JP4585023B2 - 電子楽器 - Google Patents

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本発明は、電子楽器に関する。
電子ピアノ等の電子楽器には、生ピアノを模倣し、ストリングレゾナンス効果及び/又はダンパー効果を付与するものがある。ストリングレゾナンス効果は、押鍵中の弦の共鳴音を擬似的に発音する効果である。ダンパー効果は、ダンパーペダルを踏みながら押鍵した際の押鍵した鍵以外の鍵の弦の共鳴音を擬似的に発音する効果である。ストリングレゾナンス効果及びダンパー効果は、音色がピアノ音色に設定されているときにのみ付与され、ピアノ以外の音色には付与されない。
また、電子鍵盤楽器には、スプリット演奏及びレイヤー演奏がある。スプリット演奏は、例えば鍵盤の鍵域を2つのパートに分割し、各鍵域に異なる音色を設定可能にするものである。例えば、高音鍵域にピアノ音色を設定し、低音鍵域にベースを設定することができる。レイヤー演奏は、例えば2つのパートに別々に音色設定し、押鍵するとその2つの音色を重ねた音が発音されるものである。
このような電子楽器では、レイヤー演奏及びスプリット演奏において、複数のピアノパートを鳴らす場合、発音チャンネル数(最大同時発音可能音数)やCPUの処理能力に限界があるため、効果を付加するパート数を制限する必要がある。例えば、2つの音色を重ねてレイヤー演奏する場合、メインパート及びサブパートを予め決めておき、メインパートの音色にのみ効果を付加する。
メインパート及びサブパートを予め決める方法では、サブパートがピアノ音色で、メインパートがピアノ以外の音色である場合に、効果が付加されないという問題がある。また、メインパートとサブパートの両方がピアノ音色だった場合に、サブパートの音量を大きくして演奏している場合には、効果がわかりにくいという問題がある。
音色を重ねる演奏パートがたとえば4パート存在する場合などは、特に、どのパートがピアノ音色として選ばれるか、また、主音色として用いられるかは、予め決められないという問題がある。
また、下記の特許文献1には、演奏パートに優先度を設定しておき、空き効果付与手段がない場合には、高優先度の演奏パートから順に効果付与手段を割り当てる楽音演奏装置が記載されている。
特開2002−258844号公報
本発明の目的は、複数のパートによりレイヤー演奏又はスプリット演奏を行う場合、より効果的にストリングレゾナンス効果やダンパー効果等の効果を付与することである。
本発明の電子楽器は、複数の音色パートを備え、それぞれの音色パートに対して演奏情報を与えて該音色で楽音を生成させる電子楽器であって、所定の音色に用い、該音色で楽音を生成する音色パートによって発生した楽音に効果を付与する効果付与手段と、前記複数の音色パートのうち、前記所定の音色で楽音を生成する音色パートを検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段が検出した音色パートのうち、前記音色パート毎に設けられ、操作者が操作できる操作子によって演奏に先立って設定可能な音量が最も大きく設定されている音色パートを検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段が検出した音色パートによる楽音にのみ、前記効果付与手段によって効果を付与させる旨を指示する指示手段とを備えたことを特徴とする。
複数のパートによりレイヤー演奏又はスプリット演奏等を行う場合、より効果的にストリングレゾナンス効果やダンパー効果等の効果を付与することができる。音色に応じて効果を付与すべきパートを決定することにより、例えばピアノ音色のパートとベース音色のパートが設定されている場合には必ずピアノ音色のパートにストリングレゾナンス効果を付与することができ、所望の音色に所望の効果を付与することができる。また、音量に応じて効果を付与すべきパートを決定することにより、例えば複数のピアノ音色のパートが設定されている場合に、効果を付与したピアノ音色のパートの音量が小さいために効果がわかりにくいという問題点を解決し、音量が大きいパートに効果を付与することが可能になる。
図1(A)は、本発明の実施形態によるストリングレゾナンススイッチ及び音量を説明するための概念図である。この電子楽器には、複数(例えば4つ)のパートが存在する。スイッチSW1は第1のパートのストリングレゾナンススイッチであり、スイッチSW2は第2のパートのストリングレゾナンススイッチであり、スイッチSW3は第3のパートのストリングレゾナンススイッチであり、スイッチSW4は第4のパートのストリングレゾナンススイッチである。スイッチSW1は、オンのときには第1のパートにストリングレゾナンス効果が付与され、オフのときには第1のパートにストリングレゾナンス効果が付与されない。同様に、スイッチSW2〜SW4は、それぞれオンのときには第2〜第4のパートにストリングレゾナンス効果が付与され、オフのときには第2〜第4のパートにストリングレゾナンス効果が付与されない。スイッチSW1〜SW4は、実際にはコンピュータ処理内部のフラグであり、自動的にオン/オフが制御される。
音量V1は第1のパートの音量であり、音量V2は第2のパートの音量であり、音量V3は第3のパートの音量であり、音量V4は第4のパートの音量である。音量V1〜V4は、ユーザがスライダー操作子によりパート毎に音量を指定可能である。なお、1つのスライダー操作子により、パート番号を切り換えて、音量を設定するようにしてもよい。また、音量の他、パート毎に音色を設定することができる。
ストリングレゾナンス効果を加えるパートは固定ではなく、全パートに対して選択的に効果を加えることができるようにし、ストリングレゾナンス効果のオン/オフスイッチSW1〜SW4を、パート毎に設け、効果を加えるパートを自由に選択できるようにする。さらに、ピアノ音色のパートの中で、音量を比較して、音量が大きいパートが主に使用したいであろうパートと判断する判断部を設ける。
音色選択時、ピアノ音色が選ばれた場合には、そのパートのストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4をオンとし、他パートのストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4をオフとする。また、ピアノ音色のパートが複数ある場合には、その中の最大音量のパートをオンとし、その他のパートをオフとする。
図1(B)は、ピアノ音色のパートが複数ある場合のストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4の制御方法を説明するための図である。例えば、第1のパートはメロウグランドピアノ(Mellow Grand Piano)の音色、第2のパートはコンサートグランドピアノ(Concert Grand Piano)の音色、第3のパートはストリングス(Strings)の音色、第4のパートはパッド(Pad)の音色に設定されている。第1及び第2のパートがピアノの音色
であり、第3及び第4のパートがピアノ以外の音色である。ストリングレゾナンス効果はピアノの音色にのみ付与可能であるので、第3及び第4のパートのスイッチSW3及びSW4はオフになる。
第1〜第4のパートの音量V1〜V4は、V4<V1<V3<V2の関係で設定されている。ピアノ音色の第1及び第2のパートのうち、第2のパートの音量V2は第1のパートの音量V1よりも大きいので、第2のパートにストリングレゾナンス効果を付与するのが適切であると判断する。すなわち、スイッチSW2のみをオンにし、スイッチSW1,SW3,SW4をオフにする。これにより、第2のパートのみにストリングレゾナンス効果が付与される。
図1(C)及び(D)は、音量変更時のストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4の制御方法を説明するための図である。音量変更時には、音量変更するパートがピアノ音色であれば、他のピアノ音色のパートと音量を比較することによって、ストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4のオン/オフを制御する。すなわち、所定の効果を付与可能な音色のパートが複数ある場合に、その複数のパートのうちの少なくとも1つの音量が変更されると、その変更時にパート毎の音色及び音量に応じて効果を付与すべきパートを決定する。
図1(C)は、音量を大きくした時のストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4の制御方法を説明するための図である。例えば、上記の図1(B)の状態で、ユーザが第1のパートの音量V1を大きくしたとする。この際、スイッチSW1がオフになっており、第1のパートの音量V1が最大音量の第2のパートの音量V2よりm%大きくなった時点で、スイッチSW1をオンにし、その他のパートのスイッチSW2〜SW4をオフにする。
音量V1が音量V2よりも大きくなった時点で直ぐにスイッチSW1をオンにしてもよい。ただし、この場合、音量V1及びV2がほぼ同じ値の期間において、チャタリングが生じ、スイッチSW1及びSW2のオン/オフの切り換えが繰り返し行われてしまうことがある。それを防ぐため、上記ようにm%大きくなった時点で、スイッチSW2からスイッチSW1へオンを切り換えることが望ましい。
m%の所定割合大きくなった場合に限定されず、所定値大きくなった場合にスイッチを切り換えるようにしてもよい。すなわち、所定の効果を付与可能な音色のパートが複数ある場合に、その複数のパートのうちの1つのパートの音量をその複数のパートのうちの最大音量よりも所定割合又は所定値大きくすると、その大きくした音量のパートに優先的に効果を付与する。
図1(D)は、音量を小さくした時のストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4の制御方法を説明するための図である。例えば、上記の図1(C)の状態で、ユーザが第1のパートの音量V1を小さくしたとする。この際、スイッチSW1がオンになっており、第1のパートの音量V1が2番目に大きい音量V2のピアノ音色パートよりn%小さくなった時点で、スイッチSW1をオフにし、新たに最大音量になったピアノ音色パートのスイッチSW2をオンにする。
n%の所定割合小さくなった場合に限定されず、所定値小さくなった場合にスイッチを切り換えるようにしてもよい。すなわち、所定の効果を付与可能な音色のパートが複数ある場合に、その複数のパートのうちの最大音量のパートの音量をその複数のパートのうちの2番目に大きい音量よりも所定割合又は所定値小さくすると、それによって最大音量になったパートに優先的に効果を付与する。
また、音量増加時m%=10%、音量減少時n%=20%のように、音量を増加させるか減少させるかによって、その判断の基準を異ならせることもできる。逆に、mを大きくし、nを小さくして、スイッチSW1〜SW4の切り換えは音量増加時の方を重視してもよい。
図1(E)は、音色変更した時のストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4の制御方法を説明するための図である。例えば、上記の図1(D)の状態で、ユーザが第2のパートの音色をコンサートグランドピアノ(Concert Grand Piano)からストリングスパッ
ド(Strings Pad)に変更したとする。すなわち、ピアノの音色からピアノ以外の音色に
変更したとする。これにより、第1のパートはメロウグランドピアノ(Mellow Grand Piano)の音色、第2のパートはストリングスパッド(Strings Pad)の音色、第3のパート
はストリングス(Strings)の音色、第4のパートはパッド(Pad)の音色に設定されている。この場合、ピアノ以外の音色になったパートのスイッチSW2をオンからオフに切り換え、唯一のピアノ音色である第1のパートのスイッチSW1をオフからオンに切り換える。
パート毎にスイッチSW1〜SW4を持っているため、音源の最大同時発音可能音数の増加やCPUの処理能力向上により、複数パートのストリングレゾナンス効果付与が可能になった場合には、ストリングレゾナンススイッチSW1〜SW4をオンとするパートを複数にすることもできる。
なお、ストリングレゾナンス効果に限定されず、ダンパー効果もストリングレゾナンス効果と同様に付与可能である。以下、ストリングレゾナンス効果の場合を例に説明する。
図2は、本実施形態による効果付与装置を含む電子楽器のハードウエア構成例を示すブロック図である。バス201には、音源(TG)202、CPU203、パネル204、鍵盤205、ROM206、RAM207、及びMIDIインタフェース211が接続されている。
CPU203は、種々の演算又は処理を行い、ROM206に記憶されているコンピュータプログラムに応じて、後述する図3の処理等を実行する。タイマー212は、時間情報をCPU203に供給する。CPU203は、その時間情報に応じて、タイマー処理等を行うことができる。RAM207は、CPU203のワーキングエリアとして使用される。パネル204は、音量V1〜V4(図1(A))の操作子、音色選択スイッチ、スプリット演奏/レイヤー演奏選択スイッチ及び表示装置を含み、ユーザの操作によりパート毎に音量及び音色を設定し、スプリット演奏/レイヤー演奏を設定することができる。
スプリット演奏は、鍵盤205の鍵域を複数のパートに分割し、各鍵域に異なる音色を設定することができる。例えば、高音鍵域のパートにピアノ音色を設定し、低音鍵域のパートにベースを設定することができる。レイヤー演奏は、複数のパートに別々に音色設定し、鍵盤205を押鍵するとその複数の音色を重ねた音が発音されるものである。
鍵盤205は、押鍵及び離鍵が可能な複数の鍵を有する。鍵盤205が押鍵されるとベロシティ(押鍵速度)及びキーナンバ(音高)を含むキーオンイベントをCPU203に伝え、鍵盤205が離鍵されるとキーオフイベントをCPU203に伝える。CPU203は、パート毎に設定された音色及び音量に応じてストリングレゾナンス効果を付与すべきパートを決定する。効果を付与すべきパートのスイッチSW1〜SW4をオンにし、効果を付与しないパートのスイッチSW1〜SW4をオフにする。このスイッチSW1〜SW4は、RAM207内のフラグとして設定される。また、MIDIインタフェース211は、演奏データ等をMIDIデータとして外部に対して入出力することができる。
音源(楽音信号生成手段)202は、鍵盤205の操作による演奏データを基に、楽音信号を生成する。音源202は、複数のパートを分割したスプリット演奏、又は複数のパートを重ねたレイヤー演奏により楽音信号を生成することができる。その際、スイッチSW1〜SW4に応じて、所定のパートにストリングレゾナンス効果が付与される。D/A変換器208は、音源202で生成されたデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、アンプ209に出力する。アンプ209は、楽音信号の増幅を行い、スピーカ210にて楽音が発音される。
図3は、図2の電子楽器が行う処理を示すフローチャートである。電子楽器は、電源が投入されると、以下の処理を行う。
まず、ステップS301では、音色設定等の初期化を行う。次に、ステップS302では、ユーザの音色選択スイッチの操作によりパート毎の音色の変更があるか否かをチェックする。変更があればステップS303へ進み、変更がなければステップS307へ進む。ステップS303では、各パートの音色を、音色選択スイッチにより指定された音色に変更する。次に、ステップS304では、複数パートの中にピアノ音色のパートがあるか否かをチェックする。ピアノ音色のパートがあればステップS305へ進み、なければステップS306へ進む。
ステップS305では、ピアノ音色のパートが複数あればそのうちの最大音量の1つのパートのストリングレゾナンススイッチ(SW1〜SW4)のみをオンにする。ピアノ音色のパートが1つの場合には、そのパートのストリングレゾナンススイッチのみをオンにする。その後、ステップS302へ戻る。ステップS306では、全パートのストリングレゾナンススイッチをオフにする。その後、ステップS302へ戻る。
ステップS307では、ユーザの音量操作子の操作によりパート毎の音量(ボリューム)V1〜V4の変更があるか否かをチェックする。変更があればステップS308へ進み、変更がなければステップS315へ進む。ステップS308では、各パートの音量を、音量操作子により指定された音量に変更する。次に、ステップS309では、複数パートの中にピアノ音色のパートがあるか否かをチェックする。ピアノ音色のパートがあればステップS310へ進み、なければステップS302へ戻る。
ステップS310では、音量が増加したか否かをチェックする。音量が増加していればステップS311へ進み、音量が減少していればステップS313へ進む。ステップS311では、そのパートの音量が複数パートのうちの最大音量よりもm%以上増加したか否かをチェックする。m%以上増加すればステップS312へ進み、増加していなければステップS302へ戻る。ステップS312では、その音量増加したパートのストリングレゾナンススイッチをオンにし、その他のパートのストリングレゾナンススイッチをオフにする。その後、ステップS302へ戻る。
ステップS313では、複数パートのうちの最大音量のパートの音量が複数パートのうちの2番目に大きい音量よりもn%以下減少したか否かをチェックする。n%以下減少すればステップS314へ進み、減少していなければステップS302へ戻る。ステップS314では、その音量減少したパートのストリングレゾナンススイッチをオフにし、新たに最大音量になったピアノ音色のパートのストリングレゾナンススイッチをオンにする。その後、ステップS302へ戻る。
ステップS315では、鍵盤イベントがあるか否かをチェックする。鍵盤イベントは、鍵盤205の押鍵に基づくキーオンイベント及び鍵盤205の離鍵に基づくキーオフイベントを含む。鍵盤イベントがあればステップS316へ進み、鍵盤イベントがなければステップS317へ進む。ステップS316では、鍵盤イベントがキーオンイベントであれば発音処理を行い、鍵盤イベントがキーオフイベントであれば消音処理を行う。その際、ストリングレゾナンススイッチがオンになっているパートには、ストリングレゾナンス効果を付与して発音処理を行う。また、スプリット演奏又はレイヤー演奏が選択されていれば、スプリット演奏又はレイヤー演奏の発音処理を行う。次に、ステップS317では、ユーザが操作子を操作することによるパート毎の音色選択及び音量変更等の操作子イベント処理等のその他の処理を行う。その後、ステップS302へ戻る。
上記ではストリングレゾナンス効果を例に説明したが、ダンパー効果等の他の効果にも適用することができる。また、ピアノ音色の効果に限定されず、その他の音色の効果についても同様に適用することができる。すなわち、所定の効果は、それに対応する所定の音色のみに付与可能であるものに適用することができる。
本実施形態では、パート毎に音色を設定するための音色設定手段と、パート毎に音量を設定するための音量設定手段とを有し、そのパート毎の音色及び音量に応じて効果を付与すべきパートを決定する。
パート毎の音色及び音量に応じて効果を付与すべきパートを決定することにより、複数のパートによりレイヤー演奏又はスプリット演奏等を行う場合、より効果的にストリングレゾナンス効果やダンパー効果等の効果を付与することができる。音色に応じて効果を付与すべきパートを決定することにより、例えばピアノ音色のパートとベース音色のパートが設定されている場合には必ずピアノ音色のパートにストリングレゾナンス効果を付与することができ、所望の音色に所望の効果を付与することができる。また、音量に応じて効果を付与すべきパートを決定することにより、例えば複数のピアノ音色のパートが設定されている場合に、効果を付与したピアノ音色のパートの音量が小さいために効果がわかりにくいという問題点を解決し、音量が大きいパートに効果を付与することが可能になる。
なお、ピアノ音色のパートが複数ある場合には、1つのパートのストリングレゾナンススイッチのみをオンする場合を例に説明したが、1つのスイッチに限定されず、2つ以上のスイッチをオンにしてもよい。すなわち、所定の効果を付与可能な音色のパートが複数ある場合には、その複数のパートのうちの一部のパートにのみ効果を付与するようにすればよい。その場合、その複数のパートのうちの音量が大きいパートに優先的に効果を付与する。
上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
図1(A)〜(E)は本発明の実施形態によるストリングレゾナンススイッチ及び音量を説明するための概念図である。 本実施形態による効果付与装置を含む電子楽器のハードウエア構成例を示すブロック図である。 図2の電子楽器が行う処理を示すフローチャートである。
符号の説明
201 バス
202 音源
203 CPU
204 パネル
205 鍵盤
206 ROM
207 RAM
208 D/A変換器
209 アンプ
210 スピーカ
211 MIDIインタフェース
212 タイマー
SW1〜SW4 ストリングレゾナンススイッチ
V1〜V4 音量

Claims (4)

  1. 複数の音色パートを備え、それぞれの音色パートに対して演奏情報を与えて該音色で楽音を生成させる電子楽器であって、
    所定の音色に用い、該音色で楽音を生成する音色パートによって発生した楽音に効果を付与する効果付与手段と、
    前記複数の音色パートのうち、前記所定の音色で楽音を生成する音色パートを検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段が検出した音色パートのうち、前記音色パート毎に設けられ、操作者が操作できる操作子によって演奏に先立って設定可能な音量が最も大きく設定されている音色パートを検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段が検出した音色パートによる楽音にのみ、前記効果付与手段によって効果を付与させる旨を指示する指示手段と
    を備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 前記複数の音色パート毎に割り当てられた音量を設定する音量設定手段と、
    前記音量設定手段によって、前記所定の音色で楽音を生成する音色パートの音量が変更されたことを検出する第3の検出手段と、
    前記第3の検出手段が、対応する音色パートの音量が、前記所定の音色で楽音を生成する他の音色パートの音量設定より所定値だけ大きくなったことを検出した場合に、該検出した音色パートによる楽音にのみ、前記効果付与手段によって効果を付与させる旨を指示する第1の再指示手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記第3の検出手段が、対応する音色パートの音量が、前記所定の音色で楽音を生成する他の音色パートの音量設定より所定値だけ小さくなったことを検出した場合に、最も大きな音量が設定されている音色パートにのみ、前記効果付与手段によって効果を付与させる旨を指示する第2の再指示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の電子楽器。
  4. 前記複数の音色パート毎に割り当てられた音量を設定する音量設定手段と、
    前記音量設定手段によって、前記所定の音色で楽音を生成する音色パートの音量が変更されたことを検出する第3の検出手段と、
    前記第3の検出手段が、対応する音色パートの音量が、前記所定の音色で楽音を生成する他の音色パートの音量設定より所定値だけ小さくなったことを検出した場合に、最も大きな音量が設定されている音色パートにのみ、前記効果付与手段によって効果を付与させる旨を指示する第1の再指示手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
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