JP5318460B2 - 共鳴音発生装置 - Google Patents
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Description
本発明は、以上のような問題点に鑑み、リダンパーによって大きな共鳴音が再び発生してしまう不都合を防止して、リダンパー時には小さい共鳴音を発生させることができるようにすることを目的とする。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態を説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る共鳴音発生装置を含む電子ピアノのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2において、CPU1は、システムバス2を介して図2中に示した各部を制御する。
本実施形態の電子ピアノは、ペダル7を操作中に押鍵した場合(以下、「押鍵前操作」ともいう)と、押鍵後にペダル7を操作した場合(以下、「押鍵後操作」ともいう)とで異なる共鳴音を発生できる機能を有する。
図1に示すように、本実施形態電子ピアノは、通常音波形記憶部101、通常音読み出し部102、楽音共鳴音波形記憶部103a、倍音共鳴音波形記憶部103b、共鳴音読み出し部104、及び出力系列切り換え部105を備えている。
図3は、電子ピアノのメイン処理を示すフローチャートである。最初のステップS31では、CPU1、RAM4、音源LSI(DSP)等を初期化する。次に、ステップS32では、パネル5のスイッチ等の状態を読み込んで対応の処理を行うパネルイベント処理を行う。次に、ステップS33では、鍵盤センサ8aの出力に基づいて通常音の楽音信号を発生する鍵盤イベントを実行する。鍵盤イベントにはキータッチに応じたエンベロープの設定も含まれる。
最初のステップS40では、キーオンの有無により鍵盤8のオンイベントの有無、つまり押鍵の有無を判断する。この判断の結果、オンイベントならばステップS41に進み、キー情報に応じて通常音波形記憶部101から通常音波形データを読み出す。次に、ステップS42では、ダンパーペダルがオンであるか否かを判断する。この判断の結果、オンであった場合にはステップS43に進み、楽音共鳴音波形記憶部103aから楽音共鳴音波形データの読み出しを開始する。
ステップS51では、ペダル7がオン操作されたか否か、つまりペダルセンサ7aの出力がゼロから変化したか否かを判断する。この判断の結果、ペダル7が操作されたのであればステップS52に進み、ペダルセンサ7aの出力値に応じた所定の係数に従って共鳴音のレベルを所定値まで増加させる。その後、このルーチンを抜ける。
図6は、楽音共鳴音の読み出しが完全に終了してから倍音共鳴音の読み出しが行われる場合のタイミングを説明する図である。
図6(a)に示すように、ダンパーペダルは時刻t1でオンとなり、時刻t3でオフとなる。その後、時刻t5でオンとなり、時刻t7でオフとなる。また、図6(b)に示すように、鍵盤8は時刻t2でオンとなり、時刻t6でオフとなる。
図7(a)に示すように、ダンパーペダルは時刻t1でオンとなり、時刻t3でオフとなる。その後、時刻t4でオンとなり、時刻t6でオフとなる。また、図7(b)に示すように、鍵盤8は時刻t2でオンとなり、時刻t5でオフとなる。
図8(a)に示すように、ダンパーペダルは時刻t2でオンとなり、時刻t3でオフとなる。その後、時刻t4でオンとなり、時刻t6でオフとなる。また、図8(b)に示すように、鍵盤8は時刻t1でオンとなり、時刻t5でオフとなる。
図9(a)は、チップセレクトで楽音共鳴音を読み出している時に、ダンパーをオフにした場合に、読み出す共鳴音を切り換える場合には、アドレスを変えずに読み出すメモリを楽音共鳴音波形記憶部103aから倍音共鳴音波形記憶部103bに変えた例を示している。
上述した実施形態の機能を実現するべく各プログラムコードを動作させるように、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
102 通常音読み出し部
103a 楽音共鳴音波形記憶部
103b 倍音共鳴音波形記憶部
104 共鳴音読み出し部
105 出力系列切り換え部
105a 第1固定端子
105b 第2固定端子
105c 可動端子
200 ゲート回路
310 鍵盤センサ
320 ペダルセンサ
330 ペダル状態判定部
331 レベル制御部
332 レベル監視部
333 共鳴音波形選択部
380 楽音加算部
Claims (10)
- 発音指示に応答して通常音を発生する通常音発生手段と、
前記通常音発生手段により発生される通常音の共鳴音として、第1共鳴音波形データ及び第2共鳴音波形データが記憶された波形記憶手段と、
前記発音指示に応答して、前記波形記憶手段から第1または第2共鳴音波形データを選択的に読み出す共鳴音波形読み出し手段と、
前記共鳴音波形読み出し手段で読み出した共鳴音を発生する共鳴音発生手段と、
前記共鳴音の出力レベルをダンパー操作子の操作に応じて制御する共鳴音レベル制御手段と、
前記発音指示が行われた時の前記ダンパー操作子の操作状態に応じて、前記第1共鳴音波形データまたは前記第2共鳴音波形データのうち、読み出す共鳴音波形を選択する共鳴音波形選択手段と、
前記通常音の出力と、前記共鳴音レベル制御手段の出力を混合する混合手段とを具備し、
前記ダンパー操作子がオフにされた時点で前記第1共鳴音波形データが読み出されている場合は、前記共鳴音レベル制御手段で前記共鳴音の出力レベルをゼロにするとともに、前記第1共鳴音波形データの読み出しを停止して、前記第2共鳴音波形データを読み出すようにしたことを特徴とする共鳴音発生装置。 - 前記共鳴音発生手段は、前記共鳴音レベル制御手段が制御する共鳴音レベルを監視する共鳴音レベル監視手段をさらに備え、
前記共鳴音レベルがゼロになってから、読み出す共鳴音波形を前記第1共鳴音波形データから前記第2共鳴音波形データヘ変更することを特徴とする請求項1に記載の共鳴音発生装置。 - 前記共鳴音レベル制御手段が、前記ダンパー操作子がオンにされた場合に乗算係数をゼロから所定値まで第1の所定時間で変化させる手段と、
前記ダンパー操作子がオフにされた場合は乗算係数を所定値からゼロまで前記第1の所定時間とは異なる第2の所定時間で変化させる手段とを含み、
前記乗算係数を前記共鳴音の出力に乗算して前記共鳴音の出力レベルを制御するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の共鳴音発生装置。 - 前記共鳴音レベル制御手段が、前記ダンパー操作子の操作量に対応して乗算係数を変化させる乗算係数制御手段を備え、
前記乗算係数制御手段は、前記乗算係数を前記共鳴音の出力に乗算して前記共鳴音の出力レベルを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の共鳴音発生装置。 - 前記第1共鳴音は、前記発音指示に先立って前記ダンパー操作子を操作した場合の共鳴音であり、前記第2共鳴音は、前記発音指示後に前記ダンパー操作子を操作した場合の共鳴音であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の共鳴音発生装置。
- 前記波形記憶手段には、通常音の倍音成分及び非周期成分から生成された前記第1共鳴音波形データと、
前記非周期成分を除いた倍音成分のみから生成された前記第2共鳴音波形データとが記憶されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の共鳴音発生装置。 - 前記第2共鳴音波形データは、前記第1共鳴音波形データの途中からのデータと共用することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の共鳴音発生装置。
- 前記共鳴音発生手段は、前記通常音に所定の残響音生成処理を施すことで共鳴音を生成することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の共鳴音発生装置。
- 前記レベル制御手段の所定値は、音色及び音高に応じて異ならせることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の共鳴音発生装置。
- 前記共鳴音波形選択手段は、予め定められた特定の音高または音域の前記発音指示においては、前記第1共鳴音波形データまたは前記第2共鳴音波形データのうちどちらか一方を常に読み出すことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の共鳴音発生装置。
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