレータ
Claims (4)
- 発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;該温度検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備することを特徴とする火災感知器。
- 火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と;該物理量検出手段の周囲温度を発光ダイオードを用いて検出する温度検出手段と;該温度検出手段が検出した周囲温度に基づいて、前記物理量検出手段の出力レベルを補正して火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備することを特徴とする火災感知器。
- 発光ダイオードを用いて温度を検出する温度検出手段と;火災現象に対応する物理量を検出する物理量検出手段と;前記温度検出手段の出力レベルおよび前記物理量検出手段の出力レベルに基づいて火災を判別する火災判別手段と;該火災判別手段の制御によって前記温度検出手段の前記発光ダイオードを用いて火災表示を行う表示手段と;を具備することを特徴とする火災感知器。
- 前記発光ダイオードは、該発光ダイオードの両端電圧の温度特性を利用して温度を検出するとともに、前記発光ダイオードは、温度検出時に印加される電流値よりも大きい電流値を印加されて火災表示を行うことを特徴とする請求項1〜3記載の火災感知器。
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